JP2004301121A - 内燃機関用不織布エアーフィルター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】繊維長1〜10mmのポリエステル系バインダー繊維を主成分とする複数の層をエアーレイド不織布製造法にて形成し熱接着したもので、上層側(流体流入側)が太い繊維からなり、下層側(流体流出側)が細い繊維からなり、かつ最終流体流出側の層はポリエステル系バインダー繊維100%からなり、目付が100〜350g/m2 、見掛け密度が0.04g/cm3〜0.3g/cm3、100℃で300時間後の乾熱収縮率が3%以下のエアレイド不織布からなるプリーツ形状を有する内燃機関用不織布エアーフィルター。
【選択図】なし
Description
一般に、内燃機関用不織布エアーフィルター材は、使用時の強度が必要なため、比較的長い繊維(例えば、繊維長30mm〜105mm)を使用し、繊維間結合の方法としてニードルパンチまたはウオータージェットにより機械的に繊維交絡を付与する方法、合成樹脂などのケミカル系接着剤で繊維間を結合する方法、あるいはバインダー繊維を混綿して熱接着する方法などが知られている。
本発明は、短いポリエステル系バインダー繊維単独、および/または該バインダー繊維と他の繊維とを混綿したものを、エアレイド不織布製造法で複数積層し熱接着した構造のフィルター材に関するものである。
また、特定の通気度比を有するエアレイド法短繊維不織布で、厚み方向に密度勾配を持たせたエアフィルター用途に関する記載(特許文献3)もある。
さらに、密度勾配を有するプリーツフィルター(特許文献4)などが公開されている。
さらにまた、特許文献4は、繊維径勾配を付与したプリーツフィルターに関するものであるが、表裏の繊維径比を2〜20(流体流出側繊維太さ/流入側繊維太さの比率で表すと0.05〜0.5になる)に規定しており、本発明が意図する自動車エアークリーナーの場合において、濾過対象となるカーボン微細粒子には性能が不十分で適用できない。しかも、エアーレイド不織布に関する記載は一切ない。
本発明のエアフィルターは、例えば3層構造の場合、上層側の太い繊維の層において、繊維の太さが20〜45μm、目付が10〜75g/m2、中層において、繊維の太さが15〜30μm、目付が20〜105g/m2、下層側の細い繊維の層(すなわち、流体最終流出側)において、繊維の太さが7〜20μm、目付が70〜170g/m2が好ましい。
また、4層の構造では、上層側の太い繊維の層において、繊維の太さが25〜50μm、目付が5〜50gm2、中層において、繊維の太さが20〜35μm、目付が15〜70g/m2、下層側の細い繊維の層において、繊維の太さが15〜25μm、目付が30〜90g/m2、最下層の細い繊維層(すなわち、流体最終流出側)の繊維の太さが7〜20μm、目付が50〜140g/m2が好ましい。
各層は、本発明の作用・効果を阻害しない範囲で異なる太さの繊維の混綿であっても良い。
また、本発明のエアフィルターは、撥水性を有するものが好ましい。
さらに、最下層以外の層において、本発明が意図する作用効果を阻害しない範囲でポリエステル系バインダー繊維以外の繊維を混綿していてもよい。
さらに、本発明のエアフィルターは、他の通気性シートと複合化したものであってもよい。
このとき、上層側(流体流入側)より下層側(流体流出側)にかけて、太い繊維の層から細い繊維の層となるように順次積層し、この積層された繊維層を熱オーブンに搬入し、熱風で繊維間を結合し不織布として一体化させる。
繊維量、噴き出し条件、空気サクション条件、熱風条件などによって所定の密度、厚さに仕上げて本発明のエアフィルターを得ることができる。熱オーブンにより熱接着する際の温度は、用いるポリエステル系バインダー繊維の種類や、全体の目付により適宜選択されるが、通常、120〜200℃、さらに好ましくは130〜180℃である。
これに対し、本発明のエアーフィルターは、短い繊維を使用したエアレイド不織布製造法によるものなので、繊維は厚さ方向に配列しやすく、かつ層間において異なる繊維径の繊維同志の混じり合いも生じ、繊維層間の繊維径勾配は比較的に連続傾斜になる。
従って、圧力損失が小さく、ダストによる目詰まりも少なくなってライフ(濾過可能時間)が長くなるうえ、圧損上昇が少ないという大きな特徴を有する。また、このような短繊維を原料繊維とするエアレイド不織布製造法によれば、極めて地合いの良好な、つまり均一性の良好なフィルターが得られるという大きな特徴を有する。均一性は、本発明が意図するエアフィルターの用途において極めて重要であり、上記した既存の乾式不織布では得られ難い。さらに、ニードルを使用していないので、ニードル跡による性能低下の問題も解消される。また、ケミカルバインダーを使用していないので、皮膜形成による圧力損失アップや捕集効率ダウンの弊害が無く、環境汚染の恐れも無い。
熱接着性のポリエステル系複合繊維としては、芯/鞘型やサイドバイサイド型の複合繊維が好適である。この場合、芯成分あるいは繊維内層部を構成するポリマーとしては、鞘より高融点であり、熱接着処理温度で変質しないポリマーが好ましい。このようなポリマーとしては,脂肪族ジオール単位と芳香族ジカルボン酸単位から主としてなるポリアルキレンアリレートが挙げられる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどであり、単独でも2種以上の併用でもよく、必要に応じて共重合成分を含んでいてもよい。また、本発明の作用・効果を阻害しない範囲で変性されていても差し支えがない。
ポリエステルバインダー繊維より融点の高い繊維、あるいは融点を持たない繊維を混綿した場合は、耐熱性を上げ、熱劣化しにくいというメリットを生じるので好ましい。
さらに、本発明の作用・効果を阻害しない範囲で、他の低融点バインダー繊維を含んでいてもよい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系繊維、これらの複合繊維、さらに共重合成分を含有するこれらの繊維などが挙げられる。この場合、混綿割合は、15重量%以下が好ましく、さらに好ましくは10重量%以下である。15重量%を超えると耐熱寸法安定性、耐熱変形性に影響が出るので、好ましくない。
また、各層を構成する繊維は、同一でも異なっていてもよい。
さらに、消臭、抗菌、防カビ、撥水、難燃、着色などの効果を有する繊維や物質を含有させても良い。
最終流体流出側以外の層に非バインダー繊維を混綿することができる。この場合は空隙体積が増加し、ダストの目詰まり速度が鈍化してライフの長い自動車用エアーフィルターが得られる。混綿する繊維は60重量%未満にしないと、バインダー繊維との接着性が悪くなり、繊維の脱落や、プリーツ性に問題を生じる。
さらに、本発明によるエアフィルターは、ポリエステル系繊維を主たる構成成分としているので、リサイクル性を有する。
本発明のフィルターは、ろ過→洗浄→ろ過の繰り返しサイクルが可能な表面ろ過方式では無く、層の内部でダストを捕集する内部濾過方式である。内部濾過方式のフィルターは現在自動車エアフィルターなどに適用されており、一定期間の使用後、あるいは高圧損になった後はフィルターを取り替えることになるため、低圧損で効率の高い構造が望まれる。低圧損にするためにはフィルターの見掛け密度は0.3g/cm3以下が必要である。0.3g/cm3を超えると、圧損が高くなり自動車などのフィルター材に使用した場合、エンジンの燃料燃焼用の空気量が不足し、不完全燃焼、若しくはエンジン停止に陥るため、好ましくない。一方、0.04g/cm3未満では、嵩高過ぎてプリーツ加工性や形状維持が困難となり、ダストの吹き抜けなどでエンジントラブルの要因になりやすい。
なお、見掛け密度とは、エアフィルターの目付を厚さで割ったものを意味する。
また、見掛け密度以外のフイルター特性に与える因子として、空隙体積指数が挙げられる。空隙体積指数とはフイルター材の一定据付面積での空隙が占める体積を表す因子で、この空隙体積指数が高いほど、ダストを保持する空間が多くなりライフが長くなるが、デメリットとしてはダストの捕集効率が低くなるばかりか、厚さが厚くなり過ぎたり、あるいは剛性が低すぎて、プリーツ加工後に隣の山どうしが接触を生じやすくなる。空隙体積指数は1.0〜4.0が好ましい。1.0未満であると、DHCが低くすなわちライフが短く、4.0を超えると、プリーツ加工品としての濾過面積を多く取れなくなる。
一般に、限られたスペースにフィルター面積を大きくするためには、フィルター形状をプリーツ形状にすれば、一定の据付面積で大きなろ過面積が確保でき、さらに圧損が減少するからである。従って、このような機能が発現できるのであれば、プリーツの形状はどのようなものであってもよい。
プリーツ加工するためには、硬さが必要であり、本発明者らは硬さとプリーツ成型性との関連を種々テストした結果、剛軟度が0.3mN未満ではダストが付着して圧損が上昇したときのプリーツが変形したり、隣どうしが接触するため、内燃機関のエアーフィルターとしては不適であることが判明した。一方、20mNを超えると、プリーツ加工時にフイルターが裂けたり、割れたりする可能性があるため好ましくない。したがって、本発明の不織布のガーレ剛軟度は、通常、0.3〜20mNである。好ましくは、0.5〜10mNである。
ここで、ガーレ剛軟度とは、JIS L1096−1999の8.20.1に規定するガーレ法による剛軟度で表す。
さらに、この硬さを出すために、下層(流出側)の外側に、上記の本発明の不織布エアーフィルター材より通気性が高くて、ガーレ剛軟度が0.3mN以上の通気性のシートをラミネートしてもよい。このようなシートの例としては、乾式不織布、スパンボンド不織布、プラスチックネット、織物などが挙げられる。
各層の繊維の太さの比率は、エアーフィルターが適用される状況に合わせ、捕集したい粒子の大きさなどによって適宜選択することができる。
さらに、カレンダー加工を施すことにより、得られる不織布の厚さや密度を調整することもできる。カレンダー加工においては、1対の加熱ローラーの隙間を調整し所望の厚さの不織布に加工する方法が好ましい。この場合、隙間は0.5〜4mm、さらに好ましくは0.8〜3.0mmである。温度は、ポリエステル系バインダー繊維の接着成分の融点、または融着可能な温度より50〜110℃低く設定するのが好ましい。50℃未満の場合は融点に接近してくるので、表面繊維が変形しはじめ、皮膜が形成されやすくなって圧損増加や捕集性能のダウンを生じる。一方、110℃を超える場合は、カレンダー効果が発揮しにくくなる。あらかじめ不織布を予熱してある場合には低温度で加工することもできる。
カレンダーローラーの表面は、フラットでも良いし、凹凸形状を取ることもできる。
これらの条件は所望の厚さ・密度に加工するに適した条件を、本発明の作用・効果を阻害しない範囲で適宜選択することができる。
1枚目(2層以上からなる繊維径勾配構造)で仮に洩れたダストがあれば、さらに2枚目(2層以上からなる繊維径勾配構造)で捕集する効果が期待できるうえ、全体としてフイルター材が硬くなり、よりプリーツ加工が容易になるという利点も生じる。2枚以上を重ねて積層一体化するための作業を効率化するために、あらかじめエアレイド不織布製造法によって各層を順次形成するに際して、2枚以上の層状構造を一挙に形成しても良い。
また、下層側に点状の樹脂ブロックを塗布したり、エンボス加工された素材をラミネートして、プリーツの隣どうしが接触させないことも可能である。
プリーツ加工適性を良好にするため、および/または内燃機関用エアーフイルターとして、風圧での変形を防止するために、本発明の作用・効果を阻害しない範囲で、例えばフェノール系やメラミン系などの熱硬化型樹脂、ポリアクリル酸エステル系などの自己架橋型樹脂などで処理しても良い。
芯:ポリエチレンテレフタレート、鞘:融点150℃のフタル酸・イソフタル酸/エチレングリコール共重合系からなる、長さ5mmのポリエステル系複合バインダ繊維を原料繊維として、多孔質ネットコンベアー上に位置する3台の噴き出し部から噴出しネットコンベア下面に配置した空気サクション部で吸引しながらネットコンベア上に繊維層を形成した。この時、上層側(流体流入側)より下層側(流体流出側)にかけて、太い繊維の層から細い繊維の層となるように順次積層してから熱オーブンに搬入し、熱風で繊維間を結合し一体化された不織布を作成した。
下層としては、2.2dtex(太さ14.3μm)の上記バインダー繊維を目付110g/m2となるようにA噴き出しノズルで紡出した。同様に中間層として、4.4dtex(20.2μm)の上記バインダー繊維を、目付50g/m2となるようにB噴き出しノズルで紡出した。さらに上層として、11dtex(32μm)の上記バインダー繊維を、目付20g/m2となるように、C噴き出しノズルで紡出した。
次に、ネットコンベア上に積層された繊維層を熱風処理機に入れ、165℃の熱風で1分間加熱して繊維交絡点を熱結合させて一体化し、隙間2mm、60℃のカレンダー処理をして、厚さ2mm、目付180g/m2の本発明のエアフィルター1を作成した。このフィルターの長さ方向のガーレ剛軟度は0.6mNであった。上層と中層の繊維の太さ比率は0.63中層と下層の繊維の太さ比率は0.71であった。
芯:ポリエチレンテレフタレート、鞘:融点150℃のフタル酸・イソフタル酸/エチレングリコール共重合系からなる、長さ5mmのポリエステル繊維系複合バインダ繊維を原料繊維として、実施例1と同様な方法で熱接着された不織布を作成した。
下層としては、1.5dtex(太さ11.8μm)のバインダー繊維を目付100g/m2、中間層として、2.2dtex(14.3μm)を目付50g/m2、上層として16.6dtex(39.4μm)を目付20g/m2となるようにそれぞれ紡出した。
各層を連続的に積み重ねて熱風処理機に入れ、165℃の熱風で1分間加熱して繊維交絡点を熱結合させて一体化し、カレンダー処理して厚さ1.95mm、目付180g/m2の本発明のフィルター2を作成した。このフィルターの長さ方向のガーレ剛軟度は1.3mNであった。上層と中層の繊維の太さ比率は0.36、中層と下層の繊維の太さ比率は0.83であった。
実施例1、2と同様な方法で不織布を作成した。
最下層として、1.7dtex(太さ12.4μm)のポリエステルバインダー繊維を目付95g/m2となるようにし、下層として、4.4dtex(20.2μm)のポリエステルバインダー繊維を目付95/m2とし、さらに中層として6.6dtex(24.8μm)のポリエステルバインダー繊維を目付30g/m2となるようにし、さらに上層として11dtex(32.0μm)のポリエステルバインダー繊維を目付30g/m2となるようにそれぞれ紡出した。
この積層物を170℃の熱風処理機で熱処理してからカレンダーで厚さ調整をして、厚さ2.4mm、目付250g/m2の本発明のフィルター3を作成した。このフィルターの長さ方向のガーレ剛軟度は4.2mN、タテヨコの寸法収縮率は0.3%であった。上層と中層の繊維の太さ比率は 0.78 中層と下層の繊維の太さ比率は0.81、下層と最下層の繊維の比率は0.61であった。
実施例1、2、3と同様な方法で不織布を作成した。
最下層として、1.7dtex(太さ12.4μm)のポリエステルバインダー繊維を目付95g/m2となるようにし、同様に下層として、4.4dtex(20.2μm)のポリエステルバインダー繊維を目付95/m2となるようにし、さらに中層として6.6dtex(24.8μm)のポリエステルバインダー繊維を目付70g/m2となるようにし、さらに上層として11dtex(32.0μm)のポリエステルバインダー繊維を目付40g/m2となるようにそれぞれ紡出した。
この積層物を170℃の熱風処理機で熱処理してからカレンダーで厚さ調整をして、厚さ2.9mm、目付300g/m2の本発明のフィルター4を作成した。このフィルターの長さ方向のガーレ剛軟度は5.5mN、タテヨコの寸法収縮率は0.3%であった
また、熱処理前の状態の数値、および性能試験結果について実施例1〜4、および比較例3を表2に示す。比較例3は市販のトヨタ車用エアークリーナー(ニードルパンチ、および樹脂加工された乾式不織布タイプ)であり、比較例1とは異なる車種用である。
なお、それぞれの項目に関する条件などは、表3に示す。
<注3〜4>JIS・8種粉体使用 速度50cm/sec ΔP=980Paでの単体テスト
<注5〜6>軽油燃焼粉体使用 速度50cm/sec ΔP=980Paでの単体テスト
<注7> 各繊維層間の流体流出側繊維層の繊維太さ/流体流入側の繊維の太さ比率
比較例2は、密度勾配を持たないタイプのため、実施例1,2および比較例1に比べてD.H.Cが約半分以下であるので、自動車用エアークリーナーとして使用する場合は実施例および比較例1よりも2倍以上のろ過面積になるようにプリーツすることが必要となる。
図1には、空隙体積が多くなるとDHCも高くなる傾向がある中で、本発明品は市販されている比較例3に比べて高いDHCを示すことが明白に示されている。また、図2〜4に実施例3および実施例4と、比較例3のDHC試験後のダストの侵入状況を示す。図2〜4は、いずれも、フィルター断面の顕微鏡写真(倍率25倍)である。比較例3のフイルター(図4)はダスト流出側(写真の左側)までダストが浸入しているのに対して、実施例3(図2)および実施例4(図3)のダスト流出側は白くダスト侵入がないことを示している。
ただし、実施例2のフィルターは、一般ダストにはライフが長いものの、繊維太さの比率-1が0.4以下のため、1μm以下の粒子を多く持ったカーボン体に対しては上流側でダストの一部が捕集されずにいきなり下層側の繊維層を詰まらせて、ライフが短くなると考えられる。つまり、実施例2のフィルターは細かい粒径のダストが多い都市部の自動車よりも、砂塵が多い地区での自動車に適したフィルターとして有用である。
また、実施例1、3,4と比較例3の軽油燃焼ダストによる試験結果は表2に表わされているが、軽油燃焼ダストの主成分であるカーボン微粒子に対して本発明品のライフは2倍以上有することは明白である。
Claims (7)
- 繊維長1〜10mmのポリエステル系バインダー繊維を主成分とする複数の層をエアーレイド不織布製造法にて形成し熱接着したもので、上層側(流体流入側)が太い繊維からなり、下層側(流体流出側)が細い繊維からなり、かつ流体最終流出側の層はポリエステル系バインダー繊維100%からなり、目付が100〜350g/m2 、見掛け密度が0.04g/cm3〜0.3g/cm3、100℃で300時間後の乾熱収縮率が3%以下のエアレイド不織布からなるプリーツ形状を有する内燃機関用不織布エアーフィルター。
- 上層側の太い繊維の層において、繊維の太さが20〜45μm、目付が10〜75g/m2、中層において、繊維の太さが15〜30μm、目付が20〜105g/m2、下層側の細い繊維の層において、繊維の太さが7〜20μm、目付が70〜170g/m2である請求項1記載の内燃機関用不織布エアーフィルター。
- 上層側の太い繊維の層において、繊維の太さが25〜50μm、目付が5〜50g/m2、中層において、繊維の太さが20〜35μm、目付が15〜70g/m2、下層側の細い繊維の層において、繊維の太さが15〜25μm、目付が30〜90g/m2、最下層の細い繊維層の繊維の太さが7〜20μm、目付が50〜140g/m2である請求項1記載の内燃機関用不織布エアーフィルター。
- 請求項1〜3いずれかに記載のエアーフイルターをさらに2枚以上複合してなる内燃機関用不織布エアーフィルター。
- 撥水性を有する請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関用不織布エアーフィルター。
- 流体最終流出側以外の層が、ポリエステル系バインダー繊維に他の繊維を混綿した請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関用不織布エアーフィルター。
- 他の通気性シートと複合化した請求項1〜6いずれかに記載の内燃機関用不織布エアーフィルター。
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