JP4753579B2 - ヘテロ環式フルオロアルケニルスルホンの製造方法 - Google Patents

ヘテロ環式フルオロアルケニルスルホンの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、フルオロアルケニルチオエーテルから対応するヘテロ環式フルオロアルケニルスルホンおよびフルオロアルケニルスルホキシドを生成するための製造方法に係る。
例えばWO 01/02378、US 3,513,172、US 3,697,538またはWO 95/24403において殺虫剤として説明されている、例えば5−クロロ−2−[(3,4,4−トリフルオロ−3−ブテニル)スルホニル]−1,3−チアゾールなどのヘテロ環式フルオロアルケニルスルホンは、これまで一般的に55から60℃/6hにおいて過酸化水素/氷酢酸を用いるチオエーテルの酸化により、75%の収率で調製されてきた(例えばWO 01/02378号参照)。スルフィドからスルホンへの酸化は2段階で進められる。最初のステップでスルフィド(チオエーテル)がスルホキシドへ酸化される。第二ステップでスルホキシドがスルホンへ更に酸化される。
Figure 0004753579
既知のプロセスによるスルフィドからスルホキシドへの酸化は比較的容易に進行する。しかし、スルホキシドからスルホンへの更なる酸化は徐々にゆっくりとしか起こらず、例えば高い温度と長い反応時間などの活動的な条件を必要とし、この反応経過中に、分解反応および副反応の結果として、明らかに望ましくない収量の損失が起こり得る。
場合によってはモリブデン酸塩またはタングステン酸塩触媒の存在下において、過酸化水素、更にはギ酸または酢酸を場合によって用いる、これまでに既知の慣習的な酸化プロセス(EP−A1−0 926 143;US 5,965,737;US 6,031,108;Tetrahedron(2001)、57、2469;Spec.Publ.−R.Soc.Chem.(2001)、260、47)の使用は、一般的にハロンゲン化ブテニル基の二重結合の望ましくない酸化を導き、この基の酸化的分解をもたらした。その上、これらの方法はかなりの爆発性のリスクを抱えている。
従って、本発明の目的は、例えばブテニル基の二重結合の酸化などの分解反応および副反応による収量損失を防ぐ、スルフィドからのハロゲン化2−(3−ブテニルスルホニル)−1,3−チアゾールの酸化的製造方法を提供することであり、更には、安全性リスクを伴わない、望ましい化合物の製造方法を開発することである。
今や、驚くべきことに、式HSOのパーオキソモノ硫酸の塩、例えばパーオキソモノ硫酸水素カリウムKHSOを酸化剤として用いることにより、著しく穏やかな条件を使用できることが明らかになった。例えばOxone(登録商標)およびCaroat(登録商標)は特に適切であることが判明した。また、スルホキシドからスルホンへの第二ステップの酸化が、混合物の中和後、第一ステップと同様に殆んど問題なく進行することも驚くべきことである。特に、現行のプロセスにおける著しくやっかいな問題であるトリフルオロブテニル基の二重結合の顕著な酸化が認められないことは予想外であった。
従って、本発明は、式(I):
Figure 0004753579
[式中、Rは水素またはフッ素であり、
Hetは以下のグループのヘテロ環:
Figure 0004753579
[式中、Rは水素、ハロゲン、C−C−アルキルまたはC−C−ハロアルキルであり、
は水素、ハロゲン、及び、ハロゲン−、メチル−、エチル−、n−もしくはi−プロピル−、n−、i−、s−もしくはt−ブチル−、メトキシ−、エトキシ−、n−もしくはi−プロポキシ−、またはn−、i−、s−もしくはt−ブトキシ−で置換されているか又は置換されていない、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、カルボキシル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−シクロアルキルアミノカルボニル、C−C−ジアルキルアミノカルボニル、C−C−アルケニル、C−C−アルケニルチオ、C−C−アルケニルスルフィニルまたはC−C−アルケニルスルホニルであり、
はC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、またはハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−アルキルチオ−もしくはC−C−ハロアルキル−で置換されているか又は置換されていないフェニルまたはベンジルであり、
pは1、2または3であり、
Xは酸素またはイオウであり、
Yは、1個または2個の同一または異なる置換基で置換されているか又は置換されていないメチレンであって、当該置換基はハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルコキシ−もしくはC−C−ハロアルキルチオ−で置換されているか又は置換されていないC−C−アルキル、C−C−アルケニルまたはC−C−アルキニルである前記メチレン、又は1個から3個までの同一または異なる置換基で置換されているか又は置換されていないフェニルであって、当該置換基はハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシまたはC−C−ハロアルキルチオである前記フェニルである]
から選択されるヘテロ環である]
の化合物の製造方法であって、
反応助剤の存在又は不存在下において、および希釈剤の存在又は不存在下において、
式(III):
Figure 0004753579
[式中、RおよびHetはそれぞれ上で定義されている通りのものである]
の化合物をパーオキソモノ硫酸HSOの塩と反応させることを特徴とする方法を提供する。
本発明による製造方法によって生成される式(I)の化合物の好ましい定義を以下に詳述する。
は好ましくはフッ素である。
Hetは好ましくは以下のグループのヘテロ環から選択されるヘテロ環である。
Figure 0004753579
Figure 0004753579
は好ましくは水素、フッ素または塩素である。
は好ましくは水素、フッ素、塩素、及び、フッ素−、塩素−、メチル−、エチル−、n−もしくはi−プロピル−、n−、i−、s−もしくはt−ブチル−、メトキシ−、エトキシ−、n−もしくはi−プロポキシ−、またはn−、i−、s−もしくはt−ブトキシ−で置換されているか又は置換されていない、メチル、エチル、n−もしくはi−プロピル、n−、i−、s−もしくはt−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−もしくはi−プロポキシ、n−、i−、s−もしくはt−ブトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−もしくはi−プロピルチオ、n−、i−、s−もしくはt−ブチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−もしくはi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−もしくはt−ブトキシカルボニル、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシエチル、メチルチオメチル、メチルチオエチル、エチルチオメチル、エチルチオエチル、カルボキシル、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−もしくはi−プロピルアミノカルボニル、シクロプロピルアミノカルボニル、シクロブチルアミノカルボニル、シクロペンチルアミノカルボニル、シクロヘキシルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、エテニル、プロペニルまたはブテニルである。
は好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−クロロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、2,2,2−トリフルオロエチル、3−ブロモプロピル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2−メチルチオエチル、アリル、2−ブテニル、または1個もしくは2個の同一もしくは異なるフッ素−、塩素−、臭素−、メチル−、エチル−、イソプロピル−、トリフルオロメチル−、メトキシ−もしくはメチルチオ−で置換されているか又は置換されていないフェニルまたはベンジルである。
pは好ましくは1または2である。
Xは好ましくは酸素である。
Yは好ましくは、1個または2個の同一または異なる置換基で置換されているか又は置換されていないメチレン(置換基の例はメチル、エチルを含む)、または1個または2個の同一または異なる置換基で置換されているか又は置換されていないフェニル(置換基の例はフッ素、塩素、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル、シアノまたはニトロを含む)である。
Hetは一層好ましくは、以下のグループのヘテロ環から選択されるヘテロ環である。
Figure 0004753579
は一層好ましくは水素である。
は好ましくは水素、フッ素または塩素である。
pは一層好ましくは1である。
Yは一層好ましくは、1個または2個の同一または異なるメチル−もしくはエチル−で置換されているか又は置換されていないメチレン、または1個もしくは2個の同一または異なるフッ素−、塩素−、メチル−、メトキシ−、トリフルオロメチル−、シアノ−もしくはニトロ−で置換されたフェニルである。
Hetは最も好ましくは以下のヘテロ環である。
Figure 0004753579
は最も好ましくは塩素である。
本発明による製造方法は例えば以下の如くに概略的に図解することができる。
Figure 0004753579
本発明による製造方法はこれまで以上に高い収量をもたらし、この製造方法では、所望の生成物が、更なる精製ステップを伴うことなく、所定反応後、反応混合物から結晶化する。蒸留またはクロマトグラフィーを必要としない程であり、これは、また収量への有利な影響をもたらす。
本発明による製造方法のステップは、それぞれのステップを直接的な連続性の下で実施してもよく、あるいはそれぞれのステップを個別に実施してもよく、個別に実施する場合には、個々の生成物を精製することもできる。式(III)のスルフィドから始めて式(I)のスルホンを生成するために、本発明による製造方法を用いると有利である。
本発明による製造方法は、同様に、式(III)の化合物から式(II):
Figure 0004753579
[式中、RおよびHetはそれぞれ上で定義されている通りのものである]
のスルホキシドを生成するために使用することもできる。この場合、スルフィドからスルホキシドへの酸化中、pH1〜3に保たれるように注意を払わなければならない。
同じく、本発明による製造方法は、式(II)の化合物から式(I)の化合物を生成するために使用することもできる。この場合、pH6〜10、好ましくはpH8〜9が要求される(製造実施例参照)。
スルフィドからスルホンを生成する場合、本発明による製造方法は、第一ステップにおけるスルホキシドへの酸化後、反応中のpHを高めることが必要となり、pH6〜10好ましくはpH8〜9とする(pH監視)。pHは、第一ステップ(スルホキシドの生成)を実行した後、またはスルフィドへカリウム塩もしくはOxone(登録商標)の一部を最初に添加している間に、塩基を加えることにより高められてよい(同じく、製造実施例参照)。
使用される塩基は、あらゆる通常のアルカリ金属およびアルカリ土類金属水酸化物、またはアルカリ金属およびアルカリ土類金属炭酸塩、アミンなどであってよい。NaOH、KOH、KCOまたはNaCOを使用することが好ましい。特にNaOHの使用が好ましい。
安全性の理由から、反応混合物中に存在する過酸化物は反応終了後には破壊されているべきである。従って、例えばPerex Test(登録商標)を用いて、反応後過酸化物が存在しないことをチェックすることが重要である。
式(I)の化合物および式(II)の化合物を生成するために本発明による製造方法において使用される化合物は、一般的に式(II)および(III)により特徴付けられる。式中のRがフッ素である式(II)および(III)の化合物は既知の化合物であり、例えばWO 95/24403、WO 01/02378、WO 01/66529、WO 02/06259、WO 02/06257、WO 02/06256およびWO 02/06260に記載されており、例えばこれらの特許公報で詳述されている製造方法により生成されてよい。式中のRがHである式(II)および(III)の化合物は、例えばWO 95/24403に記載されており、この特許公報で詳述されている製造方法により生成されてよい。
使用されるパーオキソモノ硫酸の好適な塩は、パーオキソモノ硫酸水素カリウムKHSO(CAS−RN 10058−23−8)である。KHSOは、式2KHSO・KHSO・KSO(5:3:2:2)の三重塩として安定な形態で使用される(CAS−RN 70693−62−8)。本発明による製造方法においてOxone(登録商標)またはCaroat(登録商標)を酸化剤として使用することに特別な好適性が与えられ、Oxone(登録商標)に特別な強調が与えられる。
Oxone(登録商標)はスルフィドに対する酸化剤であることが既知である(例えばR.J.Kennedy、A.M.Stock、J.Org.Chem.(1960)、25、1901;J.Leonardら、Synthesis(1999)、507;K.S.Webb、Tetrahedron Lett.(1994)、35、3457)。例えば、Oxone(登録商標)を用いてエピスルフィドをエピスルホンへ酸化することが可能であった(「エピスルフィドからエピスルホンの最初の生成:Oxone(登録商標)/テトラフルオロアセトンを用いる酸化(The First Preparation of Episulfones from Episulfides:Oxidation Using Oxone(登録商標)/Tetrafluoroacetone)」、P.JohnsonおよびJ.K.Tailor、Tetrahedron Lett.(1997)38、5873)。
Oxone(登録商標)の活性成分は、モノパー硫酸カリウムとしても知られている上述のパーオキソモノ硫酸水素カリウムKHSO、[K O−S(=O)(−OOH)]であり、例えば前述のCaroat(登録商標)またはOxone(登録商標)の商品名の下に式2KHSO・KHSO・KSO(5:3:2:2)の三重塩として入手することができる。このモノカリウム塩は、例えば洗剤における漂白および酸化剤として使用されている。
一般式(I)の化合物または一般式(II)の化合物を生成するための本発明による製造方法は、好ましくは希釈剤を用いて実施する。水の他、本発明による製造方法を実施するのに有用な希釈剤は、特に水混和性溶媒、例えばアセトンなどのケトン;アセトニトリル、プロピオニトリルまたはブチロニトリルなどのニトリル;メタノール、エタノール、n−またはイソプロパノールなどのアルコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ギ酸、氷酢酸またはこれらの混合物などのカルボン酸、テトラヒドロフランまたはジオキサンなどのエーテルであるが、同様に、水と不混和性の不活性有機溶媒も好適であり、この場合には相間移動触媒が存在していなければならない。これらの有機溶媒は、脂肪族、脂環式または芳香族の、場合によってハロゲン化された炭化水素、例えばベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ブタノンまたはメチルイソブチルケトン;石油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、2−メチルテトラヒドロフラン、メチルt−ブチルエーテル、またはエチレングリコールジメチルエーテルもしくはエチレングリコールジエチルエーテルなどのエーテル;酢酸エチルまたは酢酸イソプロピルなどのエステルを含む。好ましい水混和性溶媒はアセトニトリル、アセトン、アルコール、特にメタノール、エタノール、n−またはイソプロパノール、ジオキサン、テトラヒドロフラン、または上述のカルボン酸である。水と不混和性の好適な溶媒は、例えば相間移動触媒の存在下におけるトルエンである。溶媒として上述のアルコールを用いることに特別な好適性が与えられる。
有用な相間移動触媒は、例えば臭化テトラブチルアンモニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、塩化テトラオクチルアンモニウム、硫酸水素テトラブチルアンモニウム、塩化メチルトリオクチルアンモニウム、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム、水酸化ベンジルトリメチルアンモニウム、水酸化ベンジルトリエチルアンモニウム、塩化ベンジルトリブチルアンモニウム、臭化ベンジルトリブチルアンモニウム、臭化テトラブチルホスホニウム、塩化テトラブチルホスホニウム、臭化トリブチルへキサデシルホスホニウム、塩化ブチルトリフェニルホスホニウム、臭化エチルトリオクチルホスホニウムまたは臭化テトラフェニルホスホニウムである。相間移動触媒の特定の硫酸水素塩が特に有用である。
比較的広い温度範囲で反応させてよく、好ましくは−20℃から150℃の温度で反応させてよい。0℃から40℃の温度を用いることに好適性が与えられる。好ましい温度範囲は製造実施例から採用してもよい。
pHは所望の特定の最終生成物(スルホキシドまたはスルホン)を考慮して選択されなければならない。スルフィドからスルホキシドを生成する場合、pHは1から3までの間とする。スルホキシドからスルホンを生成する場合には、pHは6から10にする。好ましくは8から9である。また、pHは、スルフィドをスルホンへ変換させる場合、Oxone(登録商標)溶液の一部を最初に添加するときに、塩基を加えることにより高められてもよい。
本発明による製造方法は一般的に大気圧下において実施される。しかし、本発明による製造方法を昇圧下または減圧下において実施することも可能であり、一般的に0.1バールから50バールまでの間、好ましくは1バール〜10バールで実施することができる。
1モルの式(I)の化合物を生成すべく本発明による製造方法が実施される場合、少なくとも1モルの式(III)の化合物と少なくとも2モルのパーオキソモノ硫酸の塩を使用することに好適性が与えられる。Oxone(登録商標)は、例えば温度に依存して、25〜35%までの水溶液の形態で使用されてよい。
後処理は慣習的な方法により実施される(製造実施例参照)。
本発明による製造方法の一つの好ましい実施態様では、式(I)および(II)の化合物は、パーオキソモノ硫酸水素カリウム、好適にはOxone(登録商標)の水溶液をゆっくりと加えた後、溶媒、好ましくは前述の溶媒のうちの1つ、特に好ましくはアルコール中における式(III)の化合物を攪拌することにより生成される。続いて、好ましくはNaOHを用いて、好ましくはpH8〜9に調整され、パーオキソモノ硫酸水素カリウム、好ましくはOxone(登録商標)の水溶液を再び加え、この混合物をある特定の時間更に攪拌し、攪拌の経過中、pHを8〜9に維持する。続いて、吸引を伴う濾過によりこれらの塩を取り除き、慣習的な方法により所望の生成物が精製される。
式(I)の化合物または式(II)の化合物の生成は、上述の製造ステップを更に例証する以下の実施例から明らかである。しかし、この実施例を制限的な仕方で解釈すべきではない。
5−クロロ−2−[(3,4,4−トリフルオロ−3−ブテニル)スルホニル]−1,3−チアゾールの生成
26g(0.1mol)の5−クロロ−2−[(3,4,4−トリフルオロ−3−ブテニル)スルファニル]−1,3−チアゾールを初めに250mlのメタノール中に入れ、125mlの水中における33.9gのOxone(登録商標)の溶液を、5℃で攪拌しながら30分間以内に滴下させながら加える。続いて、この白色の懸濁液を20℃で1.5時間攪拌する。第一反応段階(スルホキシドの生成)を完了させるため、1.7gのOxone(登録商標)をもう一度加え、この混合物を更に30分間攪拌する。
続いて、この混合物を冷却して5℃に戻し、4NのNaOHを用いてpH8〜9とし、125mlの水中における33.9gのOxoneの溶液を30分以内に滴下させながら加え、この経過中にpH8〜9に維持する。4NのNaOHの合計消費量は約70ml(Oxone(登録商標)を基準にして2.54当量)である。続いて、pHを監視しながら、この混合物を20℃で60分間攪拌した後、1gのOxone(登録商標)をもう一度加え、得られた混合物を更に20分間攪拌する。
吸引を伴う濾過によりこれらの塩を取り除き、白色の残分を各回毎に30mlのメタノールで2回洗い、濾液を25mlの重亜硫酸ナトリウム溶液と共に攪拌し、過酸化物について試験する。この後、メタノールフラクションを減圧下において濾液から蒸留により除去する。水性の二相性残分から有機相を取り除き、水性相を再び酢酸エチルで3回抽出する。これらを合わせた有機相を過酸化物について試験し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発により濃縮する。27.6g(理論値の92.2%)の黄色みを帯びたオイルが得られ、このオイルは、スクラッチおよび冷却後、結晶化し、34℃の融点を有する。含量(標準に対するHPLC)は97.6%である。

Claims (9)

  1. 式(I):
    Figure 0004753579
    [式中、Rは水素またはフッ素であり、
    Hetは以下のグループのヘテロ環:
    Figure 0004753579
    Figure 0004753579
    [式中、Rは水素、ハロゲン、C−C−アルキルまたはC−C−ハロアルキルであり、
    は水素、ハロゲン、及び、ハロゲン−、メチル−、エチル−、n−もしくはi−プロピル−、n−、i−、s−もしくはt−ブチル−、メトキシ−、エトキシ−、n−もしくはi−プロポキシ−、またはn−、i−、s−もしくはt−ブトキシ−で置換されているか又は置換されていない、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、カルボキシル、C−C−アルキルアミノカルボニル、C−C−シクロアルキルアミノカルボニル、C−C−ジアルキルアミノカルボニル、C−C−アルケニル、C−C−アルケニルチオ、C−C−アルケニルスルフィニルまたはC−C−アルケニルスルホニルであり、
    はC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、またはハロゲン−、C−C−アルキル−、C−C−アルコキシ−、C−C−アルキルチオ−もしくはC−C−ハロアルキル−で置換されているか又は置換されていないフェニルまたはベンジルであり、
    pは1、2または3であり、
    Xは酸素またはイオウであり、
    Yは、1個または2個の同一または異なる置換基で置換されているか又は置換されていないメチレンであって、当該置換基はハロゲン−、C−C−アルコキシ−、C−C−アルキルチオ−、C−C−ハロアルコキシ−もしくはC−C−ハロアルキルチオ−で置換されているか又は置換されていない、C−C−アルキル、C−C−アルケニルまたはC−C−アルキニルである前記メチレン、又は1個から3個までの同一または異なる置換基で置換されているか又は置換されていないフェニルであって、前記置換基はハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシまたはC−C−ハロアルキルチオである前記フェニルである]
    から選択されるヘテロ環である]
    の化合物の製造方法であって、
    反応助剤の存在又は不存在下において、および希釈剤の存在又は不存在下において、
    式(III):
    Figure 0004753579
    [式中、RおよびHetはそれぞれ上で定義されている通りのものである]
    の化合物をパーオキソモノ硫酸HSOの塩と反応させること、および
    式(II):
    Figure 0004753579
    [式中、R およびHetはそれぞれ上で定義されている通りのものである]
    の化合物の式(I)の化合物への反応は、pH6〜10で実施することを特徴とする方法。
  2. 反応助剤の存在又は不存在下において、および希釈剤の存在又は不存在下において、請求項1に記載の式(II)の化合物をパーオキソモノ硫酸HSOの塩と反応させること、およびpH6〜10で実施することを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
  3. 請求項1に記載の式(II)の化合物の製造方法が、反応助剤の存在又は不存在下において、および希釈剤の存在又は不存在下において、請求項1に記載の式(III)の化合物をパーオキソモノ硫酸HSOの塩と反応させることを特徴とする、請求項1に記載の製造方法
  4. 式(II)の化合物の製造方法がpH1〜3で実施されることを特徴とする、請求項3に記載の製造方法。
  5. パーオキソモノ硫酸塩がパーオキソモノ硫酸水素カリウム(2KHSO・KHSO・KSO(5:3:2:2))であることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか一項に記載の製造方法。
  6. −20℃から150℃の温度で反応させることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか一項に記載の製造方法。
  7. がフッ素であり、
    Hetが以下のグループのヘテロ環:
    Figure 0004753579
    から選択されるヘテロ環であり、
    が水素、フッ素または塩素であり、
    が水素、フッ素、塩素、及び、フッ素−、塩素−、メチル−、エチル−、n−もしくはi−プロピル−、またはn−、i−、s−もしくはt−ブチル−、メトキシ−、エトキシ−、n−もしくはi−プロポキシ−、またはn−、i−、s−もしくはt−ブトキシ−で置換されているか又は置換されていない、メチル、エチル、n−もしくはi−プロピル、n−、i−、s−もしくはt−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−もしくはi−プロポキシ、n−、i−、s−もしくはt−ブトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−もしくはi−プロピルチオ、n−、i−、s−もしくはt−ブチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−もしくはi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−もしくはt−ブトキシカルボニル、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシエチル、メチルチオメチル、メチルチオエチル、エチルチオメチル、エチルチオエチル、カルボキシル、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−もしくはi−プロピルアミノカルボニル、シクロプロピルアミノカルボニル、シクロブチルアミノカルボニル、シクロペンチルアミノカルボニル、シクロヘキシルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、エテニル、プロペニルまたはブテニルであり、
    が好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−クロロエチル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、2,2,2−トリフルオロエチル、3−ブロモプロピル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2−メチルチオエチル、アリル、2−ブテニル、または1個もしくは2個の同一もしくは異なるフッ素−、塩素−、臭素−、メチル−、エチル−、イソプロピル−、トリフルオロメチル−、メトキシ−もしくはメチルチオ−で置換されているか又は置換されていないフェニルまたはベンジルであり、
    pが1または2であり、
    Xが酸素であり、
    Yが、1個または2個の同一または異なる置換基で置換されているか又は置換されていないメチレンであって、当該置換基はメチルまたはエチルである前記メチレン、または1個から3個までの同一または異なる置換基で置換されているか又は置換されていないフェニルであって、当該置換基はフッ素、塩素、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル、シアノまたはニトロである前記フェニルであることを特徴とする、請求項1からまでのいずれか一項に記載の製造方法。
  8. Hetが以下のグループのヘテロ環:
    Figure 0004753579
    から選択されるヘテロ環であり、
    が水素であり、
    が水素、フッ素または塩素である、
    ことを特徴とする請求項1から7までのいずれか一項に記載の製造方法。
  9. Hetが次のヘテロ環:
    Figure 0004753579
    であり、
    が水素であり、
    が塩素である、
    ことを特徴とする請求項1から8までのいずれか一項に記載の製造方法。
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