JP4749257B2 - メダル貸出機 - Google Patents

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Description

この発明は、スロットマシンなどのメダル遊技機に隣接して設置されるメダル貸出機に関するものである。
従来より、スロットマシンなどのメダルを遊技媒体とする遊技機において、効率の良い遊技を行いたいという要請、あるいは、なるべく遊技メダルに手を触れないで遊技を行いたいという要請に基づき、本体の正面に一括投入開口とメダル送り装置を備えた一括投入機構を取り付け、遊技メダルを直接遊技機に供給可能にしたメダル貸出機が考案されている(特許文献1参照)。このメダル貸出機は、一括等投入口から投入されたメダル、又はメダル貸出機から払い出されたメダルを、メダル送り装置を介してノズル部の先端から排出し、排出されたメダルは隣接する遊技機(スロットマシン)設けられた側方移送路を通ってメダルが落下投入されるスリットに転送されるように形成されている。
一方、メダル貸出機のホッパー装置と紙幣読み取り部を分離して上下に入れ替え可能にし、設置の際の自由度を高めるようにしたメダル貸出機が開示されている。
特開2005−342433号公報(図4) 特開2003−205167号公報(図2)
ここで、上記した特許文献1に記載したメダル貸出機は、隣接する遊技機のメダル投入口が、一括投入装置から送り出されるメダルを受け入れ可能な形状を有していないと有効に使用できないという難点がある。スロットマシンなどの遊技機は、頻繁に機種交換が行われるところ、隣接する遊技機が一括投入装置に適応しないメダル投入口である遊技機と取り替えられた場合にメダル貸出機も一緒に交換するとなると、時間的金銭的負担が増大して好ましくない。そして、この点については、特許文献2に開示されている技術を応用したとしても、対応が不十分である。
また、一括投入したメダルがメダル送り装置内で詰まった場合や一括投入開口に異物が投げ込まれた場合、内蔵されているメダル送り装置を取り出してメンテナンスを行う必要も生じるが、かかるメンテナンスのたびに分解して取り外していたのでは煩わしさに耐えない。
そこで、本願発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、メンテナンスが容易であるとともに、隣接する遊技機の機種に応じて、紙幣投入、メダルの払い出し、又はメダルの自動投入といった遊技機用台間機としての諸機能を、フレキシブルに対応させることが可能なメダル貸出機を提供しようとするものである。
本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号及び図面番号は、発明の実施の形態において用いた符号及び番号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技者に貸し出すメダルを払い出すための払い出し装置(23)を内蔵したメダル筐体(20)と、価値媒体の価値を読み取る価値媒体識別装置(紙幣カウンター43)を内蔵し、正面側に価値媒体投入部(紙幣投入口42)を備えた価値筐体(紙幣筐体40)と、複数枚の遊技メダルを受け入れ可能な一括投入開口(31)、この一括投入開口(31)の下方に設けられ遊技メダルを貯留可能なメダル貯め部(32)、前記払い出し装置(23)から払い出されるメダルを受け入れ前記メダル貯め部(32)に誘導可能な背面受け口(35)、隣接する遊技機(スロットマシン100)のメダル投入口(10)に遊技メダルを転送するための投入導入路(ノズル部38)、及び前記メダル貯め部(32)に貯留されている遊技メダルを一枚ずつ前記投入導入路(38)に送り出す搬送装置(34)を備え、前記メダル筐体(20)の正面側に装着可能な一括投入ユニット(3)と、前記払い出し装置(23)から払い出されるメダルを受け入れる背面受け口(53)及びこの背面受け口(53)から受け入れたメダルを正面側に排出するためのメダル払い出し部(メダル払い出し口51、受け皿52)を備え、前記一括投入ユニット(3)のメダル筐体(20)への非装着時に、前記メダル筐体(20)の正面側に装着可能な払い出しユニット(受け皿ユニット5)、を構成要件とするメダル貸出機(1)である。
本発明に係るメダル貸出機(1)は、遊技場の遊技機(100)に隣接して並列設置される台間機であって、価値媒体の投入と引き替えに遊技メダルを貸し出すものである。
前記メダル筐体(20)は、前記一括投入ユニット(3)又は払い出しユニット(5)を取り付けることにより、貸し出しメダルの払い出しやメダルの一括投入など、メダルに関する処理を行うための装置(メダル処理ブロック2)として機能するものである。ここで、前記払い出し装置(23)は、メダルを貯留可能なタンク(23A)を有していてもよく、メダル筐体(20)は、タンク(23A)にメダルを補給するための開口部(補給開口21A)を有していてもよい。またこの開口部(21A)を塞ぐ蓋体(開閉蓋24)を備えていてもよい。
前記価値筐体(40)は、価値媒体の投入に関する処理を行うための装置(紙幣処理ブロック4)として機能するものであり、筐体の正面開口を塞ぐ前面扉(41)を有していてもよい。ここで、「価値媒体」とは、紙幣、硬貨やプリペイドカードなどを含み、「価値媒体投入口」とは、紙幣投入口(42)やカード挿入口を含むものである。また「価値媒体識別装置」とは、金銭やカードに記録された価値情報を読み取る装置であって、紙幣カウンターやカードリーダーを含むものである。
前記一括投入ユニット(3)は、メダル筐体(20)の正面側に取り付けられる装置であり、払い出し装置(23)から払い出されたメダル、又は一括投入開口(31)から一括投入されたメダルを、搬送装置(50)によって一枚ずつ、隣接する遊技機(100)のメダル投入口(10)に投入可能とするものである。
前記一括投入開口(31)は、一括投入ユニット(3)に設けられた好ましくは上方に開放する開口部であり、遊技メダルの「一括投入」とは、メダルの向きを揃えて投入したり一枚ずつ投入するのではなくて、適宜手に掴んだ遊技メダルをランダムに投入開口に投げ入れるような場合のことを言うものである。
前記メダル貯め部(32)は、一括投入開口(31)から投入された遊技メダルを一時的に貯留可能な空間である。また本発明においては、背面受け口(35)を介して、前記払い出し装置(23)から、直接メダル貯め部(32)にメダルが払い出されるようになっている。
前記投入導入路(38)は、搬送装置(50)により送り出された遊技メダルを受け入れ可能なメダル受け口とメダル排出口(38C)との間に遊技メダルが通過可能なメダル移送路(38A)を形成したブロック部材とすることができる。そして、メダル排出口(38C)から排出されたメダルが、隣接する遊技機(100)のメダル投入口(10)に転送されるように形成されている。ここで、遊技機(100)のメダル投入口(10)は、遊技メダルを落とし込む孔などの開口部の他、遊技メダルを開口部に誘導するための凹部を有していてもよい。あるいは、前記メダル排出口(38C)から排出されたメダルを前記開口部に誘導するための通路(側方移送路12)を有していてもよい。
前記搬送装置(34)は、搬送ベルト(34C)を用いたベルト式メダル送り装置や、送り出し円板を用いたディスク式メダル送り装置などとすることができ、一括投入されメダル貯め部(32)に貯留された遊技メダルを一枚ずつ、投入導入路(38)に送り出すことができる装置であれば、どのような構成を有していても構わない。
なお、一括投入ユニット(3)としては、上記構成の他にも、搬送装置(34)を作動させるためのスイッチ(駆動スイッチS)や、遊技機(100)に移送されるメダルを検知するための検知部(メダル検知センサ38A)を有していてもよい。
前記払い出しユニット(5)は、メダル筐体(20)の正面側に取り付けられる板状部材とすることができ、払い出し装置(23)から払い出されるメダルをメダル貸出機(1)の正面側に排出させるためのものである。ここで、前記「メダル払い出し部」は、メダルを排出するための開口(メダル払い出し口51)の他に、払い出されたメダルを受け入れ貯留可能な受け皿(52)を含むものである。
そして、本発明においては、前記メダル筐体(20)及び価値筐体(40)は、一方の筐体の上部に他方の筐体を載置して両者を固定可能であるとともに、前記他方の筐体の上部に前記一方の筐体を載置しても両者を固定可能に形成されている。すなわち、各筐体は、それぞれ同一の幅寸法及び奥行き寸法を有し、各筐体には、いずれの筐体を上側にしても両者のつなぎ目部分において合致する凹部(80,81)が設けられているとともに、前記凹部(80,81)につなぎ目を跨ぐ連結部材(連結プレート82)を嵌め込み固定して一体化可能に形成されている。また、前記一括投入ユニット(3)及び払い出しユニット(5)は、それぞれの背面側に設けられた係合部(上フック61、下フック62)と、前記メダル筐体(20)の正面側に設けられた被係合部(上部係合部63、下部係合部64)とにより、メダル筐体(20)に着脱自在に形成されている。
前記係合部(61,62)及び被係合部(63,64)は、一括投入ユニット(3)又は払い出しユニット(5)をメダル筐体(20)に係止することができるものであれば、どのような構成を有していても構わない。例えば、孔又は凹部とこれらに係合する鈎状の突起や、立設された突起に孔又は凹部を引っ掛けるものとすることができる。
(作用)
本発明におけるメダル貸出機(1)において、遊技機(100)へのメダルの一括投入機能をもたせたい場合には、メダル筐体(20)に一括投入ユニット(3)を装着し、価値筐体(40)の上にメダル筐体(20)を載置固定した構成とすることができる(図2参照)。
また、通常のメダル貸出機として使用したい場合には、メダル筐体(20)に払い出しユニット(5)を装着したものを用いることができる(図13参照)。この場合には、価値筐体(40)の上にメダル筐体(20)を載置固定してもよいし、メダル筐体(20)の上に価値筐体(40)を載置固定してもよい。さらに、メダル筐体(20)に一括投入ユニット(3)を装着して、メダル筐体(20)の上に価値筐体(40)を載置固定した構成とし、一括投入ユニット(3)のメダル排出口(38C)から隣接する遊技機(100)の下皿(15)にメダルが払い出されるようにしてもよい(図14参照)。
このように、本発明によれば、メダル筐体(20)に一括投入ユニット(3)を装着するか一括投入ユニット(3)を装着するか、及びメダル筐体(20)と価値筐体(40)のいずれを上側に配置するかにより、メダル貸出機(1)の諸機能の配置構成を変更することができる。また、一括投入ユニット(3)及びメダル処理部(2)は係合部(61,62)と被係合部(63,64)の係合及び係合解除により取り付け取り外しが可能であるため、配置変更だけでなくメンテナンスも容易に行うことができる。
ところで、本発明においては、前記メダル筐体(20)の正面側に、メダル筐体(20)の内装装置と電気的に接続される本体コネクタ(70)と、前記一括投入ユニット(3)の取り付け時に一括投入ユニット(3)の背面下部を支持可能な支持部(立ち上がり片65)を設け、少なくとも前記一括投入ユニット(3)の背面側に、一括投入ユニット(3)の内装装置と電気的に接続され前記本体コネクタ(70)と接続可能なユニットコネクタ(71)と、前記支持部(65)に支持させることができる受け部(引掛け片66)を設け、前記メダル筐体(20)又は一括投入ユニット(3)に、前記本体コネクタ(70)又はユニットコネクタ(71)のいずれか一方を上下に移動可能に支持する可動部材(67)を設け、前記一括投入ユニット(3)又はメダル筐体(20)に、前記一括投入ユニット(3)の取り付け時に前記可動部材(67)と接触する当接移動部材(押し上げ片68)を設け、前記受け部(66)を前記支持部(65)に支持させて一括投入ユニット(3)を奥側に回動させることにより、前記当接移動部材(68)が前記可動部材(67)と接触して可動部材(67)が移動すると同時に、前記本体コネクタ(70)が前記ユニットコネクタ(71)と接続し又は接続可能な適位置となり、本体コネクタ(70)とユニットコネクタ(71)とが接続又は接続可能な適位置となった状態で、前記係合部(61,62)と被係合部(63,64)を係合させることにより、一括投入ユニット(3)がメダル筐体(20)に固定されるとともに、本体コネクタ(70)とユニットコネクタ(71)を介してのメダル筐体(20)の内装装置と一括投入ユニット(3)の内装装置とが電気的に接続されるように形成されている
ここで、「メダル筐体(20)の内装装置」とは、前記払い出し装置(23)の他に、例えば電源装置やメダル貸出機(1)全体の作動を制御するための制御部(25)を含み、「一括投入ユニット(3)の内装装置」とは、前記搬送装置(34)の他に、その他の電子部品(例えばセンサやランプ類)を含むものである。そして、本体コネクタ(70)及びユニットコネクタ(71)は、メダル筐体(20)と一括投入ユニット(3)の内装装置を電気的に接続するための外部端子であり、メダル筐体(20)と一括投入ユニット(3)との電気的接続は、本体コネクタ(70)とユニットコネクタ(71)によってのみ行われる。
このように形成した場合には、メダル筐体(20)の内装装置と一括投入ユニット(3)の内装装置との電気的接続は、着脱作業と同時に行われるので、面倒な配線の繋ぎ作業や取り外し作業を行う必要がない。さらに、一括投入ユニット(3)の取り付け時には、支持部(65)に受け部(66)を支持させているので、取り付け作業を安定的に行うことができるとともに、可動部材(67)と当接移動部材(68)との当接によりコネクタ部分の位置決めが容易にでき、一括投入ユニット(3)の装着時にコネクタを破損させることがない。
なお、払い出しユニット(5)にランプなどの電子部品が搭載されている場合には、払い出しユニット(5)にも、上記したのと同様の「コネクタ」及び「受け部」を設けるとよい。
さらに、本発明においては、前記メダル筐体(20)の正面上部に、水平方向に設けられた軸支部(回動軸24C)を支点として前後に回動してメダル筐体(20)の正面上部開口(補給開口21A)を開閉自在かつ閉塞可能な蓋体(開閉蓋24)を設け、前記一括投入ユニット(3)又は払い出しユニット(5)を上方に移動させることにより、前記係合部(61,62)及び被係合部(63,64)の係合が解除されるように形成し、前記蓋体(24)の軸支部(24C)よりも下方に、前記蓋体(24)が前記補給開口(21A)を閉塞しているときにおいて前記一括投入ユニット(3)又は払い出しユニット(5)の上方移動を阻止する移動阻止部(垂下片24A)を設け、前記蓋体(24)が前記補給開口(21A)を開く方向に回動した場合には、前記移動阻止部(24A)が前記一括投入ユニット(3)又は払い出しユニット(5)の上端部(30A)と離れる方向に回動して、前記蓋体(24)の下端部と前記一括投入ユニット(3)又は払い出しユニット(5)の上端部との間に、前記係合部(61,62)と被係合部(63,64)の係合が解除されるのに必要な移動距離を確保する間隙が生じるように形成されている
ここで、「メダル筐体(20)の正面上部開口」は、メダル筐体(20)に内蔵されている払い出し装置(23)に、メダル貸出機(1)の正面側からメダルを補給するための開口部である。
またここで、「蓋体(24)が前記補給開口(21A)を開く方向に回動」とは、軸支部(24C)が蓋体(24)の下部に設けてある場合には蓋体(24)の上部が手前側に回動することであり、軸支部(24C)が蓋体(24)の上部に設けてある場合には蓋体(24)の下部が手前側に回動することである。そして、「移動阻止部(24A)が前記一括投入ユニット(3)の上端部と離れる方向に回動」とは、軸支部(24C)が蓋体(24)の下部に設けてある場合には移動阻止部(24A)が奥側に回動することであり、軸支部(24C)が蓋体(24)の上部に設けてある場合には移動阻止部(24A)が手前側に回動することである。
前記移動阻止部(24A)は、例えば蓋体(24)の下端部に設けられた突起や塞板とすることができるが、蓋体(24)の下端面そのものが移動阻止部(24A)として機能するようにしてもよい。なお、「蓋体(24)の下端部」とは、開方向に回動させた状態の蓋体(24)の下端部であって、必ずしも移動阻止部(24A)が「下端部」になるとは限らない。
そして、メダル筐体(20)に取り付いている一括投入ユニット(3)又は払い出しユニット(5)を取り外す場合には、蓋体(24)を所定の鍵により解錠し、軸支部(24C)の反対側の端部を手前側に引いて蓋体(24)を回動させる。このとき、移動阻止部(24A)は蓋体(24)の軸支部(24C)と反対側の端部と逆方向に回動し、蓋体(24)の下部と一括投入ユニット(3)等の間には間隙が生じる。そこで、一括投入ユニット(3)等を上側に持ち上げることにより、係合部(61,62)と被係合部(63,64)の係合が外れ、一括投入ユニット(3)等を手前側に引き寄せればメダル筐体(20)から外すことができる。
このように形成した場合には、搬送装置(50)の詰まりなど一括投入ユニット(3)のメンテナンスを行う場合には、ドライバーなどの工具を使わずに一括投入ユニット(3)をメダル筐体(20)から取り外すことができるとともに、一括投入ユニット(3)等を本体箱(20)に取り付ける場合にも、工具などが必要ない。また、蓋体(24)の下側にある移動阻止部(24A)が、一括投入ユニット(3)等の上方(係合解除方向)への移動を阻止して、一括投入ユニット(3)等をロックしているので、一括投入ユニット(3)及び払い出しユニット(5)そのものに施錠する必要がない。
本発明は、以上のように構成されているので、隣接する遊技機の機種に応じて前面構造を容易に変更でき、多様な形態で使用可能なメダル貸出機を提供することができる。
本発明の最良の実施形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図14は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はメダル貸出機1の分解斜視図、図2はスロットマシン100及びメダル貸出機1の外観斜視図、図3及び図4はメダル貸出機1を示す図、図5はメダル処理ブロックと一括投入ユニットを示す斜視図、図6は受け皿ユニットの背面斜視図、図7は一括投入ユニット3及びメダル投入口10の拡大斜視図、図8は一括投入ユニット3の縦断面図である。また、図9乃至図12は一括投入ユニット3の着脱を示す説明図であり、図13及び図14はメダル貸出機1の他の使用例を示す斜視図である。
本実施の形態におけるメダル貸出機1は、スロットマシン100に隣接して設置され、一台のスロットマシンに一機ずつ対応するように設けられている。
(スロットマシン100)
スロットマシン100は、図2に示すように、筐体の正面側に取り付けられた前扉13を有し、正面側には回転リール(図示せず)の図柄を視認可能な図柄表示窓14が形成されている。また、この図柄表示窓14の下方でありスロットマシン1の略中央部は、スタートスイッチやストップスイッチなどの操作手段が設けられる操作部16となっている。そしてこの操作部16の正面右端部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口10が設けられている。なお、特に図示しないが、メダル投入口10の下方には、遊技メダルの真贋を判断すると共に投入メダルをカウントするためのメダルセレクターが設けられている。また、スロットマシン1の下部には、払い出しメダルを貯留可能な下皿15が設けられている。
ここで、メダル投入口10は、図7に示すように、上方から遊技メダルを一枚ずつ投入可能な上方投入開口11と、上方投入開口11の側方に連通する側方移送通路12とを有している。この側方移送通路12は、上方投入開口11から正面右側(メダル貸出機1側)に延設された樋状の通路であって、後述するノズル部38から送られてくる遊技メダルを受け入れ上方投入開口11に移送するためのものである。
そして、メダル投入口10から遊技メダルを投入し、スタートスイッチの操作により回転リールを回転させ、ストップスイッチの操作により回転リールを停止させ、このとき、複数の回転リールに表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、所定枚数のメダルが払い出されるように形成されているものである。
(メダル貸出機1)
メダル貸出機1は、スロットマシン100の側面側に隣接して設置される箱型の装置であって、金銭と引き替えに遊技メダルを貸し出すと共に、貸し出しメダル及び遊技者が投入するメダルをスロットマシン100のメダル投入口10に投入可能とするためのものである。
本実施の形態に係るメダル貸出機1は、図1に示すように、払い出し装置23を内蔵するメダル処理ブロック2と、メダル処理ブロック2の正面側に着脱自在な一括投入ユニット3及び受け皿ユニット5と、紙幣カウンター43を内蔵する紙幣処理ブロック4とから構成されている。前記メダル処理ブロック2は、受け皿ユニット5を装着した場合には遊技メダルを貸し出す装置として機能し、一括投入ユニット3を装着した場合には、遊技メダルを貸し出すとともに隣接するスロットマシン100にメダルを自動的に一括投入する装置として機能するようになっている。また、メダル処理ブロック2と紙幣処理ブロック4は、上下の位置を自在に変更可能に形成されており、メダル処理ブロック2を上側に配置するか下側に配置するか、一括投入ユニット3を装着するか受け皿ユニット5を装着するかにより、メダル貸出機としての構成を様々に変化させることができるようになっているものである。
(メダル処理ブロック2)
メダル処理ブロック2は、一括投入ユニット3又は受け皿ユニット5を取り付けた状態で、メダル払い出し又はメダル投入に関する処理を行うための装置として機能するものであり、図1に示すように、正面側に前面開口21を有する直方形状のメダル筐体20を有している。そして、図4に示すように、メダル筐体20の内部には、メダル貸出機2の作動を制御するための制御部25が内蔵されており、この制御部25の上側には、払い出し装置23を載置するための載置部材27及び仕切枠26が設けられている。また、載置部材27と仕切枠26の間には、メダルを貯留するとともにメダルを払い出すための払い出し装置23が収納されており、メダル筐体20の正面上部には、払い出し装置23の上方に形成されている上部空間を開閉自在かつ閉塞可能な開閉蓋24が取り付けられている。
ここで、前記制御部25は、外装箱の内部に、図示しない電源装置や制御基板などを有しており、外装箱の正面側には、一括投入ユニット3の背面に設けられたユニットコネクタ71と係合する本体コネクタ70が設けられている。本体コネクタ70は、ユニットコネクタ71の端子部分を嵌入可能な凹部を有する雌コネクタであって、特に図示しないが、前記制御部25や払い出し装置23の駆動部、各種のセンサに接続するハーネスが取り付けられている。そして、ユニットコネクタ71と接続することにより、メダル筐体20の内装装置と一括投入ユニット3の内装装置とが電気的に接続するようになっているものである。なお、本体コネクタ70は、上下に移動可能に形成されているが、これについては後述する。
またここで、前記載置部材27は、図4及び図5に示すように、上面に払い出し装置23を載せることができるガイドレールであり、仕切枠26は、払い出し装置23を収納したとき払い出し装置23のタンク23Aの上端よりも上側に位置する枠である。そして、仕切枠26及び載置部材27には、一括投入ユニット3又は受け皿ユニット5をメダル処理ブロック2に着脱自在とするための取り付け部60が設けられている。さらに、図3に示すように、メダル筐体20の左右の側面及び背面には、紙幣処理部ブロック4の紙幣筐体40と連結するための連結部8が設けられているが、これについては後述する。
(開閉蓋24)
開閉蓋24は、図4に示すように、左右の側面に側板24Bが設けられた板状の蓋であり、水平方向に設けられた回動軸24Cに下側が支持され、前後方向に回動自在に取り付けられている。また、正面上方に設けられた鍵穴に所定の鍵を挿入して解錠することにより、手前側に回動させることができる。そして、開閉蓋24を回動させることにより前面開口21の上部に補給開口21Aが開口し、この補給開口21Aからメダルを補給することができるようになっているものである。なお、前記側板24Bは、メダルを補給する際に、メダルが脇からこぼれないようにするためのものである。
さらに、開閉蓋24の底部には、幅方向にわたって垂下片24Aが形成されており、開閉蓋24を開かないと一括投入ユニット3の脱着ができないようになっているが、これについては後述する。
(払い出し装置23)
払い出し装置23は、遊技メダルを払い出すためのいわゆるホッパー装置であり、図4に示すように、遊技メダルを貯留しておくためのタンク23Aと、タンク23Aに貯留されている遊技メダルを一枚ずつ排出可能な送り出し円板23Bと、送り出し円板23Bを回転させるためのホッパーモータ23Cを有している。送り出し円板23Bは、ホッパーモータ23Cに回転可能に軸止されており遊技メダルが嵌入可能な孔が形成されている。そして、この孔に入った遊技メダルを、回転に伴い一枚ずつ、メダル排出部23Dから正面側(前面開口21の外側)に排出するようになっている。また、特に図示しないが、払い出し装置23には、メダル排出部23Dから排出されるメダルをカウントするための払い出しセンサが設けられていて、所定枚数の遊技メダルを払い出したら駆動モータが停止するように形成されている。
そして、図4に示すように、開閉蓋24を開けて、補給開口21Aからその下に位置するタンク23Aにメダルを補給することができるようになっている。また、払い出し装置23とメダル筐体20との左右及び前後の隙間を、仕切枠26の枠部分が上側から塞ぐようになっているので、タンク23Aよりも上側の上部空間にもメダルを貯留できるものである。
(紙幣処理ブロック4)
紙幣処理ブロック4は、遊技客がメダルを借りるために投入する紙幣に関する処理を行うための装置であって、図1に示すように、直方形状の紙幣筐体40を有している。そして、紙幣筐体40の正面側には、紙幣投入口42を備える前面扉41が取り付けられており、紙幣筐体40の内部には、紙幣カウンター43が内蔵されている。
紙幣カウンター23は、紙幣投入口42から投入された紙幣を読み取って、払い出し装置23に所定枚数の遊技メダルを払い出させるためのものである。また前記前面扉41は、正面上方に設けられた鍵穴に所定の鍵を入れて解錠操作することにより、紙幣筐体40から取り外し又は開閉できるようになっている。そして、特に図示しないが、前面扉41を取り外し又は開放して、紙幣カウンター23の紙幣貯留部に貯まった紙幣を取り出すなどのメンテナンスを行うことができるようになっている。
紙幣処理ブロック4の内装装置は、特に図示しないハーネスを例えば筐体の背面外側で接続することにより、メダル処理ブロック2の制御部25と電気的に接続されるようになっている。また、図3に示すように、紙幣筐体40の左右の側面及び背面には、メダル処理ブロック2のメダル筐体20と連結するための連結部8が設けられている。
なお、紙幣処理ブロック4としては、紙幣投入口42及び紙幣カウンター43の他に、硬貨投入口や硬貨カウンター、釣り銭払い出し口などを有していてもよい。また、プリペイドカード挿入口とカードリーダーを有していてもよい。
(連結部8)
ここで、連結部8について説明する。
連結部8は、図3に示すように、メダル処理ブロック2のメダル筐体20及び紙幣処理ブロック4の紙幣筐体40に設けられた凹部80,81と、連結プレート82,82'からなる。
凹部80,81は、メダル筐体20、紙幣筐体40の側面上下端部に設けられており、メダル筐体20及び紙幣筐体40を上下に重ね合わせたときに、メダル筐体20及び紙幣筐体40のいずれを上側又は下側のいずれに配置するかにかかわらず、その接合部においてそれぞれの凹部80,81が合致する位置に形成されている。そして、この凹部80,81が合致して形成された凹部に、メダル筐体20と紙幣筐体40のつなぎ目を跨いで連結プレート82をネジで固定するとともに、背面側のつなぎ目には板状の連結プレート82'をネジ止めすることにより、メダル筐体20と紙幣筐体40が連結されるものである。
この連結部8によって、メダル貸出機2は、図2に示すようにメダル処理ブロック2を紙幣処理ブロック4の上側に配した構成にすることができるとともに、図14に示すように紙幣処理ブロック4をメダル処理ブロック2の上側に配した構成とすることも可能となるものである。
(一括投入ユニット3)
一括投入ユニット3は、前記払い出し装置23から払い出される遊技メダル、及び遊技者が投入する遊技メダルを、スロットマシン100のメダル投入口10に一括投入するための機構を備えるユニットである。
具体的には、一括投入ユニット3は、図1に示すように、大きく分けて、メダル処理ブロック2のメダル筐体20の正面に着脱自在に取り付けられる外装部30と、外装部30の内部に設けられた搬送装置34と、外装部30の正面側に取り付けられたノズル部38とから構成されている。
(外装部30)
外装部30は、図7に示すように、メダル処理ブロック2のメダル筐体20に取り付けたとき、手前側に突出する前面カバー部30Aと、メダル筐体20の前面開口21のうち開閉蓋24よりも下側の開口である取り付け開口21B(図4参照)を正面側から塞ぐ装着部30Bとから構成されている。そして、装着部30Bの内部には、搬送装置34が収納されている。
前記前面カバー部30Aには、上方に開口する一括投入開口31が形成され、一括投入開口31の手前側には、カウンター状の張り出し部が形成されている。また、前面カバー部30Aの正面には、搬送装置34を作動及び作動停止させるための駆動スイッチSが設けられている。そして、この駆動スイッチSに手を触れることにより、搬送装置34の搬送モータ34Eが駆動し、駆動スイッチSに触れている手を離すことにより、搬送装置34の搬送モータ34Eが駆動を停止するようになっている。なお、搬送装置34を作動及び作動停止させる手段としては、搬送モータ34Eの駆動を開始させるためのスイッチと、駆動を停止させるためのスイッチを別々に設けてもよいものである。あるいは、駆動スイッチSに一回触れることにより、一定枚数のメダルが搬送されるまで搬送モータ34Eが駆動するようにしたり、枚数に関係なく一定時間、搬送モータ34Eが駆動するように形成してもよい。
前記一括投入開口31の下方には、メダルを一時貯留可能な空間であるメダル貯め部32が形成されており、メダル貯め部32の下方には、異物やキャンセルメダルを落下させるためのキャンセル開口36が形成されている。このキャンセル開口36は、装着部30Bの背面側に設けられた排出装置37によって開閉するものである。そしてキャンセル開口36の下方には、落下物を受け止める受け皿39が設けられている。
ここで、排出装置37は、図8に示すように、ソレノイド37Aと、上下方向に揺動可能に形成された開閉板37Bを有しており、ソレノイド37Aの作動で開閉板37Bを開くことにより、メダル貯め部32や搬送ベルト34C上にあるメダル及び異物などを、キャンセル開口36から排出させることができるようになっているものである。
また、装着部30Bの背面側であって、前記排出装置37の上方には、払い出し装置23のメダル排出口23Dから排出されるメダルを受け入れ可能な背面受け口35が形成されており、背面受け口35から受け入れられたメダルは、そのままメダル貯め部32に落下するようになっている。
さらに、図5に示すように、装着部30Bの背面側には、一括投入ユニット3をメダル処理ブロック2に着脱自在とするための取り付け部60と、ユニットコネクタ71が設けられている。ここで、ユニットコネクタ71は、本体コネクタ70の凹部に嵌入可能な突起を有する雄コネクタであって、特に図示しないが、外装部30に内蔵される搬送装置34の駆動部や各種のセンサに接続するハーネスが取り付けられている。そして、本体コネクタ70と接続させることにより、一括投入ユニット3の構成部品とメダル処理ブロック2の制御部35とが電気的に接続するようになっているものである。なお、一括投入ユニット3の構成部品とメダル処理ブロック2の構成部品との間の電気的接続は、本体コネクタ70とユニットコネクタ71によってのみ行われ、これ以外にハーネス等の接続を行う必要はない。
(搬送装置34)
搬送装置34は、図8に示すように、前面カバー部30Aの下部に内蔵されており、メダル貯め部32に投入又は払い出された遊技メダルを、水平状態(遊技メダルの表裏面が上下となる状態)で一枚ずつ、ノズル部38へと送り出すためのものである。具体的には、搬送装置34は、一対のローラ34A,34Aと、ローラ34A,34Aに掛け渡された搬送ベルト34Cと、搬送ベルト34Cの手前側上方に送出間隙34Dをあけて設置された逆転ローラ34Bと、ローラ34Aを回転させるための搬送モータ34Eと、搬送モータ34Eのモータ軸の回転をローラ34A,34Bに伝達するための伝達手段(図示せず)を有している。
前記ローラ34Aは、正面側から見て前後に並列して設けられており、ローラ34Aを図8に示す黒矢印の方向に回転させることにより、搬送ベルト34Cの上面が手前側(ノズル部38側)に移動するようになっている。また、逆転ローラ34Bはローラ34Aと同方向に回転するので、搬送ベルト34Cの上面の進行方向と、逆転ローラ34Bの下側面の移動方向とが逆になる。
そして、逆転ローラ34Bの下端と搬送ベルト34Cの上面との間には、遊技メダル一枚の厚みよりも大きく、遊技メダル二枚分の厚みよりは小さい送出間隙34Dが形成されている。これにより、搬送ベルト34Cの上面に乗っている遊技メダルを、一枚ずつ手前側に送り出すとともに、搬送ベルト34Cの上方であって逆転ローラ34Bの後方にある遊技メダルを、逆転ローラ34Bの後方上部空間であるメダル戻り部33に蹴り出すようになっている。
搬送ベルト34Cの前方側は、後述するノズル部38のメダルの受け口と近接しており、ベルト上面に乗っている遊技メダルは、前記送出間隙34Dを潜ってノズル部38のメダル移送路38Aへと運ばれる。
(ノズル部38)
ノズル部38は、前記搬送装置34から送り出された遊技メダルをスロットマシン100のメダル投入口10に移送するためのものである。そして、ノズル部38は、遊技メダル一枚分の厚さよりやや大きい厚みを有し、遊技メダルの直径よりもやや大きい幅を有するメダル移送路38A(図8参照)を備えている。メダル移送路38Aは、正面視すると略L字型に形成されており、メダルの受け口側からスロットマシン100側に屈曲して、その端部がメダル排出口38Cとなっている(図7参照)。
また、ノズル部38には、メダル移送路38Aを通過する遊技メダルを検知するためのメダル検知センサ38Bが設けられている。メダル検知センサ38Bは、メダル移送路38Aの立壁に設けられた近接センサであり、磁界の変化を検出して遊技メダルの通過を検知するものである。なお、メダル検知センサ38Bは近接センサに限られず、フォトセンサであってもよい。
(遊技メダルの移送)
次に、上記構成を有する一括投入ユニット3における遊技メダルの移送過程を、図8に基づき説明する。
まず、一括投入開口31から遊技メダルを投入すると、遊技メダルは搬送ベルト34Cの後方部上面と開閉板37Bの上面に積み重なるように落下し、メダル貯め部32に貯留される。また、紙幣投入により払い出し装置23から遊技メダルが払い出された場合には、メダルは背面受け口35を通ってメダル貯め部33に貯留される。次に、駆動スイッチSに手を触れると、搬送装置34が作動を開始する。すなわち、搬送モータ34Eが駆動して、ローラ34Aが回転し、搬送ベルト34Cが前方に移動開始する。なお、紙幣投入により払い出し装置23からメダルが払い出される場合には、駆動スイッチSに触れなくても自動的に搬送装置34が作動を開始するようにしてもよい。
搬送ベルト34Cが移動開始すると、搬送ベルト34Cの後方部上面に乗っている遊技メダルが前方に移動し、その上方に貯まっているメダルも引きずられて、逆転ローラ34Bの方に移動する。そして、搬送ベルト34Cの上面に乗っている遊技メダルは、搬送ベルト34Cと逆転ローラ34Bの下面との間の送出間隙34Dをすり抜けて、一枚ずつ、ノズル部38のメダル移送路38Aへと移送される。一方、搬送ベルト34Cの上方に重なっている遊技メダルは、逆転ローラ34Bと接触することにより、上方後部のメダル戻り部33に蹴り戻される。
搬送装置34から送り出された遊技メダルは、メダル移送路38Aを通ってメダル排出口38Cから排出される。メダル排出口38Cはスロットマシン100のメダル投入口10の側方移送通路12と位置あわせされているので、遊技メダルは側方移送通路12を通って、上部投入開口11に投入される。
なお、メダルの移送中に搬送装置34でメダル詰まりが発生した場合には、搬送モータ34Eを停止させた後、所定時間逆転駆動させる。これにより、搬送ベルト37Cがメダルの移送方向と逆方向に移動すると同時に、逆転ローラ34Bがメダルを送り出す方向に回転するので、送出間隙34Dの間に詰まったメダルが分離して、詰まりが解除される。なお、搬送装置34のメダル詰まりは、ローラ34Aに設けられた回転検知センサ(ロータリーエンコーダー)の検知異常により認知することができる。さらに、所定時間の逆転駆動によっても詰まりが解除されないときには、搬送モータ34Eの正転、逆転を交互に繰り返して、詰まったメダルを徐々に分離させるようにしてもよい。
あるいは、詰まりを検知した場合には、排出装置37のソレノイド37A1が作動して開閉板37Bを開くとともに、搬送モータ34Eが一定時間逆転駆動するように形成してもよい。これにより、搬送ベルト37Cの上面にある遊技メダルは後方に移動し、開閉板37Bが開くことにより、メダル貯め部32の底部に開口するキャンセル開口36から下方に落下する。メダル貯め部32に貯留されていた遊技メダルも、同様にキャンセル開口36から落下する。このようにして排出された遊技メダルは、受け皿36に貯留されるので、受け皿36を手前側に回転させてメダルを取り出せばよい。
(一括投入ユニット3の着脱機構)
さて、上記した一括投入ユニット3は、外装部30の背面側及びメダル筐体20の正面側に設けられた取り付け部60により、メダル筐体20の正面側に着脱自在に形成されている。さらに、一括投入ユニット3及びメダル筐体20には、前記取り付け部60による取り付けを補助するための受け部としての引掛け片66及び支持部としての立ち上がり片65と、ユニットコネクタ71及び本体コネクタ70の接続を補助するための押し上げ片68及び可動部材67が設けられている。そして、これらにより、本体コネクタ70とユニットコネクタ71の接続及び接続解除が、一括投入ユニット3のメダル筐体20との着脱と同時に行われるようになっている。
(取り付け部60)
取り付け部60は、図4及び図5に示すように、一括投入ユニット3側に設けられた係合部としての上フック61及び下フック61と、メダル筐体20側に設けられた被係合部としての上部係合部63及び下部係合部64からなる。
上フック61は、装着部30Bの背面上側の左右側端部に、下フック62は高さ方向略中央部の左右側端部に、それぞれ相対向して設けられ、下方に屈曲する鈎部を有している。一方、前記上部係合部63は、メダル筐体20の仕切枠26の正面側端部に設けられた垂下片に形成された孔であり、この上部係合部63に前記上フック61の鈎部が上側から嵌入されることにより、上フック61が垂下片に固定される。前記下部係合部64は、載置部材27の正面側端部に形成された孔であり、この下部係合部64に前記下フック62の鈎部が上側から嵌入されることにより、下フック62が載置部材27に固定されるものである。
なお、フックが係合可能な係合部は、孔でなくともよく、仕切枠26や載置部材27とは別に設けられていてもよい。例えば本体箱20の内側に向かって張り出す棒や突片でもよい。
(立ち上がり片65及び引掛け片66)
引掛け片66は、装着部30Bの背面下端部に設けられた2個の細長突起であり、下端にくさび形の爪部を有している。一方、立ち上がり片65は、メダル筐体20の底板の正面側中央下端部から上側に向かってやや斜めに傾いて突出する板部材であり、2個の引掛け片66の間の距離よりもやや長い横幅を有している。そして、図4に示すように、装着部30Bの背面下端部と引掛け片66の爪部の間の隙間に立ち上がり片65を挟み込ませて、立ち上がり片65に引掛け片66を引っ掛けることにより、立ち上がり片65を支点として一括投入ユニット3を前後方向に揺動させることができるものである(図9参照)。
なお、一括投入ユニット3を前後方向に揺動させる支持部及び受け部としては、前記立ち上がり片29及び引掛け片320に限られず、一括投入ユニット3の背面下部を回動自在に支持可能とするものであれば、どのような構成であっても構わない。
(可動部材67及び押し上げ片68)
可動部材67は、本体コネクタ70を上下に移動可能に支持するものであり、図5に示すように、裏面側が制御部25の外装箱の前面(正面側の表面)と平行に配置され正面側に本体コネクタ70が取り付けられる板状のコネクタ固定部67Bと、コネクタ固定部67Bの上端部から前方に張り出す当接片67Aと、コネクタ固定部67Bの側端部から背面側に折れ曲がり制御部25の外装箱を側面から挟むように配置される支持片67Cを有している。
前記当接片67Aの中央部には、図11に示すように、本体コネクタ70に取り付けられるハーネスが貫通する穴が形成されており、このハーネスは、制御部25の外装箱の前面に設けられた開口部を通って、内部の制御基板につながっている。また、前記支持片67Cには、縦長の長孔が形成されており、外装箱の側面には、この長孔を貫通する有頭固定軸(ボルト又はピン)が固定されている。この長孔と有頭固定軸により、可動部材67が外装箱から外れることなく上下に移動可能となっている。
一方、押し上げ片68は、図5に示すように、ユニットコネクタ71の端子部分を挟み相対向して設けられた突片であり、上方に屈曲し突出側上端角部にR面取りが施された鈎部を有している。押し上げ片68は、一括投入ユニット3の着脱時に、鈎部が前記可動部材67の当接片67Aの下側と接触することにより、可動部材67を上方に押し上げる働きをするものである。
ここで、ユニットコネクタ71には、端子部分の左右両端部から背面側に突出する誘導片71Aが設けられている。この誘導片71Aは、図12(B)に示すように、ユニットコネクタ71と本体コネクタ70の接合の際に、端子部分が本体コネクタ70の凹部に嵌入されるのに先んじて、凹部に挿入されるものである。なお、本体コネクタ70をコネクタ固定部67Bに対してある程度移動可能に取り付けておくと、誘導片71Aの挿入時に本体コネクタ70とユニットコネクタ71の位置ずれを吸収でき、好適である。
なお、可動部材67は、上下に移動可能なものであれば上記構成に限られない。
(一括投入ユニット3の着脱手順)
次に、上記構成を有する一括投入ユニット3のメダル筐体20への取り付け及び取り外しの手順について、図9乃至図12に基づき説明する。
ここで、一括投入ユニット3がメダル筐体20に取り付いた状態においては、図4及び図9(D)に示すように、上フック61と上部係合部63、下フック62と下部係合部64がそれぞれ係合しており、引掛け片66は立ち上がり片65に引っ掛かっている。このとき、図10(A)に示すように、開閉蓋24に設けられた垂下片24Aの下端部と、一括投入ユニット3の装着部30Bの上面との間の隙間は、上フック61及び下フック62の鈎部が上下係合部62,64から上側に抜け出るのに必要な高さ方向の距離を有していない。すなわち、垂下片24Aが一括投入ユニット3の上側への移動を阻止している。このため、一括投入ユニット3を上方に移動させて上フック61及び下フック62と上部係合部63及び下部係合部64との係合を解除することはできない。
またここで、一括投入ユニット3を取り外した状態のメダル筐体20においては、可動部材67は、図5及び図9(A)に示す高さ(以下最低位置という)に位置している。一方、一括投入ユニット3がメダル筐体20に取り付いた状態においては、図11(A)に示すように、本体コネクタ70の凹部にユニットコネクタ71が嵌って両者が電気的に接続されているとともに、可動部材67は、押し上げ片68により上方に押し上げられており、前記最低位置よりやや上方に位置している。
以下、メダル筐体20に取り付いている一括投入ユニット3を取り外す場合について説明する。
まず、開閉蓋24を解錠して、図4に示すように開閉蓋24を手前に回動させて、補給開口21Aを開放する。開閉蓋24を手前側に回動させると、垂下片24Aは奥側(メダル筐体20の内側)に回動し、装着部30Bの上方には、一括投入ユニット3が上方に移動可能となる開放間隙が生じる。この開放間隙は、上フック61及び下フック62の鈎部が上部係合部63及び下部係合部64の孔から抜け出るのに十分な高さ距離を有している。
そこで次に、一括投入ユニット3を上側に持ち上げると、図9(C)に示すように、上フック61と上部係合部63、下フック62と下部係合部64の係合が外れ、引掛け片66も立ち上がり片65から外れた状態になる。このとき、図10(B)に示すように、装着部30Bの上面と開閉蓋24が干渉することはない。またこのとき、押し上げ片68の上昇に伴い、可動部材67は図11(A)に示す位置よりも上側の最高位置(図11(B)参照)に移動するが、本体コネクタ70とユニットコネクタ71の接続は絶たれていない。
そして、取り付け部60の係合を外した状態の一括投入ユニット3を、図10(B)に二点鎖線で示すようにそのまま手前側に水平移動させれば、本体コネクタ70からユニットコネクタ71が外れて、両者の電気的接続が絶たれる。なお、本体コネクタ70からユニットコネクタ71が外れ、押し上げ片68が可動部材67から離れると、可動部材67は自重により下降し、図5及び図9(A)に示す最低位置に戻る。
続いて、メダル筐体20に一括投入ユニット3を取り付ける場合について説明する。
まず、引掛け片66を立ち上がり片65に引っ掛けて、装着30Bの上部を奥方向に押すと、一括投入ユニット3全体が立ち上がり片65の上端部を支点に回動し、図9(A)に示すように、押し上げ片68が可動部材67の前端部に当接する。
さらに一括投入ユニット3を奥方向に回動させると、図12(A)に示すように、押し上げ片68のR面取り部分が当接片67Aの前端下部を押し上げることにより可動部材67が上方に移動し、図12(B)に示すように、押し上げ片68が当接片67Aの下側に入り込む位置となる。可動部材67の移動に伴い、本体コネクタ70も上方に移動する。なおこのとき、下フック62が載置部材27の正面側端部に当接するので、それ以上一括投入ユニット3を奥方向に回動させることができなくなる。またこのとき、本体コネクタ70とユニットコネクタ71の端子部分はまだ接続されないが、ユニットコネクタ71の誘導片71Aの先端が本体コネクタ70の凹部に挿入される。
そこで次に、引掛け片66を立ち上がり片65と係合させたままの位置で、一括投入ユニット3を少しだけ真上に持ち上げると、下フック62と載置部材27との接触がなくなり、図9(C)に示すように、装着部30Bの背面部がメダル筐体20の正面部と平行になる位置まで回動させることができる。このとき、可動部材67は押し上げ片38に押し上げられて最高位置まで上昇移動し、同時に本体コネクタ70の凹部には、誘導片71Aに誘導されつつユニットコネクタ71が完全に嵌り込み、両者が接続される。そして、一括投入ユニット3を下側に移動させれば、図9(D)に示すように、上フック61と上部係合部63、下フック62と下部係合部64、引掛け片66と立ち上がり片65がそれぞれ係合し、一括投入ユニット3がメダル筐体20に固定される。
このようにして一括投入ユニット3を本体箱20に取り付けた後、開閉蓋24を閉めてロックすれば、メダル筐体20の補給開口21A(図4参照)が閉塞される。また開閉蓋24を閉めることによって一括投入ユニット3を上側に持ち上げることができなくなるので、一括投入ユニット3もロック状態となり、メダル筐体20の取り付け開口21Bも閉塞される。
このように、本実施の形態によれば、一括投入ユニット3は、開閉蓋24が施錠されているだけでロックされた状態となるので、一括投入ユニット3自体に施錠装置を設ける必要がない。そして、開閉蓋24を開いてわずかに上に持ち上げ、手前側に引くだけで、簡単に取り外すことができる。また、一括投入ユニット3の内装装置とメダル筐体20の内装装置との電気的接続は、本体コネクタ70とユニットコネクタ71だけで完了するので、面倒なハーネスの取り付け取り外し作業をしなくてもよい。
さらに、一括投入ユニット3を取り付ける際には、最初に引掛け片66と立ち上がり片65とを係合させてから、全体を回動させた上で持ち上げるようにしてあるので、取り付け部60及びコネクタ部分の位置決めが容易にできるとともに、取り付け作業を安定的に行うことができる。また、本体コネクタ70は上下に移動可能に形成されているので、一括投入ユニット3の回動や上下動により端子部分に剪断力がかかり破損するといったトラブルも防ぐことができる。加えて、ユニットコネクタ71には誘導片71A1を設けてあるので、端子部分をスムーズに接続させることができる。
なお、本実施の形態では、メダル筐体20側に可動部材67を設け、一括投入ユニット3側に押し上げ片68を設けて、本体コネクタ70を移動可能に形成してあったが、逆に、メダル筐体20側に押し上げ片を設け、一括投入ユニット3側に可動部材を設けて、ユニットコネクタ71を上下に移動可能に形成してもよい。
さらに、本実施の形態では、一括投入ユニット3の取り付け時に取り付け部60を係合させる際、一括投入ユニット3を上側に持ち上げる構成としてあったが、一括投入ユニット3の取り付け時には、一括投入ユニット3を奥側に押し込むことで取り付け部60が係合するように形成してもよいものである。具体的には、例えば、特に図示しないが、フックの鈎部が係止される係合孔の正面側に、奥方向には回動するが手前側には回動しない水平突起を設けてもよい。そして、一括投入ユニット3の取り付け時にフックの先端と水平突起が当接すると、一括投入ユニット3を奥方向に押圧することにより水平突起が奥方向に回動してフックの鈎部が係合孔の中に入り込み、その後、水平突起はバネ等により元の位置に戻るようにする。このように形成すると、フックの鈎部と水平突起との係合により一括投入ユニット3の手前側への移動が阻止され、一括投入ユニット3を上側に持ち上げて、フックが係合孔から抜け出すことにより水平突起との係合が解除されるようにすることができる。このように形成した場合には、被係合部の機構的構成が複雑になるという難点はあるが、開閉蓋24を閉じた状態で一括投入ユニット3を取り付けられるので、開閉蓋24が取り付け作業の邪魔になることがないという利点がある。
(受け皿ユニット5)
受け皿ユニット5は、一括投入ユニット3を取り外したメダル筐体20に装着可能な蓋型のユニットであって、メダル貸出機1の正面側に貸し出しメダルを払い出し可能とするためのものである。
具体的には、受け皿ユニット5は、図1に示すように、塞板50の正面側にメダル払い出し口51及び受け皿52を有し、前記塞板50の背面には、図6に示すように、前記一括投入ユニット3の装着部30Bの背面と同様の、上フック61及び下フック62と、引掛け片66が設けられているとともに、背面上方に開口する背面受け口53が設けられている。
ここで、背面受け口53は、受け皿ユニット5をメダル筐体20に装着したとき、払い出し装置23のメダル排出部23Dから払い出されるメダルを受け入れ可能な開口であり、メダル払い出し口51と連通している。そして、この背面受け口53から受け入れたメダルが、正面のメダル払い出し口51から受け皿52に排出されるようになっている。
受け皿ユニット5は、上フック61及び下フック62と上部係合部63及び下部係合部64との係合によってメダル筐体20に取り付けることができ、それらの係合解除によってメダル筐体20から取り外すことができる。また、一括投入ユニット3と同様に、開閉蓋24をロックすることによりロック状態となる。受け皿ユニット5の着脱手順は、上記した一括投入ユニット3の着脱手順と同様であるので、説明は省略する。
なお、受け皿ユニット5に、払い出し枚数を表示する表示部や、表示ランプ等を設ける場合には、塞板50の背面側に、一括投入ユニット3と同様のコネクタを設け、メダル処理ブロック2への装着によりそれらの表示部の電気的接続がされるように形成すればよい。
(構成部材の配置によるメダル貸出機1のバリエーション)
さて、以上のように、メダル処理ブロック2及び紙幣処理ブロック4の二つのブロック部材と、一括投入ユニット3及び受け皿ユニット5の二つのユニット部材を備えるメダル貸出機1は、各ブロック部材及びユニット部材の配置変更により、その正面構造を変更することができる。
第一に、図2に示すように、メダル処理ブロック2はメダル筐体20に一括投入ユニット3を取り付けた構成とし、紙幣処理ブロック4の上側にメダル処理ブロック2を固定することができる。この場合には、隣接するスロットマシン100は、側方移送通路12を備えていることが条件となる。
第二に、図13に示すように、メダル処理ブロック2を、メダル筐体20に受け皿ユニット5を取り付けた構成とすることができる。この場合には、図13(A)に示すように、紙幣処理ブロック4の上側にメダル処理ブロック2を固定してもよいし、図13(B)に示すように、メダル処理ブロック2の上側に紙幣処理ブロック4を固定してもよい。このような構成とした場合には、隣接するスロットマシンが側方移送通路12を有していなくてもよく、通常のメダル貸出機として遊技場に設置することができる。
第三に、隣接するスロットマシンが側方移送通路12を有していない場合に対応する構成として、図14に示すように、メダル処理ブロック2はメダル筐体20に一括投入ユニット3を取り付けた構成とし、メダル処理ブロック2の上側に紙幣処理ブロック4を固定するようにしてもよい。このようにした場合には、一括投入ユニット3のメダル排出口38Cがスロットマシン100'の下皿15の側端部に位置し、メダル処理ブロック2から払い出されるメダルが、メダル排出口38Cから下皿15の側壁15Aを飛び越して落下して、下皿15に貯留されるようにすることができる。このような構成とすると、メダル貸出機2から払い出されるメダルを下皿15に移す必要がないという利点がある。なお、この場合には、異物の投入を防止するため一括投入開口31に蓋をしておくのが好ましい。蓋は、特に図示しないが、例えば一括投入開口31の手前側に内蔵され前後方向に摺動自在なスライドシャッターとすることができる。
このように、本実施の形態に係るメダル貸出機1は、一括投入ユニット3及び受け皿ユニット5が、ドライバーなどの工具をいっさい使用せずメダル筐体20に取り付け取り外し可能に形成されているので、一括投入ユニット3の内装装置(たとえば搬送装置34)のメンテナンスが容易に行えるとともに、メダル筐体20の内装装置(例えば払い出し装置23)のメンテナンスも容易に行うことができる。特に、一括投入ユニット3においては、搬送装置34の詰まりを解除するために一括投入ユニット3全体を取り外す必要があるときに有益である。また、一括投入ユニット3と受け皿ユニット5を取り替えるだけで、スロットマシンへのメダルの一括投入を可能とする装置にも、単にメダルを払い出す装置にも変更することができる。
さらに、メダル貸出機1をメダル処理ブロック2と紙幣処理ブロック4とに分離し、かつ双方をいずれが上側又は下側となっても一体的に連結されるように形成してあるので、メダル処理ブロック2と紙幣処理ブロック4を上下に入れ替えて固定するだけで、紙幣投入口42やメダル払い出し口51の位置を変更することができる。従って、遊技場の営業形態や隣接するスロットマシンの機種に応じて、メダル貸出機1の形態をフレキシブルに対応させることができるものである。
本発明の実施の形態であって、メダル貸出機の分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン及びメダル貸出機の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル貸出機の側面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル貸出機の部分断面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル処理ブロックから一括投入ユニットを取り外した斜視図である。 本発明の実施の形態であって、受け皿ユニットの背面斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口及び一括投入ユニットの拡大斜視図である。 本発明の実施の形態であって、一括投入ユニットの断面図である。 本発明の実施の形態であって、一括投入ユニットの取り付け手順を示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、開閉蓋と一括投入ユニットの部分断面図である 本発明の実施の形態であって、一括投入ユニットの接続部を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態であって、一括投入ユニットの接続部を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル貸出機の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン及びメダル貸出機の斜視図である。
符号の説明
1 メダル貸出機
2 メダル処理ブロック
20 メダル筐体 21 前面開口
21A 補給開口 21B 取り付け開口
23 払い出し装置 23A タンク
23B 送り出し円板 23C ホッパーモータ
23D メダル排出部 24 開閉蓋
24A 垂下片 24B 側板
24C 回動軸 25 制御部
26 仕切枠 27 載置部材
3 一括投入ユニット
30 外装部 30A 前面カバー部
30B 装着部
31 一括投入開口 32 メダル貯め部
33 メダル戻り部 34 搬送装置
34A ローラ 34B 逆転ローラ
34C 搬送ベルト 34D 送出間隙
34E 搬送モータ 35 背面受け口
36 キャンセル開口 37 排出装置
37A ソレノイド 37B 開閉板
38 ノズル部 38A メダル移送路
38B メダル検知センサ 38C メダル排出口
39 受け皿 S 駆動スイッチ
4 紙幣処理ブロック
40 紙幣筐体(価値筐体) 41 前面扉
42 紙幣投入口(価値媒体投入口) 43 紙幣カウンター(価値媒体識別装置)
5 受け皿ユニット(払い出しユニット)
50 前面板 51 メダル払い出し口(メダル払い出し部)
52 受け皿(メダル払い出し部) 53 背面受け口
60 取り付け部 61 上フック(係合部)
62 下フック(係合部) 63 上部係合部(被係合部)
64 下部係合部(被係合部) 65 立ち上がり片
66 引掛け片 67 可動部材
67A 当接片 67B コネクタ固定部
67C 支持片 68 押し上げ片
70 本体コネクタ 71 ユニットコネクタ
71A 誘導片
8 連結部
80 凹部 81 凹部
82 連結プレート
100 スロットマシン(遊技機)
10 メダル投入口 11 上部投入開口
12 側方移送通路 13 前扉
14 図柄表示窓 15 下皿
16 操作部

Claims (1)

  1. 遊技者に貸し出すメダルを払い出すための払い出し装置を内蔵したメダル筐体と、
    価値媒体の価値を読み取る価値媒体識別装置を内蔵し、正面側に価値媒体投入部を備えた価値筐体と、
    複数枚の遊技メダルを受け入れ可能な一括投入開口、この一括投入開口の下方に設けられ遊技メダルを貯留可能なメダル貯め部、前記払い出し装置から払い出されるメダルを受け入れ前記メダル貯め部に誘導可能な背面受け口、隣接する遊技機のメダル投入口に遊技メダルを転送するための投入導入路、及び前記メダル貯め部に貯留されている遊技メダルを一枚ずつ前記投入導入路に送り出す搬送装置を備え、前記メダル筐体の正面側に装着可能な一括投入ユニットと、
    前記払い出し装置から払い出されるメダルを受け入れる背面受け口及びこの背面受け口から受け入れたメダルを正面側に排出するためのメダル払い出し部を備え、前記一括投入ユニットのメダル筐体への非装着時に、前記メダル筐体の正面側に装着可能な払い出しユニットと、を構成要件とするメダル貸出機であって、
    前記メダル筐体及び価値筐体は、それぞれ同一の幅寸法及び奥行き寸法を有し、各筐体の表面には、いずれの筐体を上側にしても両者のつなぎ目部分において合致する凹部が設けられているとともに、前記凹部につなぎ目を跨ぐ連結部材を嵌め込み固定して一体化可能に形成され、
    前記一括投入ユニット及び払い出しユニットは、それぞれの背面側に設けられた係合部と、前記メダル筐体の正面側に設けられた被係合部とにより、メダル筐体に着脱自在に形成され
    前記メダル筐体の正面側に、メダル筐体の内装装置と電気的に接続される本体コネクタと、前記一括投入ユニットの取り付け時に一括投入ユニットの背面下部を支持可能な支持部を設け、少なくとも前記一括投入ユニットの背面側に、一括投入ユニットの内装装置と電気的に接続され前記本体コネクタと接続可能なユニットコネクタと、前記支持部に支持させることができる受け部を設け、前記メダル筐体又は一括投入ユニットに、前記本体コネクタ又はユニットコネクタのいずれか一方を上下に移動可能に支持する可動部材を設け、前記一括投入ユニット又はメダル筐体に、前記一括投入ユニットの取り付け時に前記可動部材と接触する当接移動部材を設け、前記受け部を前記支持部に支持させて一括投入ユニットを奥側に回動させることにより、前記当接移動部材が前記可動部材と接触して可動部材が移動すると同時に、前記本体コネクタが前記ユニットコネクタと接続し又は接続可能な適位置となり、本体コネクタとユニットコネクタとが接続又は接続可能な適位置となった状態で、前記係合部と被係合部を係合させることにより、一括投入ユニットがメダル筐体に固定されるとともに、本体コネクタとユニットコネクタを介してメダル筐体の内装装置と一括投入ユニットの内装装置とが電気的に接続されるように形成され、
    前記メダル筐体の正面上部に、水平方向に設けられた軸支部を支点として前後に回動してメダル筐体の正面上部開口を開閉自在かつ閉塞可能な蓋体を設け、前記一括投入ユニット又は払い出しユニットを上方に移動させることにより、前記係合部及び被係合部の係合が解除されるように形成し、前記蓋体の軸支部よりも下方に、前記蓋体が前記補給開口を閉塞しているときにおいて前記一括投入ユニット又は払い出しユニットの上方移動を阻止する移動阻止部を設け、前記蓋体が前記補給開口を開く方向に回動した場合には、前記移動阻止部が前記一括投入ユニット又は払い出しユニットの上端部と離れる方向に回動して、前記蓋体の下端部と前記一括投入ユニット又は払い出しユニットの上端部との間に、前記係合部と被係合部の係合が解除されるのに必要な移動距離を確保する間隙が生じるように形成されていることを特徴とするメダル貸出機。
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