JPH05195219A - スパッタカソード - Google Patents

スパッタカソード

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Publication number
JPH05195219A
JPH05195219A JP2442192A JP2442192A JPH05195219A JP H05195219 A JPH05195219 A JP H05195219A JP 2442192 A JP2442192 A JP 2442192A JP 2442192 A JP2442192 A JP 2442192A JP H05195219 A JPH05195219 A JP H05195219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
magnet
spindle
shaft
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2442192A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Suzuki
すすむ 鈴木
Hiroyasu Kojima
啓安 小島
Junichi Shimizu
潤一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2442192A priority Critical patent/JPH05195219A/ja
Publication of JPH05195219A publication Critical patent/JPH05195219A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】円筒型ターゲット1に直結したスピンドル2を
マグネット5とともに回転可能、及び軸9もマグネット
6とともに回転可能する。マグネット5と6が金属板7
をはさんで形成しているマグネットカップリングによ
り、軸9にベルト11を介してモーター12から導入さ
れた回転運動は、磁力の作用によりターゲットへ伝えら
れる。 【効果】真空チャンバーのリークの心配がなく、また、
グリースにより真空を汚す恐れがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転導入方法にマグネッ
トカップリングを用いた円筒型スパッタカソードに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒型ターゲットで内部に磁石と
冷却水管を有し、冷却水が内部全体を満たし、ターゲッ
トを冷却し、ターゲットを円筒軸のまわりに回転させな
がら放電を行うスパッタカソードの技術は、米国特許第
4356073号、特表昭58−500174号公報な
どにより知られている。
【0003】これらの技術においては、ターゲットの回
転導入方法として、ターゲットと直接連結され、ターゲ
ットと同一の回転軸を持つスピンドルの一部、または、
ターゲットとギアまたはベルトで連結され、ターゲット
とは別の回転軸を持つシャフトの一部を、チャンバーの
外部、すなわち大気中に露出させ、そこにベルトやギア
でモーターの回転運動を伝える方法がとられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前項で述べたような、
スピンドルまたはシャフトを用いた回転導入方法では、
構造上、スピンドルまたはシャフトの一端は真空中また
は冷却水中で、残りの一端は大気中となっている。すな
わち、回転しながら真空−大気または冷却水−大気のシ
ールが行われている。従来、このようなシール方法には
スピンドルやシャフトのまわりに直接Oリングを当てる
か、オイルシール等が用いられてきた。しかしながら、
このような方法ではスピンドルまたはシャフトの摩耗に
よる損傷や回転軸の偏心等でシール不全が起きる可能性
がある。
【0005】図2は従来からのスパッタカソードにおけ
る回転導入方法を示す一部断面図である。図では従来の
技術を特徴的に示す部分のみを描き、他は省略した。2
1は円筒型ターゲットの一部であり、22はターゲット
に直結したスピンドルである。24はチャンバー壁であ
り、ターゲットの存在する真空部分と大気の部分を分け
ている。スピンドル22はO−リング23を介し、チャ
ンバー壁24によって支えられている。スピンドル22
は回転可能な状態になっている。
【0006】スピンドル22の一部は大気側に露出して
おり、そこで、ベルト25を介してモーター26より回
転運動が導入されるようなっている。この方法では、大
気−真空のシールはO−リング23とスピンドル22の
接触面で行なわれているが、スピンドルが回転しており
接触面でO−リングまたはスピンドルの摩耗が発生する
恐れがある。
【0007】また、従来の方法では、Oリングまたはオ
イルシールには常にグリース等の潤滑剤が多量に塗布さ
れているが、このグリースが真空側に引き込まれ、また
は冷却水によって流され、真空または冷却水を汚すと同
時に、グリースを補充しなくてはならない。特に生産用
スパッタ装置のターゲットとして使用する場合、スパッ
タ膜の品質およびメンテナンスを考慮すると、このよう
なシール方法は適当ではないと考えられる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決すべくなされたものであり、ターゲットが円筒型
で円筒内部に磁石と冷却用液体用配管を有し、冷却用液
体が内部を通ってターゲットを冷却し、ターゲットを円
筒軸のまわりに回転させながら放電を行うスパッタカソ
ードにおいて、マグネットカップリングによりターゲッ
トに回転運動を導入するようにしたスパッタカソードに
関するものである。
【0009】マグネットカップリングにおいては、一対
のマグネットの間に金属板が挿入されており、金属板を
はさむ一対のマグネットの磁力の作用により、回転を外
部から内部に伝えることができる。金属板はチャンバー
壁の役目をするので、真空漏れの恐れは全くない。
【0010】図1は本発明のスパッタカソードにおける
回転導入方法を示す一部断面図である。図2と同様、図
では本発明に特徴的な部分のみを描き、他の部分は省略
した。1は円筒型ターゲットであり、2は円筒型ターゲ
ットに直結したスピンドルである。スピンドル2の先端
にはマグネット5が固定されている。3はエンドブロッ
クであり、上部でO−リングにより真空シールが施さ
れ、チャンバー壁10に固定されている。
【0011】スピンドル2はベアリング4を介し、エン
ドブロック3により支えられており、ターゲット、マグ
ネット5とともに回転可能な状態になっている。同様に
軸9がベアリング8を介し、エンドブロック3により支
えられており、軸は回転可能な状態になっている。軸9
の先端にはマグネット6が固定されている。
【0012】軸9にはベルト11を介し、モーター12
より回転運動が導入されるようになっている。この一対
のマグネットの間には金属板7が存在するが、この金属
板は大気と真空を分けている。すなわち、マグネット6
は大気中に存在し、マグネット5は真空中に存在する。
軸9の回転運動は磁力の作用により、マグネット6より
マグネット5に伝えられ、さらにスピンドル、ターゲッ
トへと伝えられる。
【0013】以上のように、この方法では大気−真空の
シール部はエンドブロックとチャンバー壁の固定部だけ
であり、図2で示した従来の方法の回転しながら真空シ
ールを施す方法に比べて、シールの信頼性が格段に向上
する。
【0014】
【実施例】図1で示した回転導入方法による円筒型スパ
ッタターゲットを持つスパッタ装置を作成した。ここで
ターゲットはTiとし、外径7.62cm,内径5.0
8cmとした。スピンドル2と軸9はステンレスで作成
した。マグネット5、6はNd系磁石を用いた。エンド
ブロック3、チャンバー壁10はステンレスで作成し
た。チャンバー上部にモーター12を固定し、軸9とモ
ーターの軸をゴム製のベルト11で繋いだ。
【0015】次に、チャンバーを2×10-6Torr以
下の真空に排気し、ターゲットを回転させた。従来の方
法では大気−真空のシール性に不安の生ずる100RP
M以上の高速においても安定して回転させることができ
た。
【0016】
【発明の効果】本発明はターゲット回転導入部にマグネ
ットカップリングを用いることにより、真空チャンバー
のリークの心配がなく、またグリースにより真空や冷却
水を汚す恐れを全くなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパッタカソードにおける回転導入方
法を示す一部断面図
【図2】従来のスパッタカソードにおける回転導入方法
を示す一部断面図
【符号の説明】
1:円筒型ターゲット 2:スピンドル 3:エンドブロック 4:ベアリング 5、6:マグネット 7:金属板 8:ベアリング 9:軸 10:チャンバー壁 11:ベルト 12:モーター 21:円筒型ターゲット 22:スピンドル 23:O−リング 24:チャンバー壁 25:ベルト 26:モーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターゲットが円筒型で円筒内部に磁石と冷
    却用液体用配管を有し、冷却用液体が内部を通ってター
    ゲットを冷却し、ターゲットを円筒軸のまわりに回転さ
    せながら放電を行うスパッタカソードにおいて、マグネ
    ットカップリングによりターゲットに回転運動を導入す
    るようにしたスパッタカソード。
JP2442192A 1992-01-14 1992-01-14 スパッタカソード Withdrawn JPH05195219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2442192A JPH05195219A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 スパッタカソード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2442192A JPH05195219A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 スパッタカソード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05195219A true JPH05195219A (ja) 1993-08-03

Family

ID=12137695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2442192A Withdrawn JPH05195219A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 スパッタカソード

Country Status (1)

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JP (1) JPH05195219A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003105595A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Hideyuki Kobayashi メッキ装置における製品ガイド機構
KR100738870B1 (ko) * 2004-11-05 2007-07-12 어플라이드 머티어리얼즈 게엠베하 운트 컴퍼니 카게 회전형 타깃관 스퍼터링용 음극설비

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003105595A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Hideyuki Kobayashi メッキ装置における製品ガイド機構
KR100738870B1 (ko) * 2004-11-05 2007-07-12 어플라이드 머티어리얼즈 게엠베하 운트 컴퍼니 카게 회전형 타깃관 스퍼터링용 음극설비

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408