JP5043050B2 - 液体濾過用カートリッジフィルター - Google Patents

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本発明は液体中のゲル状粒子や固体状粒子の除去に用いる液体濾過用カートリッジフィルターに関する。
従来の液体濾過用フィルターは一般的にスパンボンド法や乾式法などによって製造された不織布が多用されているが、それらはいずれも繊維の平均直径が15〜30μmと太く、また空隙径が大きいために、0.8μm前後の微細粒子を多く含む液体の濾過用フィルターとしては充分な濾過効率が得られず使用に適さない。
そのような微細粒子の液体濾過用として、上記スパンボンド法や乾式法などによって製造された不織布を使用できるようにするには、濾過精度を向上させるために充填率を高くして空隙率を小さくする必要があり、そのためにカレンダー加工を施すことが考えられる。
しかしながら、カレンダー加工を施した場合、空隙率を小さくさせることはできるものの空隙のばらつきが大きく、濾過精度を向上させるのは難しく、さらに不織布の地合いのばらつきにより局所的に繊維の存在率が高い部分で繊維がつぶれてフィルム化してしまうため満足な濾過流量を得ることができず、結局、この方法では0.8μm前後の微細粒子を多く含む液体の濾過用フィルターに適したものを得ることができない。
そこで、濾過精度を上げるために行われている従来の手法を見ると、下記特許文献1には、不織布を積層状態で加熱一体化させて得られるフィルターに関する記載がある。
この特許文献1の技術では、各単層不織布を積層して加熱一体化した場合に、空隙径がより均一になり、型くずれも起こし難くなるという利点がある。しかし、加熱することによって単層不織布の繊維が融合されてしまい、その結果、通気性が低下し、また濾過流量や濾過寿命及び濾過精度も充分には得られず、このため上記のような液体の濾過用フィルターとしては充分な性能を得ることはできない。
また、下記特許文献2には、樹脂の粘度などを工夫することにより極細化を図ることが記載されている。
この特許文献2に記載されているメルトブローン法によって作られる不織布フィルターは、平均繊維直径は2.5μm程度が下限であるが、これをさらに精度を上げて1μm前後の粒子でも捕捉できるようにするためには、その得られたメルトブローン不織布に対してさらに熱カレンダー処理を行い、不織布の表面をつぶすことで空隙径を小さくすることも考えられる。しかし、そのような熱カレンダー処理を行うと、濾材表面のメルトブローン繊維がつぶれてしまうためフィルターの空隙率が大幅に減少し、濾過流量が大幅に減少してしまう。したがって、このような熱カレンダー処理を行うことでも結局は上記のような液体濾過用フィルターとしては充分な濾過機能を達成させることはできない。
そして、この特許文献2のポリプロピレンからなるメルトブローン不織布フィルターはフォトレジスト液の濾過に使用した場合、ポリプロピレン中の添加剤成分の溶出が多いという欠点を有しているために、フォトレジスト濾過液の濾過用として使用することは好ましくなく、また溶出を抑えるため塩化メチレンなどの有機溶剤でポリプロピレンからなるメルトブローン不織布フィルターを洗浄することが必要となることから、使用した有機溶剤が安全性や環境面に悪影響を及ぼし、またメルトブローン不織布フィルターの洗浄に要するコストの増加が避けられない問題がある。
また、極細繊維を用いたフィルターに関して下記特許文献3には、平均繊維直径が1.5μm以上で5μm以下の極細繊維が厚さ方向に10〜40本重ねられた繊維集合体からなり、該繊維集合体の最大空隙径が28μm〜40μmの範囲にあり、該最大空隙径と平均流量孔径の比が1.5〜2.5の範囲にあり、且つ繊維の充填率が0.05〜0.35の範囲にある微小粒子に対する濾過材が提案されている。
しかしながら、この濾過材では、空隙径が大きく、捕捉したいサイズの微細な粒子が漏れやすいので上記のような0.8μm前後の微細粒子を多く含む液体の濾過用フィルターとしては好ましいものではない。
またさらに、下記特許文献4には、静電紡糸法により製造される極細繊維フィルターが記載され、そのフィルターの平均繊維直径が0.01μm以上、0.5μm未満の極細繊維集合体と、平均繊維直径が0.5μm以上、5μm以下の細繊維集合体とを備えた濾過材が開示されている。
しかしながら、この濾過材は、0.2μmグレードの細菌除去用フィルターであることから、フォトレジスト液中の有効成分まで捕捉してしまう。また、上流に配される1次側フィルターの平均繊維直径が細いため透気度が遅く、また濾過時の圧力損失が高いので、濾過寿命も短くフォトレジスト液濾過用フィルター用としては不向きである。
以上の如く、上記各特許文献に記載の技術では、0.8μm前後の径の粒子を捕捉するための液体濾過用、特にフォトレジスト液濾過用のフィルターとしては、濾過流量、濾過精度及び濾過寿命の面においてバランスのとれた有効な性能を得るまでには至っていない。
さらに、下記特許文献1及び2にあるようなポリプロピレン材質のフィルターや、カートリッジフィルターの構成部材がポリプロピレン材質を使用しているカートリッジフィルターの場合では、例えばフォトレジスト液の濾過に使用するときなどにおいては、そのままでは濾液中へ混入しては好ましくないポリプロピレン中の添加剤成分などの不純物が溶出されてしまい、これを防ぐためには、濾過前にあらかじめそのようなカートリッジフィルターを構成するポリプロピレン材質の構成部材を塩化メチレンなどの有機溶剤で洗浄することが必要となり、この結果、その洗浄に要するコストの増加や、使用する有機溶剤による安全性や環境面への悪影響などの問題を解決することができない。
特公平5−41284号公報 特開2002−201560号公報 特開平7−24231号公報 特開2005−218909号公報
そこで本発明は、高流量でありながら濾過精度と濾過寿命の性能のバランスをよく得ることができる液体濾過用カートリッジフィルターを提供し、特にフォトレジスト液濾過用として使用する場合には約0.8μm以上の径の粒子に対する優れた濾過性能を発揮し且つ濾過液中ヘの溶出が殆どなくフォトレジスト液の濾過に最適の液体濾過用カートリッジフィルターを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の液体濾過用フィルターにおける請求項1に記載の発明は、周面に多数の通液孔を有する管状コアと、該管状コアの外周面に沿って前記管状コアを覆うように設けられたプリーツ加工フィルターと、該プリーツ加工フィルターの外周を覆うように設けられた周面に多数の通液孔を有する筒状のプロテクタと、前記管状コア、プリーツ加工フィルター及びプロテクタの軸方向の両端に前記プリーツ加工フィルターとの熱溶着によりプリーツ加工フィルターを液密にシールしたエンドキャップを備えたカートリッジフィルターにおいて、前記プリーツ加工フィルターは、メルトブローン法により製造された平均繊維直径が6〜10μmのメルトブローン不織布と、静電紡糸法により製造された繊維径が50〜300nmの静電紡糸不織布との積層から成り、前記メルトブローン不織布は、平均空隙径が10〜25μm、目付100g/m2当たりの透気度が3〜60秒/300cc、空隙率が60〜90%とし、前記静電紡糸不織布は、平均空隙径が0.10〜0.85μm、目付が1.5〜5.0g/m2とし、濾過対象液を前記メルトブローン不織布側から前記静電紡糸不織布側に向けて濾過したとき、約0.8μm以上の径の粒子に対する濾過効率を表すLRV値が3以上で、前記プリーツ加工フィルターを収納した直径が70mmで長さが250mmのカートリッジフィルターに10L/分の流量で通水したときの通水抵抗が10kPa以下としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記発明において、前記静電紡糸不織布の材質をポリアミドとし、メルトブローン不織布の材質をポリアミド又はポリエチレンとし、管状コア、プロテクタ及びエンドキャップの材質をポリアミド及び/又はポリエチレンとしたことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、用いるプリーツ加工フィルターは、上記の平均空隙径などの設定条件下で得られたメルトブローン法により製造された平均繊維直径が6〜10μmの上流側のメルトブローン不織布と、静電紡糸法により製造された繊維径が50〜300nmの下流側の静電紡糸不織布とを積層することによって、液体濾過用として、高流量でありながら濾過精度と濾過寿命とのバランスが良い実用性に優れた液体濾過用カートリッジフィルターを得ることが可能となった。
請求項2に記載の発明では、前記プリーツ加工フィルターの静電紡糸不織布の材質をポリアミドとし、メルトブローン不織布の材質をポリアミド又はポリエチレンとし、前記管状コア、プロテクタ及びエンドキャップの材質をポリアミド及び/又はポリエチレンとしたので、濾過液中に混入すると好ましくない物質の溶出が殆ど起こらないフォトレジスト液の濾過用の液体濾過用カートリッジフィルターとして最適な性能を得ることが可能となった。
本発明の液体濾過用カートリッジフィルターの一部を切欠してプリーツ加工フィルターの一部を引き出した状態を示す斜視図である。
本発明を実施するための形態を以下詳細に説明する。
本発明の液体濾過用カートリッジフィルターは、各種液体の濾過用として使用されるものであるが、以下の実施例では、図1に示すように、フォトレジスト液の濾過に用いるカートリッジフィルターでその形態を説明する。
この液体濾過用カートリッジフィルターの形態は濾過材のフィルターにフォトレジスト液用のプリーツ加工したフィルターを用いてカートリッジの内部に充填する。
このプリーツ加工フィルター以外の液体濾過用カートリッジフィルターを構成する各部材の材質にはポリアミド及び/又はポリエチレンを使用し、ポリアミド及びポリエチレン以外の物質は一切含まないものが好ましい。
前記フォトレジスト液用のプリーツ加工フィルターは、繊維径が50〜300nm、平均空隙径0.10〜0.85μm及び目付1.5〜5.0g/m2の静電紡糸法から製造されたポリアミド製の極細な静電紡糸不織布5と、平均繊維直径6〜10μm、平均空隙径が10〜25μm、目付100g/m2当たりの透気度3〜60秒/300cc及び空隙率60〜90%のメルトブローン法から製造されたポリアミド製の細いメルトブローン不織布4とを使用してこれらを積層させる。
そして、前記静電紡糸不織布5の外側(下流側)にはサポート材3として市販のナイロン製スパンボンド(旭化成株式会社の商品の商標名エルタスN05030)を積層し、また前記メルトブローン不織布4の外側(上流側)にもサポート材3として市販のナイロン製スパンボンド(旭化成株式会社の商品の商標名エルタスN05030)を積層して、それらの4枚を一体化し、これらを一緒にプリーツ加工し、さらにメルトブローン不織布4が外側に、前記静電紡糸不織布5が内側になるように円筒形にして始端と終端とを熱融着してプリーツ加工フィルターができあがる。
このプリーツ加工フィルターは、図1に示すように、通液孔を備えた円筒形のポリエチレン製の筒状コア6と通液孔を備えた外側のプロテクタ7との間に格納し、その一方端部はフィンパーツ1付きのエンドキャップ2に溶着し、他方端部は濾過液排出口を備えたオーリングパーツ8付きのエンドキャップ2に溶着してプリーツ加工フィルターの両端を液密にシールする、このように組み立てて、前記液体濾過用カートリッジフィルターの全体のサイズが直径が70mmで長さが250mmの筒状である場合では、濾過面積が0.56m2のフォトレジスト液の濾過用カートリッジフィルターが完成する。
濾過対象液は、前記プロテクタ7の通液孔からプリーツ加工フィルターを通過する際に濾過されて前記筒状コア6へと流れ、濾過された液はオーリングパーツ8側の濾過液排出口から外に排出されるようにする。
また、この液体濾過用カートリッジフィルターには、ポリアミド又はポリエチレンの素材を使用することで、フォトレジスト液の濾過過程においてカートリッジを構成する材質を原因とした物質の溶出が殆どないフォトレジスト液の濾過用として好適な液体濾過用カートリッジフィルターが得られる。
次に本発明の液体濾過用カートリッジフィルター内のプリーツ加工フィルターを構成する、ポリアミド又はポリエチレンを原料にして製造されるメルトブローン不織布4とポリアミドを原料にして製造される静電紡糸不織布5について以下詳細に説明する。
本発明は数値限定が構成の要件となっているが、その限定した数値については以下の(イ)〜(ト)の測定方法による数値としたものである。
(イ)目付(g/m2
不織布の長手方向を縦方向として、縦20cm横5cmの矩形シートを精密天秤で坪量し、測定値を算術平均して、1m2あたりのg数に換算した。
(ロ)最大空隙径、平均空隙径(μm)
PMI社製パームポロメータにより測定した。
(ハ)繊維径(μm)
不織布表面を走査型電子顕微鏡(SEM)により観察し、無作為に抽出した50本以上の繊維直径の最小値と最大値で表した。
(二)平均繊維直径(μm)
不織布表面を走査型電子顕微鏡(SEM)により観察し、無作為に抽出した50本以上の繊維直径の測定値を算術平均した値で表した。
(ホ)透気度(秒/300cc)
JISP
8117 紙及び板紙―透気度試験方法により、不織布の透気度を測定し、不織布の目付100g/m2当たりの透気度に換算した。
目付100g/m2当たりの透気度=透気度×100/不織布の目付
(へ)通水抵抗(kPa)
20℃の水をカートリッジフィルター(寸法φ70mm×250mm)に流量10L/分にて通水したときの圧力損失である。
なお、通水ラインの配管は3/4インチ、ハウジングは東洋濾紙株式会社の商品名1TWA−1S−FSを使用した。
(ト)初期圧力損失(kPa)
JIS7種粉体を純水に100mg/Lとなるように分散させ、均一に攪拌した試験液をカートリッジフィルター(寸法φ70mm×250mm)に流量10L/分にて5L濾過したときの圧力損失である。
前記プリーツ加工フィルターを構成する前記メルトブローン不織布4と前記静電紡糸不織布5については、前記メルトブローン不織布4は、上流側である1次側の濾過材として使用され、平均空隙径が10〜25μm、目付100g/m2当たりの透気度が3〜60秒/300cc、空隙率が60〜90%であるものを使用し、また前記静電紡糸不織布5は、下流側である2次側の濾過材として使用され、平均空隙径が0.10〜0.85μm、目付が1.5〜5.0g/m2であるものを使用する。そして、上流側のメルトブローン不織布4で捕捉できなかった微細な粒子はその下流側の静電紡糸不織布5で捕捉できるようにする。
次に前記メルトブローン不織布4をさらに詳細に説明する。
前記メルトブローン不織布4は特にフォトレジスト液濾過用には溶出が少ないポリアミド又はポリエチレンが好ましい。
そしてこのメルトブローン不織布4の細繊維の平均繊維直径は、10μmを越えると空隙径が大きくなり、静電紡糸不織布5への負荷が大きくなり、その結果、濾過寿命の向上には役に立たないので好ましくない。
また、細繊維の平均繊維直径が6μmを下回ると圧力損失が高くなり、濾過流量が減少してしまい、濾過寿命も短くなり好ましくない。したがって、このメルトブローン不織布4の細繊維の平均繊維直径が6〜10μmの場合、濾過流量および濾過寿命の向上に好ましい。
また濾過寿命上、空隙率は60〜90%が好ましく、空隙率が60%を下回ると流量低下や濾過寿命が短くなり、空隙率が90%を超えると濾材の強度が弱く、フィルターの耐圧強度や加工性にて問題がある。
さらにメルトブローン不織布4の細繊維の平均繊維直径が6μm以上であっても、100g/m2当たりの透気度が60秒以上になると空隙率も低く、圧力損失が高くなり、濾過流量と濾過寿命が減少してしまい好ましくない。
次に前記静電紡糸不織布5をさらに詳細に説明する。
前記静電紡糸不織布5は、上記の如く、ポリアミドを原料にして静電紡糸法により製造され、特にフォトレジスト液濾過用にはポリアミドが好ましい。
そしてこの静電紡糸不織布5は、平均空隙径が0.10〜0.85μm、目付が1.5〜5.0g/m2の不織布を用いる。
静電紡糸法は、ポリマーを溶媒に溶解させたものを紡糸溶液とし、ノズルから押し出すとともに、押し出した紡糸溶液に電界を作用させて、極細繊維化する方法である。
具体的には、ニードルを取り付けたシリンジにポリマー溶液を装入し、該ニードルに対峙した基材(コレクタ)とニードルの間に5kV以上、好ましくは10〜20kVの高電圧をかけた状態で、シリンジからポリマー溶液を噴霧することにより、基材とニードルの間の電気力線に沿って繊維状のポリマーファイバー(極細繊維)を作製する方法である。
この方法であれば、10nm〜数100nmオーダーの極細繊維を集積した不織布を作製することができる。
前記静電紡糸法では、ポリマー濃度や溶媒、電圧や紡糸距離や温湿度などの紡糸雰囲気、塩や機能剤などの第3成分の添加により、繊維径、繊維表面形状、繊維断面形状などを多様にできるのみならず、不織布の空隙率など、任意に仕上げることが可能であり、例えば、ポリマー濃度を濃くすると繊維径は太くなり、ポリマー濃度を薄くすると、繊維径が細くなる。
また、紡糸雰囲気の湿度のばらつきを小さくすると、繊維径の太さのばらつきは小さくなる。
この静電紡糸不織布5の極細繊維層の繊維径が300nmより大きく、目付が1.5g/m2未満で、平均空隙径が0.85μmより大きくなると微細な粒子に対する捕捉性能が劣り、一方、この極細繊維層の繊維径が50nmより小さく、目付が5.0g/m2より大きく、平均空隙径が0.10μmより小さくなると、圧力損失が高くなるため目詰まりが早くなり、フィルターの濾過寿命が短くなるため好ましくない。
また、前記静電紡糸法により製造された極細繊維の静電紡糸不織布5の材質は、ポリアミドであるのでフォトレジスト液の濾過の場合、濾液中への溶出は少ないので好適である。
本発明では以上のように性能の異なるメルトブローン不織布4と静電紡糸不織布5とを積層したプリーツ加工フィルターを収納した液体濾過用カートリッジフィルターに濾過対象液をメルトブローン不織布側から静電紡糸不織布側に向けて濾過したとき、約0.8μm以上の径の粒子に対する濾過効率を表すLRV値が3以上の濾過精度を有し、初期圧力損失が10kPa以下となり、高流量でありながら濾過精度と濾過寿命とのバランスに優れたカートリッジフィルターを得ることが可能となる。
以下に本発明の液体濾過用カートリッジフィルターの実施例を記載するが、本発明はこれらの本実施例のみに限定されるものではない。
本実施例1では、下記表1に示すように、繊維径が90〜280nm、平均空隙径0.47μm、目付3.5g/m2の静電紡糸法から製造されたポリアミド製の静電紡糸不織布5の1次側に平均繊維直径6.3μm、目付21g/m2、目付100g/m2当たりの透気度16.7秒/300cc、空隙率70%のポリアミド製のメルトブローン不織布4を積層し、さらに静電紡糸不織布5の2次側にサポート材として市販のナイロン製スパンボンド(旭化成株式会社の商品の商標名エルタスN05030)を積層してプリーツ加工したプリーツ加工フィルターとを用いる。そしてこのプリーツ加工フィルターは、図1に示すように、筒状コア6と、プロテクタ7との間に収納される。
そして、本実施例1では、図1に示すように、筒状コア6、プロテクタ7、エンドキャップ2、フィンパーツ1及びオーリングパーツ8のプリーツ加工フィルター以外の部材のすべてをポリエチレン製の部材で組み立てて、全体が寸法φ70mm×250mmの大きさであって、濾過面積0.56m2のカートリッジフィルターを作成し、このカートリッジフィルターに45℃の温純水を200L通水し、温度60℃の空気中にて乾燥することによって、本実施例1に係る液体濾過用カートリッジフィルターを得た。
この実施例1の液体濾過用カートリッジフィルターと従来の市販のカートリッジフィルターと比較するため、例えば従来の東洋濾紙株式会社の商品名TCP−LX:寸法φ70mm×250mmを従来のカートリッジフィルターとして選んだ場合、そのフィルター部材はポリプロピレン材質の濾過面積が0.33m2であるポリプロピレン材質のメルトブローン不織布が使用され、下記表1に示すように、そのメルトブローン不織布は細繊維の平均繊維直径は2.5μm、厚み645μmで、目付100g/m2当たりの透気度408.9秒/300cc、目付358g/m2、空隙率39.4%、平均空隙径1.1μmである。
比較すると、下記表1に示すように、濾過効率(初期)、(終期)ともあまり差は見られないが、濾過量では従来品が32Lに対して本実施例1では196Lと、約6倍もの極めて大きな濾過量(濾過寿命)の差が認められる。
また、本実施例1の液体濾過用カートリッジフィルターの通水抵抗は、前記市販の前記TCP−LXの1/33の値を示し、極めて高い流量が得られることが確認された。
また、本実施例1の液体濾過用カートリッジフィルターと市販の前記TCP−LXをそれぞれフォトレジスト用溶剤であるPGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)1.5Lに24時間浸漬し、カートリッジフィルターを取り出した抽出液500mLを蒸発乾固させ、蒸発残留物の質量を測定したところ、本実施例1の液体濾過用カートリッジフィルターは1.0mgで、前記TCP−LXは52.5mgであり、本実施例1の液体濾過用カートリッジフィルターでは、フォトレジスト用溶剤に対して、溶出する物質が極めて少ないことがわかった。
本実施例2は、上記実施例1と同様にプリーツ加工フィルター以外の部材のすべてポリエチレン製で、全体が寸法φ70mm×250mmの大きさであって、濾過面積0.56m2のカートリッジフィルターを使用し、その中のプリーツ加工フィルターのみ入れ替えたものである。
そのプリーツ加工フィルターは、繊維径が50〜160nm、平均空隙径0.22μm、目付3.1g/m2の静電紡糸法から製造されたポリアミド製の静電紡糸不織布5の1次側に本実施例1と同じ平均繊維直径6.3μm、目付21g/m2、目付100g/m2当たりの透気度16.7秒/300cc、空隙率70%のポリアミド製のメルトブローン不織布4を積層し、さらに静電紡糸不織布5の2次側にサポート材として市販のナイロン製スパンボンド(旭化成株式会社の商品の商標名エルタスN05030)を積層し、これを一体的にプリーツ加工したものである。このカートリッジフィルターに45℃の温純水を200L通水し、温度60℃の空気中にて乾燥することによって得られた。これを用いたのが本実施例2の液体濾過用カートリッジフィルターであり、下記表1に示すデータを得ることができた。
本実施例3は、上記実施例1と同様にプリーツ加工フィルター以外の部材のすべてポリエチレン製で、全体が寸法φ70mm×250mmの大きさであって、濾過面積0.56m2のカートリッジフィルターを使用し、その中のプリーツ加工フィルターのみ入れ替えたものである。
そして、そのプリーツ加工フィルターは、上記実施例1と同じ繊維径が90〜280nm、平均空隙径0.47μm、目付3.5g/m2の静電紡糸法から製造されたポリアミド製の静電紡糸不織布5の1次側に平均繊維直径6.2μm、目付21g/m2、目付100g/m2当たりの透気度5.2秒/300cc、空隙率86%のポリアミド製のメルトブローン不織布4を積層し、さらに静電紡糸不織布5の2次側にサポート材として市販のナイロン製スパンボンド(旭化成株式会社の商品の商標名エルタスN05030)を積層したフィルターをプリーツ加工したものである。このカートリッジフィルターに45℃の温純水を200L通水し、温度60℃の空気中にて乾燥することによって得られた。これを用いたのが本実施例3の液体濾過用カートリッジフィルターであり、下記表1に示すデータを得ることができた。
本実施例4は、上記実施例1と同様にプリーツ加工フィルター以外の部材のすべてポリエチレン製で、全体が寸法φ70mm×250mmの大きさであって、濾過面積0.56m2のカートリッジフィルターを使用し、その中のプリーツ加工フィルターのみ入れ替えたものである。
そして、そのプリーツ加工フィルターは、上記実施例2と同じ繊維径が50〜160nm、平均空隙径0.22μm、目付3.1g/m2の静電紡糸法から製造されたポリアミド製の静電紡糸不織布5の1次側に平均繊維直径6.4μm、目付85g/m2、目付100g/m2当たりの透気度9.4秒/300cc、空隙率70%のポリエチレン製のメルトブローン不織布4を積層し、さらに静電紡糸不織布5の2次側にサポート材として市販のポリエチレン製スパンボンド(出光興産株式会社の商品の商標名ユニテックLN2050)を積層したフィルターをプリーツ加工したものである。このカートリッジフィルターに45℃の温純水を200L通水し、温度60℃の空気中にて乾燥することによって得られた。これを用いたのが本実施例4の液体濾過用カートリッジフィルターであり、下記表1に示すデータを得ることができた。
本実施例5は、上記実施例1と同様にプリーツ加工フィルター以外の部材のすべてポリエチレン製で、全体が寸法φ70mm×250mmの大きさであって、濾過面積0.56m2のカートリッジフィルターを使用し、その中のプリーツ加工フィルターのみ入れ替えたものである。
そして、そのプリーツ加工フィルターは、繊維径が90〜280nm、平均空隙径0.77μm、目付1.5g/m2の静電紡糸法から製造されたポリアミド製の静電紡糸不織布5の1次側に実施例1と同じ平均繊維直径6.3μm、目付21g/m2、目付100g/m2当たりの透気度16.7秒/300cc、空隙率70%のポリアミド製のメルトブローン不織布4を積層し、さらに静電紡糸不織布5の2次側にサポート材として市販のナイロン製スパンボンド(旭化成株式会社の商品の商標名エルタスN05030)を積層したフィルターをプリーツ加工したものである。このカートリッジフィルターに45℃の温純水を200L通水し、温度60℃の空気中にて乾燥することによって得られた。これを用いたのが本実施例5の液体濾過用カートリッジフィルターであり、下記表1に示すデータを得ることができた。
(比較例1)
前記各実施例1〜5に対して比較するための比較例1〜3を以下に示す。
そのうち本比較例1は、上記実施例1と同様にプリーツ加工フィルター以外の部材のすべてポリエチレン製で、全体が寸法φ70mm×250mmの大きさであって、濾過面積0.56m2のカートリッジフィルターを使用し、その中のプリーツ加工フィルターのみ入れ替えたものである。
そして、そのプリーツ加工フィルターは、前記実施例1と同じ繊維径が90〜280nm、平均空隙径0.47μm、目付3.5g/m2の静電紡糸法から製造されたポリアミド製の静電紡糸不織布5の1次側に平均繊維直径6.8μm、目付22.4g/m2、目付100g/m2当たりの透気度110.3秒/300cc、空隙率44.5%のポリアミド製メルトブローン不織布を積層し、さらにポリアミド製の静電紡糸不織布5の2次側にサポート材として市販のナイロン製スパンボンド(旭化成株式会社の商品の商標名エルタスN05030)を積層したフィルターをプリーツ加工したものである。このカートリッジフィルターに45℃の温純水を200L通水し、温度60℃の空気中にて乾燥することによって得られた。これを用いたのが本比較例1のカートリッジフィルターであり、下記表1に示すデータが得られた。
(比較例2)
本比較例2は、上記実施例1と同様にプリーツ加工フィルター以外の部材のすべてポリエチレン製で、全体が寸法φ70mm×250mmの大きさであって、濾過面積0.56m2のカートリッジフィルターを使用し、その中のプリーツ加工フィルターのみ入れ替えたものである。
そして、そのプリーツ加工フィルターは、前記実施例1と同じ繊維径が90〜280nm、平均空隙径0.47μm、目付3.5g/m2の静電紡糸法から製造されたポリアミド製の静電紡糸不織布5の1次側に平均繊維直径2.6μm、目付119g/m2、目付100g/m2当たりの透気度410.1秒/300cc、空隙率39.6%のポリプロピレン製メルトブローン不織布を積層し、さらにポリアミド製の静電紡糸不織布5の2次側にサポート材として市販のナイロン製スパンボンド(旭化成株式会社の商品の商標名エルタスN05030)を積層したフィルターをプリーツ加工したものである。このカートリッジフィルターに45℃の温純水を200L通水し、温度60℃の空気中にて乾燥することによって得られた。これを用いたのが本比較例2のカートリッジフィルターであり、下記表1に示すデータが得られた。
(比較例3)
本比較例3は、上記実施例1と同様にプリーツ加工フィルター以外の部材のすべてポリエチレン製で、全体が寸法φ70mm×250mmの大きさであって、濾過面積0.56m2のカートリッジフィルターを使用し、その中のプリーツ加工フィルターのみ入れ替えたものである。
そして、そのプリーツ加工フィルターは、繊維径が150〜790nm、平均空隙径1.31μm、目付1.5g/m2の静電紡糸法から製造されたポリアミド製の静電紡糸不織布5の1次側に実施例4と同じ平均繊維直径6.4μm、目付85g/m2、目付100g/m2当たりの透気度9.4秒/300cc、空隙率70%のポリエチレン製メルトブローン不織布を積層し、さらにポリアミド製の静電紡糸不織布5の2次側にサポート材として市販のポリエチレン製スパンボンド(出光興産株式会社の商品の商標名ユニテックLN2050)を積層したフィルターをプリーツ加工したものである。このカートリッジフィルターに45℃の温純水を200L通水し、温度60℃の空気中にて乾燥することによって得られた。これを用いたのが本比較例3のカートリッジフィルターであり、下記表1に示すデータが得られた。
下記表1は、上記本実施例1〜5と、上記比較例1〜3と、市販の前記TCP−LXの精密濾過用カートリッジフィルターとについてそれぞれ通水抵抗、濾過効率及び濾過寿命試験を実施した結果の比較表である。
この実験では、20℃の水をカートリッジフィルター(寸法φ70mm×250mm)に流量10L/分にて通水したときの圧力損失を測定した後、JIS7種粉体を純水に100mg/Lとなるように分散させ、均一に攪拌した試験液を用いて濾過試験をおこなった。各カートリッジフィルターに流量10L/分にて試験液を濾過し、圧力損失が150kPaになるまでの試験液の濾過量を測定し、各カートリッジフィルターの濾過寿命とした。
そして、この試験液に含まれる粒子数をパーティクルセンサー(リオン製KL−20)にて、0.8μm以上の粒子を測定した(CO)。そして濾過開始直後(初期)および圧力が150kPa(終期)に達した時の濾液を採取し、この濾液に含まれる粒子数をパーティクルセンサー(リオン製KL−20)にて0.8μm以上の粒子を測定した(CE)。そして濾過効率(LRV)を、「濾過効率(LRV)=Log10(CO/CE)」の式により算出した。この式中のCOは濾過前の試験液の0.8μm以上の粒子数(単位:個/10ml)、CEは濾過後の濾液中の0.8μm以上の粒子数(単位:個/10ml)を示す。
前記実施例1〜5、前記比較例1〜3および市販の前記TCP−LXの精密濾過用カートリッジフィルターの通水抵抗、濾過効率、濾過寿命試験の結果は下記表1に示す通りであった。
Figure 0005043050
本実施例1〜5と比較例1〜3について実験を行い前記表1の結果が得られた。
以下この実験結果について本実施例1〜5と比較例1〜3とを比較しながら説明する。
前記比較例1についてみると、メルトブローン不織布の空隙率は、本実施例1では70%に対して比較例1では44.5%と大幅に低い。また目付100g/m2当たりの透気度は、本実施例1では16.7秒/300ccに対して比較例1では110.3秒/300ccと極めて遅い。このことから比較例1では初期の濾過効率は高いが、早く目詰まりするので濾過寿命が短いことが確認できる。
前記比較例2については、メルトブローン不織布の繊維径が、本実施例1では6.3μmに対して比較例2では2.6μmと細く、空隙率も本実施例1では70%に対して比較例2では39.6%と極めて低い。また目付100g/m2当たりの透気度も本実施例1では16.7秒/300ccに対して比較例2では410.1秒/300ccと極めて遅い。このことから、比較例2では初期の濾過効率は高いが、初期の圧力損失が高く、その結果、目詰まりも早く起こり濾過寿命が劣っているものとなっていることが確認できる。
前記比較例3について、静電紡糸不織布の繊維径が、本実施例1では90〜280nmに対して比較例3では150〜790nmと太く、平均空隙径が、本実施例1では0.47μmに対して比較例3では1.31μmと大きいために比較例3では初期の濾過精度が低いことが確認できる。
また、本実施例2〜5についても、本実施例1と同様に比較例1〜3と比較して、濾過精度と濾過寿命とのバランスに優れていると判断できる表1に示された空隙率や透気度などの数値が得られた。
これにより本発明におけるメルトブローン不織布4および静電紡糸不織布5を繊維の平均径などの数値を限定したことが有効であることの確認をすることができた。
このように従来のメルトブローン法や静電紡糸法により製造されたフィルターのみでは達成できなかった濾過性能のバランスが、本発明の新規な構成により、上記実験のように試行錯誤して完成することができたものである。
即ち、本発明では極細繊維不織布の製造には静電紡糸法を用い、その静電紡糸不織布5を2次側に配し、メルトブローン法で製造した不織布を1次側に配して積層することで、高流量でありながら濾過寿命が長く、且つ約0.8μm以上の径の粒子に対する濾過効率を表すLRV値が少なくとも3以上の濾過精度を有する液体濾過用カートリッジフィルターを実現し、特にカートリッジフィルター全体としてポリアミド及びポリエチレン材質のみを使用することで、カートリッジフィルター構成物質が極めて低溶出で、且つ高流量でありながら濾過精度と濾過寿命とのバランスに優れたフォトレジスト液の濾過用として最適なカートリッジフィルターを提供することが可能となった。
本発明の液体濾過用カートリッジフィルターは、各種液体について微細な粒子の除去を目的として広く利用することが可能である。
1 フィンパーツ
2 エンドキャップ
3 サポート材
4 メルトブローン不織布
5 静電紡糸不織布
6 管状コア
7 プロテクタ
8 オーリングパーツ

Claims (2)

  1. 周面に多数の通液孔を有する管状コアと、該管状コアの外周面に沿って前記管状コアを覆うように設けられたプリーツ加工フィルターと、該プリーツ加工フィルターの外周を覆うように設けられた周面に多数の通液孔を有する筒状のプロテクタと、前記管状コア、プリーツ加工フィルター及びプロテクタの軸方向の両端に前記プリーツ加工フィルターとの熱溶着によりプリーツ加工フィルターを液密にシールしたエンドキャップを備えたカートリッジフィルターにおいて、
    前記プリーツ加工フィルターは、メルトブローン法により製造された平均繊維直径が6〜10μmのメルトブローン不織布と、静電紡糸法により製造された繊維径が50〜300nmの静電紡糸不織布との積層から成り、前記メルトブローン不織布は、平均空隙径が10〜25μm、目付100g/m2当たりの透気度が3〜60秒/300cc、空隙率が60〜90%とし、前記静電紡糸不織布は、平均空隙径が0.10〜0.85μm、目付が1.5〜5.0g/m2とし、
    濾過対象液を前記メルトブローン不織布側から前記静電紡糸不織布側に向けて濾過したとき、約0.8μm以上の径の粒子に対する濾過効率を表すLRV値が濾過開始直後(初期)で3以上、前記プリーツ加工フィルターを収納した直径が70mmで長さが250mmのカートリッジフィルターの濾過面積0.56m 2 において、流量10L/分の通水抵抗と初期圧力損失が10kPa以下としたことを特徴とするフォトレジスト液濾過用カートリッジフィルター。
  2. 静電紡糸不織布の材質をポリアミドとし、メルトブローン不織布の材質をポリアミド又はポリエチレンとし、管状コア、プロテクタ及びエンドキャップの材質をポリアミド及び/又はポリエチレンとしたことを特徴とする請求項1記載のフォトレジスト液濾過用カートリッジフィルター。
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