JP2000246699A - 陰極線管体の切断装置 - Google Patents

陰極線管体の切断装置

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JP2000246699A
JP2000246699A JP11048709A JP4870999A JP2000246699A JP 2000246699 A JP2000246699 A JP 2000246699A JP 11048709 A JP11048709 A JP 11048709A JP 4870999 A JP4870999 A JP 4870999A JP 2000246699 A JP2000246699 A JP 2000246699A
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ray tube
cathode ray
diodes
nichrome
nichrome wires
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JP11048709A
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Yasuhito Maejima
保仁 前島
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陰極線管体のパネルとファンネルの接合部を
効率的且つ安全に切断して分別回収する。 【解決手段】 陰極線管体10のパネル11とファンネ
ル12を接合部13より熱切断する切断装置5であっ
て、接合部13の4辺に対して着脱自在の4つのヒータ
R1,R2,R3,R4 が設けられ、4つのヒータR1,R2,R
3,R4 は環状に接続されて、4つの接続点のそれぞれに
隣り同士が逆向きとなるようにダイオードD1,D2,D3,
D4 が接続され、一方の隣り合う2つのダイオードD1,
D3 が共通電源E1 の一端t1 に接続され、他方の隣り
合う2つのダイオードD2,D4 が共通電源E1 の他端t
2 に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管体のパネ
ルとファンネルを熱により切断する陰極線管体の切断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管の管体を構成するパネルとファ
ンネルは、構成成分が異なる。廃陰極線管を再利用する
ために、陰極線管体(ガラス管体)を切断してパネルと
ファンネルに分離して回収することが行われている。
【0003】従来より例えば、図3及び図4に示すよう
に、陰極線管体(ガラス管体)10のパネル11とファ
ンネル12を切断するために、パネル11とファンネル
12の接合部13の外面の各辺(図4では4辺)毎に、
各独立したニクロム線R11,R12,R13,R14等の熱源
を沿わせ、通電してその接合部13を加熱して切断する
装置15を設けている。
【0004】この装置15では、それぞれの交流電源E
11,E12,E13,E14により加熱されたニクロム線R1
1,R12,R13,R14等の熱源を、自動化のために、例
えばエアーシリンダー等(図示せず)によりパネル11
とファンネル12の両ガラスの接合部13に押し当て
て、急速加熱による熱ストレスにより破断させる方法が
行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この装置15
は、複雑な機械構造を必要とし、更にパネル11とファ
ンネル12の接合部13の全周面を加熱するために、で
きるだけ各辺の端部までそれぞれのニクロム線R11,R
12,R13,R14を延長しているが、各ニクロム線R11,
R12,R13,R14は、それぞれ別の電源11,E12,E1
3,E14から通電されているので、コーナー部分で接触
してショートすることがある。
【0006】そのため、各ニクロム線R11,R12,R1
3,R14の端部の接触する部分に電気的絶縁体(インシ
ュレータ)を設けているので、この部分では熱が放射で
きず、充分な熱をガラス接合部13に伝えることができ
ない。従って、加熱ラインが不連続となり、パネル11
部分とファンネル12部分をきれいに分割することがで
きず、各ガラスの分別回収等に支障が生じている。
【0007】本発明は、ニクロム線やスチール線等のヒ
ータによるパネルとファンネルの接合部の加熱を、均一
確実且つ簡単な装置で行うことができる陰極線管体の切
断装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る陰極線管体
の切断装置は、陰極線管体のパネルとファンネルを接合
部より熱切断する切断装置であって、接合部の4辺に対
して着脱自在の4つのヒータが設けられ、4つのヒータ
は環状に接続されて、4つの接続点のそれぞれに隣り同
士が逆向きとなるようにダイオードが接続され、一方の
隣り合う2つのダイオードが共通電源の一端に接続さ
れ、他方の隣り合う2つのダイオードが共通電源の他端
に接続されて成る構成とする。
【0009】本発明の陰極線管体の切断装置は、上記の
ようにダイオードを組み合わせて通電することにより、
ヒータの端部の絶縁が全く不要になり、熱効率が向上し
てパネルとファンネルを安全且つきれいに熱切断でき、
それぞれのパネル及びファンネルを有効に回収すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る陰極線管体の切断装
置の実施の形態を図面により説明する。図1は、本実施
の形態に係る切断装置5を、陰極線管体10のパネル1
1とファンネル12の接合部13に装着した状態の斜視
図であり、図2は、この切断装置5の平面配線図を表し
たものである。
【0011】本実施の形態に係る切断装置5は、切断す
べき陰極線管体10のパネル11とファンネル12との
接合部13に対して、着脱自在に配置された4つの電気
抵抗式ヒータ、例えばニクロム線R1 ,R2 ,R3 及び
R4 とこのニクロム線R1 ,R2 ,R3 及びR4 に通電
するための電源、すなわち、交流電源E1 とから構成さ
れる。
【0012】4つのニクロム線R1 ,R2 ,R3 及びR
4 は、各両端が隣り合うニクロム線の端部と結ぶよう
に、配線を介して環状に接続される。そして、ニクロム
線R1 とニクロム線R3 との接続点(接続配線)と、こ
れに隣り合うニクロム線R1 とニクロム線R4 との接続
点(接続配線)は、それぞれダイオードD3 及びD1 を
介して交流電源E1 の一端子t1 に接続される。
【0013】また、ニクロム線R2 とニクロム線R3 と
の接続点(接続配線)と、これに隣り合うニクロム線R
2 とニクロム線R4 との接続点(接続配線)は、それぞ
れダイオードD2 及びD4 を介して交流電源E1 の他端
子t2 に接続される。
【0014】この場合、4つの接続点に対応する4つの
ダイオードD1,D2,D3 及びD4 は、それぞれ一方が電
流方向に対して順方向となり、他方が逆方向となるよう
に、隣り同士が逆向きに接続される。
【0015】すなわち、図2に示すように、一方の対角
線方向の2つのダイオードD1 及びD2 は、電流方向に
対して共に順方向(又は逆方向)となるように接続さ
れ、他方の対角線方向の2つのダイオードD3 及びD4
は、電流方向に対して逆方向(順方向)となるように接
続されている。
【0016】ニクロム線R1 ,R2 ,R3 ,R4 は、陰
極線管体10を設置する前には後退していて、陰極線管
体10が設置されたならば、陰極線管体10の各辺に圧
着するために前進できるように、エアシリンダー等(図
示せず)により移動するために各ニクロム線R1 ,R2
,R3 ,R4 同士の接続に充分な余裕を持たせる。ま
た、各ニクロム線R1 ,R2 ,R3 ,R4 の形状を、陰
極線管体10の外面形状に一致させ、陰極線管体10の
接合部13全周を均一に加熱できるようにすることが好
ましい。
【0017】この切断装置5の動作について説明する。
交流電源E1 の+−極性の交互印可により、電流が陰極
線管体10を挟んで対角線方向に並列の2系列のニクロ
ム線に交互に流れる機構となっている。
【0018】すなわち、電源E1 の端子t1 がプラス
(+)で端子t2 がマイナス(−)となった時は、ダイ
オードD1 ,D2 は導通するが、ダイオードD3 ,D4
は電流方向に対して逆方向となって導通が阻止される。
従って、この場合、ニクロム線R1 〜R3 とR4 〜R2
の2系列並列に電流が流れ加熱される。
【0019】一方、逆に電源E1 の端子t2 がプラス
(+)で端子t1 がマイナス(−)となった時は、ダイ
オードD3 ,D4 は導通するが、ダイオードD1 ,D2
は導通が阻止される。従って、この場合、ニクロム線R
2 〜R3 とR4 〜R1 の2系列並列に電流が流れ加熱さ
れる。すなわち、電源E1 の極性がどちらであってもニ
クロム線R1 ,R2 ,R3 ,R4 は同時に加熱されるこ
とになり、交流を有効に利用することができる。
【0020】このようにして、低電圧高電流をニクロム
線R1 ,R2 ,R3 ,R4 に付加して高温とし、エアシ
リンダー等により陰極線管体10に圧接することにより
熱ストレスを加える。これにより陰極線管体10にひび
が入るので、例えば、木槌等で軽く衝撃を与えるだけ
で、パネル11とファンネル12を簡単に切り離すこと
ができる。
【0021】上述のように、本実施の形態の切断装置で
は、複雑な装置が不要となり、ニクロム線R1 ,R2 ,
R3 ,R4 の電源を1つにすることができる。また、隣
り合うニクロム線R1 ,R2 ,R3 ,R4 同士の接続部
は同電位であり、接触しても何ら問題は生じないので、
コーナー部での接触を危惧せずにニクロム線R1 ,R2
,R3 ,R4 を、ガラス接合部13に安全に強く押し
付けることができ、切断のための熱を有効に伝達するこ
とができる。
【0022】ニクロム線R1 〜R4 は低電圧,大電流で
用いるので、それ自体太い丈夫な線で構成することがで
きる。また、ニクロム線の代わりにスチールワイヤを用
いることもでき、強度上、コスト上から好ましい。
【0023】
【実施例】上述の切断装置5の動作条件の具体例として
は、ニクロム線R1 ,R2 ,R3,R4 は感電防止のた
めに、低電圧,大電流、例えば、数Vの交流電圧を電流
200A程度で、7〜10秒程度加熱することにより、
34インチ以上の大型の陰極線管体10のガラス接合部
13を、250℃程度まで急熱して切断することができ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る陰極線管体の切断装置は、
複雑な装置を必要とせず、1つの電源により効率的に急
速に加熱することができる。
【0025】また、ヒータ同士の端部の接触を避ける必
要もないので絶縁材が不要となり、絶縁材による熱の遮
断がなくなり、陰極線管体のコーナー部分まで加熱する
ことができ、パネルとファンネルの切断をきれいに且つ
効率よく行うことができる。従って、効率的にパネルガ
ラスとファンネルガラスを分別回収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る陰極線管体の切断装置の斜視図で
ある。
【図2】本発明に係る陰極線管体の切断装置の配線図で
ある。
【図3】陰極線管体のパネルとファンネルの接合部の説
明図である。
【図4】従来の陰極線管体の切断装置の配置図である。
【符号の説明】
5,15 切断装置、10 陰極線管(体)、11 パ
ネル、12 ファンネル、13 接合部、D1,D2,D3,
D4 ダイオード、R1,R2,R3,R4,R11, R12, R1
3, R14 ニクロム線(ヒータ)、E1,E11, E12, E1
3, E14電源、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管体のパネルとファンネルを接合
    部より熱切断する切断装置であって、 上記接合部の4辺に対して着脱自在の4つのヒータが設
    けられ、 該4つのヒータは環状に接続されて、4つの接続点のそ
    れぞれに隣り同士が逆向きとなるようにダイオードが接
    続され、 一方の上記隣り合う2つのダイオードが共通電源の一端
    に接続され、他方の上記隣り合う2つのダイオードが上
    記共通電源の他端に接続されて成ることを特徴とする陰
    極線管体の切断装置。
JP11048709A 1999-02-25 1999-02-25 陰極線管体の切断装置 Pending JP2000246699A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007746A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Nanjo Sobi Kogyo Kk 表皮材の切断装置
US10093120B2 (en) 2014-11-26 2018-10-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing apparatus for processing image data for printing an image with a decolorable toner

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JP2007007746A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Nanjo Sobi Kogyo Kk 表皮材の切断装置
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