JPH11224567A - リミットスイッチ装置 - Google Patents

リミットスイッチ装置

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Publication number
JPH11224567A
JPH11224567A JP2421398A JP2421398A JPH11224567A JP H11224567 A JPH11224567 A JP H11224567A JP 2421398 A JP2421398 A JP 2421398A JP 2421398 A JP2421398 A JP 2421398A JP H11224567 A JPH11224567 A JP H11224567A
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JP
Japan
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limit switch
switch
shaft
cam
mounting plate
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Application number
JP2421398A
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English (en)
Inventor
Kenji Morishita
健二 森下
Chihiro Motobe
千博 本部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH11224567A publication Critical patent/JPH11224567A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/0253Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch two co-operating contacts actuated independently

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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉タイミング調整範囲が大きい開閉タイミ
ング調整機構付きのリミットスイッチ装置を得ること。 【解決手段】 スイッチ箱1より回転可能に支持された
カム軸7に取り付けられたカム11により接点を開閉す
るリミットスイッチ本体17を有するリミットスイッチ
装置において、カム軸7の外周面にセレーション10を
生成し、セレーション10にカム11を取付回転角度を
変更可能にセレーション係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータ等の被制
御機器のオン・オフ制御を行うリミットスイッチ装置に
関し、特にカム軸に取り付けられたカムによって接点を
開閉する開閉タイミング調整機構付きのリミットスイッ
チ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カム軸に取り付けられたカムによって接
点を開閉する開閉タイミング調整機構付きのリミットス
イッチ装置として、特開昭58−19826号公報に示
されているものがある。この公報に示されているリミッ
トスイッチ装置は、カム軸に、当該カム軸の中心軸線周
りに回転可能に設けられたスイッチ取付板を有し、この
スイッチ取付板にリミットスイッチ本体が固定され、ス
イッチ取付板のカム軸中心周りの回転角位置によりカム
軸上のカムとリミットスイッチ本体との回転角位相が可
変設定される。
【0003】スイッチ取付板にはカム軸と同心のスリッ
ト状の円弧開口が形成され、この円弧開口と基台等の固
定側部材を貫通した締結ねじによりスイッチ取付板が円
弧開口の回転角範囲の任意の回転角位置にて固定される
ようなっている。
【0004】リミットスイッチの開閉タイミング調整は
スイッチ取付板の回転角位置調整により行われ、この調
整は、スイッチ取付板の外周縁部(カム軸と同心円弧外
周縁)に形成されたセクタ歯部にピニオン付きドライバ
を当て、ピニオン付きドライバによりスイッチ取付板を
回動させることにより行うようになっている。
【0005】また、開閉タイミング調整機構付きのリミ
ットスイッチ装置として、図9〜図12に示されている
ようなものがある。このリミットスイッチ装置はスイッ
チ箱100を有している。スイッチ箱100はモータ取
付用延長部101を有し、モータ取付用延長部101に
ボルト102によってモータ103が固定されている。
モータ取付用延長部101を含むスイッチ箱100には
ギヤボックス104がボルト105により固定されてい
る。
【0006】モータ103の出力軸106に形成された
歯車107は、ギヤボックス104内においてギヤボッ
クス104に固定された中間軸に回転可能に設けられた
中間歯車108の大径歯車108aと噛合している。ギ
ヤボックス104内にはボール軸受部材109により出
力軸110が回転可能に設けられており、出力軸110
に固定された出力軸歯車111が中間歯車108の小径
歯車108bと噛合している。
【0007】これにより出力軸110は上述の歯車列を
介してモータ103により回転駆動される。
【0008】スイッチ箱100内には出力軸110と同
軸のカム軸112が回転可能に設けられている。出力軸
110とカム軸112とは一体軸であり、この軸は、ギ
ヤボックス104と、スイッチ箱100と、スイッチ箱
100にボルト105aにより取り付けられたカバー部
材104aのそれぞれに取り付けられたボール軸受部材
109により、両端と中間部の3箇所において支承され
ている。
【0009】カム軸112には複数個の板カム113が
それぞれ止めねじ114によって固定されている。カム
軸112と各板カム113にはキー溝112aと113
aとが形成され、キー溝112aと113aにキー11
5がキー係合している。このキー係合によって各板カム
113のカム軸112に対する取付回転角位置が一義的
に変更不能に固定設定される。
【0010】カム軸112には、各板カム113につい
て2枚のスイッチ取付板116がブッシュ117を介し
てカム軸112の中心軸線周りに回転可能に設けられて
いるる。各板カム113毎の2枚のスイッチ取付板11
6は板カム113の両側にあり、この2枚のスイッチ取
付板116間に挟まれるようにしてリミットスイッチ本
体118がこれらを貫通するボルト119とセルフロッ
クナット120により固定されている。
【0011】リミットスイッチ本体118は、ばね片状
のアクチュエータ121を有し、アクチュエータ121
が板カム113の山部113bにより押されることによ
り本体内部の図示されていない接点を開閉する。
【0012】これによりリミットスイッチ本体118
は、カム軸112、換言すれば出力軸110の回転角度
に応じて板カム113によって接点を開閉する。
【0013】各板カム113毎の2枚のスイッチ取付板
116には、2枚のスイッチ取付板116間に挟まれる
ようにしてローラ状ナット122が自身の中心軸線周り
に回転可能に設けられている。また、ローラ状ナット1
22の取付近傍には2枚のスイッチ取付板116の間隔
を一定に保つためのスペーサ123がリベット124に
よって固定されている。
【0014】ローラ状ナット122にはアジャストスク
リュウ125がねじ係合している。アジャストスクリュ
ウ125の頭部側はスイッチ箱100を貫通しており、
アジャストスクリュウ125の頭部125aはスイッチ
箱100外に突出している。頭部125aにはねじ回し
等の工具が係合する工具係合部125bが形成されてい
る。アジャストスクリュウ125にはばねリテーナカラ
ー126が遊嵌合しており、このばねリテーナカラー1
26とスイッチ箱100の内壁面との間に圧縮コイルば
ね127が弾装されている。
【0015】上述のような構成による装置では、モータ
103が駆動されることにより、歯車107、中間歯車
108、出力軸歯車111による歯車列を介して出力軸
110、カム軸112が回転する。この回転によって板
カム113が回転し、リミットスイッチ本体118の接
点がオン状態からオフ状態に変化し、モータ103の駆
動が停止される。
【0016】モータ103を停止させる時の出力軸11
0の回転角位置を調整する場合には、アジャストスクリ
ュウ125の頭部125aに形成されている工具係合部
125bにスイッチ箱100外においてねじ回し等の工
具を係合させてアジャストスクリュウ125を回す。
【0017】アジャストスクリュウ125の回転によ
り、これにねじ係合しているローラ状ナット122がア
ジャストスクリュウ125の軸線方向に移動する。これ
により2枚組のスイッチ取付板116がリミットスイッ
チ本体118と共にカム軸112の中心軸線周りに回転
変位し、板カム113に対するリミットスイッチ本体1
18の回転角位相(位置)が変化する。
【0018】圧縮コイルばね127が常にばねリテーナ
カラー126を押してねじ部分の回り止め作用を行うた
め、位置調整後にスイッチ取付板116が不用意に回転
することがなく、リミットスイッチ本体118の設定位
置が保持される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】特開昭58−1982
6号公報に示されているリミットスイッチ装置では、ス
イッチ取付板の回転角位置調整のためにピニオン付きド
ライバと云う特殊な工具が必要であり、またピニオン付
きドライバをスイッチ取付板のセクタ歯部に手作業で当
ててスイッチ取付板を回転変位させるのでは、スイッチ
取付板の回転角位置を的確に微調整することが難しく、
相当の熟練度を有する作業であると思われる。
【0020】図9〜図12に示されているリミットスイ
ッチ装置では、スイッチ取付板の回転角位置調整に際し
て、ローラ状ナット122はアジャストスクリュウ12
5の軸線方向に移動するのに対して、スイッチ取付板1
16がカム軸112の中心軸線周りに回転変位し、ロー
ラ状ナット122が円弧運動するため、スイッチ箱10
0に対してアジャストスクリュウ125が頭部125a
側を支点として傾斜することになる。このため、アジャ
ストスクリュウ125をスイッチ箱100に剛固に固定
する構造を取ることが難しく、スイッチ取付板116を
任意の回転角位置に固定することに関して確実性に欠け
るものとなる。
【0021】この確実性は圧縮コイルばね127のばね
力を強めることにより上がるが、しかし、圧縮コイルば
ね127のばね力を強めてもアジャストスクリュウ12
5をスイッチ箱100に剛固に固定することにならない
から、確実性向上に限度がある。圧縮コイルばね127
のばね力を強いほど、アジャストスクリュウ125を回
すのに大きい力が必要になり、またばねの組み付け作業
が厄介なものになる。
【0022】また、一度、アジャストスクリュウ125
とローラ状ナット122との螺合を外すと、圧縮コイル
ばね127の反発力が作用し、スイッチ箱100外から
は容易にローラ状ナット122ねじ部を探すことは非常
に難しく、さらに、圧縮コイルばね127の反発力によ
ってばねリテーナカラー126がアジャストスクリュウ
125から脱落してしまい、結果、スイッチ機構部のカ
バー部材104aを取外し、再組み付け調整することが
必要となる。
【0023】また、特開昭58−19826号公報に示
されているリミットスイッチ装置、図9〜図12に示さ
れているリミットスイッチ装置の何れにおいても、カム
はカム軸に対してキー係合等により取り付け角度を変更
不能に固定されるから、スイッチ取付板の回転角位置調
整、換言すれば、リミットスイッチの開閉タイミング調
整の可能範囲に限界があり、この開閉タイミング調整を
カム軸の回転角で見て180度等の大きい角度範囲に亙
って行うことには無理がある。
【0024】この発明は、上述の如き問題点を解消する
ためになされたもので、熟練度を有する作業を要するこ
となく、リミットスイッチの開閉タイミング調整を高精
度に確実に行うことができ、また開閉タイミング調整範
囲が大きい開閉タイミング調整機構付きのリミットスイ
ッチ装置を得ることを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるリミットスイッチ装置は、スイッ
チ箱より回転可能に支持されたカム軸に取り付けられた
カムにより接点を開閉するリミットスイッチ本体を有す
るリミットスイッチ装置において、前記カム軸は外周面
にセレーションを形成され、当該セレーションにカムが
取付回転角度を変更可能にセレーション係合しているも
のである。
【0026】つぎの発明によるリミットスイッチ装置
は、スイッチ箱より回転可能に支持されたカム軸に取り
付けられたカムにより接点を開閉するリミットスイッチ
本体を有するリミットスイッチ装置において、前記カム
軸より当該カム軸の中心軸線周りに回転可能に支持され
て前記リミットスイッチ本体を担持するスイッチ取付板
と、前記スイッチ取付板に設けられ、前記カム軸の同心
の扇形のウォームホイールと、前記スイッチ箱より回転
可能に支持され、前記ウォームホイールと噛合するウォ
ームを有するアジャスト軸とを有しているものである。
【0027】つぎの発明によるリミットスイッチ装置
は、スイッチ箱より回転可能に支持されたカム軸に取り
付けられたカムにより接点を開閉するリミットスイッチ
本体を有するリミットスイッチ装置において、前記カム
軸より当該カム軸の中心軸線周りに回転可能に支持され
て前記リミットスイッチ本体を担持するスイッチ取付板
と、前記スイッチ取付板に設けられ、前記カム軸の同心
の扇形のウォームホイールとを有し、前記カム軸は外周
面にセレーションを形成され、当該セレーションにカム
が取付回転角度を変更可能にセレーション係合している
ものである。
【0028】つぎの発明によるリミットスイッチ装置
は、前記アジャスト軸はレンチ、ねじ回し等の一般工具
により回される工具係合頭部を前記スイッチ箱の外部に
有しているものである。
【0029】つぎの発明によるリミットスイッチ装置
は、前記アジャスト軸を前記スイッチ箱に選択的に固定
する締弛可能な締結具を有しているものである。
【0030】つぎの発明によるリミットスイッチ装置
は、前記カム軸に複数個のカムが取り付けられているも
のである。
【0031】つぎの発明によるリミットスイッチ装置
は、前記カム軸が被制御機器側の回転軸とは独立した軸
として構成され、軸継手機構により被制御機器側の回転
軸と連結され、スイッチ箱を筺体として被制御機器とは
分離可能な完全ユニット構造をなしているものである。
【0032】つぎの発明によるリミットスイッチ装置
は、前記カム軸と駆動連結された回転角度検出器が前記
スイッチ箱に取り付けられているものである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照して、この
発明に係るリミットスイッチ装置の実施の形態を詳細に
説明する。
【0034】実施の形態1.図1〜図3はこの発明によ
るリミットスイッチ装置の実施の形態1を示している。
これらの図において、符号1はスイッチ箱を示してお
り、スイッチ箱1は出力軸2の一端をボール軸受部材3
より回転可能に支持している。出力軸2に取り付けられ
ている出力軸歯車4には中間歯車5が噛合しており、出
力軸2は従来のものと同様にモータ等により回転駆動さ
れる。
【0035】スイッチ箱1にはカバー部材6が取り付け
られている。なお、表現の簡略化のために、スイッチ箱
1とカバー部材6とを一括してスイッチ箱と云うことが
ある。スイッチ箱1内にはカム軸7が設けられている。
カム軸7は、中空軸により構成され、一端にはカバー部
材6にしまり圧入固定されたスタッドピン8が係合し、
他端に形成されたスプライン内径部9に出力軸2の端部
に設けられたスプライン軸部2aがスプライン係合して
いる。これらの係合により、カム軸7は、スイッチ箱よ
り両持ち支持され、出力軸2と駆動連結されて出力軸2
と一体回転する。
【0036】カム軸7の外径部は全体をセレーション外
径部10とされており、セレーション外径部10に複数
個のカム11がそれぞれセレーション係合している。こ
のセレーション係合は、カム11のカム軸係合孔12が
セレーション孔であることにより達成され、このセレー
ション係合によりカム11はカム軸7に対してセレーシ
ョン歯数の角度分ずつ取付回転角度を変更可能に取り付
けられる。
【0037】この場合のカム11の形状の複数のものに
おいて互いに同一形状でよく、各カム11の取付初期位
相は、各カム11の回転角方向のセレーション係合位置
により、それぞれ個別に設定される。カム軸7には各カ
ム11毎にブッシュ13によってスイッチ取付板14が
カム軸7の中心軸線周りに回転変位可能に取り付けられ
ている。
【0038】カム軸7は複数個のカム11とブッシュ1
3とを串差し状に軸支しており、これらが軸線方向にが
た付かないよう、カム軸7の両側にはスラストスペーサ
20が設けられている。
【0039】各スイッチ取付板14にはボルト15とセ
ルフロックナット16によりマイクロスイッチ本体17
が固定装着されている。マイクロスイッチ本体17は、
従来のものと同様に、ばね片状のアクチュエータ18を
有し、アクチュエータ18がカム11の山部11aによ
り押されることにより本体内部の図示されていない接点
を開閉する。各スイッチ取付板14にはカム軸7と同心
の扇形のウォームホイールをなすはすば歯車部19が一
体形成されている。
【0040】スイッチ箱1は焼結ブッシュ21によって
アジャスト軸22を回転可能に両持ち支持している。ア
ジャスト軸22は、スイッチ箱1より両持ち支持状態で
回転可能に支持され、ユニファイねじ部(ウォーム)2
3によってはすば歯車部19と噛合し、自身の中心軸線
周りの回転により、スイッチ取付板14をカム軸7の中
心軸線周りに回転変位させる。
【0041】アジャスト軸22の頭部24は、スイッチ
箱1の外部に出ており、レンチ等の一般工具により回さ
れる工具係合頭部をなすべく六角形に形成されている。
なお、この頭部24はねじ回し等の工具により回される
プラス、マイナスのねじ頭部であってもよい。
【0042】アジャスト軸22はスイッチ箱1内の頭部
近傍にねじ部25を有しており、ねじ部25にはセルフ
ロックナット26がねじ係合している。また、アジャス
ト軸22の頭部24には回り止め用の爪付き座金27が
設けられている。
【0043】スイッチ箱1のアジャスト軸配置部近傍に
は、セルフロックナット26にアクセスするための開口
28が形成されており、開口28はカバープレート29
により開閉可能に覆蓋される。
【0044】つぎに、作用について説明する。開閉タイ
ミング調整に際しては、カバープレート29を外して開
口28よりスイッチ箱1内に工具を入れてセルフロック
ナット26を弛め、スイッチ箱1外においてアジャスト
軸22の頭部24に工具を係合させて工具によってアジ
ャスト軸22を回転させる。
【0045】このアジャスト軸22により、ユニファイ
ねじ部23とはすば歯車部19との噛合関係によってス
イッチ取付板14がカム軸7の中心軸線周りに回転変位
し、スイッチ取付板14に取り付けられているマイクロ
スイッチ17のカム11に対する位置が変化する。これ
によりカム11によるマイクロスイッチ17の開閉タイ
ミングが変化する。
【0046】調整完了後に、セルフロックナット26を
締め付け、セルフロックナツト26爪付座金27とによ
り、アジャスト軸22を回り止め固定する。これによ
り、アジャスト軸22はスイッチ箱1に剛固に固定され
て上下方向に遊ぶことはない。アジャスト軸22の固定
により、位置調整後においては、スイッチ取付板14は
回転することはなく、リミットスイッチ17の設定位置
は完全に保持される。
【0047】マイクロスイッチ17の作動角度を大幅に
変更したい場合には、カム11のカム軸7に対するセレ
ーションの嵌合位置をずらし、組み変え変更する。これ
により、作動角に合わせた形状変更品を新しく用意しな
くとも、リミットスイッチ17の角度作動の変更を簡単
に行える。
【0048】実施の形態2.図4〜図7はこの発明によ
るリミットスイッチ装置の実施の形態2を示している。
なお、図4〜図7において、図1〜図3に示されている
もの同等あるいは同一の構成要件には、図1〜図3に付
けた符号と同一の符号を付けてその説明を省略する。
【0049】この実施の形態では、カム軸7は、完全な
独立軸として両端をボール軸受部材3により両持ち状態
で、スイッチ箱1より回転可能に支持されている。カム
軸の一端はスイッチ箱1の外部に突出しており、この端
部に軸継手30により中間軸2が連結され、リミットス
イッチ装置がスイッチ箱1を筺体として被制御機器とは
分離可能な完全ユニット構造をなしている。
【0050】軸継手30は、中間軸2を挿入される係合
孔31と、中間軸2に固定されたピン32が係合するス
リット溝33により抜き差し可能なトルク伝達の軸継手
構造により構成されている。軸継手30は、上述のよう
な構造のものに限定されることはなく、図7に示されて
いいるように、スプラインまたはセレーション34など
によるものであってもよい。
【0051】この実施の形態では、リミットスイッチ装
置を被制御機器とは別に単体で取り扱うことができる。
なお、開閉タイミング調整機能は、実施の形態1と同一
である。
【0052】実施の形態3.図8はこの発明によるリミ
ットスイッチ装置の実施の形態2を示している。なお、
図8においても、図1〜図3に示されているもの同等あ
るいは同一の構成要件には、図1〜図3に付けた符号と
同一の符号を付けてその説明を省略する。
【0053】この実施の形態では、カバー部材6の外側
にポテンショメータなどによる回転角度検出器35が取
り付けれている。回転角度検出器35の検出軸36は、
カム軸7と同一軸線上にあり、軸継手37によりカム軸
7と駆動連結されている。
【0054】回転角度検出器35の取り付けは、ボルト
38によりカバー部材6に固定されたクランプ金具39
を検出器ケース外周の周溝40に係合させることによ
り、軸周りの取付位置(初期位置)を手操作で変更可能
な態様で行われている。
【0055】この実施の形態では、回転角度検出器35
によってカム軸7の回転角度を検出することができる。
なお、この実施の形態でも、開閉タイミング調整機能
は、実施の形態1と同一である。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明によるリミットスイッチ装置によれば、カムがカム軸
にセレーションにより取り付けられているから、カムの
取付回転角度をセレーション歯数の角度分ずつ変更可能
になり、カム形状が複数のものにおいて互いに同一形状
でよくなり、複数種類のカム(キー溝位置が異なったも
の)を準備する必要がなくなる。また、マイクロスイッ
チの作動角度を大幅に変更したい場合には、カムのカム
軸に対するセレーションの嵌合位置をずらし、組み変え
変更することにより、作動角に合わせた形状変更品を新
しく用意しなくとも、リミットスイッチの角度作動の変
更を簡単に行える。
【0057】つぎの発明によるリミットスイッチ装置に
よれば、スイッチ取付板の扇形のウォームホイールとア
ジャスト軸のウォームとの噛合により、アジャスト軸を
回すことにより、スイッチ取付板がマイクロスイッチを
伴ってカム軸周りに回転変位し、マイクロスイッチの開
閉タイミングが高精度に正確に微調整される。スイッチ
取付板がカム軸周りに回転変位しても、アジャスト軸が
傾斜変位することがないから、アジャスト軸をロックナ
ット等の簡単な締結具によりスイッチ箱に固定でき、マ
イクロスイッチの開閉タイミング調整が確実性高く、安
定して行われ得るようになる。
【0058】つぎの発明によるリミットスイッチ装置に
よれば、カムがカム軸にセレーションにより取り付けら
れているから、スイッチ取付板の扇形のウォームホイー
ルとアジャスト軸のウォームとの噛合により、アジャス
ト軸を回すことにより、スイッチ取付板がマイクロスイ
ッチを伴ってカム軸周りに回転変位し、マイクロスイッ
チの開閉タイミングが高精度に正確に微調整されるてい
るから、カムの取付回転角度をセレーション歯数の角度
分ずつ変更可能になり、カム形状が複数のものにおいて
互いに同一形状でよくなり、複数種類のカムを準備する
必要がなくなる。
【0059】また、マイクロスイッチの作動角度を大幅
に変更したい場合には、カムのカム軸に対するセレーシ
ョンの嵌合位置をずらし、組み変え変更することによ
り、作動角に合わせた形状変更品を新しく用意しなくと
も、リミットスイッチの角度作動の変更を簡単に行え
る。
【0060】また、スイッチ取付板の扇形のウォームホ
イールとアジャスト軸のウォームとの噛合により、アジ
ャスト軸を回すことにより、スイッチ取付板がマイクロ
スイッチを伴ってカム軸周りに回転変位し、マイクロス
イッチの開閉タイミングが高精度に正確に微調整され
る。スイッチ取付板がカム軸周りに回転変位しても、ア
ジャスト軸が傾斜変位することがないから、アジャスト
軸をロックナット等の簡単な締結具によりスイッチ箱に
固定でき、マイクロスイッチの開閉タイミング調整が確
実性高く、安定して行われ得るようになる。
【0061】つぎの発明によるリミットスイッチ装置に
よれば、アジャスト軸は工具係合頭部をもって、レン
チ、ねじ回し等の一般工具により回されるから、特殊な
工具を必要とするこなく、マイクロスイッチの開閉タイ
ミングを高精度に微調整することができる。
【0062】つぎの発明によるリミットスイッチ装置に
よれば、アジャスト軸が締結具によってスイッチ箱に選
択的に固定されるから、振動および衝撃によってアジャ
スト軸、スイッチ取付板の位置が変動することがなく、
マイクロスイッチの開閉タイミング調整が確実性高く、
安定して行われるようになる。
【0063】つぎの発明によるリミットスイッチ装置に
よれば、カム軸に複数個のカムが取り付けられ、各カム
により複数種類の開閉制御を行うことができる。
【0064】つぎの発明によるリミットスイッチ装置に
よれば、カム軸が被制御機器側の回転軸とは独立した軸
として構成され、軸継手機構により被制御機器側の回転
軸と連結され、スイッチ箱を筺体として被制御機器とは
分離可能に完全ユニット構造をなしているから、リミッ
トスイッチ装置を被制御機器とは別に単体で取り扱うこ
とができ、リミットスイッチ装置り適用範囲が広がる。
【0065】つぎの発明によるリミットスイッチ装置に
よれば、カム軸と駆動連結された回転角度検出器がスイ
ッチ箱に取り付けられているから、リミットスイッチ装
置においてカム軸の回転角度を的確に検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるリミットスイッチ装置の実施
の形態1を示す断面図である。
【図2】 図1の線A−Aによる断面図である。
【図3】 この発明によるリミットスイッチ装置の実施
の形態1を示す分解斜視図である。
【図4】 この発明によるリミットスイッチ装置の実施
の形態2を示す断面図である。
【図5】 この発明によるリミットスイッチ装置の実施
の形態2の要部を示す拡大断面図である。
【図6】 この発明によるリミットスイッチ装置の実施
の形態2の要部を示す拡大平面図である。
【図7】 この発明によるリミットスイッチ装置の実施
の形態2の要部の他の例を示す拡大断面図である。
【図8】 この発明によるリミットスイッチ装置の実施
の形態3の要部を示す断面図である。
【図9】 リミットスイッチ装置の従来例を示す断面図
である。
【図10】 図9の線B−Bによる拡大断面図である。
【図11】 図10の線C−Cによる断面図である。
【図12】 リミットスイッチ装置の従来例を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
1 スイッチ箱、2 出力軸、6 カバー部材、7 カ
ム軸、10 セレーション外径部、11 カム、12
カム軸係合孔、14 スイッチ取付板、17マイクロス
イッチ本体、18 アクチュエータ、19 はすば歯車
部、22 アジャスト軸、23 ユニファイねじ部、2
4 頭部、26 セルフロックナット、30 軸継手、
31 係合孔、32 ピン、33 スリット溝、34
セレーション、35 回転角度検出器。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ箱より回転可能に支持されたカ
    ム軸に取り付けられたカムにより接点を開閉するリミッ
    トスイッチ本体を有するリミットスイッチ装置におい
    て、 前記カム軸は外周面にセレーションを形成され、当該セ
    レーションにカムが取付回転角度を変更可能にセレーシ
    ョン係合していることを特徴とするリミットスイッチ装
    置。
  2. 【請求項2】 スイッチ箱より回転可能に支持されたカ
    ム軸に取り付けられたカムにより接点を開閉するリミッ
    トスイッチ本体を有するリミットスイッチ装置におい
    て、 前記カム軸より当該カム軸の中心軸線周りに回転可能に
    支持されて前記リミットスイッチ本体を担持するスイッ
    チ取付板と、 前記スイッチ取付板に設けられ、前記カム軸の同心の扇
    形のウォームホイールと、 前記スイッチ箱より回転可能に支持され、前記ウォーム
    ホイールと噛合するウォームを有するアジャスト軸と、 を有していることを特徴するリミットスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 スイッチ箱より回転可能に支持されたカ
    ム軸に取り付けられたカムにより接点を開閉するリミッ
    トスイッチ本体を有するリミットスイッチ装置におい
    て、 前記カム軸より当該カム軸の中心軸線周りに回転可能に
    支持されて前記リミットスイッチ本体を担持するスイッ
    チ取付板と、 前記スイッチ取付板に設けられ、前記カム軸の同心の扇
    形のウォームホイールと、 を有し、 前記カム軸は外周面にセレーションを形成され、当該セ
    レーションにカムが取付回転角度を変更可能にセレーシ
    ョン係合していることを特徴するリミットスイッチ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記アジャスト軸はレンチ、ねじ回し等
    の一般工具により回される工具係合頭部を前記スイッチ
    箱の外部に有していることを特徴する請求項2または3
    に記載のリミットスイッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記アジャスト軸を前記スイッチ箱に選
    択的に固定する締弛可能な締結具を有している請求項2
    〜4のいずれか一つに記載のリミットスイッチ装置。
  6. 【請求項6】 前記カム軸に複数個のカムが取り付けら
    れていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つ
    に記載のリミットスイッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記カム軸が被制御機器側の回転軸とは
    独立した軸として構成され、軸継手機構により被制御機
    器側の回転軸と連結され、スイッチ箱を筺体として被制
    御機器とは分離可能な完全ユニット構造をなしているこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のリ
    ミットスイッチ装置。
  8. 【請求項8】 前記カム軸と駆動連結された回転角度検
    出器が前記スイッチ箱に取り付けられていることを特徴
    とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のリミットス
    イッチ装置。
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