JP5357529B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、より詳細には、所定の条件に従って印刷ジョブを優先的に処理する機能を備えた画像形成装置に関する。
従来から、複合機などの画像形成装置において、コピーやプリントを実行する前に、その対象となった画像データを表示部にプレビュー表示する機能が備わっているものがある。プレビューによりユーザは、事前にプリント状態を確認できるので、設定が誤っていた場合には、プリントが行われるより前に再設定が可能となるので、資源の無駄ややり直しの手間を省くことが可能である。
このようなプレビュー表示機能では、例えば、原稿の画像を読み込んだ後、各種の仕上げ処理や、付加情報の付加、変倍処理、枠消し処理などの様々な画像処理を行った印刷物の最終形態を操作パネルなどの表示画面に表示させることができる。そしてユーザは、プレビューされた表示画面を確認した後、印刷指示を行うことで印刷を実行させることができる。プレビュー時に仕上げ処理や画像処理の状態を変更したければ、印刷を行う間に任意の条件を変更することができる。
画像形成装置におけるプレビューの機能としては、例えば複合機が備えるスキャナで読み取った画像を印刷(つまりコピー)するときのプレビューの他、ファックスの送受信の際のプレビュー、あるいはドキュメントファイリング機能により画像データをファイリングするときのプレビュー機能がある。
特許文献1には、画像形成モードに対応して画像を記録した記録紙を指定した排紙部に自動的に排紙させるようにした画像形成装置が開示されている。これにより、複数の画像形成モードにより画像の記録を行っても、それらの記録紙を自動的に仕分けして排出することが可能となり、その結果特定の記録紙を混同することなく直ちに取り出せるとされている。
また、特許文献2には、複数の画像情報処理装置に対する出力要求が同時に生じた場合、複数の画像情報処理装置に優先順位を付け、その優先順位に従って画像情報処理装置を作動させるようした技術が開示されている。
さらに特許文献3には、データ入力機器からのプリントデータをプリンタ制御装置を介して画像処理装置本体に出力するゼログラフィ利用のコピー機能およびプリント機能を持つ画像形成装置において、コピー作業指令手段からの出力信号を入力すると、コピー作業に優先的に切り替える作業切り替え手段を備えたものが開示されている。
特開平6−30185号公報 特開平2−155358号公報 特開平3−154089号公報
上述したように、複合機等の画像形成装置では、印刷対象の画像データの印刷を行う前に、仕上げ状態や画像処理の状態を予め確認できるようにしたプレビュー機能を備えるものがある。画像形成装置のプレビュー機能を使用して印刷対象の画像データをプレビュー表示させる場合には、通常ユーザは、画像形成装置の傍にいて画像形成装置を操作している。プレビュー表示をさせた後、ユーザが印刷を指示する操作を行えば、プレビューされた画像データが印刷され、その印刷物をユーザがただちに取得することができる。
しかしながら、画像形成装置に複数の印刷ジョブが待機している場合には、ユーザは、プレビュー表示させた画像データの印刷指示を行っても、その印刷物をただちに取得することができない。つまり画像形成装置では、外部機器から送信された印刷ジョブが複数あって、その印刷ジョブの印刷処理が間に合わず待機状態となっている場合や、スキャナで読み込んだ画像データの印刷ジョブ、あるいはファクシミリやメールで受信した画像データの印刷ジョブ等が待機状態となっている場合がある。このような場合には、ユーザがプレビュー表示させた画像データの印刷指示を行っても、その印刷ジョブは待機中の印刷ジョブの最後に並ぶことになり、その時点で待機中の印刷ジョブが全て印刷処理されないと、プレビュー表示させた画像データの印刷物を得ることができない、という問題がある。また、特許文献1〜3においても、上記のようなプレビュー表示時の課題については何ら触れられていない。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、印刷すべき画像データをプレビュー表示させたときに、画像形成により得られた印刷物をただちに入手できるようにすることで、ユーザの利便性を高めることができるようにした画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、表示部と、画像データを記録媒体に画像形成する画像形成部と、画像形成対象の画像データのプレビュー画像を生成するプレビュー画像生成部と、プレビュー画像生成部で生成されたプレビュー画像を表示部に表示させる表示制御部とを有し、画像形成部により画像データの画像形成を行う際に、所定の条件に該当する画像データを優先して印刷する優先印刷機能を備えた画像形成装置であって、プレビュー画像生成部によって生成され、表示制御部が表示部に表示させたプレビュー画像によりプレビューされた画像データを前記画像形成部が画像形成する場合には、優先印刷機能によって優先して画像形成を行うことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取部及び外部機器から送信された画像データを受信する画像受信部を備え、読取部で読み取った画像データまたは画像受信部で受信した画像データを画像形成部で画像形成させる際に、画像形成させる画像データが、プレビュー画像生成部によって生成され、表示制御部によって表示部に表示させたプレビュー画像によりプレビューされた画像データである場合には、優先印刷機能によって優先して画像形成を行うこと特徴としたものである。
本発明によれば、印刷すべき画像データをプレビュー表示させたときに、画像形成により得られた印刷物をただちに入手できるようにすることで、ユーザの利便性を高めることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例としてのデジタル複合機を用いて構築される画像処理システムの構成例を示す模式図である。図4において、1はデジタル複合機、2,3は外部コンピュータ、4はインターネットファクシミリ装置(インターネットFAX装置)、5はファクシミリ装置である。
デジタル複合機1は、プリント機能、コピー機能の他に、画像データをファックスで送受信する機能(ファクシミリ機能)及び/または画像データをインターネットFAXで送受信する機能(インターネットFAX機能)を有する。このデジタル複合機1には、通信網を介して各種の外部機器が接続されている。例えば、ローカルな通信網として敷設されている通信ネットワークLNには、パーソナルコンピュータ(PC)等の外部コンピュータ2が接続されおり、図に示していないゲートウェイ等を介して接続されているインターネット網INには外部コンピュータ3及びインターネットFAX装置4が接続されている。
また、デジタル複合機1には、公衆電話回線網PNを介して外部のファクシミリ装置5が接続されている。なお、上述したように、本発明に係る画像形成装置をデジタル複合機1に適用した場合についてのみ説明するが、本発明に係る画像形成装置は、複合機やプリンタなどの画像形成装置に限らず、インターネットFAX装置4やファクシミリ装置5などの装置にも適用できる。
以下、このデジタル複合機1の構成及び動作について説明する。図2は、図1のデジタル複合機の構成例を示す概略ブロック図で、図3は、図2のデジタル複合機におけるタッチパネル及びキー操作部の一例を示す外観図である。
図2で例示するデジタル複合機1は、タッチパネル10、パネル制御部11、記録部12、読取部13、フォーマット変換部14、画像記憶部15、画像処理部16、符号化/復号部17、メイン制御部18、制御用メモリ19、キー操作部20、LAN(Local Area Network)制御部21、制御用バッファ22、網制御部(NCU:Network Control Unit)23、モデム24、及びUSB(Universal Serial Bus)インタフェース(I/F)25を備えている。また、デジタル複合機1は、穴あけ(パンチ)やステープル処理などを行う上述のごとくの後処理装置を備えてもよい。
メイン制御部18は、CPU(Central Processing Unit)またはDSP(Digital Signal Processor)などで構成される。制御用メモリ19は、ROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等の不揮発性メモリなどで構成される。制御用メモリ19内にはメイン制御部18から読み出し可能なように、プログラム(ファームウェア)と各種設定データとが格納されている。このうち少なくとも各種設定データは書き換え可能なメモリに格納されている。また、これらのプログラムや各種設定データは、後述する画像記憶部15の構成例としてのハードディスクに記憶してもよい。また、制御用バッファ22はRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリで構成される。
上述のプログラムは、プレビュー画像の生成や表示に係る命令をはじめ、ファクシミリ画像や電子メール等の生成・送信・受信等に係る命令、原稿の読み取りに係る命令、印刷に係る命令、原稿の読み取り及び印刷(つまりコピー)に係る命令などを、メイン制御部18が他の部位に対して行うためのものである。このプログラムは、メイン制御部18により、制御用バッファ22上に展開され、制御用バッファ22を一時保存(作業)用のデータ領域として、各種設定データを適宜参照しながら実行される。
読取部13は、CCD(Charge Coupled Device)を利用したスキャナで、原稿を所定の解像度のRGBのビットマップ画像として読み取り、読み取ったRGBの画像データ(ドットイメージデータ)を画像処理部16に出力する。画像処理部16は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などで構成され、対象となる画像データに対して様々な画像処理を施す。上述のASICには符号化/復号部17等の他の部位も組み込んでよい。
画像記憶部15は、ハードディスク等で構成され、読取部13で読み取り画像処理部16を経た画像データや、LAN制御部21やNCU23等を介して外部から受信した画像データなどを記憶する。画像記憶部15に画像データを記憶する際には、符号化/復号部17で符号化したデータを記憶することもできる。また、画像記憶部15は、画像処理部16での画像処理中に発生する中間データの一時的な保存も行ってもよい。
符号化/復号部17は、画像データを符号化により圧縮すると共に、符号化画像データを元の画像データに復号する。例えば、符号化/復号部17は、原稿を読み取った画像データの符号化、その符号化データの復号、及び外部から受信した符号化画像データの復号などを行う。符号化/復号部17では、ファイリングで一般的に使用されているJPEG(Joint Photographic Experts Group)や、ファクシミリ通信で一般に使用されているMH(Modified Huffman)、MR(Modified READ)、及びMMR(Modified Modified READ)など、用途に応じた符号化方式を用いることができる。また、符号化方式として、IPファクシミリ通信ではMHを採用することができ、インターネットファクシミリ通信ではMH、MR、MMRの他にJPEGやJBIG(Joint Bi-level Image Experts Group)を採用することができる。
フォーマット変換部14は、読み取られた画像データや外部から受信した画像データを、PDF(Portable Document Format)、GIF(Graphics Interchange Format)、TIFF(Tag Image File Format)等の所定のファイルフォーマットに変換する。
記録部12は、電子写真方式やインクジェット方式などの印刷方式を採用したプリンタ装置を備え、画像記憶部15に記憶された画像データなどを、記録用紙などの被画像形成媒体に記録(つまり印刷)する。記録部12は、本発明の画像形成部に該当する。
また、USB I/F25は、USBメモリ等のUSB機器に接続するためのI/Fであり、画像記憶部15に記憶された原稿読み取り後の画像データ等をUSB機器に出力したり、USB機器からファイルを読み込んだりする。
モデム24は、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムから構成されている。このモデム24は、電話回線と接続され、またNCU23と直接的に接続されている。NCU23は、電話回線と接続され、回線の制御を行う。すなわち、NCU23は、アナログの公衆電話回線網(PSTN)との回線の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム24を公衆電話回線網と接続する。このような構成により、画像記憶部15に記憶された画像データを外部へファクシミリ送信することや、電話回線からファクシミリ画像データを受信して、画像記憶部15に記憶したり記録部12で直接印刷したりすることが可能となる。
LAN制御部21は、LANと接続され、インターネット経由による電子メールデータの通信及びインターネットFAXの通信を行う。インターネットFAXは、LANインタフェース等を用いてLAN等のコンピュータネットワークを介して、電子メールを送受信するものである。また、LAN制御部21には、PC等の外部機器を直接に接続し、外部機器から指示された印刷ジョブを受信して印刷を行うプリンタ機能を実現するものとしても構成される。これにより、PC等のプリンタドライバを使用して、デジタル複合機1に印刷ジョブを送信することで、デジタル複合機1をプリンタとして使用することができる。
外部接続されたPC等の情報処置装置からの画像データの入力、ファクシミリによる画像データの入力、及びインターネットを介した画像データの入力を可能とするLAN制御部21あるいはモデム24によって本発明の画像受信部が実現される。画像受信部で受信した画像データは、適宜記録部12による画像形成が可能である。
タッチパネル10またはキー操作部20は、原稿の読み取り処理、画像データ送信、印刷等の処理の中から所望の処理を選択するための操作、その処理を開始するための操作、各処理を実行する際に必要となる設定を行うための操作(選択操作または入力操作)などを受け付ける。この設定としては、例えば印刷時の印刷枚数の設定、穴あけ(パンチ)やステープルの設定、ファクシミリ画像や電子メールの送信時の相手先情報の設定など、様々挙げられる。
キー操作部20は、操作するために必要なキー群を備えている。タッチパネル10は、表示部とタッチセンサ等の操作受付部とを有する。タッチパネル10は、パネル制御部11によってその表示制御及び操作受け付けの制御がなされる。つまり、パネル制御部11は、タッチパネル10における表示部の表示制御や操作受付部の操作受付制御を行う。
タッチパネル10の表示部には、現在の動作状態や設定情報(例えば送信先等)などが表示される。この表示は、GUI(Graphical User Interface)画像を表示させるように、パネル制御部11が制御することで実現される。GUIにより、ユーザ操作に応じてその表示及び操作受付位置を変更することができる。各GUI及びその画像は、パネル制御部11の内部メモリまたは制御用メモリ19に、読み出し可能に格納しておけばよい。また、表示部としては、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなど、様々な表示形式の表示装置を採用することができる。
タッチパネル10上で受けたユーザ操作はパネル制御部11で解釈され、操作信号としてメイン制御部18に伝送される。キー操作部20で受けたユーザ操作は、キー操作部20自身で解釈され、操作信号としてメイン制御部18に伝送される。メイン制御部18は、このようにして得た操作信号に応じた命令を他の部位に発することで、ユーザ操作に応じた処理を他の部位に実行させる。なお、表示装置及び操作部が一体となったタッチパネル10を挙げて説明したが、タッチパネル10の代わりに単に表示装置のみを設けてもよく、その場合、キー操作部20のみでユーザ操作を受け付ける。
タッチパネル10及びキー操作部20は、図3で例示するような操作パネル30として構成してもよく、操作パネル30は、各種ハードウェアキーを備えるキー操作部31(図2のキー操作部20に相当する)と、液晶ディスプレイ及びタッチセンサにより構成されるタッチパネル32(図2のタッチパネル10に相当)とにより構成される。
キー操作部31は、ハードウェアキーとして、数値入力のためのテンキー31a、入力した設定値をクリアするためのクリアキー31b、入力した各種設定を全解除するための全解除キー31c、コピー開始、送信開始等の指示を受付けるスタートキー31dの他、プリント機能、送信機能、及びコピー機能を切替える機能切替キー31e,31f,31g、並びに、ユーザによる設定を受付けるシステム設定キー31hを備えている。
上述した構成例のデジタル複合機1における動作例について説明する。
<原稿読み取り動作>
原稿読み取り動作は、読み取った原稿の画像データを画像記憶部15に記憶(ファイリング)する場合、読み取った原稿の画像データを外部に送信する場合、読み取った原稿の画像データを印刷する場合(つまりコピーする場合)などに行われる。
原稿読み取りを必要とするような処理を行うユーザ操作が操作パネル30で受け付けられたとき、メイン制御部18は、読取部13、画像記憶部15、画像処理部16、及び符号化/復号部17などに指示を行い、次に説明するような処理を実行させる。
読取部13は、原稿台または自動原稿送り装置に載置された原稿の画像を光学的に読み取り、読み取った結果であるRGB画像データ(RGBのビットマップデータ)を画像処理部16に渡す。画像処理部16は、そのRGB画像データに対して、A/D変換、シェーディング補正、γ補正などの各種画像処理を実行する。ここで、シェーディング処理は、読取部13の照明系・結像系・撮像系で生じる各種歪みを取り除く処理である。
<印刷動作>
上述した原稿読み取り動作により、読み取った原稿の画像データのファイリングまでは完了する。次に、読み取った原稿の画像データを印刷する場合(つまり原稿をコピーする場合)の印刷動作について説明する。印刷を必要とするような処理を行うユーザ操作が操作パネル30で受け付けられたとき、メイン制御部18は、記録部12、画像記憶部15、画像処理部16、及び符号化/復号部17などに指示を行い、印刷処理を実行させる。なお、メイン制御部18は、例えばコピー操作がなされたときには読取部13への指示(原稿読み取り指示)も行うことになる。
また、デジタル複合機1は、印刷時に、定型スタンプ、日付(または日時)、ページ番号などの付加情報を画像データに付加することが可能になっており、このような付加の指示があった場合にはメイン制御部18が画像処理部16を制御する。画像データに付加された付加情報は付加画像であると言える。付加情報は制御用メモリ19に記憶され、必要に応じて読み出される。勿論、元々付加情報を付加画像のデータとして格納しておいてもよい。
また、付加情報を複数、制御用メモリ19に格納しておくと共に、付加設定情報を制御用メモリ19に格納しておくとよい。この付加設定情報としては、画像データに対して付加する位置(以下、付加位置という)を示す情報を少なくとも含み、複数の付加情報が格納されている場合にはそのいずれを選ぶかの情報も含むものとする。また、後処理装置でのパンチやステープル処理を実行する指示があった場合には、メイン制御部18はこの後処理装置も制御する。
符号化/復号部17は、画像記憶部15から印刷対象の画像データとそれに対応する原稿判定データ及び領域分離データとを読み出して復号し、画像処理部16に渡す。画像処理部16は、復号後の画像データ(RGB画像データ)に対して各種画像処理(以下、印刷用画像処理という)を実行する。印刷用画像処理としては、画質調整処理、二色化処理、色補正処理、黒生成/下色除去処理、空間フィルタ処理、変倍処理、出力階調補正処理、及び中間調生成処理などが挙げられる。黒生成/下色除去処理、空間フィルタ処理、及び中間調生成処理は、領域分離データが示す各種領域に応じた処理となる。
記録部12は、画像処理部16で印刷用画像処理が施された画像データ(この例ではCMYKの画像データ)を受け取り、電子写真方式やインクジェット方式などによりハードコピー(プリントアウト)する。そして、ここで印刷された用紙に対して、後処理装置が必要に応じてパンチやステープル処理を実行する。なお、ここで説明した印刷動作の対象データは、読取部13で読み取られた画像データに限ったものではなく、例えば、USBメモリ等の外部記録媒体やネットワーク接続されたPCなどから事前に転送され画像記憶部15に記憶された画像データ(画像ファイル)についても、同様に適用できる。
<印刷する画像データのプレビュー表示動作>
次に、原稿読み取りの結果として画像記憶部15に記憶された画像データを、印刷前にタッチパネル32でプレビュー表示する動作(プレビュー表示動作)について説明する。デジタル複合機1は、印刷対象となった画像データについてプレビュー表示を可能にする構成を有する。このプレビュー表示動作は、プレビュー表示を必要とするような処理を行うユーザ操作が操作パネル30で受け付けられたときに行われる。例えば、原稿読み取り後の画像データに対して印刷実行前にまずプレビュー表示を行う設定になっているときなどにも、プレビュー表示動作がなされる。例えば、プレビュー表示を行う設定後に、コピー条件を設定してスタートキーを押下した段階で、原稿の読み取りを開始し、読み取った後にプレビュー画像をタッチパネル32に表示させてもよい。
メイン制御部18は、画像記憶部15、画像処理部16、符号化/復号部17、及びパネル制御部11などに指示を行う。なお、メイン制御部18は、例えば原稿をコピーする操作がなされたときには読取部13への指示(原稿読み取り指示)も行うことになる。
符号化/復号部17は、画像記憶部15からプレビュー対象の画像データとそれに対応する原稿判定データ及び領域分離データとを読み出して復号し、画像処理部16に渡す。画像処理部16は、復号後の画像データ(RGB画像データ)に対して各種画像処理(以下、プレビュー用画像処理という)を実行する。プレビュー用画像処理としては、画質調整処理、二色化処理、色補正処理、空間フィルタ処理、変倍処理、及び出力階調補正処理などが挙げられる。空間フィルタ処理及び出力階調補正処理は、領域分離データが示す各種領域に応じた処理となる。
画像処理部16に設けたプレビュー画像生成部16aは、主にプレビュー表示用の変倍処理によりプレビュー表示用の画像(プレビュー画像)を生成する。
画像データに付加情報を付加する場合、プレビュー表示は、パネル制御部11が、付加情報を示す画像を表示させる制御を行うことで実行される。そのため、プレビュー画像生成部16aが、このような付加情報を示す画像を生成し出力対象の画像データから生成したプレビュー画像に合成することで、付加情報付きのプレビュー画像を生成する。これをパネル制御部11がタッチパネル32に表示させる。
付加情報は、印刷倍率に応じて変倍処理を行って印刷対象の画像データと共に出力することができ、また印刷倍率に応じた変倍処理を行った後の印刷対象の画像データに付加して出力することもできる。まず、付加情報も変倍処理して出力する場合には、メイン制御部18が付加情報及びその付加位置を読み出して、変倍処理の前に画像処理部16に渡す。続いて、プレビュー画像生成部16aが、この付加情報を示す画像のR′G′B′データを生成し、変倍処理前の画像データである付加先の画像データに対し上記付加位置に合成する。そして、付加情報の画像が付加された後のR′G′B′データに対し、印刷倍率に応じた画像拡大処理/画像縮小処理を施すとよい。
付加情報を変倍処理しない場合には、メイン制御部18が付加情報及びその付加位置を読み出して画像処理部16に渡す。続いて、プレビュー画像生成部16aがこの付加情報から付加情報を示す画像のR′G′B′データを生成し、それを印刷倍率に応じた画像拡大処理/画像縮小処理後のR′G′B′データに対し上記付加位置に合成し、付加後のR′G′B′データの画素数をタッチパネル32の画素数(表示解像度)に変換する処理を行うと共に、プレビュー表示倍率に基づいて画像拡大処理や画像縮小処理を行う。
また、後処理装置においてパンチやステープル処理を施す場合には、印刷対象となる画像データ(及び付加情報を示す画像のデータ)から生成したプレビュー画像にパンチ穴やステープル等の後処理の画像データを、パンチ位置やステープル位置に合成して出力することができる。もしくは、印刷対象となる画像データ(及び付加情報を示す画像のデータ)から生成したプレビュー画像とは別に、その近隣に、パンチ穴やステープル等の後処理の画像データを合わせて出力してもよい。後者の場合、合成処理が不要となるため、処理速度が速くなる。いずれの方法によっても、画像データのプレビュー表示時に、画像形成する用紙の仕上がり状態を表示させることができる。
プレビュー画像生成部16aで生成され出力階調補正処理されたR′G′B′データは、タッチパネル32に渡される。パネル制御部11は、このR′G′B′データに対応する画像をGUI画像に組み込んで表示させる制御を、タッチパネル32に対して行い、タッチパネル32でこのGUI画像を表示する。ユーザは、この付加情報を示す画像を含むプレビュー表示された画像を確認して、このまま印刷を実行するか中止するか、或いは付加情報を削除するか、付加位置の変更(または付加情報の変更)などを実行するかなどを判断して、それに応じた操作を行うことができる。
<ファイリング動作についての補足>
ファイリング動作(ドキュメントファイリング動作)は、原稿読み取り動作として説明したように、読み取った画像データを(必要に応じて符号化して)、デジタル複合機1の内部に設けられた画像記憶部15に記憶する動作である。ファイリング時でも、記憶対象の画像データに対して付加情報を付加してから記憶(ファイリング)することができる。画像記憶部15にファイリングする画像データのプレビュー表示動作については、基本的に印刷する画像データについて説明した通りである。
<ファクシミリ受信した画像データのプレビュー表示動作>
ファクシミリ通信により受信した画像データのプレビュー表示動作について、同画像データの印刷動作に基づき簡単に説明する。このプレビュー表示動作は、受信した画像データを事前に確認してから印刷を実行するような事前設定やユーザ操作があったときなどに行われる。このプレビュー表示動作では、画像処理部16が、伸張等の処理を施した後の画像データに対して、付加情報を付加する場合にはその付加情報の画像データを合成した後に、さらにタッチパネル32の画素数(表示解像度)に合わせた変換処理及びプレビュー表示時の変倍処理を行い、変倍処理後の画像データがGUI画像に組み込まれてタッチパネル32に表示されることになる。
このようにファクシミリ受信した画像データについて印刷を実行する前のプレビュー表示時にはコピーモードとして取り扱ってよい。ユーザは、このプレビュー表示された画像を確認して、印刷を実行するか破棄するかを判断して、印刷または破棄の操作を行うことができる。また、プレビュー表示はファクシミリ送信を行う画像についても実行できる。
〈プレビュー表示例の説明>
デジタル複合機1は、上記のように、読み取った原稿画像の印刷動作の実行時、ドキュメントファイリングによるファイリング実行時、ファクシミリによる画像データの送受信時、及びインターネットによる画像データの送受信時に、適宜プレビュー画像を生成するプレビュー画像生成部16aを有している。
プレビュー画像生成部16aで生成されたプレビュー画像は、メイン制御部18の制御によりタッチパネル32に送られ、パネル制御部11によりGUI画像に組み込んで表示する制御がなされ、タッチパネル32の表示部に表示される。ここではタッチパネル32は、画像形成対象の画像データをプレビュー表示する表示部の一例である。
さらに、上述したようにデジタル複合機1では、メイン制御部18の制御に基づきパネル制御部11が、プレビュー表示された画像データに対して、仕上がり状態を示す情報をタッチパネル32に表示させる制御を行うことができる。一例として、画像データのプレビュー画像は、頁毎の縮小画像により表示し、その画像データとは別に、仕上がり状態を示す情報を同一画面上に表示させる。また、上記のように画像データに対して仕上がり状態を示す情報を重ねて表示させるものであってもよい。
プレビュー画像生成部16aは、この仕上がり状態を示す情報と画像形成対象の画像データとからプレビュー画像を生成する。プレビュー画像生成部16a及びパネル制御部11は、プレビュー表示制御を行う本発明の表示制御部の一例である。
仕上がり状態を示す情報としては、例えば、画像形成を行う用紙に施すステープルやパンチ穴に関する情報や中綴じに関する情報、あるいは、両面印刷に関する情報、画像形成する用紙に対して異なる種類の用紙を所定の位置に挿入していく合い紙に関する情報、このときにOHP用紙の間に異なる種類の用紙(あて紙)を挿入していくOHP合い紙に関する情報、画像形成する用紙に対して異なる種類の用紙を先頭の頁位置に挿入する表表紙に関する情報、同じく異なる種類の用紙を最後の頁位置に挿入する裏表紙に関する情報などがある。
この場合、ユーザは、画像データの頁毎の縮小画像と、仕上がり状態を示す情報とが表示されたプレビュー画像を確認し、このまま画像形成を実行するか中止するか、或いは仕上がり設定の変更などを実行するかなどを判断し、それに応じた操作を行うことができる。
以下、画像データのプレビュー表示の具体例を説明する。以下の画面表示例は、本発明の一実施形態である上記のデジタル複合機1におけるタッチパネル32の表示例を示している。
図4は、デジタル複合機1の標準画面の例を示す図である。標準画面40は、デジタル複合機1の電源がONになったときやリセットされたときに、デジタル複合機1のタッチパネル32に表示されるものである。この標準画面40では、初期状態として上部のコピーキー41が選択されていて、コピーを行うための各種の条件設定が可能となっている。また、この標準画面40では、コピー以外に、イメージ送信キー42あるいはドキュメントファイリングキー43を選択することにより、FAXなどのイメージ送信を行うためのイメージ送信モード、あるいはデータの保存や確認を行うためのドキュメントファイリングモードに移行することができる。さらに、この標準画面40では、両面コピーを設定するための両面コピーキー44、パンチやステープルなどの後処理の設定を行うための仕上げキー45、あるいは画像データのプレビュー表示を指示するためのプレビュー確認キー46などを備えている。
例えば、図4の標準画面において両面コピーキー44を操作(タッチ)すると、図5に示すような両面コピーの設定画面50を開くことができる。ここでユーザは、片面原稿からの自動片面コピーを設定するための「片面→片面」キー51、片面原稿からの自動両面コピーを設定するための「片面→両面」キー52、両面原稿からの自動両面コピーを設定するための「両面→両面」キー53、両面原稿からの片面コピーを設定するための「両面→片面」キー54などを操作することで、所望の両面コピーの設定を行うことができる。
また、図6は、図4の標準画面40において仕上げキー45を操作(タッチ)したときに表示される仕上げの初期画面であるの一例を示す図である。
図6の仕上げの初期画面60において、ユーザは、コピーをソートして出力するためのソートキー61、ソートしたコピー出力にステープルを施す設定を行うためのステープルソートキー62、同一のコピー毎に出力を指示するためのグループキー63、両開きのコピー出力の真ん中にステープルを施した上で中とじを指示するための中とじステープルキー64、パンチ穴をあけるための設定を行うパンチキー65、及び紙折りを設定するための紙折りキー66などを操作することにより、コピー出力に関して所望の仕上げを行うことが可能となっている。
図6の仕上げの初期画面60において、例えばステープルソートキー62を選択することによって、図7に示すステープル設定画面60´が表示される。
図7のステープル設定画面60´では、ステープルソートキー62が選択されていることをユーザに確認できるように、ステープルソートキー62自体が反転表示される。そして、コピー原稿の読み込み方向が左側から読み込まれるとした場合に、コピー出力の左上に1か所ステープルを施すための指示を行うキー62A、コピー出力の左側に2か所ステープルを施すための指示を行うキー62B、及びコピー出力の左下に1か所ステープルを施すための指示を行うキー62Cが表示され、ユーザが任意にそれぞれのキー62A,62B,62Cを選択できるようになっている。
コピー出力の仕上げ状態を設定したユーザは、タッチパネル32を使用し、図4の標準画面40に表示されたプレビュー確認キー46を操作することによって、画像データのプレビューを表示させることができる。
このときにプレビュー表示される画像データは、読取部13によって読み取られ、画像記憶部15に記憶された原稿画像の画像データである。また、この他、PCやファクシミリ、インターネットFAX等により外部機器から受信し、画像記憶部15に記憶した画像データをプレビューの対象とすることもできる。あるいはメモリ等の記録媒体から入力されたものであってもよい。そしてこれらの画像データを記録部12で画像形成したり、HDD等の画像記憶部15にファイリングしたり、あるいはファクシミリやインターネットFAX、もしくはインターネットメール等によって外部機器に送信するときに、その対象となっている画像データのプレビュー表示を行わせることができる。
この場合、コピーモードにおいては、原稿画像を読み取って印刷する画像データのプレビュー表示を行うことができる。また、イメージ送信モードで画像データを送信する際、送信する画像データをプレビュー表示させて確認した上で、送信を実行させることが可能である。ここでは、ファクシミリやインターネットFAXによるデータ送信、あるいは、読取部(スキャナ)で読み取った画像データをEメール等で送信したり、USBメモリ等に転送する処理を行う際に、画像データをプレビュー表示させて事前に確認することができる。また、ドキュメントファイリングモードでは、例えば、読取部(スキャナ)で読み取った画像データや、ファクシミリやインターネットFAX等で受信した画像データをHDDなどの画像記憶部15に記憶させ保存するときに、画像データをプレビュー表示させて、ユーザが確認した上で保存処理を実行させることができる。
例えば、上記のコピーモードにおいて原稿をコピーしようとするときに、ユーザは、読取部13に原稿をセットして、まずプレビュー確認キー46を操作する。そしてその後、コピーを開始するスタートキー31d(図3)を押すことにより、原稿画像の読み取りが行われ、画像記憶部15に一旦記憶された画像データがプレビュー表示される。あるいは、外部機器から受信した画像データを印刷させる操作をするときに、プレビュー確認キー46を操作した後、スタートキー31dを押すことにより、その画像データをプレビュー表示させることができる。
このように、デジタル複合機1では、画像データのプレビュー表示が可能であるが、プレビュー画像は、入力した画像データの最終処理を実行する前に表示が可能である。最終処理は、画像データを記録用紙等の被画像形成媒体に画像形成(印刷)する画像形成処理や、画像データをファクシミリやインターネットを介して外部機器に送信する送信処理、あるいは、画像データをデジタル複合機1が内蔵する画像記憶部15に記憶保持(ドキュメントファイリング)する処理に該当する。ここでは、画像記憶部15の代わりにデジタル複合機1がアクセス可能な外部の記憶装置や記録媒体を用いてもよい。
本発明に係る実施形態では、画像処理部16のプレビュー画像生成部16a(図5)は、上記のごとくの最終処理の対象となる画像データを使用して、プレビュー画像を生成する。図8は、プレビュー画面の一例を示す図である。この例のプレビュー画像81は、頁毎に表示され、ユーザは、頁切換キー82を適宜操作することによって、任意の頁のプレビュー画像を表示させることができる。現在表示されている画像データの頁は、頁表示83によって総数125枚のうちの1枚目(1頁目)であることが確認できる。
また、図8に示すプレビュー画面80には、設定確認キー84、拡大/縮小キー85、表示の回転キー86などが表示されていて、ユーザはこれらを適宜操作することによって、プレビュー画像81の設定を確認したり、プレビュー画像81を拡大もしくは縮小、あるいは回転させて確認することができる。例えば図9に示すプレビュー画面80は、図8のプレビュー画面80において、拡大/縮小キー85によってプレビュー画像81を拡大する操作が行われたときの表示例を示している。
また、プレビュー画像81を確認することで印刷条件を再設定する必要が生じた場合など、ユーザは再設定キー87を操作することにより、印刷条件を再設定するための画面を開くことができる。そして再設定画面を使用して印刷条件を再設定し、再設定した印刷条件に基づくプレビュー画像81を表示させることができる。
そして図8及び図9に示すプレビュー画面80には、コピー開始キー88が表示されていて、ユーザがこのコピー開始キー88を操作することによって、プレビュー表示された画像データを画像形成(印刷)させることができる。
〈本発明に係るプレビュー表示時の優先印刷処理の説明〉
本発明に係る実施形態では、画像形成装置において上記のようなプレビュー表示を実行させたときには、画像形成装置が備える優先印刷処理機能を使用して優先して印刷(画像形成)処理を実行させる。
図10は、本発明に係る画像形成装置が備える優先印刷機能の設定画面例を示す図である。上記のデジタル複合機1では、待機中の印刷ジョブがあるときでも、特定の印刷ジョブを優先して印刷処理を行わせるための優先印刷機能を有している。優先印刷機能の設定は、例えば図10に示すような画面100で行うことができる。図10の画面100は、デジタル複合機1の表示部(図2の構成ではタッチパネル10の表示部)に所定の操作を行うことにより表示されるもので、デジタル複合機1の現在の印刷ジョブの状態を示すものである。
図10の画面100では、デジタル複合機1に指示されている現在の印刷ジョブ101が一覧的に表示され、各印刷ジョブのユーザ/モード102と、セット部数及び終了部数103、コピー中や待機中などの状況104が明示される。ユーザ/モード表示においては、PCなどの情報処理装置から印刷指示として送信された印刷ジョブや、複合機のスキャナで読み取った画像データの印刷ジョブ(すなわちコピー処理)、あるいはファクシミリ受信した画像データの印刷ジョブ、インターネットFAXにより受信した画像データの印刷ジョブなどが判別できるようになっている。
この画面100によって、現在印刷を実行中の印刷ジョブや、印刷処理が待機状態となっている印刷ジョブを判別することができ、また待機の順番も判別できる。ここで利用者が特定の印刷ジョブを優先して印刷させたい場合には、図10の画面100からプリントボタン105を操作し、印刷ジョブの状況モード106を予約/実行中に切り替え、優先して印刷させた印刷ジョブ101を選択し、優先キー107をタッチする。これにより、選択した印刷ジョブを他の印刷ジョブに優先させて印刷処理を実行させることができる。
本発明に係る実施形態では、上記のような優先印刷機能を使用して、デジタル複合機1で上記のようなプレビュー表示処理が行われた場合には、その印刷ジョブを自動的に優先印刷する印刷ジョブとして扱う。従って、待機中の他の印刷ジョブがあっても、プレビュー表示が行われ、その後印刷を指示する操作が実行された場合には、その印刷ジョブを優先させて印刷処理を行う。
この場合に、優先印刷させる画像データは、デジタル複合機1で画像形成を行う画像データとする。つまり、プレビュー表示を行う画像データであってもファクシミリやインターネットにより外部機器に送信する際に行うプレビュー表示の場合には、デジタル複合機1で印刷を行うことなく、優先印刷を行わせる必要はない。
ここでは、読取部(スキャナ)で読み取った画像データ、PC等から入力して画像記憶部に記憶させた画像データ、ファクシミリで受信した画像データ、あるいはインターネットにより受信した画像データ等をプレビュー表示させ、自身の画像形成部(記録部)で画像形成を行う画像データについて、画像形成前にプレビュー表示が行われていれば、優先印刷の機能を使用して優先して印刷させるようにする。
図11は、本発明の画像形成装置における画像処理例を説明するためのフローチャートで、画像形成装置の一例である上記のデジタル複合機1におけるプレビュー時の印刷処理を示すものである。デジタル複合機1が利用者に操作され、画像データの印刷指示操作が行われた場合(ステップS1−Yes)、デジタル複合機1では、待機中の印刷ジョブがあるかどうかを判別する(ステップS2)。待機中の印刷ジョブがある場合には、図10の画面例に示すように、1または複数の印刷ジョブが印刷処理前の待機中のジョブとして保持されている。
ここで待機中の印刷ジョブがなければ、デジタル複合機1では、印刷指示された画像データの印刷処理を行う(ステップS7)。一方、待機中の印刷ジョブがある場合(ステップS2−Yes)、印刷指示された印刷対象の画像データがプレビューされたか否かを判別する(ステップS3)。プレビューは、上述したように画像データを印刷(画像形成)する前に仕上がり状態をユーザが確認するために画面表示させるものである。ここで印刷対象の画像データがプレビューされていれば、デジタル複合機1の優先印刷機能を利用した優先印刷処理が行われる。
優先印刷処理では、プレビューされた画像データの印刷ジョブを待機中の印刷ジョブの先頭に設定する(ステップS4)。つまり印刷の優先順位が最優先となるように設定する。そして印刷ジョブの優先順位の順に印刷処理を行う(ステップS5)。ここでは、印刷ジョブの先頭にプレビューされた画像データの印刷ジョブが設定されているため、最優先で印刷処理が行われる。このとき、印刷中の印刷ジョブがあれば、その印刷ジョブの印刷が終了した後に、最優先でプレビューされた画像データの印刷処理が行われる。
また、印刷対象の画像データがプレビューされることなく印刷指示が行われた場合には(ステップS3−No)、通常印刷処理が行われる。ここでは、プレビューされた画像データの印刷ジョブを待機中の印刷ジョブの最後に設定し(ステップS6)。印刷ジョブの優先順位の順に印刷処理を行う(ステップS7)。つまり印刷指示を行っても、待機中の印刷ジョブがあれば、その印刷ジョブの印刷が終了した後に今回印刷指示が行われた画像データの印刷処理が行われる。
上記のような処理により、印刷すべき画像データをプレビュー表示させたときに、優先印刷処理を実行させ、ユーザが印刷物をただちに入手できるようにすることで利便性を高めることができるようになる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置の一例としてのデジタル複合機を用いて構築される画像処理システムの構成例を示す模式図である。 図1のデジタル複合機の構成例を示す概略ブロック図である。 図2のデジタル複合機におけるタッチパネル及びキー操作部の一例を示す外観図である。 デジタル複合機の標準画面の例を示す図である。 図4の標準画面において両面コピーキーを操作したときの設定画面の一例を示す図である。 図4の標準画面において仕上げキーを操作したときに表示される仕上げの初期画面であるの一例を示す図である。 図6の初期画面においてステープルソートを選択したときの設定画面の一例を示す図である。 プレビュー画面の一例を示す図である。 プレビュー画面の他の例を示す図である。 本発明に係る画像形成装置が備える優先印刷機能の設定画面例を示す図である。 本発明の画像形成装置における画像処理例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…デジタル複合機、2…外部コンピュータ、3…外部コンピュータ、4…インターネットFAX装置、5…ファクシミリ装置、10…タッチパネル、11…パネル制御部、12…記録部、13…読取部、14…フォーマット変換部、15…画像記憶部、16…画像処理部、16a…プレビュー画像生成部、17…復号部、18…メイン制御部、19…制御用メモリ、20…キー操作部、21…LAN制御部、22…制御用バッファ、23…NCU、24…モデム、25…USBインタフェース、30…操作パネル、31…キー操作部、31a…テンキー、31b…クリアキー、31c…全解除キー、31d…スタートキー、31e,31f,31g…機能切替キー、31h…システム設定キー、32…タッチパネル、100…画面、101…印刷ジョブ、102…ユーザ/モード、103…終了部数、104…状況、105…プリントボタン、106…状況モード、107…優先キー、40…標準画面、41…コピーキー、42…イメージ送信キー、43…ドキュメントファイリングキー、44…両面コピーキー、45…キー、46…プレビュー確認キー、61…ソートキー、62…ステープルソートキー、63…グループキー、64…ステープルキー、65…パンチキー、66…紙折りキー、80…プレビュー画面、81…プレビュー画像、82…頁切換キー、83…頁表示、84…設定確認キー、85…縮小キー、86…回転キー、87…再設定キー、88…コピー開始キー。

Claims (2)

  1. 表示部と、画像データを記録媒体に画像形成する画像形成部と、画像形成対象の画像データのプレビュー画像を生成するプレビュー画像生成部と、該プレビュー画像生成部で生成されたプレビュー画像を前記表示部に表示させる表示制御部とを有し、前記画像形成部により画像データの画像形成を行う際に、所定の条件に該当する画像データを優先して印刷する優先印刷機能を備えた画像形成装置であって、
    前記プレビュー画像生成部によって生成され、前記表示制御部が前記表示部に表示させたプレビュー画像によりプレビューされた画像データを前記画像形成部が画像形成する場合には、前記優先印刷機能によって優先して画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取部及び外部機器から送信された画像データを受信する画像受信部を備え、前記読取部で読み取った画像データまたは前記画像受信部で受信した画像データを前記画像形成部で画像形成させる際に、該画像形成させる画像データが、前記プレビュー画像生成部によって生成され、前記表示制御部によって前記表示部に表示させた前記プレビュー画像によりプレビューされた画像データである場合には、前記優先印刷機能によって優先して画像形成を行うことと特徴とする画像形成装置。
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