JP4750934B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流体の流路を開閉する電動バルブなどのアクチュエータに係り、特に電動操作と手動操作とを切り換えることのできるアクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
流体の流路を開閉する電動バルブなどに用いられているアクチュエータでは、電動モータの回転子の出力を減速機構で減速してその出力軸に出して、バルブの弁棒を操作するのが一般である。電動モータの回転は通常毎分1000回以上なので、その出力を減速するために減速機構では平歯車を多段に組み合せている。
【0003】
電動バルブにおいては通常電動によって弁の開閉操作を行うが、手動操作が必要になることがある。あるいは、アクチュエータの外に設けられている操作手段によって弁の開閉を行えるようにしている場合もある。そのために、電動すなわち自動と手動とを切り替えるための回転断続機構を減速機構の出力軸付近に設けることが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
回転断続機構で手動操作に切り替えても、減速機構の一部の歯車を回転させることになることがあり、手動操作時に大きなトルクを必要とした。また、減速機構の中で連なっている平歯車の内の一部の歯車のかみ合いをはずすようになっている回転断続機構も用いられることがある。平歯車でかみ合いをしている歯の数は少ないので、それをかみ合わせたり外したりすると、寿命の短いものとなっていた。
【0005】
更に、平歯車を多段に組み合わせた減速機構では、電動モータの回転軸とアクチュエータの出力軸とは互いに偏った場所になることが多い。アクチュエータの出力軸は電動バルブの中心軸のところに設けられているが、電動バルブの中心とアクチュエータの中心の位置が偏っているために、電動バルブからその一方の側面に飛び出したような形にアクチュエータが取り付けられることになる。そのために電動バルブを使っている配管の側面にそれだけ空間の余裕を設ける必要があった。
【0006】
そこで本発明では、減速比の大きいサイクロ減速機構を用いたアクチュエータであって、手動操作と自動運転の切り替えが容易で、手動時には小さな回転トルクで出力軸を回すことのできるものを提供する。
【0007】
更に本発明では、寿命の長い回転断続機構を持ったアクチュエータを提供する。
【0008】
また、本発明では、電動モータとアクチュエータの出力軸を同軸として、電動バルブなどに取り付けたときに側面へのはみ出しが少なく、また手動操作の容易なアクチュエータを提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のアクチュエータは、ハウジングと、ハウジング内に設けられた回転駆動源と、ハウジング外へ回転を伝える出力軸と、ハウジング内に設けられて前記回転駆動源からの回転を減速して前記出力軸に伝える減速機構を有するものにおいて、
前記減速機構は、
前記出力軸の周りに同軸に設けられていて、前記回転駆動源によって前記出力軸と相対的に回転することができるとともに、回転軸に対して偏芯した外周円を持ったキャリアと、
外内周が前記出力軸と同軸になっており、内周面に沿って内歯車を有し、ハウジングに対して出力軸の周りに回転することができる円環状太陽内歯車と、
前記キャリアの外周円と同軸になった内孔円と外周にある外歯車とを持った遊星外歯車であって、前記キャリアと相対回転可能に外挿して設けられているとともに外歯車を前記円環状太陽内歯車に部分的にかみ合わせて太陽内歯車の内周に沿って公転運動をすることができるようになっているものと、
前記遊星外歯車の回転(自転)を前記出力軸に伝える回転伝達機構と、
前記円環状太陽内歯車の前記ハウジングに対する回転を拘束及び開放することができる回転断続機構と
を有することを特徴とする。
【0010】
本発明において前記回転断続機構は、
前記円環状太陽内歯車の外周に設けられた複数の回転止め溝と、
前記ハウジングの外部からハウジング壁を通って前記円環状太陽内歯車外周まで達する通孔と、
その通孔内に通されて通孔内で前後退することができるとともに、前記円環状太陽内歯車外周にある回転止め溝とかみ合うことのできるクラッチ歯を内側先端に有する操作棒と、
その操作棒を前記通孔内で前記円環状太陽内歯車外周に向けて押し付けているスプリングと
を有することが好ましい。
【0011】
本発明のアクチュエータは、前記キャリアと前記回転駆動源との間に更なる減速機構が設けられていることができる。
【0012】
また本発明において、前記回転駆動源として電動モータが前記出力軸の周りに前記出力軸と相対回転することができるように設けられていることが好ましい。その場合、前記ハウジングのエンドカバーが、ハウジングとは独立して前記出力軸とともに回転することができるように設けられていることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。図1は本発明の実施例によるアクチュエータの縦断面図で、図2は図1のII−II断面図である。図3と4は回転断続機構の断面を拡大して示す図で、回転断続機構の働きを説明している。また、図5は本発明の他の実施例によるものの断面図である。
【0014】
ハウジング1内に電動モータ2と減速機構3が設けられていて、減速機構3の出力軸4に電動モータ2の回転が減速して伝えられるようになっている。出力軸4はハウジング1の上端板と下端板によって回転自在に保持されているとともに、出力軸4は上端板から上に延びていて、出力軸の上端部にエンドカバー5が、出力軸4とともに回転できるように取り付けられている。すなわち、エンドカバー5はハウジング1とは独立して回転することができる。出力軸4の下端はバルブなどの弁棒に接続することができて、バルブの弁を開閉する。6は減速機構3の回転断続機構であり、後で図3、4を参照して詳しく説明する。
【0015】
ハウジング1内で電動モータ2と減速機構3とは、図1から明らかなように、出力軸4と同軸に縦に重なって配置されていて、電動モータ2の回転子21は出力軸4に対して回転自在となっている。ここで電動モータ2は本発明で言うところの回転駆動源である。
【0016】
ハウジング内で減速機構3の最外周には円環状太陽内歯車31が出力軸4と同軸に設けられている。円環状太陽内歯車31はハウジング1に対して出力軸4の周りに回転できるようになっているが、後で説明するように、回転断続機構6によって円環状太陽内歯車31のハウジング1に対する回転を拘束及び開放することができるようになっている。円環状太陽内歯車31はその外周面と同軸になっている内周面に沿って内歯車311を持っている。
【0017】
減速機構3の最内部には出力軸4と同心に外挿されて、出力軸に相対回転できるように配置されたキャリア34がある。キャリア34は回転軸4に対して偏芯している外周円341を持っている。偏芯した外周円を持っているので偏芯体と呼ぶことがある。キャリア外周円の中心が回転軸から偏芯している量をeとすると、キャリアの外周円341が回転したときに作る輪郭円直径は外周円直径よりも2eだけ大きなものとなる。
【0018】
キャリア34の外周円にベアリング33を介して回転自在に遊星外歯車32が設けられている。遊星外歯車は外周に外歯車321を持ち、この外歯車とベアリング外周にある内孔円322とはキャリアの外周円341と同軸になっている。遊星外歯車32は円環状太陽内歯車31に部分的にかみ合っている。キャリア34が回転するとその偏芯外周円341によって、遊星外歯車32は太陽内歯車31の内周に沿って公転運動をする。それに伴い、太陽内歯車31の歯数Sと遊星外歯車32の歯数Pから(S−P)/Pの減速比で遊星外歯車32は回転(自転)する。
【0019】
減速機構3の出力軸4には円盤41が固定されていて出力軸とともに回転するようになっている。円盤41の端面には周回状に複数個の円形孔411が設けられている。遊星外歯車32の端面に円柱状のピン323が円盤41に開けられた円形孔411の各々に係合するように設けられている。円盤に開けられた円形孔411の大きさは円柱状ピン323の直径よりも2eだけ大きなものとなっているので、遊星外歯車32の偏芯回転による円柱状ピン323の周回を許容するだけの大きさとなっており、遊星外歯車32の回転に伴って、円盤41が回転し、その回転が出力軸4に出てくる。このように遊星外歯車32の回転(自転)を出力軸4に伝える回転伝達機構は、出力軸に固定され共に回転することができる円盤41と、遊星外歯車32の端面に周回状に取り付けられた複数の円柱状ピン323と、この円柱状ピンが係合している円盤に開けられた円形孔411とから成っている。
【0020】
一方、キャリア34には回転駆動源すなわち電動モータ2の回転子21の回転を伝えることが出来るようになっている。電動モータ2の回転子21から突出している係合ピン211をキャリア端面にある係合孔342に挿入して回転を伝えている。
【0021】
アクチュエータの減速機構3は上に述べた構成をしているので次のような減速をする。すなわち、電動モータ回転子21の回転に伴い、それに係合されているキャリア34が出力軸4の周りに回転し、その外周円はeだけ偏芯しているので、偏芯回転をする。キャリアの偏芯回転に伴って遊星外歯車32の中心軸も、出力軸4の周りに回転する。遊星外歯車32は、太陽内歯車31と部分的にかみ合っているので遊星外歯車の偏芯回転(公転回転)に伴って、自転回転をする。遊星外歯車32の自転の早さは公転の早さ対比で(S−P)/Pなので、その回転速度で遊星外歯車と係合している出力軸4に電動モータの回転を伝える。サイクロ減速機構ではS−Pは最小1とすることができるので減速比を1/Pとすることができ、例えば遊星外歯車の歯数P=45とすると、1200rpmの電動モータ回転が約27rpm まで落とすことができる。
【0022】
次に減速機構の回転断続機構6について図1〜4を参照しながら説明する。図に示している実施例では円環状太陽内歯車31のハウジング1に対する回転を拘束と開放する(断続する)ようになっている。太陽内歯車31はハウジング1の内周円筒面内に設置されていて、非拘束時には太陽内歯車31はハウジングの内周円筒面内を回転することができる。ハウジング外周面から減速機構3に向かって半径方向にハウジング壁を通って円環状太陽内歯車31まで達する通孔61が開けられていて、その通孔内に前後退することができる操作棒62が設けられている。図3,4に示すように円環状太陽内歯車31の外周に複数の回転止め溝312が設けられていて、操作棒62の先端にはこの回転止め溝312とかみ合うことのできるクラッチ歯621が付けられている。操作棒62をハウジング内に押し込んだ状態ではその先端にあるクラッチ歯621が太陽内歯車の外周にある回転止め溝312に係合して、太陽内歯車31はハウジングに対する回転が拘束される。操作棒62はコイルスプリング63によって通常はこのように押し込まれている。反対に操作棒62を引き出した図3に示す状態では、クラッチ歯621と回転止め溝312との係合が解かれているので、太陽内歯車31がハウジング1に対して回転することができる。
【0023】
そこで、電動によってアクチュエータを動かす時には、回転断続機構6の操作棒62を挿入した状態(図4)で、電動モータ2に電気を供給して回転子21を回転させて、回転子の回転を減速機構3で減速して出力軸4に取り出す。また、手動によって出力軸4を回転させる時には、回転断続機構6の操作棒62を引き出した状態(図3)にしておくと、太陽内歯車31が自由に回転するようになる。手動によって出力軸4を回すとそれに伴って遊星外歯車32がその中心の周りに回転するが円環状太陽内歯車は開放されていてキャリア34は電動モータによって回転が拘束されているので遊星外歯車の自転に伴い円環状太陽内歯車31が回転して遊星外歯車は公転運動をしない。キャリアとの間にその偏芯軸を中心としたベアリングが設けられているので、キャリアに回転を伝えないで、遊星外歯車32の自転はキャリアの偏芯軸の周りに行われることになる。そのためにキャリアや電動モータ(回転駆動源)に回転を伝えないので手動回転が出来て、回転トルクの小さいものとなる。
【0024】
図1〜4に示す実施例においては、ハウジング1の上部にあるエンドカバー5がハウジング1とは独立して回転できるようになっており、また出力軸の上端部にエンドカバー5が固定されている。操作棒62を引き出して、クラッチ歯621と太陽内歯車の回転止め溝312との係合を解いた状態で、カバー5を手で回転させると、減速機構3の減速が断たれているので、出力軸4はカバー5とともに容易に回転するようになり、手動操作のやりやすいものである。
【0025】
この実施例のアクチュエータでは出力軸と回転駆動源(電動モータ)を同軸とすることができるので、電動バルブとアクチュエータの位置関係が同心となって、配管からのアクチュエータのはみ出しを小さくすることが出来、コンパクトなものとなる。
【0026】
図5に本発明の他の実施例になるアクチュエータを縦断面図で示している。この図で減速機構3は図1,2に示したものと同じでサイクロ減速機構となっていて、偏芯体となっているキャリア34の回転が減速されて遊星外歯車32′の自転となって、それが回転断続機構を介して出力軸4′に出てくるようになっている。キャリア34,遊星外歯車32′,円環状太陽内歯車31などの構成と働きは図1,2に示したものと同じなのでここでは説明を省略する。ここでは回転伝達機構として、出力軸4′に固定されて共に回転する円盤41′の上端面に周回状に配置された複数の円柱状ピン412があり、各円柱状ピン412を受け入れている円形孔324が遊星外歯車32′に設けられている。円柱状ピン412と円形孔324の関係は、前の実施例における円柱状ピン323と円形孔411の関係と同じである。
【0027】
また回転断続機構6′はここではハウジング1′の壁が厚くなっただけ長くなっているが、それ以外は前記実施例における回転断続機構6と構成、働き共に同じなので説明を省く。
【0028】
この実施例においては、電動モータ2′の出力軸22とキャリア34の間に平歯車を組み合わせた他の減速機構7が挿入されていて、電動モータ2′の回転がキャリア34に減速して伝えられている。他の減速機構7は、電動モータ出力軸22に付けられた小さな平歯車711,この平歯車に係合している大きな平歯車721,平歯車721とともに回転する小さな平歯車722,この平歯車に係合している大きな平歯車731から成っていて、この大きな平歯車731はキャリア34とともに出力軸4′の周りを回転するが、これらの働きの説明は当業者にとって自明なので省略する。
【0029】
また、出力軸4′の上方側部にマイクロスイッチ91,92が設けられていて、出力軸4′の上端部に取り付けたカム81,82の回転によって、マイクロスイッチ91,92のオン、オフをするようになっている。出力軸4′が電動バルブの弁棒に取り付けられている場合に、弁の位置に応じて、電動モータ2′の電源をマイクロスイッチでオンオフすることもよく知られていることなので説明を省く。
【0030】
出力軸4′には、手動操作時に出力軸4′を回すことができるように、軸に直角方向に通孔42が開けられている。回転断続機構6′を引き出して円環状太陽内歯車31がハウジング内で回転できる状態になったとき、通孔42にドライバーなどのような棒を差し込んで容易に出力軸4′を回すことができる。
【0031】
以上説明した実施例においては、回転断続機構で円環状太陽内歯車外周に設けられた回転止め溝として歯車状のものを採用しているが、幅の太い溝が太陽内歯車外周に部分的に設けられたものでもよい。また、図1,2に示す実施例で、円盤に設けた円形孔411に代えて、この円形孔の半円を外周面に持った歯車状のものとすることもできる。
【0032】
その他本発明は上で述べた実施例に限定して解すべきものではなく、本発明の思想は特許請求の範囲に基づいて解すべきものである。
【0033】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明のアクチュエータでは大きな減速比を得るためにサイクロ減速機構を用いて、手動と自動操作が容易に切り替えることが出来て、その手動操作時に小さなトルクでもって出力軸を回転させることができる回転断続機構を持っている。
【0034】
本発明のアクチュエータでは、太陽内歯車と遊星外歯車がほぼ1/4周でかみ合っているので、歯車寿命の長いものとなっている。
【0035】
また、本発明のアクチュエータで、電動モータを出力軸と同軸に配置することが出来て、その場合、出力軸の片側へのアクチュエータの突出を防止することができる。電動バルブのアクチュエータとして用いたとき、電動バルブとアクチュエータが同芯となって、配管からのアクチュエータのはみ出しを小さくすることが出来、コンパクトなものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるアクチュエータを示す縦断面図である。
【図2】図1のアクチュエータのII−II断面図である。
【図3】本発明のアクチュエータに用いている回転断続機構を示す断面図で、開放状態を示している。
【図4】本発明のアクチュエータに用いている回転断続機構を示す断面図で、拘束状態を示している。
【図5】本発明の他の実施例によるアクチュエータを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,1′ ハウジング
2,2′ 電動モータ
21 回転子
211 係合ピン
22 出力軸
3 減速機構
31 (円環状)太陽内歯車
311 内歯車
312 回転止め溝
32,32′ 遊星外歯車
321 外歯車
322 内孔円
323 円柱状ピン
324 円形孔
33 ベアリング
34 キャリア
341 外周円
342 係合孔
4,4′ 出力軸
41、41′ 円盤
411 円形孔
412 円柱状ピン
42 通孔
5 エンドカバー
6,6′ 回転断続機構
61 通孔
62 操作棒
621 クラッチ歯
63 コイルスプリング
7 平歯車による他の減速機構
711,721,722,731 平歯車
81,82 カム
91,92 マイクロスイッチ

Claims (8)

  1. 流路を開閉するバルブに用いられるアクチュエータであって、
    ハウジングと、
    ハウジング内に設けられた回転駆動源と、
    ハウジング外のバルブの弁棒に接続され前記弁棒に回転を伝える出力軸と、
    ハウジング内に設けられて前記回転駆動源からの回転を減速して前記出力軸に伝える減速機構と、を有するアクチュエータにおいて、
    前記減速機構は、
    前記出力軸の周りに同軸に設けられていて、前記回転駆動源によって前記出力軸と相対的に回転することができるとともに、回転軸に対して偏芯した外周円を持ったキャリアと、
    外内周が前記出力軸と同軸になっており、内周面に沿って内歯車を有し、ハウジングに対して出力軸の周りに回転することができる円環状太陽内歯車と、
    前記キャリアの外周円と同軸になった内孔円と外周にある外歯車とを持った遊星外歯車であって、前記キャリアと相対回転可能に外挿して設けられているとともに外歯車を前記円環状太陽内歯車に部分的にかみ合わせて太陽内歯車の内周に沿って公転運動をすることができるようになっているものと、
    前記遊星外歯車の回転(自転)を前記出力軸に伝える回転伝達機構と、
    前記円環状太陽内歯車の前記ハウジングに対する回転を拘束及び開放することができる回転断続機構とを有することを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記回転断続機構は、
    前記円環状太陽内歯車の外周に設けられた複数の回転止め溝と、
    前記ハウジングの外部からハウジング壁を通って前記円環状太陽内歯車外周まで達する通孔と、
    その通孔内に通されて通孔内で前後退することができるとともに、前記円環状太陽内歯車外周にある回転止め溝とかみ合うことのできるクラッチ歯を内側先端に有する操作棒と、
    その操作棒を前記通孔内で前記円環状太陽内歯車外周に向けて押し付けているスプリングとを有することを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。
  3. 前記複数の回転止め溝は、前記円環状太陽内歯車の外周の全周にわたって設けられている、請求項2記載のアクチュエータ。
  4. 前記操作棒は、複数の前記回転止め溝とかみ合うことのできる複数の前記クラッチ歯を前記内側先端に有する、請求項3記載のアクチュエータ。
  5. 前記キャリアと前記回転駆動源との間に更なる減速機構が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4記載のアクチュエータ。
  6. 前記回転駆動源として電動モータが前記出力軸の周りに前記出力軸と相対回転することができるように設けられていることを特徴とする請求項1ないし4記載のアクチュエータ。
  7. 前記ハウジングのエンドカバーが、ハウジングとは独立して前記出力軸とともに回転することができるように設けられていることを特徴とする請求項1ないし4または6記載のアクチュエータ。
  8. 前記ハウジングのエンドカバーは、ユーザが外部から手で回転できるように設けられている、請求項7記載のアクチュエータ。
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