JP4747823B2 - レーダ受信パルス分離装置 - Google Patents

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Description

この発明は、レーダ装置等から送信されるパルス列信号を受信し、音声へ変換するレーダ受信パルス分離装置に関する。
レーダ装置等から送信されたパルス列信号をレーダ受信パルス分離装置の受信回路で受信し、このパルス列信号の特徴を抽出し、所望の目標が送信するパルス列信号の既知の特徴と比較を行い、この特徴が一致した場合にスピーカを鳴らすようにすれば、このレーダ受信パルス分離装置の監視圏内に所望の目標が入ってきたことを、スピーカで鳴らされる音を聴くことにより知ることができる。このようなレーダ受信パルス分離装置は、聴音フィルタ装置とも呼ばれ、例えば、搭載したレーダ装置から特定のPRI(パルス繰返し周期:Pulse Repetition Interval)のパルス列信号を送信する航空機等の目標が領空管制圏内に侵入してきたことを耳で認知することが可能で、その音の高さから目標が何であるかを認知することも可能である。
そこで、従来のレーダ受信パルス分離装置においては、レーダ装置等から送信されたパルス列信号を受信回路で受信し、アナログ回路からなるPRI測定部等でアナログ処理を行って、受信されたパルス列信号の特徴である例えばPRIを検出し、そのPRIが既知の所望の目標のPRIと一致した場合は所望の目標が検知されたものと判定するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。この判定結果を用いて、スピーカを鳴らせば、耳で認知することも可能であった。
特開平10−38999号公報(第2〜3頁、第1図)
上記のように、特許文献1に記載の従来のレーダ受信パルス分離装置は、特定のPRIを有するパルス列信号を送信するレーダ装置を搭載した所望の目標を識別するために、前記パルス列信号をアナログ回路により識別処理するようにしていたので、それぞれが特定のPRIを有するパルス列信号を送信する各々のレーダ装置を搭載する複数の目標であるような、例えば、航空機が同時に領空管制圏内に進入し、複数のパルス列信号が重なって受信されてしまうような場合には、このパルス列信号の中から、所望の目標の特定のPRIを有するパルス列信号だけを選択抽出することが困難であるという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するために為されたもので、特定のPRIを有する複数のパルス列信号が重なって受信されたとしても、このパルス列信号の中から、所望の目標の特定のPRIを有するパルス列信号だけを選択抽出して、このパルス列信号に基づいてスピーカを鳴らすことが可能なレーダ受信パルス分離装置を提供することを目的とする。
この発明に係るレーダ受信パルス分離装置は、特定のPRIを有する複数の目標のレーダ装置から送信されたパルス列信号を受信回路で受信し、前記パルス列信号をA/D変換器でデジタル化して、デジタルPRI検知選択部が前記A/D変換器から出力された第1のデジタルパルス列信号の中から所望の目標の特定のPRIを有する第2のデジタルパルス列信号を選択して出力し、スピーカ駆動回路が前記第2のデジタルパルス列信号をスピーカを鳴らすためにパルス拡張を行うようにした。
この発明によれば、受信したパルス列信号をデジタル化してから、所望の目標のPRIを有するデジタルパルス列信号を選択して出力するようにしたので、複数の目標の特定のPRIを有するパルス列信号が重なって受信されたとしても、このパルス列信号の中から、所望の目標の特定のPRIを有するパルス列信号だけを選択抽出して、このパルス列に基づいてスピーカを鳴らすことができ、複数の目標の中から所望の目標を識別することができるという効果がある。
以下、この発明の実施の形態によるレーダ受信パルス分離装置を、それぞれが特定のPRIを有するパルス列信号を送信するレーダ装置を搭載した複数の目標からのパルス列信号を同時に受信した場合について説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明に係るレーダ受信パルス分離装置の実施の形態1の概略構成図である。
当該レーダ受信パルス分離装置は、それぞれが特定のPRIを有するパルス列信号を送信するレーダ装置を搭載した複数の目標から送信されるパルス列信号を変調した無線周波受信信号(RXRF)を同時に受信回路1で受信し、受信処理されて復調されたパルス列信号をA/D変換器2でデジタル化して、第1のデジタルパルス列信号を得る。
次に、デジタルPRI検知選択部3において、前記第1のデジタルパルス列信号の中から所望の目標のPRIを有する第2のデジタルパルス列信号が選択して出力される。前記デジタルPRI検知選択部3から出力された前記第2のデジタルパルス列信号は、スピーカを鳴らすために、スピーカ駆動回路4で、スピーカ駆動可能な時間間隔となるようにパルス拡張が行われ、スピーカ5が所望の目標のPRIに対応した高さの音を鳴らすようになっている。
なお、デジタルPRI検知選択部3は、第1のデジタルパルス列信号に含まれるPRIを検出し、この検出されたPRIが所望の目標のPRIに一致するかどうかを判定して、一致する場合は選択信号を出力するPRI検知部と、前記PRI検知部から出力された前記選択信号に基づいて前記第1のデジタルパルス列信号に含まれるパルス列を通過させるかどうか選択して、所望の目標のPRIを有する第2のデジタルパルス列信号のみを通過させる選択パルス列通過フィルタとから構成されている。
従って、受信したパルス列信号をデジタル化してから、PRI検知部で所望の目標のPRIに一致するかどうか判定して、一致する場合は選択パルス列通過フィルタで選択出力して、所望の目標のPRIに対応した高さの音を発することが可能である。
図2は、図1の概略構成図のデジタルPRI検知選択部3として、第1のデジタルパルス列信号を並列同期処理を行うことにより所望の目標のPRIを検出する同期式のデジタルPRI検知選択部3aを用いたレーダ受信パルス分離装置の構成図である。図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図2において、同期式のデジタルPRI検知選択部3aは、A/D変換器2の出力に対して、同期検出を行って同期検出信号を出力する検出回路を複数有する並列同期処理部6と、複数の検出回路から出力された同期検出信号に基づいてPRIを検出し、さらに、所望の目標のPRIかどうかを判定して所望の目標のPRIであれば選択信号を出力するPRI検出判定部7とからなるPRI検知部と、PRI検出判定部7から出力された選択信号に基づいてA/D変換器2から出力された第1のデジタルパルス列信号の中から所望の目標のPRIを有する第2のパルス列信号を選択して出力する選択パルス列通過フィルタ8とから構成されている。
次に、図2に示したレーダ受信パルス分離装置の動作について説明する。図3は、同期式のデジタルPRI検知選択部3aを用いたレーダ受信パルス分離装置の動作を説明するための動作波形図である。
図3(a)は、図2のA/D変換器2でデジタル化された第1のデジタルパルス列信号を示しており、目標Aのレーダ装置から送信されたパルス列信号の無線周波受信信号と目標Bのレーダ装置から送信されたパルス列信号の無線周波受信信号とが同時に受信回路1で受信され、受信処理により復調された後、A/D変換器2でデジタル化された場合を一例としている。ここで、所望の目標は目標Bであると想定しており、同期式のデジタルPRI検知選択部3aで、第1のデジタルパルス列信号の中から目標BのPRIを有する第2のデジタルパルス列信号が選択出力された出力波形が、図3(b)に示されている。
さて、目標Aと目標Bがほぼ同時にレーダ受信パルス分離装置の監視圏内に入ってきた場合、目標Aのレーダ装置から送信されたパルス列信号を変調した無線周波受信信号と目標Bのレーダ装置から送信されたパルス列信号を変調した無線周波受信信号とが同時に重なって受信回路1で受信処理されて復調され、A/D変換器2でデジタル化されて、目標Aのパルス列信号と目標Bのパルス列信号を含む、図3(a)に示すような第1のデジタルパルス列信号が、同期式のデジタルPRI検知選択部3aに入力される。
次に、第1のデジタルパルス列信号は、並列同期処理部6の中に設けられた複数の検出回路において、パルス信号の立ち上がりが検出される。なお、検出回路は、オペレータの指示により、所望の目標のPRIの値が設定されており、図3(a)に示したように、最初の立ち上がりa−1を検出した後、その時点からPRIの時間が経過する毎に立ち上がりゲート幅の範囲にてパルスの立ち上がりの有無を調べ、パルスの立ち上がりを検出したことを同期をすることを検出したとして、その同期の回数をカウントし、所定回数以上(ここでは、一例として4回に設定されていることとする。)の同期をすることを連続して検出した場合に、同期検出信号を出力するように動作する。
つまり、図3(a)の第1のデジタルパルス列信号の波形のうち、目標Aのa−1のパルスから始まり、目標Aと目標Bのパルスからなる最初のパルス列a−1、b−1、a−2、b−2・・・に対して、a−1のパルスの立ち上がりを複数の検出回路の内の1台目の検出回路が検出すると、この1台目の検出回路はオペレータの設定したPRIの時間の経過毎に立ち上がりゲート幅の範囲内でパルスの立ち上がりの有無を監視して、立ち上がりを検出した場合は同期をすることを検出したとして、その同期の回数をカウントする。目標Aのa−2では、パルスの立ち上がりが無いので、この1台目の検出回路は同期をすることを検出しない。なお、図3(a)においては、この1台目の検出回路はa−6で立ち上がりを検出することが可能であるが、最初の立ち上がりの検出から連続して検出しないと、この検出回路は同期の回数をカウントしないでリセットするようになっている。
一方、目標Bのb−1のパルスから始まり、目標Aと目標Bのパルスからなる次のパルス列b−1、a−2、b−2、a−3・・・に対して、b−1の立ち上がりを2台目の検出回路が検出すると、この2台目の検出回路はオペレータの設定したPRIの時間の経過毎に立ち上がりゲート幅の範囲内でパルスの立ち上がりの有無を監視して、立ち上がりを検出した場合は同期をすることを検出したとして、その同期の回数をカウントする。目標Bのb−2では、パルスの立ち上がりが有るので、この2台目の検出回路は同期をすることを検出したとして、同期の回数を1回とカウントする。目標Bのb−3、b−4、b−5においても同様に、この2台目の検出回路は同期の回数をカウントし、所定回数である4回を連続して検出したとして、同期検出信号を出力する。PRI検出判定部7は、この2台目の検出回路から出力された同期検出信号に基づいて、第1のデジタルパルス列信号に含まれる検出されたPRIがオペレータが設定した所望の目標のPRIに一致したと判定して、選択信号を出力する。
次に、選択パルス列通過フィルタ8は、PRI検出判定部7から出力された選択信号に基づいて、A/D変換器2から出力された第1のデジタルパルス列信号の中からオペレータの設定した所望の目標BのPRIを有する第2のデジタルパルス列信号を選択通過させて、図3(b)に示すような第2のデジタルパルス列信号が出力される。
スピーカ駆動回路4は、選択パルス列通過フィルタ8から出力された第2のデジタルパルス列信号をスピーカを駆動可能な時間間隔となるようにパルス拡張を行い、スピーカ5は所望の目標BのPRIに対応した高さの音を発する。
以上においては、目標Aと識別しようとする所望の目標Bがレーダ受信パルス分離装置の監視圏内に入ってきた場合を例にとって説明したが、特定のPRIを有する目標であれば、さらに目標の数が増えても同様のレーダ受信パルス分離装置の動作によって、所望の目標BのPRIに対応した高さの音を発することが可能であるのは言うまでもない。
以上のように、受信したパルス列信号をデジタル化してから、複数の検出回路を有する並列同期処理部で同期検出を行ってPRIを検出し、所望の目標のPRIと一致すると判定した場合に所望の目標のPRIを有するパルス列信号を選択出力し、パルス拡張を行ってスピーカを鳴らすようにしたので、複数の目標が同時にレーダ受信パルス分離装置の監視圏内に入ってきても、その中から所望の目標を識別して所望の目標のPRIに対応した高さの音をリアルタイムで鳴らすことができるという効果がある。
ところで、受信したパルス列信号をデジタル化してから、一旦メモリ部に蓄積した上で、蓄積されたデジタルパルス列信号を読み出して単一の同期処理部で同期検出し、メモリ部の動作に対応したメモリ対応PRI検出判定部で所望の目標のPRIと一致するかどうか判定するようにすれば、複数の検出回路を設ける必要が無くなり、回路構成を簡略化できる。
図4は、図1の概略構成図のデジタルPRI検知選択部3として、第1のデジタルパルス列信号の所定量の信号を一時的にメモリ部に記憶し、この所定量の信号の各々のパルス列の入力に対してこのパルス列毎に同期検出を行うことにより所望の目標のPRIを検出するメモリ部9を備えた同期式のデジタルPRI検知選択部3bを用いたレーダ受信パルス分離装置の構成図である。図2と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図4において、メモリ部を備えた同期式のデジタルPRI検知選択部3bは、A/D変換器2の出力である第1のデジタルパルス列信号の所定量の信号を一時的に記憶するメモリ部9と、この所定量の信号の各々のパルス列の入力に対して、このパルス列毎に同期検出を行い、所定回数以上の同期をすることを連続して検出した場合に同期検出信号を出力する単一の検出回路を有する単一同期処理部10と、この検出回路から同期検出信号が出力された場合に第1のデジタルパルス列信号に含まれるPRIが所望の目標のPRIに一致したと判定し、選択信号を出力するとともに、所定量の信号の判定が終了した後に、メモリ部9に次の所定量の信号を記憶するための指示信号を出力するメモリ対応PRI検出判定部11とから構成されている。
メモリ部を備えた同期式のデジタルPRI選択部3bは、以上のように構成されているので、複数の検出回路が必要とされないため、リアルタイムで動作させることはできないものの、簡単な回路構成でデジタルPRI検知選択部を実現できるという効果がある。
実施の形態2.
実施の形態1のレーダ受信パルス分離装置では、同期式のデジタルPRI検知選択部、及び、メモリ部を備えた同期式のデジタルPRI検知選択部を用いた場合について示したが、PRI検知部が複数のFIR(有限インパルス応答:Finite Impulse Response)回路からなる並列FIR処理部を用いて構成されたFIR回路制御式のデジタルPRI検知選択部を用いることも可能である。ここで、有限インパルス応答とは、インパルスを入力したときの出力信号が有限時間で0に収束することを意味し、FIR回路とは、いわゆるFIRフィルタの機能をする回路である。
図5は、図1の概略構成図のデジタルPRI検知選択部3として、第1のデジタルパルス列信号を並列FIR処理を行うことにより所望の目標のPRIを検出するFIR回路制御式のデジタルPRI検知選択部3cを用いたレーダ受信パルス分離装置の構成図である。図2と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図5において、FIR回路制御式のデジタルPRI検知選択部3cは、A/D変換器2の出力に対して、複数の遅延器と複数の乗算器とこれらの乗算器の出力を加算する加算処理部からなり、FIR処理を行って加算処理結果を出力するFIR回路を、複数有する並列FIR処理部12と、複数のFIR回路から出力された加算処理結果に基づいてPRI検出し、さらに、所望の目標のPRIかどうかを判定して所望の目標のPRIであれば選択信号を出力するとともに、FIR回路の各々の乗算器の乗算値を設定制御するFIR回路制御式PRI検出判定部13とからなるPRI検知部と、FIR回路制御式PRI検出判定部13から出力された選択信号に基づいてA/D変換器2から出力された第1のデジタルパルス列信号の中から所望の目標のPRIを有する第2のパルス列信号を選択して出力する選択パルス列通過フィルタ8とから構成されている。
次に、図5に示したレーダ受信パルス分離装置の動作について説明する。図6は、FIR回路制御式のデジタルPRI検知選択部3cを用いたレーダ受信パルス分離装置の動作を説明するための動作説明図である。
図6(a)は、図5のA/D変換器2でデジタル化された第1のデジタルパルス列信号を示しており、目標Cのレーダ装置から送信されたパルス列信号の無線周波受信信号と目標Dのレーダ装置から送信されたパルス列信号の無線周波受信信号とが同時に受信回路1で受信され、受信処理により復調された後に、A/D変換器2でデジタル化された場合を一例としている。ここでは、所望の目標は目標Cであると想定している。
図6(b)は、図6(a)の第1のデジタルパルス列信号の各々のパルス列の入力に対して、FIR回路の構成とその動作とFIR回路から出力された加算処理結果に基づくFIR回路制御式PRI検出判定部13の動作を説明するための動作説明図である。
FIR回路は、第1のデジタルパルス列信号の各々のパルス列の入力に対して、直列接続となる複数の遅延器14と並列接続となる複数の乗算器15とが梯子状に配列された梯子状回路と、複数の乗算器15の出力を加算する加算処理部16とから構成されている。
遅延器14は、入力されたパルス列に対して、所定の単位時間の遅延を与えるようになっている。また、乗算器15には、FIR回路制御式PRI検出判定部13により、目標CのPRIに対応した乗算値が設定制御されるようになっている。図6(b)においては、目標CのPRIは、遅延器14を4つ挟んだ時間間隔、つまり、遅延器14の単位時間の4倍の時間間隔となる例を示しており、従って、4つの遅延器14の両側の乗算器15には乗算値1が設定され、挟まれた内側の3つの乗算器15には乗算値0が設定されている。
なお、図6(b)の図中の記載に関し、目標CのPRIに対応して図の左側では4つの遅延器14が並んでいるが、図中の記載を簡略化するために、図の右側の3つのPRIに対してはそれぞれ4つの遅延器14が並ぶところを1つの遅延器14と1つの乗算器15だけを図示し、残りの3つの遅延器14とそれぞれに接続された3つの乗算器15を省略して図示している。実際には、いずれの目標CのPRIに対しても、4つの遅延器14とそれぞれに接続された4つの乗算器15が並んで梯子状回路が構成されている。
また、FIR回路制御式PRI検出判定部13は、FIR回路の加算処理部16から出力された加算処理結果が所定の閾値を越えた場合に第1のデジタルパルス列信号に含まれるPRIが所望の目標のPRIに一致したと判定する閾値判定器17と、一致したと判定した場合に図5の選択パルス列通過フィルタ8に選択信号を出力する出力部18を備えている。
ゆえに、図6(a)の目標Dのパルス列d−1、d−2・・・がFIR回路に入力されたとしても、目標DのPRIは遅延器14の単位時間の4倍とはなっていないので、遅延器14で遅延されたパルス列の各パルスに対して乗算器15で乗算値を乗算し、乗算器15の出力を加算処理部16で加算した加算処理結果は、所定の閾値を越えることができず、閾値判定器17で第1のデジタルパルス列信号に含まれるPRIが所望の目標CのPRIに一致したと判定することは無いが、図6(a)の目標Cのパルス列c−1、c−2、c−3、c−4、c−5・・・がFIR回路に入力された場合は、目標AのPRIは単位時間の丁度4倍となっているので、加算処理結果は所定の閾値を越えることとなり、閾値判定器17は第1のデジタルパルス列信号に含まれるPRIが所望の目標CのPRIに一致したと判定して、出力部18から選択信号が出力される。FIR回路の単体の動作は以上のとおりである。
なお、図5に示すように、FIR回路制御式のPRI検知選択部3cのPRI検知部は、複数のFIR回路を有する並列FIR処理部12を備えており、第1のデジタルパルス列信号の各々のパルス列毎に対応するFIR回路がそれぞれFIR処理を行い、各々のFIR回路が各々の加算処理結果を出力するようになっている。
図5と図6を用いて、FIR回路制御式のPRI検知選択部3cの動作を以下に詳細に説明する。
図6(a)の第1のデジタルパルス列信号の波形のうち、目標Cのc−1のパルスから始まり、目標Cと目標Dのパルスからなる最初のパルス列c−1、d−1、c−2、d−2・・・に対して、複数のFIR回路の内の1台目のFIR回路がFIR処理を行い、目標Cのパルス列であるc−1、c−2、c−3、c−4・・・に対する加算処理結果が1台目のFIR回路から出力される。所望の目標Cのパルス列であるので、この加算処理結果は所定の閾値を越えることから、閾値判定器17は第1のデジタルパルス列信号に含まれるPRIが所望の目標CのPRIに一致したと判定して、出力部18から選択信号が出力される。
次に、選択パルス列通過フィルタ8は、FIR回路制御式PRI検出判定部13の出力部18から出力された選択信号に基づいて、A/D変換器2から出力された第1のデジタルパルス列信号の中から所望の目標CのPRIを有する第2のデジタルパルス列信号を選択通過させ、スピーカ駆動回路4がパルス拡張を行って、スピーカ5が所望の目標CのPRIに対応した高さの音を発する。
一方、図6(a)の第1のデジタルパルス列信号の波形のうち、目標Dのd−1のパルスから始まり、目標Cと目標Dのパルスからなる次のパルス列d−1、c−2、d−2、c−3・・・に対して、2台目のFIR回路がFIR処理を行い、目標Dのパルス列であるd−1、d−2・・・に対する加算処理結果が2台目のFIR回路から出力されるが、所望の目標では無いので、加算処理結果は閾値を越えることは無い。
以上のように、第1のデジタルパルス列信号の各々のパルス列毎に対応するFIR回路がそれぞれFIR処理を行い、複数のFIR回路のいずれかの加算処理結果が所定の閾値を越えた場合にFIR回路制御式PRI検出判定部13から選択信号が出力されるように構成されているので、複数の目標が同時にレーダ受信パルス分離装置の監視圏内に入ってきても、その中から所望の目標を識別して所望の目標のPRIに対応した高さの音をリアルタイムで鳴らすことができるという効果がある。
ところで、受信したパルス列信号をデジタル化してから、一旦メモリ部に蓄積した上で、蓄積されたデジタルパルス列信号を読み出して単一のFIR処理部でFIR処理し、メモリ部の動作に対応したメモリ対応FIR回路制御式PRI検出判定部で所望の目標のPRIと一致するかどうか判定するようにすれば、複数のFIR回路を設ける必要が無くなり、回路構成を簡略化できる。
図7は、図4の単一同期処理部10とメモリ対応PRI検出判定部11からなるPRI検知部に代えて、単一FIR処理部19とメモリ対応FIR回路制御式PRI検出判定部20からなるPRI検知部と、第1のデジタルパルス列信号の所定量の信号を一時的に記憶するメモリ部9を備えたFIR回路制御式のデジタルPRI検知選択部3dを用いたレーダ受信パルス分離装置の構成図である。図4と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図7において、メモリ部を備えたFIR回路制御式のデジタルPRI検知選択部3dは、A/D変換器2の出力である第1のデジタルパルス列信号の所定量の信号を一時的に記憶するメモリ部9と、この所定量の信号の各々のパルス列の入力に対して、このパルス列毎にFIR処理を行って加算処理結果を出力する単一のFIR回路を有する単一FIR処理部19と、このFIR回路の加算処理結果が所定の閾値を越えた場合に第1のデジタルパルス列信号に含まれるPRIが所望の目標のPRIに一致したと判定し、選択信号を出力し、所定量の信号の判定が終了した後に、メモリ部に次の所定量の信号を記憶するための指示信号を出力するとともに、単一のFIR回路の各々の乗算器の乗算値を設定制御するメモリ対応FIR回路制御式PRI検出判定部とから構成されている。
メモリ部を備えたFIR回路制御式のデジタルPRI選択部3dは、以上のように構成されているので、複数のFIR回路が必要とされないため、リアルタイムで動作させることはできないものの、簡単な回路構成でデジタルPRI検知選択部を実現できるという効果がある。
実施の形態3.
実施の形態1のレーダ受信パルス分離装置では、同期式のデジタルPRI検知選択部を用いた場合を、実施の形態2のレーザ受信パルス分離装置では、FIR回路制御式のデジタルPRI検知選択部を用いた場合を示したが、PRI検知部が複数のFFT(高速フーリエ変換:Fast Fourier Transform)回路からなる並列FFT処理部を用いて構成されたFFT式のデジタルPRI検知選択部を用いることも可能である。
図8は、図1の概略構成図のデジタルPRI検知選択部3として、第1のデジタルパルス列信号を並列FFT処理を行い、得られたピリオドグラムのピークを検出することにより所望の目標のPRIを検出するFFT式のデジタルPRI検知選択部3eを用いたレーダ受信パルス分離装置の構成図である。図2と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図8において、FFT式のデジタルPRI検知選択部3eは、A/D変換器2の出力に対して、FFT処理を行ってピリオドグラムを出力するFFT回路を複数有する並列FFT処理部21と、複数のFFT回路から出力された各々のピリオドグラムのピークを検出する振幅ピーク検出部22と、振幅ピーク検出部22で検出されたピークの内、閾値を越えたピークに対してのみPRIを算出し、このPRIが所望の目標のPRIかどうかを判定して所望の目標のPRIであれば選択信号を出力する周波数ピーク式PRI検出判定部23とからなるPRI検知部と、周波数ピーク式PRI検出判定部23から出力された選択信号に基づいてA/D変換器2から出力された第1のデジタルパルス列信号の中から所望の目標のPRIを有する第2のパルス列信号を選択して出力する選択パルス列通過フィルタ8とから構成されている。
次に、図8に示したレーダ受信パルス分離装置の動作について説明する。図9は、FFT式のデジタルPRI検知選択部3eを用いたレーダ受信パルス分離装置の動作を説明するための動作波形図である。
図9(a)は、図8のA/D変換器2でデジタル化された第1のデジタルパルス列信号を示しており、PRIがPRI1である目標Eのレーダ装置から送信されたパルス列信号の無線周波受信信号とPRIがPRI2である目標Fのレーダ装置から送信されたパルス列信号の無線周波受信信号とが同時に受信回路1で受信され、受信処理により復調された後、A/D変換器2でデジタル化された場合を一例としている。ここでは、所望の目標はPRIがPRI1である目標Eであると想定している。
図9(b)は、図9(a)の第1のデジタルパルス列信号の図中に示すFFT時間範囲の入力に対して、FFT回路でFFT処理を行って得られたピリオドグラムを示している。
さて、図8と図9を用いて、FFT式のPRI検知選択部3eの動作を以下に詳細に説明する。
図9(a)の図中に示す時間軸におけるFFT時間範囲の信号を入力するように設定された、並列FFT処理部21のFFT回路によるFFT処理で得られた、図9(b)に示されたピリオドグラムには、目標EのPRIであるPRI1の逆数の周波数位置と、目標FのPRIであるPRI2の逆数の周波数位置にピークが得られる。ピリオドグラムのピークの周波数位置と強度は振幅ピーク検出部22で検出されるが、この例では、周波数ピーク式PRI検出判定部23は、PRI1に対応する周波数位置のピークは所定の閾値を越えたので、このピークに対してのみPRIをこのピークの周波数値の逆数を求めることで算出し、このPRI(=PRI1)が所望の目標EのPRIであるPRI1と一致することから、第1のデジタルパルス列信号に含まれるPRIが所望の目標EのPRIと一致したと判定し、選択信号を出力する。以後の動作は、実施の形態1や実施の形態2と同様である。
ところで、ピリオドグラムに現れるピークの強度は、第1のデジタルパルス列信号の入力に対して、FFT時間範囲をどのように設定するかに依存して変動するという問題がある。図9(b)では、所望の目標がEであったので、所望の目標を識別することができたが、もし、所望の目標がFであれば、対応するピークが所定の閾値を越えることができずに、識別できないこととなる。
そこで、図8に示すように、複数のFFT回路を有する並列FFT処理部21を備えるようにし、第1のデジタルパルス列信号を複数の時間範囲、つまりFFT時間範囲に分け、各々の時間範囲に対応する第1のデジタルパルス列信号がそれぞれ対応して時間範囲を設定されたFFT回路に入力され、各々のFFT回路からそれぞれのピリオドグラムが出力されるようにしている。
従って、実施の形態3のレーダ受信パルス分離装置は、FFT時間範囲がそれぞれ異なるFFT回路を、複数有する並列FFT処理部21を備えているので、所望の目標のPRIの値の大小に関わらず、確実に、所望の目標を識別することが可能である。
以上のように、受信したパルス列信号をデジタル化してから、この第1のデジタルパルス列信号を複数の時間範囲に分け、各々の時間範囲のパルス列を各々の時間範囲に対応する複数のFFT回路でFFT処理し、得られたピリオドグラムに検出されたピークの内、所定の閾値を越えたピークに対してのみPRIを算出し、所望の目標のPRIと一致すると判定した場合に所望の目標のPRIを有するパルス列信号を選択出力し、パルス拡張を行ってスピーカを鳴らすようにしたので、複数の目標が同時にレーダ受信パルス分離装置の監視圏内に入ってきても、その中から所望の目標を識別して所望の目標のPRIに対応した高さの音をリアルタイムで鳴らすことができるという効果がある。
実施の形態4.
実施の形態3のレーダ受信パルス分離装置では、PRI検知部が複数のFFT回路からなる並列FFT処理部を用いた場合を示したが、PRI検知部が複数の自己相関回路からなる並列自己相関処理部を用いて構成された自己相関式のデジタルPRI検知選択部を用いることも可能である。
図10は、図1の概略構成図のデジタルPRI検知選択部3として、第1のデジタルパルス列信号を並列自己相関処理を行い、得られたオートコレログラムのピークを検出することにより所望の目標のPRIを検出する自己相関式のデジタルPRI検知選択部3fを用いたレーダ受信パルス分離装置の構成図である。図8と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図10において、自己相関式のデジタルPRI検知選択部3fは、A/D変換器2の出力に対して、自己相関処理を行ってオートコレログラムを出力する自己相関回路を複数有する並列自己相関処理部24と、複数の自己相関回路から出力された各々のオートコレログラムのピークを検出する振幅ピーク検出部22と、振幅ピーク検出部22で検出されたピークの内、閾値を越えたピークに対してのみPRIを算出し、このPRIが所望の目標のPRIかどうかを判定して所望の目標のPRIであれば選択信号を出力する時間ピーク式PRI検出判定部25とからなるPRI検知部と、時間ピーク式PRI検出判定部25から出力された選択信号に基づいてA/D変換器2から出力された第1のデジタルパルス列信号の中から所望の目標のPRIを有する第2のパルス列信号を選択して出力する選択パルス列通過フィルタ8とから構成されている。
次に、図10に示したレーダ受信パルス分離装置の動作について説明する。図11は、自己相関式のデジタルPRI検知選択部3fを用いたレーダ受信パルス分離装置の動作を説明するための動作波形図である。
図11(a)は、図10のA/D変換器2でデジタル化された第1のデジタルパルス列信号を示しており、PRIがPRI3である目標Gのレーダ装置から送信されたパルス列信号の無線周波受信信号とPRIがPRI4である目標Hのレーダ装置から送信されたパルス列信号の無線周波受信しんごうとが同時に受信回路1で受信され、受信処理により復調された後、A/D変換器2でデジタル化された場合を一例としている。ここでは、所望の目標はPRIがPRI3である目標Gであると想定している。
図11(b)は、図11(a)の第1のデジタルパルス列信号の図中に示す自己相関処理時間範囲の入力に対して、自己相関回路で自己相関処理を行って得られたオートコレログラムを示している。
さて、図10と図11を用いて、自己相関式のPRI検知選択部3fの動作を以下に説明する。
図11(a)の図中に示す時間軸における自己相関処理時間範囲の信号を入力するように設定された、並列自己相関処理部24の自己相関回路による自己相関処理で得られた、図11(b)に示されたオートコレログラムには、目標GのPRIであるPRI3の時間位置と、目標HのPRIであるPRI4の時間位置にピークが得られる。オートコレログラムのピークの時間位置と強度は振幅ピーク検出部22で検出されるが、この例では、時間ピーク式PRI検出判定部25は、PRI3に対応する時間の位置のピークは所定の閾値を越えたので、このピークに対してのみPRIをこのピークの時間の値そのものであるとして算出し、このPRI(=PRI3)が所望の目標GのPRIであるPRI3と一致することから、第1のデジタルパルス列信号に含まれるPRIが所望の目標GのPRIと一致したと判定し、選択信号を出力する。以後の動作は、実施の形態3と同様である。
ところで、オートコレログラムに現れるピークの強度は、実施の形態3のピリオドグラムの場合と同様に、第1のデジタルパルス列信号の入力に対して、自己相関処理時間範囲をどのように設定するかに依存して変動するという問題がある。
そこで、図10に示すように、複数の自己相関回路を有する並列自己相関処理部24を備えるようにし、第1のデジタルパルス列信号を複数の時間範囲、つまり自己相関処理時間範囲に分け、各々の時間範囲に対応する第1のデジタルパルス列信号がそれぞれ対応して時間範囲を設定された自己相関回路に入力され、各々の自己相関回路からそれぞれのオートコレログラムが出力されるようにしている。
従って、実施の形態4のレーダ受信パルス分離装置は、自己相関時間範囲がそれぞれ異なる自己相関回路を、複数有する並列自己相関処理部24を備えているので、所望の目標のPRIの値の大小に関わらず、確実に、所望の目標を識別することが可能である。
以上のように、受信したパルス列信号をデジタル化してから、この第1のデジタルパルス列信号を複数の時間範囲に分け、各々の時間範囲のパルス列を各々の時間範囲に対応する複数の自己相関回路で自己相関処理し、得られたオートコレログラムに検出されたピークの内、所定の閾値を越えたピークに対してのみPRIを算出し、所望の目標のPRIと一致すると判定した場合に所望の目標のPRIを有するパルス列信号を選択出力し、パルス拡張を行ってスピーカを鳴らすようにしたので、複数の目標が同時にレーダ受信パルス分離装置の監視圏内に入ってきても、その中から所望の目標を識別して所望の目標のPRIに対応した高さの音をリアルタイムで鳴らすことができるという効果がある。
ところで、実施の形態1乃至4においては、それぞれが特定のPRIを有するパルス列信号を送信するレーダ装置を搭載した複数の目標から送信されるパルス列信号を変調した無線周波受信信号を同時に受信回路で受信し、受信処理されて復調されたパルス列信号をA/D変換するようにした場合についてのみ説明したが、無線周波受信信号を受信回路で中間周波数にダウンコンバートし、その中間周波数の受信信号をA/D変換してデジタル信号処理をするようにレーダ受信パルス分離装置を構成しても、複数の目標の中から所望の目標を識別して所望の目標のPRIに対応した高さの音をリアルタイムで鳴らすことができるという同様の効果が得られることは言うまでも無い。
この発明に係るレーダ受信パルス分離装置の実施の形態1の概略構成図である。 同期式のデジタルPRI検知選択部3aを用いたレーダ受信パルス分離装置の構成図である。 同期式のデジタルPRI検知選択部3aを用いたレーダ受信パルス分離装置の動作を説明するための動作波形図である。 メモリ部9を備えた同期式のデジタルPRI検知選択部3bを用いたレーダ受信パルス分離装置の構成図である。 FIR回路制御式のデジタルPRI検知選択部3cを用いたレーダ受信パルス分離装置の構成図である。 FIR回路制御式のデジタルPRI検知選択部3cを用いたレーダ受信パルス分離装置の動作を説明するための動作説明図である。 メモリ部9を備えたFIR回路制御式のデジタルPRI検知選択部3dを用いたレーダ受信パルス分離装置の構成図である。 FFT式のデジタルPRI検知選択部3eを用いたレーダ受信パルス分離装置の構成図である。 FFT式のデジタルPRI検知選択部3eを用いたレーダ受信パルス分離装置の動作を説明するための動作波形図である。 自己相関式のデジタルPRI検知選択部3fを用いたレーダ受信パルス分離装置の構成図である。 自己相関式のデジタルPRI検知選択部3fを用いたレーダ受信パルス分離装置の動作を説明するための動作波形図である。
符号の説明
1 受信回路
2 A/D変換器
3 デジタルPRI検知選択部
4 スピーカ駆動回路
5 スピーカ

Claims (5)

  1. 各々が特定のPRIのパルス列信号を送信する複数のレーダ装置の送信パルス列信号を受信する受信回路と、
    受信された前記送信パルス列信号をデジタル化して第1のデジタルパルス列信号を出力するA/D変換器と、
    前記第1のデジタルパルス列信号の中から所望のPRIのものを選択して第2のデジタルパルス列信号として出力するデジタルPRI検知選択部と、
    前記第2のデジタルパルス列信号をスピーカを鳴らすためにパルス拡張を行うスピーカ駆動回路と、
    を備え、
    前記デジタルPRI検知選択部はPRI検知部と選択パルス列通過フィルタとを有し、前記PRI検知部と前記選択パルス列通過フィルタとには並列に前記第1のデジタルパルス列信号が入力され、
    前記PRI検知部は、前記第1のデジタルパルス列信号を構成する各々のパルスを開始点として所望のPRI毎にパルスの有無を判定し、連続して所定回数以上パルスが有れば前記選択パルス列通過フィルタに対して選択信号を出力し、
    前記選択パルス列通過フィルタは、前記選択信号を開始点として前記所望のPRI毎に前記第1のデジタルパルス列信号の中から前期パルスを選択通過させることを特徴とするレーダ受信パルス分離装置。
  2. PRI検知部は、
    それぞれ並列に第1のデジタルパルス列信号が入力されるn個の検出回路(nは2以上の整数)を備え、
    第1の検出回路は前記第1のデジタルパルス列信号の第1のパルスを開始点として所望のPRI毎にパルスの有無を判定し、連続して所定回数以上パルスが有れば同期検出信号を出力し、
    第nの検出回路は、前記第1のパルスに続くn番目のパルスを開始点として所望のPRI毎にパルスの有無を調べ、連続して所定回数以上パルスが有れば同期検出信号を出力し、
    前記n個の検出回路のいずれかから前記同期検出信号が出力された場合に選択信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のレーダ受信パルス分離装置。
  3. PRI検知選択部は、
    第1のデジタルパルス列信号の所定量の信号を一時的に記憶するメモリ部をさらに備え、
    前記メモリ部は、PRI検知部と選択パルス列通過フィルタとに並列に接続しており、
    前記PRI検知部は、
    前記所定量の信号を構成する各々のパルスを開始点として所望のPRI毎にパルスの有無を判定し、連続して所定回数以上パルスが有れば同期検出信号を出力する単一の検出回路と、
    前記同期検出信号が出力された場合に選択信号を出力し、前記所定量の信号を構成する各々のパルスを開始点とした判定が終了した後に、前記メモリ部に次の所定量の信号を記憶するための指示信号を出力するメモリ対応PRI検出判定部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のレーダ受信パルス分離装置。
  4. PRI検知部は、
    それぞれ並列に前記第1のデジタルパルス列信号が入力されるn個のFIR回路(nは2以上の整数)を備え、
    前記FIR回路は、
    直列接続となる複数の遅延器と並列接続となる複数の乗算器とが梯子状に配列された梯子状回路と、前記複数の乗算器の出力を加算する加算処理部とを有し、
    前記複数の乗算器による乗算処理と前記加算処理部による加算処理とによりFIR処理して加算処理結果を出力し、
    第1のFIR回路は前記第1のデジタルパルス列信号の第1のパルスを開始点としてFIR処理を行って前記加算処理結果を出力し、
    第nのFIR回路は前記第1のパルスに続くn番目のパルスを開始点としてFIR処理を行って前記加算処理結果を出力し、
    前記n個のFIR回路から出力された前記加算処理結果のいずれかが所定の閾値を超えた場合に選択信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のレーダ受信パルス分離装置。
  5. PRI検知選択部は、
    第1のデジタルパルス列信号の所定量の信号を一時的に記憶するメモリ部をさらに備え、
    前記メモリ部は、PRI検知部と選択パルス列通過フィルタとに並列に接続しており、
    前記PRI検知部は、
    直列接続となる複数の遅延器と並列接続となる複数の乗算器とが梯子状に配列された梯子状回路と、前記複数の乗算器の出力を加算する加算処理部とを有し、前記複数の乗算器による乗算処理と前記加算処理部による加算処理とによりFIR処理して加算処理結果を出力する単一FIR処理部と、
    前記加算処理結果が所定の閾値を越えた場合に選択信号を出力し、前記所定量の信号のFIR処理が終了した後に、前記メモリ部に次の所定量の信号を記憶するための指示信号を出力するメモリ対応FIR回路制御式PRI検出判定部と、
    を有し、
    前記単一FIR処理部は、前記メモリ部から入力される前記所定量の信号を構成する各々のパルスを開始点としたFIR処理を行って前記加算処理結果を出力することを特徴とする請求項1に記載のレーダ受信パルス分離装置。
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