JP2005120389A - インキおよびペースト用洗浄剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】 非ハロゲン系溶剤を主成分とし、人体に対する毒性や安定性上の問題がなく、環境破壊物質の大気及び水系への排出がなく、環境への蓄積もなく、しかも各種インキ、ペースト類に対して高い溶解性、剥離性を有し、操作性の良い洗浄剤を開発すること。
【解決手段】 アセト酢酸エステル及びグリコールジエステルからなる群から選ばれた少なくとも一種のエステル化合物と、プロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシブチルアセテート、アセトフェノン等から選ばれた化合物とを有効成分とする洗浄剤。
【選択図】 なし
【解決手段】 アセト酢酸エステル及びグリコールジエステルからなる群から選ばれた少なくとも一種のエステル化合物と、プロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシブチルアセテート、アセトフェノン等から選ばれた化合物とを有効成分とする洗浄剤。
【選択図】 なし
Description
本発明はインキおよびペーストの洗浄剤に関するものであり、更に詳しくはレジストインキ、オフセットインキ、UVインキ、グラビアインキ、スクリーン印刷用インキ、フレキソインキ、油性マーカー、メタルペースト、カーボンペースト等の各種インキやペーストの洗浄、剥離に適した洗浄剤に関する。本発明のインキおよびペースト用洗浄剤は印刷工業、塗料工業あるいは電子工業など多くの場面で用いることが出来る。
従来、各種印刷、電子回路板製造、あるいは計器板製造など幅広い分野でインキ、ペーストが使用されているが、耐候性、作業性あるいは精度の向上を図るため、種々のインキ、ペーストが開発され、使い分けられている。
通常、各種インキを用いた印刷で、インキの種類あるいは色替え、版替えおよび中断後に再開する際などに、インキ壷、インキ供給ローラーなどのインキ供給系や各種印刷用スクリーン版、メタルマスク版、グラビア版などに付着したインキ、ペーストを洗浄除去する必要がある。しかし、インキ、ペーストはその種類、例えばベースポリマーの種類、あるいは紫外線硬化、熱硬化または蒸気硬化などの硬化機構の種類などにより、溶剤に対する溶解性が非常に異なるため、どのインキにも適応可能な洗浄力を有するためには強力な溶解力が要求される。
このため、上記用途のインキ洗浄剤としては、溶解力の大きな1,1,1ートリクロルエタンやトリクロルエチレンなどのハロゲン化炭化水素を主剤としたものが広く用いられている(例えば、特許文献1〜3)。しかし、これらのハロゲン化炭化水素系の溶剤は人体に対する毒性が懸念されるうえ、オゾン層破壊という地球環境保全面での問題も生じ、その使用が規制されつつある。
このため、人体への安全性が高く、また環境破壊のないインキ洗浄剤として乳酸アルキルエステルを主成分とするものが提案されている(特許文献4)。乳酸アルキルエステルは低毒性であり、環境破壊、環境蓄積などもなく非常に安全性の高い溶剤ではあるが、ポリマー系のインキに対する溶解力が不十分であり、インキやペーストの洗浄剤としては未だ満足できるものではない。
このように、当業技術分野では、非ハロゲン系溶剤を主成分とし、人体に対する毒性や安全性上の問題がなく、環境破壊物質の大気および水系への排出がなく、環境への蓄積もなく、しかも各種印刷インキ、ペースト類に対し高い溶解力を有する洗浄剤の開発が重要な課題になっている。本発明は、前述したような従来のハロゲン系洗浄剤や、乳酸アルキルエステル系の代替洗浄剤の持つ欠点を克服し、低毒性で安全な溶媒系からなり、各種インキやペーストに対する洗浄能力が高く、環境破壊物質の大気および水系への排出が無く、環境への蓄積もなく、不快臭も無く、しかも沸点も比較的高く安全で操作性の良いインキおよびペースト用洗浄剤を提供することを目的としてなされたものである。
本発明者らは、前記の好ましい性質を有するインキおよびペースト用洗浄剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、アセト酢酸エステルおよびグリコールジエステルなどのエステル化合物が各種印刷インキ、ペースト類に対し高い溶解力を有し、著しく良好な洗浄、剥離作用を示し、その目的に適合することを見いだし、本発明に到達した。すなわち、本発明は、下記の一般式(1)で表されるアセト酢酸エステル
(ただし、式中R1 は炭素数1〜8の直鎖または分枝状アルキル基、シクロヘキシル基、またはベンジル基を表す。)および下記の一般式(2)で表されるグリコールジエステル
(ただし、式中R2 およびR3 は炭素数1〜6のアルキル基、nは2〜5の整数、mは1〜4の整数を表す。)
から選ばれた少なくとも一種のエステル化合物と、下記A群から選ばれた少なくとも一種の化合物とを有効成分として含有することを特徴とするインキおよびペースト用洗浄剤に関する。
A群 : プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシブチルアセテート、2−エチルヘキシルアセテート、ブチルアセテート、ブチルプロピオネート、コハク酸ジメチル、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、γ−ブチロラクトン、プロピレンカーボネート、ジブチルエーテル、ブタノール、アセトフェノン、メチルイソブチルケトン、メチルイソアミルケトン、N,N−ジメチルホルムアミド、アニソール、キシレン
から選ばれた少なくとも一種のエステル化合物と、下記A群から選ばれた少なくとも一種の化合物とを有効成分として含有することを特徴とするインキおよびペースト用洗浄剤に関する。
A群 : プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシブチルアセテート、2−エチルヘキシルアセテート、ブチルアセテート、ブチルプロピオネート、コハク酸ジメチル、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、γ−ブチロラクトン、プロピレンカーボネート、ジブチルエーテル、ブタノール、アセトフェノン、メチルイソブチルケトン、メチルイソアミルケトン、N,N−ジメチルホルムアミド、アニソール、キシレン
本発明のインキ、及びペースト洗浄剤は次のような利点を有する。
(1)各種インキ、ペースト類に対する溶解性が極めて高い。
(2)天然及び合成高分子の溶解性が極めて高く、インキ、ペーストの除去性
に優れる。
(3)多くの有機溶剤と自由に混和し、混合使用が可能である。
(4)生分解性があり、自然界への蓄積がない。
(5)低毒性であり、安全性が高い。
(6)沸点及び引火点が比較的高く、操作性や安全性も著しく向上する。
(7)各種印刷版や印刷関連部品などに使用される部材を侵さない。
(8)所要の各成分を単に混合するだけで、容易に調製できる。
(1)各種インキ、ペースト類に対する溶解性が極めて高い。
(2)天然及び合成高分子の溶解性が極めて高く、インキ、ペーストの除去性
に優れる。
(3)多くの有機溶剤と自由に混和し、混合使用が可能である。
(4)生分解性があり、自然界への蓄積がない。
(5)低毒性であり、安全性が高い。
(6)沸点及び引火点が比較的高く、操作性や安全性も著しく向上する。
(7)各種印刷版や印刷関連部品などに使用される部材を侵さない。
(8)所要の各成分を単に混合するだけで、容易に調製できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のインキおよびペースト用洗浄剤は、アセト酢酸エステルおよびグリコールジエステルなどのエステル化合物を含有することが重要な点である。
本発明のインキおよびペースト用洗浄剤は、アセト酢酸エステルおよびグリコールジエステルなどのエステル化合物を含有することが重要な点である。
アセト酢酸エステル(一般式(1)に相当)としては、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸n−プロピルやアセト酢酸イソプロピルなどのアセト酢酸プロピル類、アセト酢酸n−ブチルやアセト酢酸sec−ブチルなどのアセト酢酸ブチル類、アセト酢酸n−ペンチルなどのアセト酢酸ペンチル類、アセト酢酸n−ヘキシルなどのアセト酢酸ヘキシル類、アセト酢酸2−エチルヘキシル、アセト酢酸シクロヘキシル、アセト酢酸ベンジルなどが挙げられる。
グリコールジエステル(一般式(2)に相当)としては、エチレングリコールジアセテート、ジエチレングリコールジアセテート、トリエチレングリコールジアセテート、エチレングリコールジプロピオネート、ジエチレングリコールジプロピオネート、トリエチレングリコールジプロピオネート、プロピレングリコールジアセテート、ジプロピレングリコールジアセテート、トリプロピレングリコールジアセテート、プロピレングリコールジプロピオネート、ジプロピレングリコールジプロピオネート、トリプロピレングリコールジプロピオネート、エチレンプロピレングリコールジアセテート、エチレンプロピレングリコールジプロピオネート、エチレンジプロピレングリコールジアセテート、エチレンジプロピレングリコールジプロピオネート、ジエチレンプロピレングリコールジアセテート、ジエチレンプロピレングリコールジプロピオネート、ジエチレンジプロピレングリコールジアセテート、ジエチレンジプロピレングリコールジプロピオネートなどが挙げられる。特にエチレングリコールジアセテート、エチレングリコールジプロピオネート、ジエチレングリコールジアセテート、ジエチレングリコールジプロピオネート、プロピレングリコールジアセテート、プロピレングリコールジプロピオネート、ジプロピレングリコールジアセテート、ジプロピレングリコールジプロピオネート、トリプロピレングリコールジアセテート、トリプロピレングリコールジプロピオネート等が、洗浄力の点から好ましい。
これらのアセト酢酸エステルおよびグリコールジエステルは、単独で用いてもよいし、また2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のインキおよびペースト用洗浄剤中におけるアセト酢酸エステルおよびグリコールジエステルの含有量は、その用途や配合などにより異なるが、通常は5〜100重量%、好ましくは10〜90重量%、特に好ましくは15〜80重量%である。
本発明におけるアセト酢酸エステルおよびグリコールジエステルは、下記の一般式(3)、(4)および(5)で表されるオキシイソ酪酸エステルと併用することができる。これにより洗浄効果が一層向上する。
(ただし、前記各式中、R4 およびR5 は炭素数1〜4のアルキル基を表す。)
オキシイソ酪酸アルキルエステルとしては、αーメトキシイソ酪酸メチル、αーメトキシイソ酪酸エチル、αーエトキシイソ酪酸メチル、αーエトキシイソ酪酸エチル、βーメトキシイソ酪酸メチル、βーメトキシイソ酪酸エチル、βーエトキシイソ酪酸メチル、βーエトキシイソ酪酸エチル、αーヒドロキシイソ酪酸メチルまたはαーヒドロキシイソ酪酸エチルなどが挙げられる。特にβーメトキシイソ酪酸メチルまたはαーヒドロキシイソ酪酸メチルが洗浄力の点から好ましい。これらのオキシイソ酪酸アルキルエステルとしては単独で用いてもよいし、また2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の洗浄剤中におけるオキシイソ酪酸アルキルエステル類の含有量は、その用途や配合などにより異なるが、通常は0〜70重量%、好ましくは2〜60重量%、特に好ましくは4〜50重量%である。
また、本発明におけるアセト酢酸エステル、グリコールジエステルおよびオキシイソ酪酸アルキルエステルは、水やアルコール類、エステル類、エーテル類、ケトン類、アミド類、グリコールエーテル類、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類などの他の有機溶剤とも良く相溶し、印刷工業、塗料工業、電子工業など広範囲の分野で用いる各種のインキ、ペースト類に対して優れた洗浄作用や、水リンス性能の付与など優れた性能を発揮する。このため、本発明における洗浄剤成分は、水や他の有機溶剤と混合して用いることもできる。
混合される溶剤は特に制限されるものではなく、水やアルコール類、エステル類、エーテル類、ケトン類、アミド類、グリコールエーテル類、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類など幅広く使用できるが、好ましいものとしては、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、メチルイソブチルカルビノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、3−メチルブタノール、3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノール、2−エチル−1−ヘキサノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、プロピレングリコール、3−メトキシブタノール、3−メチル−3−メトキシブタノール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、トリプロピレングリコールジメチルエーテル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソアミルケトン、アセトフェノン、プロピオフェノン、ベンゾフェノン、シクロヘキサノン、イソホロン、ピロリドン、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、スルホラン、メチルアセテート、エチルアセテート、ブチルアセテート、アミルアセテート、3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、メチル 3−メトキシプロピオネート、エチル 3−エトキシプロピオネート、2−エチルヘキシルアセテート、シクロヘキシルアセテート、ベンジルアセテート、メチルプロピオネート、エチルプロピオネート、ブチルプロピオネート、ベンジルプロピオネート、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息香酸イソアミル、安息香酸ベンジル、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジフェニルエーテル、ベンジルメチルエーテル、ベンジルエチルエーテル、アニソール、フェネトール、ブチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、テトラヒドロフラン、ジベンジルエーテル、アセトニトリル、γ−ブチロラクトン、プロピレンカーボネート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジアセトンアルコール、マレイン酸ジメチル、マロン酸ジメチル、コハク酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、フタル酸ジメチル、ケイ皮酸メチル、ケイ皮酸エチル、トルエン、キシレン、テトラリン、デカリン、リモネンおよび沸点が30から300℃の範囲の直鎖パラフィン、イソパラフィンおよび/またはナフテンから選ばれた脂肪族炭化水素類などが挙げられる。
これらの中で、特に、水、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、3−メトキシブチルアセテート、2−エチルヘキシルアセテート、γ−ブチロラクトン、プロピレンカーボネート、ジアセトンアルコール等が、洗浄性向上、水リンス性付与などの点から好ましい。
これらの化合物は2種類以上を組み合わせて用いることもできる。これらの使用量は、その用途や配合により異なるが、通常は0〜95重量%、好ましくは10〜80重量%、特に好ましくは20〜60重量%である。
また、洗浄力向上のため、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、またはカチオン系界面活性剤などの界面活性剤や、酸性化合物または塩基性化合物を必要により併用することもできる。
本発明の洗浄剤は、レジストインキ、オフセットインキ、UVインキ、グラビアインキ、スクリーン印刷用インキ、フレキソインキ、油性マーカー、メタルペースト、カーボンペースト等の各種インキ、ペーストに対して有効に適用できる。また、本発明の洗浄剤により洗浄する被洗浄物としては、例えば印刷工程で使用されるインキ壷やインキ供給ローラー等のインキ供給部品、スクリーン版、メタルマスク版、グラビア版等の各種印刷版、及びスキージ等のスクリーン印刷時に使用される付属品等が挙げられる。
洗浄方法としては、超音波洗浄、スプレー洗浄、液中噴流洗浄、浸漬洗浄や洗浄剤を染み込ませたウエス等での拭き取りによる洗浄等の方法が用いられる。
以下、本発明を実施例及び比較例によって具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
評価試験
表面を研磨したアルミ板(50×20×2mm)に下記A〜Eの市販インキ、ペーストをバーコーダーで均一に塗布したものをテストピースとして用いた。
A : 計器板文字用インキ(緑色、セルロース樹脂系)
B : ソルダーレジストインキ(緑色、熱硬化タイプ)
C : マーキングインキ(白色、紫外線硬化タイプ)
D : スクリーン印刷用インキ(白色、塩ビ−アクリル系)
E : カーボンペースト(高抵抗用)
インキ、ペーストを塗布してから1時間後、本発明の組成の洗浄剤の入った超音波洗浄機中にテストピースを投入し、室温下で30秒間超音波洗浄し、乾燥した後、残存付着量を測定し評価した。なお、残存付着量の測定は目視及び金属顕微鏡にて判定した。
○ : 目視及び金属顕微鏡にて残存付着物なし
△ : 目視では残存付着物はないが、金属顕微鏡ではあり
× : 目視にて残存付着物あり
表面を研磨したアルミ板(50×20×2mm)に下記A〜Eの市販インキ、ペーストをバーコーダーで均一に塗布したものをテストピースとして用いた。
A : 計器板文字用インキ(緑色、セルロース樹脂系)
B : ソルダーレジストインキ(緑色、熱硬化タイプ)
C : マーキングインキ(白色、紫外線硬化タイプ)
D : スクリーン印刷用インキ(白色、塩ビ−アクリル系)
E : カーボンペースト(高抵抗用)
インキ、ペーストを塗布してから1時間後、本発明の組成の洗浄剤の入った超音波洗浄機中にテストピースを投入し、室温下で30秒間超音波洗浄し、乾燥した後、残存付着量を測定し評価した。なお、残存付着量の測定は目視及び金属顕微鏡にて判定した。
○ : 目視及び金属顕微鏡にて残存付着物なし
△ : 目視では残存付着物はないが、金属顕微鏡ではあり
× : 目視にて残存付着物あり
実施例1〜31
本発明のアセト酢酸エステルについて、インキおよびペースト用洗浄剤としての評価試験を行った。その結果を表1〜表4に示す。
本発明のアセト酢酸エステルについて、インキおよびペースト用洗浄剤としての評価試験を行った。その結果を表1〜表4に示す。
実施例32〜61
本発明のグリコールジエステルについて、インキおよびペースト用洗浄剤としての評価試験を行った。その結果を表5〜表9に示す。
本発明のグリコールジエステルについて、インキおよびペースト用洗浄剤としての評価試験を行った。その結果を表5〜表9に示す。
比較例1〜5
従来使用されている組成のインキ洗浄剤を用いた以外は上記実施例と同様な方法で評価した結果を表10に示した。
従来使用されている組成のインキ洗浄剤を用いた以外は上記実施例と同様な方法で評価した結果を表10に示した。
本発明はインキおよびペーストの洗浄剤に関するものであり、更に詳しくはレジストインキ、オフセットインキ、UVインキ、グラビアインキ、スクリーン印刷用インキ、フレキソインキ、油性マーカー、メタルペースト、カーボンペースト等の各種インキやペーストの洗浄、剥離に適した洗浄剤に関する。本発明のインキおよびペースト用洗浄剤は印刷工業、塗料工業あるいは電子工業など多くの場面で用いることが出来る。
Claims (2)
- 下記の一般式(1)で表されるアセト酢酸エステル
A群 : プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシブチルアセテート、2−エチルヘキシルアセテート、ブチルアセテート、ブチルプロピオネート、コハク酸ジメチル、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、γ−ブチロラクトン、プロピレンカーボネート、ジブチルエーテル、ブタノール、アセトフェノン、メチルイソブチルケトン、メチルイソアミルケトン、N,N−ジメチルホルムアミド、アニソール、キシレン
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005026221A JP2005120389A (ja) | 1995-11-14 | 2005-02-02 | インキおよびペースト用洗浄剤 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2005026221A JP2005120389A (ja) | 1995-11-14 | 2005-02-02 | インキおよびペースト用洗浄剤 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30414996A Division JP3962116B2 (ja) | 1995-11-14 | 1996-10-31 | インキおよびペースト用洗浄剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005120389A true JP2005120389A (ja) | 2005-05-12 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005026221A Pending JP2005120389A (ja) | 1995-11-14 | 2005-02-02 | インキおよびペースト用洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005120389A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008133326A1 (ja) | 2007-04-25 | 2008-11-06 | Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. | インクジェットプリンター用メンテナンス液 |
JP2010189635A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-09-02 | Kaken Tec Kk | 洗浄剤組成物用原液、洗浄剤組成物、および洗浄方法 |
US9085751B2 (en) | 2010-07-09 | 2015-07-21 | Kaken Tech Co., Ltd. | Liquid concentrate for cleaning composition, cleaning composition and cleaning method |
-
2005
- 2005-02-02 JP JP2005026221A patent/JP2005120389A/ja active Pending
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WO2008133326A1 (ja) | 2007-04-25 | 2008-11-06 | Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. | インクジェットプリンター用メンテナンス液 |
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Date | Code | Title | Description |
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