JP4748683B2 - 液処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、液処理装置に関するもので、更に詳細には、例えば半導体ウエハやLCD基板等の被処理基板に処理液を供給し、その後洗浄液を供給して処理を施す液処理装置に関するものである。
従来、半導体製造工程の一つであるフォトレジスト工程においては、半導体ウエハ(以下にウエハという)の表面にレジストを塗布し、このレジストを所定のパターンで露光した後に、ウエハの表面に現像液を供給し、現像してレジストパターンを形成している。また、このフォトレジスト工程において、レジストを保護する目的で、一般にレジスト層の表面に保護膜を塗布する工程が組み込まれている。
一方、近年のデバイスパターンの微細化、薄膜化に伴い露光の解像度を上げる要請が高まっている。露光の解像度を上げる方法の一つとして、既存の光源例えばフッ化アルゴン(ArF)やフッ化クリプトン(KrF)による露光技術を改良して解像度を上げるため、ウエハの表面に光を透過する液層を形成した状態で露光する液浸露光方法が知られている。この液浸露光の技術は、レンズとウエハの表面との間に液膜(水膜)を形成した状態で、光源から発せられた光がレンズを通過し、液膜を透過してウエハに照射され、これにより所定のレジストパターン(回路パターン)がレジストに転写する技術である。そして、ウエハとの間に液膜を形成した状態で露光手段を水平方向にスライド移動させて次の転写領域(ショット領域)に対応する位置に当該露光手段を配置し、光を照射する動作を繰り返すことによりウエハ表面に回路パターンを順次転写していく。
この液浸露光においては、レンズとウエハの表面との間に液膜(水膜)を形成するため、レジストの表面部からレジストの含有成分の一部が僅かではあるが溶出し、溶出成分がレンズ表面に付着して転写する回路パターンの線幅精度が低下する虞がある。また、レンズの表面に付着しなくとも水膜内に溶出成分が含まれていると光の屈折率に影響して解像度の低下及び面内で線幅精度の不均一が発生するという問題もある。
この問題を解決する方法として、レジストが塗布されたウエハの表面を露光前に洗浄液例えば純水により洗浄することで、液浸露光時にウエハの表面に形成される液層内へのレジストから溶出する成分の量を抑制している。また、露光後にウエハの表面及び裏面に洗浄液例えば純水により洗浄することで、液浸露光時にウエハの表面に形成される液層内へのレジストから溶出する成分を除去している。
従来、ウエハへのレジスト塗布、現像及び洗浄処理は、回転するウエハにレジスト,現像液あるいは洗浄液を供給して処理を施すスピナーが一般に使用されており、ウエハの液振り切り、乾燥のステップでウエハを高速回転させて液振り切り、乾燥処理している。
上述した塗布,現像,洗浄の工程において、ウエハを高速で回転させ液振り切り、乾燥を行う際にミストが発生し、ウエハの周囲を包囲するカップを越えたミストは処理後のウエハを汚染したり、周辺の機器類に付着して汚染する問題がった。
上記問題を解決する方法として、ウエハに近接する位置に置かれた吸引路部材の吸引口からウエハ上の雰囲気を吸引する液処理方法(装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、スピンチャックにて保持されたウエハの外端縁に対向する開口部から形成された内カップと、内カップの周囲に設けられ、吸引手段により吸引される排気管が接続された外カップと、を備え、塗布液の液成分を内カップの内部に飛散させ、気体成分を外カップの内部に吸引排気する処理装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−189260号公報(特許請求の範囲、図4) 特開2002−361155号公報(特許請求の範囲、図3,図8)
しかしながら、特開2001−189260号公報及び特開2002−361155号公報に記載の技術は、いずれも吸引手段による吸引によりミストを回収するため、ウエハ付近に浮遊するミストの回収時間が長い上、吸引のための排気の消費量が多くなるという問題があった。また、ミストの発生はウエハの表面状態に依存し、汎用的な制御が難しく、また処理時間を延ばす要因でもあった。
この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、吸引手段を用いずにミストを短時間に回収することができると共に、処理時間の短縮を図れるようにした液処理装置を提供することを課題とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、被処理基板を水平に保持すると共に、回転可能に保持する基板保持手段と、被処理基板に処理液を供給する処理液供給ノズルと、被処理基板に洗浄液を供給する洗浄液供給ノズルと、上記基板保持手段に保持された被処理基板の周囲を包囲するカップと、を具備する液処理装置において、 上記カップの上部開口部に、内方側が開口する環状のミスト回収部とミスト回収路を形成し、ミスト回収路における上部と側部の近接部位に、気体供給源に接続する気体供給口と、ミスト回収部とミスト回収路を連通する吸引口を形成してなり、 上記被処理基板に洗浄液を供給後、上記基板保持手段が回転する際に、上記気体供給源から気体供給口に供給される気体の気流による負圧を利用して上記ミスト回収部及び吸引口を介してミストを上記ミスト回収路内に回収可能に形成してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、被処理基板に洗浄液を供給後、基板保持手段が回転して被処理基板に付着する洗浄液を振り切り乾燥する際に、気体供給源から気体供給口に気体を供給することで、その気流による負圧を利用したいわゆるエジェクタ効果によりミスト回収部及び吸引口を介してミストをミスト回収路内に回収することができる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の液処理装置において、上記気体供給口部に、気体供給源から供給される気体を一時貯留する環状の気体貯留部を形成すると共に、この気体貯留部の下部に、気体供給用の環状スリットを形成してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、気体供給源から供給される気体を気体貯留部に貯留した後に環状スリットからミスト回収路内に気体を供給することができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明と同様に、基板保持手段,処理液供給ノズル,洗浄液供給ノズル及びカップを具備する液処理装置において、 上記カップの上部開口部に、内方側が開口する環状のミスト回収部とミスト回収路を形成し、 上記ミスト回収路の上部に上記気体供給手段から供給される気体を導く気体供給口を形成すると共に、気体供給口と近接する部位に、ミスト回収部と上記ミスト回収路とを連通する吸引口を形成し、 上記カップの上方に配置され、カップに向かって筒形カーテン状に気体を供給する気体供給手段を具備してなり、 上記被処理基板に洗浄液を供給後、上記基板保持手段が回転する際に、上記気体供給手段からカップに向かって気体を筒形カーテン状に供給可能に形成してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、被処理基板に洗浄液を供給後、基板保持手段が回転して被処理基板に付着する洗浄液を振り切り乾燥する際に、気体供給手段からカップに向かって気体を筒形カーテン状に供給することで、ミストのカップ外への飛散を阻止することができる。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の液処理装置において、上記気体供給口部に、気体供給源から供給される気体を一時貯留する環状の気体貯留部を形成すると共に、この気体貯留部の下部に、気体供給用の環状スリットを形成してなる、ことを特徴とする
また、請求項3記載の発明によれば、気体供給手段から供給される気体を気体供給口から気体排気口に向かって供給し、その気流による負圧を利用したいわゆるエジェクタ効果によりミストをミスト回収路内に回収することができる。この場合、気体供給口部に、気体供給源から供給される気体を一時貯留する環状の気体貯留部を形成すると共に、この気体貯留部の下部に、気体供給用の環状スリットを形成することにより、気体供給源から供給される気体を気体貯留部に貯留した後に環状スリットからミスト回収路内に気体を供給することができる(請求項)。
また、請求項記載の発明は、請求項1,3記載の発明と同様に、基板保持手段,処理液供給ノズル,洗浄液供給ノズル及びカップを具備する液処理装置において、 上記カップの上部開口部に、内方側が開口する環状のミスト回収部とミスト回収路を形成すると共に、ミスト回収路における上部と側部の近接部位に、気体供給源に接続する気体供給口と、ミスト回収部とミスト回収路を連通する吸引口を形成し、 上記カップの上方に配置され、カップに向かって筒形カーテン状に気体を供給する気体供給手段を具備してなり、 上記被処理基板に洗浄液を供給後、上記基板保持手段が回転する際に、上記気体供給源から気体供給口に供給される気体の気流による負圧を利用して上記ミスト回収部及び吸引口を介してミストを上記ミスト回収路内に回収可能に形成すると共に、上記気体供給手段からカップに向かって気体を筒形カーテン状に供給可能に形成してなる、ことを特徴とする。この場合、上記気体供給口部に、気体供給源から供給される気体を一時貯留する環状の気体貯留部を形成すると共に、この気体貯留部の下部に、気体供給用の環状スリットを形成する方が好ましい(請求項)。
このように構成することにより、被処理基板に洗浄液を供給後、基板保持手段が回転して被処理基板に付着する洗浄液を振り切り乾燥する際に、気体供給源から気体供給口に気体を供給することで、その気流による負圧を利用したいわゆるエジェクタ効果によりミスト回収部及び吸引口を介してミストをミスト回収路内に回収することができる。また、気体供給手段からカップに向かって気体を筒形カーテン状に供給することで、ミストのカップ外への飛散を阻止することができる。この場合、気体供給口部に、気体供給源から供給される気体を一時貯留する環状の気体貯留部を形成すると共に、この気体貯留部の下部に、気体供給用の環状スリットを形成することにより、気体供給源から供給される気体を環状の気体貯留部に貯留した後、気体貯留部の下部に形成された気体供給用の環状スリットからミスト回収路内に気体を供給することができる(請求項)。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような優れた効果を奏する。
(1)請求項1記載の発明によれば、被処理基板に洗浄液を供給後、基板保持手段が回転して被処理基板に付着する洗浄液を振り切り乾燥する際に、気体供給源から気体供給口に気体を供給することで、その気流による負圧を利用したいわゆるエジェクタ効果によりミスト回収部及び吸引口を介してミストをミスト回収路内に回収することができる。したがって、吸引手段を用いずにミストを短時間に回収することができると共に、処理時間の短縮を図ることができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、気体供給源から供給される気体を気体貯留部に貯留した後に環状スリットからミスト回収路内に気体を供給することができるので、上記(1)に加えて、更に気流を安定させてミストの回収を確実に行うことができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、被処理基板に洗浄液を供給後、基板保持手段が回転して被処理基板に付着する洗浄液を振り切り乾燥する際に、気体供給手段からカップに向かって気体を筒形カーテン状に供給することで、ミストのカップ外への飛散を阻止することができる。したがって、吸引手段を用いずにミストを短時間に回収することができると共に、処理時間の短縮を図ることができる。
(4)また、請求項記載の発明によれば、気体供給手段から供給される気体を気体供給口から気体排気口に向かって供給し、その気流による負圧を利用したいわゆるエジェクタ効果によりミストをミスト回収路内に回収することができるので、上記(3)に加えて、更に気流を安定させてミストの回収を確実に行うことができる。この場合、気体供給口部に、気体供給源から供給される気体を一時貯留する環状の気体貯留部を形成すると共に、この気体貯留部の下部に、気体供給用の環状スリットを形成することにより、気体供給源から供給される気体を環状の気体貯留部に貯留した後、気体貯留部の下部に形成された気体供給用の環状スリットからミスト回収路内に気体を供給することができるので、更に気流を安定させてミストの回収を確実に行うことができる(請求項)。
(5)請求項記載の発明によれば、被処理基板に洗浄液を供給後、基板保持手段が回転して被処理基板に付着する洗浄液を振り切り乾燥する際に、気体供給源から気体供給口に気体を供給することで、その気流による負圧を利用したいわゆるエジェクタ効果によりミスト回収部及び吸引口を介してミストをミスト回収路内に回収することができる。また、気体供給手段からカップに向かって気体を筒形カーテン状に供給することで、ミストのカップ外への飛散を阻止することができる。したがって、上記(1),(3)に加えて、更にミストを短時間に回収することができると共に、処理時間の短縮を図ることができる。この場合、気体供給口部に、気体供給源から供給される気体を一時貯留する環状の気体貯留部を形成すると共に、この気体貯留部の下部に、気体供給用の環状スリットを形成することにより、気体供給源から供給される気体を環状の気体貯留部に貯留した後、気体貯留部の下部に形成された気体供給用の環状スリットからミスト回収路内に気体を供給することができるので、更に気流を安定させてミストの回収を確実に行うことができる(請求項)。
以下、この発明の最良の形態について、添付図示に基づいて説明する。
図1は、この発明に係る液処理装置を適用する塗布・現像処理装置に露光処理装置を接続した処理システムの全体を示す概略平面図、図2は、上記処理システム概略斜視図である。
上記処理システムは、被処理基板である半導体ウエハW(以下にウエハWという)を複数枚例えば25枚密閉収納するキャリア10を搬出入するためのキャリアステーション1と、このキャリアステーション1から取り出されたウエハWにレジスト塗布,現像処理等を施す処理部2と、ウエハWの表面に光を透過する液層を形成した状態でウエハWの表面を液浸露光する露光部4と、処理部2と露光部4との間に接続されて、ウエハWの受け渡しを行うインターフェース部3とを具備している。
キャリアステーション1は、キャリア10を複数個並べて載置可能な載置部11と、この載置部11から見て前方の壁面に設けられる開閉部12と、開閉部12を介してキャリア10からウエハWを取り出すための受け渡し手段A1とが設けられている。
また、キャリアステーション1の奥側には筐体20にて周囲を囲まれる処理部2が接続されており、この処理部2には手前側から順に加熱・冷却系のユニットを多段化した棚ユニットU1,U2,U3及び液処理ユニットU4,U5の各ユニット間のウエハWの受け渡しを行う主搬送手段A2,A3とが交互に配列して設けられている。また、主搬送手段A2,A3は、キャリアステーション1から見て前後方向に配置される棚ユニットU1,U2,U3側の一面部と、後述する例えば右側の液処理ユニットU4,U5側の一面部と、左側の一面をなす背面部とで構成される区画壁21により囲まれる空間内に置かれている。また、キャリアステーション1と処理部2との間、処理部2とインターフェース部3との間には、各ユニットで用いられる処理液の温度調節装置や温湿度調節用のダクト等を備えた温湿度調節ユニット22が配置されている。
棚ユニットU1,U2,U3は、液処理ユニットU4,U5にて行われる処理の前処理及び後処理を行うための各種ユニットを複数段例えば10段に積層した構成とされており、その組み合わせはウエハWを加熱(ベーク)する加熱ユニット(HP)、ウエハWを冷却する冷却ユニット(CPL)等が含まれる。また、液処理ユニットU4,U5は、例えば図2に示すように、レジストや現像液などの薬液収納部の上に反射防止膜を塗布するボトム反射防止膜塗布ユニット(BCT)23,トップ反射防止膜塗布ユニット(TCT)24、塗布ユニット(COT)25、ウエハWに現像液を供給して現像処理する現像ユニット(DEV)26等を複数段例えば5段に積層して構成されている。この塗布・現像装置はレジストが塗布されたウエハWを露光前に洗浄液すると共に、露光後のウエハWを洗浄するこの発明に係る液処理装置を備えており、この例では、液処理装置は現像ユニット(DEV)26に設けられている。
この場合、液処理装置すなわち現像処理装置は、図4に示すように、ウエハWの裏面側中央部を吸引吸着して水平に保持する基板保持手段をなすスピンチャック40を具備している。このスピンチャック40は軸部41を介して駆動機構42に連結されており、この駆動機構42によりウエハWを保持した状態で昇降及び回転可能に構成されている。なお、駆動機構42は図示しないが制御手段に電気的に接続されており、制御手段からの制御信号に基づいてスピンチャック40の回転数が制御されるようになっている。また、スピンチャック40に保持されたウエハWの側方を囲むようにして上部側が開口する外カップ43a及び内カップ43bを備えたカップ43が設けられている。また、カップ43の底部側には凹部状をなす液受け部44aがウエハWの周縁下方側に全周に亘って形成されており、この液受け部44aの底部には排出口44bが設けられている。
また、カップ43の内カップ43bの内側には環状の液回収路45が形成され、外カップ43aと内カップ43bの上部開口部に、内方側が開口する環状のミスト回収部46とミスト回収路47が形成されている。このミスト回収路47における上部と側部の近接部位には、気体供給口48と吸引口49が同心円上に等間隔をおいて複数例えば8個形成されている(図5参照)。そして、気体供給口48には、気体供給管路51を介して気体供給源例えば空気供給源50が接続されている。この気体供給管路51には開閉弁V1が介設されており、この開閉弁V1の開放により空気供給源50から空気が気体供給口48に供給されると、空気はミスト回収路47内に沿って流れ、その気流による負圧を利用すなわち気流による負圧が作用するエジェクタ効果によってミスト回収部46及び吸引口49を介してミストをミスト回収路47内に回収できるように構成されている。この空気の供給のタイミングは、ウエハWに洗浄液を供給後、スピンチャック40が回転する際に行う。
なお、図4に示すように、カップ43に設けられた液回収路45にはドレイン弁V4を介設したドレイン管路52が接続されている。このドレイン管路52と排出口44bに接続する排出管路53は、気液分離部54に接続され、気液分離部54によって気体と廃液とに気液分離されるように構成されている。
一方、スピンチャック40に保持されたウエハWの上方側には、ウエハWの表面の中央部と隙間を介して対向する現像液供給ノズル55(処理液供給ノズル)が進退自在かつ昇降自在に設けられている。この現像液供給ノズル55は、流量調整可能な開閉弁V2を介設した現像液供給管路56を介して現像液供給源57(処理液供給源)に接続されている。また、ウエハWの表面と隙間を介して対向し、ウエハWの直径と同じか又は直径よりも長いスリット状の洗浄液の吐出口58aを備えた洗浄液供給ノズル58が進退自在かつ昇降自在に設けられている。この洗浄液供給ノズル58は、流量調整可能な開閉弁V3を介設する供給路59を介して洗浄液例えば純水の供給源60に接続されている。なおこの場合、開閉弁V2,V3は、図示しない制御手段からの制御信号に基づいて流量調整可能に開閉され、所定量の現像液,純水(洗浄液)がウエハWの表面に供給(吐出)されるようになっている。
なお、洗浄液供給ノズル58は、洗浄液の温度を調整するための温度調整部61を備えている。温度調整部61は、供給路59の外側を囲むように形成された温調水の流路により二重管構造に構成され、この温調水により洗浄液の温度が調整されるように構成されている。
インターフェース部3は、図3に示すように、処理部2と露光部4との間に前後に設けられる第1の搬送室3A及び第2の搬送室3Bにて構成されており、それぞれに第1のウエハ搬送部30A及び第2のウエハ搬送部30Bが設けられている。第1のウエハ搬送部30Aは昇降自在かつ鉛直軸回りに回転自在な基体31Aと、この基体31A上に設けられる進退自在なアーム32Aとで構成されている。また第2のウエハ搬送部30Bは昇降自在かつ鉛直軸回りに回転自在な基体31Bと、この基体31B上に設けられる進退自在なアーム32Bとで構成されている。
また、第1の搬送室3Aには、第1のウエハ搬送部30Aを挟んでキャリアステーション1側から見た左側に、ウエハWのエッジ部のみを選択的に露光するための周縁露光装置(WEE)33と、複数例えば25枚のウエハWを一時的に収容する2つのバッファカセット34が例えば上下に積層されて設けられている。同じく右側には受け渡しユニット35、各々例えば冷却プレートを有する2つの高精度温調ユニット36及び露光をしたウエハWをPEB処理する加熱・冷却ユニット(PEB)37が例えば上下に積層されて設けられている。また、露光部4側に形成されたウエハ搬送口3aを介して第2の搬送室3Bと露光部4との間でウエハWの受け渡しをするための受け渡しステージ38A,38Bが左右に並んで設けられている。これら受け渡しステージ38A,38Bの各々の表面にはウエハWを裏面側から支持する例えば3本の基板支持ピン39が設けられている。
次に、上記塗布・現像装置を用いてウエハWを処理する手順について説明する。ここでは、ウエハWの表面にボトム反射防止膜(BARC)を形成し、その上層にレジスト層を塗布し、レジスト層の表面にトップ反射防止膜TC(以下に保護膜TCという)を積層した場合について説明する。まず、例えば25枚のウエハWを収納したキャリア10が載置部11に載置されると、開閉部12と共にキャリア10の蓋体が外されて受け渡し手段A1によりウエハWが取り出される。そして、ウエハWは棚ユニットU1の一段をなす受け渡しユニット(図示せず)を介して主搬送手段A2へと受け渡され、塗布処理の前処理として例えばユニット(BCT)23にてその表面にボトム反射防止膜(BARC)が形成される。その後、主搬送手段A2により棚ユニットU1の加熱処理部に搬送されてプリベーク(CLHP)される。
その後、主搬送手段A2によりウエハWは塗布ユニット(COT)25内に搬入され、ウエハWの表面全体に薄膜状にレジストが塗布される。その後、主搬送手段A2により棚ユニットU2の加熱処理部に搬送されてプリベーク(CLHP)される。
その後、主搬送手段A2によりウエハWはユニット(TCT)24にてレジスト層の表面に保護膜TCが形成される。その後、主搬送手段A2により棚ユニットU2の加熱処理部に搬送されてプリベーク(CLHP)される。その後、ウエハWは主搬送手段A2により受け渡しユニット35に搬送された後、インターフェース部3のアーム32Aにより現像ユニット(DEV)26に搬入されてスピンチャック40により保持され、この状態で、洗浄液供給ノズル58がウエハWの一端側の外側に位置するように配置され、吐出口58aから洗浄液例えば純水を所定の流量で吐出すると共に当該ウエハWの表面から僅かに浮かせた状態で洗浄液供給ノズル58を他端側に向かってスキャン(スライド移動)する。これにより、ウエハWの表面、厳密にはトップ保護膜TCの表面に洗浄液(純水)が供給され、この洗浄液に保護膜表面の溶解成分が溶け出してウエハWが洗浄される。この洗浄処理の際に、ウエハWの外周側に飛散する洗浄液(純水)は液回収路45内に回収される。その後、洗浄液供給ノズル58を後退させた後、スピンチャック40によりウエハWを鉛直軸回りに高速回転させてウエハWから洗浄液を振り切るスピン乾燥を行う。この際、開閉弁V1が開放して空気供給源50から空気が気体供給口48に供給されると、空気はミスト回収路47に沿って流れ、その気流による負圧を利用すなわち気流による負圧が作用するエジェクタ効果によってミスト回収部46及び吸引口49を介してミストをミスト回収路47内に回収する。ミスト回収路47に回収されたミストはカップ43の下部に設けられた液受け部44aに受け止められ、排出口44bから外部の気液分離部54に排出され、気液分離部54によって気液分離される。
上記のように露光前洗浄を行うことにより、プリベーク時にウエハW表面にウォーターマークが残って露光に影響するのをより確実に抑えることができる。
その後、ウエハWはアーム32Aにより現像ユニットから搬出されて、第2のウエハ搬送部30Bへと受け渡されて受け渡しユニット37Aに載置される。このウエハWは露光部4に設けられた図示しない搬送手段によりウエハ搬送口3aを介して露光部4内に搬入され、ウエハWの表面に対向するように露光手段1が配置されて液浸露光が行われる。
その後、液浸露光を終えたウエハWは図示しない上記搬送手段により受け渡しユニット37Bに載置される。次いで、第2のウエハ搬送部30Bにより受け渡しユニット37BからウエハWは取り出され、更に、第1のウエハ搬送部30Aに受け渡されて、現像ユニット(DEV)26に搬入されてスピンチャック40により保持され、この状態で、洗浄液供給ノズル58がウエハWの中心部の上方に位置するように配置され、吐出口58aから洗浄液すなわち純水を所定の流量で吐出する。これにより、ウエハWの表面、厳密には保護膜の表面に洗浄液(純水)が供給され、これにより保護膜が溶解して液浸露光時にウエハWの表面具体的には保護膜の表面に生じた水滴,パーティクル,シミ等が確実に除去される。この洗浄処理の際に、ウエハWの外周側に飛散する洗浄液(純水)は液回収路45内に回収される。
その後、洗浄液供給ノズル58を後退させた後、スピンチャック40によりウエハWを鉛直軸回りに高速回転させてウエハWから洗浄液を振り切るスピン乾燥を行う。この際、開閉弁V1が開放して空気供給源50から空気が気体供給口48に供給されると、空気はミスト回収路47に沿って流れ、その気流による負圧を利用すなわち気流による負圧が作用するエジェクタ効果によってミスト回収部46及び吸引口49を介してミストをミスト回収路47内に回収する。ミスト回収路47に回収されたミストはカップ43の下部に設けられた液受け部44aに受け止められ、排出口44bから外部の気液分離部54に排出され、気液分離部54によって気液分離される。
露光後の洗浄・乾燥が行われた後、第2のウエハ搬送部30Bにより現像ユニット(DEV)26からウエハWは取り出され、更に、第1のウエハ搬送部30Aに受け渡されて、第1のウエハ搬送部30Aにより加熱・冷却ユニット(PEB)37に搬入される。ここで、ウエハWは粗冷却された後、所定の温度に加熱されることにより、レジストに含まれる酸発生剤から発生した酸をその内部領域に拡散させるポストエクスポージャーベーク(PEB)処理が行われる。そして、当該酸の触媒作用によりレジスト成分が化学的に反応することにより、この反応領域は例えばポジ型のレジストの場合には現像液に対して可溶解性となる。
PEB処理がされたウエハWは、第1のウエハ搬送部30Aにより加熱・冷却ユニット37から搬出され、そして棚ユニットU3の受け渡しユニットを経由して処理部2内に搬入される。処理部2内でウエハWは主搬送手段A3により現像ユニット(DEV)26内に搬入され、現像ユニット(DEV)26内に設けられた現像液供給ノズル55によりその表面に現像液が供給されて現像処理が行われる。これにより、ウエハW表面のレジスト膜のうちの現像液に対して可溶解性の部位が溶解することにより所定のレジストパターンが形成される。更にウエハWには図示しないリンスノズルから例えば純水などのリンス液が供給されてリンス処理がなされ、その後にリンス液を振り切るスピン乾燥が行われる。この際、上述した露光前・後の洗浄後と同様に、開閉弁V1が開放して空気供給源50から空気が気体供給口48に供給されると、空気はミスト回収路47に沿って流れ、その気流による負圧を利用すなわち気流による負圧が作用するエジェクタ効果によってミスト回収部46及び吸引口49を介してミストをミスト回収路47内に回収する。
その後、ウエハWは主搬送手段A3により現像ユニット(DEV)26から搬出され、主搬送手段A2、受け渡し手段A1を経由して載置部11上の元のキャリア10へと戻されて一連の塗布・現像処理を終了する。
なお、上記実施形態では、ウエハWの表面にボトム反射防止膜(BARC)を形成し、その表面にレジスト層(R)を形成し、更にその表面にトップ反射防止膜(TC)を積層した場合について説明したが、ボトム反射防止膜(BARC)なしの場合においても、上記実施形態と同様の効果が得られる。この場合の処理手順は、レジスト塗布工程→プリベーク工程→トップ反射防止膜塗布工程→プリベーク工程→露光前洗浄工程→液浸露光工程→露光後洗浄工程→ポストエクスポージャーベーク工程→現像工程の順に処理される。
なお、上記実施形態では、この発明に係る液処理装置を現像ユニット(DEV)26の現像処理装置に適用した場合について説明したが、液処理装置をインターフェース部3に独立して設けるようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、この発明に係る液処理装置は、空気供給源50から供給される空気を直接気体供給口48に供給して、その気流による負圧を利用するエジェクタ効果によってミストをミスト回収路47内に回収する構造である場合について説明したが、かならずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、図6に示すように、気体供給口48部に、空気供給源50から供給される空気を一時貯留する環状の気体貯留部63(以下にバッファ部63という)を形成すると共に、このバッファ部63の下部に、気体供給用の環状スリット64を形成する構造であってもよい。
このように構成することにより、空気供給源50から供給される空気をバッファ部63に一時貯留した後に、環状スリット64からミスト回収路47内に気体を供給することができるので、更に気流を安定させてミストの回収を確実に行うことができる。
また、図7に示すように、カップ43の上方に配置されたフィルタユニット70に、カップ43に向かって筒形カーテン状に気体すなわちフィルタユニットによって清浄化された空気を供給する気体供給手段71を設けた構造としてもよい。この場合、ミスト回収路47の上部に気体供給手段71から供給される空気を導く気体供給口48が形成されると共に、気体供給口48と近接する部位に、ミスト回収部46とミスト回収路47とを連通する吸引口49が形成されている。なお、フィルタユニット70は図示しない空気供給ダクトに接続されている。また、気体供給手段71は、例えば、フィルタユニット70の下面に取り付けられる環状スリットを有する筒状部材にて形成されている。
このように構成することにより、ウエハWに洗浄液を供給後、スピンチャック40が回転する際に、気体供給手段71からカップ43に向かって空気を筒形カーテン状に供給してカップ43内と外部の雰囲気を遮断することができる。また、気体供給手段71から供給された空気が気体供給口48に供給されると、空気はミスト回収路47に沿って流れ、その気流による負圧を利用すなわち気流による負圧が作用するエジェクタ効果によってミスト回収部46及び吸引口49を介してカップ43内に発生したミストがミスト回収路47内に回収される。したがって、ミストがカップ43の外部に飛散するのを阻止することができると共に、ミストをミスト回収路47内に回収することができる。
また、図8に示すように、図7に示した液処理装置における気体供給口48部に、空気供給源50から供給される空気を一時貯留する環状のバッファ部63Aを形成すると共に、このバッファ部63Aの下部に、気体供給用の環状スリット64Aを形成した構造としてもよい。
このように構成することにより、気体供給手段71から供給される空気をバッファ部63Aに一時貯留した後に、環状スリット64Aからミスト回収路47内に気体を供給することができるので、図7に示した構造のものに加えて、更に気流を安定させてミストの回収を確実に行うことができる。
また、液処理装置の別の形態として、上述した形態のものを組み合わせた構造としてもよい。すなわち、図9に示すように、ミスト回収路47における上部と側部の近接部位に、気体供給口48と吸引口49を形成し、気体供給口48に気体供給管路51を介して空気供給源50を接続する。一方、カップ43の上方に配置されたフィルタユニット70に、カップ43に向かって筒形カーテン状に気体すなわちフィルタユニットによって清浄化された空気をカップ43の気体供給口48より内側に供給する気体供給手段71を設ける構造としてもよい。なお、この場合、図9に二点鎖線で示すように、気体供給口48部に空気供給源50から供給された空気を一時貯留するバッファ部63を形成すると共に、このバッファ部63の下部に、気体供給用の環状スリット64を形成してもよい。
このように構成することにより、空気供給源50から空気が気体供給口48に供給されると、空気はミスト回収路47内に沿って流れ、その気流による負圧を利用するエジェクタ効果によってミスト回収部46及び吸引口49を介してミストをミスト回収路47内に回収することができる。また、気体供給手段71からカップ43に向かって空気を筒形カーテン状に供給してカップ43内と外部の雰囲気を遮断することができる。
なお、図6ないし図9に示す液処理装置において、その他の部分は図4に示した第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
この発明に係る液処理装置を適用した塗布・現像処理装置に露光処理装置を接続した処理システムの全体を示す概略平面図である。 上記処理システムの概略斜視図である。 上記処理システムにおけるインターフェース部を示す斜視図である。 この発明に係る液処理装置の第1実施形態を示す概略断面図である。 上記液処理装置の概略平面図(a)、(a)のI−I線に沿う拡大断面図(b)及び(a)のII−II線に沿う拡大断面図(c)である。 この発明に係る液処理装置の第2実施形態を示す概略断面図である。 この発明に係る液処理装置の第3実施形態を示す概略断面図である。 この発明に係る液処理装置の第4実施形態を示す概略断面図である。 この発明に係る液処理装置の第5実施形態を示す概略断面図である。
W 半導体ウエハ(被処理基板)
40 スピンチャック(基板保持手段)
43 カップ
46 ミスト回収部
47 ミスト回収路
48 気体供給口
49 吸引口
50 空気供給源(気体供給源)
55 現像液供給ノズル(処理液供給ノズル)
58 洗浄液供給ノズル
63,63A バッファ部(気体貯留部)
64,64A 環状スリット
70 フィルタユニット
71 気体供給手段

Claims (6)

  1. 被処理基板を水平に保持すると共に、回転可能に保持する基板保持手段と、被処理基板に処理液を供給する処理液供給ノズルと、被処理基板に洗浄液を供給する洗浄液供給ノズルと、上記基板保持手段に保持された被処理基板の周囲を包囲するカップと、を具備する液処理装置において、
    上記カップの上部開口部に、内方側が開口する環状のミスト回収部とミスト回収路を形成し、ミスト回収路における上部と側部の近接部位に、気体供給源に接続する気体供給口と、ミスト回収部とミスト回収路を連通する吸引口を形成してなり、
    上記被処理基板に洗浄液を供給後、上記基板保持手段が回転する際に、上記気体供給源から気体供給口に供給される気体の気流による負圧を利用して上記ミスト回収部及び吸引口を介してミストを上記ミスト回収路内に回収可能に形成してなる、ことを特徴とする液処理装置。
  2. 請求項1記載の液処理装置において、
    上記気体供給口部に、気体供給源から供給される気体を一時貯留する環状の気体貯留部を形成すると共に、この気体貯留部の下部に、気体供給用の環状スリットを形成してなる、ことを特徴とする液処理装置。
  3. 被処理基板を水平に保持すると共に、回転可能に保持する基板保持手段と、被処理基板に処理液を供給する処理液供給ノズルと、被処理基板に洗浄液を供給する洗浄液供給ノズルと、上記基板保持手段に保持された被処理基板の周囲を包囲するカップと、を具備する液処理装置において、
    上記カップの上部開口部に、内方側が開口する環状のミスト回収部とミスト回収路を形成し、
    上記ミスト回収路の上部に上記気体供給手段から供給される気体を導く気体供給口を形成すると共に、気体供給口と近接する部位に、ミスト回収部と上記ミスト回収路とを連通する吸引口を形成し、
    上記カップの上方に配置され、カップに向かって筒形カーテン状に気体を供給する気体供給手段を具備してなり、
    上記被処理基板に洗浄液を供給後、上記基板保持手段が回転する際に、上記気体供給手段からカップに向かって気体を筒形カーテン状に供給可能に形成してなる、ことを特徴とする液処理装置。
  4. 請求項記載の液処理装置において、
    上記気体供給口部に、気体供給源から供給される気体を一時貯留する環状の気体貯留部を形成すると共に、この気体貯留部の下部に、気体供給用の環状スリットを形成してなる、ことを特徴とする液処理装置。
  5. 被処理基板を水平に保持すると共に、回転可能に保持する基板保持手段と、被処理基板に処理液を供給する処理液供給ノズルと、被処理基板に洗浄液を供給する洗浄液供給ノズルと、上記基板保持手段に保持された被処理基板の周囲を包囲するカップと、を具備する液処理装置において、
    上記カップの上部開口部に、内方側が開口する環状のミスト回収部とミスト回収路を形成すると共に、ミスト回収路における上部と側部の近接部位に、気体供給源に接続する気体供給口と、ミスト回収部とミスト回収路を連通する吸引口を形成し、
    上記カップの上方に配置され、カップに向かって筒形カーテン状に気体を供給する気体供給手段を具備してなり、
    上記被処理基板に洗浄液を供給後、上記基板保持手段が回転する際に、上記気体供給源から気体供給口に供給される気体の気流による負圧を利用して上記ミスト回収部及び吸引口を介してミストを上記ミスト回収路内に回収可能に形成すると共に、上記気体供給手段からカップに向かって気体を筒形カーテン状に供給可能に形成してなる、ことを特徴とする液処理装置。
  6. 請求項記載の液処理装置において、
    上記気体供給口部に、気体供給源から供給される気体を一時貯留する環状の気体貯留部を形成すると共に、この気体貯留部の下部に、気体供給用の環状スリットを形成してなる、ことを特徴とする液処理装置。
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