JP2004240480A - 運転支援装置 - Google Patents

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JP2004240480A JP2003026006A JP2003026006A JP2004240480A JP 2004240480 A JP2004240480 A JP 2004240480A JP 2003026006 A JP2003026006 A JP 2003026006A JP 2003026006 A JP2003026006 A JP 2003026006A JP 2004240480 A JP2004240480 A JP 2004240480A
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Hiroshi Ishii
浩史 石井
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Abstract

【課題】運転者が障害物の周囲状況をモニタ画面で直感的且つより精度良く確認することができ、運転者の負担を軽減する。
【解決手段】車両の周囲を車載カメラで撮影し、車両の周囲に存在する障害物を障害物検知手段で検知し、障害物が検知されたとき車載カメラによる撮像画像に対して障害物画像の路面境界位置72に仮想的なオブジェクト73を合成した合成画像を生成し、モニタ画面に表示する。これにより、運転者は、障害物の周囲状況を容易且つ直感的に把握可能となる。
【選択図】 図16

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車載カメラで撮影した車両周辺画像を車室内に設置されたモニタ画面に表示して運転者の運転を支援する運転支援装置に係り、特に、車両と周囲の障害物との位置関係をモニタ画面上で容易に把握することができる運転支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両にカメラを取り付け、車両後方など運転者から死角位置となる映像をモニタ画面に表示し、運転を支援する装置が普及し始めている。例えば、下記の特許文献1には、車載カメラで撮影した映像を、運転者に見やすい画像に変換し、モニタ画面に表示するようにしている。この従来技術を、図30から図37を用いて説明する。
【0003】
図30は、従来技術で用いている視点変換の説明図である。車両1の後部には車載カメラ2が路面を映すように設置されており、車載カメラ2による映像が運転席に設置されたモニタ画面に表示される様になっている。
【0004】
このときのモニタ画面の表示例を図31に示す。この例では、駐車場の白線像10aがモニタ画面3に表示されており、図30中に示す路面上の駐車運転目標点4が、図31で白線コーナー画像4aとして表示される。
【0005】
図32は、図30に示す車両1と駐車運転目標4との位置関係を真上から見た図である。車両1の後方に白線10で仕切られた駐車スペースが並んでいる。この図32に示す状態をモニタ画面に表示することができれば、運転者にとって車両1と駐車スペースとの相対位置関係が把握しやすくなり、好適である。
【0006】
そこで、上記の従来技術では、図30に示す仮想視点5を車両1の上方位置に定め、実際の車載カメラ2による撮影映像を、この仮想視点5に設置した仮想カメラから撮影した映像に変換する様にしている。
【0007】
図33は、図31に示す画像を、仮想視点5から見た映像に視点変換してモニタ画面3に表示した例を示す図である。図32には、車載カメラ2の撮影範囲6を示してあるが、この撮影範囲内の映像が、図31の画像を視点変換することで得られ、これをモニタ画面3に表示することで、運転者は自車両1と駐車スペースとの相対位置関係がよく分かる様になる。
【0008】
【特許文献1】
特開2000―229547号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術は、次のような課題を有している。この課題を、図34から図37を用いて説明する。
【0010】
図34は、自車両1の後方に他車両7が存在し、この他車両7が車載カメラ2の画角内に入っている状態を示す図である。車載カメラ2で他車両7のバンパ先端部8を撮影している。この撮影画像をモニタ画面に3に表示した例が図35であり、他車両画像7aやパンパ先端部8がモニタ画面3に表示されている。
【0011】
図36は、図34に示す状態を上方から見た図である。この図34に示す状態がモニタ画面に表示されれば、運転者にとって自車両1と他車両7との相対位置関係が容易に把握できる画像となるため好ましい。しかし、この場合には、図30から図33で説明した視点変換を施すと、他車両7の画像が次に説明する理由により大きく歪んだ画像となってしまう。
【0012】
車載カメラ2に搭載されている固体撮像素子を構成する或る画素は、図34に示す様に他車両7のバンパ先端部8を映しているが、このパンパ先端部8は路面11から浮いた位置に存在するため、この画素は、視線方向9を延ばして路面11と交差した箇所12も映している。即ち、車載カメラ2では、バンパ先端部8と路面交差箇所12とを区別することができない。
【0013】
上述した従来技術の視点変換は、車載カメラ2の撮像画像が路面11に描かれた画像であるとして仮想視点5からの映像に変換するものであるため、視点変換後の画像では、バンパ先端部8が路面交差箇所12にあるものとして変換されてしまう。このため、図37に示す様に、実際のバンパ先端部8は、モニタ画面3上では、符号8aで示す位置に後退した様な画像となってしまう。即ち、路面11から浮いた位置に存在する障害物は、視点変換画像では実際より遠くに存在する様に表示されてしまう。
【0014】
以上は、視点変換した画像の不具合について述べたものであるが、視点変換しない画像であっても問題がある。それは、三次元物体である他車両7や路面11を車載カメラ2で撮像しこれを二次元平面のモニタ画面3に表示しても、撮像画像を立体表示できないため、この場合の障害物である他車両7のバンパ先端部8がどれだけ自車両1に近づいているのを精度良くモニタ画面3上で確認することができないという問題である。
【0015】
本発明は、上述した従来の運転支援装置が有する課題を解決するために為されたものであり、その目的は、運転者が障害物の周囲状況を直感的に且つより精度良く確認することができ、運転者の負担を軽減することができる運転支援装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の運転支援装置は、車両の周囲を撮影する撮像手段と、前記車両の周囲に存在する障害物を検知する障害物検知手段と、前記障害物検知手段が前記障害物を検知したとき前記撮像手段による撮像画像に前記撮像画像中の障害物画像の路面境界位置に仮想的なオブジェクトを合成した合成画像を生成する画像合成手段と、前記画像合成手段により生成された前記合成画像を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
この構成により、運転者は表示手段の画面を見ることで、障害物の周囲状況を直感的に且つ精度良く把握可能となり、運転者の負担が軽減する。
【0018】
本発明の運転支援装置は、車両の周囲を撮影する撮像手段と、前記車両の周囲に存在する障害物を検知する障害物検知手段と、前記障害物検知手段が前記障害物を検知したとき前記撮像手段による撮像画像に前記撮像画像中の障害物画像の路面境界位置に仮想的なオブジェクトを合成した合成画像を生成すると共に前記合成画像を視点変換した視点変換画像を生成する画像合成手段と、前記画像合成手段により生成された前記視点変換画像を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
この構成により、運転者は表示手段の画面を見ることで、障害物の周囲状況を直感的に且つ精度良く把握可能となり、運転者の負担が軽減する。
【0020】
本発明の運転支援装置の前記障害物検知手段は、前記撮像手段による撮像画像を解析して障害物を検知することを特徴とする。この構成により、障害物検知のための特別な装置が不要となる。
【0021】
本発明の運転支援装置の前記撮像手段は、垂直方向に異なる位置に設置された少なくとも2台の撮像手段で構成され、前記障害物検知手段は、前記撮像手段の各々の撮影画像を比較して前記障害物を検知することを特徴とする。この構成により、ステレオ測距により簡単且つ精度よく障害物の検知が可能となる。
【0022】
本発明の運転支援装置の前記画像合成手段は、前記車両から前記障害物までの距離に応じて前記オブジェクトの表示を変化させて前記合成画像を生成することを特徴とする。この構成により、運転者はモニタ画面の表示だけで障害物までの距離を把握可能となる。
【0023】
本発明の運転支援装置の前記画像合成手段は、前記車両からの距離を示すガイド線を合成して前記合成画像を生成することを特徴とする。この構成により、運転者は画面を目視することで具体的な距離感を得ることが可能となる。
【0024】
本発明の運転支援装置の前記画像合成手段は、前記車両の予測軌跡を示すガイド線を合成して前記合成画像を生成することを特徴とする。この構成により、運転者はモニタ画面上で自車両の進行方向を確認可能となる。
【0025】
本発明の運転支援装置の前記画像合成手段は、前記障害物検知手段の検知した障害物が前記車両の予測軌跡上に存在し前記車両から所定距離内に近づいたとき前記車両から最も近い前記オブジェクトを強調表示する合成画像を生成することを特徴とする。この構成により、運転者は、障害物に接近したことを容易に認識可能となる。
【0026】
本発明の運転支援装置で用いる前記オブジェクトは三次元画像であることを特徴とする。この構成により、障害物が立体物であると容易に把握可能となる。
【0027】
本発明の運転支援装置で用いる前記オブジェクトは二次元画像であり、同系色の少なくとも2色によって色分け表示されることを特徴とする。この構成により、オブジェクトの合成が容易になる。
【0028】
本発明の運転支援装置で用いる前記二次元画像のオブジェクトは、上部と側部とで異なる色に塗り分けられ、前記上部が前記側部より明るい色で表示されることを特徴とする。この構成により、二次元のオブジェクトであってもモニタ画面上で立体物と認識させることが可能となる。
【0029】
本発明の運転支援装置で用いる前記オブジェクトの高さは、前記障害物の高さに応じて調整されることを特徴とする。この構成により、障害物の高さをモニタ画面上で認識可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0031】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る運転支援装置のブロック構成図であり、図2は、本実施の形態に係る運転支援装置の撮像手段である車載カメラの取り付け図である。
【0032】
図2に示す様に、本実施の形態では、2台の車載カメラ15、16を車両17に取り付ける。1台目の車載カメラ15と2台目の車載カメラ16とは、垂直線上18に沿って平行に10cmの間隔をあけた位置に設置され、それぞれの路面19からの高さは、100cmと110cmである。
【0033】
車載カメラ15の視線方向20は、水平方向から路面19に向かって40度の角度で下向きとなるように設置され、車載カメラ16の視線方向21も全く同じに、水平方向から路面19に向かって40度の角度で下向きとなるように設置される。即ち、2台の車載カメラ15、16の視線方向20、21は平行であり、また、2台の車載カメラ15、16の夫々の視野範囲22、23も垂直方向に約90度となっている。
【0034】
この様に2台の車載カメラ15、16を車両17に設置することで、設置高さが10cm違うだけで同じ画像が撮影されることになる。図3は、車載カメラ15による撮影映像を示す画面15aであり、図4は、車載カメラ16による撮影映像を示す画面16aである。両方の撮影映像は、水平方向では殆ど同一であり、垂直方向の画像位置だけが変化した画像となっている。
【0035】
車載カメラ16は車載カメラ15に対して10cmだけ設置位置が高いため、画面16a上に映る無限遠方の水平線画像25の位置は画面15aの無限遠方の水平線画像25の位置と同じであるが、車載カメラ15、16から近くに位置する箇所、例えば、路面19上に位置する白線上の任意点画像26や、他車両バンパ上の任意点画像27は、画面上、車載カメラ15による撮影映像の方が車載カメラ16による撮影映像に比べて若干上側にずれている。
【0036】
この両画面15a、16a間の画像の上下方向のずれは、路面19上の物体の画像でも、路面19から浮いた位置に存在する物体の画像でも生じる。しかし、車載カメラ15、16に近い位置に存在する物体であれば、設置位置が垂直方向に10cm異なる車載カメラ15、16で視差が生じ、路面19上の物体の画像で生じるずれと、路面19から浮いた位置に存在する物体の画像で生じるずれとはずれ量が異なってくる。
【0037】
そこで、本実施の形態に係る運転支援装置では、詳細は後述するように、このずれ量の違いから、車両17近くの路面19から浮いた位置に存在する障害物を検出し、モニタ画面上の障害物画像に加えて、運転者に注意を喚起する三次元オブジェクトを表示する様にしている。
【0038】
このため、本実施の形態に係る運転支援装置は、図1に示す様に、2台の車載カメラ(撮像手段)15、16と、車載カメラ15の撮影画像を取り込んで撮影画像中の水平エッジ部分を抽出する水平エッジ抽出手段31と、この水平エッジ抽出手段31によって水平エッジ部分が抽出された画像に対して図7で説明するブロックを設定するブロック設定手段32と、車載カメラ16の撮影画像を取り込んで撮影画像中の水平エッジ部分を抽出する水平エッジ抽出手段33と、車載カメラ15、16間のデフォルトの視差データを車両重量の変化による車両高さや車両の傾き即ちカメラ15、16の路面19からの高さや傾きに基づいて算出するデフォルト視差データ算出手段34と、ブロック設定手段32の出力信号と水平エッジ抽出手段33の出力信号とデフォルト視差データ算出手段34の出力信号とにより車載カメラ15、16の撮影映像間の視差の違いを探索する探索手段35とを備える。
【0039】
本実施の形態に係る運転支援装置は更に、探索手段35の探索結果からサブピクセル精度の視差と信頼性判定を行うサブピクセル推定信頼性判定手段36と、車両重量変化による車両高さや車両の傾き等の車両姿勢を検出する車両姿勢検出手段37と、サブピクセル推定信頼性判定手段36の出力信号と車両姿勢検出手段37の出力信号とデフォルト視差データ算出手段34の出力信号とから障害物を検知する障害物検知手段38と、三次元(図面では3Dと略記する。)オブジェクトを記憶した3Dオブジェクト記憶手段39と、車両17のハンドル舵角を検出する舵角情報検出手段40と、舵角情報検出手段40の検出信号により車両17の軌跡を算出すると共に障害物検知手段38の検出信号により障害物まで距離を求める軌跡算出手段41と、障害物検知手段38の出力信号と3Dオブジェクト記憶手段39の出力信号と軌跡算出手段41の算出結果とを受けて車載カメラ16の撮影映像に対して画像合成を行す3D画像合成手段42と、3D画像合成手段42の出力画像をモニタ画面に表示する表示手段43とを備える。
【0040】
以下、この運転支援装置の動作を説明する。車載カメラ15の撮影映像と車載カメラ16の撮影映像の垂直方向の位置変化は、図3の画像と図4の画像を重ねた図5に示すズレ量50、51となって現れる。このズレ量50、51が、車載カメラ15、16の視差である。ズレ量50は、路面19上に描かれた白線の視差であり、ズレ量51が路面19から浮いた位置のパンパの視差である。
【0041】
図1に示す水平エッジ抽出手段31、33では、車載カメラ15、16の撮影画像について、下式に示すような操作を施して、水平エッジの抽出を行う。
【0042】
L’(x,y)=2*L(x,y)−L(x,y−1)−L(x,y+1)
ここで、L:画像の輝度信号
x,y:水平、垂直の画素位置
である。
【0043】
この操作により、図3の画像は図6に示す様に、画面上水平方向に近いエッジが強調される。例えば、バンパのエッジ52や白線エッジ53が強調される。また、画面上垂直方向に近いエッジは弱められる。例えば、駐車スペースを示す白線エッジ54や車体は縦方向のエッジ55は弱められる。
【0044】
ブロック設定手段32は、車載カメラ15の撮影画像の水平エッジ強調画像について、視差探索のためのブロックの設定を行う。図7は、そのブロック設定説明図であり、垂直方向の2画素おきの走査線56に従って、L’(x,y)の極大点と極小点を求め、その点を中心とした縦横5×5画素のブロック57を設定する。このブロック57は、画面の水平エッジ上に重なりを持って複数配置される。
【0045】
次に、車両姿勢検出手段37によって検出された車両高さや傾きに基づいたデフォルト視差データについて説明する。デフォルト視差データとは、図8に示す様に、2台の車載カメラ15、16が路面19上の或る点58を映していると仮定したときに生じる視差を車両姿勢に基づいて予め計算したものである。図8で、路面19上の点58の視差は、角度θとして計算される。
【0046】
この視差θは、車載カメラ15、16から遠いところと近いところでは異なった値をとる。このため、画面上では、図9に示す様に、縦方向の位置によって異なった値をとる。無限遠方の水平線25の位置のデフォルト視差θ0は“0”であるが、それから車載カメラ15、16の方向に近づくに従って、即ち、画面で下方向に下がるに従って、θ1、θ2、…とでデフォルト視差は大きくなる。それから更に下がると、今度は車載カメラの視線方向が垂直方向に近くなるので、デフォルト視差θnは小さくなる。
【0047】
路面19より上方に浮いた位置に存在する物体は、このデフォルト視差θ0、θ1、…、θnより大きな視差を生じるので、探索手段35は、このデフォルト視差を探索の初期値として、さらに大きい視差の方向に探索を行う。
【0048】
探索視差の上限は、次のようにして決定する。図10に示す様に、車両からの距離50cmの垂直な壁60と車載カメラ15の真下から60度の角度を持つ壁61を仮定したときの視差を概算する。このときの視差63の画面中の値を、探索視差の上限値とする。
【0049】
探索手段35は、探索の初期値から上限値までの間で、5×5画素の各ブロック57の信号L’(x+j,y+i)について、車載カメラ16からの画像信号L3’に対して下式に示す相関値Fが最大となる視差DYを探索する。
【0050】
F= ΣiΣj L’(x+j,y+i)*L3’(x+j,y+i+DY)
ここで、i=−2〜+2
j=−2〜+2
である。
【0051】
サブピクセル推定信頼性判定手段36は、探索手段35で求められた視差DYと相関値について更に解析を行う。まず、相関値Fと、ブロック信号L’(x+j,y+i)の自己相関値Sを次式で求める。
【0052】
S= ΣiΣj L’(x+j,y+i)*L’(x+j,y+i)
ここで、i=−2〜+2
j=−2〜+2
である。
【0053】
そして、相関値Fと自己相関値Sとの比F/Sが、閾値0.75未満の時は、信頼性なしと判定する。また、信頼性ありと判定されたブロック57については、図11に示すように、1画素単位の視差DYの周囲の相関値Fを用いて、2次式で補間した曲線64の最大値65を求め、この最大値65を示す位置を、サブピクセル精度の視差DY’とする。
【0054】
サブピクセル推定信頼性判定手段36は、各ブロック57について、このサブピクセル精度の視差DY’と信頼性判定結果を出力する。
【0055】
障害物検知手段38は、サブピクセル推定信頼性判定手段36の出力である各ブロック57についてのサブピクセル精度の視差DY’及び信頼性判定結果と、路面データおよびデフォルト視差データを基に、車載カメラ16の撮影画像の画面中のどこに路面19から浮いた障害物が存在するかを解析する。
【0056】
図12に示す様に、信頼性ありと判定されたブロック57を、検出された視差DY’分だけ画面上でy方向に動かした位置には、車載カメラ16による撮影画像中の水平エッジが存在する。図13に示すように、検出視差DY’がデフォルト視差データに一致する水平エッジ66は、路面19上に存在すると判断でき、また、一致しない水平エッジ67は、路面19より上方に浮いた位置に存在すると判断できる。障害物検知手段38は、路面19より上方の浮いた位置に存在すると判定したエッジ67に対して、検出視差DY’の値により、車載カメラ16からの距離と高さを求める。
【0057】
3D画像合成手段42は、障害物検知手段38の上記判定の結果と、障害物検知手段38が求めた上記距離及び高さとを基に、画面全体について3D情報を作成する。これは先ず、図14の走査線68に示すように、画面を下側から走査して行き、エッジ66のような水平エッジが無いか、有っても路面19上にあると判定されたエッジしかないかを調べ、斯かる水平エッジしか無い場合には、その走査線68の方向には障害物無しと判定する。
【0058】
また、路面より所定量だけ上方の浮いた位置に存在すると判定されたエッジ67が有った場合には、その走査線71に沿う方向に障害物有りと判定される。この場合には、エッジのうち車載カメラから最も近い距離にあるエッジを求め、そのエッジを路面に垂直に投影した位置を求める。図14の場合には、車載カメラから最も近い距離にあるエッジは車両パンパの下側の線を示すエッジ67であり、このエッジ67を路面に垂直に投影した線72を求める。
【0059】
三次元オブジェクト記憶手段39には、図15に示す様な三次元オブジェクト73が記憶されており、3D画像合成手段42は、図16に示す様に、この三次元オブジェクト73が線72に沿って並ぶように車載カメラの撮像画像に合成する。
【0060】
合成された画像は表示手段43に表示され、この表示手段43のモニタ画面を運転者が見ることで、運転者は、自車両の周囲の障害物の位置を直感的にかつ正確に把握することができる。
【0061】
図17は、図16の表示画像に加え、操舵情報検出手段40の検出結果に基づいて軌跡算出手段41が算出した自車両の予測軌跡のガイド線を重畳表示した例を示す図である。
【0062】
軌跡算出手段41は、そのときのハンドルの切れ角度の情報を操舵情報検出手段40から取り込み、そのままのハンドル切れ角度で自車両を後退させた場合における自車両の幅方向両端の路面上の予測軌跡を算出する共にこの予測軌跡に対応するモニタ画面上における軌跡ガイド線75、76の表示位置、及び、自車両後端からの距離100cm、200cmの位置を示す距離ガイド線77、78のモニタ画面上における表示位置を算出する。
【0063】
また、障害物検知手段38の検知結果により、障害物がこの予測軌跡の延長上の所定距離内、例えば300cm内に存在すると判定した場合には、障害物までの距離を算出すると共にそのモニタ画面上における限界距離ガイド線79の表示位置を算出し、更に、次元ブロック73の中から最短距離にある障害物の三次元ブロック74を決定する。
【0064】
そして、3D画像合成手段42はこれらの算出結果等を受け取り、図16に示す合成画像上に、更に、軌跡ガイド線75、76、距離ガイド線77、78、限界距離ガイド線79を重畳表示すると共に、距離ガイド線77、78及び限界距離ガイド線79が示す距離を数値表示し、併せて、最短距離にある三次元ブロック73aを点滅させるなど強調表示する。
【0065】
図18は、障害物が予測軌跡上に存在しない場合のモニタ表示例を示す図である。この場合には、自車両後端から300cm下がった位置までのガイド線80も表示し、併せてその数値もする。
【0066】
本実施の形態では、上述したモニタ画像を表示することで、
(1)自車両が障害物に接触する虞があるかどうか
(2)接触する虞があるとすればどの障害物か、または障害物のどの部分か
(3)どの程度の距離まで安全に後退できるか
などを運転者に直感的に提示でき、運転者はより安全に運転することが可能となる。
【0067】
またこのとき、障害物の存在位置を示す線72だけでなく、三次元オブジェクト73も表示しているため、他のガイド線75、76、77、78、79、80等と混同することなく、運転者は障害物を直感的に認識することができる。
【0068】
(第2の実施の形態)
図19は、本発明の第2の実施の形態に係る運転支援装置のブロック構成図である。図1に示す第1の実施の形態と異なる点は、第1の実施の形態における3D画像合成手段42の代わりに、本実施の形態では、3D画像合成路面投影手段81を設け、この3D画像合成路面投影手段81が、撮像手段16の撮影画像データと、障害物検知手段38の検知結果と、3Dオブジェクト記憶手段39の出力データと、軌跡算出手段41の算出結果とに加え、路面データ記憶手段37の出力データを用いて表示手段43のモニタ画面に表示する画像を合成する様にした点である。
【0069】
図20から図23は、この第2の実施の形態に係る運転支援装置の動作説明図である。本実施の形態に係る3D画像合成路面投影手段81は、車両姿勢検出手段37の検出した車両の姿勢すなわち車載カメラ15、16の高さ、傾きを基に、撮像手段16から取り込んだ撮像画像を、図20の視線82に示す様に、仮想上視点から路面を見下ろした画像に合成変換する。
【0070】
このとき得られる合成画像は、図21に示す様に、従来例(図37)と同じ様に、路面19より上に存在する車両のバンパ83などが、モニタ画面上ではより遠くの点83aにあるような歪んだ画像となる。尚、図21では、自車両の位置が分かるように自車両のイラスト画像1aも合成される。
【0071】
3D画像合成路面投影手段81は、第1の実施の形態の3D画像合成手段42と同様に、図16に示す様な、障害物の位置を示す線72に沿って三次元オブジェクト73が並ぶ合成画像が生成されるが、本実施の形態では、この合成画像を更に路面投影変換する。即ち、図22に示す様に、障害物の位置を示す線72a(この線72aは、図16の線72を視点変換した線)に沿って、三次元オブジェクト73を視点変換した3Dオブジェクト73aを並べ、モニタ画面に表示する。
【0072】
運転者は、この図22に示す合成画像を見ることで、路面上の白線を正確に把握することができる共に、他の車両等の障害物までの自車両からの距離と方向を正確に把握することができる。このため、安全かつ精度良く車両を運転することができる。また、障害物の位置を示す線72aだけでなく三次元オブジェクト73aも表示しているため、運転者は障害物を見落とすことなくより直感的に障害物を認識することができる。
【0073】
また、この第2の実施の形態では、第1の実施の形態に比べて、車載カメラ16の撮影画像を、路面投影によって真上から見たような画像に変換しており、この変換画像に自車両を示すイラスト画像1aも重畳表示しているため、自車両と周囲との関係をより把握し易い画像となっている。
【0074】
更に、このとき合成される三次元オブジェクト85は、3D画像合成路面投影手段81が一度内部で図16に示す様に合成し、その後に路面投影変換するため、実際の立体物と同様に歪んで合成表示され、歪み方が実際の立体物と同様となる。このため、運転者は自然な三次元オブジェクトとして認識できるという効果もある。
【0075】
尚、本実施の形態では、3D画像合成路面投影手段81の内部で、一旦、図16に示す様に合成され、その後に投影変換すると説明したが、直接、図22に示す合成画像を生成してもよい。
【0076】
図23は、第1の実施の形態に係る図17の合成画像を、更に視点変換した画像を示す図である。図17に示す符号73、74、77、78、79、80を視点変換してモニタ画面に表示するガイド線等を、同一符号に「a」を付して図示する。
【0077】
この図23に示す合成画像をモニタ画面に表示することで、運転者は、自車両とその予想軌跡と障害物との相対位置関係を、モニタ画面上で直感的に把握でき、より安全に運転することができる。
【0078】
また、このとき予想軌跡など合成されるガイド線75a、76a、77a、78a、79aなど多くなるが、障害物の位置を示す線72aだけでなく、三次元オブジェクト73aも表示しているため、他のガイド線表示等と混同することなく、運転者は障害物を直感的に認識することができる。
【0079】
図24は、三次元オブジェクトのバリエーションを示す図である。三次元オブジェクトは、図15に示す円柱形状の三次元オブジェクト73に限らず、図24に示す長方形の三次元オブジェクト85でも、円錐形の三次元オブジェクト86でも、また、他の形状のオブジェクト87でもよい。
【0080】
図25、図26、図27は、これらのオブジェクト85、86、87を用いて車載カメラの撮像画像に合成した画像を例示する図である。長方形の3Dオブジェクト85の場合には、図25に示す様に、線72に長方形の一辺を合わせる様にオブジェクト85を配置することができ、障害物の位置を示すラインをより正確に表示することができる。
【0081】
また、図26に示す様に、円錐形の3Dオブジェクト86を表示することで、障害物の位置を明示しつつ、且つ、障害物の部分の画像、図示の例では他車両の画像が三次元オブジェクト86によって隠されてしまう量が少なくなり、障害物が何であるが運転者に分かり易くなるという効果が得られる。
【0082】
また、図27に示す様に、側面の無いオブジェクト87であっても上部分87aと下部分87bとで明度の異なる同系色の2色表示を行うことで、運転者に立体物として直感的に認識させることができる。このとき上部分87aと下部分87bの比率を車載カメラから見る角度によって調整することにより、オブジェクト87の立体感を増すことができる。
【0083】
尚、二次元のオブジェクト87の上部と側部を2色で塗り分け、上部が側部より明るい色で表示される様にすることでも、見やすくなる。
【0084】
図28、図29は、三次元オブジェクトの表示方法のバリエーションを示す図である。障害物検知手段38は、障害物までの距離と共に路面19からの高さ情報も得ている。従って、その高さに応じて、図28に示す様に、三次元オブジェクト86の高さtを調整して表示する。
【0085】
一般に、駐車場での障害物は他車両であり、このときバンパなどの部分が自車両から最も近い部分のエッジとして検知される。このため、他車両のバンパの高さに応じた三次元オブジェクトを合成すれば、運転者にとって他車両のパンパ高さをモニタ画面上で直感的に把握可能となる。
【0086】
乗用車やバンやトラックなど、バンパの高さは様々であるが、それぞれの高さに応じた三次元オブジェクトを合成することによって、三次元オブジェクトと他車両との相対位置関係が分かり易くなる。例えば、車高の低い車が高すぎる三次元オブジェクトに隠されたり、バンパの高いトラックに対して低すぎる三次元オブジェクトを合成しても、トラックと三次元オブジェクトとの相対関係が分かりづらくなるといった不具合を解決することができる。
【0087】
図29は、障害物と自車両までの距離に応じて、三次元オブジェクトの表示色を変える例を示したものである。自車両により近い部分の三次元オブジェクト85aについては他の三次元オブジェクト85とは表示色を変え、あるいは点滅表示させるなどして強調表示する。これにより、運転者の注意を引き、障害物の見落としを防止し、安全運転を促すことができる。
【0088】
尚、図24から図29では、第1の実施の形態におけるバリエーションを説明したが、これらのバリエーションで示した合成画像を視点変換することで、第2の実施の形態にも同様に適用可能である。
【0089】
上述した第1、第2の実施の形態においては、主として、自車両の後方の画像を生成したが、本発明はこれに限るものではなく、前方の画像や側方の画像を生成する場合にも適用可能である。
【0090】
また、上述した第2の実施の形態においては、車両の姿勢に基づく路面モデルを用いて、車載カメラの撮像画像を真上からみたような画像に変換合成したが、路面モデルだけではなく遠方で立ち上がるような三次元モデルを用いて変換合成しても、また真上からだけでなく斜めから見たような画像を合成するものでもよい。
【0091】
更に、上述した第1、第2の実施の形態においては、2台の車載カメラ15、16によるステレオ測距の手法を用いて障害物を検知したが、別の方法を用いても良い、たとえばレーザ光線や超音波、パターン光照射などによる方法によって障害物を検知することでもよい。
【0092】
更にまた、本発明の運転支援装置を構成する各手段は、その全部または一部をコンピュータに実行させるプログラムで実現可能である。
【0093】
以上説明した様に、上述した実施の形態によれば、障害物の位置を示すライン上にオブジェクトを合成表示するため、障害物までの距離と方向をより判り易く正確に運転者に提示可能となり、運転者は、車両周囲の障害物の位置関係と周囲状況をモニタ画面上で直感的に精度良く把握することが可能となる。
【0094】
また、上述した実施の形態によれば、オブジェクトの表示を、自車両からの距離に応じて点滅表示したり色変え表示するため、より接触の虞のある障害物に運転者の注意を促すことができ、見逃しによる接触の虞を防ぐことができる。
【0095】
更に、上述した実施の形態によれば、自車両からの距離や予想軌跡などの複数のガイド線を表示した場合でも、障害物の位置を示すライン上にオブジェクトを合成表示するため、このラインとガイド線とを混同することがなくなり、運転者に障害物を間違いなく認識させることができる。
【0096】
更にまた、上述した実施の形態によれば、オブジェクトの上部分と下部分で明度の異なる2色で表示するため、二次元のオブジェクトであってもこのオブジェクトを運転者に立体物として直感的に認識させることができる。
【0097】
更にまた、上述した実施の形態によれば、乗用車やバンやトラックなど、バンパの高さは様々であるが、それぞれの高さに応じたオブジェクトを合成表示するため、オブジェクトと他車両の関係を分かり易く運転者に提示可能となる。
【0098】
これにより、運転者の負担が軽減され、正確で安全な運転を促すことが可能となる。
【0099】
【発明の効果】
本発明によれば、モニタ画面上で運転者が障害物の周囲状況を直感的に且つより精度良く確認することができ、運転者の負担を軽減することができる運転支援装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る運転支援装置のブロック構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る運転支援装置の撮像手段である車載カメラの取り付け図
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る運転支援装置の一方の車載カメラによる撮影映像を示す画面を示す図
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る運転支援装置の他方の車載カメラによる撮影映像を示す画面を示す図
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る図3の画像と図4の画像を重ね合わせたときのズレを示す図
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る図3の画像のエッジを強調した図
【図7】本発明の第1の実施の形態における運転支援装置のブロック設定手段が視差探索のために行うブロック設定説明図
【図8】本発明の第1の実施の形態における2台の車載カメラの視差説明図
【図9】本発明の第1の実施の形態における2台の車載カメラ間における視差がモニタ画面上でどのように変化するかを示す図
【図10】本発明の第1の実施の形態における視差探索の限界を説明する図
【図11】本発明の第1の実施の形態における運転支援装置のサブピクセル推定信頼性手段の補完処理説明図
【図12】本発明の第1の実施の形態における障害物検出の説明図
【図13】本発明の第1の実施の形態における障害物検出の説明図
【図14】本発明の第1の実施の形態における障害物検出の説明図
【図15】本発明の第1の実施の形態に係る運転支援装置で用いる3Dオブジェクトを示す図
【図16】本発明の第1の実施の形態に係る運転支援装置で用いる3Dオブジェクトを合成表示した図
【図17】本発明の第1の実施の形態に係る運転支援装置で用いる3Dオブジェクトを合成表示し更に予測軌跡及び距離ガイド線を重畳表示した図
【図18】本発明の第1の実施の形態に係る運転支援装置で障害物が存在しないときの予測軌跡及び距離ガイド線を表示した図
【図19】本発明の第2の実施の形態に係る運転支援装置のブロック構成図
【図20】本発明の第2の実施の形態に係る運転支援装置における視点変換の説明図
【図21】本発明の第2の実施の形態の説明図
【図22】本発明の第2の実施の形態で3Dオブジェクトを合成表示した図
【図23】本発明の第2の実施の形態で3Dオブジェクトを合成表示し更に更に予測軌跡及び距離ガイド線を重畳表示した図
【図24】本発明の第2の実施の形態における3Dオブジェクトのバリエーションを示す図
【図25】本発明の第2の実施の形態における3Dオブジェクトのバリエーションの1つを合成表示した図
【図26】本発明の第2の実施の形態における3Dオブジェクトのバリエーションの1つを合成表示した図
【図27】本発明の第2の実施の形態における3Dオブジェクトのバリエーションの1つを合成表示した図
【図28】本発明の第2の実施の形態における3Dオブジェクトの表示方法のバリエーションの一例を示す図
【図29】本発明の第2の実施の形態における3Dオブジェクトの表示方法のバリエーションの他例を示す図
【図30】従来の運転支援装置で用いる視点変換の説明図
【図31】従来の運転支援装置の車載カメラによるモニタ画面表示例を示す図
【図32】従来の運転支援装置の説明図
【図33】従来の運転支援装置で視点変換を施した変換画像を示す図
【図34】従来の運転支援装置の不具合説明図
【図35】従来の運転支援装置の車載カメラによるモニタ画面表示例を示す図
【図36】従来の運転支援装置の説明図
【図37】従来の運転支援装置で視点変換を施した変換画像の不具合説明図
【符号の説明】
15、16 車載カメラ(撮像手段)
19 路面
31、33 水平エッジ抽出手段
32 ブロック設定手段
34 デフォルト視差データ算出手段
35 探索手段
36 サブピクセル推定信頼性判定手段
37 車両姿勢検出手段
38 障害物検知手段
39 3Dオブジェクト記憶手段
40 舵角情報検出手段
41 軌跡算出手段
42 3D画像合成手段
43 表示手段
50、51、θ1〜θn 視差
68、71 走査線
72 障害物の位置を示すライン
73、85、86 3Dオブジェクト
75、75a、76、76a 軌跡ガイド線
77、77a、78、78a、79、79a 距離ガイド線
87 二次元オブジェクト
81 3D画像合成路面投影手段

Claims (12)

  1. 車両の周囲を撮影する撮像手段と、前記車両の周囲に存在する障害物を検知する障害物検知手段と、前記障害物検知手段が前記障害物を検知したとき前記撮像手段による撮像画像に前記撮像画像中の障害物画像の路面境界位置に仮想的なオブジェクトを合成した合成画像を生成する画像合成手段と、前記画像合成手段により生成された前記合成画像を表示する表示手段とを備えることを特徴とする運転支援装置。
  2. 車両の周囲を撮影する撮像手段と、前記車両の周囲に存在する障害物を検知する障害物検知手段と、前記障害物検知手段が前記障害物を検知したとき前記撮像手段による撮像画像に前記撮像画像中の障害物画像の路面境界位置に仮想的なオブジェクトを合成した合成画像を生成すると共に前記合成画像を視点変換した視点変換画像を生成する画像合成手段と、前記画像合成手段により生成された前記視点変換画像を表示する表示手段とを備えることを特徴とする運転支援装置。
  3. 前記障害物検知手段は、前記撮像手段による撮像画像を解析して障害物を検知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の運転支援装置。
  4. 前記撮像手段は、垂直方向に異なる位置に設置された少なくとも2台の撮像手段で構成され、前記障害物検知手段は、前記撮像手段の各々の撮影画像を比較して前記障害物を検知することを特徴とする請求項3に記載の運転支援装置。
  5. 前記画像合成手段は、前記車両から前記障害物までの距離に応じて前記オブジェクトの表示を変化させて前記合成画像を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の運転支援装置。
  6. 前記画像合成手段は、前記車両からの距離を示すガイド線を合成して前記合成画像を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の運転支援装置。
  7. 前記画像合成手段は、前記車両の予測軌跡を示すガイド線を合成して前記合成画像を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の運転支援装置。
  8. 前記画像合成手段は、前記障害物検知手段の検知した障害物が前記車両の予測軌跡上に存在し前記車両から所定距離内に近づいたとき前記車両から最も近い前記オブジェクトを強調表示する合成画像を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の運転支援装置。
  9. 前記オブジェクトは三次元画像であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の運転支援装置。
  10. 前記オブジェクトは二次元画像であり、同系色の少なくとも2色によって色分け表示されることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の運転支援装置。
  11. 前記二次元画像のオブジェクトは、上部と側部とで異なる色に塗り分けられ、前記上部が前記側部より明るい色で表示されることを特徴とする請求項10に記載の運転支援装置。
  12. 前記オブジェクトの高さは、前記障害物の高さに応じて調整されることを特徴とする請求項第1乃至請求項11のいずれかに記載の運転支援装置。
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