JP4750095B2 - 蒲焼の加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、蒲焼の加工方法に係り、特に、焼きの改善を図った蒲焼の加工方法に関する。
うなぎ、あなご等の食材を割いて骨を取って焼く蒲焼の加工方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特許第3437131号公報(図3)
しかしながら、上記の蒲焼の加工方法によって、蒲焼を多量に加工すると、焼きむらが生じていた。これは、同じ条件下で焼く場合、うなぎ、あなご等の「頭部に近い部位」は、「尾に近い部位」に比べ、肉厚が厚く、肉厚に差があって均一でないことに起因すると考えられる。
加熱をうなぎ、あなご等の肉厚に応じて制御できれば、良いが、多量に生産する「蒲焼の加工方法」にあっては、現状困難である。
そのため、肉厚が厚い「頭部に近い部位」を基準にして焼こうとすれば、「頭部に近い部位」は良好に焼けるが、肉厚が薄い「尾に近い部位」は乾燥から焦げの状態となり、味、食感が悪く、逆に、肉厚が薄い「尾に近い部位」を基準にして焼こうとすれば、「尾に近い部位」は良好に焼けるが、肉厚が厚い「頭部に近い部位」の焼きが不足するという問題点が生じる。
この問題点を除去する一手段として、例えば、ライン上の手作業により、搬送されてくる「うなぎ」の「尾に近い部位」を覆うカバーをかけて加熱する量を軽減したり、また、加熱する部位から搬送されてくる「うなぎ」の「尾に近い部位」を手作業により、遠ざけることも考えられる。
しかしながら、この方法はライン上での手作業であるため、非効率的であると共に、手作業のため、「うなぎ」に細菌が付着し、その後、焼いても先に焼いた「うなぎ」の皮面等に細菌が残存し、衛生管理の面からも良くないという問題点があった。
本発明は、上記の問題点を除去するようにした蒲焼の加工方法を提供することを目的とする。
本発明の蒲焼の加工方法は、うなぎ、あなごの内の何れか一つである食材を割いて、前記食材を焼く蒲焼の加工方法において、前記食材を焼く前に、前記食材は頭部を残し、背骨を除去したものであり、前記頭部を除いた前記食材の先端部の部位から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×L(Lは、前記食材の頭部を含まない前記食材の長手方向の全長)に至る部位まで前記食材の長手方向を横断する方向に間隔を設けて切り込みを入れ、残る約1/3×Lの長さの前記食材の部位に切り込みを入れない切り込み工程を含むものである。

また、請求項2記載の蒲焼の加工方法は、うなぎ、あなごの内の何れか一つである食材を割いて、前記食材を焼く蒲焼の加工方法において、前記食材を焼く前に、前記食材は背骨及び頭部を除去したものであり、前記頭部を除去した前記食材の先端部から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×L(Lは、前記食材の頭部を含まない前記食材の長手方向の全長)に至る部位まで前記食材の長手方向を横断する方向に間隔を設けて切りこみを入れ、残る約1/3×Lの長さの前記食材の部位に切り込みを入れない切り込み工程を含むものである。
また、請求項3記載の蒲焼の加工方法は、請求項1又は2記載の蒲焼の加工方法において、 切り込み工程と食材を焼く焼き工程の間に、前記食材を前記食材の長手方向と前記食材の長手方向を横断する方向に切断する切断工程、又は、前記切り込み工程と前記食材を焼く焼き工程の間に、前記食材を前記食材の長手方向を横断する方向に切断する切断工程と、この切断工程の後、切断した前記食材に串を刺す串刺し工程を含むものである。
また、請求項4記載の蒲焼の加工方法は、請求項1〜3のいずれかの蒲焼の加工方法において、食材を焼く焼き工程の前に前記食材にたれを付けるたれ付け工程、又は、前記食材を焼く焼き工程の前に前記食材を蒸し、蒸した前記食材にたれを付けるたれ付け工程を含むものである。
また、請求項5記載の蒲焼の加工方法は、請求項1〜4のいずれかの蒲焼の加工方法において、切り込みの深さは、開いた食材の肉片の頂部から前記食材の皮の部位に向かって約1/2×T〜約2/3×T(Tは、開いた前記食材の肉片の頂部から前記食材の皮の部位に至る前記食材の厚み)の範囲である。
また、請求項6記載の蒲焼の加工方法は、請求項1〜5のいずれかの蒲焼の加工方法において、間隔が約4mm〜約7mmの範囲である。
頭部を除いた食材の部位から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×L(Lは、前記食材の頭部を含まない前記食材の長手方向の全長)に至る部位は、残る約1/3×Lの長さの前記食材の部位に比較し、小骨が多いと共に、肉の厚みも厚いため、頭部を除いた食材の部位から前記食材の尾の部位を全体に亘って、同じ条件下で、例えば、頭部を除いた食材の部位から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×Lの長さに至る部位を基準にして焼けば、頭部を除いた食材の部位から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×L(Lは、前記食材の頭部を含まない前記食材の長手方向の全長)に至る部位は良好に焼けても、尾の部位の方向に残る約1/3×Lの長さの前記食材の部位が焼けすぎてしまい、逆に、尾の部位の方向に残る約1/3×Lの長さの前記食材の部位を基準に焼けば、該部位は良好に焼けても、頭部を除いた食材の部位から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×Lに至る部位が焼き切れない不具合が生じるが、
請求項1記載の蒲焼の加工方法によれば、食材を焼く前に、肉厚部の厚い「頭部を除いた前記食材の部位から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×L(Lは、前記食材の頭部を含まない前記食材の長手方向の全長)に至る部位」まで前記食材の長手方向を横断する方向に間隔を設けて、切り込みを入れ、肉厚部の薄い「残る約1/3×Lの長さの前記食材の部位」に切り込みを入れない切り込み工程を含み、その後、前記食材を焼くため、肉厚部の厚い部位に施された切り込みにより熱の通りが良好となって上述した不具合を解消することができ、しかも、該切り込みにより小骨を切断し、更に、切断した小骨をも焼くことができ、小骨が喉に引っかかる不具合をも防ぐことができる。
頭部を除去した食材の先端部から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×L(Lは、前記食材の頭部を含まない前記食材の長手方向の全長)に至る部位は、残る約1/3×Lの長さの前記食材の部位に比較し、小骨が多いと共に、肉の厚みも厚いため、食材の先端部から前記食材の尾の部位を全体に亘って、同じ条件下で、例えば、食材の先端部から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×Lの長さに至る部位を基準にして焼けば、食材の先端部から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×L(Lは、前記食材の頭部を含まない前記食材の長手方向の全長)に至る部位は良好に焼けても、尾の部位の方向に残る約1/3×Lの長さの前記食材の部位が乾燥から焦げの状態となり、逆に、尾の部位の方向に残る約1/3×Lの長さの前記食材の部位を基準に焼けば、該部位は良好に焼けても、食材の先端部から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×Lに至る部位が焼き切れない不具合が生じるが、
請求項2記載の蒲焼の加工方法によれば、食材を焼く前に、肉厚部の厚い「頭部を除去した食材の先端部から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×L(Lは、前記食材の頭部を含まない前記食材の長手方向の全長)に至る部位」まで前記食材の長手方向を横断する方向に間隔を設けて、切り込みを入れ、肉厚部の薄い「残る約1/3×Lの長さの前記食材の部位」に切り込みを入れない切り込み工程を含み、その後、前記食材を焼くため、肉厚部の厚い部位に施された切り込みにより熱の通りが良好となって上述した不具合を解消することができ、しかも、該切り込みにより小骨を切断し、更に、切断した小骨をも焼くことができ、小骨が喉に引っかかる不具合をも防ぐことができる。
切り込みの深さが約1/2×T未満であれば、熱の通りも悪く、しかも、小骨を充分に切断できない不具合が生じ、また、切り込みの深さが約2/3×Tを超えると、切り込み後、焼いても、切り込んだ部分、つまり、切れ目が食材自身の脂、収縮等により接着せず、切れ目がそのまま残存し、見映えが良くない不具合が生じるが、
請求項5記載の蒲焼の加工方法によれば、切り込みの深さは、開いた食材の肉片の頂部から前記食材の皮の部位に向かって約1/2×T〜約2/3×T(Tは、開いた前記食材の肉片の頂部から前記食材の皮の部位に至る前記食材の厚み)の範囲であるため、上述した請求項1又は2記載の発明の効果に加え、上述の不具合をも防いで更に良好となる。
切り込みの間隔が約4mm未満であれば、切り込んだ部分が焼けすぎる不具合が生じ、また、切り込みの間隔が約7mmを超えると、肉内に小骨が残存すると共に、熱の通りが悪いという不具合が生じるが、
請求項6記載の蒲焼の加工方法によれば、間隔が約4mm〜約7mmの範囲であるため、上述した請求項1又は2記載の発明の効果に加え、上述の不具合をも防いで更に良好となる。
本発明の蒲焼の加工方法の一実施例(図1乃至図7参照)を図面を参照して説明する。
図1に示した100は、食材1に切り込みK(図7参照)を入れる「切り込み工程」を行う切り込み装置である。
なお、本発明の蒲焼の加工方法は、うなぎ、あなご等の食材1を切り裂いて骨を除き、食材1に切り込みK(図7参照)を入れ(切り込み工程)、その後、食材1にたれを付けるたれ付け工程の後、焼くもの、及び、食材1を蒸し後、たれを付け、その後、食材1を焼くものにあっては、切り込み工程の後、食材1を蒸し、蒸した後、食材1にたれを付け、その後、食材1を焼く「焼き工程」をも付加するものの他に、食材1に切り込みK(図7参照)を入れ、その後、「たれを付けないで焼く」所謂「白焼」をも含む意であり、また、「切り込み工程 」から「焼き工程」の間に、一尾の長物である食材1をそのままの状態で処理するものの他、切り込み工程と食材1を焼く焼き工程の間に、一尾の長物である食材1を食材1の長手方向と食材1の長手方向を横断する方向に切断する切断工程、又は、一尾の長物である食材1を食材1の長手方向と食材1の長手方向を横断する方向に切断する切断工程と、この切断工程の後、切断した食材1に串を刺す串刺し工程を含む意である。
切り込み装置100は、搬送手段(例えば、コンベア)Hにより、肉面を上、皮面を下にして搬送されてくる食材1の肉面に切り込みK(図7参照)をいれるものであり、切り込み装置100に搬送される食材1は、予め、切り込み装置100の前の工程において、うなぎ、あなご等の食材1の腹を切り裂いて、頭部1aを残し、背骨を除去して開いた「フィレー(魚の切り身)」となったものである。
搬送手段(例えば、コンベア)Hは、駆動手段(例えば、モーター)H1からの駆動を伝達手段(例えば、チェーン)H2を介して図2の矢印方向に移動して、食材1を切り込み部Cに搬送するものである。
切り込み部C(図3乃至図7参照)は、隣接する切り込みKの距離W(距離Wは、図7に示す距離であり、該距離は、例えば、約4mm〜約7mmである。)となるように、切り込み部Cの切り込み部材C1(例えば、丸ナイフ)を、図3及び図4に示すように、間隔が、例えば、約4mm〜約7mm毎に回転体C2に取り付けたもので、切り込み部材C1(例えば、丸ナイフ)の回転方向は、図5に示すように、食材1の搬送方向とは反対の回転方向、図5で言えば、食材1の搬送方向は右から左の方向であり、切り込み部材C1の回転方向は、反時計回りとなっている。
この切り込み部材C1は、寸法的に頭部1aを除いた食材1の部位から食材1の尾の部位の方向に約2/3×Lに至る部位まで食材1の長手方向を横断する方向に間隔を設けて切り込みK(図7参照)を入れるように配置され、残る約1/3×Lの長さの食材1の部位に切り込みを入れないように配置されていない(図1参照)。なお、Lは、寸法的に食材1の頭部1aを含まない食材1の長手方向の全長であり、図1及び図6に示す1bは、内臓を除去した部位を示している。
また、切り込み部材C1は、駆動手段(例えば、モーター)C0 により回転体C2を介して回転するようになっている。
また、図2に示すDは、食材1に切り込み部材C1により切り込む際、食材1の上面に当接して、切り込み部材C1に付着する食材1を切り込み部材C1から剥がす身剥がし部で、身剥がし部Dは、食材1に当接する搬送ベルト(例えば、断面円形である食品用丸ベルト )D0で構成され、身剥がし部Dは、図3に示すように、間隔を有して複数設けられている。
この身剥がし部Dの搬送ベルトD0は、駆動手段(例えば、モーター)H1からの駆動を回転方向を逆転させる逆転部材D1、D2を介して伝達され、搬送ベルトD0の食材1の上面に当接する部位は、食材1の搬送方向と同様の方向(図5の右から左の方向)となっている。
従って、搬送手段(例えば、コンベア)Hにより、肉面を上、皮面を下にして搬送されてくる食材1が、切り込み部Cに搬送されると、切り込み部材C1により、頭部1aを除いた食材1の部位から食材1の尾の部位の方向に約2/3×Lに至る部位まで食材1の長手方向を横断する方向に間隔を設けて食材1に切り込みKが施され、残る約1/3×Lの長さの食材1の部位には切り込みが施されない(図6参照)。
なお、上述した切り込みKの深さは、図7に示すように、開いた食材1の肉片の頂部から食材1の皮の部位に向かって約1/2×T〜約2/3×Tの範囲となる。
ここで、Tは、食材1の腹(又は背)を割いて開かれた場合の開いた食材1の肉片の頂部から食材1の皮の部位に至る食材1の厚みである(図7及び図9参照)。切り込みKの深さが約1/2×T未満であれば、熱の通りも悪く、しかも、小骨を充分に切断できない不具合が生じ、また、切り込みKの深さが約2/3×Tを超えると、切り込み後、焼いても、切り込んだ部分が食材1自身の脂、収縮等により接着せず、切り込みKがそのまま残存し、見映えが良くない不具合が生じる。
また、食材1に切り込みKが施され、切り込み部Cから搬出される際、食材1の下面は搬送手段(例えば、コンベア)Hに、食材1の上面は身剥がし部Dに、それぞれ当接して、食材1は挟持された状態となるため、食材1が切り込み部材C1に付着して切り込み部C内に巻き込まれることなく、切り込み部Cから搬出される。
その後、食材1を焼き工程で焼くようにする。焼き工程は、図示しないが、搬送手段、例えば、コンベアで搬送されてくる食材1の上方又は下方又は上方と下方に配置したバーナー等の加熱手段で、焼く周知のものである。
その結果、肉厚が厚い「寸法的に頭部1aを除いた食材1の部位から食材1の尾の部位の方向に約2/3×Lに至る部位」までに切り込みKが施されているため、肉厚が薄い「残る約1/3×Lの長さの食材1の部位」と同様に、熱が入り、「頭部1aから尾の部位」まで平均に焼き上がり、味、食感共に改善ができ、表面のみならず、肉面の中までじっくり焼き上げることができた。
しかも、切り込みKにより小骨を切断し、更に、切断した小骨をも焼くことができるため、小骨が喉に引っかかる不具合の改善をも図ることができた。
また、切り込みKは、その後の「焼き」により、肉面同士が接合し、外観上も『従前の切り込みを入れないで焼いた「蒲焼き」』と同等で、違和感も感じないものとなった。』
また、切り込みKは、その後の「焼き」により、入った熱により肉面の中心から焼き上げるため、うなぎ、あなご等の食材1の脂が適度に抜け、うなぎ、あなご自身の特有な臭みの軽減化も図ることができた。
また、切り込みKは、その後にタレを付けると、タレが切り込みKを介して食材1に染み込むため、「タレ付け工程」の後の「焼き工程」により、香ばしく且つ食感の良好な蒲焼きを得ることができる。
なお、上述した実施例においては、うなぎ、あなご等の食材1の腹を切り裂いて、背骨を除去して開いた「フィレー(魚の切り身)」としたが、本願発明には、これに限らず、例えば、図8及び図9に示すような「うなぎ、あなご等の食材1の背を切り裂いて、背骨及び頭部を除去して開いた「フィレー(魚の切り身)」にも同様に適用できるものである。図8に示す1bは、内臓を除去した部位であり、Kは、切り込み部材C1により施された切り込みを示している。
図1は、本発明の一実施例の蒲焼の加工方法の一工程である「食材の長手方向を横断する方向に間隔を設けて前記食材に切りこみを入れる切り込み工程」を行う切り込み装置の概略的平面図である。 図2は、図1の装置の概略的正面図である。 図3は、図1の3−3線による概略的断面図である。 図4は、図3の一部を拡大して示す概略的一部拡大断面図である。 図5は、図3の装置の概略的断面図である。 図6は、図1の切り込み装置によって切り込まれた食材の概略的平面図である。 図7は、図6の食材の概略的一部拡大断面図である。 図8は、図7と異なる食材の概略的平面図である。 図9は、図8の食材の概略的一部拡大断面図である。
符号の説明
1 食材
1a 頭部
K 切り込み

Claims (6)

  1. うなぎ、あなごの内の何れか一つである食材を割いて、前記食材を焼く蒲焼の加工方法において、
    前記食材を焼く前に、前記食材は頭部を残し、背骨を除去したものであり、前記頭部を除いた前記食材の先端部の部位から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×L(Lは、前記食材の頭部を含まない前記食材の長手方向の全長)に至る部位まで前記食材の長手方向を横断する方向に間隔を設けて切り込みを入れ、残る約1/3×Lの長さの前記食材の部位に切り込みを入れない切り込み工程を含む
    ことを特徴とする蒲焼の加工方法。
  2. うなぎ、あなごの内の何れか一つである食材を割いて、前記食材を焼く蒲焼の加工方法において、
    前記食材を焼く前に、前記食材は背骨及び頭部を除去したものであり、前記頭部を除去した前記食材の先端部から前記食材の尾の部位の方向に約2/3×L(Lは、前記食材の頭部を含まない前記食材の長手方向の全長)に至る部位まで前記食材の長手方向を横断する方向に間隔を設けて切りこみを入れ、残る約1/3×Lの長さの前記食材の部位に切り込みを入れない切り込み工程を含む
    ことを特徴とする蒲焼の加工方法。
  3. 切り込み工程と食材を焼く焼き工程の間に、前記食材を前記食材の長手方向と前記食材の長手方向を横断する方向に切断する切断工程、
    又は、
    前記切り込み工程と前記食材を焼く焼き工程の間に、前記食材を前記食材の長手方向を横断する方向に切断する切断工程と、この切断工程の後、切断した前記食材に串を刺す串刺し工程を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の蒲焼の加工方法。
  4. 食材を焼く焼き工程の前に前記食材にたれを付けるたれ付け工程、
    又は、
    前記食材を焼く焼き工程の前に前記食材を蒸し、蒸した前記食材にたれを付けるたれ付け工程を含む
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの蒲焼の加工方法。
  5. 切り込みの深さは、開いた食材の肉片の頂部から前記食材の皮の部位に向かって約1/2×T〜約2/3×T(Tは、開いた前記食材の肉片の頂部から前記食材の皮の部位に至る前記食材の厚み)の範囲である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかの蒲焼の加工方法。
  6. 間隔が約4mm〜約7mmの範囲である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかの蒲焼の加工方法。
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