JP4747187B2 - 改質された食品用澱粉およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、食品として用いることができ、特にから揚げ粉として好適に用いることができる、改質された食品用澱粉に関する。
から揚げの衣には、見た目がごつごつして粉噴き感のあるもの、油っぽさやベタツキがなくサクサク感があるもの、が求められている。また近年、冷凍状態または冷蔵状態で保存した後、レンジ調理した際にも上記の性質を維持していることが加工食品の分野において求められている。
から揚げ粉には水で溶いて具材にからめる水溶きタイプのものと、具材に直接まぶすまぶしタイプのものがある。水溶きタイプのから揚げ粉としては、地下系澱粉と化工澱粉を配合原料としたもの(特開平6−98705号公報(特許文献1))、澱粉、食用油脂、乳化剤、気泡剤により衣液を形成するもの(特開2005−160312号公報(特許文献2))がある。また、まぶしタイプのから揚げ粉としては、溶解度が比較的低く、膨潤度の高いα化澱粉を含有するもの(特開平8−56599号公報(特許文献3))、顆粒化馬鈴薯澱粉とデキストリン、クラッカー粉、米粉を含有するもの(特開2006−345747号公報(特許文献4))、粒径が20μm以上の馬鈴薯澱粉からなるもの(特開2000−350561号公報(特許文献5))が知られている。しかしながら、これらのから揚げ粉は粉噴き感やごつごつ感、サクサク感が不足していたり、冷凍・冷蔵保管後に衣がへたったりしてしまう問題があった。さらに、顆粒化や複数の素材を混合したり、特定の粒子径の澱粉を集めたりする手間が必要で、コスト面からも十分なものではなかった。さらにこれらの特許文献1〜5はいずれも、水溶き型から揚げ粉および粉まぶし型から揚げ粉という両方の用途で使用することができるものは提案していない。
特開平8−9871号公報(特許文献6)には、馬鈴薯澱粉とハイアミロ−ス澱粉あるいはアミロ−ス含量の高い澱粉質を乳化剤と共にα化処理することにより保水性および保油性をあわせ持ち、さらに100℃以下で加熱して弾力のあるゲルを形成することを特徴とする澱粉由来食品用素材が記載されている。しかしながらこの食品用素材は、ハイアミロ−ス澱粉および乳化剤を用いて処理する点、およびα化処理する点において、本発明とは異なるものである。
特開2007−14328号公報(特許文献7)には、乾燥ポテトなどの原料に加水して水分15〜50重量%に調整した後、80〜200℃で5〜60秒加熱して調製した、パン粉類似品を用いたノンフライ食品の製造方法が記載されている。この特許文献7に記載されるパン粉類似品は、嵩比重が0.07〜0.7g/ml、平均粒径が0.1〜2.5mm程の大きさのものであり、本発明における改質された食品用澱粉とはその形態が異なるものである。この特許文献7に記載されるパン粉類似品はまた、水分量および加熱時間などの点において、本発明の方法とは異なる方法によって調製されたものである。
特開平6−98705号公報 特開2005−160312号公報 特開平8−56599号公報 特開2006−345747号公報 特開2000−350561号公報 特開平8−9871号公報 特開2007−14328号公報
本発明は、水溶き型から揚げ粉および粉まぶし型から揚げ粉の何れとしても用いることができ、特にから揚げ粉として使用した場合に、得られたから揚げにおいて見た目のごつごつ感、粉噴き感およびサクサク感をもたらし、さらに冷凍状態または冷蔵状態で保存した後もこれらの特徴を維持させることのできる、改質された食品用澱粉を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定量の水可溶性成分を含み、かつ特定範囲のスラリー粘度を有し、そして偏光十字を有する、改質された食品用澱粉が、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記(1)〜(6)に記載の発明である。
(1)水可溶性成分を0.01〜2重量%含む、改質された食品用澱粉であって、
この改質された食品用澱粉は、偏光十字を有し、かつ
この改質された食品用澱粉の濃度42重量%懸濁液におけるスラリー粘度が、25〜500mPa・sである、
改質された食品用澱粉。
(2)水分含量10〜25重量%である、馬鈴薯澱粉および/またはタピオカ澱粉を、60〜200℃で0.1〜20時間加熱処理することによって調製される、上記改質された食品用澱粉。
(3)上記改質された食品用澱粉を含む、から揚げ粉。
(4)水溶き型から揚げ粉および粉まぶし型から揚げ粉の何れとしても用いることができることを特徴とする、上記から揚げ粉。
(5)水分含量10〜25重量%である、馬鈴薯澱粉および/またはタピオカ澱粉を、60〜200℃で0.1〜20時間加熱処理する工程を包含する、上記改質された食品用澱粉の製造方法。
(6)水分含量10〜25重量%である、馬鈴薯澱粉および/またはタピオカ澱粉を、60〜200℃で0.1〜20時間加熱処理する工程を包含する、上記から揚げ粉に含まれる改質された食品用澱粉の製造方法。
本発明の改質された食品用澱粉は、水溶き型から揚げ粉および粉まぶし型から揚げ粉の何れとしても用いることができるという特徴を有する。本発明の改質された食品用澱粉を、から揚げ粉として使用した場合は、得られたから揚げにおいて見た目のごつごつ感、粉噴き感およびサクサク感がもたらされる。そしてこうして得られたから揚げは、さらに冷凍状態または冷蔵状態で保存した後もこれらの特徴が維持されるという優れたものである。
以下、本発明の改質された食品用澱粉およびその製造方法、そしてこの改質された食品用澱粉を含むから揚げ粉について、詳細に説明する。
改質された食品用澱粉
本発明の改質された食品用澱粉は、水可溶性成分が0.01〜2重量%の範囲である。水可溶性成分の量はより好ましくは0.05〜1.5重量%の範囲であり、特に好ましくは0.1〜1重量%の範囲である。水可溶性成分の量が上記範囲より少ないと、から揚げにごつごつ感を与えることができない。また、水可溶性成分の量が上記範囲より多いと、から揚げがべとべとした食感となり、粉噴き感が不足する。
水可溶性成分の測定は以下のようにして行う。すなわち、試料5g(固形分)を100ml容のビーカーに入れた蒸留水75mlに懸濁する。5分間マグネチックスターラで攪拌した後、100mlにメスアップし、NO.5Cろ紙(アドバンテック東洋社製)を用いてろ過する。ろ液50mlを105℃で6時間乾燥して、残った固形物の重量を測定する。水可溶性成分は下記の式に従い算出する。
水可溶性成分(重量%)=(固形物重量/5)×(100/50)×100
なお、本発明の改質された食品用澱粉に含まれる水可溶性成分は、製造時における以下に詳述する加熱処理によって生じる成分であると考えられる。本発明の改質された食品用澱粉に含まれるこの水可溶性成分は、詳しくは、製造時における加熱処理によって生じた、澱粉を構成する糖鎖から部分的に切断された短鎖の糖成分と考えられるが、これに限定されるものではない。また、本発明の改質された食品用澱粉においては、水可溶性成分の量が0.01〜2重量%の範囲であることによって、以下に記載する特定範囲のスラリー粘度が達成されることとなる。
本発明の改質された食品用澱粉はまた、偏光十字を有することが必須である。偏光十字を有さない、すなわち澱粉粒子が膨潤あるいは結晶が崩壊している場合は、澱粉がα化し、水溶性のα−澱粉となっており、水溶性の成分が著しく増加していることとなる。このような場合は、から揚げに使用した場合にべとべとした食感となり、サクサク感を提供することができない。また衣の粉噴き感も不足してしまい、得られるから揚げの外観が劣ることとなる。
偏光十字とは、結晶構造を有している澱粉を偏光顕微鏡で観察する場合に見られる、複屈折現象である。結晶構造を有している澱粉、すなわちβ−澱粉は、光学的異方体である。そのため、偏光顕微鏡で観察する場合において、複屈折現象が生じ、結晶核で交差する偏光十字が見られることとなる。一方で、結晶構造を有しない澱粉、すなわちα−澱粉は、偏光十字を有していない。澱粉の偏光十字の有無はこのように、β−澱粉であるかα−澱粉であるかを判断する指標となる。なお澱粉における偏光十字の有無は、上記の通り偏光顕微鏡を用いて観察確認することができる。
本明細書における「改質された食品用澱粉が偏光十字を有する」とは、偏光顕微鏡を用いて改質された食品用澱粉を観察確認する場合において、偏光十字を示す粒子の割合が、個数換算で90%以上であることを意味する。なお、この「偏光十字を示す粒子の割合が個数換算で90%以上である」とは、改質された食品用澱粉に含まれるβ−澱粉の割合が個数換算で90%以上である状態であると考えられる。
さらに、本発明の改質された食品用澱粉は、濃度42重量%懸濁液におけるスラリー粘度が25〜500mPa・sの範囲である。スラリー粘度が25〜300mPa・sの範囲であるのがより好ましく、27〜200mPa・sの範囲であるのが特に好ましい。スラリー粘度が上記範囲より小さい場合は、水溶きタイプのから揚げ粉として使用した際、具材に均一に付着せず見た目や食感が悪くなり、また冷蔵・冷凍保存後の食感が悪くなる。スラリー粘度が上記範囲より大きい場合は、水溶きタイプのから揚げ粉として使用した際、具材に付着しすぎてべとべとした食感となる。
スラリー粘度の測定は以下のようにして行う。すなわち、固形分濃度が42重量%となるように試料と蒸留水を混合し、ハンドミキサーで1分間攪拌する。攪拌スラリーをただちにB型粘度計に供し、No.2ローター、60rpmでの値を読み取る。この値にB型粘度計で定められた係数(5)を掛けてスラリー粘度とする。ここで「固形分濃度42重量%」という濃度は、澱粉が有する平衡水分含有量を勘案して設定した重量値である。
改質された食品用澱粉の調製
本発明の改質された食品用澱粉は、澱粉の水分含量を調節して特定温度で特定時間加熱処理することによって調製することができる。なお本発明の改質された食品用澱粉は、澱粉の水分含量、加熱処理温度および加熱処理時間を特定範囲で行うことによって調製することができるという利点を有する。つまり本発明の改質された食品用澱粉は、澱粉の加熱処理において、乳化剤、界面活性剤、酸、油脂、大豆粉、タンパク質成分または塩類といった他の成分を添加することなく、単に澱粉の水分含量、加熱処理温度および加熱処理時間を調節することによって得ることができる。本発明におけるこのような方法は、他の成分を添加する必要がない点において、製造操作および製造コストなどの面における利点がある。
本発明の改質された食品用澱粉の製造に用いられる原料澱粉としては、例えばコメ澱粉、モチゴメ澱粉、コーンスターチ、ワキシーコーンスターチ、ハイアミロースコーンスターチ、モロコシ澱粉、コムギ澱粉、オオムギ澱粉、サトイモ澱粉、リョクトウ澱粉、馬鈴薯澱粉、ユリ澱粉、カタクリ澱粉、チューリップ澱粉、カンナ澱粉、エンドウ澱粉、シワエンドウ澱粉、クリ澱粉、クズ澱粉、ヤマノイモ澱粉、カンショ澱粉、ソラマメ澱粉、インゲンマメ澱粉、サゴ澱粉、タピオカ澱粉、ワラビ澱粉、ハス澱粉、ヒシ澱粉等の天然澱粉、およびそれらをエステル化、エーテル化、架橋、酸化等の化学修飾を行った澱粉等が挙げられる。
本発明の改質された食品用澱粉の原料澱粉は、馬鈴薯澱粉および/またはタピオカ澱粉であることが好ましい。タピオカ澱粉および/または馬鈴薯澱粉を原料澱粉とすることにより、から揚げ粉として用いる場合においてより良好な粉噴き感およびサクサクした食感が得られ、冷蔵・冷凍保存時にもそれらが維持されるという優れた性能を得ることができる。
本発明の改質された食品用澱粉の製造においては、上記原料澱粉の水分含量を10〜25重量%の範囲に調節することによって、水可溶性成分を0.01〜2重量%含みかつ偏光十字を有する食品用澱粉を調製することができる。原料澱粉の水分含量は11〜24重量%であるのがより好ましく、12〜23重量%であるのがさらに好ましい。澱粉の水分含量が上記範囲より高い場合には、加熱処理した際に澱粉のα化が進み、水溶性のα−澱粉となってしまうため、水溶性の成分の含有量が多くなり、また偏光十字が消失することとなる。そしてこうして得られた澱粉は、例えばから揚げ粉として用いた場合においては、べとべとした食感となり、また粉噴き感が不足することとなる。一方で、澱粉の水分含量が上記範囲より低い場合は、澱粉の平衡水分よりも低いため、別途乾燥工程が必要となり、コスト面から不利となる。
加熱処理には、従来知られている方法が使用でき、ロータリーキルンや流動熱交換器、間接加熱型乾燥機、棚式熱風乾燥機、伝導伝熱・材料移送型乾燥機などで加熱する方法、過熱水蒸気で加熱する方法などが挙げられる。加熱処理の温度は、原料澱粉の種類に依存して適宜選択することができる。例えば原料澱粉が馬鈴薯澱粉および/またはタピオカ澱粉である場合は、例えば60〜200℃の範囲が挙げられる。この場合において温度は70〜180℃であるのがより好ましく、90〜150℃の範囲であるのが特に好ましい。
加熱処理の時間もまた、原料澱粉の種類に依存して適宜選択することができる。例えば原料澱粉が馬鈴薯澱粉および/またはタピオカ澱粉である場合は、例えば0.1〜20時間の範囲が挙げられる。この場合においては0.5〜18時間の範囲であるのがより好ましく、1〜15時間の範囲であるのが特に好ましい。
本発明の改質された食品用澱粉は、乳化剤、界面活性剤、酸、油脂、大豆粉、タンパク質成分または塩類といった他の成分を添加することなく、単に澱粉の水分含量、加熱処理温度および加熱処理時間を調節することによって調製されるものである。そのため、得られる改質された食品用澱粉において、原料の澱粉以外の他の成分を含むことなく調製できるという利点がある。これは、近年増加傾向にある食物のアレルギー症状に関して、澱粉以外の他の成分が含まれることに関するアレルギーリスクが低減されるという利点がある。また、加工食品のアレルギー表示においても、原料の澱粉以外の他の成分に関しての表示の必要性がないという利点がある。さらに、本発明の改質された食品用澱粉が用いられる食用組成物の味覚を変化させうる他の成分を含んでいないという利点もある。
本発明の改質された食品用澱粉は、特にから揚げ粉として好ましく用いることができる。特に、本発明の改質された食品用澱粉は、水溶き型から揚げ粉および粉まぶし型から揚げ粉の何れとしても用いることができるという特徴を有する。本発明の改質された食品用澱粉を、から揚げ粉として使用した場合は、水溶き型から揚げ粉として用いる場合であっても、また粉まぶし型から揚げ粉として用いる場合であっても、何れにおいても、得られたから揚げにおいて見た目のごつごつ感、粉噴き感およびサクサク感をもたらされることとなる。本発明の改質された食品用澱粉をから揚げ粉として使用することで、衣の粉噴き感を有し、サクサク感を有する衣のから揚げを作ることができる。
本発明の改質された食品用澱粉が、水溶き型から揚げ粉および粉まぶし型から揚げ粉の何れとしても用いることができるという性能は、本発明の改質された食品用澱粉が、水可溶性成分を0.01〜2重量%含み、偏光十字を有し、かつ濃度42重量%懸濁液におけるスラリー粘度が25〜500mPa・sであることによってもたらされることとなる。例えば、本発明の処理がなされていない生馬鈴薯澱粉などは、水を加えて水溶き型から揚げ粉を調製する場合においてすぐに沈殿してしまい、水溶き型から揚げ粉として使用し難いものである。他方、α化馬鈴薯澱粉を水溶き型から揚げ粉として用いる場合は、その調製が容易である一方で、得られるから揚げにおいてサクサク感得られず食感が劣ることとなるという問題がある。また、α化馬鈴薯澱粉を粉まぶし型から揚げ粉として使用する場合においては、得られるから揚げにおいて粉噴き感が得られず外観が劣ることとなり、またサクサク感も得られず食感が劣ることとなる。これに対して本発明の改質された食品用澱粉は、偏光十字を有することによって、得られるから揚げの食感が向上し、そして水可溶性成分を0.01〜2重量%含み濃度42重量%懸濁液におけるスラリー粘度が25〜500mPa・sであることによって、水溶き型から揚げ粉としての作業性が確保されることとなる。
本発明の改質された食品用澱粉を含むから揚げ粉を用いて得られたから揚げは、さらに冷凍状態または冷蔵状態での保存後も、見た目のごつごつ感、粉噴き感およびサクサク感といった特徴が維持されるという優れたものである。本発明の改質された食品用澱粉を含むから揚げ粉を用いることによって、冷凍状態または冷蔵状態での保存後においても上記特徴が維持されることとなる理由としては、理論に拘束されるものではないが、本発明の改質された食品用澱粉が偏光十字を有することによるものと考えられる。すなわち、本発明の改質された食品用澱粉において、偏光十字を示す粒子の割合が個数換算で90%以上であることによって、冷凍状態または冷蔵状態での保存における水分吸収率が抑制されることとなると考えられる。これにより、冷凍状態または冷蔵状態での保存後に再加熱した場合であっても、見た目のごつごつ感、粉噴き感およびサクサク感といった特徴が維持されることとなると考えられる。
本発明の改質された食品用澱粉を含むから揚げ粉は、本発明の改質された食品用澱粉以外の成分を含有していなくてもよいが、小麦粉、米粉、クラッカー粉などの穀粉、本発明の改質された食品用澱粉以外の澱粉質、食塩、グルタミン酸ナトリウムなどの調味料、砂糖、キシロースなどの糖類、食用油脂、起泡剤、乳化剤、増粘多糖類、タンパク質、香辛料、醤油、卵、乳などを、必要に応じて適宜添加することもできる。
本発明の改質された食品用澱粉は、から揚げ粉として特に好ましく用いることができる一方で、唐揚げ粉以外の各種の食品に使用することもできる。本発明の改質された食品用澱粉は、乳化剤、界面活性剤、酸、油脂、大豆粉、タンパク質成分または塩類といった他の成分を添加することなく、単に澱粉の水分含量、加熱処理温度および加熱処理時間を調節することによって調製されるものであるため、用いられる食用組成物の味覚を変化させうる他の成分を含んでいないという利点がある。そのため、本発明の改質された食品用澱粉は、ほとんど全ての食用組成物または食品添加物用組成物に用いることができる。食用組成物とは、ヒトの食品、動物あるいは養魚用の飼料、ペットフードを総称するものである。すなわち、粉末の飲料類、パン、クッキー、クラッカー、ビスケット、ケーキ、ピザ、パイ等のベーカリー類、スパゲティー、マカロニ等のパスタ類、うどん、そば、ラーメン等の麺類、キャラメル、ガム、チョコレート等の菓子類、おかき、ポテトチップス、スナック等のスナック菓子類、アイスクリーム、シャーベット等の冷菓類、クリーム、チーズ、粉乳、練乳、乳飲料等の乳製品、ゼリー、プリン、ムース、ヨーグルト等の洋菓子類、饅頭、ういろ、もち、おはぎ等の和菓子類、醤油、たれ、麺類のつゆ、ソース、だしの素、シチューの素、スープの素、複合調味料、カレーの素、マヨネーズ、ケチャップ等の調味料類、カレー、シチュー、スープ、どんぶり等のレトルトもしくはいわしの煮付け、さばの煮付け、シーチキン、焼き肉等の缶詰食品、ハム、ソーセージ、ハンバーグ、ミートボールなどの畜肉加工食品、ピラフ、おにぎり、弁当のご飯、寿司等の米飯類等の米飯類、カスタード等のフィリング類、から揚げ、コロッケ、トンカツ、ミンチカツ、ハムカツ、天ぷら等のフライ食品類、ちくわ、蒲鉾などの水産加工食品、納豆、漬物、味噌等の醗酵食品、離乳食、ベビーフード、スポーツ食品、栄養補助食品、健康食品、高齢者用食品、生薬、漢方薬などが挙げられる。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されることはない。
実施例1
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分を23重量%となるように調整した後、棚式熱風乾燥機にて、146℃で6時間の加熱処理を行うことによって、改質された食品用澱粉を調製した。
実施例2
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、146℃で6時間の加熱処理を行うことによって、改質された食品用澱粉を調製した。
実施例3
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、伝導伝熱・材料移送型乾燥機にて、115℃で2時間の加熱処理を行うことによって、改質された食品用澱粉を調製した。
実施例4
原料澱粉としてタピオカ澱粉を使用し、水分12重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、146℃で8時間の加熱処理を行うことによって、改質された食品用澱粉を調製した。
実施例5
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、146℃で0.5時間の加熱処理を行うことによって、改質された食品用澱粉を調製した。
実施例6
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、70℃で2時間の加熱処理を行うことによって、改質された食品用澱粉を調製した。
実施例7
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、90℃で2時間の加熱処理を行うことによって、改質された食品用澱粉を調製した。
実施例8
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、120℃で2時間の加熱処理を行うことによって、改質された食品用澱粉を調製した。
実施例9
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、146℃で15時間の加熱処理を行うことによって、改質された食品用澱粉を調製した。
実施例10
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、146℃で20時間の加熱処理を行うことによって、改質された食品用澱粉を調製した。
実施例11
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、146℃で2時間の加熱処理を行うことによって、改質された食品用澱粉を調製した。
実施例12
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、180℃で2時間の加熱処理を行うことによって、改質された食品用澱粉を調製した。
実施例13
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、200℃で2時間の加熱処理を行うことによって、改質された食品用澱粉を調製した。
比較例1
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、146℃で0.004時間(15秒)の加熱処理を行うことによって、澱粉を調製した。
比較例2
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、146℃で0.017時間(1分)の加熱処理を行うことによって、澱粉を調製した。
比較例3
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、146℃で0.083時間(5分)の加熱処理を行うことによって、澱粉を調製した。
比較例4
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、50℃で2時間の加熱処理を行うことによって、澱粉を調製した。
比較例5
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分を35重量%となるように調整した後、棚式熱風乾燥機にて、146℃で2時間の加熱処理を行うことによって、澱粉を調製した。
比較例6
原料澱粉としてタピオカ澱粉を使用し、水分を35重量%となるように調整した後、棚式熱風乾燥機にて、146℃で2時間の加熱処理を行うことによって、澱粉を調製した。
比較例7
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分を40重量%となるように調整した後、棚式熱風乾燥機にて、146℃で2時間の加熱処理を行うことによって、澱粉を調製した。
比較例8
原料澱粉としてタピオカ澱粉を使用し、水分を40重量%となるように調整した後、棚式熱風乾燥機にて、146℃で2時間の加熱処理を行うことによって、澱粉を調製した。
比較例9
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、146℃で24時間の加熱処理を行うことによって、澱粉を調製した。
比較例10
原料澱粉として馬鈴薯澱粉を使用し、水分17重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、146℃で48時間の加熱処理を行うことによって、澱粉を調製した。
比較例11
原料澱粉として小麦澱粉を使用し、水分12重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、146℃で8時間の加熱処理を行うことによって、澱粉を調製した。
比較例12
原料澱粉として甘藷澱粉を使用し、水分12重量%の平衡水分の状態で、棚式熱風乾燥機にて、146℃で8時間の加熱処理を行うことによって、澱粉を調製した。
比較例13
市販の生馬鈴薯澱粉(JAこしみず製、ばれいしょでんぷん)をそのまま用いた。
比較例14
市販のα化馬鈴薯澱粉(敷島スターチ社製、F−800)をそのまま用いた。
上記実施例および比較例により調製された澱粉を用いて、下記測定および評価を行った。得られた結果を下記表に示す。
水可溶性成分の測定
実施例および比較例により得られた澱粉5g(固形分)を100ml容のビーカーに入れた蒸留水75mlに懸濁した。5分間マグネチックスターラで攪拌した後、100mlにメスアップし、NO.5Cろ紙(アドバンテック東洋社製)を用いてろ過した。ろ液50mlを105℃で6時間乾燥して、残った固形物の重量を測定した。水可溶性成分は下記の式に従い算出した。
水可溶性成分(重量%)=(固形物重量/5)×(100/50)×100
偏光十字の有無の測定
実施例および比較例により得られた澱粉を、偏光顕微鏡(オリンパス社製、BH−2)を用いて、澱粉の偏光十字を観察した。以下の基準により評価した。
偏光十字あり(有):偏光十字を示す粒子の割合が個数換算で90%以上である。
偏光十字なし(無):偏光十字を示す粒子の割合が個数換算で90%未満である。
スラリー粘度の測定
実施例および比較例により得られた澱粉を、固形分濃度が42重量%となるように澱粉と蒸留水を混合し、ハンドミキサーで1分間攪拌した。攪拌スラリーをただちにB型粘度計に供し、No.2ローター、60rpmでの値を読み取った。この値にB型粘度計で定められた係数(5)を掛けてスラリー粘度とした。
なお、表中の「測定不能」は、B型粘度計、No.2ローター、60rpmでの測定が不能である、500mPa・sを超える粘度であったことを意味する。
まぶし型から揚げ粉として用いた場合の評価
実施例または比較例により得られた澱粉をまぶしタイプのから揚げ粉として使用する場合における評価を行った。10〜15gにカットした鶏むね肉を醤油等で調味し、バッター(薄力粉100重量部、グルタミン酸ソーダ2重量部、塩2重量部、冷水200重量部)を付け、次いで実施例または比較例により得られた澱粉をまぶして、175℃の油中で4分間油ちょうした。フライ直後およびチルド保存後(5℃、1日保存後、電子レンジで1分間加熱)のから揚げについて、外観および食感を5名のパネラーにより、以下に示す評価基準に従って官能評価により確認した。
粉噴き感、衣感(外観)
5:非常に強い粉噴き感、衣感(衣のごつごつ感)がある。
4:強い粉噴き感、衣感がある。
3:やや粉噴き感、衣感がある。
2:粉噴き感、衣感に乏しい。
1:非常に粉噴き感、衣感に乏しい。
サクサク感(食感)
5:からっとしてサクサク感が極めて良好な食感。
4:からっとしてサクサク感がある食感。
3:からっとした感じがなく、サクサク感に乏しい食感。
2:油っぽく、べたついた食感。
1:非常に油っぽく、強くべたついた食感。
水溶き型から揚げ粉として用いた場合の評価
実施例または比較例により得られた澱粉を水溶きタイプのから揚げ粉として使用した。すなわち、10〜15gにカットした鶏むね肉に、バッター(薄力粉50重量部、実施例または比較例により得られた澱粉50重量部、グアガム適量、塩4.5重量部、コショウ0.5重量部、醤油5重量部、冷水120重量部)を付け、175℃の油中で4分間油ちょうした。フライ直後および冷凍保存後(−25℃、1日保存後、電子レンジで1分間加熱)のから揚げについて、外観および食感を5名のパネラーにより、上記に示す評価基準に従って官能評価により確認した。
Figure 0004747187
Figure 0004747187
上記表に示されるように、実施例により得られた澱粉を水溶き型から揚げ粉およびまぶし型から揚げ粉として用いた場合は、何れにおいても、フライ直後およびチルド保存後の両方において、良好な粉噴き感、ごつごつ感、サクサク感が得られた。
一方、加熱時間が0.1時間未満であった比較例1〜3においては、スラリー粘度が本発明の範囲を下回る澱粉が得られた。また加熱温度が60℃未満であった比較例4においても、スラリー粘度が本発明の範囲を下回る澱粉が得られた。
比較例5〜8は、調製に用いた澱粉の水分含量が25重量%を超える実験例である。これらにおいてはいずれも、偏光十字がみられなかった。またスラリー粘度も非常に高いものであった。
比較例9、10は、加熱時間が20時間を超える実験例である。この場合もまた、偏光十字がみられなかった。またスラリー粘度も非常に高いものであった。
比較例11、12は、原料澱粉として小麦または甘藷を用いた実験例である。これらを用いる場合は、偏光十字がみられないものが得られることとなった。
比較例13はβ澱粉をそのまま用いた例であり、比較例14はα澱粉をそのまま用いた例である。
そして上記比較例1〜14においては何れも、水溶き型から揚げ粉およびまぶし型から揚げ粉として用いた場合において、フライ直後、チルド保存後および冷凍保存後のいずれにおいても、外観および食感共に、本発明のものよりも劣ることが確認された。
なお、実施例3より得られた改質された食品用澱粉の平均粒径および嵩比重を以下の通り測定した。平均粒径は38μmであり、嵩比重は0.8g/mlであった。

・平均粒径の測定
レーザー回折粒度分布測定装置「SALD-2200」(島津製作所)を用いて、澱粉の平均粒径で乾式測定し、平均値を算出した。

・嵩比重の測定
澱粉25gを200mlのメスシリンダーに入れ、50回タッピングした。タッピング後の容積を目視観察し、下式により嵩比重を求めた。
嵩比重=容積/25
本発明の改質された食品用澱粉は、食品、特にから揚げ粉として使用した場合に、水溶きタイプ、まぶしタイプの両方で使用可能で、から揚げに見た目のごつごつ感、粉噴き感とサクサク感を与え、さらに冷凍または冷蔵保存後もこれらを維持させることが可能となる。
また本発明の改質された食品用澱粉の製造方法は、澱粉の水分含量、加熱処理温度および加熱処理時間を特定範囲で行うことによって調製することができるという利点を有する。つまり本発明の改質された食品用澱粉は、澱粉の加熱処理において、乳化剤、界面活性剤、酸、油脂、大豆粉、タンパク質成分または塩類といった他の成分を添加することなく、単に澱粉の水分含量、加熱処理温度および加熱処理時間を調節することによって得ることができる。本発明におけるこのような方法は、他の成分を添加する必要がない点において、製造操作および製造コストなどの面における利点がある。

Claims (2)

  1. 水分含量10〜25重量%である、馬鈴薯澱粉および/またはタピオカ澱粉を、60〜200℃で0.1〜20時間加熱処理することによって調製された食品用澱粉を含むから揚げ粉であって、
    該食品用澱粉は偏光十字を有しており、および水可溶性成分を0.01〜2重量%含み、および、
    該食品用澱粉の濃度42重量%懸濁液におけるスラリー粘度が、25〜500mPa・sである、
    から揚げ粉。
  2. 水溶き型から揚げ粉および粉まぶし型から揚げ粉の何れとしても用いることができることを特徴とする、請求項1記載のから揚げ粉。
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