JP4746227B2 - メッキ装置における製品ガイド機構 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メッキ装置の製品ガイド機構であり、特に、治具によって上端側を懸垂状態に掴まれメッキタンク内の処理液中で横向きに搬送されながらメッキ処理されるプリント基板などのシート状短冊製品から成るワークの揺れを防止するべく該ワークの下端側をガイドする製品ガイド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
メッキ処理されるプリント基板などのシート状短冊製品から成るワークを、陰極バーに横移動自在に支持されたクリップ機能を有する治具によって上端側を懸垂状態に摘み、メッキタンク内の処理液中を前記陰極バーに沿って横向きに搬送させながら電気メッキするメッキ装置が用いられている。このようなメッキ装置において、前記治具によって上端側を懸垂状態に掴まれてメッキタンク内の処理液中を横向きに搬送されるシート状短冊製品から成る前記ワークの揺れを防止するために該ワークの下端側をガイドする製品ガイドが用いられている。従来の製品ガイドは、搬送される前記ワークの搬送軌道に沿って該ワークの下端側を遊嵌合する凹部状のガイド溝を前記メッキタンク内の底部に固着して設置したものが一般的であった。
【0003】
しなしながら、凹部状のガイド溝の設置位置が固定されている前記した従来の製品ガイドでは、メッキ処理されるシート状短冊製品から成るワークのサイズ(主に縦長寸法サイズ)が変更される場合、このサイズ切り替えに対して製品ガイドを対応させることができず、又はワークを懸垂状態に掴む治具を含む製品搬送装置側をサイズ変更に合うように調整したりして変更しなければならず、ワークのサイズ変更に対応させることは困難であった。
【0004】
また、仮に縦長寸法を異にしたワークのサイズ切り替えに対して製品ガイドが対応できるように切り替えられたワークの下端側をガイドできるように製品ガイドを昇降できるように構成しようとすると、タンク内の底部側に配設される製品ガイドを昇降動させるための昇降駆動機器をタンク内の製品ガイド位置からタンク外のタンク上方位置に渡って配設されるのが通常であるが、この昇降駆動器具が搬送されるワークや製品搬送装置の障害になってしまいメッキ装置が複雑となり装置設計が困難である。また、このような昇降駆動機器が搬送されるワークや製品搬送装置の障害にならないようにタンク外の下方又は側部に設けるようにすると、タンク内の底部側に配設される製品ガイドをタンク外から昇降動させる機構を該タンクの底壁又は側壁に穴を空けて連結させる必要があり、この穴を塞ぐシールなどを工夫するとしてもタンクからの液漏れを完全に防ぐことは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような実情に鑑み、前記した問題点を解決しようとするものである。すなわち、本発明は、同じメッキタンクにおいてメッキされるシート状短冊製品から成るワークの縦長寸法サイズが変更される場合でも、このサイズ切り替えに対して製品ガイド自体を対応できるようにする製品ガイド機構を提供するものであり、しかも、メッキタンク内の処理液中を横向きに連続搬送されてくる多数のワーク中に縦長寸法サイズの異なるワーク群が混在する場合、例えば一連のメッキタンク内の処理液中に縦長寸法サイズの小さなワーク群と縦長寸法サイズの大きなワーク群とか混在する場合でも、タンク内の途中でサイズ変更されたワーク群の下端側を適確にガイドできるようにした製品ガイド機構を提供しようとするものである。
【0006】
また、搬送されるワークの下端側をガイドする昇降自在なガイド部を含む製品ガイド装置の全体を、ガイドしようとするワークの下端側より下方に設置するようにして、製品ガイド装置が搬送されるワークを含む製品搬送装置の障害にならないようにし、しかも、タンク内に設けられるガイド部とタンク外(のタンク底壁の下方)に設置される前記ガイド部を昇降させるためのモータなどの昇降駆動部とを連結する昇降機構を、メッキタンク(の底壁)に穴を空けること無く達成できるようにしてタンクからの液漏れを完全に無くした製品ガイド機構を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために、請求項1に記載した本発明のメッキ装置における製品ガイド機構は、治具によって上端側を懸垂状態に掴まれたメッキ処理されるシート状のワークをプラスチック製のメッキタンク内の処理液中に入れてメッキ処理するメッキ装置であって、前記メッキタンク内に入れられた前記ワークの揺れを防止する製品ガイド機構において、この製品ガイド機構を前記治具によって上端側を懸垂状態に掴まれた前記ワークの下端側をガイドするガイド溝を備えた製品ガイド装置によって構成してあり、この製品ガイド装置を、前記メッキタンク外に配置される、モータと、該モータの回転駆動軸に軸着されて正逆方向に回動される原動側マグネットを備えた原動側吸着固定体と、前記メッキタンク内に配置される、従動側マグネットを備えた従動側吸着固定体と、該従動側吸着固定体から一体的に垂直に立設された螺旋棒と、該螺旋棒に螺合されるナット部を含む昇降ガイド部とから構成し、前記原動側マグネットと前記従動側マグネットをプラスチック製の前記メッキタンクの底壁を挟んで互いに吸着固定されるように対峙させて配置し、前記原動側マグネットの回動により一体的に回動される前記従動側マグネットによって前記螺旋棒を回動し得るように構成してあり、前記昇降ガイド部を、前記螺旋棒に螺合された前記ナット部と、該ナット部から固定杆を介して一体的に立設され、前記ワークの下端側を遊嵌合する前記ガイド溝を上方に向けて形成したガイド部材とで構成し、且つ前記昇降ガイド部を、該昇降ガイド部の前記ガイド溝によって前記ワークの下端側を遊嵌合し得る水平方向に向けられた不回転の振れ止め位置に支持し、この振れ止め位置で前記螺旋棒の回動に従って該螺旋棒に沿って上下方向に摺動し得るように、前記メッキタンクに取付けられた一つ又は複数の振れ止め支持体によって前記螺旋棒を含む少なくとも二点以上で昇降自在に支持して装着したことを特徴としている。
【0008】
また、前記した課題を解決するために、請求項2に記載した本発明のメッキ装置における製品ガイド機構は、バー(陰極バー)に横移動自在に支持された治具によって上端側を懸垂状態に掴まれたメッキ処理されるシート状短冊製品から成るワークをプラスチック製のメッキタンク内の処理液中に該ワークを横向きに搬送させながらメッキ処理するメッキ装置であって、上端側を前記治具によって懸垂状態に掴まれて前記メッキタンク内の処理液中を横向きに搬送される前記ワークの揺れを防止する製品ガイド機構において、この製品ガイド機構を、前記治具によって上端側を懸垂状態に掴まれて横向きに搬送される前記ワークの下端側をガイドするガイド溝を備えた多数の製品ガイド装置によって構成し、これらの製品ガイド装置の各ガイド溝を前記ワークの搬送方向に沿って横一列に並べて配設してあり、前記各製品ガイド装置を、前記メッキタンク外に配置される、モータと、該モータの回転駆動軸に軸着されて正逆方向に回動される原動側マグネットを備えた原動側吸着固定体と、前記メッキタンク内に配置される、従動側マグネットを備えた従動側吸着固定体と、該従動側吸着固定体から一体的に垂直に立設された螺旋棒と、該螺旋棒に螺合されるナット部を含む昇降ガイド部とから構成し、前記原動側マグネットと前記従動側マグネットをプラスチック製の前記メッキタンクの底壁を挟んで互いに吸着固定されるように対峙させて配置し、前記原動側マグネットの回動により一体的に回動される前記従動側マグネットによって前記螺旋棒を回動し得るように構成してあり、前記昇降ガイド部を、前記螺旋棒に螺合された前記ナット部と、該ナット部から固定杆を介して一体的に立設され、前記ワークの下端側を横移動可能に遊嵌合する前記ガイド溝を上方に向けて形成したガイド部材とで構成し、且つ前記昇降ガイド部を、該昇降ガイド部の前記ガイド溝によって横向きに搬送される前記ワークの下端側を横移動可能に遊嵌合し得る水平方向に向けられた不回転の振れ止め位置に支持し、この振れ止め位置で前記螺旋棒の回動に従って該螺旋棒に沿って上下方向に摺動し得るように、前記メッキタンクに取付けられた一つ又は複数の振れ止め支持体によって前記螺旋棒を含む少なくとも二点以上で昇降自在に支持して装着したことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1及び図2は本発明の製品ガイド装置を設けたメッキ装置の概略構成を示している。このメッキ装置は、バー(陰極バー)30に横移動自在に支持されたクリップ機能を有する治具31によって上端側を懸垂状態に掴まれたプリント基板などのシート状短冊製品から成るワーク(W)を、前記陰極バー30から前記治具31を介して該ワーク(W)の上部で給電しながらプラスチック製の横長なメッキタンク32内の処理液中を横向きに搬送てメッキ処理するようにしたものである。本発明の製品ガイド機構は、上端側を前記治具31によって懸垂状態に掴まれて前記メッキタンク32内の処理液中を横向きに搬送される前記ワーク(W)の揺れを防止するものであり、前記治具31によって上端側を懸垂状態に掴まれて横向きに搬送される前記ワーク(W)の下端側をガイドするガイド溝2を備えた多数の製品ガイド装置1によって構成されている。そして、これらの製品ガイド装置1の各ガイド溝2は前記ワーク(W)の搬送方向に沿って横一列に並べて配設されている。なお、図1の符号33は前記治具31を前記陰極バー30に沿って横移動させるエンドレスチェーンを示し、図2の符号34は陽極を示している。
【0010】
前記した各製品ガイド装置1は、前記メッキタンク32外に配置(タンク32の底壁32Aの下方に配置)される、モータ3と、該モータ3の回転駆動軸3Aに軸着されて正逆方向に回動される原動側マグネット4を備えた原動側吸着固定体5と、前記メッキタンク32内に配置(タンク32内の底壁32A側に配置)される、従動側マグネット6を備えた従動側吸着固定体7と、該従動側吸着固定体7から一体的に垂直に立設された螺旋棒8と、該螺旋棒8に螺合されるナット部9を含む昇降ガイド部10とを設けてあり、前記原動側マグネット4と前記従動側マグネット6をプラスチック製の前記メッキタンク32の底壁32Aを挟んで互いに吸着固定されるように対峙させて配置し、前記原動側マグネット4の回動により一体的に回動される前記従動側マグネット6によって前記螺旋棒8をその立設位置で回動し得るように構成されている。
【0011】
前記原動側吸着固定体5は、図3に示すように、前記モータ3の回転駆動軸3Aに軸着されて回動されるように取付けられ、前記回転駆動軸3Aを中心として環状的に多数の前記原動側マグネット4を該マグネット4の吸着面が前記タンク32の底壁32Aに向けて露出されて固着してある。図3の符号11は軸着用の締付ボルトである。また、前記従動側吸着固定体7は、図3に示すように、前記螺旋棒8の下端部に該螺旋棒8と同軸状に突出形成された雄ネジ部12を螺着する雌ネジ部13を有し、該雌ネジ部13及び前記雄ネジ部12を中心として環状的に多数の前記従動側マグネット6を覆うようにして固着してある。多数の前記原動側マグネット4と前記従動側マグネット6は前記メッキタンク32の底壁32Aを挟んで等しく対峙されるように対称位置に設けられている。
【0012】
前記昇降ガイド部10は、前記螺旋棒8に螺合された前記ナット部9と、該ナット部9から固定杆14を介して一体的に立設され、前記ワーク(W)の下端側を横移動可能に遊嵌合する前記ガイド溝2を上方に向けて形成したガイド部材15とを設けてあり、且つ前記昇降ガイド部10を、該昇降ガイド部10の前記ガイド溝2によって横向きに搬送される前記ワーク(W)の下端側を横移動可能に遊嵌合し得る水平方向に向けられた不回転の振れ止め位置に支持し、この振れ止め位置で前記螺旋棒8の回動に従って該螺旋棒8に沿って上下方向に摺動し得るように、前記メッキタンク32内の底壁32Aに垂直に立設された一つ又は複数の振れ止め支持体16によって前記螺旋棒8を含む少なくとも二点以上で昇降自在に支持して装着してある。前記振れ止め支持体16は図面に示した実施形態においては前記螺旋棒8を間にして等距離になるように二本配設してある。このようにして、前記昇降ガイド部10は、前記螺旋棒8の一回転ごとに前記ナット部9を1ピッチずつ上方向又は下方向に進ませることにより、前記振れ止め位置で前記螺旋棒8に沿って図1及び図2に実線と一点鎖線で示した昇降範囲を上下方向に摺動される。
【0013】
前記振れ止め支持体16は棒状に形成されていて、この棒状の前記振れ止め支持体16を前記ガイド部材15から下方へ垂設されたガイド管17内にスライド自在に嵌入してあり、前記ガイド管17は振れ止め位置で前記振れ止め支持体16によって昇降自在に支持されガイドされるように構成してある。
【0014】
図4は振れ止め支持機構の他の実施形態を示し、前記昇降ガイド部10の前記ナット部9の周部に係合凹部18を形成しておき、前記振れ止め支持体16(図4の振れ止め支持体16も図1の振れ止め支持体16と同じように前記メッキタンク32内の底壁32Aに垂直に立設されている。)を前記係合凹部18内に遊嵌合してあり、前記ナット部9は振れ止め位置で前記振れ止め支持体16によって昇降自在に支持されガイドされるように構成してある。
【0015】
前記製品ガイド装置1は、両マグネット(前記原動側マグネット4及び前記従動側マグネット6)及び前記モータ3関連を除き、全てプラスチック部材によって形成されている。
【0016】
本発明の製品ガイド装置の使用に際して、同じメッキ装置でサイズの異なるワークをメッキしようとする場合で、サイズの異なる一方のワーク群が全てメッキタンク内を通過された後に、サイズの異なる別のワーク群を通過させてメッキしようとする場合は、サイズの異なる一方のワーク群が全てメッキタンク内を通過された後に、各製品ガイド装置1の各昇降ガイド部10の高さ位置を、サイズの異なる次のワーク群の下端部をガイドできる位置に昇降動させて待機させておけば良い。
【0017】
また、本発明の製品ガイド装置の使用に際して、同じメッキ装置でサイズの異なるワークをメッキしようとする場合で、同じメッキタンク内をサイズの異なる一方のワーク群が搬送中にサイズの異なる別のワーク群が搬送されてくる場合は、図5及び図6に示すように、切り替えられる大小のワーク群の間に例えばワーク一個分を欠落させたワーク欠落スペースを空けておき、サイズの異なる一方のワーク群の最後のワークが各製品ガイド装置1を通過した順に、ワークが通過された各製品ガイド装置1の各昇降ガイド部10の高さ位置を、前記ワーク欠落スペースの間にサイズの異なる次のワーク群の下端部をガイドできる位置に昇降動させて待機させておく。
【0018】
【実施例】
前記昇降ガイド部10の昇降ストロークは前記螺旋棒8の長さ寸法により決定されるが、図示した実施形態ではこの昇降ストロークを20cmとしてある。
【0019】
また、図示した実施形態では前記ガイド部材15の横幅長さを、すなわち前記ガイド部材15の全横幅長さにわたって形成されている前記ガイド溝2の横幅長さを24.5cmとしてある。図示した実施形態の製品ガイド装置1は前記ガイド部材15(前記ガイド溝2)の横幅長さをガイドされるサイズの異なるワーク(W)の横幅寸法に対応できるようにワーク(W)の横幅寸法に対して比較的短めに設定してある。このように前記ガイド部材15(前記ガイド溝2)の横幅長さをワーク(W)の横幅寸法に対して比較的短めに設定しておくことにより、前記した同じメッキタンク内をサイズの異なる一方のワーク群が搬送中にサイズの異なる別のワーク群が搬送されてくる場合においても対応できるようにしている。
【0020】
【発明の効果】
本発明に係わるメッキ装置における製品ガイド機構によれば、同じメッキタンクにおいてメッキされるシート状短冊製品から成るワークの縦長寸法サイズが変更される場合でも、このサイズ切り替えに対して昇降ガイド部を最適な高さ位置に昇降調節させることによって製品ガイド自体を容易に且つ確実に対応させることができる。しかも、本発明の製品ガイド機構によれば、メッキタンク内の処理液中を横向きに連続搬送されてくる多数のワーク中に縦長寸法サイズの異なるワーク群が混在する場合、例えば一連のメッキタンク内の処理液中に縦長寸法サイズの小さなワーク群と縦長寸法サイズの大きなワーク群とか混在する場合でも、タンク内の途中でサイズ変更されたワーク群の下端側を適確にガイドできる。
【0021】
また、本発明の製品ガイド機構によれば、搬送されるワークの下端側をガイドする昇降自在なガイド部を含む製品ガイド装置の全体を、ガイドしようとするワークの下端側より下方に設置してあるため、この製品ガイド装置が搬送されるワークを含む製品搬送装置の障害となることもない。しかも、タンク内に設けられるガイド部とタンク外のタンク底壁の下方に設置される前記ガイド部を昇降させるためのモータなどの昇降駆動部とを連結する昇降機構を、メッキタンクの底壁に穴を空けること無く達成できるため、メッキタンクからの液漏れを完全に無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の全体構成を示した正面図である。
【図2】 本発明の全体構成を示した側面図である。
【図3】 本発明の吸着固定部分を示した縦断正面図である。
【図4】 振れ止め支持体の他の実施形態を示した概略平面図である
【図5】 本発明の使用例を概略的に示した正面図である。
【図6】 本発明の使用例を概略的に示した正面図である。
【符号の説明】
1 製品ガイド装置
2 ガイド溝
3 モータ
4 原動側マグネット
5 原動側吸着固定体
6 従動側マグネット
7 従動側吸着固定体
8 螺旋棒
9 ナット部
10 昇降ガイド部
14 固定杆
15 ガイド部材
16 振れ止め支持体
17 ガイド管
18 係合凹部
30 バー(陰極バー)
31 治具
32 メッキタンク
W ワーク(シート状短冊製品)

Claims (2)

  1. 治具によって上端側を懸垂状態に掴まれたメッキ処理されるシート状のワークをプラスチック製のメッキタンク内の処理液中に入れてメッキ処理するメッキ装置であって、前記メッキタンク内に入れられた前記ワークの揺れを防止する製品ガイド機構において、この製品ガイド機構を前記治具によって上端側を懸垂状態に掴まれた前記ワークの下端側をガイドするガイド溝を備えた製品ガイド装置によって構成してあり、この製品ガイド装置を、前記メッキタンク外に配置される、モータと、該モータの回転駆動軸に軸着されて正逆方向に回動される原動側マグネットを備えた原動側吸着固定体と、前記メッキタンク内に配置される、従動側マグネットを備えた従動側吸着固定体と、該従動側吸着固定体から一体的に垂直に立設された螺旋棒と、該螺旋棒に螺合されるナット部を含む昇降ガイド部とから構成し、前記原動側マグネットと前記従動側マグネットをプラスチック製の前記メッキタンクの底壁を挟んで互いに吸着固定されるように対峙させて配置し、前記原動側マグネットの回動により一体的に回動される前記従動側マグネットによって前記螺旋棒を回動し得るように構成してあり、前記昇降ガイド部を、前記螺旋棒に螺合された前記ナット部と、該ナット部から固定杆を介して一体的に立設され、前記ワークの下端側を遊嵌合する前記ガイド溝を上方に向けて形成したガイド部材とで構成し、且つ前記昇降ガイド部を、該昇降ガイド部の前記ガイド溝によって前記ワークの下端側を遊嵌合し得る水平方向に向けられた不回転の振れ止め位置に支持し、この振れ止め位置で前記螺旋棒の回動に従って該螺旋棒に沿って上下方向に摺動し得るように、前記メッキタンクに取付けられた一つ又は複数の振れ止め支持体によって前記螺旋棒を含む少なくとも二点以上で昇降自在に支持して装着したことを特徴とするメッキ装置における製品ガイド機構。
  2. バーに横移動自在に支持された治具によって上端側を懸垂状態に掴まれたメッキ処理されるシート状短冊製品から成るワークをプラスチック製のメッキタンク内の処理液中に該ワークを横向きに搬送させながらメッキ処理するメッキ装置であって、上端側を前記治具によって懸垂状態に掴まれて前記メッキタンク内の処理液中を横向きに搬送される前記ワークの揺れを防止する製品ガイド機構において、この製品ガイド機構を、前記治具によって上端側を懸垂状態に掴まれて横向きに搬送される前記ワークの下端側をガイドするガイド溝を備えた多数の製品ガイド装置によって構成し、これらの製品ガイド装置の各ガイド溝を前記ワークの搬送方向に沿って横一列に並べて配設してあり、前記各製品ガイド装置を、前記メッキタンク外に配置される、モータと、該モータの回転駆動軸に軸着されて正逆方向に回動される原動側マグネットを備えた原動側吸着固定体と、前記メッキタンク内に配置される、従動側マグネットを備えた従動側吸着固定体と、該従動側吸着固定体から一体的に垂直に立設された螺旋棒と、該螺旋棒に螺合されるナット部を含む昇降ガイド部とから構成し、前記原動側マグネットと前記従動側マグネットをプラスチック製の前記メッキタンクの底壁を挟んで互いに吸着固定されるように対峙させて配置し、前記原動側マグネットの回動により一体的に回動される前記従動側マグネットによって前記螺旋棒を回動し得るように構成してあり、前記昇降ガイド部を、前記螺旋棒に螺合された前記ナット部と、該ナット部から固定杆を介して一体的に立設され、前記ワークの下端側を横移動可能に遊嵌合する前記ガイド溝を上方に向けて形成したガイド部材とで構成し、且つ前記昇降ガイド部を、該昇降ガイド部の前記ガイド溝によって横向きに搬送される前記ワークの下端側を横移動可能に遊嵌合し得る水平方向に向けられた不回転の振れ止め位置に支持し、この振れ止め位置で前記螺旋棒の回動に従って該螺旋棒に沿って上下方向に摺動し得るように、前記メッキタンクに取付けられた一つ又は複数の振れ止め支持体によって前記螺旋棒を含む少なくとも二点以上で昇降自在に支持して装着したことを特徴とするメッキ装置における製品ガイド機構。
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