JPS60238398A - インク洗浄剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １は）発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は各種インク、特に油溶性インクの洗浄剤に使用
されるインク洗浄剤に関するものである。

〔従来の技術〕

今日、印刷回路板あるいは自動車等をはじめとする各種
計器板において、高密度化、高精度化、高作業性、耐候
性の向上などのために、種々のインクが使用され、各種
機器の機能の改善が計られている。

この様なインクを使用する現場においては、スクリーン
印刷版、スキージ、パテ、ロールコータをはじめとする
各種治具及び印刷機、あるいは印刷回路基板からのイン
ク除去のために、種々のインク洗浄剤が使用されている
。

インクは大別すると油溶性のものと水溶性のものがあり
、その性質によりて洗浄剤も選択されている。

従来、非水系のインク洗浄剤としては、キシレン、トル
エン、酢酸エステルなどのシンナーあるいはブチルセル
ソルブ、ブチルカルピトールなどの高沸点溶剤を、トル
エン、トリク四ルエチレンと混合したものが使用されて
来た。

これらの溶剤はウェスなどにしみ込ませ、インクを手で
拭き取るという様な、環境上あるいは防災上問題がある
方法で使用されて来た。又スクリーン印刷におけるスク
リーンの洗浄においては、従来のφ拭き洗浄に代うて自
動的にスプレーを行う自動スプレー洗浄機の利用が増え
て来ているが、従来の洗浄剤では引火性あるいは使用中
の組成変化が懸念される。又、使用後の廃ｉＥは蒸留で
再生利用することが省資源につながるものの、従来の溶
剤では回収性の悪いものが多かった。

〔発明が解決しようとする問題〕

本発明者らはインク洗浄剤、特に自動スプレー洗浄機化
適合したインク洗浄剤について検討し、インク洗浄剤と
して要求される要件、すなわち■　インクの溶解性が高
いこと ■　不燃性あるいは難燃性であること ■　低毒性であること ■　使用中あるいは蒸留前後の組成変化が少ないこと ■　被洗浄物を侵さないこと　・ などの諸要件を満足し得るインク洗浄剤を提供すべく鋭
意研究を行なった結果、本発明を完成した。

リ　発明の構成 〔間履点を解決するための手段〕 本発明は安定化された１、１．１−）！Ｊクロルエタン
組成物（以下単に１．　１．　１−）リフ四ルエタン組
成物と称す）にメチルエチルケトンを添加してなるイン
ク洗浄剤である。

本発明における１、１．　１−）リクｐルエタン組成−
へ、４−ジオキサンニトロメタン、ニトロΔ エタンなどの脂肪族ニトロ化合物、ブチレンオキシド、
エビクロロヒドリンなどのエポキシ化合物などあるいは
その他の所望の安定剤により安定化されたものであり、
一般に市販されている蒸気洗浄あるいは浸漬洗浄などに
用いられ【いるものでもよい。

１、　１．　１−）リフ四ルエタン組成物およびメチル
エチルケトンの好ましい配合割合は、１，１゜１−トリ
ク四ルエタン組成物とメチルエチルケトンの合計量に対
し、メチルエチルケトンがｔＯ〜１０重量嗟更に好まし
くは′５．０〜７５重量−がよい。１０重量−を越える
と不燃性、難燃性の観点からみて好ましくな（，１０重
量−未満ではインク洗浄効果があまり期待出来ない。

本発明の作用効果を更に高める為に他の１種以上の添加
剤を併用することも可能であり、添加剤としては特に限
定される訳ではないが、例えば２−メトキシエタノール
、２−エトキシエタノール、プロピレングリコールモノ
メチルエーテルナトの如き低級グリコールエーテルが挙
げられる。

又、エタノール、プロパノーク、ブタノールの如き低級
アルーールも併用可能であるが、被洗浄物、特化スクリ
ーン印刷番ζおけるスクリーンにおいて乳剤を侵すこと
があるので、その点を注意しり四ルエタン組成物および
メチルエチルケトンの合計量１００重量部に対し、１０
〜ｚＯ重景部が好ましい。１０重量部未満では添加効果
があまりなく、又、７．０重量部を越えると引火性ある
いは被洗浄物に対する影響又経済面からみてもあまり好
ましいとはいえない。

本発明の製造方法はｊ、１．　ｉ７）リクロルエタン組
成物とメチルエチルケトン、必要とあれば他の添加剤を
単に混合するだけでよい。

〔実施例および比ＩＲ例〕

以下、実施例、比較、ＩＦｌキ用いて本発明の有効性を
具体的１こ説明する。

実施例１〜６、比較例１〜５　。

研磨した銅薄板（２０×６５％）に、第１表に掲げたイ
ンクをバーコータで均一に塗布し、テストピースとした
。５σｄのガラス瓶に第１表に掲げた溶剤５５ｗＪとテ
ストピースを入れ、書栓し、振盪器にて３０秒振盪し、
テストピースにおけるインクの除去状態を観察した。

その結果を第１表に示す。

憂１　商品名：スリーワンＳ（東亜合成化学工業■製：
主成分１，１．１−）リクロルエタン）および第１表記
載の成分からなる １２ＭＢＫ；メチルエチルケトン 費３Ａ；自動車等計器文字用インク・白色塩化ビニル−
酢酸ビニール−メタク リル酸エステル共重合体 Ｂ；自動車等計器文字用インク・緑色 ニトロセルレース系樹脂 Ｃ；ソルダーレジストインク・緑色 ２液熱硬化タイプ Ｄ；ソルダーレジストインク・緑色 紫外線硬化タイプ Ｅ；マーキング４ンク・白色・紫外線硬化タイグ畳４０
；捻とんど完全に除去できる Δ；一部インクが残留する ×；インクははとんど残留する 実施例７〜９ ８よひト町辱分１００１１４ン早黒笥し、題号ｂｕｙと
釜残５０ｍ１に区分し、各区分中の組成割合を分析した
。この結果を第２表に示す。メチルエチルケトンは一方
への偏りが少く、使用中あるいは蒸留再生時の組成変化
が少いことを示している。

第２表 ０）発明の効果 メチルエチルケトンと同族化合物で汎用溶剤として用い
られているアセトンは、インクの溶解性化関してはメチ
ルエ炊ケトンと同程度であるが、引火性が高（１，１，
１−）リクロ繋エタン組成物に対し少量添加するだけで
組成物が引火性となる。

又、メチルイソブチルケトンはインクの溶解性がメチル
エチルケトンより低くかつ沸点が高く、蒸留回収性が悪
い。

一方本発明は、前述した従来のインク洗浄剤や上記のよ
うな溶剤と比較して、環境上あるいは防災上の問題もな
く、優れた洗浄力を持ち、使用中あるいは再利用の際の
組成変化も少なく、又被洗浄物を侵すことがない優れた
インク洗浄剤である。

特許出願人 東亜合成化学工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｔ　安定化された１、’１．１’−）リクロルエタン組
   成物にメチルエチルケトンを添加してなるインク洗浄剤
   。