JP4749230B2 - ファクシミリ装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙に対する受信画像(データ)の両面印刷処理と紙折り処理を適切に行うファクシミリ装置及びその制御方法に関する。
近年、コピー装置やプリンタ装置等の画像形成装置においては、印刷出力時に裏紙を使用したり、所定ページ数の画像データを縮小して1ページ内に配置して印刷する集約印刷や用紙の両面に画像を印刷する両面印刷等の経費節減を図った印刷方法を積極的に用いるようになってきており、また、印刷後の用紙に施す後処理機構として、紙折り機構を配置して、印刷済用紙を所定の紙折り方法で紙折り処理することが行われている(特許文献1〜特許文献3等参照)。
そして、近年、集約印刷された印刷済用紙を紙折り機構で紙折りを施す場合、ページの配置をレイアウト調整を行って、折られた後の文書に対しても見易くすることが行われている(特許文献4及び特許文献5参照)。
特開平3−71362号公報 特開2003−292238号公報 特開平11−52802号公報 特開2004−58651号公報 特開2005−228232号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、集約印刷用紙を紙折り処理する場合にも、ページの配置をレイアウト調整することで、見やすい状態で折ることができるが、従来技術では、両面印刷した印刷済用紙の折り処理については、その対応策が考慮されておらず、両面印刷された印刷済用紙は、折り処理が行われると、画像内容が見にくくなり、印刷済用紙の保存性や利用性を向上させる上で、改良の必要があった。
そこで、本発明の技術的課題は、用紙に対する受信画像の両面印刷処理と紙折り処理を印刷済用紙の保存性や利用性を考慮した状態で、適切に実行することができるファクシミリ装置及びその制御方法を提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明のファクシミリ装置に係る第1の手段は、ファクシミリで受信した受信画像を用紙の両面に印刷出力する両面印刷処理を行う両面印刷機構と、前記用紙の山折り谷折りを繰り返し行って当該用紙を折り畳む紙折り処理を行う紙折り機構と、予めファクシミリの送信元である相手先を登録する登録手段と、前記相手先毎に前記両面印刷処理を実行するか否かを設定する両面印刷設定手段と、前記相手先毎に前記紙折り処理を実行するか否かを設定する紙折り設定手段と、前記相手先毎に前記両面印刷処理及び前記紙折り処理のうちの何れを優先させて実行するかを指定する優先指定手段と、を備え、ファクシミリの受信時に当該ファクシミリの送信元を検出し、当該送信元が前記登録手段に登録されている相手先であると、当該相手先に対応した前記両面印刷設定手段及び前記紙折り設定手段の設定と前記優先指定手段の指定とに基づいて、当該優先指定手段の指定に従って前記両面印刷処理及び前記紙折り処理のうちの何れかを実行することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、複数の給紙トレイと、前記複数の給紙トレイのうちの前記紙折り処理を実行する給紙トレイを任意に指定する紙折りトレイ指定手段と、を備え、前記紙折りトレイ指定手段で指定された前記給紙トレイからの前記用紙に対して前記受信画像の前記両面印刷処理を行うと、印刷済みの当該用紙に対して前記紙折り機構による前記紙折り処理を実行することを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記複数の給紙トレイのうちの前記登録手段で登録された相手先毎に使用する給紙トレイを指定する給紙トレイ指定手段を備え、前記ファクシミリの受信時に当該ファクシミリの送信元を検出し、当該送信元が前記登録手段に登録されている相手先であると、当該相手先に対応した前記両面印刷設定手段及び前記紙折り設定手段の設定と前記優先指定手段及び前記給紙トレイ指定手段の指定とに基づいて、当該優先指定手段による当該指定に従って当該給紙トレイ指定手段における当該指定に該当する前記用紙に対して前記両面印刷処理及び前記紙折り処理のうちの何れかを実行することを特徴とする。
第4の手段は、ファクシミリで受信した受信画像を用紙の両面に印刷出力する両面印刷処理を行う両面印刷機構と、前記用紙の山折り谷折りを繰り返し行って当該用紙を折り畳む紙折り処理を行う紙折り機構と、を備えたファクシミリ装置の制御方法であって、予めファクシミリの送信元である相手先を登録するステップと、ファクシミリ受信時の前記送信元が特定の相手先か否かを判断するステップと、前記特定の相手先であるときに前記紙折り処理と前記両面印刷処理との設定がオンであるか否かを判断するステップと、前記紙折り処理と前記両面印刷処理との何れを優先させるかを判断するステップと、前記設定がオンであるか否かの判断と前記優先の判断とに基づいて、前記紙折り処理と前記両面印刷処理との何れかを実行するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、登録された相手先に応じて、用紙に対する受信画像の両面印刷処理と紙折り処理との何れかを優先指定に従って実行するため、受信画像の両面印刷処理と紙折り処理を適切に実行することができ、印刷済用紙の保存性や利用性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図6は、本発明のファクシミリ装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明のファクシミリ装置の一実施例を適用したファクシミリ装置1の要部ブロック構成図である。
図1において、ファクシミリ装置1は、システム制御部2、操作表示部3、特定相手先識別部4、通信制御部5、モデム6、網制御部7、スキャナ8、プロッタ9、符号化・復号化部10、画像蓄積部11、紙折り制御部12、両面印刷処理部13及び給紙トレイ制御部14等を備えており、主要各部は、バス15で接続されている。
システム制御部2は、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備え、ROM内のプログラムに基づいてRAMをワークメモリとして使用しつつファクシミリ装置1の各部を制御して、ファクシミリ装置1としての基本処理を実行するとともに、後述する両面印刷/紙折り排他制御処理を実行する。
操作表示部(優先指定手段、選択手段、排他トレイ指定手段、紙折りトレイ指定手段)3は、テンキー、スタートキー及びファンクションキー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)を備え、操作キーからは、送信操作、紙折り設定操作等の各種命令が入力され、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容やファクシミリ装置1からオペレータに通知する各種情報が表示される。特に、操作表示部3の操作キーからは、後述する両面印刷/紙折り排他制御処理での各種設定操作、例えば、両面印刷/紙折り排他制御処理での優先処理をいずれの処理とするのかの設定操作、両面印刷のON/OFFの選択操作、紙折り処理のON/OFFの選択操作等が行われ、ディスプレイには、当該両面印刷/紙折り排他制御処理での設定操作に必要な設定画面を表示出力する。
特定相手先識別部(排他相手先登録手段、排他条件登録手段)14は、その内部メモリに、後述する両面印刷/紙折り排他制御処理で、両面印刷と紙折り処理を排他制御するファクシミリ受信の特定の相手先の情報、例えば、相手先名(特定相手先名)と当該特定相手先を識別するための相手先識別情報が登録されており、この相手先識別情報(相手先情報)は、例えば、発信元のRTI(Receiver Terminal Indenteification)信号、CSI(Called Subscriber Identification)信号、または、発端末識別子等のプロトコルで区別することのできる相手先識別情報である。
特定相手先識別部14は、例えば、図2に示すように、各相手先に対して、ワイルドカードのON/OFF、封筒受信のON/OFF、紙折りのON/OFF、給紙段トレイ(給紙トレイ)の自動/指定トレイ、印刷部数及び両面印刷のON/OFF等が両面印刷/紙折り排他制御処理の排他条件や優先条件として登録される。
そして、特定相手先識別部14は、後述する通信制御部5が送信時にファクシミリプロトコルから取得した相手先識別情報を内部メモリに登録されている相手先識別情報と比較して、特別相手先への送信か否か判別し、特定相手先への送信であると、当該特別相手先名を相手先識別情報に基づいて内部メモリから取得して、システム制御部2に渡す。
通信制御部5は、モデム6に接続されており、モデム6は網制御部7に接続されている。網制御部7には、回線L、例えば、公衆電話回線が接続されており、網制御部7は、通信制御部5の制御下で動作して、回線Lとのインターフェースとしての処理、すなわち、回線Lからの発呼に対する自動着呼処理及び回線Lへの自動発呼処理を行う。
モデム6は、プロトコル信号や画情報等の送信信号の変調及び網制御部7を介して入力される受信信号の復調をファクシミリ通信規格に基づいて行ったり、DTMF(Dual Tone Multifrequency)の検出を行う。
また、通信制御部5は、カデンス検出制御を行ったり、相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号を交換して、ファクシミリ通信手順を実行し、特に、着信時に、相手先から送信されてくるRTI、CSIまたは発端末識別子等の相手先識別情報を取得して、特定相手先識別部4に渡す。上記通信制御部5、モデム6及び網制御部7は、全体としてファクシミリ通信手段として機能している。
スキャナ8は、例えば、CCD(Charge Coupled Device )を利用したイメージスキャナ等が利用されており、一般に、ADF(自動原稿送り装置)を備えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、ADFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナ8の原稿読取位置に送給する。スキャナ8は、ADFから搬送されてきた原稿を走査し、原稿の画像を所定の解像度で読み取る。
プロッタ9は、例えば、サーマル素子を利用したサーマル記録装置あるいは電子写真式記録装置等が使用されており、受信した画像データやスキャナ8で読み取った原稿の画像を記録紙に印刷出力する。
このプロッタ9は、図示しないが、印刷済の用紙を反転させて再度印刷部に送り込むことで、用紙の両面に受信画像を印刷する両面印刷機構を備えており、また、複数の給紙段トレイを備えて、相手先毎に予め設定されている給紙段トレイ等の給紙段トレイを選択して、当該給紙段トレイの用紙に受信画像を印刷出力する給紙段トレイ選択印刷機能を備えている。
符号化・復号化部10は、画情報の画像蓄積部11への蓄積の効率化や伝送時間の短縮化を図るためのものであり、所定の符号化方式に従って画情報を符号化し、また、符号化された画情報を復号化する。
画像蓄積部11は、例えば、ハードディスクやRAM(Random Access Memory)等で構成され、スキャナ8で読み取られた原稿の画像データや受信した画像データを保存する。
紙折り制御部12には、図示しないが、用紙搬送路を介して送り込まれる印刷済用紙に、所定の山折りと谷折りを繰り返し施すことで、紙折り処理を実行する紙折り機構が接続されており、紙折り制御部12は、システム制御部2の制御下で、受信画像に対して、紙折り処理の有効/無効を判断して、ユーザ操作により設定された特定相手先に基づいた紙折りモードに応じた制御を実行する。
両面印刷処理部13は、システム制御部2の制御下で、受信画像に対する両面印刷処理の有効/無効の判断、ユーザ操作により設定された特定相手先に対する両面印刷の要否等を判断し、上記反転機構等の動作を制御して、両面印刷制御処理を実行する。
給紙トレイ制御部14は、システム制御部2の制御下で、ファクシミリ受信の相手先や受信画像の大きさ等に基づいて、受信画像を印刷出力させる給紙段トレイの指定、ユーザ操作により設定された特定相手先からの受信画像の印刷出力に応じた給紙段トレイを選択して、給紙させる。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のファクシミリ装置1は、受信画像の両面印刷機構での両面印刷と紙折り機構による紙折り処理を排他的に実行する両面印刷/紙折り排他制御処理を行う。
そこで、まず、ファクシミリ装置1は、ユーザにより紙折り処理の制御内容が、ファクシミリ受信の相手先毎に予め設定され、この紙折り設定は、ユーザが操作表示部3のキー操作を行うことにより行うことができる。システム制御部2は、操作表示部3のキー操作で紙折り設定モードが選択されると、例えば、図3(a)に示すように、操作表示部3のディスプレイ3aに、紙折り設定初期画面を表示し、この紙折り設定初期画面で、受信文書の紙折りの「ON」が選択されて、次項目が選択されると、図3(b)に示す両面印刷時紙折り設定画面を表示する。システム制御部2は、両面印刷時紙折り設定画面で、紙折り制御の指定の「ON」が選択されて、次項目が選択されると、図3(c)に示す紙折り給紙段トレイ指定画面を表示し、紙折り給紙段トレイの指定を可能とする。
上記両面印刷時の紙折り制御設定操作において、両面印刷時の紙折り制御が指定されると、システム制御部2は、図4に示すような両面印刷時紙折り詳細設定画面を操作表示部3のディスプレイ3aに表示し、両面印刷優先/紙折り優先/同時動作の選択を可能とする。
また、上記図3(c)の紙折り給紙段トレイの指定操作において、紙折りする給紙段トレイを指定するがONに設定されると、システム制御部2は、図5(a)に示すように、操作表示部3のディスプレイ3aに、給紙段トレイの指定画面を表示し、給紙段トレイが指定されて次項目が選択操作されると、図5(b)に示すように、紙折りする用紙サイズの指定画面を表示する。用紙サイズ指定画面で、用紙サイズが指定されて次項目が指定操作されると、システム制御部2は、図5(c)に示すように、紙折りする紙種の選択画面を操作表示部3のディスプレイ3aに表示し、紙種の選択を可能とする。
このような設定画面の操作で、両面印刷/紙折り排他制御処理での相手先毎の制御条件、給紙段トレイ毎の制御条件及び両面印刷と紙折り処理との優先条件の設定を行うことができる。
そして、システム制御部2は、上述のようにして設定操作された設定内容を、例えば、図2に示すように、特定相手先識別部4に両面印刷/紙折り排他制御処理での制御条件や優先条件として登録する。
このようにして、特定相手先識別部4に紙折り制御条件や優先条件が登録されている状態で、ファクシミリ受信があると、システム制御部2は、図6に示すように、当該ファクシミリ画像の受信を行って、受信画像を一旦画像蓄積部11に蓄積した後、特定相手先識別部4の制御下で、当該ファクシミリ受信の相手先に応じた印刷条件を識別して、当該印刷条件に基づいて受信画像をプロッタ9で印刷出力させる(ステップS101)。
なお、この印刷処理では、特定相手先識別部4の両面印刷/紙折り排他制御処理での制御条件や優先条件に基づいて、両面印刷を行うか、片面印刷を行うかの制御を行う。
システム制御部2は、受信画像の印刷出力を完了すると、当該印刷出力した印刷済用紙の紙折りの制御を行うために、特定相手先識別部4に上記紙折り制御を行う特定相手先が登録されているかチェックし(ステップS102)、特定相手先が登録されているときには、当該ファクシミリ受信の相手先が、登録された特定相手先であるかチェックさせる(ステップS103)。
ステップS103で、ファクシミリ受信相手先が特定相手先でないときには、システム制御部2は、そのまま処理を終了する。
ステップS103で、特定相手先であると、システム制御部2は、特定相手先識別部4に、当該特定相手先の制御条件として紙折りがONに設定されているかチェックさせ(ステップS104)、紙折りがOFFに設定されていると、紙折りを行うことなく、そのまま処理を終了する。
ステップS104で、紙折りがONに設定されていると、システム制御部2は、特定相手先識別部4に、当該特定相手先の制御条件として両面印刷がONに設定されているかチェックさせ(ステップS105)、ONに設定されていると、両面印刷のときには、紙折りを実施しない排他処理が設定されているかチェックする(ステップS106)。
ステップS106で、排他処理するときには、システム制御部2は、紙折りを行うことなく、そのまま処理を終了し、排他処理を行わないときには、給紙段トレイの指定がONであるかチェックする(ステップS107)。
上記ステップS105で、両面印刷がOFFであると、システム制御部2は、紙折り処理との排他処理をチェックすることなく、給紙段トレイの指定がONであるかチェックし(ステップS107)、給紙段トレイの指定がONであると、上記受信画像の印刷を行った給紙段トレイが紙折りを実施する給紙段トレイとして指定されている給紙段トレイであるかチェックする(ステップS108)。
ステップS108で、印刷に使用した給紙段トレイが指定給紙段トレイであると、システム制御部2は、印刷済用紙を紙折り機構に搬送させて当該紙折り機構で紙折り処理を実行させ、紙折り処理が完了すると処理を終了する(ステップS109)。
ステップS108で、印刷に使用した給紙段トレイが指定給紙段トレイでないときには、システム制御部2は、紙折り処理を行うことなく、処理を終了する。
このように、ファクシミリ受信して印刷出力すると、当該ファクシミリ受信の相手先が予め登録されている特定相手先であって、紙折りを実施する設定となっており、両面印刷を行っていて、両面印刷/紙折り排他制御処理を行う場合には、紙折り処理を行うことなく、印刷済用紙を排出し、両面印刷と紙折り処理を排他制御しないときには、紙折りを行う給紙段トレイとして指定されている給紙段トレイの用紙を使用して印刷していると、紙折り処理を実施した後、排紙する。
したがって、予め特定相手先を指定して、両面印刷/紙折り排他制御条件を登録することで、当該相手先からの受信画像に対しては、両面印刷と紙折り処理を排他的に実行することができ、また、排他的に実行しないときには、給紙段トレイを指定することで、紙折りを実施させることができ、利用性を向上させることができる。
また、上記ステップS102で、特定相手先が登録されていないときには、システム制御部2は、ステップS104に移行して、ファクシミリ装置1全体の設定として、紙折りがONに設定されているかチェックし(ステップS104)、紙折りがオフのときには、紙折り処理を行うことなく処理を終了する。ステップS104で、紙折りがONのときには、システム制御部2は、ファクシミリ装置1全体の設定として、両面印刷がONであるかチェックし(ステップS105)、両面印刷がONに設定されていると、ファクシミリ装置1全体として、両面印刷と紙折り処理とを排他制御する設定となっているかチェックする(ステップS106)。
ステップS106で、排他処理するときには、システム制御部2は、紙折りを行うことなく、そのまま処理を終了し、排他処理を行わないときには、ファクシミリ装置1全体の設定として、給紙段トレイの指定がONであるかチェックする(ステップS107)。
上記ステップS105で、両面印刷がOFFであると、システム制御部2は、排他処理をチェックすることなく、給紙段トレイの紙折りを行う給紙段トレイとしての指定がONであるかチェックし(ステップS107)、給紙段トレイの指定がONであると、上記受信画像の印刷を行った給紙段トレイが当該指定の給紙段トレイであるかチェックする(ステップS108)。
ステップS108で、印刷に使用した給紙段トレイが指定給紙段トレイであると、システム制御部2は、印刷済用紙を紙折り機構に搬送させて当該紙折り機構で紙折り処理を実行させ、紙折り処理が完了すると処理を終了する(ステップS109)。
ステップS108で、印刷に使用した給紙段トレイが指定給紙段トレイでないときには、システム制御部2は、紙折り処理を行うことなく、処理を終了する。
このように、本実施例のファクシミリ装置1は、受信画像の両面印刷機構での両面印刷と紙折り機構による紙折り処理を排他的に実行する両面印刷/紙折り排他制御処理を行っている。
したがって、受信画像の両面印刷と紙折り処理を適切に処理することができ、紙資源の節約と印刷済用紙の保存性や利用性を適切に向上させることができる。
また、本実施例のファクシミリ装置1は、両面印刷処理と紙折り処理のうち、優先させる処理を操作表示部3のキー操作で指定し、当該指定に応じた処理を優先して実行している。
したがって、ファクシミリ装置1の利用形態等に応じて、両面印刷処理と紙折り処理のいずれかを優先させて処理することができ、利用性をより一層向上させることができる。
さらに、本実施例のファクシミリ装置1は、両面印刷/紙折り排他制御処理のオン/オフを操作表示部3のキー操作で選択し、当該キー操作で両面印刷/紙折り排他制御処理のオンが選択されているときにのみ、両面印刷/紙折り排他制御処理を実行している。
したがって、ファクシミリ装置1の利用形態等に応じて、両面印刷処理と紙折り処理の排他処理の実施/非実施を選択的に処理することができ、利用性をより一層向上させることができる。例えば、新聞のような受信画像を主に受信する相手先の場合には、両面印刷後の紙折り処理を可能にすることにより、送信原稿同様のA3サイズ以下の文書として取り扱えるようにすることができ、より忠実な情報の受け渡しを可能とすることができる。
また、本実施例のファクシミリ装置1は、両面印刷/紙折り排他制御処理を実行する相手先が予め特定相手先識別部4に登録されており、ファクシミリ受信時に当該ファクシミリ受信の送信元を検出して、当該送信元が特定相手先識別部4に登録されている相手先であると、両面印刷/紙折り排他制御処理を実施している。
したがって、ユーザの意図する相手先からの受信画像に対してのみ、両面印刷/紙折り排他制御処理を実行することができ、利用性をより一層向上させることができる。例えば、オフィス等のようにファクシミリ装置1の利用者が複数存在する場合に、他の出力文書に隠れてしまうことを防止して、素早く特定相手先からの情報を入手することができる。
さらに、本実施例のファクシミリ装置1は、複数の給紙段トレイのうち両面印刷/紙折り排他制御処理を行う給紙段トレイとして、操作表示部3で指定されている給紙段トレイからの用紙に対して受信画像の印刷処理を実施する場合に、両面印刷/紙折り排他制御処理を行っている。
したがって、給紙段トレイの用紙種別等に適切な処理を選択して実行させることができ、利用性をより一層向上させることができる。例えば、給紙段トレイに普通紙以外の再生紙がセットされている場合やA2サイズ以上の大サイズ用紙がセットされている場合など、紙折りには不向きな用紙のときには、紙折りを無効とすることができ、容易にコピーやプリンタ等の他のアプリケーションとの共有性を可能とすることができる。
また、本実施例のファクシミリ装置1は、操作表示部3によって、複数の給紙段トレイのうち紙折り処理を実行する給紙段トレイとして任意に指定された給紙段トレイからの用紙に対して受信画像の印刷処理を行うと、当該印刷済用紙に対して紙折り処理を実行している。
したがって、紙折り処理に適切な用紙に対して紙折り処理を行うことができ、情報性や保存性をより一層向上させることができる。例えば、利用するアプリケーションに応じて給紙段トレイを変えるような場合であっても、給紙段トレイ毎に紙折り処理を個別に指定することができ、容易にコピーやプリンタ等の他のアプリケーションによる出力文書と区別して見分けることができる。
さらに、本実施例のファクシミリ装置1は、ファクシミリ受信の送信元が、複数の給紙段トレイのうち両面印刷/紙折り排他制御処理を行う給紙段トレイと特定の相手先を対応させて予め特定相手先識別部4に登録されている相手先であって、当該受信画像の用紙の印刷に用いる給紙段トレイが特定相手先識別部4に登録されている給紙段トレイであると、両面印刷/紙折り排他制御処理を実行している。
したがって、相手先や用紙の適否等に応じて、より一層に適切な両面印刷と紙折り処理を制御することができ、利用性をより一層向上させることができる。例えば、受信文書を排紙トレイ毎に振り分けて使用する場合に、紙折り処理を行わなうことにより視覚的に特定相手先からの受信文書を正確に判断することができ、たとえ間違って別の人からの受信文書を持ち帰ってしまうなどの人為的操作ミスが発生した場合であっても、即座にミスしたことに気付くようにすることができる。
なお、上記説明においては、複数ページを1ページに集約して印刷する場合については説明していないが、両面印刷を行わずに集約印刷する場合にも、紙折り処理と排他制御処理を同様に行ってもよく、また、両面印刷と集約印刷を行う場合にも、紙折り処理との排他制御処理を同様に行ってもよい。
また、集約印刷を行う場合には、そのページ配置を調整して、画像の見やすさを確保できる場合には、紙折り処理との排他制御をOFFにしてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
受信画像を両面印刷する両面印刷機能と印刷済用紙を紙折り処理する紙折り機能を備え、両面印刷機能と紙折り機能を適切に利用するファクシミリ装置に適用することができる。
本発明のファクシミリ装置の一実施例を適用したファクシミリ装置の要部ブロック構成図。 図1の特定相手先識別部に登録される両面印刷/紙折り排他制御処理での相手先別制御条件登録リストの一例を示す図。 図1の紙折り設定を操作表示部のディスプレイの表示に従って行う設定手順の説明図。 操作表示部のディスプレイの両面印刷時の紙折りの制御状態の設定画面の一例を示す図。 図1の紙折りの給紙関連の設定を操作表示部のディスプレイの表示に従って行う設定手順の説明図。 図1のファクシミリ装置による両面印刷/紙折り排他制御処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 ファクシミリ装置
2 システム制御部
3 操作表示部
3a ディスプレイ
4 特定相手先識別部
5 通信制御部
6 モデム
7 網制御部
8 スキャナ
9 プロッタ
10 符号化・復号化部
11 画像蓄積部
12 紙折り制御部
13 両面印刷処理部
14 給紙トレイ制御部
15 バス

Claims (4)

  1. ファクシミリで受信した受信画像を用紙の両面に印刷出力する両面印刷処理を行う両面印刷機構と、前記用紙の山折り谷折りを繰り返し行って当該用紙を折り畳む紙折り処理を行う紙折り機構と、予めファクシミリの送信元である相手先を登録する登録手段と、前記相手先毎に前記両面印刷処理を実行するか否かを設定する両面印刷設定手段と、前記相手先毎に前記紙折り処理を実行するか否かを設定する紙折り設定手段と、前記相手先毎に前記両面印刷処理及び前記紙折り処理のうちの何れを優先させて実行するかを指定する優先指定手段と、を備え、
    ファクシミリの受信時に当該ファクシミリの送信元を検出し、当該送信元が前記登録手段に登録されている相手先であると、当該相手先に対応した前記両面印刷設定手段及び前記紙折り設定手段の設定と前記優先指定手段の指定とに基づいて、当該優先指定手段の指定に従って前記両面印刷処理及び前記紙折り処理のうちの何れかを実行することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 請求項1記載のファクシミリ装置において、複数の給紙トレイと、前記複数の給紙トレイのうちの前記紙折り処理を実行する給紙トレイを任意に指定する紙折りトレイ指定手段と、を備え、前記紙折りトレイ指定手段で指定された前記給紙トレイからの前記用紙に対して前記受信画像の前記両面印刷処理を行うと、印刷済みの当該用紙に対して前記紙折り機構による前記紙折り処理を実行することを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 請求項2記載のファクシミリ装置において、前記複数の給紙トレイのうちの前記登録手段で登録された相手先毎に使用する給紙トレイを指定する給紙トレイ指定手段を備え、前記ファクシミリの受信時に当該ファクシミリの送信元を検出し、当該送信元が前記登録手段に登録されている相手先であると、当該相手先に対応した前記両面印刷設定手段及び前記紙折り設定手段の設定と前記優先指定手段及び前記給紙トレイ指定手段の指定とに基づいて、当該優先指定手段による当該指定に従って当該給紙トレイ指定手段における当該指定に該当する前記用紙に対して前記両面印刷処理及び前記紙折り処理のうちの何れかを実行することを特徴とするファクシミリ装置。
  4. ファクシミリで受信した受信画像を用紙の両面に印刷出力する両面印刷処理を行う両面印刷機構と、前記用紙の山折り谷折りを繰り返し行って当該用紙を折り畳む紙折り処理を行う紙折り機構と、を備えたファクシミリ装置の制御方法であって、
    予めファクシミリの送信元である相手先を登録するステップと、ファクシミリ受信時の前記送信元が特定の相手先か否かを判断するステップと、前記特定の相手先であるときに前記紙折り処理と前記両面印刷処理との設定がオンであるか否かを判断するステップと、前記紙折り処理と前記両面印刷処理との何れを優先させるかを判断するステップと、前記設定がオンであるか否かの判断と前記優先の判断とに基づいて、前記紙折り処理と前記両面印刷処理との何れかを実行するステップと、を有することを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
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