JP4745815B2 - 内燃機関空気取り入れ用フィルター材 - Google Patents
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Description
さらに、特定の通気度比を有するエアレイド法短繊維不織布で、密度勾配を有するプリーツフィルター(特許文献3)が公開されている。
また、極細繊維を用いたフィルターとしては、静電紡糸法により製造された濾過材が公開されている(特許文献4)
ここで、上記エアレイド不織布積層体において、上層(流体流入側)の不織布が、下層(流体流出側)の不織布よりも太い繊維で構成されており、さらに極細繊維不織布は該エアレイド不織布積層体の最下層(流体流出)側に積層されている。
また、エアレイド不織布積層体が3層からなる場合、上層、中層、下層の不織布を構成する繊維の繊維径が、それぞれ、20〜50μm、15〜35μm、10〜20μmであることが好ましい。
さらに、上記エアレイド不織布積層体が3層からなる場合、上層、中層、下層の不織布を構成する不織布の目付が、それぞれ、5〜75g/m2、15〜105g/m2、50〜170g/m2であり、かつ、上層、中層、下層の順に目付けが大きくなっていることが好ましい。
一方、上記エアレイド不織布積層体が4層からなる場合、上層、中層、下層、最下層の不織布を構成する繊維の繊維径が、それぞれ20〜50μm、15〜35μm、10〜20μm、10〜15μmであることが好ましい。
また、上記エアレイド不織布積層体が4層からなる場合、上層、中層、下層、最下層の不織布を構成する不織布の目付が、それぞれ5〜75g/m2、15〜105g/m2、30〜130g/m2、40〜150g/m2であり、かつ、上層、中層、下層、最下層の順に目付けが大きくなっていることが好ましい。
ここで、上記エアレイド不織布積層体の全体の目付けは、100〜400g/m2であることが好ましい。
また、上記極細繊維不織布の目付は、0.01〜1.0g/m2であることが好ましい。
したがって、エアレイド不織布積層体および極細繊維不織布を合わせた全体の目付けは、100.01〜401g/m2であることが好ましい。
さらに、上記極細繊維不織布は、エレクトロスピニング法により成形される極細繊維不織布は、芳香族ポリアミドからなる極細繊維の不織布であることが好ましい。
以下、本発明のエアフィルターについて、エアレイド不織布積層体、極細繊維不織布、両者を積層してなる内燃機関空気取り入れ用フィルターの順に説明する。
本発明におけるエアレイド法は、多孔質ネットコンベア上に位置する単台または多数台の噴出し部から、繊維長1〜10mmの熱接着性繊維を主成分とする短繊維を噴出し、ネットコンベア下面に配置した空気サクション部で吸引しながらネットコンベア上に繊維層を形成する方法である。
このとき、上層(流体流入側)より下層側中間層(流体流出側)にかけて、太い繊維の層から細い繊維の層となるように、順次、積層し、この積層された繊維層を熱オーブンに搬送し、熱風で繊維間を結合し不織布として一体化させる。
同方法では、繊維量、噴出し条件、空気サクション条件、熱風条件などによって所定の密度、厚さに仕上げることが可能であり、熱オーブンにより熱接着する際の温度は、用いるバインダー繊維の種類や、全体の目付により適宜選択される。
従って、粒子の目詰まりによる圧力損失上昇が少なくなり、ライフ(濾過可能時間)が長くなるという大きな特徴を有する。また、このような短繊維を原料繊維とするエアレイド法によれば、極めて地合いの良好な、つまり均一性の良好なフィルターが得られ、かつ極細繊維不織布を積層するエアレイド不織布の最下層側において、より細い繊維を使用するほど、細い繊維の緻密で均一な層となり良好な接着面となるという大きな特徴を有する。均一性は、本発明が意図するエアフィルターの用途において極めて重要であり、上記した既存の乾式不織布では得られ難い。さらに、層間を機械的に繊維交絡させていないので、ニードルまたはスパンレースの水スジによる貫通孔による粒子の捕集性能低下の問題も解消される。
また、エアレイド不織布における熱接着性短繊維の割合は、50重量%以上、好ましくは70〜100重量%である。70重量%未満では、繊維間の接着力が弱く繊維が脱落しやすく好ましくない。
また、本発明の作用・効果を阻害しない範囲で、他の低融点バインダー繊維を含んでいてもよい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系繊維、これらの複合繊維、さらに共重合成分を含有するこれらの繊維などが挙げられる。
また、各層を構成する繊維は、同一でも異なっていてもよい。
これらの他の繊維の割合は、エアレイド不織布中に30重量%以下である。
さらに、エアレイド不織布中には、消臭、抗菌、防カビ、撥水、難燃、着色などの効果を有する繊維や物質を含有させても良い。
本発明のエアフィルターを構成するエアレイド不織布積層体中の熱接着性短繊維がその接着効果を十分に発揮するには、熱接着温度は熱接着性短繊維の融点、または融着可能な温度+5〜+40℃高い温度での加熱処理が好ましい。融着可能な温度+5℃未満であれば接着不良を生じ、融着可能な温度+40℃を超えると繊維収縮や半溶融により均一な不織布が得られない。熱接着温度は、通常、120〜200℃、好ましくは130〜180℃であるが、接着成分のポリマーの融点に応じて適宜選択することができる。
また、熱処理の際に、本発明の作用・効果を阻害しない範囲であれば、高温空気を吹き付けたり、カレンダーを用いたり、接着を促進する方法を用いても差し支えがない。
例えば、4層構造を例にとって詳細に述べると、不織布積層体の上層は概略10μm以上の大きな粒子を捕集するプレフィルターとして機能し、不織布積層体の上層以外の2層は概略0.5〜10μmの粒子を捕集する。最下層の極細繊維不織布は0.5μm以下のサブミクロンの粒子を捕集し、粒径に分布を有する被濾過物粒子(以下粒子と記載)を各層夫々の繊維の表面でバランス良く捕集し、フィルター全体の目詰まりを防ぎライフ(濾過可能時間)を長くする機能を果たすようにする。
また、本発明において、エアレイド不織布積層体が4層からなる場合、上層、中層、下層、最下層の順に、好ましい繊維径は、30〜45μm、20〜30μm、15〜20μm、10〜15μmであり、好ましい目付は、それぞれ5〜75g/m2、15〜105g/m2、30〜130g/m2、40〜150g/m2、さらに好ましくは10〜50g/m2、20〜60g/m2、20〜60g/m2、60〜120g/m2であり、かつ、上層、中層、下層、最下層の順に目付が大きくなっていることが好ましい。
上記における各層の繊維径が細すぎると、不織布積層体成形が難しくなり、成形性を向上させようとすると目付を高くする必要があり、低圧力損失が達成できなくなる。一方、各層における繊維径が太すぎると、サブミクロン以上のダストの捕集効率が低下し、低ライフ化の原因となる。
また、上記各層における目付が低すぎると、粒子の保持が少なく、粒子の洩れも多くなり、性能不十分のためエンジンに支障をきたす。一方、各層の目付が高すぎると、圧力損失が大きくなる可能性が生じる。また、コストアップにもなるので好ましくない。
さらに、上記エアレイド不織布積層体において、上層→中層→下層→(最下層)の順に目付が大きくなっていないと、1μm以下の粒子を下層(最下層)で効率的にろ過ができず、ライフが短いエアフィルターとなり好ましくない。
なお、エアレイド不織布積層体全体の目付は、好ましくは100.01〜401g/m2、さらに好ましくは150.01〜301g/m2である。
エアーレイド不織布積層体の最下層側に積層する極細繊維不織布は、好ましくはエレクトロスピニング法により形成される。エレクトロスピニング法は、ポリマーを溶媒に溶解させたものを紡糸溶液とし、ノズルから押し出すとともに、押し出した紡糸溶液に電界を作用させて、極細繊維化する方法である。例えば、ニードルを取り付けたシリンジにポリマー溶液を装入し、該ニードルに対峙した基材(コレクター)とニードルとの間に5kV以上、好ましくは10〜20kVの高電圧をかけた状態で、シリンジからポリマー溶液を噴霧することにより、基材とニードルの間の電気力線に沿って繊維状のポリマーファイバー(極細繊維)を作成する方法である。この方法によれば、10〜数100nmオーダーの極細繊維おびその極細繊維を集積した不織布を作製することできる。
また、コレクターとなる基材は特に限定されず、繊維などの線状の基材、織物、編物、不織布、フィルム、紙などの平面状の基材、3次元構造の機材においても、直接、極細繊維を積層することが可能である。
エレクトロスピニング法では、ポリマー濃度や溶媒、電圧や紡糸距離や温湿度などの紡糸雰囲気、塩や機能剤などの第3成分の添加により、繊維径、繊維表面形状、繊維断面形状など単繊維の形態などを多様にできるのみならず、不織布の空隙率など、任意に仕上げることが可能である。
これに対し、本発明において使用するエレクトロスピニング法では、例えば、エアレイド不織布積層体を基材に用いると、該不織布積層体に直接極細繊維を積層し、熱融着させることができるため、上記方法と比較し工程が簡便となり、また、目付けの低い極細繊維不織布を必要とする場合は、分散による作製よりも直接積層の方が、より均一に極細繊維不織布を作製できると考えられる。さらに、不織布積層体表面の凹凸に沿って積層することとなるため、十分な空隙率が確保でき、不織布積層体の低圧力損失を損なうことがない。
なお、極細繊維不織布を構成する極細繊維の平均繊維径を0.3μm以下、好ましくは0.05〜0.1μmに調整するには、例えばエレクトロスピニング法における紡糸溶液(ポリマー溶液)の濃度を調整すればよい。すなわち、エレクトロスピニング法における平均繊維径は、エレクトロスピニング環境とポリマー溶液組成に依存するが、主な因子の一つにポリマー濃度がある。好ましいポリマー濃度は8〜20重量%であり、8重量%未満では非常に平均繊維径の細い極細繊維が形成できるが、ビーズが多く出現するため好ましくない。一方、ポリマー濃度が20重量%より高いと、蒸発速度が速まるために固化が急速に進み、平均繊維径が太くなる。
なお、ポリマー溶液(紡糸溶液)中のポリマー濃度は、通常、8〜20重量%、好ましくは12〜18重量%程度である。
本発明の内燃機関空気取り入れ用フィルターは、以上のエアレイド不織布積層体の最下層側に、上記極細繊維不織布が積層され、これらの不織布が互いに接着されている。
ここで、エアレイド不織布積層体と極細繊維不織布との積層は、通常、上記のようにして得られたエアレイド不織布積層体を基材(コレクター)として、例えば、ニードルを取り付けたシリンジに極細繊維の原料となるポリマー溶液を装入し、該ニードルに対峙したエアレイド不織布積層体(コレクター)とニードルとの間に5kV以上、好ましくは10〜20kVの高電圧をかけた状態で、シリンジからポリマー溶液を噴霧することにより、エアレイド不織布積層体とニードルの間の電気力線に沿って繊維状のポリマーファイバー(極細繊維)である極細繊維不織布を形成させル方法が挙げられる。
このほか、あらかじめエアレイド不織布積層体と、別途、エレクトロスピニング法で作製された極細繊維不織布とを、アウトラインあるいはインラインで積層することの可能である。この場合、エアレイド不織布積層体と極細繊維不織布との積層には、主に繊維の熱接着性を利用するが、ホットメルトや接着ネット、パウダー等の樹脂接着剤などの接着手段を併用あるいは単独で用いても良い。
かくて得られる本発明のフィルターの目付(エアレイド不織布積層体+極細繊維不織布)は、通常、100.01〜401g/m2、好ましくは150.01〜301g/m2である。100.01g/m2未満では、粒子の洩れも多くなり、ダストの捕集効率が低下すると共に、粒子の保持が少なく低ライフ化する等性能不十分のためエンジンに支障をきたし好ましくない。一方、401g/m2を超えると、圧力損失が大きくなる可能性が生じる。また、コストアップにもなるので好ましくない。
また、本発明のフィルターの厚さ(エアレイド不織布積層体+極細繊維不織布の総厚さ)は、通常、0.5〜5.0mm、好ましくは1.0〜4.0mmである。
この場合のカレンダー加工においては、対になった加熱ローラーの隙間を調整し所望の厚みの不織布に加工する方法が好ましい。この場合、隙間は0.2〜5.0mm、さらに好ましくは、0.5〜4.0mmである。温度は、熱接着性繊維の接着成分の融点、または接着可能な温度より50〜110℃低くするのが好ましい。50℃未満の場合は不織布表面の繊維が変形しはじめ、皮膜が形成されやすくなって圧損増加や捕集性能が低下する。一方、110℃を超える場合は、カレンダー効果が発揮されない。
また、カレンダー加工していないエアレイド不織布積層体と極細繊維不織布とを積層したのち、上記と同様の条件で、カレンダー加工することもできる。
エレクトロスピニング法により作製した極細繊維不織布は、走査型電子顕微鏡を用いて行った。このとき、極細繊維不織布上から無作為に抽出した5ヶ所において単糸直径を測定し、500本以上の単糸直径から平均繊維径を算出した。結果を表1に示す。
(2)目付[g/m2]
エアレイド不織布、極細繊維不織布はそれぞれ、21.0cm×29.7cmにおける重量を量り、1m2当たりに換算した。結果を表1に示す。
(3)厚さ[mm]
測定子底面積7cm2(30mmφ)、面圧21g/cm2のスナップゲージで5箇所測定し、平均値を算出した。結果を表1に示す。
JISL1096.6.27.1通気性A法により測定した。結果を表1に示す。
(5)ろ過テスト1
(5−1)捕集効率[%]
通常のダスト領域の評価として、JIS 8種粉体を使用し、ダスト濃度1g/m3、速度50m/sec.において、ΔP(圧力損失)=980Paにおける試験を行った。
計算方法は、ΔP=980Paのとき、ダストのフィルターからの漏れをA(g)、フィルター材へのダストの付着量をB(g)とした場合、A/(A+B)が漏れ率で、捕集効率は1−漏れ率=1−A/(A+B)を用いた。結果を表1に示す。
(5−2)D.H.C.[g/m2]
ダストを負荷させて一定圧力損失になるまでにフィルターが捕集したダスト量をm2当りの重量に換算した。結果を表1に示す。
自動車から排出される未燃焼カーボンのサブミクロン粒子領域における評価としてTSI社製 Certi Test装置にて、NaCl(平均粒径0.075μm)のサブミクロン粒子を使用し、粒子濃度18mg/m3、流量85L/分・100cm2で圧力損失[Pa]、捕集効率[%]、ダスト保持量[mg/100cm2]の経時変化を測定した。結果を表1に示す。
(7)極細繊維不織布層とエアレイド不織布との接着性
接着されたフイルター材をレシプロプリーツ機で30mm高さのプリーツ加工したとき、層間剥離がなければ合格とした。
D.H.C.の数値が高ければ高いほどライフが長いフィルター材と言えるが、一般的に捕集効率の低いフィルター材はD.H.C.が高いので、繊維構成と繊維層バランスをとれば捕集効率、D.H.C.が共に高いフィルター材が得られる。本発明の内燃機関空気取り入れ用フィルターの場合、ろ過テスト1で、捕集効率が99.98[%]以上、D.H.C.が700[g/m2] 以上、また、サブミクロン粒子の捕集性能に着目すれば、ろ過テスト2で、初期捕集効率が30[%]上、圧力損失が500[Pa]に到達した時の捕集効率が80%以上が必要であり、4つの性能条件を達成した場合、総合評価を○とし、それ以外を×とした。さらに、ろ過テスト2での圧力損失が500[Pa]に到達するまでのダスト供給量が多いほど実用性があることから、総合評価○で、かつダスト供給量の最も多いものを◎とした。
エアレイド不織布積層体は、下記の方法により作製した。
芯:ポリエチレンテレフタレート、鞘:融点150℃のフタル酸・イソフタル酸/エチレングリコール共重合系からなる、長さ5mmの帝人ファイバー株式会社製ポリエステル系熱接着性繊維を原料とし、多孔質ネットコンベア上に位置する4台の噴出し部から噴出し、ネットコンベア下面に配置した空気サクション部で吸引しながらネットコンベア上に繊維層を形成した。このとき、上層側(流体流入側)より下層側中層(流体流出側)にかけて、太い繊維の層から細い繊維の層となるように、順次、積層してから熱オーブンに搬入し、熱風で繊維間を結合し一体化された不織布を作製した。
最下層側は、1.7dtex(繊維径12.6μm)の上記ポリエステル系熱接着性繊維を目付70g/m2、下層側は、2.2dtex(繊維径14.3μm)の上記熱接着性繊維を目付け65g/m2となるように、同様に中間層として、4.4dtex(20.2μm)の上記熱接着性繊維を、目付け50g/m2となるように、さらに上層として、11dtex(32μm)の上記熱接着性繊維を、目付け20g/m2となるように、各ノズルで紡出した。
次に、ネットコンベア上に積層された繊維層を熱風オーブンに入れ、165℃の熱風で1分間加熱して繊維交絡点を熱溶融させて一体化し、隙間2mm、60℃のカレンダー処理をして、厚さ2mm、目付け205g/m2のエアレイド不織布積層体−1を作製した。
エレクトロスピニング法での印加電圧を20kVとし、平均繊維径が0.07μmの芳香族ポリアミド極細繊維を目付が0.05g/m2となるように、直接、エアレイド不織布積層体の最下層側に積層させた。
このとき、粉末状体のポリメタフェニレンイソフタルアミド、塩化リチウム、溶媒N,N−ジメチルアセトアミドを10:1:89の重量比となるようにポリマー溶液を調製し、これをニードルから噴出させて、エアレイド不織布積層体の最下層側に積層させた。
上記方法で作製したエアレイド不織布積層体および極細繊維不織布を、熱オーブンに搬入し、2.6kg/m2の荷重をかけ、170℃で10分間加熱して、エアレイド不織布積層体の熱接着性繊維と極細繊維を熱溶融させて一体化させて本発明の実施例1のフィルター材を得た。
実施例1のシートでのフィルター試験結果を表1に示す。
実施例1のフィルター材をプリーツ試験した処、層間剥離がなく、フィルター材として使用できることが判明した。
エアレイド不織布積層体は、実施例1と同様にして行った。
極細繊維不織布は、目付が0.1g/m2となるようにした以外は、実施例1と同様にして行った。
エアレイド不織布積層体と極細繊維不織布の熱接着は、実施例1と同様にして行って本発明の実施例2のフィルター材を得た。
実施例2のシートでのフィルター試験結果を表1に示す。
実施例2のフィルター材をプリーツ試験した処、層間剥離がなく、フィルター材として使用できることが判明した。
エアレイド不織布積層体の作製は、実施例1と同様にして行った。
極細繊維不織布は、目付けが0.3g/m2となるようにした以外は、実施例1と同様にして行った。
エアレイド不織布積層体と極細繊維不織布の熱接着は、実施例1と同様にして行って本発明の実施例3のフィルター材を得た。
実施例3のシートでのフィルター試験結果を表1に示す。
実施例3のフィルター材をプリーツ試験した処、層間剥離がなく、フィルター材として使用できることが判明した。
比較例1のエアレイド不織布積層体は、実施例1のエアレイド不織布積層体−1とした。
以上のテスト結果より、本発明の内燃機関空気取り入れ用フィルター材は、通常のダスト領域、およびサブミクロン粒子領域における高い捕集効率と長いライフを兼ね備え、薄くて取り扱い性に優れたものであることがわかった。
Claims (10)
- 繊維径が10μm以上で、長さ1〜10mmの熱接着性短繊維が70重量%以上を占める不織布が2層以上積層されてなるエアレイド不織布積層体であって、上層(流体流入側)が下層(流体流出側)の不織布よりも太い繊維で構成されている不織布の最下層(流体流出側)の表面に、さらに平均繊維径が0.3μm以下の極細繊維不織布が積層されて、これらの不織布が互いに接着していることを特徴とする内燃機関空気取り入れ用フィルター。
- エアレイド不織布積層体を基材とし、該不織布積層体の流体流出側の表面に、エレクトロスピニンング法により、平均繊維径が0.3μm以下の極細繊維不織布を直接形成し、さらに熱処理によりエアレイイド不織布積層体の熱融着性繊維と極細繊維不織布の極細繊維とを熱融着させた請求項1記載の内燃機関空気取り入れ用フィルター。
- エアレイド不織布積層体が3層からなり、上層、中層、下層の不織布を構成する繊維の繊維径が、それぞれ、20〜50μm、15〜35μm、10〜20μmである、請求項1または2に記載の内燃機関空気取り入れ用フィルター。
- エアレイド不織布積層体が3層からなり、上層、中層、下層の不織布を構成する不織布の目付けが、それぞれ、5〜75g/m2、15〜105g/m2、50〜170g/m2であり、かつ、上層、中層、下層の順に目付けが大きくなっている、請求項1〜3いずれかに記載の内燃機関空気取り入れ用フィルター。
- エアレイド不織布積層体が4層からなり、上層、中層、下層、最下層の不織布を構成する繊維の繊維径が、それぞれ、20〜50μm、15〜35μm、10〜20μm、10〜15μmである、請求項1または2に記載の内燃機関空気取り入れ用フィルター。
- エアレイド不織布積層体が4層からなり、上層、中層、下層、最下層の不織布を構成する不織布の目付けが、それぞれ、5〜75g/m2、15〜105g/m2、30〜130g/m2、40〜150g/m2であり、かつ、上層、中層、下層、最下層の順に目付けが大きくなっている、請求項1、2または5に記載の内燃機関空気取り入れ用フィルター。
- エアレイド不織布積層体全体の目付が、100〜400g/m2である請求項1〜6いずれかに記載の内燃機関空気取り入れ用フィルター。
- 極細繊維不織布の目付けが0.01〜1.0g/m 2 である、請求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関空気取り入れ用フィルター。
- エアレイド不織布積層体および極細繊維不織布を合わせた全体の目付けが、100.01〜401g/m 2 である、請求項1〜8いずれかに記載の内燃機関空気取り入れ用フィルター。
- 極細繊維不織布が芳香族ポリアミド繊維で構成されている請求項1〜9いずれかに記載の内燃機関空気取り入れ用フィルター。
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