JP4713440B2 - メダル貸出機 - Google Patents

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Description

この発明は、スロットマシンなどのメダル遊技機に隣接して設置されるメダル貸出機に関するものである。
従来より、スロットマシンなどのメダルを遊技媒体とする遊技機において、効率の良い遊技を行いたいという要請、あるいは、なるべく遊技メダルに手を触れないで遊技を行いたいという要請に基づき、本体の正面に一括投入開口とメダル送り装置を備えた一括投入機構を取り付け、遊技メダルを直接遊技機に供給可能にしたメダル貸出機が考案されている(特許文献1参照)。このメダル貸出機は、一括等投入口から投入されたメダル、又はメダル貸出機から払い出されたメダルを、メダル送り装置を介してノズル部の先端から排出し、排出されたメダルは隣接する遊技機(スロットマシン)設けられた側方移送路を通ってメダルが落下投入されるスリットに転送されるように形成されている。
一方、メダル貸出機のホッパー装置と紙幣読み取り部を分離して上下に入れ替え可能にし、設置の際の自由度を高めるようにしたメダル貸出機が開示されている。
特開2005−342433号公報(図4) 特開2003−205167号公報(図2)
ここで、上記した特許文献1に記載したメダル貸出機は、隣接する遊技機のメダル投入口が、一括投入装置から送り出されるメダルを受け入れ可能な形状を有していないと有効に使用できないという難点がある。スロットマシンなどの遊技機は、頻繁に機種交換が行われるところ、隣接する遊技機が一括投入装置に適応しないメダル投入口である遊技機と取り替えられた場合にメダル貸出機も一緒に交換するとなると、時間的金銭的負担が増大して好ましくない。そして、この点については、特許文献2に開示されている技術を応用したとしても、対応が不十分である。
また、一括投入したメダルがメダル送り装置内で詰まった場合や一括投入開口に異物が投げ込まれた場合、内蔵されているメダル送り装置を取り出してメンテナンスを行う必要も生じるが、かかるメンテナンスのたびに分解して取り外していたのでは煩わしさに耐えない。
そこで、本願発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、メンテナンスが容易であるとともに、隣接する遊技機の機種に応じて、メダルの払い出し、又はメダルの自動投入といった遊技機用台間機としての諸機能を、フレキシブルに対応させることが可能なメダル貸出機を提供しようとするものである。
本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号及び図面番号は、発明の実施の形態において用いた符号及び番号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技者に貸し出すメダルを払い出すための払い出し装置(23)を少なくとも内蔵する筐体(メダル筐体20)と、前記払い出し装置(23)から払い出されるメダルを受け入れる背面受け口(53)、背面受け口(53)から受け入れたメダルを正面側に排出するためのメダル払い出し口(51)、及びメダル払い出し口(51)から排出されたメダルを受け入れ可能な受け皿(52)を備え、前記筐体(20)の正面側に装着可能な受け皿ユニット(5)と、複数枚の遊技メダルを受け入れ可能な一括投入開口(31)、この一括投入開口(31)の下方に設けられ遊技メダルを貯留可能なメダル貯め部(32)、前記払い出し装置(23)から払い出されるメダルを受け入れ前記メダル貯め部(32)に誘導可能な払い出し受け口(35)、隣接する遊技機(スロットマシン100')のメダル投入口(10)に遊技メダルを転送するための投入導入路(ノズル部38)、及び前記メダル貯め部(32)に貯留されている遊技メダルを一枚ずつ前記投入導入路(38)に送り出す搬送装置(34)を備え、前記筐体(20)に装着された受け皿ユニット(5)の正面側にさらに装着可能な一括投入ユニット(3)と、を構成要件とするメダル貸出機(1)である。
本発明に係るメダル貸出機(1)は、遊技場の遊技機(100,100')に隣接して並列設置される台間機であって、例えば価値媒体の投入と引き替えに遊技メダルを貸し出すものである。すなわち、メダル貸出機(1)は、上記構成の他に、価値媒体投入口(紙幣投入口42)や価値媒体識別装置(紙幣カウンター43)などの価値媒体の投入に関する処理を行うための装置を備えていてもよい。ここで、「価値媒体」とは、紙幣、硬貨やプリペイドカードなどを含み、「価値媒体投入口」とは、紙幣投入口(42)やカード挿入口を含むものである。また「価値媒体識別装置」とは、金銭やカードに記録された価値情報を読み取る装置であって、紙幣カウンターやカードリーダーを含むものである。
前記筐体(20)は、前記一括投入ユニット(3)又は払い出しユニット(5)を取り付けることにより、貸し出しメダルの払い出しやメダルの一括投入など、メダルに関する処理を行うための装置(メダル処理ブロック2)として機能するものである。ここで、前記払い出し装置(23)は、メダルを貯留可能なタンク(23A)を有していてもよく、筐体(20)は、タンク(23A)にメダルを補給するための開口部(補給開口21A)を有していてもよい。またこの開口部(21A)を塞ぐ蓋体(開閉蓋24)を備えていてもよい。
なお、筐体(20)に、価値媒体投入口や価値媒体識別装置を設けてもよい。あるいは、価値媒体投入口や価値媒体識別装置を備えた別の筐体(紙幣筐体40)にこれらの装置を内蔵し、前記払い出し装置(23)を内蔵した筐体(20)と連結させることにより、メダル貸し出しは(1)が構成されるようにしてもよい。
前記受け皿ユニット(5)は、メダル筐体(20)の正面側に取り付けられる板状部材とすることができ、払い出し装置(23)から払い出されるメダルをメダル貸出機(1)の正面側に排出させるためのものである。
前記一括投入ユニット(3)は、受け皿ユニット(5)の正面側に取り付けられる装置であり、払い出し装置(23)から払い出されたメダル、又は一括投入開口(31)から一括投入されたメダルを、搬送装置(50)によって一枚ずつ、隣接する遊技機(100')のメダル投入口(10)に投入可能とするものである。
前記一括投入開口(31)は、一括投入ユニット(3)に設けられた好ましくは上方に開放する開口部であり、遊技メダルの「一括投入」とは、メダルの向きを揃えて投入したり一枚ずつ投入するのではなくて、適宜手に掴んだ遊技メダルをランダムに投入開口に投げ入れるような場合のことを言うものである。
前記メダル貯め部(32)は、一括投入開口(31)から投入された遊技メダルを一時的に貯留可能な空間である。また本発明においては、払い出し受け口(35)を介して、前記払い出し装置(23)から、直接メダル貯め部(32)にメダルが払い出されるようになっている。
前記投入導入路(38)は、搬送装置(50)により送り出された遊技メダルを受け入れ可能なメダル受け口とメダル排出口(38C)との間に遊技メダルが通過可能なメダル移送路(38A)を形成したブロック部材とすることができる。そして、メダル排出口(38C)から排出されたメダルが、隣接する遊技機(100')のメダル投入口(10)に転送されるように形成されている。ここで、遊技機(100')のメダル投入口(10)は、遊技メダルを落とし込む孔などの開口部の他、遊技メダルを開口部に誘導するための凹部を有していてもよい。あるいは、前記メダル排出口(38C)から排出されたメダルを前記開口部に誘導するための通路(側方移送路12)を有していてもよい。
前記搬送装置(34)は、搬送ベルト(34C)を用いたベルト式メダル送り装置や、送り出し円板を用いたディスク式メダル送り装置などとすることができ、一括投入されメダル貯め部(32)に貯留された遊技メダルを一枚ずつ、投入導入路(38)に送り出すことができる装置であれば、どのような構成を有していても構わない。
なお、一括投入ユニット(3)としては、上記構成の他にも、搬送装置(34)を作動させるためのスイッチ(駆動スイッチS)や、遊技機(100')に移送されるメダルを検知するための検知部(メダル検知センサ38A)を有していてもよい。
そして、本発明においては、前記一括投入ユニット(3)は、背面側に設けられた係合部(上フック61,下フック62)と、前記受け皿ユニット(5)の正面側に設けられた被係合部(上部係合部63,下部係合部64)により、前記受け皿ユニット(5)に着脱自在に形成されており、前記受け皿ユニット(5)は、前記メダル払い出し口(51)の下方に、正面側に開口する受け皿収納部(54)を有し、前記受け皿(52)は、前記受け皿収納部(54)内に退避可能に形成されている。そして、前記受け皿ユニット(5)を前記筐体(20)に装着し、前記受け皿(52)を前記受け皿収納部(54)に退避させた状態で、前記受け皿ユニット(5)に前記一括投入ユニット(3)を装着可能としたことを特徴とする。
前記係合部(61,62)及び被係合部(63,64)は、一括投入ユニット(3)を受け皿ユニット(5)に係止することができるものであれば、どのような構成を有していても構わない。例えば、孔又は凹部とこれらに係合する鈎状の突起や、立設された突起に孔又は凹部を引っ掛けるものとすることができる。
前記受け皿収納部(54)は、前記メダル払い出し口(51)よりも下方に設けられ、受け皿ユニット(5)の正面に形成された凹部である。そして、好ましくは、受け皿(52)をこの内部に退避させたとき、受け皿(52)が受け皿ユニット(5)の正面からはみ出ることなくすっぽり内部に収納される奥行き寸法を有している。
ここで、受け皿(52)が「受け皿収納部(54)内に退避可能」とは、受け皿(52)が移動し又は変形することにより、受け皿収納部(54)に収納されるように形成されていることを意味するものである。具体的には、受け皿収納部(54)の上端部に設けられた水平軸(ヒンジ52A)に容器状の受け皿(52)を上下方向に回動自在に取り付けて、受け皿(52)を下側に回動させると受け皿収納部(54)に収納されるようにしたものや、前記水平軸(52A)に蛇腹状の受け皿(52)を設けて折りたたみ可能とし、受け皿(52)を折りたたんで受け皿収納部(54)に収納するように形成したものとすることができる。
なお、前記水平軸(52A)は、受け皿(52)を上下方向に回動自在とするヒンジ部とすることができ、好ましくは、受け皿(52)を所定の位置、例えば受け皿(52)を、メダル払い出し口(51)から排出されるメダルを皿部で受け入れ可能となる位置に固定することができるように形成されている。例えばバネの付勢力により定位置を保つようにしたり、ヒンジ部の軸周囲に生じる摩擦抵抗力を高くして受け皿(52)が自重やメダルの重みで回動してしまわないようにしたものとすることができる。
(作用)
本発明におけるメダル貸出機(1)において、遊技機(100)へのメダルの一括投入機能をもたせたい場合には、筐体(20)に受け皿ユニット(5)を装着した状態で、受け皿(52)を受け皿収納部(54)に退避させてから、さらに一括投入ユニット(3)を装着することができる(図3参照)。
また、通常のメダル貸出機として使用したい場合には、筐体(20)に受け皿ユニット(5)を装着したものをそのまま用いることができる(図2参照)。
このように、本発明によれば、受け皿ユニット(5)に一括投入ユニット(3)を装着するか否かにより、メダル貸出機(1)の構成を隣接する遊技機の機種に応じて変更することができる。すなわち、本発明に係るメダル貸出機(1)の隣に、一括投入態様のメダル投入口(10)を有する遊技機(100')が設置される場合には、受け皿ユニット(5)に一括投入ユニット(3)を装着して使用することができ、通常のタイプのメダル投入口(10)を有する遊技機(100)が設置される場合には、一括投入ユニット(3)を装着しないで、受け皿ユニット(5)のみ装着された状態で使用することができる。
また、一括投入態様のメダル投入口(10)を有する遊技機(100')が隣接設置される場合であっても、店の営業方針等に応じて、筐体(20)に受け皿ユニット(5)のみを装着した状態で使用することもできる。
さらに、一括投入ユニット(3)及び受け皿ユニット(5)は、係合部(61,62)と被係合部(63,64)の係合及び係合解除により取り付け取り外しが可能であるため、構成変更だけでなくメンテナンスも容易に行うことができる。
なお、受け皿ユニット(5)を筐体(20)に対して着脱自在もしくは筐体(20)の前面開口(21)を開閉自在に形成してもよい。例えば、上述した係合部(61,62)及び被係合部(63,64)と同様のものを、受け皿ユニット(5)及び筐体(20)に設けてもよいし、受け皿ユニット(5)を比較的簡単な操作によって取り外し可能とする固定手段によって筐体(20)に固定する(例えばネジを1〜2個外すだけでよいような構成とする)ようにしてもよい。また、受け皿ユニット(5)を筐体(20)に設けたヒンジを介して開閉自在に取り付け、かつロック可能に形成してもよい。このように形成すると、受け皿ユニット(5)を取り外し、又は開いて、筐体(20)内部の払い出し装置(23)のメンテナンスが容易となり、好適である。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記筐体(20)の正面側には、筐体(20)の内装装置と電気的に接続される本体コネクタ(70)が設けられ前期受け皿ユニット(5)の正面下部には、前記一括投入ユニット(3)の取り付け時に一括投入ユニット(3)の背面下部を支持可能な支持部(立ち上がり片65)が設けられ、前記一括投入ユニット(3)の背面側には、一括投入ユニット(3)の内装装置と電気的に接続され前記本体コネクタ(70)と接続可能なユニットコネクタ(71)と、前記支持部(65)に支持させることができる受け部(引掛け片66)が設けられ、前記筐体(20)又は一括投入ユニット(3)には、前記本体コネクタ(70)又はユニットコネクタ(71)のいずれか一方を上下に移動可能に支持する可動部材(67)が設けられ、前記一括投入ユニット又(3)は筐体(20)には、前記一括投入ユニット(3)の取り付け時に前記可動部材(67)と接触する当接移動部材(押し上げ片68)が設けられている。
また、前記受け皿ユニット(5)には、前記筐体(20)への装着時において、前記本体コネクタ(70)を表出可能とするとともに前記可動部材(67)の移動及び前記当接移動部材(68)の可動部材(67)との接触を妨げない開口部(コネクタ開口55)が設けられ、この開口部(55)は、前記一括投入ユニット(3)の非装着時には閉塞可能に形成されている。
そして、前記支持部(65)に前記受け部(66)を支持させて一括投入ユニット(3)を奥側に回動させることにより、前記当接移動部材(68)が前記可動部材(67)と接触して可動部材(67)が移動すると同時に、前記本体コネクタ(70)が前記ユニットコネクタ(71)と接続し又は接続可能な適位置となり、本体コネクタ(70)とユニットコネクタ(71)とが接続又は接続可能な適位置となった状態で、前記係合部(61,62)と被係合部(63,64)を係合させることにより、一括投入ユニット(3)が受け皿ユニット(5)に固定されるとともに、本体コネクタ(70)とユニットコネクタ(71)を介して筐体(20)の内装装置と一括投入ユニット(3)の内装装置とが電気的に接続されることを特徴とする。
ここで、「筐体(20)の内装装置」とは、前記払い出し装置(23)の他に、例えば電源装置やメダル貸出機(1)全体の作動を制御するための制御部(25)を含み、「一括投入ユニット(3)の内装装置」とは、前記搬送装置(34)の他に、その他の電子部品(例えばセンサやランプ類)を含むものである。そして、本体コネクタ(70)及びユニットコネクタ(71)は、メダル筐体(20)と一括投入ユニット(3)の内装装置を電気的に接続するための外部端子であり、メダル筐体(20)と一括投入ユニット(3)との電気的接続は、本体コネクタ(70)とユニットコネクタ(71)によってのみ行われる。
(作用)
本発明によれば、筐体(20)の内装装置と一括投入ユニット(3)の内装装置との電気的接続は、一括投入ユニット(3)の着脱作業と同時に行われるので、面倒な配線の繋ぎ作業や取り外し作業を行う必要がない。さらに、一括投入ユニット(3)の取り付け時には、支持部(65)に受け部(66)を支持させているので、取り付け作業を安定的に行うことができるとともに、可動部材(67)と当接移動部材(68)との当接によりコネクタ部分の位置決めが容易にでき、一括投入ユニット(3)の装着時にコネクタを破損させることがない。
本発明は、以上のように構成されているので、メンテナンスが容易であるとともに、隣接する遊技機の機種に応じて、メダルの払い出し、又はメダルの自動投入といった遊技機用台間機としての諸機能を、フレキシブルに対応させることが可能なメダル貸出機を提供することができる。
本発明の最良の実施形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図17は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はメダル貸出機1の分解斜視図、図2及び図3はスロットマシン100及びメダル貸出機1の外観斜視図、図4はメダル処理ブロック2を示す斜視図、図5及び図6は受け皿ユニット5の説明図、図7乃至図9は受け皿ユニット5の他の例を示す図、図10及び図11は一括投入ユニット3を示す図、図12乃至図14は一括投入ユニット3の着脱を示す説明図である。なお、図15及び図16はメダル貸出機1の他の使用例を示す斜視図、図17は受け皿の他の例を示す断面図である。
本実施の形態におけるメダル貸出機1は、スロットマシン100に隣接して設置され、一台のスロットマシンに一機ずつ対応するように設けられている。また、メダル貸出機1は、図2に示すように、受け皿52を備える受け皿ユニット5が正面側に装着された状態と、図3に示すように、一括投入開口31を備える一括投入ユニット3が正面側に装着された状態の、双方の態様で使用可能となっている。
(スロットマシン100)
スロットマシン100は、図2に示すように、筐体の正面側に取り付けられた前扉13を有し、正面側には回転リール(図示せず)の図柄を視認可能な図柄表示窓14が形成されている。また、この図柄表示窓14の下方でありスロットマシン1の略中央部は、スタートスイッチやストップスイッチなどの操作手段が設けられる操作部16となっている。そしてこの操作部16の正面右端部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口10が設けられている。なお、特に図示しないが、メダル投入口10の下方には、遊技メダルの真贋を判断すると共に投入メダルをカウントするためのメダルセレクターが設けられている。また、スロットマシン1の下部には、払い出しメダルを貯留可能な下皿15が設けられている。
そして、メダル投入口10から遊技メダルを投入し、スタートスイッチの操作により回転リールを回転させ、ストップスイッチの操作により回転リールを停止させ、このとき、複数の回転リールに表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、所定枚数のメダルが払い出されるように形成されているものである。
(スロットマシン100')
スロットマシン100'は、上記スロットマシン100と基本的には同様の構成を有しているが、図3に示すように、メダル投入口10'が、一括投入ユニット3によるメダルの一括投入に対応可能に形成されている。
具体的には、スロットマシン100'のメダル投入口10'は、図10に示すように、上方から遊技メダルを一枚ずつ投入可能な上方投入開口11と、上方投入開口11の側方に連通する側方移送通路12とを有している。この側方移送通路12は、上方投入開口11から正面右側(メダル貸出機1側)に延設された樋状の通路であって、後述するノズル部38から送られてくる遊技メダルを受け入れ上方投入開口11に移送するためのものである。
(メダル貸出機1)
メダル貸出機1は、スロットマシン100又はスロットマシン100'の側面側に隣接して設置される箱型の装置であって、金銭と引き替えに遊技メダルを貸し出すと共に、スロットマシン100'に併設した場合には、貸し出しメダル及び遊技者が投入するメダルをスロットマシン100'のメダル投入口10'に投入可能とするためのものである。
本実施の形態に係るメダル貸出機1は、図1に示すように、払い出し装置23を内蔵するメダル処理ブロック2と、メダル処理ブロック2の正面側に着脱自在な一括投入ユニット3及び受け皿ユニット5と、紙幣カウンター43を内蔵する紙幣処理ブロック4とから構成されている。前記メダル処理ブロック2は、受け皿ユニット5を装着した場合には遊技メダルを貸し出す装置として機能し、一括投入ユニット3を装着した場合には、遊技メダルを貸し出すとともに隣接するスロットマシン100'にメダルを自動的に一括投入する装置として機能するようになっている。
なお、メダル処理ブロック2と紙幣処理ブロック4は、上下の位置を変更可能に形成されており、メダル処理ブロック2を上側に配置するか下側に配置するか、一括投入ユニット3を装着するか受け皿ユニット5のみ装着するかにより、メダル貸出機としての構成を様々に変化させることができるようになっているものである。
(メダル処理ブロック2)
メダル処理ブロック2は、一括投入ユニット3又は受け皿ユニット5を取り付けた状態で、メダル払い出し又はメダル投入に関する処理を行うための装置として機能するものであり、図4に示すように、正面側に前面開口21を有する直方形状のメダル筐体20を有している。そして、メダル筐体20の内部には、メダル貸出機2の作動を制御するための制御部25が内蔵されており、この制御部25の上側には、払い出し装置23を載置するための載置板27及び仕切枠26が設けられている。また、載置板27と仕切枠26の間には、メダルを貯留するとともにメダルを払い出すための払い出し装置23が収納されており、メダル筐体20の正面上部には、払い出し装置23の上方に形成されている上部空間を開閉自在かつ閉塞可能な開閉蓋24が取り付けられている。
ここで、前記制御部25は、外装箱の内部に、図示しない電源装置や制御基板などを有しており、外装箱の正面側には、一括投入ユニット3の背面に設けられたユニットコネクタ71と係合する本体コネクタ70が設けられている。本体コネクタ70は、ユニットコネクタ71の端子部分を嵌入可能な凹部を有する雌コネクタであって、特に図示しないが、前記制御部25や払い出し装置23の駆動部、各種のセンサに接続するハーネスが取り付けられている。そして、ユニットコネクタ71と接続することにより、メダル筐体20の内装装置と一括投入ユニット3の内装装置とが電気的に接続するようになっているものである。なお、本体コネクタ70は、上下に移動可能に形成されているが、これについては後述する。
またここで、前記載置板27は、図4に示すように、上面に払い出し装置23を載せることができる薄板であり、仕切枠26は、図6に示すように、払い出し装置23を収納したとき払い出し装置23のタンク23Aの上端よりも上側に位置する枠である。
さらに、前記メダル筐体20の内側面には、図5に示すように、受け皿ユニット5を前面開口21に装着するためのガイド突起28及びネジ穴29が設けられている。ガイド突起28は、メダル筐体20の正面左側の側板内面に、前後方向に設けられた角柱状の突起である。ネジ穴29は、ガイド突起28の対向側の側板に形成された孔である。
(開閉蓋24)
開閉蓋24は、図4に示すように、左右の側面に側板24Bが設けられた板状の蓋であり、水平方向に設けられた回動軸24Cに下側が支持され、前後方向に回動自在に取り付けられている。また、正面上方に設けられた鍵穴に所定の鍵を挿入して解錠することにより、手前側に回動させることができる(図12参照)。そして、開閉蓋24を回動させることにより前面開口21の上部に補給開口21Aが開口し、この補給開口21Aからメダルを補給することができるようになっているものである。なお、前記側板24Bは、メダルを補給する際に、メダルが脇からこぼれないようにするためのものである。
さらに、開閉蓋24の底部には、図4及び図6に示すように、幅方向にわたって垂下片24Aが形成されており、開閉蓋24を開かないと一括投入ユニット3の脱着ができないようになっているが、これについては後述する。
(払い出し装置23)
払い出し装置23は、遊技メダルを払い出すためのいわゆるホッパー装置であり、図4及び図6に示すように、遊技メダルを貯留しておくためのタンク23Aと、タンク23Aに貯留されている遊技メダルを一枚ずつ排出可能な送り出し円板23Bと、送り出し円板23Bを回転させるためのホッパーモータ23Cを有している。送り出し円板23Bは、ホッパーモータ23Cに回転可能に軸止されており遊技メダルが嵌入可能な孔が形成されている。そして、この孔に入った遊技メダルを、回転に伴い一枚ずつ、メダル排出部23Dから正面側(前面開口21の外側)に排出するようになっている。また、特に図示しないが、払い出し装置23には、メダル排出部23Dから排出されるメダルをカウントするための払い出しセンサが設けられていて、所定枚数の遊技メダルを払い出したら駆動モータが停止するように形成されている。
そして、図12に示すように、開閉蓋24を開けて、補給開口21Aからその下に位置するタンク23Aにメダルを補給することができるようになっている。また、払い出し装置23とメダル筐体20との左右及び前後の隙間を、仕切枠26の枠部分が上側から塞ぐようになっているので、タンク23Aよりも上側の上部空間にもメダルを貯留できるものである。
(紙幣処理ブロック4)
紙幣処理ブロック4は、遊技客がメダルを借りるために投入する紙幣に関する処理を行うための装置であって、図1に示すように、直方形状の紙幣筐体40を有している。そして、紙幣筐体40の正面側には、紙幣投入口42を備える前面扉41が取り付けられており、紙幣筐体40の内部には、紙幣カウンター43が内蔵されている。
紙幣カウンター23は、紙幣投入口42から投入された紙幣を読み取って、払い出し装置23に所定枚数の遊技メダルを払い出させるためのものである。また前記前面扉41は、正面上方に設けられた鍵穴に所定の鍵を入れて解錠操作することにより、紙幣筐体40から取り外し又は開閉できるようになっている。そして、特に図示しないが、前面扉41を取り外し又は開放して、紙幣カウンター23の紙幣貯留部に貯まった紙幣を取り出すなどのメンテナンスを行うことができるようになっている。
紙幣処理ブロック4の内装装置は、特に図示しないハーネスを例えば筐体の背面外側で接続することにより、メダル処理ブロック2の制御部25と電気的に接続されるようになっている。
なお、紙幣処理ブロック4としては、紙幣投入口42及び紙幣カウンター43の他に、硬貨投入口や硬貨カウンター、釣り銭払い出し口などを有していてもよい。また、プリペイドカード挿入口とカードリーダーを有していてもよい。
(受け皿ユニット5)
受け皿ユニット5は、メダル筐体20に装着可能な板状のユニットであって、メダル貸出機1の正面側に貸し出しメダルを払い出し可能とするためのものである。
具体的には、受け皿ユニット5は、図1に示すように、長方形板状の前面板50の正面側に、メダル払い出し口51及び箱形の受け皿52を有し、一括投入ユニット3をメダル処理ブロック2に着脱自在とするための取り付け部60が設けられている。また前記前面板50の背面には、図6に示すように、背面上方に開口する背面受け口53が設けられている。
ここで、背面受け口53は、受け皿ユニット5をメダル筐体20に装着したとき、払い出し装置23のメダル排出部23Dから払い出されるメダルを受け入れ可能な開口であり、メダル払い出し口51と連通している。そして、この背面受け口53から受け入れたメダルが、正面のメダル払い出し口51から受け皿52に排出されるようになっている。
また、前記受け皿52は、図6に示すように、上下方向に回動可能に取り付けられており、前面板50の正面側には、受け皿52が下側に回動したときに収納される凹部である受け皿収納部54が形成されている。そして、受け皿収納部54の下方には、前面板50をメダル筐体20に装着したとき、メダル処理ブロック2に設けられている本体コネクタ71を正面側に露出させるためのコネクタ開口55が形成されている。さらに、前面板50の正面下部には、側面視L字型の立ち上がり片65が設けられている。
ここで、前記受け皿52は、受け皿収納部54の正面側上端部に水平方向に設けられたヒンジ52Aを介して前面板50に対して回動自在に取り付けられている。そして、ヒンジ52Aの軸周りに生じる摩擦抵抗によって、図6に実線で示すようにメダルを受け入れる皿部が上向きとなる位置で受け皿52を停止させることができるとともに、図12に示すように、皿部が正面向きとなり受け皿52が受け皿収納部54の内部にすっぽり収納される退避位置に停止させることができるようになっている。受け皿52が図6に実線で示す位置にある場合には、メダル払い出し口51から排出される払い出しメダルを凹部に受け入れることができ、受け皿52が図12に示す位置にある場合には、前面板50の正面側に一括投入ユニット3を装着可能となる。なお、ヒンジ52Aの軸に生じる摩擦力は、受け皿52がメダルを例えば50枚受け入れても、受け皿52が重みで下側に回動しないような強さに設定されている。そして、受け皿52を受け皿収納部54に収納する場合には、ヒンジ52Aの摩擦力よりも大きな力で受け皿52を下側に回動させればよい。
またここで、前記取り付け部60としては、図5及び図13に示すように、前面板50の正面上側両端部に設けられた上部係合部63と、受け皿収納部54の下側両端部に設けられた下部係合部64とを有している。上部係合部63及び下部係合部64は、後述する一括投入ユニット3の背面側に設けられた上フック61及び下フック62(図12及び図13参照)がそれぞれ係合可能な開口部である。また、前記立ち上がり片65は、一括投入ユニット3を受け皿ユニット5に装着させる際に一括投入ユニット3を支持するためのものである。
前記コネクタ開口55は、受け皿ユニット5の正面に一括投入ユニット3を装着しないで使用する場合には、蓋80によって閉塞される。蓋80は、図1及び図5に示すように、コネクタ開口55よりもやや大きい外形寸法を有する板状部材であり、図6に示すように、裏面側にはコネクタ開口55に嵌入可能な突起を有している。蓋80は、ゴムや軟質合成樹脂などで形成されており、裏面の突起をコネクタ開口55に嵌め込むことにより前面板50の正面に密着し、コネクタ開口55を塞ぐことができるものである。なお、コネクタ開口55は、頻繁に開閉する必要があるものではないので、蓋80が外されて悪戯されないようにビスなどで固定してもよい。
受け皿ユニット5は、図5に示すように、ネジ90によってメダル筐体20に固定される。
(受け皿ユニット5のメダル筐体20への装着)
次に、上記構成を有する受け皿ユニット5の、メダル筐体20への装着方法について説明する。
受け皿ユニット5は、図5に示すように、前面板50の側面に、溝部56及びネジ穴57を有している。溝部56は、受け皿ユニット5をメダル筐体20の取り付け開口21Bに押入するとき、メダル筐体20の内側面に設けられたガイド突起28が内部を摺動可能な凹部である。またネジ穴57は、受け皿ユニット5をメダル筐体20内の定位置に設置したとき、メダル筐体20の側面に設けられたネジ穴29と合致する孔である。
受け皿ユニット5をメダル筐体20に装着する場合には、まず、前記ガイド突起28が溝部56に嵌まるように位置あわせをして、受け皿ユニット5を前面開口21に押入する。受け皿ユニット5を定位置(図6に示すように受け皿収納部54の背面が払い出し装置23の正面に当接する位置)まで押入すると、ネジ穴57とネジ穴29が合致する。そこで、ネジ穴29からネジ90を螺入させ締結することにより、受け皿ユニット5がメダル筐体20に固定される。
受け皿ユニット5をメダル筐体20から取り外す場合には、二つのネジ90を外すだけで受け皿ユニット5を取り付け開口21Bから引き出すことができる。
このように、受け皿ユニット5の固定を解除するのに、メダル筐体20の側面側のネジ止めを外すようにしておくと、受け皿ユニット5に一括投入ユニット3を装着したまま取り付け開口21Bを開放できるという利点がある。
なお、受け皿ユニット5をメダル筐体20に固定させるための構成は、上記したものに限られない。要は、受け皿ユニット5を取り外し又は開閉させることにより、前面開口21が開放され、内部の払い出し装置23のメンテナンス等が行えるようになっていればよいものである。例えば、特に図示しないが、前面板50をメダル筐体20の側面又は底面に設けられたヒンジ部に取り付け、受け皿ユニット5全体が扉のように取り付け開口21Bを開閉自在かつメダル筐体20にロック可能に形成してもよい。この場合、ロック解除には所定の鍵での操作を要することとすれば、セキュリティの向上が図れる。またこの鍵を、メダル筐体20の側面側に設けておけば、受け皿ユニット5の開閉の際、一括投入ユニット3を取り外す必要がない。
(コネクタ開口55の他の閉塞例)
上記した例では、受け皿ユニット5の正面に一括投入ユニット3を装着しないで使用する場合には、コネクタ開口55を蓋80によって閉塞する構成としてあったが、コネクタ開口55の閉塞手段として、図7乃至図9に示すような、開閉シャッター85を設けてもよい。
開閉シャッター85は、図7及び図8に示すように、前面板50の正面側に形成されたスライドレール59に沿って上下に摺動可能に形成された板部材であり、最上位置まで移動させた場合にはコネクタ開口55を正面側から覆い、最下位置まで移動させた場合にはコネクタ開口55が全部開放されるようになっている。
また、開閉シャッター85の正面側中央上端部には、図7に示すように、軸部86A及び長円形の回動片86Bからなる錠86が設けられており、一方、前面板50のコネクタ開口55の上縁部近くには、長孔58が設けられている。そして、図7(B)に示すように、開閉シャッター85がコネクタ開口55を閉塞した状態で、開閉シャッター85をロックすることができるようになっている。
具体的には、開閉シャッター85には、図9に示すように、表面から裏面に貫通する丸孔85Aと、裏面の丸孔85Aの周囲に形成された長孔溝85Bが設けられている。そして、前記丸孔85Aには錠86の軸部86Aが、長孔溝85Bには錠86の回動片86Bが、それぞれ嵌り合うようになっている。また、軸部86Aの正面側先端部には、回し溝86Cを有する頭部が形成されている。 従って、錠86は、図7(A)及び図9(A)に示すように、軸部86Aの頭部が開閉シャッター85の正面より突出し、かつ回動片86Bが長孔溝85Bに嵌合する位置から、図7(B)及び図9(B)に示すように、回動片86Bが開閉シャッター85の正面より突出し、かつ軸部86Aの頭部裏側が開閉シャッター85の正面に当接する位置まで、前後方向に移動可能となっている。さらに、錠86は、回し溝86Cにドライバなどを差し込んで、軸部86Aを丸孔85A内で回転させることができるようになっている。
一方、前記長孔58は、回動片86Bが貫通可能な形状を有し、開閉シャッター85を最上位置まで移動させた場合には、長孔58と長孔溝85Bが合致するような位置に設けられている。
そして、図7(A)の位置(コネクタ開口55を開放する位置)にある開閉シャッター85をスライドさせて図7(B)の位置(コネクタ開口55を閉塞する位置)に移動させる場合には、正面側に突出している錠86の頭部をつまんで開閉シャッター85を引き上げる。
また、開閉シャッター85を、コネクタ開口55が閉塞される位置でロックするには、開閉シャッター85を最上位置まで引き上げてから、錠86の頭部を押入し、回動片86Bが長孔58を通過させた後、回し溝86Cを用いて錠86を回転させる。そうすると、図7(B)及び図9(B)に示すように、軸部86Aが長孔58を貫通し、かつ回動片86Bが前面板50の裏側に係合することによって、錠86の手前側への移動及び開閉シャッター85の下方への移動が規制され、開閉シャッター85がロックされた状態となるものである。
このように、開閉シャッター85を前面板50に取り付けておけば、コネクタ開口55を塞ぐための閉塞手段(蓋80)を別途保管しておく必要もなく、別部材の蓋を紛失するおそれもない。
なお、回し溝86Cの形状を鍵穴にして、所定のキーでないと錠86を回転させることができないようにしてもよい。
(一括投入ユニット3)
一括投入ユニット3は、前記払い出し装置23から払い出される遊技メダル、及び遊技者が投入する遊技メダルを、スロットマシン100'のメダル投入口10'に一括投入するための機構を備えるユニットである。
具体的には、一括投入ユニット3は、図1に示すように、大きく分けて、メダル処理ブロック2に装着した受け皿ユニット5の正面に着脱自在に取り付けられる外装部30と、外装部30の内部に設けられた搬送装置34と、外装部30の正面側に取り付けられたノズル部38とから構成されている。
(外装部30)
外装部30は、図10及び図11に示すように、一括投入ユニット3の装着時にメダル処理ブロック2の手前側に突出する前面カバー部30Aと、図12に示すように、メダル筐体2に装着された受け皿ユニット5を正面側から覆い隠す装着部30Bとから構成されている。そして、装着部30Bの内部には、搬送装置34が収納されている。
前記前面カバー部30Aには、上方に開口する一括投入開口31が形成され、一括投入開口31の手前側には、カウンター状の張り出し部が形成されている。また、前面カバー部30Aの正面には、搬送装置34を作動及び作動停止させるための駆動スイッチSが設けられている。そして、この駆動スイッチSに手を触れることにより、搬送装置34の搬送モータ34Eが駆動し、駆動スイッチSに触れている手を離すことにより、搬送装置34の搬送モータ34Eが駆動を停止するようになっている。なお、搬送装置34を作動及び作動停止させる手段としては、搬送モータ34Eの駆動を開始させるためのスイッチと、駆動を停止させるためのスイッチを別々に設けてもよいものである。あるいは、駆動スイッチSに一回触れることにより、一定枚数のメダルが搬送されるまで搬送モータ34Eが駆動するようにしたり、枚数に関係なく一定時間、搬送モータ34Eが駆動するように形成してもよい。
前記一括投入開口31の下方には、メダルを一時貯留可能な空間であるメダル貯め部32が形成されており、メダル貯め部32の下方には、異物やキャンセルメダルを落下させるためのキャンセル開口36が形成されている。このキャンセル開口36は、装着部30Bの背面側に設けられた排出装置37によって開閉するものである。そしてキャンセル開口36の下方には、落下物を受け止める受け皿39が設けられている。
ここで、排出装置37は、図11に示すように、ソレノイド37Aと、上下方向に揺動可能に形成された開閉板37Bを有しており、ソレノイド37Aの作動で開閉板37Bを開くことにより、メダル貯め部32や搬送ベルト34C上にあるメダル及び異物などを、キャンセル開口36から排出させることができるようになっているものである。
また、装着部30Bの背面側であって、前記排出装置37の上方には、受け皿ユニット5のメダル払い出し口51から排出されるメダルを受け入れ可能な払い出し受け口35が形成されており、払い出し受け口35から受け入れられたメダルは、そのままメダル貯め部32に落下するようになっている。
さらに、装着部30Bの背面側には、図12及び図13に示すように、一括投入ユニット3を受け皿ユニット5に着脱自在とするための取り付け部60と、ユニットコネクタ71が設けられている。ここで、ユニットコネクタ71は、本体コネクタ70の凹部に嵌入可能な突起を有する雄コネクタであって、特に図示しないが、外装部30に内蔵される搬送装置34の駆動部や各種のセンサに接続するハーネスが取り付けられている。そして、本体コネクタ70と接続させることにより、一括投入ユニット3の構成部品とメダル処理ブロック2の制御部35とが電気的に接続するようになっているものである。なお、一括投入ユニット3の構成部品とメダル処理ブロック2の構成部品との間の電気的接続は、本体コネクタ70とユニットコネクタ71によってのみ行われ、これ以外にハーネス等の接続を行う必要はない。
(搬送装置34)
搬送装置34は、図11に示すように、前面カバー部30Aの下部に内蔵されており、メダル貯め部32に投入又は払い出された遊技メダルを、水平状態(遊技メダルの表裏面が上下となる状態)で一枚ずつ、ノズル部38へと送り出すためのものである。具体的には、搬送装置34は、一対のローラ34A,34Aと、ローラ34A,34Aに掛け渡された搬送ベルト34Cと、搬送ベルト34Cの手前側上方に送出間隙34Dをあけて設置された逆転ローラ34Bと、ローラ34Aを回転させるための搬送モータ34Eと、搬送モータ34Eのモータ軸の回転をローラ34A,34Bに伝達するための伝達手段(図示せず)を有している。
前記ローラ34Aは、正面側から見て前後に並列して設けられており、ローラ34Aを図8に示す黒矢印の方向に回転させることにより、搬送ベルト34Cの上面が手前側(ノズル部38側)に移動するようになっている。また、逆転ローラ34Bはローラ34Aと同方向に回転するので、搬送ベルト34Cの上面の進行方向と、逆転ローラ34Bの下側面の移動方向とが逆になる。
そして、逆転ローラ34Bの下端と搬送ベルト34Cの上面との間には、遊技メダル一枚の厚みよりも大きく、遊技メダル二枚分の厚みよりは小さい送出間隙34Dが形成されている。これにより、搬送ベルト34Cの上面に乗っている遊技メダルを、一枚ずつ手前側に送り出すとともに、搬送ベルト34Cの上方であって逆転ローラ34Bの後方にある遊技メダルを、逆転ローラ34Bの後方上部空間であるメダル戻り部33に蹴り出すようになっている。
搬送ベルト34Cの前方側は、後述するノズル部38のメダルの受け口と近接しており、ベルト上面に乗っている遊技メダルは、前記送出間隙34Dを潜ってノズル部38のメダル移送路38Aへと運ばれる。
(ノズル部38)
ノズル部38は、前記搬送装置34から送り出された遊技メダルをスロットマシン100'のメダル投入口10'に移送するためのものである。そして、ノズル部38は、遊技メダル一枚分の厚さよりやや大きい厚みを有し、遊技メダルの直径よりもやや大きい幅を有するメダル移送路38A(図8参照)を備えている。メダル移送路38Aは、正面視すると略L字型に形成されており、メダルの受け口側からスロットマシン100'側に屈曲して、その端部がメダル排出口38Cとなっている(図10参照)。
また、ノズル部38には、メダル移送路38Aを通過する遊技メダルを検知するためのメダル検知センサ38Bが設けられている。メダル検知センサ38Bは、メダル移送路38Aの立壁に設けられた近接センサであり、磁界の変化を検出して遊技メダルの通過を検知するものである。なお、メダル検知センサ38Bは近接センサに限られず、フォトセンサであってもよい。
(遊技メダルの移送)
次に、上記構成を有する一括投入ユニット3における遊技メダルの移送過程を、図11をもとに説明する。
まず、一括投入開口31から遊技メダルを投入すると、遊技メダルは搬送ベルト34Cの後方部上面と開閉板37Bの上面に積み重なるように落下し、メダル貯め部32に貯留される。また、紙幣投入により払い出し装置23から遊技メダルが払い出された場合には、図12に示すように、メダルは受け皿ユニット5のメダル払い出し口51を通って、払い出し受け口35からメダル貯め部33に落下し貯留される。次に、駆動スイッチSに手を触れると、搬送装置34が作動を開始する。すなわち、搬送モータ34Eが駆動して、ローラ34Aが回転し、搬送ベルト34Cが前方に移動開始する。なお、紙幣投入により払い出し装置23からメダルが払い出される場合には、駆動スイッチSに触れなくても自動的に搬送装置34が作動を開始するようにしてもよい。
搬送ベルト34Cが移動開始すると、搬送ベルト34Cの後方部上面に乗っている遊技メダルが前方に移動し、その上方に貯まっているメダルも引きずられて、逆転ローラ34Bの方に移動する。そして、搬送ベルト34Cの上面に乗っている遊技メダルは、搬送ベルト34Cと逆転ローラ34Bの下面との間の送出間隙34Dをすり抜けて、一枚ずつ、ノズル部38のメダル移送路38Aへと移送される。一方、搬送ベルト34Cの上方に重なっている遊技メダルは、逆転ローラ34Bと接触することにより、上方後部のメダル戻り部33に蹴り戻される。
搬送装置34から送り出された遊技メダルは、メダル移送路38Aを通ってメダル排出口38Cから排出される。メダル排出口38Cはスロットマシン100'のメダル投入口10'の側方移送通路12と位置あわせされているので、遊技メダルは側方移送通路12を通って、上部投入開口11に投入される。
なお、メダルの移送中に搬送装置34でメダル詰まりが発生した場合には、搬送モータ34Eを停止させた後、所定時間逆転駆動させる。これにより、搬送ベルト37Cがメダルの移送方向と逆方向に移動すると同時に、逆転ローラ34Bがメダルを送り出す方向に回転するので、送出間隙34Dの間に詰まったメダルが分離して、詰まりが解除される。なお、搬送装置34のメダル詰まりは、ローラ34Aに設けられた回転検知センサ(ロータリーエンコーダー)の検知異常により認知することができる。さらに、所定時間の逆転駆動によっても詰まりが解除されないときには、搬送モータ34Eの正転、逆転を交互に繰り返して、詰まったメダルを徐々に分離させるようにしてもよい。
あるいは、詰まりを検知した場合には、排出装置37のソレノイド37Aが作動して開閉板37Bを開くとともに、搬送モータ34Eが一定時間逆転駆動するように形成してもよい。これにより、搬送ベルト34Cの上面にある遊技メダルは後方に移動し、開閉板37Bが開くことにより、メダル貯め部32の底部に開口するキャンセル開口36から下方に落下する。メダル貯め部32に貯留されていた遊技メダルも、同様にキャンセル開口36から落下する。このようにして排出された遊技メダルは、受け皿36に貯留されるので、受け皿36を手前側に回転させてメダルを取り出せばよい。
(一括投入ユニット3の着脱機構)
さて、上記した一括投入ユニット3は、メダル処理ブロック2から取り外して、搬送装置50等のメンテナンスを行うことができるようになっている。すなわち、一括投入ユニット3は、外装部30の背面外側に設けられた取り付け部60と、受け皿ユニット5の前面板50の正面側に設けられた取り付け部60を、それぞれ係合又は係合解除することにより、メダル処理ブロック2に装着された受け皿ユニット5に取り付け又は取り外しすることができるように形成されているものである。また、一括投入ユニット3及び受け皿ユニット5には、前記取り付け部60による取り付けを補助するための受け部としての引掛け片66及び支持部としての立ち上がり片65が設けられている。さらに、一括投入ユニット3の装着の際、本体コネクタ70とユニットコネクタ71の接続及び接続解除が同時に行われるようになっている。
(取り付け部60)
取り付け部60は、図12及び図13に示すように、一括投入ユニット3側に設けられた係合部としての上フック61及び下フック61と、受け皿ユニット5側に設けられた被係合部としての上部係合部63及び下部係合部64からなる。
上フック61は、装着部30Bの背面上側の左右側端部に、下フック62は高さ方向略中央部の左右側端部に、それぞれ相対向して設けられ、下方に屈曲する鈎部を有している。一方、前記上部係合部63は、受け皿ユニット5の前面板50の上方に形成された凹部に設けられた孔であり、この上部係合部63に前記上フック61の鈎部が上側から嵌入されることにより、上フック61が前面板50に固定される。前記下部係合部64は、前面板50の受け皿収納部54の底面に形成された孔であり、この下部係合部64に前記下フック62の鈎部が上側から嵌入されることにより、下フック62が前面板50に固定されるものである。
なお、フックが係合可能な係合部は、孔でなくともよい。例えば前面板50の正面側に形成された凹部に左右方向に張り出す棒や突片でもよい。
(立ち上がり片65及び引掛け片66)
引掛け片66は、図12に示すように、装着部30Bの背面下端部に、左右方向に並列して2個設けられた細長突起であり、下端にくさび形の爪部を有している。一方、立ち上がり片65は、前面板50の正面下部に設けられた側面視L字型のアングル材であり、2個の引掛け片66の間の距離よりもやや長い横幅を有している。そして、装着部30Bの背面下端部と引掛け片66の爪部の間の隙間に立ち上がり片65を挟み込ませて、立ち上がり片65に引掛け片66を引っ掛けることにより、立ち上がり片65を支点として一括投入ユニット3を前後方向に揺動させることができるものである(図14参照)。
なお、一括投入ユニット3を前後方向に揺動させる支持部及び受け部としては、前記立ち上がり片65及び引掛け片66に限られず、一括投入ユニット3の背面下部を回動自在に支持可能とするものであれば、どのような構成であっても構わない。
(可動部材67及び押し上げ片68)
可動部材67は、本体コネクタ70を上下に移動可能に支持するものであり、図13に示すように、裏面側が制御部25の外装箱の前面(正面側の表面)と平行に配置され正面側に本体コネクタ70が取り付けられる板状のコネクタ固定部67Bと、コネクタ固定部67Bの上端部から前方に張り出す当接片67Aと、コネクタ固定部67Bの側端部から背面側に折れ曲がり制御部25の外装箱を側面から挟むように配置される支持片67Cを有している。
前記当接片67Aの中央部には、特に図示しないが、本体コネクタ70に取り付けられるハーネスが貫通する穴が形成されており、このハーネスは、制御部25の外装箱の前面に設けられた開口部を通って、内部の制御基板等につながっている。また、前記支持片67Cには、縦長の長孔が形成されており、制御部25の外装箱の側面には、この長孔を貫通する有頭固定軸(ボルト又はリベット)が固定されている。この長孔と有頭固定軸により、可動部材67が外装箱から外れることなく上下に移動可能となっている。
一方、押し上げ片68は、図13に示すように、ユニットコネクタ71の端子部分を挟み相対向して設けられた突片であり、上方に屈曲し突出側上端角部にR面取りが施された鈎部を有している。押し上げ片68は、一括投入ユニット3の着脱時に、鈎部が前記可動部材67の当接片67Aの下側と接触することにより、可動部材67を上方に押し上げる働きをするものである。
ここで、ユニットコネクタ71には、図13に示すように、端子部分の左右両端部から背面側に突出する誘導片71Aが設けられている。この誘導片71Aは、ユニットコネクタ71と本体コネクタ70の接合の際に、端子部分が本体コネクタ70の凹部に嵌入されるのに先んじて、凹部に挿入されるものである。なお、本体コネクタ70をコネクタ固定部67Bに対してある程度移動可能に取り付けておくと、誘導片71Aの挿入時に本体コネクタ70とユニットコネクタ71の位置ずれを吸収でき、好適である。
なお、可動部材67は、上下に移動可能なものであれば上記構成に限られない。
(一括投入ユニット3の着脱手順)
次に、上記構成を有する一括投入ユニット3の受け皿ユニット5への取り付け及び取り外しの手順について、図14に基づき説明する。
ここで、一括投入ユニット3が受け皿ユニット5に取り付いた状態においては、図12に示すように、上フック61と上部係合部63、下フック62と下部係合部64がそれぞれ係合しており、引掛け片66は立ち上がり片65に引っ掛かっている。このとき、図12に二点鎖線で示すように、開閉蓋24に設けられた垂下片24Aの下端部と、一括投入ユニット3の装着部30Bの上面との間の隙間は、上フック61及び下フック62の鈎部が上下係合部62,64から上側に抜け出るのに必要な高さ方向の距離を有していない。すなわち、垂下片24Aが一括投入ユニット3の上側への移動を阻止している。このため、一括投入ユニット3を上方に移動させて上フック61及び下フック62と上部係合部63及び下部係合部64との係合を解除することはできない。
またここで、一括投入ユニット3を取り外した状態のメダル処理ブロック2においては、可動部材67は、図14(A)に示す高さ(以下最低位置という)に位置している。一方、一括投入ユニット3が受け皿ユニット5に取り付いた状態においては、図12及び図14(D)に示すように、本体コネクタ70の凹部にユニットコネクタ71が嵌って両者が電気的に接続されているとともに、可動部材67は、押し上げ片68により上方に押し上げられており、前記最低位置よりやや上方に位置している。
以下、受け皿ユニット5に取り付いている一括投入ユニット3を取り外す場合について説明する。
まず、開閉蓋24を解錠して、図12に示すように開閉蓋24を手前に回動させて、補給開口21Aを開放する。開閉蓋24を手前側に回動させると、垂下片24Aは奥側(メダル筐体20の内側)に回動し、装着部30Bの上方には、一括投入ユニット3が上方に移動可能となる開放間隙が生じる。この開放間隙は、上フック61及び下フック62の鈎部が上部係合部63及び下部係合部64の孔から抜け出るのに十分な高さ距離を有している。
そこで次に、一括投入ユニット3を上側に持ち上げると、図14(C)に示すように、上フック61と上部係合部63、下フック62と下部係合部64の係合が外れ、引掛け片66も立ち上がり片65から外れた状態になる。このとき、装着部30Bの上面と開閉蓋24が干渉することはない。またこのとき、押し上げ片68の上昇に伴い、可動部材67は図12に示す位置よりも上側の最高位置に移動するが、本体コネクタ70とユニットコネクタ71の接続は絶たれていない。
そして、取り付け部60の係合を外した状態の一括投入ユニット3を、そのまま手前側に水平移動させれば、本体コネクタ70からユニットコネクタ71が外れて、両者の電気的接続が絶たれる。なお、本体コネクタ70からユニットコネクタ71が外れ、押し上げ片68が可動部材67から離れると、可動部材67は自重により下降し、図14(A)に示す最低位置に戻る。
一括投入ユニット3を取り外すことにより、受け皿ユニット5がメダル筐体20の正面に露出し、図6に示すように、受け皿52を上方に回動させてメダルを受け入れ可能な位置に停止させることができるようになる。また、コネクタ開口55を蓋80又は開閉シャッター85で閉塞すれば、本体コネクタ70が覆い隠される。
続いて、受け皿ユニット5に一括投入ユニット3を取り付ける場合について説明する。
まず、受け皿ユニット5の受け皿52を受け皿収納部54に収納し(退避させ)、コネクタ開口55の蓋80又は開閉シャッター85を開いて、本体コネクタ70を表出させておく。次に、引掛け片66を立ち上がり片65に引っ掛けて、装着30Bの上部を奥方向に押すと、一括投入ユニット3全体が立ち上がり片65の上端部を支点に回動し、図14(A)に示すように、押し上げ片68が可動部材67の前端部に当接する。
さらに一括投入ユニット3を奥方向に回動させると、押し上げ片68のR面取り部分が当接片67Aの前端下部を押し上げることにより可動部材67が上方に移動し、図14(B)に示すように、押し上げ片68が当接片67Aの下側に入り込む位置となる。可動部材67の移動に伴い、本体コネクタ70も上方に移動する。なお、コネクタ開口55の本体コネクタ70の上側には、本体コネクタ70が移動するのに十分な高さ距離があるので、本体コネクタ70の移動が阻害されることはない。またこのとき、下フック62が受け皿ユニット5の正面に当接するので、それ以上一括投入ユニット3を奥方向に回動させることができなくなる。さらにこのとき、本体コネクタ70とユニットコネクタ71の端子部分はまだ接続されないが、ユニットコネクタ71の誘導片71Aの先端が本体コネクタ70の凹部に挿入される。
そこで次に、引掛け片66を立ち上がり片65と係合させたままの位置で、一括投入ユニット3を少しだけ真上に持ち上げると、下フック62と受け皿ユニット5との接触がなくなり、図14(C)に示すように、装着部30Bの背面部が受け皿ユニット5の正面部と平行になる位置まで回動させることができる。このとき、可動部材67は押し上げ片38に押し上げられて最高位置まで上昇移動し、同時に本体コネクタ70の凹部には、誘導片71Aに誘導されつつユニットコネクタ71が完全に嵌り込み、両者が接続される。そして、一括投入ユニット3を下側に移動させれば、図14(D)に示すように、上フック61と上部係合部63、下フック62と下部係合部64、引掛け片66と立ち上がり片65がそれぞれ係合し、一括投入ユニット3が受け皿ユニット5に固定される。
このようにして一括投入ユニット3を受け皿ユニット5に取り付けた後、開閉蓋24を閉めてロックすれば、メダル筐体20の補給開口21A(図4参照)が閉塞される。また開閉蓋24を閉めることによって一括投入ユニット3を上側に持ち上げることができなくなるので、一括投入ユニット3もロック状態となる。
このように、本実施の形態によれば、一括投入ユニット3は、開閉蓋24が施錠されているだけでロックされた状態となるので、一括投入ユニット3自体に施錠装置を設ける必要がない。そして、開閉蓋24を開いてわずかに上に持ち上げ、手前側に引くだけで、簡単に取り外すことができる。また、一括投入ユニット3の内装装置とメダル筐体20の内装装置との電気的接続は、本体コネクタ70とユニットコネクタ71だけで完了するので、面倒なハーネスの取り付け取り外し作業をしなくてもよい。
そして、一括投入ユニット3を取り付ける際には、最初に引掛け片66と立ち上がり片65とを係合させてから、全体を回動させた上で持ち上げるようにしてあるので、取り付け部60及びコネクタ部分の位置決めが容易にできるとともに、取り付け作業を安定的に行うことができる。また、本体コネクタ70は上下に移動可能に形成されているので、一括投入ユニット3の回動や上下動により端子部分に剪断力がかかり破損するといったトラブルも防ぐことができる。加えて、ユニットコネクタ71には誘導片71A1を設けてあるので、端子部分をスムーズに接続させることができる。
なお、本実施の形態では、メダル筐体20側に可動部材67を設け、一括投入ユニット3側に押し上げ片68を設けて、本体コネクタ70を移動可能に形成してあったが、逆に、メダル筐体20側に押し上げ片を設け、一括投入ユニット3側に可動部材を設けて、ユニットコネクタ71を上下に移動可能に形成してもよい。
(構成部材の配置によるメダル貸出機1のバリエーション)
以上のように、メダル処理ブロック2及び紙幣処理ブロック4の二つのブロック部材と、一括投入ユニット3及び受け皿ユニット5の二つのユニット部材を備えるメダル貸出機1は、各ブロック部材及びユニット部材の配置変更により、その正面構造を変更することができる。
第一に、図2に示すように、メダル処理ブロック2はメダル筐体20に受け皿ユニット5のみを取り付けた構成とし、紙幣処理ブロック4の上側にメダル処理ブロック2を固定することができる。この場合、図2に示すように、紙幣処理ブロック4の上側にメダル処理ブロック2を固定してもよいし、図15に示すように、メダル処理ブロック2の上側に紙幣処理ブロック4を固定してもよい。このような構成とした場合には、隣接するスロットマシン100が側方移送通路12を有していなくてもよく、通常のメダル貸出機として遊技場に設置することができる。
第二に、図3に示すように、メダル処理ブロック2を、受け皿ユニット5に一括投入ユニット3を取り付けた構成とすることができる。この場合には、隣接するスロットマシン100'は、側方移送通路12を備えていることが条件となる。
第三に、隣接するスロットマシンが側方移送通路12を有していない場合に対応する構成として、図16に示すように、メダル処理ブロック2はメダル筐体20に一括投入ユニット3を取り付けた構成とし、メダル処理ブロック2の上側に紙幣処理ブロック4を固定するようにしてもよい。このようにした場合には、一括投入ユニット3のメダル排出口66がスロットマシン100の下皿15の側端部に位置し、メダル処理ブロック2から払い出されるメダルが、メダル排出口66から下皿15の側壁15Aを飛び越して落下して、下皿15に貯留されるようにすることができる。このような構成とすると、メダル貸出機2から払い出されるメダルを下皿15に移す必要がないという利点がある。なお、この場合には、異物の投入を防止するため一括投入開口31に蓋をしておくのが好ましい。蓋は、特に図示しないが、例えば一括投入開口31の手前側に内蔵され前後方向に摺動自在なスライドシャッターとすることができる。
このように、本実施の形態に係るメダル貸出機1は、一括投入ユニット3が、ドライバーなどの工具をいっさい使用せずメダル筐体20に取り付け取り外し可能に形成されているので、一括投入ユニット3の内装装置(たとえば搬送装置34)のメンテナンスが容易に行うことができる。特に、搬送装置34の詰まりを解除するために一括投入ユニット3全体を取り外す必要があるときに有益である。
また、メダル処理ブロック2に装着した受け皿ユニット5に一括投入ユニット3を装着するように形成してあるので、一括投入ユニット3の着脱のみで、メダル貸出機1を、スロットマシンへのメダルの一括投入を可能とする装置にも、単にメダルを払い出す装置にも変更することができる。また、一括投入ユニット3を取り外した場合、受け皿52を回動させ、コネクタ開口55を閉塞するだけで、そのまま受け皿ユニット5が使用可能となり、一括投入ユニット3と受け皿ユニット5を付け替える必要がない。このため、取り替え作業が容易に行えるとともに、受け皿ユニット5を別途保管しておく必要がない。
さらに、受け皿ユニット5をメダル筐体20から取り外し可能に形成してあることから、払い出し装置23などメダル筐体2の内部装置のメンテナンスを行うことも容易である。また、受け皿ユニット5に一括投入ユニット3を装着して使用している場合であっても、一括投入ユニット3を装着したまま受け皿ユニット5を取り外し又は開くことができるので、メンテナンスが容易である。
なお、受け皿ユニット5に、払い出し枚数を表示する表示部や、表示ランプ等を設ける場合には、前面板50の背面側に、一括投入ユニット3と同様のコネクタを設け、メダル処理ブロック2への装着によりそれらの表示部の電気的接続がされるように形成すればよい。
ところで、上記した実施の形態では、箱形の受け皿52はヒンジ52Aを中心に回動して受け皿収納部54に退避するように形成してあったが、本発明においては、受け皿52が受け皿収納部54に退避可能であれば、このような構成に限られない。例えば、図17に示すように、受け皿52を蛇腹状に形成し、折りたたみ可能にしてもよい。
具体的には、受け皿52は、ヒンジ52Aに取り付けられた複数のU字状の骨部材52Bをシート部材52Cで被覆したものであり、図17(A)に示すように、骨部材52Bをヒンジ52Aを中心に上側に回動させることによりシート部材52Cが広がって容器状になり、メダル払い出し口51から排出されるメダルを受け入れ可能になる。一方、図17(B)に示すように、骨部材52Bを下側に回動させることによりシート部材52Cが折り畳まれ、受け皿収納部54に収納されるものである。
このように、本発明では、受け皿52が移動し又は変形して受け皿収納部54に退避することにより、受け皿ユニット5が一括投入ユニット3を装着可能になるものであればよい。
本発明の実施の形態であって、メダル貸出機の分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン及びメダル貸出機の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン及び一括投入ユニットを取り付けたメダル貸出機の斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル処理ブロックの斜視図である。 本発明の実施の形態であって、受け皿ユニットの取り付けを示す斜視図である。 本発明の実施の形態であって、受け皿ユニット装着時のメダル貸出機の縦断面図である。 本発明の実施の形態であって、コネクタ開口の他の例を示す縦断面図である。 図7の斜視図である。 図7及び図8の鍵部分の拡大斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口及び一括投入ユニットの拡大斜視図である。 本発明の実施の形態であって、一括投入ユニットの断面図である。 本発明の実施の形態であって、一括投入ユニット装着時のメダル貸出機の縦断面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル処理ブロックから一括投入ユニットを取り外した斜視図である。 本発明の実施の形態であって、一括投入ユニットの取り付け手順を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態であって、受け皿ユニット装着時のメダル貸出機の斜視図である。 本発明の他の実施の形態であって、スロットマシン及び一括投入ユニットを取り付けたメダル貸出機の斜視図である。 本発明の他の実施の形態であって、受け皿ユニットの部分縦断面図である。
符号の説明
1 メダル貸出機
2 メダル処理ブロック
20 メダル筐体 21 前面開口
21A 補給開口 21B 取り付け開口
23 払い出し装置 23A タンク
23B 送り出し円板 23C ホッパーモータ
23D メダル排出部 24 開閉蓋
24A 垂下片 24B 側板
24C 回動軸 25 制御部
26 仕切枠 27 載置板
28 ガイド突起 29 ネジ穴
3 一括投入ユニット
30 外装部 30A 前面カバー部
30B 装着部
31 一括投入開口 32 メダル貯め部
33 メダル戻り部 34 搬送装置
34A ローラ 34B 逆転ローラ
34C 搬送ベルト 34D 送出間隙
34E 搬送モータ 35 払い出し受け口
36 キャンセル開口 37 排出装置
37A ソレノイド 37B 開閉板
38 ノズル部 38A メダル移送路
38B メダル検知センサ 38C メダル排出口
39 受け皿 S 駆動スイッチ
4 紙幣処理ブロック
40 紙幣筐体 41 前面扉
42 紙幣投入口 43 紙幣カウンター
5 受け皿ユニット
50 前面板 51 メダル払い出し口
52 受け皿 53 背面受け口
54 受け皿収納部 55 コネクタ開口
56 溝部 57 ネジ穴
58 長孔 59 スライドレール
60 取り付け部 61 上フック(係合部)
62 下フック(係合部) 63 上部係合部(被係合部)
64 下部係合部(被係合部) 65 立ち上がり片
66 引掛け片 67 可動部材
70 本体コネクタ 71 ユニットコネクタ
80 蓋 85 シャッター
85A 丸孔 85B 長孔
86 錠 86A 軸部
86B 回動片 86C 回し溝
90 固定ネジ
100 スロットマシン(遊技機)
10 メダル投入口 11 上部投入開口
12 側方移送通路 13 前扉
14 図柄表示窓 15 下皿
16 操作部

Claims (2)

  1. 遊技者に貸し出すメダルを払い出すための払い出し装置を少なくとも内蔵する筐体と、
    前記払い出し装置から払い出されるメダルを受け入れる背面受け口、背面受け口から受け入れたメダルを正面側に排出するためのメダル払い出し口、及びメダル払い出し口から排出されたメダルを受け入れ可能な受け皿を備え、前記筐体の正面側に装着可能な受け皿ユニットと、
    複数枚の遊技メダルを受け入れ可能な一括投入開口、この一括投入開口の下方に設けられ遊技メダルを貯留可能なメダル貯め部、前記払い出し装置から払い出されるメダルを受け入れ前記メダル貯め部に誘導可能な払い出し受け口、隣接する遊技機のメダル投入口に遊技メダルを転送するための投入導入路、及び前記メダル貯め部に貯留されている遊技メダルを一枚ずつ前記投入導入路に送り出す搬送装置を備え、前記筐体に装着された受け皿ユニットの正面側にさらに装着可能な一括投入ユニットと、を構成要件とするメダル貸出機であって、
    前記一括投入ユニットは、背面側に設けられた係合部と、前記受け皿ユニットの正面側に設けられた被係合部により、前記受け皿ユニットに着脱自在に形成されており、
    前記受け皿ユニットは、前記メダル払い出し口の下方に、正面側に開口する受け皿収納部を有し、前記受け皿は、前記受け皿収納部内に退避可能に形成されており、
    前記受け皿ユニットを前記筐体に装着し、前記受け皿を前記受け皿収納部に退避させた状態で、前記受け皿ユニットに前記一括投入ユニットを装着可能としたことを特徴とするメダル貸出機。
  2. 前記筐体の正面側には、筐体の内装装置と電気的に接続される本体コネクタが設けられ、
    前記受け皿ユニットの正面下部には、前記一括投入ユニットの取り付け時に一括投入ユニットの背面下部を支持可能な支持部が設けられ、
    前記一括投入ユニットの背面側には、一括投入ユニットの内装装置と電気的に接続され前記本体コネクタと接続可能なユニットコネクタと、前記支持部に支持させることができる受け部が設けられ、
    前記筐体又は一括投入ユニットには、前記本体コネクタ又はユニットコネクタのいずれか一方を上下に移動可能に支持する可動部材が設けられ、前記一括投入ユニット又は筐体には、前記一括投入ユニットの取り付け時に前記可動部材と接触する当接移動部材が設けられ、
    前記受け皿ユニットには、前記筐体への装着時において、前記本体コネクタを表出可能とするとともに前記可動部材の移動及び前記当接移動部材の可動部材との接触を妨げない開口部が設けられ、
    この開口部は、前記一括投入ユニットの非装着時には閉塞可能に形成されており、
    前記支持部に前記受け部を支持させて一括投入ユニットを奥側に回動させることにより、
    前記当接移動部材が前記可動部材と接触して可動部材が移動すると同時に、前記本体コネクタが前記ユニットコネクタと接続し又は接続可能な適位置となり、
    本体コネクタとユニットコネクタとが接続又は接続可能な適位置となった状態で、前記係合部と被係合部を係合させることにより、一括投入ユニットが受け皿ユニットに固定されるとともに、本体コネクタとユニットコネクタを介して筐体の内装装置と一括投入ユニットの内装装置とが電気的に接続されることを特徴とする請求項1記載のメダル貸出機。
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