JP4274025B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4274025B2
JP4274025B2 JP2004105799A JP2004105799A JP4274025B2 JP 4274025 B2 JP4274025 B2 JP 4274025B2 JP 2004105799 A JP2004105799 A JP 2004105799A JP 2004105799 A JP2004105799 A JP 2004105799A JP 4274025 B2 JP4274025 B2 JP 4274025B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
job
communication
job division
reading
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004105799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005295109A (ja
Inventor
哲治 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2004105799A priority Critical patent/JP4274025B2/ja
Publication of JP2005295109A publication Critical patent/JP2005295109A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4274025B2 publication Critical patent/JP4274025B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Description

本発明は、例えばネットワークスキャンを行うことができる画像読取装置に関する。
従来から、画像データを入力する手段として用いられているスキャナ装置を、ネットワークに接続し、複数のネットワーク端末で共有できるようにされている。従来、ネットワークスキャンする場合、ネットワークに接続されたスキャナ装置では、自動原稿搬送装置(以下、「ADF」という)に原稿を複数枚セットして、スキャンすると、読み取られた複数の原稿の画像データが1つのジョブとして登録される。又、前記スキャナ装置では、ページ単位で、ジョブを分割して登録する機能も搭載されている。
例えば、ADFにおいては、ジョブを分割する場合、複数枚セットされた原稿をスキャンする以前に、ページ単位のジョブ分割設定を行うようにしている。具体的には、ADFにおいて、片面読取の場合、複数原稿をスキャンする以前に、ページ単位のページ分割をキーにて設定すると、原稿の表面が読取される毎に、1ページ毎に1ジョブとして登録され、原稿の枚数に応じた数のジョブを登録できるようになっている。
なお、特許文献1では、複数のコンピュータから複数のジョブを入力し、入力された該複数のジョブを、各々のジョブにおいて、連続するカラーページの途中ではジョブを分割しないようにし、そうでない場合には、複数の画像形成装置にジョブを分割する技術が開示されている。この技術では、連続カラーページになる群については、出力するカラー画像形成装置を分けることを禁止するようにしている。
特開2003−223310号公報、段落0073
従来は、上記のように、ADFにおいては、複数原稿をスキャンする以前において、ジョブの分割をキー入力等により設定することにより、ジョブ分割ができるようにしている。しかし、前記のようにユーザがジョブ分割の設定をしても、ジョブ内容によってはジョブ分割をしない方がよい場合がある。しかし、従来の画像読取装置では、ジョブ分割が一旦設定されると、ジョブ分割をするようにしていた。
なお、特許文献1の技術では、連続するカラーページの途中ではジョブを分割しないようにしているが、予め、ユーザがジョブ分割を設定することを前提としていない。すなわち、この技術では、ユーザが一旦ジョブ分割を設定するものではなく、カラーページが連続しているか、否かを判定して、連続している場合に、ジョブ分割を禁止するものである。従って、特許文献1では、本件発明の課題を解決できないものである。
本発明の目的は、原稿画像を読み取って読取画像データを生成する画像読取装置において、ユーザがジョブ分割を設定した場合でも、指定されているジョブ内容がジョブ分割には、不適当であるとき、ジョブの分割を禁止することができる画像読取装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、原稿画像を読み取って読取画像データを生成する画像読取装置において、ジョブ分割を設定するジョブ分割設定手段と、ジョブ分割の設定に応じて、一連の読取動作によって生成された複数の読取画像データを複数のジョブに分割するジョブ分割手段と、ジョブ分割の設定があった場合、指定されているジョブ内容に基づいて、ジョブ分割の設定を無効にするか否かを判定する判定手段と、を備え、前記ジョブ分割手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて、設定されたジョブ分割の有効/無効を制御することを特徴とする画像読取装置を要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、指定されているジョブ内容がファックス通信の場合、或いは、ファックス通信を含む場合、前記判定手段は、ファックス通信に対してジョブ分割の設定を無効にすると判定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2おいて、指定されているジョブ内容が、ファックス通信とメール通信の混在同報通信の場合、前記判定手段は、ファックス通信及びメール通信に対してジョブ分割の設定を無効にすると判定することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2において、指定されているジョブ内容が、ファックス通信とメール通信との混在同報通信の場合、前記判定手段は、ファックス通信に対してはジョブ分割の設定を無効にすると判定し、メール通信に対しては、ジョブ分割の設定を有効にすると判定することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ジョブ分割手段は、ジョブ分割の設定を無効にすると判定された場合には、ジョブ分割を禁止する。すなわち、ジョブ分割を実行しない。この結果、ジョブ分割が禁止された場合、ジョブ分割の設定が無視されて読取動作が行われ、一連の読取動作により、生成された複数の読取画像データは1つのジョブとして扱うことができる。このように、画像読取装置において、ユーザがジョブ分割を設定した場合でも、指定されているジョブ内容がジョブ分割には不適当である場合、ジョブの分割を禁止することができる。
請求項2の発明によれば、指定されているジョブ内容がファックス通信の場合、或いは、ファックス通信を含む場合には、ファックス通信に対してジョブ分割の設定を無効にできるため、ファックス通信による、通信コストの上昇を抑制することができる。
請求項3の発明によれば、指定されているジョブ内容が、ファックス通信とメール通信の混在同報通信の場合、ファックス通信及びメール通信に対してジョブ分割の設定を無効にするため、ファックス通信による、通信コストの上昇を抑制することができる。
請求項4の発明によれば、指定されているジョブ内容が、ファックス通信とメール通信との混在同報通信の場合、ファックス通信に対してはジョブ分割の設定を無効にすると判定し、メール通信に対しては、ジョブ分割の設定を有効にすると判定される。この結果、請求項2の効果を奏すると共に、メール通信については、ジョブ分割の設定を有効に利用することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を、画像読取装置としてネットワークスキャンが可能なファクシミリ装置に具体化した第1実施形態を、図1〜6を参照して説明する。
図1に示すように、ファクシミリ装置1は、MPU10、ROM20、RAM30、クロック回路35、読取部40、記録部50、操作部60、表示部70、画像メモリ80、コーデック90、モデム100、NCU110及びLANインターフェィス120から構成される。又、各部10〜120はバス130を介してそれぞれ接続されている。
MPU10は、ファクシミリ装置1を構成する各部を制御する。ROM20は、ファクシミリ装置1を制御するためのプログラムを記憶する。RAM30は、ファクシミリ装置1に関する各種情報を記憶する。クロック回路35は、現在日時を計時し、MPU10からの要求信号に応じて、現在日時の情報をMPU10に出力する。
図1に示す読取部40は、原稿上の画像を読み取って、読取画像データとして白黒2値のイメージデータを出力する。また、読取部40は、ADF41(Auto Document Feeder)を備えている。ADF41は、原稿台に載置された複数の原稿を1枚ずつ自動的に搬送して、読取部40にて読み取らせる。読取部40は、原稿載置板(図示しない)上に載置された静止原稿を読み取るFBS42(フラットベッドスキャナ)を備えている。読取部40、ADF41、FBS42により原稿読取手段が構成されている。なお、読取部40は、原稿上の画像を読み取って読取画像データとしてカラー多値データを出力するカラー読取機能を備えていてもよい。
そして、ADF41には、原稿が原稿台に載置されたことを検出するための原稿有無センサ41aが配設されている。この原稿有無センサ41aは、原稿の有無に応じて検出信号をMPU10に出力する。一方、FBS42には、カバーの開閉状態を検出するためのカバー開閉センサ42aが配設されている。このカバー開閉センサ42aは、カバーの開閉状態に応じて検出信号をMPU10に出力する。
記録部50は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画像データや、コピー動作において読取部40にて読み取られた原稿の読取画像データを、記録紙上に記録する。
操作部60は、FAXモード、コピーモードやスキャンモードに設定するためのモード設定キー61、宛先(FAX番号やメールアドレス)を予め登録しておくことができる短縮キー62やワンタッチキー63を備えている。又、操作部60は、電話番号又はコピー部数等を入力するためのテンキー(*,#キーを含む)64、原稿の読み取り動作を開始させるためのスタートキー65、設定キー66、タッチパネル67、英文字等を入力するための文字キー68、表示選択キー(図示しない)等の各種操作キーを備えている。
表示部70は、LCD等よりなり、ファクシミリ装置1の動作状態等の各種情報の表示を行う。表示部70は、表示画面140(図3参照)においてキー画像を表示可能とされている。そして、表示部70は、表面に公知のタッチパネル67が設けられている。タッチパネル67は、前記表示画面140上に重ねられてキー画像を透視させるとともにユーザによるキーの押下操作を検出する検知領域を当該キー画像に対応して有している。表示されたキー画像に対応する検知領域が、キーの押下操作を検出すると、MPU10は、そのときに表示していたキー画像に対応するキー入力があったことを検知する。
画像メモリ80は、DRAM等で構成され、受信画像データや読取部40で読み取られた読取画像データを一時的に記憶する。コーデック90は、読取部40にて読み取られた読取画像データを送信のためにMH,MR,MMR方式等により符号化(エンコード)する。また、コーデック90は、受信画像データを復号(デコード)する。
モデム100は、ITU−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17,V.27ter,V.29等に従った送受信データの変調及び復調を行う。NCU110は、電話回線L1との接続を制御するとともに、相手先の電話番号(FAX番号を含む)に対応したダイヤル信号の送出及び着信を検出するための機能を備えている。LAN I/F(インターフェィス)120は、LAN(ローカルエリアネットワーク)L2との接続用インターフェィスであり、ファクシミリ装置1は、このLAN I/F120を介してLAN L2経由で、電子メールの送受信等を行う。そして、ファクシミリ装置1は、LAN I/F120を介してLAN L2経由で、図示しない複数のネットワーク端末と共有可能とされている。
又、ファクシミリ装置1の操作部60からのユーザの入力操作等によって、ワンタッチ/短縮番号に、FAX番号若しくはメールアドレス、宛先名称、宛先に設置されているファクシミリ装置(以下「宛先装置」という。)の受信能力情報が登録されている。
そして、受信能力情報としては、複数の宛先情報とともに、各宛先情報に関連付けて当該宛先装置の受信能力情報がRAM30に記憶されている。受信能力情報は、宛先装置が画像データを受信して印刷配信などの処理が可能な画像データのフォーマットについての情報である。すなわち、図6に示すような電話帳テーブル150が前記RAM30の所定の記憶領域に形成されており、「ワンタッチ/短縮」欄にワンタッチ/短縮番号が、格納されている。図6の例では、短縮「01」、短縮「13」、短縮「22」は、短縮キー62とテンキー64の操作により、短縮番号が入力操作されたことを示しており、ワンタッチ「A」は、ワンタッチキー63中、当該Aに対応するキーが選択操作されたことを示している。さらに、「宛先名称」欄に宛先名称についての情報が、「FAX番号/メールアドレス」欄に宛先情報としてFAX番号若しくはメールアドレスが格納されている。さらに、「受信能力」欄に受信能力情報として例えば「カンマ」等の区切り記号を介して、画像データの解像度、符号化方式、フォーマットサイズ等についての情報が格納されている。
ファクシミリ装置1は、電子メール(メール通信)によって画像データの通信を行うインターネットファクシミリ機能を有しており、読取部40で読み取り、画像メモリ80に記憶した画像データを電子メールに添付し、LAN L2を介して通信可能に接続された、例えばインターネット上の他のネットワーク端末やメール端末に送信することができる。又、ファクシミリ装置1は、他の通信端末装置やメール端末が送信した電子メールを受信して、当該電子メールに添付された画像データをプリントアウトすることができる。
本実施形態のMPU10は、ジョブ分割手段、及び判定手段に相当する。
(第1実施形態の作用)
本実施形態において、ADF41を使用してジョブ分割を行う場合について、図2〜5を参照して説明する。
ファクシミリ装置1が有する前記電話帳テーブル150に登録された宛先に対し、原稿を送信する場合について、図2、図4,図5に示すフローチャートに基づき説明する。なお、各フローチャートに基づき説明する動作は、ファクシミリ装置1のROM20に記憶されている制御プログラム等に基づいてMPU10の発行する命令に従って行われる。
図2は、MPU10が実行する表示処理のフローチャートであり、この画面を操作部60に設けられた表示選択キーにて選択された際に実行される。
S300では、図3に示すようにMPU10は、表示部70の表示画面140に対して、ノーマルキー132及びジョブ分割設定手段としてのページ分割キー134を表示し、予めページ分割を設定するか、否かの決定をユーザに促す。S310では、キー操作を待ち、S320において、ページ分割キー134が操作されると、S330で、MPU10はジョブ分割設定を行う。すなわち、MPU10は、設定フラグをセットする。ノーマルキー132が操作されると、MPU10は、S340において、ノーマル設定(設定フラグをリセットする)を行う。このように、ジョブ分割設定手段であるページ分割キー134によるジョブ分割設定は、後述する一連の読取動作開始前に行われる。又、説明の便宜上、本実施形態では上記ジョブ分割設定の操作の後、以下のジョブ内容の指定を行うものとする。
図4は、ユーザ等により送信すべき原稿が読取部40のADF41にセットされた後、実行される。まず、送信に際して必要な情報が操作部60等から入力指定され、スタートキー65が操作されると、ファクシミリ装置1は、これを受付け(S100)、受付けた情報から同報送信が指定されているか否かを判断する(S110)。このように、ユーザはスタートキー65を操作する前に、ワンタッチキー63等による宛先の指定と同報送信をするか否かの指定を行う。この場合、同報送信をするか否かの指定は、ジョブ内容の指定に相当する。
同報送信が指定されている場合(すなわち、ジョブ内容として同報通信が指定されている場合)は、電話帳テーブル150の「受信能力」欄を参照して同報送信先として選択指定された宛先装置の受信能力を基準に画像データの読み取り形式(フォーマット)を定めて原稿読取処理を行う(S120)。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、ジョブ分割設定は、ジョブの内容指定の前に行うことで説明しているが、ジョブの内容指定した後、ジョブ分割を設定することも可能である。
(原稿読取処理)
図5は、前記原稿読取処理ルーチンのフローチャートである。
ADF41により原稿が搬送され読取部40にて、読取が開始される(S210)。次に、画像メモリ80の1つのジョブ記憶領域がオープンされ(S220)、オープンされたジョブ記憶領域の中で、ページ記憶領域がオープンされる(S230)。すなわち、該領域に対して、読取部40にて原稿が読み取りされて生成された読取画像データの記憶が開始される。
次に、1ページ分の原稿の読取終了が完了されたか否かが判定される(S240)。この判定は、ADF41に設けられた公知の原稿後端検出センサ(図示しない)の検出に基づいて行われる。1ページ分の読取が完了された場合は、ページ記憶領域のクローズ処理が行われる(S250)。
次に、MPU10は、次ページの有無の判定を行う(S260)。すなわち、MPU10は、原稿有無センサ41aの原稿検出がある場合、「次ページ有り」と判定し、そうでない場合には、「次ページなし」と判定する。「次ページなし」と判定された場合、ジョブ記憶領域のクローズが行われ(S295)、読取が終了される。
この場合、MPU10は、原稿有無センサ41aの原稿検出無し状態が所定時間継続(タイムアップ)すると、読取終了と判断する。ここで、MPU10が読取終了と判断すると、一連の読取動作は終了となる。一方、MPU10は、一時的に原稿有無センサ41aが原稿無しを検出しても、所定時間以内に原稿ありを検出すると(続きの原稿がセットされると)、「次ページあり」と判断する。この場合、ユーザによる中間読取開始指示操作(例えば、スタートキーによる操作)に基づいて、セットされた原稿について、それまでと同じ一連の読取動作として読取を継続する。なお、上述したようなタイムアップした場合だけでなく、ユーザが積極的に読取終了指示を操作した場合にも、一連の読取動作が終了したと判断することができる。
S260で、「次ページ有り」と判定された場合、ジョブ分割設定がされているか否かが前記設定フラグがセットされているか、リセットされているかに基づいて判定される(S270)。
設定フラグがリセットされている場合には、ジョブ分割がセットされていないものとして、S230に戻る。すなわち、S260から、S270を介してS230に戻る場合は、以後、読み取られた読取画像データに関しては、前と同じジョブとして処理されることを意味する。一方、S270において、設定フラグがセットされている場合には、ジョブ分割設定がされていると判定され、次のステップでジョブ分割条件が成立しているか否かがROM20に記憶したジョブ分割条件が参照されて判定される(S280)。このように、MPU10は、判定手段として、一連の読取動作の開始指示(スタートキー押下)に伴って(トリガとして)、設定されたジョブ分割の有効/無効を判定する。なお、スタートキー押下をトリガとしているのは、ジョブ分割の設定操作と、ジョブ内容の指定操作のどちらが先に行われるのか分からないため、ジョブ内容が確定する時点、すなわち、スタートキー押下によって読取動作開始指示があった時点までは上記判定が行えないためである。
本実施形態でのジョブ分割条件は、同報送信の場合、混在同報(すなわち、ジョブ内容が混在同報通信)でないことが条件である。混在同報とは、同報送信の場合の宛先の中にファクシミリ通信のためのFAX番号と、メール通信のためのメールアドレスが混在していることをいう。混在同報の場合には、ジョブ分割条件が成立していないとして、S230に戻る。この場合は、S270でジョブ分割の設定フラグがセットされているにも関わらず、ジョブ分割の設定を無効と判定して、ジョブ分割をしないようにするのである。
なお、混在同報でない場合とは、同報送信の宛先がFAX番号のみの場合と、宛先がメールアドレスのみの場合である。
混在同報でない場合には、ジョブ分割条件が成立しているとして、S295と同様のジョブのクローズ処理が行われ(S290)、S220に戻る。この場合、S260〜S290を介してS220に戻ることから、次に読み取られた読取画像データに関しては、新たなジョブとして処理される。ここで、ジョブ分割条件を記憶するROM20は、記憶手段に相当する。又、ジョブ分割条件は、ジョブ分割を無効とする条件(すなわち、ジョブ分割を無効(非許可)とするか否かの判定基準)に相当する。
再び、図4のフローチャートに戻る。
上記のようにS120の原稿読取において、読取画像データが読み取られた後、読み取られた読取画像データは同報送信先として指定された各宛先装置の受信能力に応じて、符号化されて符号化画像データが生成されると共に当該宛先へ送信され(S130、S140)、全ての宛先に対して送信が完了まで該処理が行われる(S150)。
一方、S110において、同報送信が指定されていないと判断されたときは、電話帳テーブル150の「受信能力」欄に示された宛先装置の受信能力に合わせて原稿から読取画像データが読み取られる(S160)。さらに同欄に示された宛先装置の対応する符号化方式で符号化されて符号化画像データが生成され(S170)、当該宛先へ送信される(S180)。
上記のように構成されたファクシミリ装置1は、ジョブ内容として同報送信が指定され、且つジョブ分割が設定されている場合、同報送信の内容が混在同報となっているときには、S280において、ジョブ分割設定が無効と判定される。
ここで、電子メール(インターネットファックス)通信を行う場合は、ジョブ分割された数に応じたファイル(読取画像データ)が電子メールに添付されて送信される。この場合、通信料金は、一般的にファイル数とは直接的には関係がない。一方、ファックス通信の場合、ジョブ分割の設定が有効にされていると、登録されたジョブの数だけ発呼する必要があり、電話料金による通信コストが高くなる。このため、ファックス通信を行う場合、ジョブ分割しない方が好ましい。しかし、混在同報の場合、電子メールのジョブ分割と同じ感覚でファックス通信も行われることが予想される。
そこで、第1実施形態では、混在同報の場合、上記のように、ジョブ分割が設定されていたとしても、ジョブ分割を禁止(無効化)するため、コストを抑えることができるという効果がある。
(第2実施形態)
本実施形態では、ジョブ分割条件を、混在同報を含む同報送信であって、宛先がメールアドレスであることとしており、S120の処理が第1実施形態と異なっている。
本実施形態では、S120における原稿読取において、指定されているジョブ内容がメール通信とファックス通信との混在同報か否かが判定され、混在同報と判定された場合、読取処理によって、ファックス通信用の読取画像データのファイルと、メール通信用の読取画像データのファイルとがそれぞれ別個に生成される。ファックス通信用のファイルはジョブ分割されていないファイルであり、メール通信用のファイルはページ毎(又はシート毎でもよい)にジョブ分割されて生成された複数のファイルである。
そして、指定されているジョブ内容が混在同報の場合、MPU10は、1ジョブとして登録された読取画像データはS130にて符号化された画像データにされて、S140において、FAX番号の宛先装置に対してファックス通信される。又、複数のジョブとして登録された読取画像データは、S130にて符号化された画像データにされて、S140において電子メールに添付されて送信される。
このように本実施形態では、指定されているジョブ内容が、ファックス通信とメール通信との混在同報通信の場合、S120においてファックス通信に対してはジョブ分割の設定を無効にすると、MPU10は判定する。又、MPU10は、S120において、メール通信に対しては、ジョブ分割の設定を有効にすると判定する。
従って、本実施形態では、混在同報を含む同報送信であって、宛先がFAX番号の場合は、ジョブ分割の設定が無効と判定されるため、コストを抑える効果があり、メール通信はジョブ分割されたファイルを宛先に送信することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、メール通信&コピー機能を備えたファクシミリ装置1に具体化したものである。メール通信&コピー機能は、1度の原稿読取動作によって生成された読取画像データを使って、メール通信とコピーとを同時或いは連続的に行う機能である。
この場合、ファクシミリ装置1では、設定キー66にてメール&コピーモードに設定される。又、MPU10にて第1実施形態と同様に図2に示すフローチャートが実行されて、ジョブ分割設定、又は、ノーマル設定がされる。なお、図2のフローチャートは、第1実施形態で説明したため、説明を省略する。
そして、原稿が読取部40のADF41にセットされた後、スタートキー65が押下されると、図4に示した、原稿読取処理ルーチンが実行されるが、この原稿読取処理ルーチンでは、第1実施形態とは、S280におけるジョブ分割条件が下記のように異なり、他のステップは同様である。
第3実施形態では、ROM20に記憶されたジョブ分割条件は、少なくともメール&コピーモードに設定されていないことを条件としている。ジョブ分割条件をメール&コピーモードに設定されていないことにしている理由は下記の通りである。
メール&コピーモードの設定と、ジョブ分割の設定は、本実施形態では、独立して設定できるようにされており、ユーザが、両方を設定した状態で、スタートキー65を操作する場合があり得る。この場合、コピーは、複数原稿があっても、これらの読み取りした読取画像データはもともと1ジョブとして登録処理すべきものであるが、ユーザが誤って、ジョブ分割を設定することがある。このため、第3実施形態では、ジョブ分割の設定を無効と判定して、ジョブ分割を禁止するようにしている。
こうすると、メール&コピーモードである場合、すなわち、指定されているジョブ内容がメール&コピーのジョブである場合には、S280の判定は「NO」とされて、ジョブ分割条件が成立していないとして、S230に戻る。この場合は、S270でジョブ分割の設定フラグがセットされていても、ジョブ分割の設定が無効と判定されて、ジョブ分割がされず、複数原稿があっても1ジョブとされる。
このようにして、MPU10は、複数原稿の読取画像データを、メール&コピーモードの場合に1ジョブとして登録するとともに、1ジョブとして処理した読取画像データのファイルを電子メールに添付して処理する。
(第3実施形態の変形)
なお、本実施形態の変形例として、ジョブ分割条件を、指定されているジョブ内容が電子メールのためのジョブであることを条件としてもよい。こうすると、コピージョブである場合には、ジョブ分割条件が成立していないとして、S230に戻る。
この場合は、S270でジョブ分割の設定フラグがセットされていても、ジョブ分割の設定を無効と判定して、ジョブ分割をしないようにするのである。
そして、電子メールのためのジョブの場合には、ジョブ分割条件が成立しているとして、ジョブのクローズ処理が行われ(S290)、S220に戻る。この場合、S260〜S290を介してS220に戻ることから、以後読み取られた読取画像データに関しては、新たなジョブとして処理される。
このようにすると、メール&コピーモードが設定されている場合、ページ分割キー134にてジョブ分割が設定されていても、コピーの場合、原稿の読取画像データは、コピージョブとして1ジョブとして登録され、メール通信の場合、ジョブ分割されて得られた読取画像データのファイルを電子メールに添付することができる。
コピーの場合、もともとジョブ分割する必要がないことから、メール&コピーモードにおいて、ジョブ分割することは不適当である。このため、メール&コピーモードにおいてジョブ分割が設定されても、コピーの場合には、1ジョブとすることができる。
なお、本発明の実施形態は、前記実施形態に限定されるものではなく、下記のようにしてもよい。
○ 前記実施形態では、読取ヘッドを固定しつつ、原稿を搬送させながら読取を行うADF読取について説明したが、本発明は、原稿を固定して、読取ヘッドを移動させつつ読取りを行うFBS読取りにも適用できる。すなわち、第1実施形態のファクシミリ装置1において、ページ分割キー134で、ページ分割(ジョブ分割)を設定した後、FBS42にて原稿を読み取った際、MPU10は、このジョブ分割の設定を無効と判定するようにしてもよい。
なお、FBS読取りの場合、最初にユーザが読取開始指示を操作した後、原稿1枚毎に原稿セット及び中間読取開始指示が必要である。すなわち、FBS読取りの場合、ユーザが読取終了指示を操作することなく、1ページの読取りが完了してから所定時間以内に次原稿のセット及び中間読取開始指示(スタートキー65、後記新規文書キーの操作)を行う限り、一連の読取動作が継続される。一連の読取動作は、ユーザが次の原稿をセットせずに、或いは、ユーザが次ページの中間読取開始指示のためのキー操作を行わずに、タイムアップすれば終了する。
ここで、前記中間読取開始指示を行うために、本実施形態では、新規文書キー(図示しない)が操作部60に設けられており、該新規文書キーを押下すると、MPU10はジョブ分割を行う。このように新規文書キーを任意の原稿をセットをしたときに押下すると、一連の読取動作中でユーザが希望するページからジョブ分割ができる。
また、ユーザが読取終了指示のために操作部60に設けたキーを操作した場合にも、一連の読取動作を終了する。FBS読取の場合には、一連の読取動作中の開始前にジョブ分割の設定がされている場合にも、ジョブ分割の設定を無視するようにしてもよい。ジョブ分割の設定が無視された場合、一連の読取動作によって読み取られた複数の読取画像データは、1つのジョブとして登録される。FBS42の場合、ページ毎の原稿セット及び中間読取開始指示が必須となり、事前にジョブ分割を設定することのメリットが少ないため、このようにしてもよい。
○ 前記実施形態では、ファクシミリ装置1に具体化したが、複写機能、プリント機能、ファクシミリ機能などを搭載した複合機に具体化してもよい。
前記各実施形態によって、下記の技術的思想が把握できる。
(1) 指定されているジョブ内容が、メール通信とコピーの場合、判定手段は、少なくともコピーに対してはジョブ分割が無効と判定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。こうすることにより、有効性が低いジョブ分割を禁止することができる。
(2) 指定されているジョブ内容が、フラットベッドスキャナーを使用する画像読取の場合、判定手段は、一連の読取動作開始前に設定されたジョブ分割は無効であると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
(3) 上記(2)において、一連の読取動作中にジョブ分割設定可能な入力手段(前記新規文書キー)を備えたことを特徴とする画像読取装置。こうすると、ユーザは、フラットベッドスキャナーで一連の読取動作を行っている際にジョブ分割したい場合、各ページ間において、ジョブ分割の設定(新規文書の設定)を行うことができる。
本発明を具体化した実施形態のファクシミリ装置の電気ブロック図。 同じくMPU10が実行するフローチャート。 表示画面140の説明図。 MPU10が実行するフローチャート。 MPU10が実行するフローチャート。 電話帳テーブルの説明図。
符号の説明
1…ファクシミリ装置(画像読取装置)
10…MPU(ジョブ分割手段、判定手段)
20…ROM(記憶手段)
134…ページ分割キー(ジョブ分割設定手段)

Claims (4)

  1. 原稿画像を読み取って読取画像データを生成する画像読取装置において、
    ジョブ分割を設定するジョブ分割設定手段と、
    ジョブ分割の設定に応じて、一連の読取動作によって生成された複数の読取画像データを複数のジョブに分割するジョブ分割手段と、
    ジョブ分割の設定があった場合、指定されているジョブ内容に基づいて、ジョブ分割の設定を無効にするか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記ジョブ分割手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて、設定されたジョブ分割の有効/無効を制御することを特徴とする画像読取装置。
  2. 指定されているジョブ内容がファックス通信の場合、或いは、ファックス通信を含む場合、前記判定手段は、ファックス通信に対してジョブ分割の設定を無効にすると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 指定されているジョブ内容が、ファックス通信とメール通信の混在同報通信の場合、前記判定手段は、ファックス通信及びメール通信に対してジョブ分割の設定を無効にすると判定することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 指定されているジョブ内容が、ファックス通信とメール通信との混在同報通信の場合、
    前記判定手段は、ファックス通信に対してはジョブ分割の設定を無効にすると判定し、メール通信に対しては、ジョブ分割の設定を有効にすると判定することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
JP2004105799A 2004-03-31 2004-03-31 画像読取装置 Expired - Lifetime JP4274025B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004105799A JP4274025B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004105799A JP4274025B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005295109A JP2005295109A (ja) 2005-10-20
JP4274025B2 true JP4274025B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=35327574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004105799A Expired - Lifetime JP4274025B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4274025B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005295109A (ja) 2005-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4717906B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
US20070041055A1 (en) Image Forming Device
US7284753B2 (en) Printing device with manual paper feeding function
JP4996562B2 (ja) 画像形成装置及び画像処理方法
JP4655888B2 (ja) 通信端末装置
US10298784B2 (en) Image transmitting apparatus
JP4274025B2 (ja) 画像読取装置
JP4296977B2 (ja) 画像読取装置
JP4154294B2 (ja) 画像処理装置および画像処理装置における表示方法およびプログラムおよび記憶媒体
JP2003333267A (ja) 通信端末装置及びサーバ装置
JP4749230B2 (ja) ファクシミリ装置及びその制御方法
JP5215829B2 (ja) 画像形成装置、プログラム、及びプレビュー表示方法
JP2005295110A (ja) 画像読取装置
US20200382676A1 (en) Communication apparatus, method of controlling communication apparatus, and recording medium
JP4917952B2 (ja) 画像読み取り装置
JP3712504B2 (ja) ファクシミリ装置
JP6560942B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法、並びに制御プログラム
JP4591314B2 (ja) 通信端末装置
JP2022146382A (ja) 画像形成装置
JP6063855B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2005295389A (ja) 画像読取装置
JP4192932B2 (ja) 画像処理装置
JP2007081641A (ja) 画像処理装置
KR19990057984A (ko) 팩시밀리장치에서 테두리 및 바탕그림 합성방법
JP2004015266A (ja) 通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4274025

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250