JP4748978B2 - 圧電/電歪素子及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板上に固着して形成された電極層と、その電極層上に固着して形成された圧電/電歪層と、からなる圧電/電歪素子、及びその製造方法に関する。
この種の圧電/電歪素子としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものが知られている。かかる圧電/電歪素子においては、ジルコニアを主成分とするセラミックス基板の表面上に、金属を主成分とする電極層が固着して形成されていて、この電極層の上に、圧電/電歪層が固着して形成されている。かかる構成を有する圧電/電歪素子は、一般に、以下の通りの製造方法により製造される。
まず、基板の表面上に、電極層又は当該電極層の基となる(熱処理等により電極層となり得る)塗布層が形成される(第1層形成工程:以下、電極層と塗布層とを総称したものを、単に「第1の層」と称する。)。次に、この第1の層の上に、圧電/電歪材料を含む第2の層を形成する(第2層形成工程)。続いて、当該第2層形成工程を経た対象物が所定の焼成温度に加熱されることで、少なくとも第2の層が焼成される(焼成工程:前記第1の層が電極層そのものである場合、当該焼成工程では前記第2の層のみが焼成される。前記第1の層が前記塗布層である場合、当該焼成工程では前記第1及び第2の層の双方が焼成される。)。そして、焼成工程を経た対象物は、焼成温度から自然冷却以上の降温速度で冷却される(冷却工程)。
特開2001−284677号公報
この種の圧電/電歪素子の開発にあたって、様々な特性(圧電/電歪特性のみならず、人体に有害な成分の不使用等の環境特性も含む。)を得るために、圧電/電歪層や基板を構成する材質として、様々なものが用いられ得る。
ここで、圧電/電歪層を構成する材質と、基板を構成する材質との組み合わせによっては、圧電/電歪層の熱膨張率が基板の熱膨張率よりも大きい場合が生じ得る。かかる場合、冷却工程中において、圧電/電歪層の方が基板よりも大きく収縮しようとするので、収縮量の小さい基板によって圧電/電歪層の収縮が妨げられ、その結果、圧電/電歪層には引張方向の応力が発生する。
この圧電/電歪層と基板との熱膨張率の差が大きい場合、従来の製造方法においては、圧電/電歪層には上述の引張方向の大きな残留応力が生じているので、圧電/電歪特性が悪くなっていた。また、冷却工程の途中、又はその後の分極処理中にて圧電/電歪層にクラックが生じることも有りうる。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、良好な圧電/電歪特性を備えた圧電/電歪素子、及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、基板と、その基板上に固着して形成された電極層と、その電極層上に固着して形成された圧電/電歪層と、からなる圧電/電歪素子をその適用対象とし、前記電極層が高温クリープにより変形されていることをその特徴としている。
また、本発明の圧電/電歪素子の製造方法は、前記基板上に電極層を形成するために、当該基板上に金属を含む第1の層を形成する第1層形成工程と、前記第1層形成工程により形成された第1の層の上に圧電/電歪材料を含む第2の層を形成する第2層形成工程と、前記第1及び第2の層が形成された前記基板を焼成温度に加熱して少なくとも前記第2層形成工程により形成された前記第2の層を焼成することで前記圧電/電歪素子を形成する焼成工程と、前記焼成工程の後に自然冷却以上の降温速度で前記圧電/電歪素子を冷却する冷却工程と、を含む圧電/電歪素子の製造方法をその適用対象とする。
そして、本発明の圧電/電歪素子の製造方法の特徴は、前記冷却工程の途中に、温度を前記焼成温度よりも低い一定温度に保持する温度保持工程を含むことにある。すなわち、本発明の圧電/電歪素子の製造方法によれば、所定の焼成温度から所定の保持温度まで自然冷却以上の降温速度で冷却された後、温度が当該保持温度にて所定時間保持され、その後、自然冷却以上の降温速度で再度冷却される。
かかる冷却工程によれば、焼成後に自然冷却以上の降温速度で冷却されことで、圧電/電歪層における結晶粒の大きさが所定の圧電/電歪特性を示し得る程度に制御される。すなわち、自然冷却された場合に発生するような圧電/電歪層における結晶粒の過度の成長が防止される。また、所定の保持温度にて所定時間保持されることで、冷却中に基板と圧電/電歪層との熱膨張率の差に基づいて生じた当該圧電/電歪層内の残留応力により、金属を主成分とする電極層にて高温クリープが発生し、この結果、当該圧電/電歪層内の残留応力が緩和される。
ここで、例えば、上述の第1層形成工程が、蒸着やメッキ等により前記基板上に金属の電極層を直接形成する工程である場合、前記「第1の層」は電極層そのものを指す。
また、例えば、上述の第1層形成工程が、金属ペーストの塗布工程のような、最終的な電極層を得るために所定の後工程(熱処理等)を要する工程である場合、前記「第1の層」は前記所定の後工程が施される前の層(金属ペーストの塗布層等)を指す。この場合、電極層は、例えば、焼成工程にて第2の層とともに焼成されることにより形成され得る。あるいは、電極層は、第2層形成工程に先立って行われる電極層焼成工程によって焼成され得る。
なお、温度保持工程は複数回行われてもよい。すなわち、例えば、前記冷却工程にて、焼成温度から第1の保持温度まで自然冷却以上の降温速度で冷却された後、第1の保持温度にて温度が所定時間保持される。その後、当該第1の保持温度から第2の保持温度まで自然冷却以上の降温速度で冷却され、当該第2の保持温度にて温度が所定時間保持される。続いて、当該第2の保持温度から自然冷却以上の降温速度で冷却される。
前記一定温度は、前記電極層を構成する前記金属が高温クリープする温度域内(すなわち前記金属の融点Tm(単位:絶対温度K)の0.3倍以上)の温度であることが好ましい。さらに、前記一定温度は0.5Tm(K)以上の温度であることがより好ましい。
本発明によれば、圧電/電歪層の残留応力が電極層の(高温)クリープによって緩和される。これにより、残留応力による圧電/電歪層の特性悪化が改善され、良好な圧電/電歪特性を有する圧電/電歪素子を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を、図面や表を参照しながら説明する。
(圧電/電歪素子の構成)
図1は、本実施形態に係る圧電/電歪素子10の概略構成を示す側断面図である。
圧電/電歪素子10は、基板11と、その基板11の表面上に形成された中間電極層12と、その中間電極層12の上に形成された圧電/電歪層13とから構成されている。
基板11は、セラミックス製の薄板から構成されている。基板11を構成する材料としては、例えば、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、窒化アルミニウム、窒化珪素が、好適に用いられ得る。また、酸化ジルコニウムの中でも、完全安定化酸化ジルコニウムを主成分とする材料、及び部分安定化酸化ジルコニウムを主成分とする材料は、薄肉としても機械的強度が大きいこと、靭性が高いこと、中間電極層12及び圧電/電歪層13を構成する材料との反応性が小さいこと等から、最も好適に用いられ得る。
中間電極層12は、基板11の表面上に固着して形成されている。ここで、「固着」とは、接着剤を用いることなく直接かつ緊密に接合することを意味する(以下同様)。この中間電極層12は、金属を主成分とした層からなり、この主成分たる金属としては、白金、金、銀、イリジウム、パラジウム、ロジウム、モリブデン、タングステン及びこれらの合金が好適に用いられ得る。また、中間電極層12には、基板11や圧電/電歪層13の材質と前記金属の種類との組み合わせに応じて、基板11等との固着性を高める添加剤(例えば低融点ガラス等)が適宜添加され得る。
中間電極層12の厚さは、詳細は後述するが、好ましくは0.1〜20μm、より好ましくは1〜5μmに形成されている。
圧電/電歪層13は、中間電極層12の上側に固着して形成されている。この圧電/電歪層13は、所謂圧電/電歪材料(圧電セラミックス材料)から構成されている。この圧電/電歪材料としては、ペロブスカイト型強誘電体、タングステン・ブロンズ型強誘電体、ビスマス層状構造強誘電体等を主成分とする材料が好適に用いられ得る。
前記の各強誘電体の具体例としては、鉛系の材料として、チタン酸鉛、ジルコン酸鉛、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、マグネシウムニオブ酸鉛(PMN)、ニッケルニオブ酸鉛(PNN)、マンガンニオブ酸鉛、アンチモンスズ酸鉛、亜鉛ニオブ酸鉛等が挙げられる。また、非鉛系材料として、チタン酸バリウム、チタン酸ビスマスナトリウム、ニオブ酸ストロンチウムナトリウム、ニオブ酸バリウムナトリウム、ニオブ酸カリウム、ニッケルチタン酸ビスマス、Ba2NaNb515、Bi4Ti312(BIT)、BaNd2Ti412(BNT)、(Bi0.5Na0.5)TiO3等が挙げられる。さらに、これらの混合物や固溶体等の複合材料(例えば、PMN−PZ−PT三成分固溶体、(Bi0.5Na0.5)TiO3−BaTiO3(BNT−BT)系固溶体、(Bi0.5Na0.5)TiO3−BaTiO3−SrTiO3(BNT−BT−ST)系固溶体、(1−x)(Bi0.5Na0.5)TiO3−xKNbO3[xはモル分率で0≦x≦0.06]等)も好適に用いられ得る。
なお、これらの圧電/電歪材料には、ランタン、バリウム、ニオブ、亜鉛、セリウム、カドミウム、クロム、コバルト、ストロンチウム、アンチモン、鉄、イットリウム、タンタル、タングステン、ニッケル、マンガン等の酸化物やそれらの他の化合物が適宜添加され得る。
上述の圧電/電歪層13を構成する圧電/電歪材料の原料としては、例えば、Ba、Bi、Na、Ti、K、Nb等の各元素の酸化物(例えば、BaO、Na2O、TiO2、K2O、Nb25等)、又は焼成により酸化物に変わるこれら各元素の化合物(例えば、水酸化物、炭酸塩、シュウ酸塩、硝酸塩等)、これら各元素を複数含有する化合物(例えば、MgNb2O)、又はこれら各元素の単体金属や合金等を挙げることができる。これらの原料は、1種単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、圧電/電歪層13の形成方法としては、例えば、スクリーン印刷法、ディッピング法、塗布法、グリーンシート法等の一般的な製造プロセスが用いられ得る。
かかる構成を有する圧電/電歪素子10は、少なくとも中間電極層12を所定の電源に接続して圧電/電歪層13の両端に所定の駆動電圧を印加することにより、当該圧電/電歪層13に電界誘起歪が発生し、この電界誘起歪により基板11にて振動等の所定の作用を奏するようになっている。ここで、より小さな駆動電圧で大きな電界誘起歪を得るため、圧電/電歪層13の厚さは、好ましくは3〜50μm、より好ましくは40μm以下に形成されている。
ここで、本圧電/電歪素子10においては、圧電/電歪層13を構成する圧電/電歪材料として、線膨張係数が基板11の線膨張係数よりも大きな材料が用いられている。また、詳細は後述するが、中間電極層12は、線膨張係数の異なる基板11と圧電/電歪層13とに挟まれた状態で、図示の通り、高温クリープによりせん断方向に塑性変形されていて、これにより圧電/電歪層13の内部に残留する引張応力が緩和されるようになっている。この中間電極層12において高温クリープによる変形が生じているか否かは、走査電子顕微鏡(SEM)によるボイドの変形の観察や亜粒界観察、透過電子顕微鏡(TEM)による転位や亜粒界の観察によって確認可能である。
(圧電/電歪素子の製造方法)
続いて、上述のような構成の圧電/電歪素子10の製造方法について、図2及び図3を用いて説明する。
まず、図2(a)に示されているように、基板11の上に中間電極層12が形成される(中間電極層形成工程)。この中間電極層12を形成する方法としては、例えば、イオンビーム、スパッタリング、真空蒸着、PVD、イオンプレーティング、CVD、メッキ、スクリーン印刷、スプレー塗布、ディッピング等を挙げることができる。これらのうち、基板11及び圧電/電歪層13との接合性の観点から、スパッタリング、又はスクリーン印刷を用いることが好ましい。
なお、形成された中間電極層12は、500〜1400℃程度の温度で熱処理することにより、基板11と固着して当該基板11と一体化することができる。この熱処理は、焼成前の圧電/電歪層13’を形成する前に行われてもよいし、次に述べる圧電/電歪層13の焼成のための熱処理とともに一括して行われてもよい。圧電/電歪特性を考慮すると、圧電/電歪層13に用いられる圧電/電歪材料が1000℃以下の低温で焼成する材料である場合においては、中間電極層12としてAgやAu等の低融点の金属電極を用いることが好ましい。
次に、図2(b)に示されているように、中間電極層12の上に、圧電/電歪材料を含む焼成前の圧電/電歪層13’が形成される(焼成前圧電/電歪層形成工程)。この焼成前の圧電/電歪層13’を形成する方法としては、例えば、スクリーン印刷法、ディッピング法、塗布法、電気泳動法、エアロゾルデポジション法、イオンビーム法、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法、化学気相成長法(CVD)、めっきやグリーンシート法等の一般的な方法が用いられ得る。
続いて、この形成された焼成前の圧電/電歪層13’を1100〜1300℃程度の温度で焼成する(ここでいう「焼成」には、グリーンシート等の湿式プロセスを含む方法が用いられた場合に通常行われる焼成の他、エアロゾルデポジション法等の乾式プロセスが用いられた場合に組織の緻密化のために行われる熱処理をも含む。)ことで、図2(c)に示されているように圧電/電歪層13が形成される(焼成工程)。
最後に、焼成工程により圧電/電歪層13が形成されることによって得られた対象物10’(冷却前の圧電/電歪素子)は、図3に示されているような温度プロファイルで冷却される(冷却工程)。
まず、対象物10’は、焼成温度T1から後述する保持温度T2まで、降温速度が200℃/h程度となるように、自然冷却よりも急速に冷却される。これにより、圧電/電歪層13にて緻密な結晶粒が形成される(圧電/電歪層13の圧電/電歪効果を低減させるような結晶粒の過剰な成長が抑制される)。
この冷却中においては、圧電/電歪層13の方が、当該圧電/電歪層13よりも線膨張係数の小さい基板11と比べて、より大きく収縮しようとする。一方、当該圧電/電歪層13の基板11と対向する下面が当該基板11と(中間電極層12を介して)接合されていることにより、収縮量の小さい基板11によって当該圧電/電歪層13の収縮が阻害される。その結果、当該圧電/電歪層13には、引張方向の応力が発生する。
そこで、中間電極層12に高温クリープが発生し得る温度である保持温度T2まで冷却された対象物10’は、当該保持温度T2にて約5時間保持される(温度保持工程)。これにより、図2(d)に示されているように、上述の圧電/電歪層13に生じている引張応力によって中間電極層12が高温クリープにより塑性変形し、その反作用で、圧電/電歪層13内の残留応力が緩和される。
高温クリープが発生し得る温度は、金属においては0.3Tm以上であるので、保持温度T2は0.3Tm以上であれば十分であり、0.5Tm以上であることがより好ましい。
ここで、高温クリープによって圧電/電歪層13内の残留応力を緩和するという観点からは、中間電極層12の厚さはより厚いことが好ましい。一方、圧電/電歪層13における圧電/電歪効果に基づく振動や変位を効率よく基板11に伝達して作動効率のよい圧電/電歪素子10を得るためには、中間電極層12はより薄いことが好ましい。よって、中間電極層12の厚さは、好ましくは0.1〜20μm、より好ましくは1〜5μmに形成されている。
上述のように保持温度T2にて所定時間保持された後、対象物10’は、室温RTまで、自然冷却よりも急速に再度冷却される。これにより、圧電/電歪素子10が得られる。
なお、保持温度T2から室温RTまで冷却するまでの間に、保持温度T2’にて再度温度保持工程がなされてもよい。冷却工程中に温度保持工程を何回行うかは、以下のようにして決定され得る。
すなわち、焼成温度をTb[K]、圧電/電歪層13を構成する圧電/電歪材料の引張強度から計算される限界温度変化をDT[K]、中間電極層12の主成分を構成する金属の融点をTm[K]とした場合、
s=(Tb−0.3Tm)/DT
の値を計算する。
ここで、DTの値は、以下のように近似される。
DT≒kσ/{E(αp−αb)}+β
[k、βは定数、σは圧電/電歪材料の引張強度、Eは圧電/電歪材料のヤング率、αpは圧電/電歪材料の線膨張係数、αbは基板11を構成する材料の線膨張係数。なお、βはkσ/{E(αp−αb)}よりも十分に小さい。]
このsの値が1以下であれば温度保持工程は1回でよく、1<s≦2であれば温度保持工程は2回…というように、温度保持工程の回数は、(N−1)<s≦Nとなる自然数Nによって与えられる。
特に、圧電/電歪材料の融点をTmp[K]とした場合に0.7Tmp≦Tbであるとき、圧電/電歪材料の結晶粒の成長による圧電/電歪層13の強度低下や、低融点成分の蒸発による圧電/電歪層13の組成のズレを防止するため、温度保持工程は複数回(多くの場合2回)行われることが好ましい。
以上に説明した本実施形態の製造方法によれば、圧電/電歪層13内の引張方向の残留応力が緩和され、これにより、当該圧電/電歪層13の圧電/電歪特性がより向上される。また、クラックが発生する恐れがあったために従来法では使用できなかった圧電/電歪材料を使用することができるため、良好な圧電/電歪特性が実現できる。
(製造方法の具体例)
続いて、上述のような構成の圧電/電歪素子10の製造方法の典型的な1つの具体例について説明する。本具体例においては、基板11として、Y23で安定化されたZrO2(線膨張係数:10〜11×10-6/K)が用いられ、中間電極層12として、白金電極(白金の融点Tm(Pt)=2042K(1769℃))が用いられ、圧電/電歪層13として、チタン酸ビスマスナトリウムとニオブ酸カリウムの固溶体(以下「BNT−KN」と称する。線膨張係数:13×10-6/K)が用いられているものとする。
中間電極層形成工程においては、基板11の上に、所定の寸法形状で白金レジネートペーストの塗布層がスクリーン印刷法により形成され、この塗布層が乾燥された後、1400℃程度の温度で熱処理することで、中間電極層12が形成される。この中間電極層12は、かかる形成方法により、基板11の表面上に固着して当該基板11と一体化される。
焼成前圧電/電歪層形成工程においては、中間電極層12の上に、BNT−KN粉末がバインダに分散されてなるスラリーを、スクリーン印刷法により塗布厚さが40μmとなるように所定の寸法形状で塗布することで、圧電/電歪材料の塗布層13’が形成される。
焼成工程においては、約500℃の条件下にてバインダ除去がなされた後、1100℃にて3時間加熱されることで、圧電/電歪層13が形成される。
冷却工程における保持温度T2としては、中間電極層12の主成分を構成する白金の融点Tm(Pt)の0.5倍である0.5Tm(Pt)=1021K(748℃)よりも高い約900℃に設定される。
(実施例)
以下、上述の実施形態の効果を確認するための実施例について説明する。この実施例は、図4に示されている圧電/電歪素子10”を用いて、上述の冷却工程の条件、及び圧電/電歪層13の分極処理における印加電圧(以下、「分極電圧」と称する。)を変えた場合の、当該圧電/電歪素子10”の圧電/電歪特性を評価したものである。
まず、圧電/電歪素子10”の構成について説明する。この圧電/電歪素子10’においては、図1及び図2における基板11に相当する振動板11aの上に、上述と同様に中間電極層12及び圧電/電歪層13が形成されていて、この圧電/電歪層13のさらに上側に上部電極14が形成されている。
この圧電/電歪素子10”においては、中間電極層12と上部電極14との間に分極電圧が印加されることにより、図中上下方向に分極方向が揃うように圧電/電歪層13が分極処理され、この分極処理の後に中間電極層12と上部電極14との間に所定の駆動電圧が印加されることにより、圧電/電歪層13が図中上下方向に伸縮変形し、この伸縮変形により、支持部11b,11bの間に掛け渡された振動板11aが撓むように変形するようになっている。
ここで、振動板11aとしては、厚さが11μmのジルコニア基板が用いられ、中間電極層12としては、厚さが5μmの白金電極層が用いられ、BNT−KNからなる圧電/電歪層13は20μmの厚さに形成されている。
この圧電/電歪素子10”の製造方法は、圧電/電歪層13の材質を除き、上述の具体例と同様である。また、上部電極14は、中間電極層12と同様に形成され得る。
分極電圧としては、140V及び150Vの2種類が用いられ、保持温度T2として500℃(773.15K=0.37Tm(Pt):実施例1)及び900℃(1173.15K=0.57Tm(Pt):実施例2)の2種類が用いられた。
上述の各実施例の圧電/電歪素子10”と、当該圧電/電歪素子10”と同様の構成を有していて温度保持工程のない従来の冷却工程を用いて製造された比較例の圧電/電歪素子とを用いて、中間電極層12と上部電極14との間に30Vの駆動電圧が印加された際の振動板11aの中央部分の変位量を測定することによって、実施例の評価が行われた。表1は、この評価結果をまとめたものを示す。
Figure 0004748978
通常の分極条件(分極電圧が150V)の場合、実施例1では比較例よりも圧電/電歪特性が若干改善され、実施例2では比較例よりも圧電/電歪特性が格段に向上した。
また、従来よりも低電圧化された分極条件(分極電圧が140V)の場合、実施例1では比較例よりも圧電/電歪特性が格段に向上し、通常の分極条件で得られた比較例(従来の圧電/電歪素子)と同様の圧電/電歪特性が得られた。実施例2では、実施例1よりもさらに圧電/電歪特性が向上し、分極電圧を低電圧化しても従来の圧電/電歪素子よりも格段に優れた圧電/電歪特性が得られた。
(変形例の示唆)
なお、本発明は、上述した実施形態や実施例に限定されるものではなく、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において適宜変形することが可能である。以下に変形例を例示するが、この変形例とて下記のものに限定されるものではない。
例えば、完全な中間電極層12が形成される前の熱処理前電極層(金属ペースト等の塗布層等)の上に圧電/電歪材料の塗布層を形成し、これらを同時に熱処理・焼成してもよい。また、冷却工程における(温度保持工程以外の部分の)冷却速度は、上述のような自然冷却速度以上のものに限られず、例えば、自然冷却や、自然冷却速度以下の速度の冷却が行われてもよい。
また、図4のような圧電/電歪素子10”を形成した場合、振動板11aの形状は、平板状でもよく、所謂ダイヤフラム形状(上に凸な形状)でもよい。
また、圧電/電歪層13は単層に限らず、複数層が金属電極層を挟んで積層して形成されていてもよい。この場合、複数層の圧電/電歪層の各層を形成する度に、上述の温度保持工程を含む冷却工程を行うようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る圧電/電歪素子の概略構成を示す側断面図である。 図1に示した圧電/電歪素子の製造方法の概要を説明するための図である。 図2に示した製造方法における冷却工程に採用される温度プロファイルの一例を示した図である。 圧電/電歪素子の実施例の概略構成を示す側断面図である。
符号の説明
10,10”…圧電/電歪素子、11…基板、11a…振動板、12…中間電極層、13…圧電/電歪層、14…上部電極

Claims (5)

  1. 基板上に固着して形成された電極層と、その電極層上に固着して形成された圧電/電歪層と、からなる圧電/電歪素子の製造方法において、
    前記基板上に前記電極層を形成するために、当該基板上に金属を含む第1の層を形成する第1層形成工程と、
    前記第1層形成工程により形成された前記第1の層の上に圧電/電歪材料を含む第2の層を形成する第2層形成工程と、
    前記第1及び第2の層が形成された前記基板を焼成温度に加熱して、少なくとも前記第2層形成工程により形成された前記第2の層を焼成することで、前記基板よりも熱膨張率が大きな前記圧電/電歪素子を形成する焼成工程と、
    前記焼成工程の後に前記圧電/電歪素子を冷却する冷却工程と、
    を含み、
    前記冷却工程の途中に、温度を前記焼成温度よりも低い一定温度に保持する温度保持工程を含む、
    圧電/電歪素子の製造方法。
  2. 請求項1に記載の圧電/電歪素子の製造方法であって、
    前記冷却工程は、前記焼成工程を経た前記圧電/電歪素子を自然冷却以上の降温速度で冷却する、
    圧電/電歪素子の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の圧電/電歪素子の製造方法であって、
    前記一定温度は、前記電極層を構成する前記金属が高温クリープする温度域内の温度である、
    圧電/電歪素子の製造方法。
  4. 請求項3に記載の圧電/電歪素子の製造方法であって、
    前記一定温度は、前記電極層を構成する前記金属の融点Tm(K)の0.3倍以上の温度である、
    圧電/電歪素子の製造方法。
  5. 基板と、その基板上に固着して形成された電極層と、その電極層上に固着して形成された圧電/電歪層と、からなる圧電/電歪素子において、
    前記電極層は、高温クリープにより変形されている、
    圧電/電歪素子。
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