JP2004190850A - バルブ用アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】二台のモータを使用することによってモータの回転速度や減速機構を変えることなく出力軸の回転速度を可変することができるバルブ用アクチュエータを提供することを目的とする。
【解決手段】モータの回転により回転するドライブギヤを設け、偏心円盤を出力軸に枢支し、同偏心円盤の外周に歯数の異なる二段の外歯を設けた第1制御ギヤを回転自在に装着し、同ギヤの第1段目の外歯に噛合する内歯と、出力軸の回転速度を可変するためのモータによって駆動されるウオームギヤに噛合する外歯を形成した第2制御ギヤを出力軸に同心的に枢支すると共に、第1制御ギヤの第2段目の外歯に噛合する内歯を形成した出力ギヤの中心を出力軸に一体固着したことを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】モータの回転により回転するドライブギヤを設け、偏心円盤を出力軸に枢支し、同偏心円盤の外周に歯数の異なる二段の外歯を設けた第1制御ギヤを回転自在に装着し、同ギヤの第1段目の外歯に噛合する内歯と、出力軸の回転速度を可変するためのモータによって駆動されるウオームギヤに噛合する外歯を形成した第2制御ギヤを出力軸に同心的に枢支すると共に、第1制御ギヤの第2段目の外歯に噛合する内歯を形成した出力ギヤの中心を出力軸に一体固着したことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二台のモータを使用することによってモータの回転速度を変えることなく出力軸の回転速度を可変することができるバルブ用アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電動式のバルブ用アクチュエータにあっては、一台のモータによってバルブを開閉制御するようにしたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような一台のモータによりバルブの開閉制御を行うアクチュエータにあっては、バルブの用途またはバルブのトルクによってバルブの開閉速度を調節したい場合にはモータの回転速度を変えたり、減速機構を変えたりしなければならず、変更のための費用が高価となって実施不能であり、現実にはバルブの用途によって始めからバルブの開閉速度を決めたものを製作していた。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、二台のモータを使用することによってモータの回転速度や減速機構を変えることなく出力軸の回転速度を可変することができるバルブ用アクチュエータを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るバルブ用アクチュエータは、ケーシング内にバルブの駆動に関わる出力軸並びに同出力軸をバルブが開閉する方向に回転させる無励磁作動型ブレーキ付き可逆回転モータと出力軸の回転速度を可変するための可逆回転モータを設けたバルブ用アクチュエータであって、前記モータのピニオンギヤにより回転するドライブギヤを設けると共に、出力軸とは無関係に回転する偏心円盤を出力軸に枢支し、同偏心円盤の外周に歯数の異なる二段の外歯を設けた第1制御ギヤを回転自在に装着し、同ギヤの第1段目の外歯に噛合する内歯と、前記出力軸の回転速度を可変するためのモータによって駆動されるウオームギヤに噛合する外歯を形成した第2制御ギヤを前記出力軸に同心的に枢支すると共に、前記第1制御ギヤの第2段目の外歯に噛合する内歯を形成した出力ギヤの中心を前記出力軸に一体固着したことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の作用】
二台のモータを交互に回転させるか、二台のモータを同時に回転させることによってバルブの開閉速度を4段階に変更することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面について具体的に説明する。
図1は、本発明アクチュエータをバルブに取り付けた状態を表わす側面図、図2は、同アクチュエータの内部構造を表わす斜視図、図3は、同アクチュエータの内部構造を表す要部縦断側面図である。
【0008】
1は、本発明のバルブ用アクチュエータであって、駆動部を収納し、保護するケーシング1−1に適宜支持され、ケーシング1−1下端から突出する出力軸2がバルブVのステムにカップリングを介して一直線上に接続されている。
【0009】
3は、上記出力軸2をバルブVが開閉する方向に回転させる無励磁作動型ブレーキ付きの可逆回転モータであって、ケーシング1−1内部を上下に仕切る仕切板に固定されている。
【0010】
4は、後述するウオームギヤを回転させるブレーキ無しの減速用の可逆回転モータである。
【0011】
5は、モータ3のロータと一体のピニオンギヤで、前記出力軸2の小径部に枢支されるドライブギヤ6に噛合している。
【0012】
7は、前記ドライブギヤ6に一体固着された偏心円盤で、ドライブギヤ6の回転により偏心回転する。
【0013】
8は、同偏心円盤7の外周にベアリングを介して回転自在に装着された歯数の異なる二段の外歯8−1、8−2を設けた第1制御ギヤ、9は、第1制御ギヤ8の第1段目の外歯8−1が噛合する内歯9−1と、前記回転速度を可変するためのモータ4によって駆動されるウオームギヤ10に噛合する外歯9−2を形成した第2制御ギヤ9で、前記出力軸2にベアリングを介して同心的に枢支されている。
【0014】
11は、前記第1制御ギヤ8の第2段目の外歯8−2に噛合する内歯11−1を形成した出力ギヤで、その出力ギヤ11の中心を前記出力軸2に一体固着してある。
【0015】
図中、12は、停電時に手動でバルブを開閉させるための前記ウオームギヤ10に直結されたハンドルである。
【0016】
次に、本発明の上記構成に従い、図示する実施例について本発明アクチュエータの作用並びに効果について具体的に説明する。
【0017】
バルブVが開放している状態において、モータ3にバルブVが閉鎖する方向に通電すると、モータ3のロータの回転によりピニオンギヤ5が回転し、ピニオンギヤ5に噛合するドライブギヤ6が回転する。
【0018】
ドライブギヤ6の回転により同ドライブギヤと一体の偏心円盤7は出力軸2を中心として水平回転する。
【0019】
偏心円盤7の回転に押されて第1制御ギヤ8は回転しようとするが、その第1段目の外歯8−1が噛合する第2制御ギヤ9の内歯9−1は、第2制御ギヤ9が外歯9−2とウオームギヤ10との噛合によって固定状態となっているから、第1制御ギヤ8は外歯8−1が第2制御ギヤ9の内歯9−1に噛み合い、偏心円盤7の回転方向とは逆方向に自転しながら転動公転する所謂遊星運動をすることになる。
【0020】
第1制御ギヤ8の転動に伴い第2段目の外歯8−2も出力ギヤ11の内歯11−1に噛み合いながら転動することになるが、外歯8−1と外歯8−2は歯数が異なるので、第1制御ギヤ8の一回転の間に歯数の差だけのずれが生じ、外歯8−2が出力ギヤ11の内歯11−1を押して出力ギヤ11は第1制御ギヤ8の回転方向と逆方向に回転する。
【0021】
例えば、第1制御ギヤ8の第1段目の外歯8−1の歯数を45、第2段目の外歯8−2の歯数を46、第2制御ギヤ9の内歯9−1の歯数を46、出力ギヤ11の内歯11−1の歯数を45としておけば、偏心円盤7が45回転する間に第1制御ギヤ8が1回転し、第1制御ギヤ8が45回転する間に出力ギヤ11が1回転することになって大きな減速比が得られることになる。
【0022】
上記出力ギヤ11の回転に伴い同出力ギヤと一体の出力軸2の回転によりバルブVのステムが回転してバルブVは閉鎖する。
【0023】
バルブVの閉鎖状態から開放させる場合は、モータ3を逆回転させてやれば第1、第2制御ギヤ8、9、出力ギヤ11が前述の回転方向とは逆方向に回転してバルブVは開放する。
【0024】
つまり、モータ3のみでバルブVを開閉する場合は、モータ3の回転によって決まる第1制御ギヤ8の回転速度J1に比例した速度で出力軸2が回転してバルブVが開閉する。
【0025】
次に、モータ3を駆動せず、モータ4にバルブVが閉鎖する方向に通電すると、モータ4のロータの回転によりピニオンギヤ4−1が回転し、ピニオンギヤ4−1に噛合するウオームギヤ10と一体のギヤ10−1が回転し、このウオームギヤ10に外歯9−2が噛合する第2制御ギヤ9が回転する。
【0026】
第2制御ギヤ9の回転により第2制御ギヤ9の内歯9−1に第1段目の外歯8−1が噛合する第1制御ギヤ8が回転しようとするが、非励磁作動型ブレーキ付きのモータ3の非通電状態によってドライブギヤ6つまり偏心円盤7は固定状態となっているので、第1制御ギヤ8は第2制御ギヤ9の内歯9−1に押されて第2制御ギヤ9の回転方向に回転する。
【0027】
第1制御ギヤ8の回転に伴い前述のように第2段目の外歯8−2も出力ギヤ11の内歯11−1に噛み合いながら自転することになり、外歯8−2が出力ギヤ11の内歯11−1を押して出力ギヤ11は第1制御ギヤ8の回転方向と同じ方向に回転する。
【0028】
上記出力ギヤ11の回転に伴い同出力ギヤと一体の出力軸2の回転によりバルブVのステムが回転してバルブVは閉鎖する。
【0029】
バルブVの閉鎖状態から開放させる場合は、モータ4を逆回転させてやれば第1制御ギヤ9、出力ギヤ11が前述の回転方向とは逆方向に回転してバルブVは開放する。
【0030】
つまり、モータ4のみでバルブVを開閉する場合は、モータ4の回転によって決まる第1制御ギヤ8の回転速度J2に比例した速度で出力軸2が回転してバルブVが開閉する。
【0031】
モータ3によってバルブVを閉鎖しようとするとき、同時にモータ4を駆動して第2制御ギヤ9を第1制御ギヤ8が回転する方向に回転させると、第1制御ギヤ8の回転速度は、モータ3のみでバルブVを開閉する場合の第1制御ギヤ8の回転速度J1とモータ4のみでバルブVを開閉する場合の第1制御ギヤ8の回転速度J2の和となって、回転速度J1+J2に比例した速度で出力軸2が回転してバルブVが閉鎖する。
【0032】
バルブVを開放する場合も回転方向が逆になるだけで上述と同じである。
【0033】
モータ3によってバルブVを閉鎖しようとするとき、同時にモータ4を駆動して第2制御ギヤ9を第1制御ギヤ8が回転する方向と逆方向に回転させると、第1制御ギヤ8の回転速度は、モータ3のみでバルブVを開閉する場合の第1制御ギヤ8の回転速度J1とモータ4のみでバルブVを開閉する場合の第1制御ギヤ8の回転速度J2の差(J1>J2)となって、回転速度J1−J2に比例した速度で出力軸2が回転してバルブVが閉鎖する。
【0034】
バルブVを開放する場合も回転方向が逆になるだけで上述と同じである。
【0035】
以上述べたように、出力軸2は、モータ3のみではJ1、モータ4のみではJ2、モータ3とモータ4の組み合わせではJ1+J2、J1−J2のそれぞれの回転速度に比例した速度で回転するもので、バルブVの用途またはバルブのトルクに応じて出力軸2の回転速度を4段階に可変することが可能となり、バルブの開閉速度を可変することができるようになった。
【0036】
また、低トルクのバルブを高速で開閉するとき、バルブの全開、全閉位置での停止の際、バルブに大きな衝撃が掛かるので、通常は出力軸2にストッパーを設けているが、この発明では最初は最大速度(J1+J2)でバルブのステムを開閉方向に回転させ、全開または全閉間際に最小速度(J1−J2)で回転させるようにすることも可能で、ストッパーを使用しなくてもよいものであり、最小速度(J1−J2)もモータ3、4の回転速度をアクチュエータに組み込む前に所望の値に設定しておけばよく、多数の減速ギヤを使用しなくても減速比の極めて大きなバルブ用アクチュエータを提供することも可能である。
【0028】
【発明の効果】
本発明に係るバルブ用アクチュエータによれば、ケーシング内にバルブの駆動に関わる出力軸並びに同出力軸をバルブが開閉する方向に回転させる無励磁作動型ブレーキ付き可逆回転モータと出力軸の回転速度を可変するための可逆回転モータを設けたバルブ用アクチュエータであって、前記モータのピニオンギヤにより回転するドライブギヤを設けると共に、出力軸とは無関係に回転する偏心円盤を回転軸に枢支し、同偏心円盤の外周に歯数の異なる二段の外歯を設けた第1制御ギヤを回転自在に装着し、同ギヤの第1段目の外歯に噛合する内歯と、前記出力軸の回転速度を可変するためのモータによって駆動されるウオームギヤに噛合する外歯を形成した第2制御ギヤを前記出力軸に同心的に枢支すると共に、前記第1制御ギヤの第2段目の外歯に噛合する内歯を形成した出力ギヤの中心を前記出力軸に一体固着したものであるから、二台のモータを交互に回転させるか、二台のモータを同時に回転させることによって出力軸の回転速度つまりバルブの開閉時間を4段階に変更することが可能となり、設置現場においてバルブの用途やバルブのトルクに応じてバルブの開閉時間を選択することができ、また、バルブの開閉の途中で出力軸の回転速度を変更することも可能であり、且つ、二台のモータの組み合わせで極めて大きな減速比を得ることができるので、減速ギヤのギヤ数を減らすこともでき、減速ギヤ群に起因する故障を減らすことができる等極めて実用的なバルブ用アクチュエータを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明アクチュエータをバルブに取り付けた状態を表わす側面図である。
【図2】同アクチュエータの内部構造を表わす斜視図である。
【図3】同アクチュエータの内部構造を表す要部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ
1−1 ケーシング
2 出力軸
3 モータ
4 モータ
5 ピニオンギヤ
6 ドライブギヤ
7 偏心円盤
8 第1制御ギヤ
9 第2制御ギヤ
10 ウオームギヤ
11 出力ギヤ
12 ハンドル
【発明の属する技術分野】
本発明は、二台のモータを使用することによってモータの回転速度を変えることなく出力軸の回転速度を可変することができるバルブ用アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電動式のバルブ用アクチュエータにあっては、一台のモータによってバルブを開閉制御するようにしたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような一台のモータによりバルブの開閉制御を行うアクチュエータにあっては、バルブの用途またはバルブのトルクによってバルブの開閉速度を調節したい場合にはモータの回転速度を変えたり、減速機構を変えたりしなければならず、変更のための費用が高価となって実施不能であり、現実にはバルブの用途によって始めからバルブの開閉速度を決めたものを製作していた。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、二台のモータを使用することによってモータの回転速度や減速機構を変えることなく出力軸の回転速度を可変することができるバルブ用アクチュエータを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るバルブ用アクチュエータは、ケーシング内にバルブの駆動に関わる出力軸並びに同出力軸をバルブが開閉する方向に回転させる無励磁作動型ブレーキ付き可逆回転モータと出力軸の回転速度を可変するための可逆回転モータを設けたバルブ用アクチュエータであって、前記モータのピニオンギヤにより回転するドライブギヤを設けると共に、出力軸とは無関係に回転する偏心円盤を出力軸に枢支し、同偏心円盤の外周に歯数の異なる二段の外歯を設けた第1制御ギヤを回転自在に装着し、同ギヤの第1段目の外歯に噛合する内歯と、前記出力軸の回転速度を可変するためのモータによって駆動されるウオームギヤに噛合する外歯を形成した第2制御ギヤを前記出力軸に同心的に枢支すると共に、前記第1制御ギヤの第2段目の外歯に噛合する内歯を形成した出力ギヤの中心を前記出力軸に一体固着したことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の作用】
二台のモータを交互に回転させるか、二台のモータを同時に回転させることによってバルブの開閉速度を4段階に変更することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面について具体的に説明する。
図1は、本発明アクチュエータをバルブに取り付けた状態を表わす側面図、図2は、同アクチュエータの内部構造を表わす斜視図、図3は、同アクチュエータの内部構造を表す要部縦断側面図である。
【0008】
1は、本発明のバルブ用アクチュエータであって、駆動部を収納し、保護するケーシング1−1に適宜支持され、ケーシング1−1下端から突出する出力軸2がバルブVのステムにカップリングを介して一直線上に接続されている。
【0009】
3は、上記出力軸2をバルブVが開閉する方向に回転させる無励磁作動型ブレーキ付きの可逆回転モータであって、ケーシング1−1内部を上下に仕切る仕切板に固定されている。
【0010】
4は、後述するウオームギヤを回転させるブレーキ無しの減速用の可逆回転モータである。
【0011】
5は、モータ3のロータと一体のピニオンギヤで、前記出力軸2の小径部に枢支されるドライブギヤ6に噛合している。
【0012】
7は、前記ドライブギヤ6に一体固着された偏心円盤で、ドライブギヤ6の回転により偏心回転する。
【0013】
8は、同偏心円盤7の外周にベアリングを介して回転自在に装着された歯数の異なる二段の外歯8−1、8−2を設けた第1制御ギヤ、9は、第1制御ギヤ8の第1段目の外歯8−1が噛合する内歯9−1と、前記回転速度を可変するためのモータ4によって駆動されるウオームギヤ10に噛合する外歯9−2を形成した第2制御ギヤ9で、前記出力軸2にベアリングを介して同心的に枢支されている。
【0014】
11は、前記第1制御ギヤ8の第2段目の外歯8−2に噛合する内歯11−1を形成した出力ギヤで、その出力ギヤ11の中心を前記出力軸2に一体固着してある。
【0015】
図中、12は、停電時に手動でバルブを開閉させるための前記ウオームギヤ10に直結されたハンドルである。
【0016】
次に、本発明の上記構成に従い、図示する実施例について本発明アクチュエータの作用並びに効果について具体的に説明する。
【0017】
バルブVが開放している状態において、モータ3にバルブVが閉鎖する方向に通電すると、モータ3のロータの回転によりピニオンギヤ5が回転し、ピニオンギヤ5に噛合するドライブギヤ6が回転する。
【0018】
ドライブギヤ6の回転により同ドライブギヤと一体の偏心円盤7は出力軸2を中心として水平回転する。
【0019】
偏心円盤7の回転に押されて第1制御ギヤ8は回転しようとするが、その第1段目の外歯8−1が噛合する第2制御ギヤ9の内歯9−1は、第2制御ギヤ9が外歯9−2とウオームギヤ10との噛合によって固定状態となっているから、第1制御ギヤ8は外歯8−1が第2制御ギヤ9の内歯9−1に噛み合い、偏心円盤7の回転方向とは逆方向に自転しながら転動公転する所謂遊星運動をすることになる。
【0020】
第1制御ギヤ8の転動に伴い第2段目の外歯8−2も出力ギヤ11の内歯11−1に噛み合いながら転動することになるが、外歯8−1と外歯8−2は歯数が異なるので、第1制御ギヤ8の一回転の間に歯数の差だけのずれが生じ、外歯8−2が出力ギヤ11の内歯11−1を押して出力ギヤ11は第1制御ギヤ8の回転方向と逆方向に回転する。
【0021】
例えば、第1制御ギヤ8の第1段目の外歯8−1の歯数を45、第2段目の外歯8−2の歯数を46、第2制御ギヤ9の内歯9−1の歯数を46、出力ギヤ11の内歯11−1の歯数を45としておけば、偏心円盤7が45回転する間に第1制御ギヤ8が1回転し、第1制御ギヤ8が45回転する間に出力ギヤ11が1回転することになって大きな減速比が得られることになる。
【0022】
上記出力ギヤ11の回転に伴い同出力ギヤと一体の出力軸2の回転によりバルブVのステムが回転してバルブVは閉鎖する。
【0023】
バルブVの閉鎖状態から開放させる場合は、モータ3を逆回転させてやれば第1、第2制御ギヤ8、9、出力ギヤ11が前述の回転方向とは逆方向に回転してバルブVは開放する。
【0024】
つまり、モータ3のみでバルブVを開閉する場合は、モータ3の回転によって決まる第1制御ギヤ8の回転速度J1に比例した速度で出力軸2が回転してバルブVが開閉する。
【0025】
次に、モータ3を駆動せず、モータ4にバルブVが閉鎖する方向に通電すると、モータ4のロータの回転によりピニオンギヤ4−1が回転し、ピニオンギヤ4−1に噛合するウオームギヤ10と一体のギヤ10−1が回転し、このウオームギヤ10に外歯9−2が噛合する第2制御ギヤ9が回転する。
【0026】
第2制御ギヤ9の回転により第2制御ギヤ9の内歯9−1に第1段目の外歯8−1が噛合する第1制御ギヤ8が回転しようとするが、非励磁作動型ブレーキ付きのモータ3の非通電状態によってドライブギヤ6つまり偏心円盤7は固定状態となっているので、第1制御ギヤ8は第2制御ギヤ9の内歯9−1に押されて第2制御ギヤ9の回転方向に回転する。
【0027】
第1制御ギヤ8の回転に伴い前述のように第2段目の外歯8−2も出力ギヤ11の内歯11−1に噛み合いながら自転することになり、外歯8−2が出力ギヤ11の内歯11−1を押して出力ギヤ11は第1制御ギヤ8の回転方向と同じ方向に回転する。
【0028】
上記出力ギヤ11の回転に伴い同出力ギヤと一体の出力軸2の回転によりバルブVのステムが回転してバルブVは閉鎖する。
【0029】
バルブVの閉鎖状態から開放させる場合は、モータ4を逆回転させてやれば第1制御ギヤ9、出力ギヤ11が前述の回転方向とは逆方向に回転してバルブVは開放する。
【0030】
つまり、モータ4のみでバルブVを開閉する場合は、モータ4の回転によって決まる第1制御ギヤ8の回転速度J2に比例した速度で出力軸2が回転してバルブVが開閉する。
【0031】
モータ3によってバルブVを閉鎖しようとするとき、同時にモータ4を駆動して第2制御ギヤ9を第1制御ギヤ8が回転する方向に回転させると、第1制御ギヤ8の回転速度は、モータ3のみでバルブVを開閉する場合の第1制御ギヤ8の回転速度J1とモータ4のみでバルブVを開閉する場合の第1制御ギヤ8の回転速度J2の和となって、回転速度J1+J2に比例した速度で出力軸2が回転してバルブVが閉鎖する。
【0032】
バルブVを開放する場合も回転方向が逆になるだけで上述と同じである。
【0033】
モータ3によってバルブVを閉鎖しようとするとき、同時にモータ4を駆動して第2制御ギヤ9を第1制御ギヤ8が回転する方向と逆方向に回転させると、第1制御ギヤ8の回転速度は、モータ3のみでバルブVを開閉する場合の第1制御ギヤ8の回転速度J1とモータ4のみでバルブVを開閉する場合の第1制御ギヤ8の回転速度J2の差(J1>J2)となって、回転速度J1−J2に比例した速度で出力軸2が回転してバルブVが閉鎖する。
【0034】
バルブVを開放する場合も回転方向が逆になるだけで上述と同じである。
【0035】
以上述べたように、出力軸2は、モータ3のみではJ1、モータ4のみではJ2、モータ3とモータ4の組み合わせではJ1+J2、J1−J2のそれぞれの回転速度に比例した速度で回転するもので、バルブVの用途またはバルブのトルクに応じて出力軸2の回転速度を4段階に可変することが可能となり、バルブの開閉速度を可変することができるようになった。
【0036】
また、低トルクのバルブを高速で開閉するとき、バルブの全開、全閉位置での停止の際、バルブに大きな衝撃が掛かるので、通常は出力軸2にストッパーを設けているが、この発明では最初は最大速度(J1+J2)でバルブのステムを開閉方向に回転させ、全開または全閉間際に最小速度(J1−J2)で回転させるようにすることも可能で、ストッパーを使用しなくてもよいものであり、最小速度(J1−J2)もモータ3、4の回転速度をアクチュエータに組み込む前に所望の値に設定しておけばよく、多数の減速ギヤを使用しなくても減速比の極めて大きなバルブ用アクチュエータを提供することも可能である。
【0028】
【発明の効果】
本発明に係るバルブ用アクチュエータによれば、ケーシング内にバルブの駆動に関わる出力軸並びに同出力軸をバルブが開閉する方向に回転させる無励磁作動型ブレーキ付き可逆回転モータと出力軸の回転速度を可変するための可逆回転モータを設けたバルブ用アクチュエータであって、前記モータのピニオンギヤにより回転するドライブギヤを設けると共に、出力軸とは無関係に回転する偏心円盤を回転軸に枢支し、同偏心円盤の外周に歯数の異なる二段の外歯を設けた第1制御ギヤを回転自在に装着し、同ギヤの第1段目の外歯に噛合する内歯と、前記出力軸の回転速度を可変するためのモータによって駆動されるウオームギヤに噛合する外歯を形成した第2制御ギヤを前記出力軸に同心的に枢支すると共に、前記第1制御ギヤの第2段目の外歯に噛合する内歯を形成した出力ギヤの中心を前記出力軸に一体固着したものであるから、二台のモータを交互に回転させるか、二台のモータを同時に回転させることによって出力軸の回転速度つまりバルブの開閉時間を4段階に変更することが可能となり、設置現場においてバルブの用途やバルブのトルクに応じてバルブの開閉時間を選択することができ、また、バルブの開閉の途中で出力軸の回転速度を変更することも可能であり、且つ、二台のモータの組み合わせで極めて大きな減速比を得ることができるので、減速ギヤのギヤ数を減らすこともでき、減速ギヤ群に起因する故障を減らすことができる等極めて実用的なバルブ用アクチュエータを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明アクチュエータをバルブに取り付けた状態を表わす側面図である。
【図2】同アクチュエータの内部構造を表わす斜視図である。
【図3】同アクチュエータの内部構造を表す要部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ
1−1 ケーシング
2 出力軸
3 モータ
4 モータ
5 ピニオンギヤ
6 ドライブギヤ
7 偏心円盤
8 第1制御ギヤ
9 第2制御ギヤ
10 ウオームギヤ
11 出力ギヤ
12 ハンドル
Claims (1)
- ケーシング1−1内にバルブの駆動に関わる出力軸2並びに同出力軸をバルブが開閉する方向に回転させる無励磁作動型ブレーキ付き可逆回転モータ3と出力軸2の回転速度を可変するための可逆回転モータ4を設けたバルブ用アクチュエータ1であって、前記モータ3のピニオンギヤ5により回転するドライブギヤ6を設けると共に、出力軸2とは無関係に回転する偏心円盤7を出力軸2に枢支し、同偏心円盤の外周に歯数の異なる二段の外歯8−1、8−2を設けた第1制御ギヤ8を回転自在に装着し、同ギヤ8の第1段目の外歯8−1に噛合する内歯9−1と、前記回転速度を可変するためのモータ4によって駆動されるウオームギヤ10に噛合する外歯9−2を形成した第2制御ギヤ9を前記出力軸2に同心的に枢支すると共に、前記第1制御ギヤ8の第2段目の外歯8−2に噛合する内歯11−1を形成した出力ギヤ11の中心を前記出力軸2に一体固着したことを特徴とするバルブ用アクチュエータ。
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|---|---|---|---|
| JP2002383229A JP2004190850A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | バルブ用アクチュエータ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004190850A true JP2004190850A (ja) | 2004-07-08 |
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ID=32767010
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004190850A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2002
- 2002-12-12 JP JP2002383229A patent/JP2004190850A/ja active Pending
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