JP4747692B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4747692B2
JP4747692B2 JP2005186297A JP2005186297A JP4747692B2 JP 4747692 B2 JP4747692 B2 JP 4747692B2 JP 2005186297 A JP2005186297 A JP 2005186297A JP 2005186297 A JP2005186297 A JP 2005186297A JP 4747692 B2 JP4747692 B2 JP 4747692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
empty
density
state
counter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005186297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007003996A (ja
Inventor
敦 河合
竜利 山田
好彦 吉崎
一雄 奥西
豪郎 前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2005186297A priority Critical patent/JP4747692B2/ja
Publication of JP2007003996A publication Critical patent/JP2007003996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4747692B2 publication Critical patent/JP4747692B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、トナーにより画像を印刷する画像形成装置に関する。
画像形成装置において、消耗品であるトナーがなくなったこと(トナーエンプティ)を直接センサによって検出しようとすると、各色のトナーカートリッジにセンサをそれぞれ設ける必要が有り、コストが高い。
従来の画像形成装置には、特許文献1に記載されているように、コスト低減のため、印刷枚数を計数してトナーの消費量を類推することでトナーエンプティを判定しているものがある。しかしながら、印刷する画像の濃度が高いほどトナーの消費量が多くなるため、実際に印刷した画像のトナー濃度が想定よりも高い場合には、トナーエンプティと判断する前にトナーがなくなってしまうことがあり、逆に、実際に印刷した画像のトナー濃度が想定よりも低い場合には、トナーが十分に残っているにも拘わらずトナーエンプティと判断してしまう問題があった。
また、トナーカートリッジが空になると現像器へのトナーの供給が不足し、現像器内の現像剤のトナー濃度が低くなるので、特許文献2に記載されている画像形成装置では、現像器内の現像剤のトナー濃度が一定の濃度よりも低くなったときにトナーエンプティと判断している。さらに、特許文献2の画像形成装置は、長時間停止した後のトナー濃度センサの出力が低いときに、トナーエンプティを判定するトナー濃度センサの閾値を低く設定し、運転時間と共に閾値を高くしてゆき、判定誤差を低減している。
しかし、トナーの供給と現像器内の現像剤のトナー濃度との間には僅かに遅れが有り、トナー量の多い画像を印刷した場合、トナーの残量が十分であっても一時的にトナー濃度が低下してしまう。このため、トナー濃度でトナーエンプティを判定する場合、トナー濃度が一定回数以上続けて所定の濃度以下である場合にのみトナーエンプティと判断するようにしなくてはならない。
さらに、トナー残量が十分であるにも拘わらず、故障などの理由でトナー濃度が低下することが考えられる。その場合、印刷に伴うトナーの消費に比べて急激にトナー濃度が低下する。よって、急激な濃度低下を検知した場合は、異常であると判断して警告表示や動作停止の処理を行うのが好ましい。
このために、従来の画像形成装置の中には、トナー濃度が所定のエンプティ判定回数(閾値)、例えば10回以上、連続して所定のエンプティ濃度判定レベル(閾値)、例えば7%以下、になったときトナーエンプティと判定し、トナー濃度が所定の異常判定回数(閾値)、例えば5回以上、連続してエンプティ判定レベルより低い所定の異常判定レベル(閾値)、例えば6%以下、になったとき異常であると判定するものがあった。
しかしながら、トナー濃度がエンプティ判定レベル以下になってから、トナー消費量の多い(すなわち、B/W比の高い)画像ばかり印刷すると、トナー残量の減少が早く、特に近年の小型の現像器を用いた画像形成装置においては、トナー濃度が急激に低下する。このため、トナー濃度がエンプティ判定レベル以下になってからエンプティ判定回数を数えるよりも先に、異常判定レベル以下になってから異常判定回数を数えることになり、トナーエンプティが原因であるにも拘わらず、異常を原因とするトナー濃度低下であると誤判定してしまうという問題があった。
特公平7−21657号公報 特許第2583993号公報
そこで、前記問題点に鑑みて、本発明は、トナーエンプティと異常なトナー濃度の低下とを混同せずに検出できる画像形成装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明による画像形成装置の第1の態様は、トナーを含む現像剤を収容し、像担持体上の静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する現像装置と、前記現像装置に収容された前記現像剤のトナー濃度を検出する濃度検出手段と、前記トナー濃度が所定のエンプティ濃度閾値以下の状態において記録紙にトナー画像を印刷する印刷動作に伴う画像形成装置の動作量を積算する第1カウンタと、前記トナー濃度が前記エンプティ濃度閾値より小さい濃度である所定の異常濃度閾値以下の状態において、前記動作量を積算する第2カウンタと、を有する画像形成装置であって、前記第1カウンタは、前記トナー濃度が低いほど前記動作量が大きくカウントされるように前記動作量を重み付けして積算し、且つ、前記トナー濃度が前記エンプティ濃度閾値より大きい状態から前記エンプティ濃度閾値以下の状態に移行する度に積算値をクリアした状態から前記動作量の積算を行い、前記画像形成装置は、前記第1カウンタの積算値が所定のエンプティ判定閾値以上になったときにトナーエンプティと判定し、前記第2カウンタは、前記トナー濃度が前記異常濃度閾値より大きい状態から前記異常濃度閾値以下の状態に移行する度に積算値をクリアした状態から前記動作量の積算を行い、前記画像形成装置は、前記第2カウンタの積算値が所定の異常判定閾値以上になったときに、前記現像装置に異常が発生したと判定するものとする。
この構成によれば、トナー濃度が高い場合はトナー濃度の一時的な低下(リップル)を除外するために、エンプティ濃度閾値以下になってから十分に大きな動作量を確認するまでトナーエンプティを検出しないようにする一方、トナー濃度が低い場合は少ない動作量でトナーエンプティと判定するようにカウンタで積算する動作量に重み付けすることで、トナーの消費量が多い印刷を行ってもトナー濃度が異常を検出する濃度まで低下する前にトナーエンプティを検出できる。重み付けは、動作量に所定の重み付け係数を掛け合わせて行ってもよく、動作量に所定の値(負の値でもよい)を加算して行ってもよい。
また、本発明による画像形成装置の第2の態様は、トナーを含む現像剤を収容し、像担持体上の静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する現像装置と、前記現像装置に収容された前記現像剤のトナー濃度を検出する濃度検出手段と、前記現像装置に収容された前記現像剤のトナーの消費量を予測するトナー消費量予測手段と、前記トナー濃度が所定のエンプティ濃度閾値以下の状態において記録紙にトナー画像を印刷する印刷動作に伴う画像形成装置の動作量を積算する第1カウンタと、前記トナー濃度が前記エンプティ濃度閾値より小さい濃度である所定の異常濃度閾値以下の状態において、前記動作量を積算する第2カウンタと、を有する画像形成装置であって、前記第1カウンタは、前記トナー消費量予測手段が予測したトナーの消費量が多いほど前記動作量が大きくカウントされるように前記動作量を重み付けして積算し、且つ、前記トナー濃度が前記エンプティ濃度閾値より大きい状態から前記エンプティ濃度閾値以下の状態に移行する度に積算値をクリアした状態から前記動作量の積算を行い、前記画像形成装置は、前記第1カウンタの積算値が所定のエンプティ判定閾値以上になったときにトナーエンプティと判定し、前記第2カウンタは、前記トナー濃度が前記異常濃度閾値より大きい状態から前記異常濃度閾値以下の状態に移行する度に積算値をクリアした状態から前記動作量の積算を行い、前記画像形成装置は、前記第2カウンタの積算値が所定の異常判定閾値以上になったときに、前記現像装置に異常が発生したと判定するものとする。
この構成によれば、ドットカウンタなどのトナー消費量予測手段によって、トナーの消費量が多いと予測される場合は、少ない動作量でトナーエンプティと判定するようにカウンタで積算する動作量に重み付けすることができる。これによって、トナーの消費量が多い印刷を行ったときに、トナー濃度が異常を検出する濃度まで低下する前にトナーエンプティを検出できる。
また、本発明による画像形成装置の第3の態様は、トナーを含む現像剤を収容し、像担持体上の静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する現像装置と、前記現像装置に収容された前記現像剤のトナー濃度を検出する濃度検出手段と、前記現像装置に収容された前記現像剤のトナーの消費量を予測するトナー消費量予測手段と、前記トナー濃度が所定のエンプティ濃度閾値以下の状態において記録紙にトナー画像を印刷する印刷動作に伴う画像形成装置の動作量を積算する第1カウンタと、前記トナー濃度が前記エンプティ濃度閾値より小さい濃度である所定の異常濃度閾値以下の状態において、前記動作量を積算する第2カウンタと、を有する画像形成装置であって、前記第1カウンタは、前記トナー濃度が低いほど前記動作量が大きくカウントされるように、且つ、前記トナー消費量予測手段が予測したトナーの消費量が多いほど前記動作量が大きくカウントされるように、前記動作量を重み付けして積算し、且つ、前記トナー濃度が前記エンプティ濃度閾値より大きい状態から前記エンプティ濃度閾値以下の状態に移行する度に積算値をクリアした状態から前記動作量の積算を行い、前記画像形成装置は、前記第1カウンタの積算値が所定のエンプティ判定閾値以上になったときにトナーエンプティと判定し、前記第2カウンタは、前記トナー濃度が前記異常濃度閾値より大きい状態から前記異常濃度閾値以下の状態に移行する度に積算値をクリアした状態から前記動作量の積算を行い、前記画像形成装置は、前記第2カウンタの積算値が所定の異常判定閾値以上になったときに、前記現像装置に異常が発生したと判定するものとする。
この構成によれば、トナー濃度が低いほど、また、トナーの消費量が多いほど、少ない動作量でトナーエンプティと判定できるので、トナー濃度の一時的な低下をトナーエンプティと誤認せず、トナーの消費量が多くてもトナーエンプティを異常による濃度低下と誤認することがない。
また、本発明の第1から第3の態様の画像形成装置において、前記重み付けは、前記動作量をそのままの値で積算する場合を含むようにすれば、計算量が不必要に多くならない
以上のように、本発明は、トナー濃度が所定のエンプティ濃度閾値以下になってからの動作量を重み付けしながら積算することで、一時的なトナー濃度の低下を検出することなく、トナーエンプティによる濃度低下を最低限度の動作量で判定できる。このため、トナー消費量が多い画像を続けて印刷してもトナー濃度が異常を検出するほど低下する前にトナーエンプティの判定ができるので、異常を誤検出しない。
これより、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態である画像形成装置1を示す。画像形成装置1は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像を形成する4つの現像ユニット2Y,2M,2C,2Kと、転写ベルト3と、各現像ユニット2Y,2M,2C,2Kが形成したトナー画像を静電力で転写ベルト3にそれぞれ転写する1次転写ローラ4Y,4M,4C,4Kと、転写ベルト3に転写されたトナー画像を記録紙Sに静電力で転写する2次転写ローラ5と、加熱することで記録紙Sにトナー画像を定着させる定着器6と、各現像ユニット2Y,2M,2C,2Kにそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを供給するトナーカートリッジ7Y,7M,7C,7Kとを有している。
現像ユニット2Y,2M,2C,2Kは、それぞれ、回転するドラム状の感光体8と、感光体8を帯電させる帯電器9と、帯電した感光体8を露光して静電潜像を形成する露光器10と、静電潜像にトナーを付着させてトナー画像とする現像器11と、現像器11内に収容された現像剤のトナー濃度を計測するトナー濃度センサ(濃度検出手段)12と、感光体8の表面のトナーを掻き落とすクリーナ13とを有している。尚、トナー濃度センサ12は、感光体8に形成されたトナー像の濃度を計測するものであってもよい。
転写ベルト3は、駆動される駆動ローラ14と、自由ローラ15と、張力を与えるテンションローラ16とに掛け渡されて、駆動ローラ14によって矢印方向に回動する。また、画像形成装置1は、転写ベルト3の表面に残留するトナーを除去するクリーナユニット17が設けられている。
記録紙Sは、給紙部18に供給され、供給ローラ19で1枚ずつ送り出され、搬送ローラ20で2次転写ローラ5に搬送され、定着器6を通って排紙部21に排出される。
続いて、画像形成装置1において、トナーカートリッジ7Y,7M,7C,7Kが空になった「トナーエンプティ」、および、何らかの異常により現像器11が感光体8にトナーを供給できない「トナー濃度低異常」をトナー濃度センサ12によって判定する方法を説明する。
図2は、トナー濃度センサ12の出力によって「トナーエンプティ」および「トナー濃度低異常」を判定する処理の流れを示す。この判定では、「トナーエンプティ」を判定するためにトナー濃度がエンプティ濃度閾値以下になってからの印刷動作の回数(印刷枚数)を積算する「トナーエンプティ検出カウンタ」と、「トナー濃度低異常」を判定するためにトナー濃度が濃度低異常閾値以下になってからの印刷枚数をカウントする「トナー濃度低異常検出カウンタ」とを用いる。
ステップS01において1枚の印刷がなされる毎に、ステップS02においてトナー濃度センサ12で現像器11内の現像剤のトナー濃度を検出する。ステップS03で、トナー濃度センサ12の出力が、トナーエンプティが疑われる値であるエンプティ濃度閾値、例えば7.0%より大きい場合、ステップS04で「トナーエンプティ検出カウンタ」をクリア(「0」にリセット)する。
ステップS03でトナー濃度がエンプティ濃度閾値(7.0%)以下である場合、ステップS05に進み、トナー濃度が6.5%を越え7.0%以下であるときはステップS06で「トナーエンプティ検出カウンタ」にそのままの印刷枚数(重み付け係数が1、または、重み付け加算値が0)である「1」を加算し、トナー濃度が6.0%を越え6.5%以下であるときはステップS07で「トナーエンプティ検出カウンタ」に「1.2」(重み付け係数1.2をかけた印刷枚数、または、重み付け加算値0.2を加えた印刷枚数)を加算し、トナー濃度が6.0%以下であるときはステップS08で「トナーエンプティ検出カウンタ」に「1.4」(重み付け係数1.4をかけた印刷枚数、または、重み付け加算値0.4を加えた印刷枚数)を加算する。
ステップS04,S05,S06で印刷枚数を加算した後、ステップS09で、「トナーエンプティ検出カウンタ」の積算値がエンプティ判定閾値である「10」より大きい場合、「トナーエンプティ」であると判定し、ステップS10で警告表示をすると共に画像形成装置を印刷不能にする。
ステップS09において、「トナーエンプティ検出カウンタ」の積算値が「10」以下である場合、ステップS11に進み、トナー濃度を確認する。ステップS11で、トナー濃度が異常濃度閾値(例えば6.0%)より高ければ、ステップS12で「トナー濃度低異常カウンタ」をクリア(0にリセット)し、一方、ステップS11で、トナー濃度が異常濃度閾値以下であれば、ステップS13で「トナー濃度低異常カウンタ」に「1」を加算する。ステップS13で「1」を加算した後、ステップS14で、「トナー濃度低異常カウンタ」の値が「5」より大きければ「トナー濃度低異常」であると判断し、ステップS15で警告表示をすると共に画像形成装置を印刷不能にする。
以上の処理は、印刷が1枚行われる毎になされ、重み付けした印刷枚数で10枚(エンプティ判定閾値)以上の印刷がトナー濃度センサ12の出力がエンプティ濃度閾値(7.0%)以下の状態を維持したまま行われた場合に「トナーエンプティ」と判断し、「トナーエンプティ」でないと判断された場合であって、5回(異常判定閾値)を越える回数以上連続してトナー濃度センサ12の出力が異常濃度閾値(6.0%)以下であれば「トナー濃度低異常」と判断する。
本実施形態では、トナー濃度が急速に低下した場合、ステップS07またはステップS08で大きくなるように重み付けされた印刷枚数を「トナーエンプティ検出カウンタ」に加算するので、トナー濃度が徐々に低下した場合に比べて少ない印刷枚数で「トナーエンプティ」を検出する。このため、トナーが多量に消費されても「トナー低異常」と誤判定しない。
本実施形態では、ステップS06では、重み付けによる加算がされずにそのままの値(印刷枚数)を積算しているが、ステップS06においても「1」以外の重み付け係数(または加算値)を設定してもよく、重み付け係数は1より小さい値(または、加算値はマイナスの値)であってもよい。
また、「トナーエンプティ検出カウンタ」に加算する値は、印刷枚数以外にも、運転時間や紙送り距離、感光体8の回転数など、どのような動作量であってもよい。
続いて、本発明の第2実施形態の画像形成装置について説明する。本実施形態も機械的構成は、図1に示した第1実施形態と同じであり、同じ符号を用いることでその説明を省略する。
図3は、本実施形態の画像形成装置1が、「トナーエンプティ」または「トナー濃度低異常」を検出する流れを示す。本実施形態では、不図示のドットカウンタ(トナー消費量予測手段)によって検出されたB/W比(予測されるトナー消費量に相当する値)を考慮してトナーエンプティを判定する点が第1実施形態と異なっている。つまり、図2におけるステップS05からステップS08までの処理を、図3のステップS35からステップS39までの処理に置き換えたものである。尚、ドットカウンタは、デジタル画像信号に含まれる2値または階調の情報に基づいて、1画素ごとの黒情報を積算して、ページ全体またはジョブ全体における黒画素の比率(B/W比)を算出する公知の手段である。
図3において、ステップS33でトナー濃度がエンプティ濃度閾値(7.0%)以下であった場合、ステップS35においてドットカウンタで画像のB/W比を検出し、ステップS36においてB/W比を確認する。B/W比が25%以下である場合、ステップS37で「トナーエンプティ検出カウンタ」にそのままの印刷枚数(重み付け係数が1、または、重み付け加算値が0)である「1」を加算し、B/W比が25%を超え75%以下であるときはステップS38で「トナーエンプティ検出カウンタ」に「1.2」(重み付け係数1.2をかけた印刷枚数、または、重み付け加算値0.2を加えた印刷枚数)を加算し、B/W比が75%を超えるときはステップS39で「トナーエンプティ検出カウンタ」に「1.4」(重み付け係数1.4をかけた印刷枚数、または、重み付け加算値0.4を加えた印刷枚数)を加算する。以下のステップS40からステップ46の処理は、図2のステップS09からステップS15までの処理と同じである。
本実施形態では、トナーの消費量が多いB/W比の高い印刷を行ったときに、少ない印刷枚数で「トナーエンプティ検出カウンタ」がトナーエンプティ判定閾値を超えるので、トナー濃度がさらに低下して「トナー濃度低異常カウンタ」が「トナー濃度低異常」と判断されるまでカウントを重ねる前に「トナーエンプティ」と判定できる。このため、「トナーエンプティ」によるトナー濃度の低下を「トナー濃度低異常」と誤認しない。
図4は、本発明の第3実施形態の画像形成装置がトナーエンプティまたはトナー濃度低異常を検出する流れを示す。本実施形態も、機械的な構成要素は図1と同じである。
図4において、ステップS51からステップS58までの処理は、図2のステップS01からステップS08までの処理と同一である。つまり、トナー濃度がエンプティ濃度閾値(7.0%)以下であるとき、トナー濃度に応じて重み付けした印刷枚数を「トナーエンプティ検出カウンタ」に加算している。本実施形態では、さらに、ステップS59からS63において、図3のステップS35からステップS39と同様に、画像のB/W比を検出してB/W比に応じて重み付けした印刷枚数を「トナーエンプティ検出カウンタ」に加算している。このように、本実施形態では、「トナーエンプティ検出カウンタ」に重み付けした印刷枚数を2重に加算しているので、ステップS64では、図2のステップS09および図3のステップS40の2倍の「20」をエンプティ判定閾値とし、「トナーエンプティ検出カウンタ」の値が「20」を超えたときに「トナーエンプティ」と判定し、警告表示をする(ステップS65)。ステップS66からステップS70では、図2のステップS11からステップS15までと同様に「トナー濃度低異常カウンタ」によって「トナー濃度低異常」を判定している。
本実施形態の「トナーエンプティ検出カウンタ」は、トナー濃度によって重み付けした印刷枚数をカウントするのでリップルを「トナーエンプティ」と混同せず、加えて、B/W比に応じて重み付けした印刷枚数をカウントするのでトナーの消費が多い場合にも「トナー濃度低異常」と「トナーエンプティ」と混同しない。
また、以上の各実施形態において、画像形成装置の動作量を計数するカウンタなどのトナーカートリッジのトナー残量を予測するトナー残量予測手段を設け、各フローチャートのS03,S33,S53の各ステップの前に、トナー残量予測手段によって予測したトナー残量が所定の閾値以上であるか否かを判定するステップを追加し、予測したトナー残量が所定の閾値より少ないときだけ、それぞれ、以降のトナーエンプティ検出カウンタの重み付け加算処理を実行し、予測したトナー残量が所定の閾値以上であれば、トナーエンプティ検出カウンタの重み付け加算処理をスキップして、それぞれ、ステップS11,S42,S66へ進むようにしてもよい。
本発明の第1実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図。 図1の画像形成装置のトナーエンプティ判定処理の流れ図。 本発明の第2実施形態の画像形成装置のトナーエンプティ判定処理の流れ図。 本発明の第3実施形態の画像形成装置のトナーエンプティ判定処理の流れ図。
符号の説明
1 画像形成装置
2Y 現像ユニット(イエロー)
2M 現像ユニット(マゼンタ)
2C 現像ユニット(シアン)
2K 現像ユニット(ブラック)
7Y トナーカートリッジ(イエロー)
7M トナーカートリッジ(マゼンタ)
7C トナーカートリッジ(シアン)
7K トナーカートリッジ(ブラック)
12 トナー濃度センサ(濃度検出手段)

Claims (4)

  1. トナーを含む現像剤を収容し、像担持体上の静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する現像装置と、
    前記現像装置に収容された前記現像剤のトナー濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記トナー濃度が所定のエンプティ濃度閾値以下の状態において記録紙にトナー画像を印刷する印刷動作に伴う画像形成装置の動作量を積算する第1カウンタと、
    前記トナー濃度が前記エンプティ濃度閾値より小さい濃度である所定の異常濃度閾値以下の状態において、前記動作量を積算する第2カウンタと、を有する画像形成装置であって、
    前記第1カウンタは、前記トナー濃度が低いほど前記動作量が大きくカウントされるように前記動作量を重み付けして積算し、且つ、前記トナー濃度が前記エンプティ濃度閾値より大きい状態から前記エンプティ濃度閾値以下の状態に移行する度に積算値をクリアした状態から前記動作量の積算を行い、
    前記画像形成装置は、前記第1カウンタの積算値が所定のエンプティ判定閾値以上になったときにトナーエンプティと判定し、
    前記第2カウンタは、前記トナー濃度が前記異常濃度閾値より大きい状態から前記異常濃度閾値以下の状態に移行する度に積算値をクリアした状態から前記動作量の積算を行い、
    前記画像形成装置は、前記第2カウンタの積算値が所定の異常判定閾値以上になったときに、前記現像装置に異常が発生したと判定することを特徴とする画像形成装置。
  2. トナーを含む現像剤を収容し、像担持体上の静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する現像装置と、
    前記現像装置に収容された前記現像剤のトナー濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記現像装置に収容された前記現像剤のトナーの消費量を予測するトナー消費量予測手段と、
    前記トナー濃度が所定のエンプティ濃度閾値以下の状態において記録紙にトナー画像を印刷する印刷動作に伴う画像形成装置の動作量を積算する第1カウンタと、
    前記トナー濃度が前記エンプティ濃度閾値より小さい濃度である所定の異常濃度閾値以下の状態において、前記動作量を積算する第2カウンタと、を有する画像形成装置であって、
    前記第1カウンタは、前記トナー消費量予測手段が予測したトナーの消費量が多いほど前記動作量が大きくカウントされるように前記動作量を重み付けして積算し、且つ、前記トナー濃度が前記エンプティ濃度閾値より大きい状態から前記エンプティ濃度閾値以下の状態に移行する度に積算値をクリアした状態から前記動作量の積算を行い、
    前記画像形成装置は、前記第1カウンタの積算値が所定のエンプティ判定閾値以上になったときにトナーエンプティと判定し、
    前記第2カウンタは、前記トナー濃度が前記異常濃度閾値より大きい状態から前記異常濃度閾値以下の状態に移行する度に積算値をクリアした状態から前記動作量の積算を行い、
    前記画像形成装置は、前記第2カウンタの積算値が所定の異常判定閾値以上になったときに、前記現像装置に異常が発生したと判定することを特徴とする画像形成装置。
  3. トナーを含む現像剤を収容し、像担持体上の静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する現像装置と、
    前記現像装置に収容された前記現像剤のトナー濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記現像装置に収容された前記現像剤のトナーの消費量を予測するトナー消費量予測手段と、
    前記トナー濃度が所定のエンプティ濃度閾値以下の状態において記録紙にトナー画像を印刷する印刷動作に伴う画像形成装置の動作量を積算する第1カウンタと、
    前記トナー濃度が前記エンプティ濃度閾値より小さい濃度である所定の異常濃度閾値以下の状態において、前記動作量を積算する第2カウンタと、を有する画像形成装置であって、
    前記第1カウンタは、前記トナー濃度が低いほど前記動作量が大きくカウントされるように、且つ、前記トナー消費量予測手段が予測したトナーの消費量が多いほど前記動作量が大きくカウントされるように、前記動作量を重み付けして積算し、且つ、前記トナー濃度が前記エンプティ濃度閾値より大きい状態から前記エンプティ濃度閾値以下の状態に移行する度に積算値をクリアした状態から前記動作量の積算を行い、
    前記画像形成装置は、前記第1カウンタの積算値が所定のエンプティ判定閾値以上になったときにトナーエンプティと判定し、
    前記第2カウンタは、前記トナー濃度が前記異常濃度閾値より大きい状態から前記異常濃度閾値以下の状態に移行する度に積算値をクリアした状態から前記動作量の積算を行い、
    前記画像形成装置は、前記第2カウンタの積算値が所定の異常判定閾値以上になったときに、前記現像装置に異常が発生したと判定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記重み付けは、前記動作量をそのままの値で積算する場合を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2005186297A 2005-06-27 2005-06-27 画像形成装置 Active JP4747692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005186297A JP4747692B2 (ja) 2005-06-27 2005-06-27 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005186297A JP4747692B2 (ja) 2005-06-27 2005-06-27 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007003996A JP2007003996A (ja) 2007-01-11
JP4747692B2 true JP4747692B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=37689663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005186297A Active JP4747692B2 (ja) 2005-06-27 2005-06-27 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4747692B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2261750A1 (en) * 2009-06-02 2010-12-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and toner remaining amount determining method

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0453970A (ja) * 1990-06-22 1992-02-21 Oki Electric Ind Co Ltd 電子写真プリンタの消耗品寿命検出制御装置
JPH05107920A (ja) * 1991-10-15 1993-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JPH10239978A (ja) * 1997-02-28 1998-09-11 Canon Inc 現像剤残量検出方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2001013773A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004120029A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004163553A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Seiko Epson Corp トナー消費量の算出方法、トナーカウンタおよび画像形成装置
JP2005107446A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006337818A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007003996A (ja) 2007-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US12025938B2 (en) Information processing apparatus, method of controlling information processing apparatus, and image forming apparatus
JP4882311B2 (ja) トナー残量推定システムおよび画像形成装置
JP6926552B2 (ja) 画像形成装置、膜厚差推定方法および管理システム
JP2009080473A (ja) 画像形成装置
CN106896683B (zh) 图像形成装置
JP2010224131A (ja) 画像形成装置
US20240077822A1 (en) Information processing apparatus and image forming apparatus
US10962901B2 (en) Image forming apparatus and control method of image forming apparatus
JP4747692B2 (ja) 画像形成装置
JP2010049092A (ja) 画像形成装置
JP3550990B2 (ja) 廃トナー回収装置の交換時期検知方法
JP4563783B2 (ja) 画像形成装置及び廃トナーボトル
JP5061428B2 (ja) 画像形成装置
JP6060633B2 (ja) 画像形成装置およびそのトナー補給制御方法
JP3251155B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006330460A (ja) 画像形成装置
JP2018081165A (ja) 画像形成装置、推定方法、および推定プログラム
JP5605074B2 (ja) 画像形成装置
US8934793B2 (en) Toner-state predicting device, method, and storage medium
JP5765090B2 (ja) 画像形成装置
US20130028618A1 (en) Waste toner transport system, waste toner transport method, and image forming apparatus
JP5055928B2 (ja) 画像形成装置
JP2012150137A (ja) 画像形成装置
JP7267715B2 (ja) 画像形成装置
CN109143818B (zh) 图像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080521

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4747692

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350