JP4749040B2 - 溶剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、溶剤組成物に関し、詳しくは、特定のテトラリン化合物及び特定のポリエーテル化合物を組み合わせて得られ、安全性に優れ、低臭気で、種々の有機材料に対する溶解性に優れ、種々の基材に対する親和性にも優れた溶剤組成物に関するものである。
塗料、接着剤、印刷インキ等の分野においては、溶剤が重要な役割を果たしてきた。溶剤には、大きな溶質溶解性を有することが当然として要求される。また、これらの分野において、溶剤は、塗布面へのヌレ性、乾燥性等の性能に対して大きな影響を与える。
従来、塗料、接着剤、印刷インキ等の分野で常用されているセルロース樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂と共に用いる溶剤としては、グリコールエーテル系のセルソルブ類、特に酢酸セルソルブがその優れた性能から賞用されてきた。しかしながら、最近では公害問題等から化学物質の安全性に対する要求が極めて強くなり、酢酸セルソルブも毒性問題から使用制限が強化され、労働安全衛生法により作業環境管理濃度基準が設定されている。
このため、酢酸セルソルブに代わり得る溶解性を持ち、しかも安全性に懸念のない代替溶剤の開発が活発に行われている。
例えば、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メトキシプロパノール、β−エポキシプロピオン酸エチル等が有力代替溶媒候補として検討されているが、これらは、溶解力、安全性、臭気、操作性等の点で必ずしも満足できるものではない。これらの中では、安全性の観点からは、食品添加物としても認可されている乳酸エチルが最も好ましいと考えられるが、乳酸エチルは、高分子化合物及び各種添加剤に対する溶解性の点では十分満足できるとはいえない。
また、溶解性の観点からは、β−メトキシプロピオン酸メチルやβ−エトキシプロピオン酸エチル等のβ−アルコキシプロピオン酸アルキルエステル類が最も好ましいと考えられているが、これらも、高分子化合物あるいは各種添加剤に対する溶解性が未だ満足できるものではなく、さらに塗布後の揮発性の点でも未だ満足できるものではない。
また、溶剤は前述のような用途のほか、切削油、加工油、プレス油、防錆油、潤滑油、グリースあるいはピッチ等として用いられる油類の洗浄用、あるいはハンダフラックス、インキ、液晶等の洗浄用等にも用いられている。これらの洗浄用の溶剤としては、フロン113(1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリクロロエタン)、メチルクロロホルム(1,1,1−トリクロロエタン)及びトリクロロエチレン等のハロゲン系溶剤を主体にしたものが広く用いられている。特に、フロン113は、不燃性で毒性も低く、安全性に優れており、しかも金属、プラスチック、エラストマー等を侵さず、各種の汚れを選択的に溶解する性質があるため、幅広く用いられていた。しかし、フロン113及びメチルクロロホルムは、成層圏のオゾン層を破壊し、ひいては皮膚がんの発生を引き起こす原因となることから、その使用が急速に制限されつつある。また、トリクロロエチレンは、発がん性の疑いが持たれる等の問題があり、これも安全性の面から使用が制限されつつある。
このため、フロン113等に代わり得る洗浄性を持ち、しかもオゾン層破壊の懸念の無い代替フロン系洗浄剤の開発が活発に行われている。例えば、特許文献1には、1,2−ジフロロエタンを主成分とするものが提案されており、特許文献2には、1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフロロエタンとジメトキシベンゼンとの混合物が提案されており、特許文献3には、ヘキサフロオロベンゼンを主成分とするものが提案されているが、これらの溶剤も性能面でフロン113には及ばないほか、将来的にはこれらのハロゲン系溶媒も環境問題及び安全性の問題から全面的に使用規制される方向に進んでいる。
特開平1−132694号公報 特開平2−178396号公報 特開平3−167298号公報
従って、本発明の目的は、このような現状に鑑み、安全性に優れ、低臭気で、種々の有機材料に対する溶解性に優れ、種々の基材に対する親和性にも優れた溶剤組成物を提供することにある。
本発明者等は、鋭意検討を重ねた結果、テトラリン化合物及びポリエーテル化合物を組み合わせて得られる溶剤組成物が、上記課題を解決し得ることを知見した。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、(a)下記一般式(I)で表されるテトラリン化合物、及び(b)下記一般式(II)で表されるポリエーテル化合物を含有してなることを特徴とする溶剤組成物を提供するものである。
Figure 0004749040
Figure 0004749040
本発明の溶剤組成物は、安全性に優れ、臭気がほとんど無く、種々の有機材料に対する溶解性に優れ、種々の基材に対する親和性にも優れており、各種塗料、各種接着剤、各種コーティング材、各種洗浄剤等の種々の用途において好適に使用することができるものである。
以下、本発明の溶剤組成物について詳細に説明する。
(a)成分であるテトラリン化合物を表す上記一般式(I)中、R1及びR2で表される炭素原子数1〜10のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第二ブチル、第三ブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、イソノニル、デシル、イソデシル等の基が挙げられる。R1及びR2で表される炭素原子数1〜10のアルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、アミロキシ、ヘキシロキシ、エプチロキシ、オクトキシ、ノニルオキシ、デシロキシ等が挙げられる。R1及びR2で表される炭素原子数2〜10のアルケニル基としては、ビニル、アリル、ブテニル等が挙げられる。R1及びR2で表される炭素原子数2〜10のアルケニルオキシ基としては、ビニルオキシ、アリロキシ、ブテニルオキシ等が挙げられる。これらのアルキル基、アルコキシ基、アルケニル基及びアルケニルオキシ基を置換してもよいハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられる。
これらの中でも、R1は、炭素原子数1〜4のアルキル基であることが好ましく、R2も、炭素原子数1〜4のアルキル基であることが好ましい。
本発明に使用される(a)成分であるテトラリン化合物の具体例としては、下記に示す化合物が挙げられる。尚、これらのテトラリン化合物は、単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
Figure 0004749040
Figure 0004749040
これらのテトラリン化合物の中でも、テトラリン(上記〔化3〕に示したTEL)が、溶解性に特に優れているため好ましい。
(b)成分であるポリエーテル化合物を表す上記一般式(II)中、R3及びR4で表される炭素原子数1〜10のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第二ブチル、第三ブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、イソノニル、デシル、イソデシル等の基が挙げられる。これらの中でも、R3は炭素原子数1〜4のアルキル基であることが好ましく、R4も炭素原子数1〜4のアルキル基であることが好ましい。
本発明に使用される(b)成分であるポリエーテル化合物の具体例としては、下記の化合物が挙げられる。尚、これらのポリエーテル化合物は、単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
Figure 0004749040
Figure 0004749040
これらのポリエーテル化合物の中でも、〔(2−メトキシ−1,2−プロポキシ)メチル〕ベンゼン(上記〔化5〕に示したM1PMB及びM2PMB)並びに〔(2−メトキシ−1,2−プロポキシ)メチル〕トルエン(上記〔化5〕に示したM1PMoT及びM2PMoT)からなる群から選択される1種以上を使用すると、塗付面へのヌレ性の向上が一層図れるため好ましく、特に、〔(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)メチル〕ベンゼン(上記〔化5〕に示したM1PMB)を使用することが好ましい。
本発明の溶剤組成物は、(a)成分であるテトラリン化合物及び(b)成分であるポリエーテル化合物を含有してなるものであるが、それぞれの使用量は、(a)成分が0.1〜99.9質量%、特に5〜95質量%、(b)成分が0.1〜99.9質量%、特に5〜95質量%であることが好ましい。(a)成分が0.1質量%未満では、溶解性が不十分となりやすく、(b)成分が0.1質量%未満ではヌレ性が不十分となりやすい。
また、本発明の溶剤組成物においては、(a)成分であるテトラリン化合物及び(b)成分であるポリエーテル化合物の合計含有量が、本発明の溶剤組成物100質量部中、50〜100質量部であることが好ましく、75〜100質量部であることがさらに好ましい。
本発明の溶剤組成物は、水及び/又は他の有機溶剤を混合して使用することができる。
他の有機溶剤としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、3−メチルブタノール、メチルイソブチルカルビノール、ヘプタノール、オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、3,3,5−トリメチル−1−ヘキサノール、ノナノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、ナフチルアルコール、フッ素化アルコール等のアルコール類;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール等のグリコール類;3−メトキシブタノール、3−メチル−3−メトキシブタノール、エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセルソルブ)、エチレングリコールモノエチルエーテル(セルソルブ)、エチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルセルソルブ)、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(カルビトール)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトール)、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のエーテルアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類;ピロリドン、N−メチルピロリドン、テトラヒドロフラン、オキサゾール、ベンゾフラン、ジオキサン等のヘテロ複素環式化合物;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類ジメチルスルホキシド、スルホラン等のスルホン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、2−エチルヘキシルアセテート、シクロヘキシルアセテート、ベンジルアセテート、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル等のエステル類;ジベンジルエーテル、アニソール等のエーテル類;ニトロエタン、ニトロメタン等のニトロ化合物;アセトニトリル等のニトリル化合物;γ−ブチロラクトン等のラクトン類;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のエーテルエステル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クメン、シメン、ジヘキシルベンゼン、テトラメチルベンゼン、ジエチルベンゼン、ジブチルベンゼン、シクロヘキシルベンゼン、ビフェニル、メシチレン、ベンジルトルエン等の芳香族炭化水素;デカリン、アルキルデカリン、テトラリン等の縮合環炭化水素;n−ヘキサン、n−ヘプタン、ミネラルスピリット等の脂肪族炭化水素;シクロヘキサン、アルキルシクロヘキサン、アルキルシクロペンタン等の脂環式炭化水素等が挙げられる。
本発明の溶剤組成物は、各種塗料、各種接着剤、オフセットインク、平版インク、凸版インク、特殊インク、グラビア印刷インク、ボールペンインク、インクジェット印刷インク等の各種インク、各種コーティング材料等の用途に使用することができる。
本発明の溶剤組成物を塗料、接着剤、インク、コーティング材料等に使用する際には、バインダーとなる種々の高分子材料を併用することができる。該高分子材料としては、例えば、ロジン、セラック、コーパル、ダンマル、ギルソナイト、ゼイン、セルロース等の天然樹脂及びその誘導体;天然ゴム;各種油脂類;アクリル樹脂(ポリアクリレート、ポリメタクリレート等)、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、ノボラック樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、レゾルシノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、キシレン樹脂、ケトン樹脂、クロマン・インデン樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合樹脂、ポリビニルブチラール、塩素化ポリプロピレン、スチレン樹脂、ポリカーボネート、フェノキシ樹脂、ポリアクリロニトリル等の合成樹脂;クロロプレンゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、塩化ゴム、環化ゴム等の合成ゴム等が挙げられる。
また、本発明の溶剤組成物を塗料、接着剤、インク、コーティング材料等に使用する際には、各種の充填剤及び/又は顔料を併用することができる。該充填剤及び該顔料としては、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、セルロース、ケイ砂、セメント、カオリン、クレー、水酸化アルミニウム、ベントナイト、タルク、シリカ、微粉末シリカ、二酸化チタン、カーボンブラック、グラファイト、酸化鉄、瀝青物質、有機顔料等が挙げられる。
また、本発明の溶剤組成物を塗料、接着剤、インク、コーティング材料等に使用する際には、各種界面活性剤と組み合わせて使用することができる。該界面活性剤としては、アニオン性、ノニオン性、カチオン性、両イオン性、高分子系あるいは反応性界面活性剤のいずれも使用することができる。
上記アニオン性界面活性剤としては、例えば、ナトリウムドデシルサルフェート、カリウムドデシルサルフェート、アンモニウムドデシルサルフェート等のアルキルサルフェート;ナトリウムドデシルポリグリコールエーテルサルフェート;ナトリウムスルホリシノート;スルホン化パラフィンのアルカリ金属塩、スルホン化パラフィンのアンモニム塩等のアルキルスルホネート;ナトリウムラウレート、トリエタノールアミンオレート、トリエタノールアミンアビエテート等の脂肪酸塩;ナトリウムベンゼンスルホネート、アルカリフェノールヒドロキシエチレンのアルカリ金属サルフェート等のアルキルアリールスルホネート;高アルキルナフタレンスルホン酸;ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物;ジアルキルスルホコハク酸塩;ポリオキシエチレンアルキルサルフェート塩;ポリオキシエチレンアルキルアリールサルフェート塩等が挙げられる。
また、上記ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンポリプロピレン共重合体、ラウリルエーテルエチレンオキサイド付加物、セチルエーテルエチレンオキサイド付加物、ステアリルエーテルエチレンオキサイド付加物、オレイルエーテルエチレンオキサイド付加物、オクチルフェニルエーテルエチレンオキサイド付加物、ノニルフェニルエーテルエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタントリステアレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセスキオレート、ソルビタンジステアレート、ソルビタンモノラウレートエチレンオキサイド付加物、ソルビタンモノパルミテートエチレンオキサイド付加物、ソルビタンモノステアレートエチレンオキサイド付加物、ソルビタントリステアレートエチレンオキサイド付加物、ソルビタンモノオレートエチレンオキサイド付加物、ソルビタントリオレートエチレンオキサイド付加物、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、グリセロールモノステアレート、ポリエチレングリコールモノラウレート、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリエチレングリコールジステアレート、ポリエチレングリコールモノオレート、ポリエチレンアルキルアミン、ひまし油エチレンオキサイド付加物、硬化ひまし油エチレンオキサイド付加物あるいはこれらをポリイソシアネート化合物で縮合した縮合物等が挙げられる。
また、上記カチオン性界面活性剤としては、例えば、第1〜3級アミン塩;ピリジニウム塩;第四級アンモニム塩等が挙げられる。
また、上記両イオン性界面活性剤としては、ベタイン型、硫酸エステル型、スルホン酸型等の両イオン性界面活性剤等が挙げられる。
また、上記高分子系界面活性剤としては、例えば、ポリビニルアルコール;ポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム、ポリ(メタ)アクリル酸カリウム、ポリ(メタ)アクリル酸アンモニウム、ポリヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート;これらの重合体の構成単位である重合性単量体の二種以上の共重合体又は他の単量体との共重合体等が挙げられる。また、クラウンエーテル類等の相間移動触媒と称されるものも界面活性を示すものとして有用である。
また、上記反応性界面活性剤としては、分子内に不飽和単量体と共重合し得る不飽和結合を有するものであれば、ノニオン系、アニオン系あるいはカチオン系を問わず使用することができる。
また、本発明の溶剤組成物を塗料、接着剤、インク、コーティング材料等に使用する際には、可塑剤を併用することができる。該可塑剤としては、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、アジピン酸ジオクチル、アゼライン酸ジオクチル、クエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリブチル、セバチン酸ジブチル、セバチン酸ジオクチル、エポキシ化動植物油、エポキシ化脂肪酸エステル、ポリエステル系可塑剤、塩素化パラフィン等が挙げられる。
また、本発明の溶剤組成物を塗料、接着剤、インク、コーティング材料等に使用する際には、さらに必要に応じて、防錆剤、防腐剤、消泡剤、安定剤、酸化防止剤、増粘剤等の添加剤を配合することもできる。
また、本発明の溶剤組成物を使用した塗料、接着剤、インク、コーティング材料等は、種々の基材に適用することができる。該基材としては、例えば、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフッ化ビニル、ポリアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、シクロオレフィンポリマー、非晶質ポリオレフィン、フッ素系樹脂等の高分子材料;ガラス、セラミック等の無機材料等が挙げられる。
本発明の溶剤組成物は、さらに、従来の印刷技術を応用した光学記録材料、有機EL素子、電界効果トランジスタ等の電子デバイスの製造においても、各種有機化合物を溶解させる溶剤として活用することができる。
上記光学記録材料は、光メモリー色素含む色素層、PC基盤、反射膜等から構成されるものである。該光メモリー色素としては、例えば、シアニン系色素、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン系色素、ナフトラクタム系色素、ピコリン系色素、アゾ系色素、フェノチアジン系色素、ピリリウム系色素、チオピリリウム系色素、スクアリリウム系色素、アズレニウム系色素、インドフェノール系色素、インドアニリン系色素、トリフェニルメタン系色素、キノン系色素、アントラキノン系色素、アミニウム系色素、ジインモニウム系色素、金属錯塩系色素等が挙げられる。
上記有機EL素子は、発光材料を含む発光層、基板、ITO陽極、正孔注入層、正孔導電層、電子輸送層、AI陰極等から構成されるものである。該発光材料としては、例えば、フルオレン系誘導体、パラフェニレンビニレン誘導体、ポリフェニレン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ポリチオフェン誘導体、ペリレン系色素、クマリン系色素、ローダミン系色素、ピラン系色素、アンスロン系色素、ポルフィレン系色素、キナクドリン系色素、N,N’−ジアルキル置換キナクドリン系色素、ナフタルイミド系色素、N,N’−ジアリール置換ピロロピロール系色素等が挙げられる。
上記電界効果トランジスタは、有機半導体材料を含む半導体層、絶縁層、ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極等から構成されるものである。該有機半導体材料としては、例えば、N,N’−ジアルキルペリレン−3,4,9−10−テトラカルボン酸ジイミド等のペリレン系顔料、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸ジイミド類、各種金属フタロシアニン類、ニトロフルオレノン類、置換フルオレン・マロンニトリル付加物、ハロゲン化アントアントロン類、トリ(8−ハイドロキシキノリン)アルミニウム、並びにこれらを含有するオリゴマー及びポリマー等が挙げられる。
また、本発明の溶剤組成物は、プリント基板や液晶セル等に用いられるロジン系ハンダフラックスの除去や、電子部品や精密機械の固体表面、例えば、精密部品の金属部分及び精密部品の組立工程に使用される冶工具等の電子部品の金属部分や腐蝕加工部品(例えば、プリント配線、集積回路、シャドーマスク)等の固体表面に存在する油等の有機物を主体とする汚れの除去等に使用する洗浄剤としても使用することができる。
本発明の溶剤組成物を洗浄剤として使用する場合には、界面活性剤を組み合わせて使用することができる。該界面活性剤としては、アニオン系、カチオン系、両イオン系、ノニオン系のいずれも使用することができるが、洗浄面への影響からノニオン系界面活性剤が好ましい。
また、洗浄剤として使用する場合には、さらに必要に応じて、クエン酸、酒石酸、フタル酸等の有機酸;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン;防錆剤、防腐剤、消泡剤、安定剤、酸化防止剤等を配合することもできる。
また、洗浄方法は、浸漬法、超音波洗浄法、揺動法、スプレー法、蒸気洗浄法、手拭法、水置換乾燥法等の種々の洗浄方法を適用することができる。
以下、実施例等を示して本発明の溶剤組成物を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
〔実施例1〜5〕
表1に示した如き配合にて溶剤組成物S1〜S5をそれぞれ作成した。
Figure 0004749040
〔比較例1〜5〕
表2に示した如き配合にて溶剤組成物HS1〜HS5をそれぞれ作成した。
Figure 0004749040
〔評価例〕
上記の実施例及び比較例により得られた溶剤組成物並びにその他の溶剤(TEL単独、M1PMB単独)について、以下の評価及び測定を実施した。
(臭気評価)
被験者10名による官能試験で、○:ほとんど臭気なし、△:臭気あり、×:強い臭気ありの3段階にて評価した。
(溶解性評価)
〔表3〕に示した溶質(有機化合物)を5質量%加えて、30℃で1時間攪拌した後、溶解性を観察し、○:完全に溶解した、△:僅かに不溶物が見られる、×:全く又はほとんど溶解しないの3段階にて評価した。
(接触角測定)
中性洗剤で洗浄した後、超純水ですすいで乾燥したガラス(松浪硝子工業(株)製;MICRO SLIDE GLASS S 1226)上に、溶剤を10μL滴下し、協和界面科学(株)製CONTACT−ANGLE METER CA−Dを用いて接触角を測定した。測定時の気温は22〜25℃、湿度は50〜70%であった。接触角は、6回測定し、最大値及び最小値を除いた値の平均値とした(単位;°)。
尚、接触角が20°を超える場合には塗付が困難となり、15°以下である場合にはとりわけ塗布が良好となる。
これらの評価結果及び測定結果を〔表3〕に示した。
Figure 0004749040
表3より明らかなように、ナフタレン系溶剤とエーテル系溶剤とを組み合わせて得られる溶剤組成物は、バインダーとして使用される種々の有機化合物の溶解性に優れるものであるが、臭気が大きく、また、接触角が大きく基材に対するヌレ性に劣るものである(比較例1〜3)。ナフタレン系溶剤と、本発明に用いられる特定のポリエーテル化合物とを組み合わせた場合も、同様である(比較例5)。また、本発明に用いられる特定のテトラリン化合物と、本発明に用いられる特定のポリエーテル化合物以外のエーテル系溶剤(エチルセルソルブ)とを組み合わせた場合には、溶解性に優れるものの、臭気を有し、また、安全性の面での問題もある(比較例4)。
尚、本発明に用いる特定のテトラリン化合物を単独で使用するとヌレ性に劣り(BT)、本発明に用いる特定のポリエーテル化合物を単独で使用すると溶解性に劣る(M1PMB)。
これに対し、特定のテトラリン化合物及び特定のポリエーテル化合物を含有してなる本発明の溶剤組成物は、低臭気で、各種有機化合物に対する溶解性に優れ、基材に対するヌレ性にも優れたものである。

Claims (3)

  1. (a)下記一般式(I)で表されるテトラリン化合物、及び(b)下記一般式(II)で表されるポリエーテル化合物を含有してなることを特徴とする溶剤組成物。
    Figure 0004749040
    Figure 0004749040
  2. (a)テトラリン化合物が、テトラリンであることを特徴とする請求項1記載の溶剤組成物。
  3. (b)ポリエーテル化合物が、〔(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)メチル〕ベンゼンであることを特徴とする請求項1又は2記載の溶剤組成物。
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