JP2004019937A - バルブ用アクチュエータ - Google Patents

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Yasuo Minae
薬袋 泰夫
Yoshikazu Yokochi
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Masahiro Kazama
風間 正裕
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Abstract

【課題】出力トルクの大きさに関係なく、リミットスイッチ、ポテンショメータ等の弁開度検出部材、その他構成部材を共通化し、さらに、弁の開閉位置を正確に検出することを可能にしたコンパクトで、しかも経済性に優れたバルブ用アクチュエータを提供すること。
【解決手段】モータ3からの回転力を、ケーシング1a内に配設した内接噛合遊星歯車減速機構7を介して出力軸8に減速して伝達し、該出力軸8の回転により弁体を回動開閉させるバルブ用アクチュエータ1において、出力軸8の上部には該出力軸8より小径である制御軸9を延設すると共に、前記歯車減速機構7の上方に各種の弁開度検出部材10を配置したバルブ用アクチュエータである。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボールバルブ、バタフライバルブ等の回転弁に搭載するためのバルブ用アクチュエータであって、特に、電動モータ等を動力源とし、減速機構を介してボールバルブ、バタフライバルブ等の回転弁の弁軸を回転操作する構造のアクチュエータにおいて、出力トルクの大きさに関係なく、リミットスイッチ、ポテンショメータ等の弁開度検出部材、その他構成部材を共通化し、さらに、弁の開閉位置を正確に検出することを可能にしたコンパクトで、しかも経済性に優れたバルブ用アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ボールバルブやバタフライバルブ等に搭載する減速機構を内蔵したバルブ用アクチュエータが各種提案されている。
従来のバルブ用アクチュエータは、モータからの回転力を減速して出力軸に伝達するために、出力軸とモータの回転軸との間に平歯車列を多段等に噛合して連結配設した減速機構を有しており、該減速機構を介することにより、モータからの回転力を減速して出力軸に伝達し、該出力軸と連結した弁軸に伝達して、弁体であるボールやジスクを開閉操作していた。しかし、前記減速機構を内蔵したバルブ用アクチュエータにあっては、多数の平歯車を多段等に噛合して連結配設した構造であるため、出力軸とモータの回転軸との間に広いスペースを確保しなければならず、アクチュエータの大型化につながると共に、構造が複雑になり、かつ部品点数も多くなるため、コスト的にも問題を有していた。
【0003】
そこで、前記問題を解決するものとして、例えば、特開2002−115748号公報が開示されている。
特開2002−115748号公報では、少ない歯車数で大きな減速比を得ることができる減速機構を内蔵したアクチュエータが記載されている。
前記減速機構は、ハウジング外へ回転を伝える出力軸の周りに同軸に設けられ、モータによって前記出力軸と相対的に回転することができると共に、回転軸に対して偏心した外周円を持った偏心体と、外内周が前記出力軸と同軸になっており、内周面に沿って内歯車を有し、ハウジングに対して出力軸の周りに回転することができる円環状太陽内歯車と、前記偏心体の外周円と同軸になった内孔円と外周にある外歯車とを持った遊星外歯車であって、前記偏心体と相対回転可能に外挿して設けられ、外歯車を前記円環状太陽内歯車に部分的に噛合わせて太陽内歯車の内周に沿って公転運動をすることができるようになっているものと、前記遊星外歯車の自転を前記出力軸に伝える回転伝達機構と、前記円環状太陽内歯車のハウジングに対する回転を拘束及び開放することができる回転断続機構とからなる減速機構を内蔵するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来(例えば、特開2002−115748号公報など)の少ない歯車数で大きな減速比を得ることができる減速機構を内蔵したアクチュエータにあっては、モータからの回転力、即ち、出力トルクの大きさを変更する場合には、出力トルクの大きさに対応した出力軸径に変更しなければならず、同時に、カム部材、リミットスイッチ等の弁体の開度検出部材、その他搭載部品を交換したり、或は配置位置を変更する必要が生じて、前記部品・部材とこれらの部品・部材をアクチュエータ内部に固定配置するための取付板を出力トルク毎に用意し、組立てを行わなければならない等、作業性、経済性にも問題を有していた。
【0005】
さらに、リミットスイッチ等の弁体の開度検出部材、その他搭載部品を交換したり、或は配置位置を変更する際に、取付部位、或は配置位置にズレが生じていると、特に、出力軸に取り付けたカム部材により、リミットスイッチの接点を押圧してオン・オフ操作する際に、カム部材と、リミットスイッチとの相対的な位置関係に微少なズレが生じて、弁の開閉位置を正確に検出できなくなるという問題も有していた。
【0006】
本発明は、前記の実情に鑑みて開発に至ったものであり、その目的とするところは、ボールバルブ、バタフライバルブ等の回転弁に搭載するためのバルブ用アクチュエータであって、特に、電動モータ等を動力源とし、少ない歯車数で大きな減速比を得るとこができる内接噛合遊星歯車減速機構を介してボールバルブ、バタフライバルブなどの弁軸を回転操作する構造のアクチュエータにおいて、出力トルクの大きさに関係なく、リミットスイッチ、ポテンショメータ等の弁開度検出部材、その他構成部材を共通化し、さらに、弁の開閉位置を正確に検出することを可能にしたコンパクトで、しかも経済性に優れたバルブ用アクチュエータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、モータからの回転力を、ケーシング内に配設した内接噛合遊星歯車減速機構を介して出力軸に減速して伝達し、該出力軸の回転により弁体を回動開閉させるバルブ用アクチュエータにおいて、前記歯車減速機構は、モータからの回転力の伝達により回転する偏心体と、該偏心体を介して揺動回転可能に設けた外歯歯車と、該外歯歯車と内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車の揺動回転から自転回転を取り出して出力軸に伝える回転伝達機構と、該回転伝達機構を介して連結された出力軸とからなり、該出力軸の上部には該出力軸より小径である制御軸を延設すると共に、前記歯車減速機構の上方に各種の弁開度検出部材を配置したバルブ用アクチュエータである。
【0008】
請求項2に係る発明は、前記弁開度検出部材を、前記歯車減速機構の平面投影面積内に配置したバルブ用アクチュエータである。
【0009】
請求項3に係る発明は、前記弁開度検出部材は、リミットスイッチ、ポテンショメータ、或はその他の部品構成からなり、この弁開度検出部材を共通の取付板に配置してユニットとしたバルブ用アクチュエータである。
【0010】
請求項4に係る発明は、前記モータ等の大きさがアクチュエータの出力によって変わる部品を、前記歯車減速機構の平面投影面積外に設けたバルブ用アクチュエータである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明におけるバルブ用アクチュエータの一実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1及び図2に示すように、本発明のバルブ用アクチュエータ1は、ケーシング1aと、該ケーシング1a内(本実施形態ではベース体2上)に直付けに配設された電動モータ3と、該電動モータ3の回転軸に設けられたピニオンギヤ4と噛合する中間歯車5と、該中間歯車5と噛合する歯車であって、出力軸と同軸上に配設された入力歯車6と、前記電動モータ3からの回転力を前記中間歯車5、入力歯車6を介して伝達される内接噛合遊星歯車減速機構7と、該歯車減速機構7を介して減速された回転力により回転する出力軸8と、該出力軸8の上部に延設した制御軸9と、前記歯車減速機構7の上方に配置した弁開度検出部材10とから構成されている。
【0012】
前記歯車減速機構7は、前記出力軸8と同軸上に配設されており、図3に示すようにその構成は、前記入力歯車6が挿入固着される偏心体11と、該偏心体11を介して揺動回転可能に設けた外歯歯車12と、ベース体2などの固定側に固定され、前記外歯歯車12と内接噛合する内歯歯車13と、前記外歯歯車12の揺動回転から自転回転を取り出して出力軸8に伝えると共に、前記出力軸8を所定角度内に回動制御するためのストッパ部(角度位置決め部)14を有する回転伝達機構15と、該回転伝達機構15を介して連結された出力軸8とから構成されている。
【0013】
前記偏心体11は、出力軸8に対し、ベアリング16を介して相対回転可能に配置されており、図4に示すように、偏心した偏心部11aの中心は出力軸8から偏心量eだけ偏心している。
該偏心体11の偏心部11a外周部位にはベアリング17を設けており、該ベアリング17を介して外歯歯車12が回転自在に設けられている。
該外歯歯車12は、外周にトロコイド系歯形12aを有しており、該外歯歯車12と内接噛合する内歯歯車13は、ベース体2に固定されており、外歯歯車12と相隣接する内周に円弧歯形13aを有している。
【0014】
本実施形態においては、前記したように、外周にトロコイド系歯形12aを有する外歯歯車12と、該外歯歯車12と内接噛合する内歯歯車13は、相隣接する内周に円弧歯形13aを有しているが、これに限定されることはなく、トロコイド系歯形12aを有する外歯歯車12と、内歯に相当する外ピン(図示せず)を外歯歯車12と内接噛合する内周に設けた内歯歯車(図示せず)とからなるものでも良く、さらにその他の内接噛合遊星歯車機構でも良い。
なお、前記歯車減速機構7は、外歯歯車12や内歯歯車13の歯数や厚みを調整することにより、内歯歯車13の外径、即ち、歯車減速機構7の外径の寸法を変えることなく、異なる出力トルクを得ることができるものである。
【0015】
また、前記回転伝達機構15は、外歯歯車12に形成された複数の内ピン孔12bと、該内ピン孔12b内を遊嵌する内ピン18と、該内ピン18を挿入孔19に挿入固着したピンフランジ20とから構成されている。
また、内ピン18をピンフランジ20上面に一体形成することも可能である。前記ピンフランジ20は、出力軸8に取付固定されており、該ピンフランジ20の外周部位にはベアリング20aを設けている。
また、ピンフランジ20の下面には、出力軸8を所定角度内に回動制御するためのストッパ部14を一体又は別体に設けている。
【0016】
ベース体2に形成された出力軸挿通孔2aの上端周縁部位には、回転時に前記ストッパ部14が当接して係止するための回動規制部21を切欠き形成して設けており、本実施形態では回動範囲を90°にしているが、180°としてもよい。
【0017】
前記したように、出力軸8の上部には、該出力軸8より小径である制御軸9を一体又は別体に延設して設けている。
該制御軸9には、リミットスイッチ(弁開度検出部材)10を押圧してオン・オフ操作するカム部材22を設けており、本実施形態では該カム部材22をトレランスリング23を介して角度調整可能に設けている。
【0018】
また、図2及び図5に示すように、リミットスイッチ、ポテンショメータ等からなる弁開度検出部材10を、前記歯車減速機構7の上方に位置すると共に、該歯車減速機構7の平面投影面積内に配置している。
【0019】
また、該弁開度検出部材10は、共通の取付板24に配置してユニットとして構成しており、前記取付板24を介してベース体2に取付固定している。
本実施形態においては、取付部材25を介して、弁開度検出部材(リミットスイッチ等)10を取付板24上に配置しているが、必要に応じて、補助リミットスイッチ等をリミットスイッチ10に積層して追加設置するとよい。
【0020】
また、図1及び図5に示すように、モータ3を、前記歯車減速機構7の平面投影面積外に設けると共に、本実施形態においては、前記モータ3をベース体2上に直付けして設置している。
さらに、ベース体2の下部外側には、前記モータ3、リミットスイッチ、ポテンショメータ等からなる前記弁開度検出部材10などの配線が接続される端子箱26を配置することが可能である。
【0021】
ベース体2上に配設された電動モータ3が駆動すると、該電動モータ3の回転軸に設けられたピニオンギヤ4が回転すると共に、該ピニオンギヤ4と噛合する中間歯車5を介して、出力軸8と同軸上に配設された入力歯車6が回転する。該入力歯車6は、出力軸8と同軸上に配設された偏心体11に取付固定されており、入力歯車6に伝達された回転力により、偏心体11が回転する。
該偏心体11の回転により、外歯歯車12は出力軸8の周りで揺動回転をしようとするが、ベース体2等の固定側に固定された内歯歯車13によって回転が拘束され、該外歯歯車12は前記内歯歯車13に内接噛合しながら揺動する。
【0022】
例えば、外歯歯車12の歯数をN、内歯歯車13の歯数をN+1とすると、歯数差は1となり、偏心体11の1回転毎に外歯歯車12はベース体2等の固定側に固定された内歯歯車13に対して1歯分ずれることになる。即ち、自転回転が生じる。これにより、偏心体11の1回転が外歯歯車12の−1/Nの回転に減速されたことになる。
【0023】
前記外歯歯車12の回転は、該外歯歯車12に形成された内ピン孔12b及び内ピン18の隙間によって揺動成分が吸収され、自転回転が前記内ピン18を介してピンフランジ20へ伝達され、該ピンフランジ20と連結された出力軸8へ伝達される。
従って、外歯歯車12の自転回転−1/Nの回転が出力軸8へ伝達されることになり、該出力軸8と連結された弁軸27を回転させる。
【0024】
また、前記出力軸8が回転すると、該出力軸の上部に一体又は別体に延設して設けた制御軸9が回転し、該制御軸9に設けたカム部材22によって、歯車減速機構7の上方に配置したリミットスイッチ(弁開度検出部材)10をオン・オフ操作して、弁軸27の先端に設けられたバルブ弁体(図示せず)を全開状態、全閉状態にする。
【0025】
さらに、前記歯車減速機構7に設けられた、本実施形態においては、ピンフランジ20の下面に一体又は別体に設けられたストッパ部14と、該ストッパ部14が当接して係止する回動規制部21がベース体2に設けられており、特に、手動操作時において、例えば、アクチュエータカバー上部に突出形成された手動操作部(図示せず)を介して出力軸8を回転操作すると、前記ストッパ部14が回動規制部21の係止面(係止部)21aに当接係止して、出力軸8を所定角度内(90°、或は180°)に回動制御している。
また、本発明のバルブ用アクチュエータにおいて、中間開度可能であることはむろんである。
【0026】
次に、前記の実施形態の作用を説明する。
本発明におけるバルブ用アクチュエータ1は、ベース体2上に配設された電動モータ3からの回転力を減速して出力軸8へ伝達する手段として、偏心部11aを有する偏心体11と、該偏心体11を介して揺動回転可能に設けた外歯歯車12と、該外歯歯車12と内接噛合する内歯歯車13と、前記外歯歯車12の揺動回転から自転回転を取り出して、出力軸8に伝える回転伝達機構15と、該回転伝達機構15を介して連結された出力軸8とから構成される内接噛合遊星歯車減速機構7を出力軸8と同軸上に配設することで、小さなスペースで大きな減速比を得ることができ、さらに、その他の電子部品を内蔵するための有効スペースを確保することを可能にしている。
【0027】
また、前記出力軸8の上部に、該出力軸8より小径である制御軸9を一体又は別体に延設して設けており、該制御軸9の径をモータ3からの回転力、即ち、出力トルクの大きさに関係なく、一定の径とすることにより、該制御軸9に設けられるカム部材22を共通部品とすることができる。
【0028】
さらに、リミットスイッチ、ポテンショメータ等からなる弁開度検出部材10を前記歯車減速機構7の上方であって、該歯車減速機構7の平面投影面積内に配置することで、前記制御軸9に設けられるカム部材22と、該弁開度検出部材10との相対位置を、モータ3からの回転力、即ち、出力トルクの大きさに関係なく、一定に、且つコンパクトに維持することが可能となり、リミットスイッチ、ポテンショメータ等からなる弁開度検出部材10を共通部品とすることができると共に、アクチュエータ自体をコンパクトにすることができる。
特に、前記弁開度検出部材10を出力トルクの大きい歯車減速機構7の平面投影面積内に配置しておけば、これよりも出力トルクの小さいアクチュエータと共通の部品、共通の配置に統一することができる。
【0029】
また、リミットスイッチ、ポテンショメータ等からなる前記弁開度検出部材10を出力トルクの大きさに関係なく、一定の大きさとした共通の取付板24に配置してユニットとして構成することにより、共通の取付板24で、各部材を位置決めすることができる。
【0030】
また、前記モータ3を前記歯車減速機構7の平面投影面積外に設けることで、有効スペースを確保することが可能なり、例えば、図1に示すように、モータ3を歯車減速機構7の斜め上方のベース体2上部に配置した場合、ベース体2の下部外側には、前記モータ3、リミットスイッチ、ポテンショメータ等からなる前記弁開度検出部材10などの配線が接続される端子箱26を配置することが可能となる。
従って、アクチュエータの横寸法を小さくしつつ、モータ3、端子箱26を配置することができる。
【0031】
さらに、前記歯車減速機構7に角度位置決め部14(本実施形態では、ストッパ部)を形成することで、出力軸8を所定角度内に回動制御するので、バルブ弁体(図示せず)の正確な開閉操作をさらに可能にしている。
【0032】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、本発明によると、電動モータからの回転力を減速して出力軸へ伝達する手段として、偏心部を有する偏心体と、該偏心体を介して揺動回転可能に設けた外歯歯車と、該外歯歯車と内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車の揺動回転から自転回転を取り出して、出力軸に伝える回転伝達機構と、該回転伝達機構を介して連結された出力軸とから構成される内接噛合遊星歯車減速機構を出力軸と同軸上に配設したことにより、減速機構を内蔵したアクチュエータのコンパクト化が可能となると共に、前記減速機構における同一容積内で減速比を変更することが可能であるため、アクチュエータのコンパクト化は勿論のこと、従来、出力トルク毎に必要であった部品・部材を削除することができ、作業性、経済性を向上させることが可能となった。
【0033】
さらに、出力軸の上部に該出力軸より小径である制御軸を延設して設けて、出力トルクの大きさに関係なく、一定の径とすることにより、該制御軸に設けられるカム部材を共通部品とすることが可能となった。
さらに、リミットスイッチ、ポテンショメータ等からなる弁開度検出部材を前記歯車減速機構の上方であって、該歯車減速機構の平面投影面積内に配置することで、前記制御軸に設けられるカム部材と、該弁開度検出部材との相対位置を、出力トルクの大きさに関係なく、一定に維持することが可能となり、リミットスイッチ、ポテンショメータ等からなる弁開度検出部材を共通部品とすることが可能となった。
【0034】
さらに、リミットスイッチ、ポテンショメータ等からなる前記弁開度検出部材を共通の取付板に配置してユニットとして構成することにより、共通の取付板で、各部材を位置決めすることが可能となると共に、特に、カム部材と、リミットスイッチとの相対的な位置関係を維持することが可能となり、バルブ弁体の開閉位置を正確に検出することが可能となった。
【0035】
さらに、前記モータ等のように、大きさがアクチュエータの出力によって変わる部品を前記歯車減速機構の平面投影面積外に設けることで、有効スペースを確保することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるバルブ用アクチュエータの正面断面図である。
【図2】本発明におけるバルブ用アクチュエータの横断面図であるである。
【図3】本発明におけるバルブ用アクチュエータに内蔵する内接噛合遊星歯車減速機構の分離斜視図である。
【図4】図1におけるA−A線断面図である。
【図5】ケーシング(アクチュエータカバー)を取り外した状態における本発明のバルブ用アクチュエータの平面図である。
【符号の説明】
1 バルブ用アクチュエータ
1a ケーシング
2 ベース体
3 モータ
7 内接噛合遊星歯車減速機構
8 出力軸
9 制御軸
10 弁開度検出部材
11 偏心体
12 外歯歯車
13 内歯歯車
15 回転伝達機構
24 取付板

Claims (4)

  1. モータからの回転力を、ケーシング内に配設した内接噛合遊星歯車減速機構を介して出力軸に減速して伝達し、該出力軸の回転により弁体を回動開閉させるバルブ用アクチュエータにおいて、前記歯車減速機構は、モータからの回転力の伝達により回転する偏心体と、該偏心体を介して揺動回転可能に設けた外歯歯車と、該外歯歯車と内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車の揺動回転から自転回転を取り出して出力軸に伝える回転伝達機構と、該回転伝達機構を介して連結された出力軸とからなり、該出力軸の上部には該出力軸より小径である制御軸を延設すると共に、前記歯車減速機構の上方に各種の弁開度検出部材を配置したことを特徴とするバルブ用アクチュエータ。
  2. 前記弁開度検出部材を、前記歯車減速機構の平面投影面積内に配置した請求項1に記載のバルブ用アクチュエータ。
  3. 前記弁開度検出部材は、リミットスイッチ、ポテンショメータ、或はその他の部品構成からなり、この弁開度検出部材を共通の取付板に配置してユニットとした請求項1又は2に記載のバルブ用アクチュエータ。
  4. 前記モータ等の大きさがアクチュエータの出力によって変わる部品を、前記歯車減速機構の平面投影面積外に設けた請求項1乃至3の何れかに記載のバルブ用アクチュエータ。
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