JP4748833B2 - インクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
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    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14419Manifold

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特開平9−234864号公報に開示されているように、微小なインク滴を吐出して紙等の記録媒体に付着し、当該記録媒体に画像等を形成するインクジェットヘッドは知られている。
【0003】
図5に示すように、この種のインクジェットヘッドは、ノズル101が形成されたノズル板102と、インク流路形成部材103と、オリフィス板104と、圧力室形成部材106と、圧電アクチュエータ111とが順に積層されて形成されている。圧力室形成部材106の内部には圧力室112が区画形成され、インク流路形成部材103の内部には共通インク室113及び吐出流路114が形成されている。共通インク室113と圧力室112とは、オリフィス板104に設けられたオリフィス105を通じて連通し、当該オリフィス105を通って共通インク室113から圧力室112にインクが導入されるようになっている。吐出流路114は圧力室112とノズル101との間に形成され、圧電アクチュエータ111によって圧力室112に圧力が加えられると、圧力室112のインクは当該吐出流路114を通ってノズル101から吐出される。圧電アクチュエータ111は、振動板107、下部電極108、圧電体109及び上部電極110が順に積層されて形成されている。
【0004】
上記インクジェットヘッドは、ノズル板102、インク流路形成部材103及びオリフィス板104を積層してなる下部ブロック116と、圧力室形成部材106及び圧電アクチュエータ111を積層してなる上部ブロック117とをそれぞれ製作した後、これら下部ブロック116と上部ブロック117とを接着剤115で貼り付けることによって製造されている。
【0005】
インク滴を吐出する際には、圧電アクチュエータ111の上部電極110と下部電極108との間に電圧が印加され、圧電体109の伸縮に従って振動板107がたわみ変形を起こす。この振動板107の変形により、圧力室112内のインクは圧力を受け、ノズル101からインク滴が吐出される。そして、両電極110,108間の電圧が除去されると、振動板107は元の状態に戻り、オリフィス105を通じて共通インク室113から圧力室112にインクが補給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、画像の高密度化等を図るために、ヘッドの微細化が進められている。しかし、ヘッドの各構成部材の寸法を単に小さくしただけでは、ヘッド内部のインクの流通状態が悪化し、インクの吐出性能は低下する。その主な原因は、以下のように考えられる。
【0007】
すなわち、第一に、ヘッドの微細化が進むと、上部ブロック117と下部ブロック116との間の接着面も小さくなり、これらブロック116,117の接着は従来以上に難しくなる。接着面が小さいため、接着不良が生じやすくなるからである。このような接着不良が生じると、ヘッド内部においてインクの漏れが発生する。そのため、両ブロック116,117を確実に接着するためには、接着剤の量を多めにする必要がある。しかし、接着剤の量が多いと、接着剤は接着面からはみ出しやすくなる。そして、図5に示すように、はみ出した接着剤115はオリフィス105の一部を覆ったり、吐出流路114の内側に突出して、インクの円滑な流通を阻害する要因となる。はみ出した接着剤がオリフィス105にまでたどり着かないように、オリフィス105を圧力室112の区画壁119から十分離れた位置に設けることも考えられるが、そうすると、オリフィス105の裏側に大きな死水域120ができ、この死水域120に気泡がたまることによって、アクチュエータのたわみに伴って発生するインクを吐出させる圧力が気泡で吸収されてしまい、ノズルから吐出されるインクの吐出性能が不安定になってしまうおそれがある。このように、ヘッドが微細化されると、接着剤に起因するインクの流通状態の低下が問題となる。
【0008】
第二に、インク流路形成部材103には共通インク室形成用開口121及び吐出流路形成用開口122がエッチングによって形成されているが、図6に誇張して示すように、それらはアスペクト比(開口深さtに対する開口直径wの比=w/t)が小さかったため、中央部が内側に突出するいびつな形になることが多かった。また、アスペクト比が小さいために両面からエッチングを行う必要があったが、エッチング加工前のマスクずれにより、表側と裏側との間にずれΔが生じることがあった。そのため、良好な形状のインク流路を形成することが困難であり、このこともインクの円滑な流通を阻害する要因となっていた。
【0009】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ヘッド内部のインクの流通を円滑化し、インクの吐出性能を向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明は、ノズルが形成されたノズル板と、上記ノズル板上に積層され、該ノズルに積層方向に連なる吐出流路とインクが充填される共通インク室とが形成されたインク流路形成部材と、上記インク流路形成部材上に積層され、上記共通インク室に臨むオリフィスと上記吐出流路に連なるインク流通口とが形成されたオリフィス板と、上記オリフィスを通じて上記共通インク室に連通すると共に上記吐出流路を通じて上記ノズルに連通する圧力室を区画形成する圧力室形成部材と、上記圧力室のインクに圧力を付与するアクチュエータとを備えたインクジェットヘッドであって、上記オリフィス板と上記圧力室形成部材との間には、上記オリフィスに連なり且つ該オリフィス板の上記圧力室側に段差部を形成するように該オリフィスよりも大きく開口したインク導入口と、該オリフィス板のインク流通口に連なるインク流通口とが形成され、該圧力室形成部材に接着剤によって接着されたスペーサが設けられていることとしたものである。
【0011】
上記第1の発明では、オリフィス板と圧力室形成部材との間にスペーサが設けられているので、接着面とオリフィスとの間に、接着面からはみ出した接着剤がオリフィスにまで到達することを防止するために十分な距離を確保することができる。また、オリフィス板の圧力室側に段差部が形成されているので、接着面からはみ出した接着剤は当該段差部に保持されることになり、容易にオリフィスにはみ出すことはない。従って、共通インク室から圧力室に向かうインクの流通がはみ出した接着剤によって阻害されることはなく、圧力室へのインクの導入は円滑に行われる。また、オリフィスを従来よりも圧力室の区画壁の近傍に設けることが可能となり、オリフィスの裏側における気泡の滞留を抑制することも可能となる。
【0012】
第2の発明は、上記第1の発明において、スペーサのインク流通口は、オリフィス板の圧力室側に段差部を形成するように該オリフィス板のインク流通口よりも大きく形成されていることとしたものである。
【0013】
上記第2の発明では、吐出流路においても、接着面からはみ出した接着剤は段差部に保持されるので、インクの流通を阻害するように吐出流路の内部にはみ出すことはない。そのため、圧力室からノズルに向かうインクの流れが阻害されることはなく、インクの吐出は円滑に行われる。
【0014】
第3の発明は、上記第1の発明において、接着剤の一部は段差部にはみ出し、オリフィスから圧力室に至るインクの流通路を徐々に拡大する流路拡大部を形成していることとしたものである。
【0015】
上記第3の発明では、オリフィスの裏側に流路拡大部が形成されるので、死水域が生じることはない。そのため、オリフィスから圧力室に導入されるインクの流れは円滑化され、また、オリフィスの後方における気泡の滞留は防止される。
【0016】
第4の発明は、上記第1〜第3の各発明において、インク流路形成部材は、共通インク室を区画形成する共通インク室形成用開口及び吐出流路を区画形成する吐出流路形成用開口が設けられた複数枚の流路形成板が積層されることによって形成されていることとしたものである。
【0018】
上記第4の発明では、インク流路形成部材が複数の流路形成板によって形成されているので、インク流路形成部材を一枚の流路形成板で形成する場合に比べて、流路形成板の一枚当たりの厚みは薄くなる。そのため、流路形成板の共通インク室形成用開口及び吐出流路形成用開口のアスペクト比は、それぞれ大きくなる。従って、共通インク室形成用開口及び吐出流路形成用開口をエッチングにより形成する際に、それらの形状がいびつになることはない。また、流路形成板の両面からエッチングを行う必要がなくなり、表面と裏面の開口端同士のずれはなくなる。そのため、共通インク室及び吐出流路は、適正な形状に形成される。従って、共通インク室から圧力室へのインクの流通及び圧力室からノズルへのインクの流通は、それぞれ円滑に行われる。
【0019】
の発明は、上記第4の発明において、流路形成板は、吐出流路の流路面積を圧力室側からノズル側に向かって減少させるように吐出流路形成用開口の開口面積が互いに異なっていることとしたものである。
【0020】
上記第の発明では、吐出流路はノズル側にいくほど流路面積が小さくなるので、インクは圧力室からノズルに向かってより一層円滑に流通することになる。また、流路形成板を積層する際に多少の横ずれ(積層方向と直交する方向のずれ)が生じたとしても、それらの吐出流路形成用開口の中心位置はずれるものの、吐出流路の全体の形状、すなわち圧力室からノズルに向かって流路面積が小さくなる形状は、維持される。そのため、流路形成板同士の多少の横ずれがあっても、インクの流通は阻害されることがない。
【0021】
の発明は、上記第4及び第5の各発明において、流路形成板は、共通インク室の幅をオリフィス側に向かって減少させるように共通インク室形成用開口の開口面積が互いに異なっていることとしたものである。
【0022】
上記第の発明では、オリフィス側にいくほど共通インク室の幅が小さくなるので、共通インク室からオリフィスに向かう方向のインクの流路は、オリフィス側に向かって徐々に小さくなる。そのため、共通インク室から圧力室へのインクの導入は、より円滑に行われる。また、流路形成板同士は階段状に積層されるので、流路形成板同士の多少の横ずれがあったとしても、共通インク室に死水域を発生させるような逆段差は生じない。
【0023】
の発明は、上記第4〜第の各発明において、インク流路形成部材は、4枚以上の流路形成板によって形成されていることとしたものである。
【0024】
上記第の発明では、上記第4〜第の各発明の効果を顕著に発揮するような好適な構成が得られる。
【0025】
の発明は、上記第4〜第の各発明において、流路形成板の吐出流路形成用開口は、円形に形成されていることとしたものである。
【0026】
上記第の発明では、吐出流路形成用開口が円形に形成されていることから、流路形成板の積層に際して吐出流路形成用開口の軸回りのずれが生じたとしても、開口同士がずれることはない。そのため、吐出流路の形状が損なわれることはなく、吐出流路におけるインクの流通が阻害されることはない。
【0027】
の発明は、インクジェット式記録装置であって、上記第1〜第の各発明に係るインクジェットヘッドと、上記インクジェットヘッドと記録媒体とを相対移動させる移動手段とを備え、上記インクジェットヘッドから吐出したインク滴を上記記録媒体に付着させることにより該記録媒体に記録を行うこととしたものである。
【0028】
上記第の発明では、移動手段がインクジェットヘッドと記録媒体とを相対移動させることにより、インクジェットヘッドから吐出されたインク滴の記録媒体上の付着位置が適宜変更され、記録媒体上に所定の画像等が形成されることになる。インクジェットヘッド内部のインクの流通は良好であるので、インクの吐出性能に優れた記録装置が得られる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、第1の発明によれば、オリフィス板と圧力室形成部材との間に、オリフィスよりも大きなインク導入口が形成されたスペーサを設けることとしたので、接着面とオリフィスとの間、及び、接着面と吐出流路との間に、十分な距離を確保することができる。また、オリフィス板の裏側に形成した段差部において、接着面からはみ出した接着剤を保持することができる。従って、接着面から接着剤がはみ出したとしても、はみ出した接着剤によってオリフィスや吐出流路が損なわれることはないので、ヘッド内部のインクの流通を円滑化することができる。また、オリフィスを従来よりも圧力室の区画壁の近傍に設けることが可能となり、オリフィスの裏側における気泡の滞留を効果的に防止することができる。
【0030】
第2の発明によれば、オリフィス板の裏側に段差部を形成するようにスペーサのインク流通口をオリフィス板のインク流通口よりも大きく形成することとしたので、吐出流路においても、接着面からはみ出した接着剤をオリフィス板の裏側の段差部に保持することができる。従って、接着剤がはみ出したとしても吐出流路を適正な形状に維持することができるので、インクの流通を円滑化することができる。
【0031】
第3の発明によれば、はみ出した接着剤によってオリフィスの出口側に流路拡大部が形成されるので、オリフィスから圧力室に向かってインクを円滑に導入することができる。また、オリフィスの裏側に死水域が発生することを防止することができるので、気泡の滞留を防止することができる。
【0032】
4の発明によれば、インク流路形成部材を複数の流路形成板によって形成することとしたので、各流路形成板における共通インク室形成用開口及び吐出流路形成用開口のアスペクト比を大きくすることができ、これらの開口をエッチングで形成する場合であっても、良好な形状の開口にすることができる。従って、共通インク室及び吐出流路を整った形状に形成することができるので、インクの流通を円滑化することができる。
【0033】
の発明によれば、吐出流路の流路面積が圧力室側からノズル側に向かって減少するので、圧力室からノズルに向かうインクの流通を円滑化することができる。また、流路形成板同士に多少の横ずれが生じた場合であっても、死水域を発生させるような逆段差は生じず、吐出流路の全体の形状を維持することができるので、インクの円滑な流通を阻害することはない。
【0034】
の発明によれば、共通インク室を、オリフィス側に向かって流路面積が徐々に小さくなるように形成することができるので、共通インク室からオリフィスへのインクの流通を円滑化することができる。また、流路形成板同士に多少の横ずれがあったとしても、共通インク室の内部に死水域が発生することはないので、優れたインク供給能力を発揮させることができる。
【0035】
の発明によれば、インク流路形成部材を4枚以上の流路形成板によって形成することとしたので、上記第4〜第の各発明の効果を顕著に発揮させることができる。
【0036】
の発明によれば、流路形成板の吐出流路形成用開口を円形に形成することとしたので、流路形成板同士に開口の軸回りのずれが生じたとしても、開口同士にずれが発生することを防止することができる。そのため、軸回りのずれがあった場合でも吐出流路を適正な形状に維持することができるので、吐出流路におけるインクの円滑な流通を損なうことはない。
【0037】
の発明によれば、高性能のインクジェットヘッドを備えたインクジェット式記録装置を得ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0039】
図1に示すように、本発明の実施形態に係るインクジェット式記録装置は、インクジェットヘッド1を備え、このインクジェットヘッド1から吐出したインク滴を紙等の記録媒体4上に着弾させて画像等を形成するインクジェットプリンタ6である。インクジェットヘッド1は、図示しないキャリッジモータによりキャリッジ軸3に沿って搬送されるキャリッジ2に取り付けられており、キャリッジ2と共に主走査方向(図示のX方向)に往復移動するようになっている。なお、このキャリッジ2、キャリッジ軸3及び上記キャリッジモータにより、インクジェットヘッド1と記録媒体4とを相対移動させる移動手段が構成されている。記録媒体4は搬送ローラ5,5に挟まれており、この搬送ローラ5,5によって主走査方向と直交する副走査方向(図示のY方向)に搬送されるようになっている。
【0040】
図2及び図3に示すように、インクジェットヘッド1には、インクが充填された共通インク室11と、複数の圧力室12,12,…と、複数のノズル13,13,…と、共通インク室11と各圧力室12とを連通させるオリフィス14と、各圧力室12と各ノズル13とを連通させる吐出流路15とが形成され、更に、それぞれの圧力室12のインクに圧力を付与する圧電アクチュエータ16が設けられている。図2に示すように、圧力室12は主走査方向に細長い形状に形成されている。圧力室12の長手方向の一端側(図2における左側)にはオリフィス14が設けられ、他端側(図2における右側)には吐出流路15を介してノズル13が設けられている。このような構成により、インクは共通インク室11からオリフィス14を通って圧力室12の一端側に導入され、圧力室12内を上記一端側から他端側に向かって流通した後、圧力室12の他端側から吐出流路15を経てノズル13に至り、ノズル13からインク滴として吐出されるようになっている。
【0041】
図3に示すように、ノズル13,13,…は副走査方向に所定間隔毎に配列されている。同様に、圧力室12,12,…も副走査方向に所定間隔毎に配列されている。共通インク室11は、副走査方向に並ぶ複数の圧力室12,12,…にインクを供給するために、副走査方向に細長い形状に形成され、圧力室12,12,…の下側においてこれら圧力室12,12,…と交差している。
【0042】
図2に示すように、インクジェットヘッド1は、複数の構成部材を積層してなる積層構造を有しており、具体的には、ノズル13が形成されたノズル板21と、共通インク室11及び吐出流路15が形成されたインク流路形成部材22と、オリフィス14及びインク流通口17が形成されたオリフィス板23と、インク導入口19及びインク流通口18が形成されたスペーサ24と、圧力室12を区画形成する圧力室形成部材26と、圧電アクチュエータ16とが順に積層されることによって構成されている。
【0043】
ノズル板21のノズル13は、テーパ部が設けられたいわゆるテーパノズルによって形成されている。インク流路形成部材22は、ノズル板21からオリフィス板23側に向かって順に、第1流路形成板22a、第2流路形成板22b、第3流路形成板22c、第4流路形成板22dが積層されることによって形成されている。これら流路形成板22a〜22dには、共通インク室11を区画形成するための共通インク室形成用開口31a〜31d及び吐出流路を形成する吐出流路形成用開口32a〜32dがそれぞれ形成されている。
【0044】
共通インク室形成用開口31a〜31dは、共通インク室11の幅がオリフィス14側に向かうにつれて徐々に小さくなるように、オリフィス14側の開口の方が開口面積が小さくなるように形成されている。つまり、第1流路形成板22aの共通インク室形成用開口31a、第2流路形成板22bの共通インク室形成用開口31b、第3流路形成板22cの共通インク室形成用開口31c、第4流路形成板22dの共通インク室形成用開口31dの順に、開口面積は小さくなっている。
【0045】
図3に示すように、吐出流路形成用開口32a〜32dは、それぞれ円形の開口で形成され、圧力室12側からノズル13側に向かうにつれて開口面積が徐々に小さくなるように構成されている。つまり、第4流路形成板22dの吐出流路形成用開口32d、第3流路形成板22cの吐出流路形成用開口32c、第2流路形成板22bの吐出流路形成用開口32b、第1流路形成板22aの吐出流路形成用開口32aの順に、開口面積は小さくなっている。
【0046】
オリフィス板23のオリフィス14は、第4流路形成板22dの共通インク室形成用開口31dよりも小さく形成され、オリフィス板23のインク流通口17は、第4流路形成板22dの吐出流路形成用開口32dよりも大きく形成されている。なお、オリフィス板23のオリフィス14及びインク流通口17も、それぞれ円形に形成されている。
【0047】
スペーサ24のインク導入口19は、オリフィス14の裏側に段差部33を形成するように、オリフィス14よりも大きく形成されている。スペーサ24のインク流通口18は、オリフィス板23のインク流通口17の裏側に段差部34を形成するように、当該インク流通口17よりも大きく形成されている。なお、これらインク導入口19及びインク流通口17も、円形に形成されている。
【0048】
圧電アクチュエータ16は、圧力室12の区画壁の一部をなすように圧力室12を覆う振動板27と、圧電膜28と、上部電極29とが順に積層されることによって形成されている。なお、本実施形態では、振動板27は電極材料(例えば、クロム等)によって形成され、上部電極29と共に圧電膜28に電圧を印加するための下部電極を兼用している。ただし、振動板27と圧電膜28との間に下部電極を別途設けるようにしてもよいことは勿論である。隣り合う圧電アクチュエータ16,16の上部電極29,29同士は分離されており、各上部電極29は個別電極を、振動板27は共通電極をそれぞれ形成している。
【0049】
ノズル板21、第1〜第4流路形成板22a〜22d(インク流路形成部材22)、オリフィス板23及びスペーサ24は、それぞれステンレスによって形成されており、互いに接合されて下部ブロック41を構成している。一方、圧電アクチュエータ16及び圧力室形成部材26は、互いに接合されて上部ブロック42を構成している。本インクジェットヘッド1は、これら下部ブロック41と上部ブロック42とを接着剤で接着することによって製造されている。そのため、下部ブロック41のスペーサ24と上部ブロック42の圧力室形成部材26との間には、接着剤からなる接着層25が形成されている。
【0050】
本インクジェットヘッド1は高密度なヘッドであり、下部ブロック41と上部ブロック42との接着部分の面積(接着面積)は小さい。そのため、接着剤の量が少ないと、両ブロック41,42は良好に接着されにくい。そこで、本実施形態では、両ブロック41,42の接着不良が生じないように、接着剤を多めに設けることとしている。その結果、両ブロック41,42の接着に際して、接着剤の一部が接着面からはみ出す場合がある。しかし、本実施形態では、接着層25とオリフィス板23との間にスペーサ24が設けられているので、はみ出した接着剤は、オリフィス14の内部やインク流通口17の内部にまでは容易には到達しない。加えて、前述した通り、インク導入口19はオリフィス14よりも大きく、また、スペーサ24のインク流通口18はオリフィス板23のインク流通口17よりも大きいため、両ブロック41,42を重ね合わせる際に、オリフィス板23のオリフィス14の裏側及びインク流通口17の裏側には、それぞれ段差部33,34が形成される。このため、接着面からはみ出した接着剤は、当該段差部33,34に受け止められる。従って、オリフィス14やインク流通口17に対する接着剤の流れ込みは、より効果的に抑制されることになる。
【0051】
更に、本実施形態では、オリフィス板23のオリフィス14の裏側の段差部33にはみ出した接着剤は、オリフィス14から圧力室12に至るインクの流通路を滑らかに拡大する流路拡大部25aを形成している。従って、上記段差部33を形成したことにより、接着剤によるオリフィス14の閉塞等を防止する効果だけでなく、オリフィス14から圧力室12へのインクの導入を円滑にする効果をも得ることができる。
【0052】
インクジェットプリンタ6の記録動作の際には、インクジェットヘッド1は、キャリッジ2の移動に伴って、所定のノズル13から所定のタイミングでインクを吐出しながら主走査方向に移動する(図1参照)。このような一走査分の記録が終了すると、搬送ローラ5は記録媒体4を副走査方向に所定距離だけ搬送する。そして、インクジェットヘッド1によって、次の一走査分の記録が行われる。このような動作を繰り返すことにより、記録媒体4に所定の画像が形成される。
【0053】
インクジェットヘッド1からのインクの吐出は、次のようにして行われる。まず、圧電アクチュエータ16に信号が入力されると、圧電アクチュエータ16は圧力室12内のインクを加圧するようにたわみ変形する。圧力室12が加圧されると、圧力室12に連続している吐出流路15も加圧されるので、吐出流路15のインクはノズル13から押し出されるように吐出され、インク滴となって飛翔する。飛翔したインク滴は、記録媒体4上に着弾し、当該記録媒体4にインクドットを形成する。圧電アクチュエータ16が初期状態に復帰すると、圧力室12内は減圧される。そして、この圧力変化によって共通インク室11から圧力室12に向かってインクが流れ込み、圧力室12へのインクの補給が行われる。
【0054】
本実施形態では、オリフィス14が接着剤によって閉塞されることがないので、オリフィス14を従来よりも圧力室12の区画壁39側に近づけることができる。つまり、オリフィス14を区画壁39の近傍に配設することができる。そのため、オリフィス14の裏側における死水域(図5の120参照)の発生を防止することができ、たとえインクの内部に気泡が混入している場合であっても、気泡の滞留を防止することができる。また、接着層25からはみ出した接着剤がオリフィス14の裏側に流路拡大部25aを形成するので、オリフィス14から圧力室12に向かうインクの流れは円滑化され、インク中に気泡が混じっていたとしても、気泡はインクと共に速やかに排出される。
【0055】
以上のように、本実施形態によれば、ヘッドが微細化されているにもかかわらず、下部ブロック41と上部ブロック42とを良好に接着することができると共に、ヘッドの内部におけるインクの流通を円滑化することができる。
【0056】
また、インク流路形成部材22を複数枚の流路形成板22a〜22dを積層することにより構成しているので、一枚あたりの流路形成板の厚みを比較的薄くすることができる。そのため、共通インク室形成用開口31a〜31d及び吐出流路形成用開口32a〜32dのアスペクト比を大きくすることができ、これらの開口31a〜32d,32a〜32dをエッチングにより形成する場合、軸方向の形状変化の少ない良好な形状にすることができる。従って、共通インク室11及び吐出流路15を適正な形状に形成することができ、インクの流通を円滑化することができる。
【0057】
また、流路形成板22a〜22dを接合する際に、それらが互いに横方向(積層方向に直交する方向であり、図示のX方向またはY方向。)に若干ずれたとしても、共通インク室形成用開口31a〜31d及び吐出流路形成用開口32a〜32dはそれぞれ一方向(積層方向であり、図示のZ方向)に段階的に開口面積が変化するように形成されているので、共通インク室11及び吐出流路15の全体的な形状、すなわち一方向に向かって流路面積が段階的に変化する形状は、損なわれることはない。従って、死水域を発生させるような逆段差が生じることはない。
【0058】
また、吐出流路形成用開口32a〜32dは円形状に形成されているので、流路形成板22a〜22dを接合する際に、それらに軸回りのずれ(いわゆるθずれ)が生じたとしても、吐出流路15の断面形状が損なわれることはない。例えば図4に模式的に示すように、第1流路形成板22aの長手方向Laと第2流路形成板22bの長手方向Lbとが一致せず、両者が角度θだけずれているような場合であっても、吐出流路15の断面形状は、両流路形成板22a,22bの長手方向La,Lbが一致する場合と同様に円形状に維持されることになる。
【0059】
従って、本実施形態によれば、流路形成板22a〜22d同士の位置合わせ精度を緩和することができるので、インク流路形成部材22を複数枚の流路形成板22a〜22dで形成しているにも拘わらず、容易に製造することができる。
【0060】
なお、上記実施形態のように流路形成板22a〜22dの共通インク室形成用開口31a〜31d及び吐出流路形成用開口32a〜32dを、それぞれの開口面積が段階的に異なるように形成することが好ましいが、共通インク室形成用開口31a〜31dをそれぞれの開口面積が互いに等しくなるように形成することも可能であり、また、吐出流路形成用開口32a〜32dをそれぞれの開口面積が互いに等しくなるように形成することも可能である。そのような場合であっても、スペーサ24を設けることにより、インクの流通を従来よりも円滑化することができ、高性能化を図ることが可能となる。
【0061】
逆に、流路形成板22a〜22dの共通インク室形成用開口31a〜31d及び吐出流路形成用開口32a〜32dをそれぞれの開口面積が段階的に異なるように形成しつつ、スペーサ24を省略するようにしてもよい。このような場合であっても、共通インク室11及び吐出流路15の流路形状を整えることができるので、インクの流通を従来よりも円滑化することができ、高性能化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタの概略構成図である。
【図2】インクジェットヘッドの断面図である。
【図3】図2のI−I断面図である。
【図4】流路形成板同士の軸ずれを説明するための模式図である。
【図5】従来のインクジェットヘッドの断面図である。
【図6】従来のインク流路形成部材の開口近傍の断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド
6 インクジェットプリンタ
11 共通インク室
12 圧力室
13 ノズル
14 オリフィス
15 吐出流路
16 圧電アクチュエータ
17 オリフィス板のインク流通口
18 スペーサのインク流通口
19 インク導入口
21 ノズル板
22 インク流路形成部材
22a 〜 22d 流路形成板
23 オリフィス板
24 スペーサ
25 接着層
26 圧力室形成部材
27 振動板
28 圧電膜
29 上部電極
31a 〜 31d 共通インク室形成用開口
32a 〜 32d 吐出流路形成用開口
33,34 段差部
39 区画壁
41 下部ブロック
42 上部ブロック

Claims (9)

  1. ノズルが形成されたノズル板と、
    上記ノズル板上に積層され、該ノズルに積層方向に連なる吐出流路とインクが充填される共通インク室とが形成されたインク流路形成部材と、
    上記インク流路形成部材上に積層され、上記共通インク室に臨むオリフィスと上記吐出流路に連なるインク流通口とが形成されたオリフィス板と、
    上記オリフィスを通じて上記共通インク室に連通すると共に上記吐出流路を通じて上記ノズルに連通する圧力室を区画形成する圧力室形成部材と、
    上記圧力室のインクに圧力を付与するアクチュエータとを備えたインクジェットヘッドであって、
    上記オリフィス板と上記圧力室形成部材との間には、上記オリフィスに連なり且つ該オリフィス板の上記圧力室側に段差部を形成するように該オリフィスよりも大きく開口したインク導入口と、該オリフィス板のインク流通口に連なるインク流通口とが形成され、該圧力室形成部材に接着剤によって接着されたスペーサが設けられていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 請求項1に記載のインクジェットヘッドであって、
    スペーサのインク流通口は、オリフィス板の圧力室側に段差部を形成するように該オリフィス板のインク流通口よりも大きく形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 請求項1に記載のインクジェットヘッドであって、
    接着剤の一部は段差部にはみ出し、オリフィスから圧力室に至るインクの流通路を徐々に拡大する流路拡大部を形成していることを特徴とするインクジェットヘッド。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載のインクジェットヘッドであって、
    インク流路形成部材は、共通インク室を区画形成する共通インク室形成用開口及び吐出流路を区画形成する吐出流路形成用開口が設けられた複数枚の流路形成板が積層されることによって形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  5. 請求項4に記載のインクジェットヘッドであって、
    流路形成板は、吐出流路の流路面積を圧力室側からノズル側に向かって減少させるように吐出流路形成用開口の開口面積が互いに異なっていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  6. 請求項4または5のいずれか一つに記載のインクジェットヘッドであって、
    流路形成板は、共通インク室の幅をオリフィス側に向かって減少させるように共通インク室形成用開口の開口面積が互いに異なっていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  7. 請求項4〜のいずれか一つに記載のインクジェットヘッドであって、
    インク流路形成部材は、4枚以上の流路形成板によって形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  8. 請求項4〜のいずれか一つに記載のインクジェットヘッドであって、
    流路形成板の吐出流路形成用開口は、円形に形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  9. 請求項1〜のいずれか一つに記載のインクジェットヘッドと、
    上記インクジェットヘッドと記録媒体とを相対移動させる移動手段とを備え、
    上記インクジェットヘッドから吐出したインク滴を上記記録媒体に付着させることにより該記録媒体に記録を行うことを特徴とするインクジェット式記録装置。
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