JP4744995B2 - 車両用障害物検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用障害物検出装置に関するものである。
今日では、画像処理やレーダ等により車両周囲の障害物を検出し、自車両と障害物との接触可能性がある場合に運転者に注意喚起を行う車両用障害物検出装置が多数提案され、また実用化されている。
このような車両用障害物検出装置としては、車両の走行予想軌跡範囲内に障害物が存在する場合に、カメラの撮影映像における障害物の位置にシンボル画像を重畳して表示し、注意を促すものが提案されている(特許文献1)。
また、自車両に対する障害物の相対位置を算出し、障害物に接触する可能性のある自車両の部位を求め、その部位を報知して注意を促すものが提案されている(特許文献2)。
特開平10−117340号公報 特開平9−254726号公報
このような車両用障害物検出装置では、現時点における自車両と障害物との距離に基づいて自車両と障害物との接触可能性の判定が行われる。ここで、障害物が静止している場合は、自車両の速度に応じて障害物が徐々に接近してくるため、接触可能性ありと判定された場合でも自車両の速度を調整することで接触回避行動を取る時間的余裕があるが、障害物が移動して自車両に接近してくる場合は、接触可能性ありと判定された後接触するまでの時間が短くなって接触回避行動を取ることができない可能性がある。
本発明の課題は、自車両および障害物の移動方向および移動距離を予測して自車両と障害物との接触可能性の判定を行う車両用障害物検出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両周囲を撮影し映像信号を出力するカメラと、前記カメラの撮影方向にある前記車両周囲の障害物の位置を検出する障害物検出部と、前記車両のステアリング操舵角を検出する操舵角検出部と、前記車両の車速を検出する車速検出部と、前記操舵角検出部で検出した前記車両の前記ステアリング操舵角と前記車速検出部で検出した前記車両の前記車速とに基づいて現時点より所定時間後の前記車両の移動方向および移動距離を予測ベクトルとして算出する自車両位置算出部と、前記障害物検出部で検出した前記障害物の位置と前記操舵角検出部で検出した前記車両の前記ステアリング操舵角と前記車速検出部で検出した前記車両の前記車速とに基づいて現時点より所定時間後の前記障害物の移動方向および移動距離を予測ベクトルとして算出する障害物位置算出部と、前記自車両位置算出部が算出した前記車両の前記予測ベクトルと前記障害物位置算出部が算出した前記障害物の前記予測ベクトルとを前記カメラで撮影した前記映像信号に重畳して映像信号を出力する画像処理部と、前記画像処理部が出力した前記映像信号を表示する表示部とを備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、カメラで撮影した映像内にある障害物と自車両の所定時間後の移動方向および移動距離がそれぞれ予測ベクトルとして表示され、運転者は障害物の移動方向および移動距離を知ることができ、自車両と障害物との接触可能性を判断することができる。
また請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記自車両位置算出部が算出した前記車両の前記予測ベクトルと前記障害物位置算出部が算出した前記障害物の前記予測ベクトルとに基づいて前記車両と前記障害物との接触可能性を判定し判定情報を出力する判定部を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、運転者は自車両と障害物との接触可能性を知ることが出来る。
また請求項3に記載の発明は、車両周囲を撮影し映像信号を出力するカメラと、前記カ
メラの撮影方向にある前記車両周囲の障害物の位置を検出する障害物検出部と、前記車両
のステアリング操舵角を検出する操舵角検出部と、前記車両の車速を検出する車速検出部
と、前記操舵角検出部で検出した前記車両の前記ステアリング操舵角と前記車速検出部で
検出した前記車両の前記車速とに基づいて現時点より所定時間後の前記車両の移動方向お
よび移動距離を予測ベクトルとして算出する自車両位置算出部と、前記障害物検出部で検
出した前記障害物の位置と前記操舵角検出部で検出した前記車両の前記ステアリング操舵
角と前記車速検出部で検出した前記車両の前記車速とに基づいて現時点より所定時間後の
前記障害物の移動方向および移動距離を予測ベクトルとして算出する障害物位置算出部と
、前記自車両位置算出部が算出した前記車両の前記予測ベクトルと前記障害物位置算出部
が算出した前記障害物の前記予測ベクトルとに基づいて前記車両と前記障害物との接触可
能性を判定し判定情報を出力する判定部と、前記自車両位置算出部が算出した前記車両の前記予測ベクトルと前記障害物位置算出部が算出した前記障害物の前記予測ベクトルとを前記カメラで撮影した前記映像信号に重畳して映像信号を出力するとともに、前記判定部が前記車両と前記障害物との接触可能性ありと判定した場合に、前記障害物を強調する映像信号を前記カメラで撮影した前記映像信号に重畳して映像信号を出力する画像処理部と、前記画像処理部が出力した前記映像信号を表示する表示部とを備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、接触可能性のある障害物が強調して表示され、運転者は接触可能性のある障害物を視覚情報として容易に知ることができる。また、自車両と障害物の所定時
間後の移動方向および移動距離がそれぞれ予測ベクトルとして表示され、運転者は障害物
の移動方向および移動距離を知ることができ、自車両と障害物との接触可能性を判断する
ことができる。
また請求項に記載の発明は、請求項2またはにおいて、前記判定部は、前記車両の
前記予測ベクトルと前記障害物の前記予測ベクトルとの位置関係に基づいて、前記車両と
前記障害物との接触可能性を複数の段階に分類した判定情報として出力し、前記画像処理
部は、前記判定情報に基づいて、前記判定情報の前記複数の段階毎に前記車両の前記予測
ベクトルおよび前記障害物の前記予測ベクトルの表示色を変えて前記カメラで撮影した前
記映像信号に重畳することを特徴としている。
上記構成によれば、運転者は自車両と障害物との接触可能性を予測ベクトルの色によって複数の段階として知ることができる。
また請求項に記載の発明は、請求項3において、前記判定部は、前記車両の前記予測ベクトルと前記障害物の前記予測ベクトルとの位置関係に基づいて、前記車両と前記障害物との接触可能性を複数の段階に分類した判定情報として出力し、前記画像処理部は、前記判定情報に基づいて、前記障害物を強調する映像信号の表示色を変えて前記カメラで撮影した前記映像信号に重畳することを特徴としている。
上記構成によれば、運転者は自車両と障害物との接触可能性を障害物を強調する映像信号の色によって複数の段階として知ることができる。
また請求項に記載の発明は、請求項またはにおいて、前記判定情報の前記複数の
段階に基づいて音による警報を行う警報発生部を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、運転者は自車両と障害物との接触可能性を聴覚情報により知ることができる。
また請求項に記載の発明は、請求項において、前記警報発生部は、前記判定情報の
前記複数の段階毎に警報音の周波数を変えて警報を行うことを特徴としている。
上記構成によれば、運転者は自車両と障害物との接触可能性を警報音の周波数により複数の段階として知ることが出来る。
また請求項に記載の発明は、請求項またはにおいて、前記警報発生部は、前記判
定情報の前記複数の段階毎に警報音の連続性を変えて警報を行うことを特徴としている。
上記構成によれば、運転者は障害物と自車両の接触可能性を警報音の連続性により複数の段階として知ることが出来る。
また請求項に記載の発明は、請求項からのいずれか1項において、前記警報発生部は、音声ガイドによる警報を行うことを特徴としている。
上記構成によれば、運転者は自車両と障害物との接触可能性を音声ガイドにより知ることが出来る。
また請求項10に記載の発明は、請求項1からのいずれか1項において、前記自車両位置算出部は、前記操舵角検出部で検出した前記車両の前記ステアリング操舵角と前記
車速検出部で検出した前記車両の前記車速とに基づいて現時点より所定時間前から現時点
までの前記車両の移動方向および移動距離を移動ベクトルとして算出し、該移動ベクトル
に基づいて前記予測ベクトルを算出する一方、前記障害物位置算出部は、前記障害物検出
部で検出した前記障害物の位置と前記操舵角検出部で検出した前記車両の前記ステアリン
グ操舵角と前記車速検出部で検出した前記車両の前記車速とに基づいて現時点より所定時
間前から現時点までの前記障害物の移動方向および移動距離を移動ベクトルとして算出し
、該移動ベクトルに基づいて前記予測ベクトルを算出することを特徴としている。
上記構成によれば、所定時間後の自車両と障害物の予測ベクトルは、それぞれ所定時間前の自車両と障害物の移動方向および移動距離に基づいて算出され、精度の高い予測が行われる。
また請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか1項において、前記障害
物検出部は、前記カメラの前記映像信号と、前記カメラと車幅方向に所定間隔離れて前記
カメラの撮影方向を撮影する第二のカメラの映像信号とに基づいて前記障害物の位置を検
出することを特徴としている。
上記構成によれば、2台のカメラを用いたステレオ画像処理により、障害物の位置検出が容易に行われる。
また請求項12に記載の発明は、請求項1から10のいずれか1項において、前記障害
物検出部は、前記障害物に対して送信した電波と前記障害物による前記電波の反射波との
時間差に基づいて前記障害物の位置を検出する電波レーダであることを特徴としている。
上記構成によれば、電波レーダにより、障害物の位置検出が正確に行われる。
また請求項13に記載の発明は、請求項1から10のいずれか1項において、前記障害
物検出部は、前記障害物に対して送信した光と前記障害物による前記光の反射光との時間
差に基づいて前記障害物の位置を検出する光レーダであることを特徴としている。
上記構成によれば、光レーダにより、障害物の位置検出が正確に行われる。
本発明によれば、自車両および障害物の移動方向および移動距離を予測して自車両と障害物との接触可能性の判定を行う車両用障害物検出装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1に本発明の実施例のブロック図を示す。
車両用障害物検出装置100は、第一カメラ201、第二カメラ202、操舵角センサ300、車速センサ400、表示部500、警報発生部600と電気的に接続されている。また、イグニッションスイッチ700を介してバッテリー(図示省略)から電力を供給される。
また、車両用障害物検出装置100は、視点変換部111aを備える位置算出部111と移動ベクトル算出部(図1では移動VCT算出部と記載)112と予測ベクトル算出部(図1では予測VCT算出部と記載)113とを備える障害物位置算出部110、操舵角算出部121と車速算出部122と移動ベクトル算出部(図1では移動VCT算出部と記載)123と予測ベクトル算出部(図1では予測VCT算出部と記載)124とを備える自車両位置算出部120、判定部130、画像処理部140を備えている。
図2に示すように、第一カメラ201は、車両のリアスポイラ900の中央部に設置され、車両の後方の映像を撮影する。また、第二カメラ202は、車両のリアスポイラ900の右端部に第一カメラ201に対し所定の間隔Dを隔てて設置され、第一カメラ201の撮影方向と同じ方向の映像を撮影する。
操舵角センサ300は、車両のステアリングの操舵角を検出して出力する。操舵角算出部121は、操舵角センサ300の検出値を取り込み、操舵角を角度値として算出し、予測ベクトル算出部113および移動ベクトル算出部123に出力する。
車速センサ400は、車輪の回転数に応じたパルス信号を出力する。車速算出部122は、車速センサ400が出力するパルス信号に基づいて車速値を算出し、移動ベクトル算出部123に出力する。
第一カメラ201で撮影された映像は、位置算出部111および画像処理部140に出力される。
第二カメラ202で撮影された映像は、位置算出部111に出力される。
位置算出部111が備える視点変換部111aでは、第一カメラ201および第二カメラ202で撮影された映像を車両の上方から見たいわゆる俯瞰映像に視点変換する。位置算出部111はこの俯瞰映像に基づいて、第一カメラ201および第二カメラ202の撮影領域内の双方に存在する障害物をステレオ処理(後述)により抽出し、抽出した障害物の重心を算出して(後述)移動ベクトル算出部112に出力する。
障害物位置算出部110が備える移動ベクトル算出部112は、障害物の重心に基づいて、現時点より所定時間dt前から現時点までの障害物の移動方向および移動距離を移動ベクトルとし、その始点座標および終点座標を算出する。
障害物位置算出部110が備える予測ベクトル算出部113は、移動ベクトル算出部112が算出した移動ベクトルおよび操舵角算出部121が算出した操舵角に基づいて、現時点から所定時間dt経過後の障害物の移動方向および移動距離を予測ベクトルとし、その始点座標および終点座標を算出する。
自車両位置算出部120が備える移動ベクトル算出部123は、操舵角算出部121が算出した操舵角および車速算出部122が算出した車速に基づいて、現時点より所定時間dt前から現時点までの自車両の移動方向および移動距離を移動ベクトルとし、その始点座標および終点座標を算出する。
自車両位置算出部120が備える予測ベクトル算出部124は、移動ベクトル算出部123が算出した移動ベクトルに基づいて、現時点から所定時間dt経過後の自車両の移動方向および移動距離を予測ベクトルとし、その始点座標および終点座標を算出する。
判定部130は、障害物位置算出部110が算出した障害物の予測ベクトルと自車両位置算出部120が算出した自車両の予測ベクトルとに基づいて、現時点から所定時間dt経過する間における自車両と障害物との接触可能性の判定を行う。また、障害物の予測ベクトルの延長線および自車両の予測ベクトルの延長線を算出し、現時点から所定時間dt経過後における自車両と障害物との接触可能性の判定を行う。さらに、接触可能性の判定結果を、画像処理部140および警報発生部600に出力する。
画像処理部140は、障害物位置算出部110が算出した障害物の予測ベクトルの座標と、自車両位置算出部120が算出した自車両の予測ベクトルの座標と、判定部の判定結果とに基づいて、障害物および自車両の予測ベクトルの映像を作成し、第一カメラ201の撮影映像に重畳して表示部500に出力する。この際、予測ベクトルの座標は第一カメラ201の撮影映像に対応した座標に変換される。
警報発生部600は、判定部の判定結果に基づいて、警報音および音声ガイドの発生を行う。
なお、上記第一カメラ201が、請求項におけるカメラにあたる。また、第二カメラ202が、請求項における第二のカメラにあたる。また、上記第一カメラ201と第二カメラ202と位置算出部111が、請求項における障害物検出部にあたる。
次に、図3のフローチャートを用いて、本実施例における障害物検出動作を説明する。なお、以下の説明では、自車両の左右および後方が白線で囲まれた駐車スペースに駐車を行う場合(図2参照)を例としている。
ステップS101では、第一カメラ201および第二カメラ202で撮影された撮影映像が、障害物位置算出部110の位置算出部111にそれぞれ取り込まれ、視点変換部111aにおいて車両の上方から見たいわゆる俯瞰映像に視点変換される。図4に、駐車スペースに対して自車両が真直ぐに位置している場合の第一カメラ201の撮影映像例を、図5にその視点変換映像例を示す。また、図6に、駐車スペースに対して自車両が斜めに位置している場合の第一カメラ201の撮影映像例を、図7にその視点変換映像例を示す。なお、図5、図7では図の簡略化のため、障害物A(猫)および障害物B(歩行者)の外形は楕円で表している。第二カメラ202で撮影された映像例および視点変換映像例も同様の映像となる(図示省略)。この後に、フローはステップS102へ移行する。
ステップS102では、視点変換映像において、ある時刻tにおける障害物を抽出し、抽出した障害物の重心(t)が算出される。本実施例では、障害物A(猫)および障害物B(歩行者)の抽出と重心(t)の算出が行われる。
障害物の抽出は一般にステレオ画像処理と呼ばれる以下の方法で行われる。
まず、第二カメラ202の俯瞰映像が、第一カメラ201の位置から撮影された映像となるように視点変換される。
次に、第一カメラ201の俯瞰映像と、第二カメラ202の俯瞰映像の視点変換映像が比較される。ここで、第一カメラ201および第二カメラ202で撮影された映像内の障害物がすべて道路面と同一面上にあるものと仮定すると、第一カメラ201の俯瞰映像は、第二カメラ202の俯瞰映像の視点変換映像と一致するはずである。逆に言えば、これらの映像の差分を取った際に、差分がある映像部分が、道路面と同一面上にはないもの、すなわち障害物であると特定することができる。
抽出した障害物は複数の画素の集合体として分布し、位置の特定が煩雑になるため、複数の画素の分布の重心C(t)を算出し、この重心C(t)を障害物の位置とする。図8、図9に、抽出した障害物とその重心C(t)の例を示す。この後に、フローはステップS103へ移行する。
ステップS103では、時刻tにおける自車両の操舵角θ(t)および車速V(t)が算出される。操舵角θ(t)は、操舵角センサ300の出力に基づき、操舵角算出部121によって角度値として算出される。車速V(t)は、車速センサ400の出力に基づき、車速算出部122によって算出される。この後に、フローはステップS104へ移行する。
ステップS104では、時刻tから所定時間dtが経過したかどうかの判定が行われる。ここで所定時間dtは、障害物の位置を検出するインターバルにあたる。時刻tから所定時間dtが経過した場合は、フローはステップS105に移行する。一方、時刻tから所定時間dtが経過していない場合は、フローはステップS104に戻る。
ステップS105では、視点変換映像において、時刻t+dtにおける障害物A(猫)および障害物B(歩行者)を抽出し、抽出した障害物の重心位置C(t+dt)が算出される。障害物の抽出および重心位置C(t+dt)の算出は、ステップS102と同等である。図10、図11に抽出した障害物とその重心C(t+dt)の例を示す。この後に、フローはステップS106へ移行する。
ステップS106では、時刻t+dtにおける自車両の操舵角θ(t+dt)および車速V(t+dt)がステップS103と同様に算出される。この後に、フローはステップS107へ移行する。
ステップS107では、重心C(t)、C(t+dt)、操舵角θ(t)、θ(t+dt)、車速V(t)、V(t+dt)に基づいて、自車両および障害物が時刻tからt+dtの間に移動した方向および距離を示す移動ベクトルと、自車両および障害物が時刻t+dtから時間dt後の時刻t+2dtの間に移動すると予測される方向および距離を示す予測ベクトルが算出される。ここで、自車両および障害物の移動速度は変わらないものと仮定する。
障害物A(猫)の場合、重心C(t)の座標位置を(XA1、YA1)とし、重心C(t+dt)の座標位置を(XA2、YA2)とすると、時刻tからt+dtまでに移動した方向および距離は、座標(XA1、YA1)を始点とし、座標(XA2、YA2)を終点とする移動ベクトルVAで表される。
ここで、図12に示す例では、操舵角θ(t)=0であるため、障害物A(猫)の実際の移動方向は、移動ベクトルVAと一致し、dtを短く設定すれば、障害物A(猫)がこの後に移動する移動方向は、移動ベクトルVAと同方向であると推定できる。したがって、予測ベクトルVAPは、図14に示すように、座標(XA2、YA2)を始点とし、座標(XA3、YA3)=座標(XA2+(XA2−XA1)、YA2+(YA2−YA1))を終点とするベクトルで表現される。
一方、図13に示す例では、操舵角θ(t)=αであり、障害物A(猫)の映像上の移動方向は、この操舵角θ(t)を含んだ方向に移動していることになる。したがって、障害物A(猫)の実際の移動方向は、移動ベクトルVAから自車両の移動角度分αを差し引いたものとなり、予測ベクトルVAPは、図15に示すように、座標(XA2、YA2)を始点とし、座標(XA3、YA3)=座標(XA2+(XA2−XA1)、YA2+(YA2−YA1))を終点とするベクトルを、始点を中心にα度分時計回りに回転させたベクトルで表現される。
障害物B(歩行者)の場合、重心C(t)の座標位置を(XB1、YB1)とし、重心C(t+dt)の座標位置を(XB2、YB2)とすると、時刻tからt+dtまでに移動した方向は、座標(XB1、YB1)を始点とし、座標(XB2、YB2)を終点とする移動ベクトルVBで表される。
ここで、図12に示す例では、操舵角θ(t)=0であるため、障害物B(歩行者)の実際の移動方向は、移動ベクトルVBと一致し、dtを短く設定すれば、障害物B(歩行者)がこの後に移動する移動方向は、移動ベクトルVBと同方向であると推定できる。したがって、予測ベクトルVBPは、図14に示すように、座標(XB2、YB2)を始点とし、座標(XA3、YA3)=座標(XB2+(XB2−XB1)、YB2+(YB2−YB1))を終点とするベクトルで表現される。
一方、図13に示す例では、操舵角θ(t)=αであり、障害物B(歩行者)の映像上の移動方向は、この操舵角θ(t)を含んだ方向に移動していることになる。したがって、障害物B(歩行者)の実際の移動方向は、移動ベクトルVBから自車両の移動角度分αを差し引いたものとなり、予測ベクトルVBPは、図15に示すように、座標(XB2、YB2)を始点とし、座標(XA3、YA3)=座標(XB2+(XB2−XB1)、YB2+(YB2−YB1))を終点とするベクトルを、始点を中心にα度分時計回りに回転させたベクトルで表現される。
自車両の場合、時刻tからt+dtまでに移動した距離は、車速V(t)、車速V(t+dt)、時間dtにより算出することが出来る。
また、時刻tからt+dtまでに移動した角度は、操舵角θ(t)とθ(t+dt)との差分で表される。
図12に示す例では、操舵角θ(t)=0としているため、自車両の移動ベクトルVCは、第一カメラ201のカメラ映像に対し垂直方向となり、予測ベクトルVCPは、図14に示すように、第一カメラ201のカメラ映像に対し垂直方向となる。
図13に示す例では、操舵角θ(t)=αであり、自車両の移動ベクトルVCは、第一カメラ201のカメラ映像の垂直方向に対し角度αの方向となり、予測ベクトルVCPは、図15に示すように、第一カメラ201のカメラ映像の垂直方向に対し角度αの方向となる。
この後に、フローはステップS108へ移行する。
ステップS108では、算出した予測ベクトルVAP、VBP、VCPに基づいて、自車両と障害物との接触可能性の判定が行われる。
障害物A(猫)の予測ベクトルVAPと、自車両の予測ベクトルVCPとが交差しない場合は、障害物A(猫)または自車両、あるいは双方の移動方向が変わらない限り、現在時刻(t+dt)から時間dtが経過する間に自車両と障害物(猫)とが接触する可能性はなく、「危険度レベル4(後述)」との判定が行われる。一方、障害物A(猫)の予測ベクトルVAPと、自車両の予測ベクトルVCPとが交差する場合は、障害物A(猫)または自車両、あるいは双方の移動方向が変わらない限り、現在時刻(t+dt)から時間dtが経過する間に自車両と障害物A(猫)とが接触する可能性が高く、「危険度レベル1(後述)」との判定が行われる。
また、障害物A(猫)の予測ベクトルVAPの延長線VAP2と、自車両の予測ベクトルVCPの延長線VCP2とが交差するかどうかの判定も行われる(図16、図17参照)。すなわち、現在時刻(t+dt)から時間dtが経過した時刻t+2dtから時間dttが経過する間の自車両と障害物との接触可能性の判定が行われる。ここで、時刻t+2dt後に障害物A(猫)の移動速度が変わらないものと仮定し、障害物A(猫)の予測ベクトルVAPの延長線VAP2の長さは、障害物A(猫)の予測ベクトルVAPの長さ×dtt/dtに設定される。また、時刻t+2dt後に自車両の移動速度が変わらないものと仮定し、自車両の予測ベクトルVCPの延長線VCP2の長さは、自車両の予測ベクトルVCPの長さ×dtt/dtに設定される。
障害物A(猫)の予測ベクトルVAPの延長線VAP2と、自車両の予測ベクトルVCPの延長線VCP2とが交差しない場合は、障害物A(猫)または自車両、あるいは双方の移動方向が変わらない限り、時刻t+2dtから時間dttが経過する間に自車両と障害物(猫)が接触する可能性はなく、「危険度レベル4(後述)」との判定が行われる。
一方、障害物A(猫)の予測ベクトルVAPの延長線VAP2と、自車両の予測ベクトルVCPの延長線VCP2とが交差する場合は、障害物A(猫)または自車両、あるいは双方の移動方向が変わらない限り、時刻t+2dtから時間dttが経過する間に自車両と障害物A(猫)が接触する可能性があり、「危険度レベル2(後述)」との判定が行われる。
次に、障害物A(猫)の予測位置が、自車両の移動予測領域DS(図18参照)内にあるかどうかの判定が行われる。
障害物A(猫)の時刻t+2dtにおける予測位置は、予測ベクトルVAPの終点、すなわち座標(XA2+(XA2−XA1)、YA2+(YA2−YA1))で表される。この座標が、自車両の移動予測領域DSになければ、現在時刻(t+dt)から時間dtが経過する間に自車両と障害物(猫)とが接触する可能性はなく、「危険度レベル4(後述)」との判定が行われる。一方、この座標が、自車両の移動予測領域DSにあれば、障害物A(猫)または自車両、あるいは双方の移動方向が変わらない限り、自車両と障害物A(猫)はいずれ接触する可能性があり、「危険度レベル3(後述)」との判定が行われる。ここで、自車両の移動予測領域DSは、自車両の予測ベクトルVCPに沿って、自車両の車幅に応じた幅を有する帯状の領域として設定される。
障害物B(歩行者)の場合も、同等の処理が行われ、接触可能性の判定が行われる。この後に、フローはステップS109へ移行する。
ステップS109では、算出された予測ベクトルVAP、VBP、VCPが、第一カメラ201の撮影映像に重畳されて表示部500に表示される(図19、図20参照)。ここで、予測ベクトルVAP、VBP、VCPは、俯瞰図上で算出したベクトルであるため、第一カメラ201の撮影映像に座標を一致させるために画像処理部140で座標変換が行われた後に、第一カメラ201の撮影映像に重畳される。この後に、フローはステップS110へ移行する。
ステップS110では、ステップS108の接触可能性の判定結果に応じて、警報が行われる。警報の内容例を、図21に示す。
危険度レベル1、すなわち障害物の予測ベクトルと自車両の予測ベクトルとが交差する場合は、予測ベクトルを赤色で点滅表示する。また、警報発生部600から周波数の高い警報音を連続して出力するとともに、接触の可能性がある旨の音声ガイドを行う。
危険度レベル2、すなわち障害物の予測ベクトルの延長線と自車両の予測ベクトルの延長線とが交差する場合は、予測ベクトルを橙色で明るく(強く)点灯表示する。また、警報発生部600から中程度の周波数の警報音を速い周期で断続的に出力する。
危険度レベル3、すなわち障害物の予測ベクトルの終点が自車両の移動予測領域DS内に位置する場合は、予測ベクトルを黄色で明るさを弱めて(弱く)点灯表示する。また、警報発生部600から低い周波数の警報音を遅い周波数で断続的に出力する。
危険度レベル4、すなわち危険度レベル1から危険度レベル3に該当しない場合は、予測ベクトルを緑色で明るさを弱めて(弱く)点灯表示する。この場合、音による警報は行わない。
この後に、フローはステップS111へ移行する。
ステップS111では、時刻t+dtを新たに時刻tとし、ステップS101〜ステップS110を繰り返す。
以上の動作により、自車両と自車両の周囲にある障害物との接触の可能性が視覚情報および聴覚情報により提供され、運転者は自車両の周囲にあり接触の可能性がある障害物を視覚情報および聴覚情報により認識することができる。
また、接触可能性は、自車両と障害物の移動方向を予測して行われるため、接触可能性がある場合に運転者は時間的な余裕を持って回避行動を取ることができる。
また、自車両の進行方向と障害物の進行方向が表示画面に重畳して表示され、運転者は自車両と障害物との位置関係を容易に把握することができる。
本実施例は、第1の実施例のフローチャートのステップS109において、予測ベクトルの表示を行う代わりに、判定部の判定に基づいて接触可能性のある障害物を強調表示する例である。ブロック図および基本動作のフローチャートは第1の実施例と同等のため、図示および説明は省略する。
図22、図23に、接触可能性のある障害物を強調表示した表示例を示す。図22は図21における危険度レベル1の場合を、図23は危険度レベル2の場合の表示例である。
この動作により、自車両と自車両の周囲にある障害物との接触の可能性が視覚情報および聴覚情報により提供され、運転者は自車両の周囲にあり接触の可能性がある障害物を視覚情報および聴覚情報により認識することができる。
また、接触可能性は、自車両と障害物の移動方向を予測して行われるため、接触可能性がある場合に運転者は時間的な余裕を持って回避行動を取ることができる。
また、接触可能性のある障害物が強調表示されるため、運転者は接触可能性のある障害物を容易に把握することができる。
本実施例は、第1の実施例のフローチャートのステップS109において、予測ベクトルの表示を行うとともに、判定部の判定に基づいて接触可能性のある障害物を強調表示する例である。ブロック図および基本動作のフローチャートは第1の実施例と同等のため、図示および説明は省略する。
図24、図25に、予測ベクトルの表示とともに接触可能性のある障害物を強調表示した表示例を示す。図24は図21における危険度レベル1および危険度レベル4の場合を、図25は危険度レベル2および危険度レベル4の場合の表示例である。
この動作により、自車両と自車両の周囲にある障害物との接触の可能性が視覚情報および聴覚情報により提供され、運転者は自車両の周囲にあり接触の可能性がある障害物を視覚情報および聴覚情報により認識することができる。
また、接触可能性は、自車両と障害物の移動方向を予測して行われるため、接触可能性がある場合に運転者は時間的な余裕を持って回避行動を取ることができる。
また、自車両の進行方向と障害物の進行方向が表示画面に重畳して表示され、運転者は自車両と障害物との位置関係を容易に把握することができる。
さらに、接触可能性のある障害物が強調表示されるため、運転者は接触可能性のある障害物を容易に把握することができる。
本実施例は、ミリ波レーダ800を用いて障害物までの距離を算出し、撮影映像に予測ベクトルを重畳表示する車両用障害物検出装置である。
図26に、本実施例のブロック図を示す。
第一カメラ201の映像出力は、画像処理部140に入力される。また、ミリ波レーダ800の出力は、障害物位置算出部115の位置算出部116に入力される。その他の構成は第1の実施例と同等であるため、説明は省略する。
なお、ミリ波レーダ800および位置算出部116が、請求項における障害物検出部にあたる。
ミリ波レーダ800は、ミリ波帯域の電波を送信するとともに障害物で反射された電波を受信し、送信から受信までに要した時間に基づいて障害物までの距離を算出し、位置算出部116に出力する。位置算出部116は、ミリ波レーダ800が出力した障害物までの距離に基づいて、障害物までの距離を表示部500の表示画面上の座標に換算し、移動ベクトル算出部117(図26では移動VCT算出部と記載)に出力する。移動ベクトル算出部117では、時刻tと時刻t+dtにおける障害物の座標から移動ベクトルを算出する。また、予測ベクトル算出部(図26では予測VCT算出部と記載)118は、移動ベクトル算出部117で算出された移動ベクトルおよび操舵角算出部121で算出された操舵角に基づいて、障害物の予測ベクトルを算出する。その他の動作フローは第1の実施例と同等のため、説明は省略する。
以上の動作により、自車両と自車両の周囲にある障害物との接触の可能性が視覚情報および聴覚情報により提供され、運転者は自車両の周囲にあり接触の可能性がある障害物を視覚情報および聴覚情報により認識することができる。
また、接触可能性は、自車両と障害物の移動方向を予測して行われるため、接触可能性がある場合に運転者は時間的な余裕を持って回避行動を取ることができる。
また、自車両の進行方向と障害物の進行方向が表示画面に重畳して表示され、運転者は自車両と障害物との位置関係を容易に把握することができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎず、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではない。したがって本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることはもちろんである。
例えば、危険度レベルに応じた予測ベクトルの色分け表示、障害物の強調表示、警報発生部による警報は必ずしも行う必要はなく、予測ベクトルだけを表示して、危険度レベルは運転者に判断させるものとしても良い。この場合、判定部130はなくてもよい。
また、接触可能性の判定内容は、本実施例に示す判定に限られるものではなく、適宜設定することができる。
また警報を行う場合、警報の内容は図21に示す内容に限られるものではなく、任意の内容を設定することができる。
また、カメラの設置位置は、本実施例の位置に限定されるものではない。
また、カメラは車両後方を撮影するカメラに限られるものではなく、車両前方や、側方等他の領域を撮影するカメラとしても良い。
また、予測ベクトルの表示は、本実施例に示す矢印に限られるものではなく、他のシンボル画像を利用しても良い。
さらに、光の反射板(リフレクタ)を備えている障害物を検出対象とする場合は、レーザ光等の光を用いた光レーダを障害物検出部として利用することができる。この場合、動作は第4の実施例の電波レーダの場合に準ずる。
本発明の第1の実施例のブロック図である。 本発明の第1の実施例における第一カメラおよび第二カメラの取り付け位置と撮影領域を示す図である。 本発明の第1の実施例のフローチャートである。 本発明の第1の実施例における第一カメラの撮影映像例である。 本発明の第1の実施例における第一カメラの撮影映像の視点変換例である。 本発明の第1の実施例における第一カメラの他の撮影映像例である。 本発明の第1の実施例における第一カメラの他の撮影映像の視点変換例である。 本発明の第1の実施例において、時刻tにおける障害物の抽出例を示す図である。 本発明の第1の実施例において、時刻tにおける障害物の抽出例を示す他の図である。 本発明の第1の実施例において、時刻t+dtにおける障害物の抽出例を示す図である。 本発明の第1の実施例において、時刻t+dtにおける障害物の抽出例を示す他の図である。 本発明の第1の実施例における移動ベクトルの例である。 本発明の第1の実施例における移動ベクトルの他の例である。 本発明の第1の実施例における予測ベクトルの例である。 本発明の第1の実施例における予測ベクトルの他の例である。 本発明の第1の実施例における予測ベクトルの延長線の例である。 本発明の第1の実施例における予測ベクトルの延長線の他の例である。 本発明の第1の実施例における自車両の移動予測領域を示す図である。 本発明の第1の実施例における予測ベクトルの表示例である。 本発明の第1の実施例における予測ベクトルの他の表示例である。 本発明の第1の実施例における警報内容を示す図である。 本発明の第2の実施例における障害物の強調表示の表示例である。 本発明の第2の実施例における障害物の強調表示の他の表示例である。 本発明の第3の実施例における予測ベクトルおよび障害物の強調表示の表示例である。 本発明の第3の実施例における予測ベクトルおよび障害物の強調表示の他の表示例である。 本発明の第4の実施例のブロック図である。
符号の説明
100 車両用障害物検出装置
110、115 障害物位置算出部
111、116 位置算出部
111a 視点変換部
112、117、123 移動ベクトル(VCT)算出部
113、118、124 予測ベクトル(VCT)算出部
120 自車両位置算出部
121 操舵角算出部
122 車速算出部
130 判定部
140 画像処理部
201 第一カメラ
202 第二カメラ
300 操舵角センサ
400 車速センサ
500 表示部
600 警報発生部
700 イグニッションスイッチ
800 ミリ波レーダ

Claims (13)

  1. 車両周囲を撮影し映像信号を出力するカメラと、
    前記カメラの撮影方向にある前記車両周囲の障害物の位置を検出する障害物検出部と、
    前記車両のステアリング操舵角を検出する操舵角検出部と、
    前記車両の車速を検出する車速検出部と、
    前記操舵角検出部で検出した前記車両の前記ステアリング操舵角と前記車速検出部で検
    出した前記車両の前記車速とに基づいて現時点より所定時間後の前記車両の移動方向およ
    び移動距離を予測ベクトルとして算出する自車両位置算出部と、
    前記障害物検出部で検出した前記障害物の位置と前記操舵角検出部で検出した前記車両
    の前記ステアリング操舵角と前記車速検出部で検出した前記車両の前記車速とに基づいて
    現時点より所定時間後の前記障害物の移動方向および移動距離を予測ベクトルとして算出
    する障害物位置算出部と、
    前記自車両位置算出部が算出した前記車両の前記予測ベクトルと前記障害物位置算出部
    が算出した前記障害物の前記予測ベクトルとを前記カメラで撮影した前記映像信号に重畳
    して映像信号を出力する画像処理部と、
    前記画像処理部が出力した前記映像信号を表示する表示部とを備えたことを特徴とする
    車両用障害物検出装置。
  2. 前記自車両位置算出部が算出した前記車両の前記予測ベクトルと前記障害物位置算出部
    が算出した前記障害物の前記予測ベクトルとに基づいて前記車両と前記障害物との接触可
    能性を判定し判定情報を出力する判定部を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両
    用障害物検出装置。
  3. 車両周囲を撮影し映像信号を出力するカメラと、
    前記カメラの撮影方向にある前記車両周囲の障害物の位置を検出する障害物検出部と、
    前記車両のステアリング操舵角を検出する操舵角検出部と、
    前記車両の車速を検出する車速検出部と、
    前記操舵角検出部で検出した前記車両の前記ステアリング操舵角と前記車速検出部で検出した前記車両の前記車速とに基づいて現時点より所定時間後の前記車両の移動方向および移動距離を予測ベクトルとして算出する自車両位置算出部と、
    前記障害物検出部で検出した前記障害物の位置と前記操舵角検出部で検出した前記車両の前記ステアリング操舵角と前記車速検出部で検出した前記車両の前記車速とに基づいて現時点より所定時間後の前記障害物の移動方向および移動距離を予測ベクトルとして算出する障害物位置算出部と、
    前記自車両位置算出部が算出した前記車両の前記予測ベクトルと前記障害物位置算出部が算出した前記障害物の前記予測ベクトルとに基づいて前記車両と前記障害物との接触可能性を判定し判定情報を出力する判定部と、
    前記自車両位置算出部が算出した前記車両の前記予測ベクトルと前記障害物位置算出部が算出した前記障害物の前記予測ベクトルとを前記カメラで撮影した前記映像信号に重畳して映像信号を出力するとともに、前記判定部が前記車両と前記障害物との接触可能性ありと判定した場合に、前記障害物を強調する映像信号を前記カメラで撮影した前記映像信号に重畳して映像信号を出力する画像処理部と、
    前記画像処理部が出力した前記映像信号を表示する表示部とを備えたことを特徴とする車両用障害物検出装置。
  4. 前記判定部は、前記車両の前記予測ベクトルと前記障害物の前記予測ベクトルとの位置
    関係に基づいて、前記車両と前記障害物との接触可能性を複数の段階に分類した判定情報
    として出力し、
    前記画像処理部は、前記判定情報に基づいて、前記判定情報の前記複数の段階毎に前記
    車両の前記予測ベクトルおよび前記障害物の前記予測ベクトルの表示色を変えて前記カメ
    ラで撮影した前記映像信号に重畳することを特徴とする請求項2またはに記載の車両用
    障害物検出装置。
  5. 前記判定部は、前記車両の前記予測ベクトルと前記障害物の前記予測ベクトルとの位置関係に基づいて、前記車両と前記障害物との接触可能性を複数の段階に分類した判定情報
    として出力し、
    前記画像処理部は、前記判定情報に基づいて、前記障害物を強調する映像信号の表示色
    を変えて前記カメラで撮影した前記映像信号に重畳することを特徴とする請求項3に記載の車両用障害物検出装置。
  6. 前記判定情報の前記複数の段階に基づいて音による警報を行う警報発生部を備えること
    を特徴とする請求項またはに記載の車両用障害物検出装置。
  7. 前記警報発生部は、前記判定情報の前記複数の段階毎に警報音の周波数を変えて警報を
    行うことを特徴とする請求項に記載の車両用障害物検出装置。
  8. 前記警報発生部は、前記判定情報の前記複数の段階毎に警報音の連続性を変えて警報を行うことを特徴とする請求項またはに記載の車両用障害物検出装置。
  9. 前記警報発生部は、音声ガイドによる警報を行うことを特徴とする請求項からのい
    ずれか1項に記載の車両用障害物検出装置。
  10. 前記自車両位置算出部は、前記操舵角検出部で検出した前記車両の前記ステアリング操
    舵角と前記車速検出部で検出した前記車両の前記車速とに基づいて現時点より所定時間前
    から現時点までの前記車両の移動方向および移動距離を移動ベクトルとして算出し、該移
    動ベクトルに基づいて前記予測ベクトルを算出する一方、
    前記障害物位置算出部は、前記障害物検出部で検出した前記障害物の位置と前記操舵角
    検出部で検出した前記車両の前記ステアリング操舵角と前記車速検出部で検出した前記車
    両の前記車速とに基づいて現時点より所定時間前から現時点までの前記障害物の移動方向
    および移動距離を移動ベクトルとして算出し、該移動ベクトルに基づいて前記予測ベクト
    ルを算出することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両用障害物検
    出装置。
  11. 前記障害物検出部は、前記カメラの前記映像信号と、前記カメラと車幅方向に所定間隔
    離れて前記カメラの撮影方向を撮影する第二のカメラの映像信号とに基づいて前記障害物
    の位置を検出することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の車両用障害
    物検出装置。
  12. 前記障害物検出部は、前記障害物に対して送信した電波と前記障害物による前記電波の
    反射波との時間差に基づいて前記障害物の位置を検出する電波レーダであることを特徴と
    する請求項1から10のいずれか1項に記載の車両用障害物検出装置。
  13. 前記障害物検出部は、前記障害物に対して送信した光と前記障害物による前記光の反射
    光との時間差に基づいて前記障害物の位置を検出する光レーダであることを特徴とする請
    求項1から10のいずれか1項に記載の車両用障害物検出装置。
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