JP2021097290A - ファクシミリ装置、画像形成装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

ファクシミリ装置、画像形成装置、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】相手先(返信先)を設定する手間を省くことが可能なファクシミリ装置を提供する。【解決手段】ファクシミ装置は、相手先のファクシミリ装置から送信された第1の画像データーを受信する。ファクシミ装置は、第1の画像データーに基づく受信画像を用紙に印刷し、かつ印刷後の用紙を排出する。ファクシミ装置は、第1の画像データーと、第1の画像データーの送信元とを関連付けた第1の関連付けデーターを記憶する記憶手段とを備える。第1の関連付けデーターは、1または複数の第1の画像データーを含む。ファクシミリ装置は、送信用の原稿を読み取る。ファクシミ装置は、原稿を読み取ることにより得られた第2の画像データーと、第1の関連付けデーターとに基づいて、第2の画像データーの送信先を設定する。ファクシミ装置は、設定された送信先に第2の画像データーを送信する。【選択図】図7

Description

本発明は、ファクシミリ装置、画像形成装置、制御方法、およびプログラムに関する。
従来、ファクシミリ装置が知られている。
たとえば、特許文献1には、送信開始時に押下されるスタートキーと、原稿載置台と、数字読み取り部と、送信用紙読み取り部と、電話番号入力部と、内容送信部とを備えたファクシミリ装置が開示されている。
この原稿載置台には、送信先の電話番号が記入されるOCR用紙と、送信内容が記入または印刷された一般原稿とがセットされる。数字読み取り部は、OCR用紙の電話番号記入欄に記入された数字(電話番号)を光学的に読みとり、これを電話番号データーとして出力する。送信用紙読み取り部は、一般用紙の記載内容(送信内容)を1ページ単位で光学的に読み取り、読み取り結果を送信内容データーとして出力する。電話番号入力部は、電話番号データーを通信回線へ送出する。内容送信部とは、送信内容データーを、通信回線を介して送信先のファクシミリ装置へ送信する。
また、ファクシミリ装置(機能)が内蔵された複合機(MFP:Multifunction Peripheral)も知られている。
特開平11ー261787号公報
相手から送られてきた画像データーは、用紙に印刷(印字)される。この用紙に対して所定の事項(たとえば、署名)を追記した後、ユーザーが当該用紙を原稿としてファクシミリ装置に読み込ませ、かつファクシミリ装置によって当該原稿の画像データーを当該相手に送り返すといった局面がある。
このような局面では、ファクシミリ装置のユーザーは、相手の電話番号(FAX番号)を直接入力あるいは登録先一覧から電話番号選択する必要がある。また、インターネットファクシミリの場合であっても、アドレスの直接入力あるいは登録先一覧からアドレスを選択する必要がある。
このような相手先の設定をする処理は、ユーザーにとって手間である。なお、この点に関し、特許文献1のファクシミリ装置においても、ユーザーは、OCR用紙の電話番号記入欄に電話番号を記入する必要がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、相手先(返信先)を設定する手間を省くことが可能なファクシミリ装置、ファクシミリ装置を備える画像形成装置、ファクシミリ装置の制御方法、ファクシミリ装置を制御するためのプログラムを提供することにある。
本開示係るファクシミリ装置は、相手先のファクシミリ装置から送信された第1の画像データーを受信する受信手段と、第1の画像データーを受信したことに基づき第1の画像データーに基づく受信画像を用紙に印刷し、かつ印刷後の用紙を排出する出力手段と、第1の画像データーと、第1の画像データーの送信元とを関連付けた第1の関連付けデーターを記憶する記憶手段とを備える。第1の関連付けデーターは、1または複数の第1の画像データーを含む。ファクシミリ装置は、送信用の原稿を読み取る読取手段と、原稿を読み取ることにより得られた第2の画像データーと、第1の関連付けデーターとに基づいて、第2の画像データーの送信先を設定する設定手段と、設定された送信先に第2の画像データーを送信する送信手段とをさらに備える。
好ましくは、第1の関連付けデーターは、複数の第1の画像データーを含む。設定手段は、第2の画像データーと、複数の第1の画像データーの各々との類似度に基づき、第2の画像データーの送信先を設定する。
好ましくは、ファクシミリ装置は、第2の画像データーと第1の画像データーとの類似度を、第1の画像データー毎に算出する類似度算出手段をさらに備える。設定手段は、類似度が第1の閾値よりも高い第1の画像データーに関連付けられた送信元を、第2の画像データーの送信先に設定する。
好ましくは、ファクシミリ装置は、類似度が第1の閾値よりも高い第1の画像データーが存在しない場合、予め定められたメッセージを報知する報知手段をさらに備える。
好ましくは、送信先の設定は、送信先を示すファクシミリ番号を発信用の番号に自動設定することを含む。
好ましくは、ファクシミリ装置は、タッチスクリーンと、送信を許可する指示を受け付けるためのソフトウェアキーをタッチスクリーンに表示させる表示制御手段とをさらに備える。送信手段は、ソフトウェアキーが操作されたことを条件に、送信先に第2の画像データーを送信する。
好ましくは、表示制御手段は、ソフトウェアキーとともに、設定された送信先のファクシミリ番号および名称の少なくともいずれか一方をタッチスクリーンに表示させる。
好ましくは、設定手段は、第2の画像データーと各第1の画像データーとに基づいて、印刷後の用紙に対する追記が原稿に含まれているか否かを判断する。送信手段は、追記が原稿に含まれていると判断されたことを条件に、設定された送信先に第2の画像データーを送信する。
好ましくは、設定手段は、類似度が、第1の閾値より高く、かつ第2の閾値よりも低いことを条件に、追記が原稿に含まれていると判断する。設定手段は、類似度が第2の閾値よりも高いことを条件に、追記が原稿に含まれていないと判断する。
好ましくは、ファクシミリ装置は、追記が原稿に含まれていないと判断されたことに基づき、予め定められたメッセージを報知する報知手段をさらに備える。
好ましくは、記憶手段は、ファクシミリ装置を使用するユーザーの識別情報と、複数の相手先とを関連付けた第2の関連付けデーターをさらに記憶している。設定手段は、ユーザーが識別されたことを条件に、第2の画像データーと、第1の関連付けデーターと、第2の関連付けデーターとに基づいて、第2の画像データーの送信先を設定する。
好ましくは、設定手段は、識別されたユーザーの識別情報に関連付けられた相手先のうちから、第2の画像データーの送信先を設定する。
好ましくは、ユーザーの識別は、ファクシミリ装置に対するログイン操作に基づき行われる。
好ましくは、ファクシミリ装置は、複数の操作キーを備える。設定手段は、複数の操作キーのうちの所定の操作キーに対して所定の操作がなされたことを条件に、第2の画像データーと第1の関連付けデーターとに基づいて、第2の画像データーの送信先を設定する。
好ましくは、類似度算出手段は、第1の画像データーが複数のページデーターを含む場合、第2の画像データーと第1の画像データーとの類似度として、ページデーター毎の類似度を算出する。設定手段は、複数のページデーターのうちから、類似度が第1の閾値よりも高いページデーターを特定する。設定手段は、特定されたページデーターを含む第1の画像データーに関連付けられた送信元を、第2の画像データーの送信先に設定する。
好ましくは、ファクシミリ装置は、タッチスクリーンと、類似度が第1の閾値よりも高い第1の画像データーが複数存在する場合、複数の第1の画像データーの各々に関連付けられた送信元の一覧を、タッチスクリーンに表示させる表示制御手段とを備える。設定手段は、タッチスクリーンを介して一覧から1つの送信元が選択されると、選択された送信元を第2の画像データーの送信先に設定する。
好ましくは、設定手段は、類似度が第1の閾値よりも高い第1の画像データーが複数存在する場合、複数の第1の画像データーのうち最も直近に受信した第1の画像データーを特定する。設定手段は、第1の関連付けデーターにおいて、特定された第1の画像データーに関連付けられた送信元を、第2の画像データーの送信先に設定する。
本開示の他の局面に従うと、画像形成装置は、上記のファクシミリ装置を備える。
本開示のさらに他の局面に従うと、ファクシミリ装置の制御方法は、相手先のファクシミリ装置から送信された第1の画像データーを受信するステップと、第1の画像データーを受信したことに基づき第1の画像データーに基づく受信画像を用紙に印刷し、かつ印刷後の用紙を排出するステップと、第1の画像データーと、第1の画像データーの送信元とを関連付けた関連付けデーターを記憶するステップとを備える。関連付けデーターは、1または複数の第1の画像データーを含む。制御方法は、送信用の原稿を読み取るステップと、原稿を読み取ることにより得られた第2の画像データーと、関連付けデーターとに基づいて、第2の画像データーの送信先を設定するステップと、設定された送信先に第2の画像データーを送信するステップとをさらに備える。
本開示のさらに他の局面に従うと、ファクシミリ装置を制御するプログラムは、相手先のファクシミリ装置から送信された第1の画像データーを受信するステップと、第1の画像データーを受信したことに基づき第1の画像データーに基づく受信画像を用紙に印刷し、かつ印刷後の用紙を排出するステップと、第1の画像データーと、第1の画像データーの送信元とを関連付けた関連付けデーターを記憶するステップとを、ファクシミリ装置のプロセッサーに実行させる。関連付けデーターは、1または複数の第1の画像データーを含む。プログラムは、送信用の原稿を読み取るステップと、原稿を読み取ることにより得られた第2の画像データーと、関連付けデーターとに基づいて、第2の画像データーの送信先を設定するステップと、設定された送信先に第2の画像データーを送信するステップとをさらに、プロセッサーに実行させる。
本開示によれば、相手先(返信先)を設定する手間を省くことが可能となる。
画像形成装置の全体構成を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を説明するためのブロック図である。 ファクシミリの送受信を説明するための模式図である。 画像形成装置の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。 画像形成装置の操作パネルを表した模式図である。 図5においてソフトウェアキーがユーザーのタッチ操作によって選択されたときに、タッチスクリーンに表示されるユーザーインターフェイスを表した図である。 画像形成装置において実行される処理の流れを説明するためのフロー図である。 データーのデーター構造の例を表した図である。 送信確認用のダイアログを説明するためのユーザーインターフェイスを表した図である。 図7のステップS10で表示されるユーザーインターフェイスを説明するための図である。 追記が原稿に含まれていないと判断された場合に表示されるユーザーインターフェイスを表した図である。 他のデーターのデーター構造の例を表した図である。 複数の候補が存在すると判断された場合に表示されるユーザーインターフェイスを表した図である。 画像形成装置において実行される他の処理の流れを説明するためのフロー図である。
以下では、ファクシミリ装置(機能)を備える画像形成装置について、図を参照しながら説明する。具体的には、このような画像形成装置として、複写機、プリンター、イメージスキャナ、ファクシミリなどの機能が一つにまとめられた複合機(MFP:Multi-Functional Peripheral)を例に挙げて説明する。
以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本開示の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
図面においては、実際の寸法の比率に従って図示しておらず、構造の理解を容易にするために、構造が明確となるように比率を変更して図示している箇所がある。なお、以下で説明される各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
<A.画像形成装置の全体構成>
図1は、画像形成装置の全体構成を示す図である。
図1を参照して、画像形成装置1は、本体部10と、後処理装置20とを備える。本体部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿送り装置12と、給紙ユニット14と、コントローラー31と、操作パネル34とを備える。
自動原稿送り装置12は、図示しないスキャナーユニット(図2参照)と、原稿載置台122と、排紙トレイ123とを有する。
後処理装置20は、複数の排紙トレイ21,22,23を有する。
図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の一例を説明するためのブロック図である。
図2を参照して、本体部10は、コントローラー31と、固定記憶装置32と、短距離無線IF(Inter Face)33と、電源スイッチ39と、自動原稿送り装置12と、操作パネル34と、給紙ユニット14と、メディアセンサー16と、画像形成ユニット11と、プリンタコントローラー35と、ネットワークIF36と、ワイヤレスIF37とを有する。コントローラー31には、各部11,12,14,16,32〜37,39がバス30を介して接続されている。
コントローラー31は、画像形成装置1の動作を制御する。コントローラー31は、CPU(Central Processing Unit)311と、制御プログラムの格納されたROM(Read Only Memory)312と、作業用のS−RAM(Static Random Access Memory)313と、画像形成に関わる各種の設定を記憶するバッテリバックアップされたNV−RAM(Non-Volatile RAM:不揮発性メモリ)314と、時計IC(Integrated Circuit)315とを有する。各部311〜315は、バス30を介して接続されている。また、コントローラー31は、典型的には、制御基盤として本体部10に内蔵される。CPU311が、プログラムを実行することにより、後述スル各種の機能を実現できる。
自動原稿送り装置12は、スキャナーユニット121を有する。
電源スイッチ39は、画像形成装置1をオンおよびオフさせるためのスイッチである。電源スイッチ39は、主電源のスイッチである。
操作パネル34は、各種の入力を行うキー、および表示部を有する。操作パネル34は、典型的には、タッチスクリーンと、ハードウェアキーとで構成される。なお、タッチスクリーンは、ディスプレイの上にタッチパネルが重畳されたデバイスである。
ネットワークIF36は、ネットワークを介して接続された通信機器(図示せず)および他の画像形成装置(図示せず)をはじめとする外部装置との間で各種の情報を送受信する。
プリンタコントローラー35は、ネットワークIF36により受信したプリントデーターから複写画像を生成する。画像形成ユニット11は、複写画像を用紙上に形成する。
なお、固定記憶装置32は、典型的には、ハードディスク装置である。固定記憶装置32には、各種のデーターが記憶されている。なお、固定記憶装置32は、フラッシュメモリであってもよい。
画像形成装置1は、ファクシミリ装置として機能する。
画像形成装置1は、相手先のファクシミリ装置から送信された画像データーを受信する。画像形成装置1は、画像データーを受信したことに基づき当該画像データーに基づく受信画像を用紙に印刷し、かつ印刷後の用紙をトレイ(たとえば、後処理装置20のトレイ)に排出する。画像形成装置1は、受信した画像データーを記憶する。
画像形成装置1は、FAXモードにおいて、所定のユーザー操作を受け付けると、自動原稿送り装置12の原稿載置台122にセットされた送信用の原稿を読み取る。あるいは、画像形成装置1は、FAXモードにおいて、所定のユーザー操作を受け付けると、プラテン上にセットされた送信用の原稿を読み取る。
画像形成装置1は、原稿を読み取ることにより得られた画像データーの送信先の設定をする。画像形成装置1は、設定された送信先に画像データーを送信する操作をさらに受け付けると、設定された送信先に画像データーを送信する。
<B.ファクシミリ送受信の手順例>
図3は、ファクシミリの送受信を説明するための模式図である。
図3を参照して、画像形成装置1は、相手から送信されたFAX(画像データ)を受信すると、当該画像データーに基づく画像を形成する。その後、画像形成装置1は、画像が形成された用紙Pを、排紙トレイ21に出力する(状態(A))。
FAXを受信したユーザーは、用紙Pに対して所定の事項を追記する。典型的には、ユーザーの氏名900、およびその他の記載が求められている事項を、手書きで記載する(状態(B))。
その後、ユーザーは、画像形成装置1のFAX機能を用いて、上記画像データーの送信元に対して、返信を行う。典型的には、追記がなされた用紙P(原稿)を自動原稿送り装置12の原稿載置台122にセットする(状態(C))。その後、所定のキー操作が行われると、当該用紙Pが自動原稿送り装置12のスキャナーユニット121にて読み込まれ、読み込みにより得られた画像データーが送信される。なお、読み込まれた用紙Pは、排紙トレイ123に排出される。
本例では、状態(C)のように追記がなされた用紙P(すなわち、原稿)を送信する際に、送信先を設定するためのユーザー入力を極力不要とする処理について説明する。なお、送信先(宛先)は、電話回線を用いたファクシミリの場合には電話番号(FAX番号)となり、インターネットFAXの場合にはアドレスとなる。以下では電話回線を用いる場合を例に挙げて説明する。
<C.機能的構成>
図4は、画像形成装置1の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。
(c1.全体構成について)
図4を参照して、画像形成装置1は、ファクシミリ装置(機能)を実現するファクシミリ部400を備える。
ファクシミリ部400は、操作パネル34と、FAXモデム38と、制御部410と、記憶部420と、出力部440と、原稿読取部450と、音声出力部460とを備える。
操作パネル34は、タッチスクリーン60と、複数のハードウェアキー70とを備える。タッチスクリーン60は、表示部61と、入力部62とを備える。なお、表示部61は、タッチスクリーン60のディスプレイに対応する。入力部62は、タッチスクリーン60のタッチパネルに対応する。ハードウェアキー70としては、スタートキー、ストップキー、リセットキー、テンキー等が例として挙げられる。
FAXモデム38は、FAX受信部431と、FAX送信部432とを有する。FAX受信部431は、相手先のファクシミリ装置から送信された画像データーを受信する。FAX送信部432は、設定された送信先に、原稿を読み込むことにより得られた画像データーを送信する。
原稿読取部450は、セットされた原稿を読み込む。たとえば、原稿読取部450は、原稿載置台122にセットされた原稿を読み込む。なお、原稿読取部450は、スキャナーユニット121に対応する。
出力部440は、FAX受信部431が受信した画像データーを用紙上に印刷(画像形成)し、印刷後の用紙を排紙トレイ21〜23に出力する。なお、出力部440は、主として、画像形成ユニット11に対応する。
音声出力部460は、制御部410の指令に基づき、所定の音声を出力する。音声出力部460は、スピーカーを含む。
記憶部420は、データーD1と、データーD2と、閾値Th1と、閾値Th2とを記憶している。記憶部420は、典型的には、NV−RAM314および固定記憶装置32の少なくとも一方に対応する。
データーD1は、FAXで受信した画像データーと、当該画像データーの送信元とを関連付けたデーターである。データーD1は、1または複数の画像データーを含んでいる。すなわち、記憶部420には、データーD1として、過去に受信したFAXの画像データーと、当該画像データーの送信元(発信元)とが関連付けて記憶されている。ここで、送信元としては、上述したように、FAX番号(電話番号)が挙げられる。データーD1の具体例については、後述する(図8)。
制御部410は、表示制御部411と、設定部412と、類似度算出部419とを備える。なお、制御部410は、コントローラー31に対応する。
制御部410は、画像形成装置1の全体的な動作を制御する。たとえば、制御部410は、ファクシミリ部400の全体的な動作を制御する。制御部410は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラムを実行することにより、画像形成装置1の全体的な動作を制御する。
表示制御部411は、表示部61の表示を制御する。表示制御部411によって表示部61に表示される画像の具体例については、後述する。
(c2.設定部412について)
以下では、説明の便宜上、FAXで受信した画像データーを、「受信画像データーR」とも称する。なお、受信画像データーRは、FAX受信をする都度、記憶部420に記憶される。つまり、記憶部420には、複数の受信画像データーRが蓄積される。なお、データーD1により、各受信画像データーRには、送信元の情報(FAX番号)が関連付けられている。
さらに、以下では、FAX送信するためのスキャンにより得られた画像データーを、「送信用画像データーT」とも称する。すなわち、スキャナーユニット121によって原稿を読み取ることにより得られた画像データーを、「送信用画像データーT」とも称する。
設定部412は、送信用画像データーTと、記憶部420に記憶されたデーターD1とに基づいて、当該送信用画像データーTの送信先を設定する。詳しくは、設定部412は、送信用画像データーTと、複数の受信画像データーRの各々との類似度に基づき、送信用画像データーTの送信先を設定する。
より詳しくは、類似度算出部419が送信用画像データーTと受信画像データーRとの類似度を、受信画像データーR毎に算出する。設定部412は、算出された類似度が閾値Th1よりも高い受信画像データーRに関連付けられた送信元(FAX番号)を、送信用画像データーTの送信先に設定する。設定部412による送信先の設定は、送信先を示すFAX番号(ファクシミリ番号)を発信用の番号に自動設定することを含んでいる。たとえば、閾値Th1の値は80%(8割あるいは0.8)である。
以上の処理により、送信先のFAX番号が自動的に設定される。
ところで、1回のFAX受信で2枚以上のページを受信する場合も度々ある。そこで、以下では、1つの受信画像データーRが複数のページデーターを含む場合の処理について説明する。
類似度算出部419は、1つの受信画像データーRが複数のページデーターを含む場合、送信用画像データーTと受信画像データーRとの類似度として、ページデーター毎の類似度を算出する。たとえば、類似度算出部419は、5枚のページからなるFAXを受信した場合、1枚毎(1つのページデータ毎)に送信用画像データーTとの類似度を算出する。
設定部412は、複数のページデーターのうちから、類似度が閾値Th1よりも高いページデーターを特定する。設定部412は、データーD1を参照し、特定されたページデーターを含む受信画像データーRに関連付けられた送信元を、送信用画像データーTの送信先に設定する。
すなわち、設定部412は、送信用画像データーTと類似する少なくとも1つのページデーターを、複数のページデーターから特定し、当該特定結果に基づいて、送信用画像データーTの送信先を決定する。
このような構成によれば、一度に複数枚のFAXを受信する構成であっても、設定部412は、データーD1を参照することにより、送信先を設定できる。
なお、送信先が設定されると、典型的には、ユーザー操作(確認操作)を受け付けることにより、FAX送信部432が送信用画像データーTを、設定された送信先にFAX送信する。
(c3.報知部について)
報知部は、類似度算出部419によって算出された類似度が閾値Th1よりも高い受信画像データーRが存在しない場合、予め定められたメッセージを報知する。たとえば、報知部の一例としての表示部61は、表示制御部411の指令に基づき警告メッセージを表示する。あるいは、報知部の他の例としての音声出力部460は、警告メッセージを音声で出力する。
このような構成によれば、ユーザーは、手入力で送信先を設定しないといけないことを、即座に気付くことができる。
(c4.小括)
以上のように、画像形成装置1は、少なくとも以下の構成を有する。
ファクシミリ装置として機能する画像形成装置1は、相手先のファクシミリ装置(図示せず)から送信された画像データー(受信画像データーR)を受信するFAX受信部431と、画像データーを受信したことに基づき当該画像データーに基づく受信画像を用紙Pに印刷し、かつ印刷後の用紙Pを排出する出力部440と、画像データー(受信画像データーR)と、画像データーの送信元とを関連付けたデーターD1を記憶する記憶部420とを備える。データーD1は、1または複数の画像データーを含む。
画像形成装置1は、送信用の原稿を読み取る原稿読取部450と、原稿を読み取ることにより得られた画像データー(送信用画像データーT)と、データーD1とに基づいて、当該画像データー(送信用画像データーT)の送信先を設定する設定部412と、設定された送信先に画像データー(送信用画像データーT)を送信するFAX送信部432とをさらに備える。
このような構成によれば、FAXを返信する際に、相手先(返信先)を設定する手間を省くことが可能となる。
各機能ブロックの他の処理内容については、後述する処理例に基づき説明する。
<D.操作パネルの概要>
図5は、画像形成装置1の操作パネル34を表した模式図である。
図5を参照して、操作パネル34は、物理キーとして、少なくとも、スタートキー51を有する。
タッチスクリーン60には、制御部410からの指示に基づき、デフォルトの画面G1が表示されている。当該画面G1は、複数のソフトウェアキー531〜535を含む。
ユーザー操作に基づいてソフトウェアキー531が選択されると、制御部410は、タッチスクリーン60の表示画面を、現在の画面G1から、コピーの設定を行う画面に遷移させる。
ソフトウェアキー532が選択されると、制御部410は、タッチスクリーン60の表示画面を、現在の画面G1から、ファックスおよびスキャンの設定を行う画面に遷移させる。
他のソフトウェアキー533〜535が選択されると、制御部410は、タッチスクリーン60の表示画面を、現在の画面G1から、選択されたソフトキーに対応する画面に遷移する。
図6は、図5においてソフトウェアキー532がユーザーのタッチ操作によって選択されたときに、タッチスクリーン60に表示されるユーザーインターフェイスを表した図である。
図6を参照して、制御部410は、タッチスクリーン60にFAX送信用の画面G2を表示する。ユーザーは、事前に登録された宛先からFAXの送信先を選択することができる。また、ユーザーは、操作パネル34のテンキー(図5参照)を用いて入力欄601に相手先のFAX番号を直接入力することもできる。なお、事前に登録された宛先からFAXの送信先を選択した場合には、入力欄601にFAX番号が入力(すなわち表示)される。
入力欄601にFAX番号が入力された状態で、ユーザーが、スタートキー51(図5)を押下すると、FAX送信がなされる。
なお、入力欄601にFAX番号を入力することは、CPU311がFAX送信時にアクセスするメモリ領域(発信用番号が一時記憶される領域)にFAX番号を書き込むことに相当する。
<E.処理例>
以下では、設定部412(図4参照)を用いた、送信用画像データーTの送信先設定について説明する。すなわち、FAX番号を自動設定する処理について説明する。換言すれば、上記のような相手先を選択するタッチ操作、およびテンキーを用いたFAX番号入力を不要とする処理について説明する。
このような動作モード(FAX番号自動設定モード)は、たとえば、ユーザーが操作パネル34を操作することによって設定される。典型的には、タッチスクリーン60に対するユーザー操作によって、動作モードが、通常の動作モードからFAX番号自動設定モードに切り換わる。
図7は、画像形成装置1において実行される処理の流れを説明するためのフロー図である。
図7を参照して、ステップS1において、画像形成装置1(詳しくは、制御部410)は、操作パネル34を介して、FAXモードの選択を受け付ける。ステップS2において、制御部410は、自動原稿送り装置12から送られる信号に基づき、送信用の原稿がセットされたことを検知する。ステップS3において、制御部410は、FAX番号が未入力の状態にて、スタートキーが押下されたことを検知する。なお、「FAX番号が未入力」とは、入力欄601にFAX番号が入力(表示)されていない状態を意味する。ステップS4において、画像形成装置1は、セットされた原稿をスキャンする。
ステップS5において、制御部410は、スキャンされた原稿が過去に受信したFAX画像と類似するか否かを判断する。詳しくは、制御部410は、原稿を読み取ることにより得られた画像データー(送信用画像データーT)が、過去にFAX受信した画像データーのいずれかと類似しているか否かを判断する。より詳しくは、制御部410内の設定部412は、送信用画像データーTと受信画像データーRとの類似度を、受信画像データーR毎に算出する。
類似していると判断された場合(ステップS5においてYES)、制御部410は、ステップS6において、類似するFAX画像の送信元のFAX番号を発信用のFAX番号として特定し、特定されたFAX番号を自動設定する。詳しくは、設定部412は、算出された類似度が閾値Th1よりも高い受信画像データーRに関連付けられた送信元(FAX番号)を、送信用画像データーTの送信先に設定する。ステップS6における送信先の設定は、上述したように、データーD1を用いて行われる。
図8は、データーD1のデーター構造の例を表した図である。
図8を参照して、データーD1では、識別番号と、受信画像データーと、送信元(FAX番号)と、名前と、受信日時とが関連付けられている。名前は、受信画像データーの送信元の会社名または個人名である。これらの会社または個人のFAX番号が事前に画像形成装置1において登録されている場合に、名前の欄において入力がなされる。受信日時は、FAX(受信画像データ)を受信した日時を表す。
制御部410は、データーD1内の複数の受信画像データーのうちから、送信用画像データーTに類似する受信画像データーを特定する。さらに、制御部410は、データーD1において、特定された受信画像データーに関連付けた送信元(FAX番号)を、データーD1から読み出す。制御部410は、読み出された送信元を発信用のFAX番号として特定し、特定されたFAX番号を自動設定する。
再び、図7を参照し、ステップS6の後、ステップS7において、制御部410は、送信確認用のダイアログ(ダイアログボックス)をタッチスクリーン60に表示する。ダイアログは、ソフトウェアキー(ソフトウェアボタン)を含む。
図9は、送信確認用のダイアログを説明するためのユーザーインターフェイスを表した図である。
図9を参照して、制御部410は、ダイアログ620が画面G2(図6)に重畳された態様の画面G3をタッチスクリーン60に表示する。ダイアログ620は、「YES」を表したボタン621と、「NO」を表したボタン622とを含む。
図7のステップS6の処理に基づき、入力欄601にはFAX番号が自動入力されている。本例では、会社名と、送信先(FAX番号)とが入力欄601に入力されている。
このように、制御部410(詳しくは、表示制御部411)は、ダイアログ620とともに、設定された送信先のFAX番号および送信先の名称(名前)をタッチスクリーン60に表示させる。このような構成によれば、ユーザーは、自動設定された送信先を確認することができる。なお、制御部410は、FAX番号および名称のいずれか一方を表示してもよい。
ユーザーがボタン621を選択すると、制御部410は、自動設定されたFAX番号宛に、送信用画像データーTを送信する。すなわち、制御部410は、入力欄601に入力されているFAX番号宛に、送信用画像データーTを送信する。ユーザーがボタン622を選択すると、制御部410は、たとえば、タッチスクリーン60に表示させる画面を、画面G3から画面G2に遷移させる。
再び、図7を参照し、ステップS7の後、ステップS8において、ダイアログ620のYESのボタン621(図9参照)が選択されたか否かを判断する。YESのボタン621が選択された場合(ステップS8においてYES)、ステップS9において、スキャンした原稿を自動設定したFAX番号に送信する。
このように、制御部410(詳しくは、図4の表示制御部411)は、送信を許可する指示を受け付けるためのダイアログ620をタッチスクリーン60に表示させる。FAX送信部432(図4参照)は、ダイアログ630のボタン621ソフトウェアキーが操作されたことを条件に、自動設定された送信先に、スキャンした原稿(送信用画像データーT)を送信する。このような構成によれば、ユーザーの確認後にFAX送信がなされるため、意図した宛先へのFAX送信を確実に行うことが可能となる。
YESのボタン621が選択されていない場合(ステップS8においてNO)、ステップS13において、NOのボタン622が選択されたか否かを判断する。NOのボタン622が選択された場合(ステップS13においてYES)、制御部410は、処理をステップS10に進める。NOのボタン622が選択されていない場合(ステップS13においてNO)、制御部410は、処理をステップS8に進める。
スキャンされた原稿が過去に受信したFAX画像と類似していないと判断された場合(ステップS5においてNO)、制御部410は、ステップS10において、FAX番号の手動設定をタッチスクリーン60を介してユーザーに要求する。ステップS11において、制御部410は、FAX番号が入力されたか否かを判断する。入力されたと判断された場合(ステップS11においてYES)、ステップS12において、制御部410は、スキャンした原稿(送信用画像データーT)を、入力されたFAX番号宛てにFAX送信する。入力されていないと判断された場合(ステップS11においてNO)、制御部410は、処理をステップS10に戻す。
図10は、図7のステップS10で表示されるユーザーインターフェイスを説明するための図である。
図10を参照して、警告のダイアログ630が画面G2(図6参照)に重畳された態様の画面G4をタッチスクリーン60に表示する。ダイアログ630は、OKを表したボタン631を含む。
ダイアログ630は、類似する受信画像がないこと示すメッセージを含む。また、ダイアログ630は、FAX番号の手動設定を促すメッセージを含む。ユーザーがボタン631を選択すると、制御部410は、処理を図7のステップS11に進める。
<F.変形例>
(f1.第1の変形例)
制御部410が追記の有無を判断する構成について説明する。具体的には、制御部410が、記憶部420(図4参照)に格納された閾値Th2を用いて追記の有無を判断する構成について説明する。
閾値Th2の値は、閾値Th1と同様に、類似度を判定するために用いられる。閾値Th2は、閾値Th1よりも高く設定されている。閾値Th1が0.8(8割、80%)の場合には、たとえば、閾値Th2の値を0.99とすることができる。
再び、図4を参照して、設定部412は、スキャンにより得られた原稿の画像データ(すなわち、送信用画像データーT)と、各受信画像データーR(図8参照)とに基づいて、印刷後の用紙Pに対する追記が原稿に含まれているか否かを判断する。FAX送信部432は、追記が原稿に含まれていると判断されたことを条件に、設定された送信先に送信用画像データーTを送信する。このような構成によれば、追記がなかった場合に原稿が送信されることを防止することができる。
詳しくは、設定部412は、類似度算出部419によって算出された類似度が、閾値Th1より高く、かつ閾値Th2よりも低いことを条件に、追記が前記原稿に含まれていると判断する。また、設定部412は、類似度が、閾値Th2よりも高いことを条件に、追記が原稿に含まれていないと判断する。このような構成によれば、画像形成装置1は、追記がないことを判断できる。
さらに、表示部61または音声出力部460は、追記が原稿に含まれていないと判断されたことに基づき、予め定められたメッセージ(警告)を報知する。このような構成によれば、ユーザーは、原稿に追記がないことを容易に知ることができる。
図11は、追記が原稿に含まれていないと判断された場合に表示されるユーザーインターフェイスを表した図である。
図11を参照して、制御部410は、ダイアログ640が画面G2(図6参照)に重畳された態様の画面G5をタッチスクリーン60に表示する。ダイアログ640は、「戻る」を表したボタン641と、「送信」を表したボタン642とを含む。
さらに、ダイアログ640は、追記がないことを示すこと示すメッセージを含む。また、ダイアログ640は、原稿の再確認を促すメッセージを含む。さらに、ダイアログ640は、この後の操作に関するメッセージを含む。
ユーザーがボタン642を選択すると、制御部410は、自動設定されたFAX番号宛に、送信用画像データーTを送信する。すなわち、制御部410は、入力欄601に入力されているFAX番号宛に、送信用画像データーTを送信する。
ユーザーがボタン641を選択すると、制御部410は、たとえば、タッチスクリーン60に表示させる画面を、画面G5から画面G2に遷移させる。
(f2.第2の変形例)
画像形成装置1は、ログイン機能を有する。ログインしたユーザーに対して、所定の機能の使用が許可される。また、ユーザーは、ユーザーの識別情報に関連付けられた各種のデーターを利用可能となる。たとえば、ユーザーは、このようなデーターとしてデーターD2(図4参照)の一部を利用できる。
図12は、データーD2のデーター構造の例を表した図である。
図12を参照して、データーD2では、識別番号と、ユーザーの氏名と、ユーザーIDと、パスワードと、送信宛先(登録済みのFAX番号)と、送信宛先の名前とが関連付けられている。このように、データーD2では、少なくとも、画像形成装置1を使用するユーザーの識別情報と、複数の相手先とが関連付けられている。
設定部412は、ユーザーが識別されたことを条件に、送信用画像データーTと、データーD1と、データーD2とに基づいて、送信用画像データーTの送信先を設定する。
詳しくは、設定部412は、識別されたユーザーのユーザーIDに関連付けられた相手先のうちから、送信用画像データーTの送信先を設定する。また、ユーザーの識別は、画像形成装置1に対するログイン操作に基づき行われる。
このような構成によれば、ログインしているユーザーに関連付けられていない送信先に、送信用画像データーTの宛先が設定されることがなくなる。それゆえ、意図しない宛先への送信の可能性を低減できる。
(f3.第3の変形例)
受信画像データーRが数多く画像形成装置1に蓄積されると、類似度が閾値Th1を超える受信画像データーRが複数存在するような場合も起こり得る。すなわち、制御部410が複数の送信先候補を見つける場合も起こり得る。以下では、このような場合の対処法について説明する。
再び、図4を参照して、表示制御部411は、類似度が閾値Th1よりも高い受信画像データーRが複数存在する場合、当該複数の受信画像データーRの各々に関連付けられた送信元(FAX番号)の一覧を、タッチスクリーン60に表示させる。
設定部412は、タッチスクリーン60を介して上記一覧から1つの送信元が選択されると、選択された送信元を送信用画像データーTの送信先に設定する。
図13は、複数の候補が存在すると判断された場合に表示されるユーザーインターフェイスを表した図である。
図13を参照して、制御部410は、ダイアログ650が画面G2(図6参照)に重畳された態様の画面G6をタッチスクリーン60に表示する。ダイアログ650は、複数の送信先の各々を表したボタン651,652を含む。さらに、ダイアログ650は、複数の候補のうちから送信先を選択することを促すメッセージを含む。
ユーザーがボタン651を選択すると、制御部410は、ボタン651に対応付けられたFAX番号を、送信用画像データーTの送信宛先に設定する。この場合、入力欄601に、ボタン651に対応付けられたFAX番号(052−***−****)が入力される。また、入力欄601には、「CCC会社」といった名称も入力される。
また、ユーザーがボタン652を選択すると、制御部410は、ボタン652に対応付けられたFAX番号を、送信用画像データーTの送信宛先に設定する。この場合、入力欄601に、ボタン652に対応付けられたFAX番号(072−***−****)が入力される。また、入力欄601には、「TTT会社」といった名称も入力される。
その後、ユーザーが、操作パネル34のスタートキー51(図5参照)を押下すると、ユーザーが選択した宛先に、送信用画像データーTが送信される。すなわち、入力欄601に入力された宛先に、送信用画像データーTが送信される。
このような構成によれば、複数の送信先候補があっても、送信先を一つに特定することが可能となる。
ところで、FAX受信から返信までの時間が短いことも多い。そこで、上記とは異なり、設定部412を以下のように構成してもよい。
設定部412は、類似度が閾値Th1よりも高い受信画像データーRが複数存在する場合、複数の受信画像データーRのうち最も直近に受信した受信画像データーRを特定する。設定部412は、データーD1(図8参照)において、特定された受信画像データーRに関連付けられた送信元を、送信用画像データーTの送信先に設定する。
このような構成によれば、複数の候補から1つをタッチ操作で選択する操作を省略することができる。
(f4.第4の変形例)
上記の実施の形態では、ユーザーは、タッチスクリーン60を操作することにより、ファクシミリ部400の動作モードを通常の動作モードからFAX番号自動設定モードに切り換えた。以下では、タッチスクリーン60を操作することなく、FAX番号自動設定モードに簡易に移行させる操作例について説明する。
図14は、画像形成装置1において実行される処理の流れを説明するためのフロー図である。
図14を参照して、本変形例の処理は、以下の点において、図7に示した処理と異なっている。まず、本変形例の処理は、ステップS3の代わりにステップS3Aを有する点において図7の処理とはことなる。また、本変形例の処理は、ステップS21をステップS4の前に有する点において、図7の処理とはことなる。さらに、本変形例の処理は、ステップS9およびステップS12の後に捨て22を有する点において、図7の処理とは異なる。
ステップS2の後、制御部410は、FAX番号が未入力の状態にてスタートキー51の長押しを検知すると(ステップS3A)、ファクシミリ部400の動作モードを通常の動作モードからFAX番号自動設定モードに切り換える(ステップS21)。ステップS21の後、画像形成装置1は、ステップS4にて原稿をスキャンする。
ステップS9の後またはステップS12の後、制御部410は、動作モードをFAX番号自動設定モードから通常の動作モードに切り換える(ステップS22)。つまり、制御部410は、動作モードを元の設定に戻す。
このような構成によれば、ユーザーは、スタートキーを長押しするだけで、動作モードを通常の動作モードからFAX番号自動設定モードに切り換えることができる。
なお、上記においては、スタートキー51を長押しする構成を例に挙げて限定したが、これに限定されるものではない。たとえば、スタートキー51が連続して所定回数押下されたことに基づき、ファクシミリ部400の動作モードを通常の動作モードからFAX番号自動設定モードに切り換えるように、制御部410を構成してもよい。
また、スタートキー51以外の操作キーに対する所定の操作に基づき、ファクシミリ部400の動作モードを通常の動作モードからFAX番号自動設定モードに切り換えるように、制御部410を構成してもよい。たとえば、操作パネル34の登録キー(図5参照)の押下に基づき、ファクシミリ部400の動作モードを通常の動作モードからFAX番号自動設定モードに切り換えるように、制御部410を構成してもよい。
ただし、通常は、原稿のスキャンのトリガーがスタートキー51の押下に割り当てられているため、スタートキー51に対する所定の操作に基づき、ファクシミリ部400の動作モードを通常の動作モードからFAX番号自動設定モードに切り換えるように、制御部410を構成することが好ましい。
このように、設定部412は、複数の操作キーのうちの所定の操作キー(典型的には、スタートキー51)に対して所定の操作がなされたことを条件に、送信用画像データーTとデーターD1とに基づいて、送信用画像データーTの送信先を設定する。なお、所定の操作としては、長押し、連続した複数回の押下等、通常のキー操作(1回のみの短操作)とはことなる操作が挙げられる。
(f5.第5の変形例)
上記においては、ファクシミリ装置(機能)を備える画像形成装置を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。ファクシミリ装置単体、またはファクシミリ装置(機能)を備える機器であれば、画像形成装置に限定されるものではない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置、10 本体部、11 画像形成ユニット、12 自動原稿送り装置、14 給紙ユニット、20 後処理装置、21,22,23,123 排紙トレイ、31 コントローラー、34 操作パネル、35 プリンタコントローラー、38 FAXモデム、51 スタートキー、60 タッチスクリーン、61 表示部、62 入力部、121 スキャナーユニット、122 載置台、400 ファクシミリ部、410 制御部、411 表示制御部、412 設定部、419 類似度算出部、420 記憶部、431 FAX受信部、432 FAX送信部、440 出力部、450 原稿読取部、460 音声出力部、531,532,533,535 ソフトウェアキー、601 入力欄、620,630,640,650 ダイアログ、621,622,631,641,642,651,652 ボタン、900 氏名、D1,D2 データー、G1,G2,G3,G4,G5,G6 画面、P 用紙。

Claims (20)

  1. ファクシミリ装置であって、
    相手先のファクシミリ装置から送信された第1の画像データーを受信する受信手段と、
    前記第1の画像データーを受信したことに基づき前記第1の画像データーに基づく受信画像を用紙に印刷し、かつ印刷後の前記用紙を排出する出力手段と、
    前記第1の画像データーと、前記第1の画像データーの送信元とを関連付けた第1の関連付けデーターを記憶する記憶手段とを備え、前記第1の関連付けデーターは、1または複数の前記第1の画像データーを含み、
    前記ファクシミリ装置は、
    送信用の原稿を読み取る読取手段と、
    前記原稿を読み取ることにより得られた第2の画像データーと、前記第1の関連付けデーターとに基づいて、前記第2の画像データーの送信先を設定する設定手段と、
    設定された前記送信先に前記第2の画像データーを送信する送信手段とをさらに備える、ファクシミリ装置。
  2. 前記第1の関連付けデーターは、複数の前記第1の画像データーを含み、
    前記設定手段は、前記第2の画像データーと、前記複数の第1の画像データーの各々との類似度に基づき、前記第2の画像データーの送信先を設定する、請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記第2の画像データーと前記第1の画像データーとの類似度を、前記第1の画像データー毎に算出する類似度算出手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記類似度が第1の閾値よりも高い前記第1の画像データーに関連付けられた前記送信元を、前記第2の画像データーの送信先に設定する、請求項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記類似度が前記第1の閾値よりも高い前記第1の画像データーが存在しない場合、予め定められたメッセージを報知する報知手段をさらに備える、請求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 前記送信先の設定は、前記送信先を示すファクシミリ番号を発信用の番号に自動設定することを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
  6. タッチスクリーンと、
    送信を許可する指示を受け付けるためのソフトウェアキーを前記タッチスクリーンに表示させる表示制御手段とをさらに備え、
    前記送信手段は、前記ソフトウェアキーが操作されたことを条件に、前記送信先に前記第2の画像データーを送信する、請求項1から5のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記ソフトウェアキーとともに、設定された前記送信先のファクシミリ番号および名称の少なくともいずれか一方を前記タッチスクリーンに表示させる、請求項6に記載のファクシミリ装置。
  8. 前記設定手段は、前記第2の画像データーと各前記第1の画像データーとに基づいて、印刷後の前記用紙に対する追記が前記原稿に含まれているか否かを判断し、
    前記送信手段は、前記追記が前記原稿に含まれていると判断されたことを条件に、設定された前記送信先に前記第2の画像データーを送信する、請求項3に記載のファクシミリ装置。
  9. 前記設定手段は、
    前記類似度が、前記第1の閾値より高く、かつ第2の閾値よりも低いことを条件に、前記追記が前記原稿に含まれていると判断し、
    前記類似度が前記第2の閾値よりも高いことを条件に、前記追記が前記原稿に含まれていないと判断する、請求項8に記載のファクシミリ装置。
  10. 前記追記が前記原稿に含まれていないと判断されたことに基づき、予め定められたメッセージを報知する報知手段をさらに備える、請求項8または9に記載のファクシミリ装置。
  11. 前記記憶手段は、前記ファクシミリ装置を使用するユーザーの識別情報と、複数の相手先とを関連付けた第2の関連付けデーターをさらに記憶しており、
    前記設定手段は、前記ユーザーが識別されたことを条件に、前記第2の画像データーと、前記第1の関連付けデーターと、前記第2の関連付けデーターとに基づいて、前記第2の画像データーの送信先を設定する、請求項1から10のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
  12. 前記設定手段は、識別された前記ユーザーの識別情報に関連付けられた相手先のうちから、前記第2の画像データーの送信先を設定する、請求項11に記載のファクシミリ装置。
  13. 前記ユーザーの識別は、前記ファクシミリ装置に対するログイン操作に基づき行われる、請求項11または12に記載のファクシミリ装置。
  14. 複数の操作キーを備え、
    前記設定手段は、前記複数の操作キーのうちの所定の操作キーに対して所定の操作がなされたことを条件に、前記第2の画像データーと前記第1の関連付けデーターとに基づいて、前記第2の画像データーの送信先を設定する、請求項1から13のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
  15. 前記類似度算出手段は、前記第1の画像データーが複数のページデーターを含む場合、前記第2の画像データーと前記第1の画像データーとの類似度として、前記ページデーター毎の類似度を算出し、
    前記設定手段は、
    前記複数のページデーターのうちから、前記類似度が前記第1の閾値よりも高い前記ページデーターを特定し、
    特定された前記ページデーターを含む前記第1の画像データーに関連付けられた前記送信元を、前記第2の画像データーの送信先に設定する、請求項3または4に記載のファクシミリ装置。
  16. タッチスクリーンと、
    前記類似度が前記第1の閾値よりも高い前記第1の画像データーが複数存在する場合、前記複数の第1の画像データーの各々に関連付けられた前記送信元の一覧を、前記タッチスクリーンに表示させる表示制御手段とを備え、
    前記設定手段は、前記タッチスクリーンを介して前記一覧から1つの前記送信元が選択されると、選択された前記送信元を前記第2の画像データーの送信先に設定する、請求項3または4に記載のファクシミリ装置。
  17. 前記設定手段は、
    前記類似度が前記第1の閾値よりも高い前記第1の画像データーが複数存在する場合、前記複数の第1の画像データーのうち最も直近に受信した第1の画像データーを特定し、
    前記第1の関連付けデーターにおいて、特定された前記第1の画像データーに関連付けられた前記送信元を、前記第2の画像データーの送信先に設定する、請求項3または4に記載のファクシミリ装置。
  18. 請求項1から17のいずれか1項に記載のファクシミリ装置を備える、画像形成装置。
  19. ファクシミリ装置の制御方法であって、
    相手先のファクシミリ装置から送信された第1の画像データーを受信するステップと、
    前記第1の画像データーを受信したことに基づき前記第1の画像データーに基づく受信画像を用紙に印刷し、かつ印刷後の前記用紙を排出するステップと、
    前記第1の画像データーと、前記第1の画像データーの送信元とを関連付けた関連付けデーターを記憶するステップとを備え、前記関連付けデーターは、1または複数の前記第1の画像データーを含み、
    前記制御方法は、
    送信用の原稿を読み取るステップと、
    前記原稿を読み取ることにより得られた第2の画像データーと、前記関連付けデーターとに基づいて、前記第2の画像データーの送信先を設定するステップと、
    設定された前記送信先に前記第2の画像データーを送信するステップとをさらに備える、制御方法。
  20. ファクシミリ装置を制御するプログラムであって、
    相手先のファクシミリ装置から送信された第1の画像データーを受信するステップと、
    前記第1の画像データーを受信したことに基づき前記第1の画像データーに基づく受信画像を用紙に印刷し、かつ印刷後の前記用紙を排出するステップと、
    前記第1の画像データーと、前記第1の画像データーの送信元とを関連付けた関連付けデーターを記憶するステップとを、前記ファクシミリ装置のプロセッサーに実行させ、前記関連付けデーターは、1または複数の前記第1の画像データーを含み、
    前記プログラムは、
    送信用の原稿を読み取るステップと、
    前記原稿を読み取ることにより得られた第2の画像データーと、前記関連付けデーターとに基づいて、前記第2の画像データーの送信先を設定するステップと、
    設定された前記送信先に前記第2の画像データーを送信するステップとをさらに、前記プロセッサーに実行させる、プログラム。
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