JP4687160B2 - 周辺監視装置 - Google Patents

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本発明は、第1撮像手段と第2撮像手段で撮像した画像を差分処理して立体物を抽出し、抽出した立体物の中から車両にぶつかりそうな立体物を障害物として検出する周辺監視装置に関する。
従来より、車両の周囲に存在する障害物を検出する周辺監視装置としては、例えば、特許文献1に記載されるものが知られている。図14は、従来の周辺監視装置100の概略構成図である。
従来の周辺監視装置100は、第1,第2撮像装置101,102が、撮影範囲が重なるように取付方向を調整されて車両の前方に設置されている。第1,第2撮像装置101,102は、A/D変換器103,104を介して障害物検出用計算機105に接続し、障害物検出用計算機105で得られた障害物に対する警告、距離等を警告又は距離表示手段109に表示する。障害物検出用計算機105は、立体検出手段106が立体物を検出すると、障害物検出手段107が立体検出手段106が検出した立体物の中から障害物を検出し、視差計算手段108が自車両から障害物検出手段107で検出された障害物までの距離を算出し、危険度の高い障害物から順に検出して表示手段109に表示させる。
周辺監視装置100の動作について具体的に説明する。図15は、従来の周辺監視装置100に設置された第1,第2撮像装置101,102が撮像した画像の合成について説明する図である。
第1撮像装置101は、図15(a)に実線で示す画像を撮像し、障害物検出用計算機105に出力する。また、第2撮像装置102は、図15(b)に点線で破線で示す画像を撮像し、障害物検出用計算機105に出力する。障害物検出用計算機105は、図15(a)に示すように、第1撮像装置101が撮像した画像と第2撮像装置102が撮像した画像を差分処理し、図15(b)の斜線部に示すように残った領域を立体物として抽出する。
図16は、従来の周辺監視装置100が、視界を複数の領域に区切り、最も危険な領域に存在する立体物を障害物として検出する例を示す図である。
障害物検出用計算機105は、自車両の位置からの距離、自車両の走行する中心線をパラメータとして、表示手段109に表示される視界を自車両に近い位置から遠い位置に向かって複数の危険領域R1,R2,R3,R4,R5に区切り、最も近い危険領域R1から順に立体物の存在を検出する。つまり、認識したい立体物から順に検出する。立体物の検出を一定の順序で行う過程の中で、自車両の進行方向上にある最も危険な位置に存在する立体物があるか否かを判断し、あると判断した場合に、その立体物を障害物として検出し、その検出結果を警報又は距離表示手段109に表示する。これにより、周辺監視装置100は、自車両の走行進路上の危険を効率的に発見して運転手に知らせることができる。
特開平7−294251号公報(段落0014〜0021及び図5参照)。
しかしながら、従来の周辺監視装置100は、図16に示すように、危険領域R1〜R5を含む画像を取得するように第1,第2撮像装置101,102を車両に設置し、表示手段109の視界のほぼ全域で障害物を検出するようにしていた。そのため、従来の周辺監視装置100は、複数の撮像装置101,102を同じような場所に同じような高さで設置し、同じような領域の画像を取得する場合には、完全な形状の障害物を自車両との位置関係を含めて表示手段109に表示することができるが、複数の撮像装置101,102が撮像する画像が一部分でしか重複しない場合には、重複範囲の境界にある障害物を完全な形状で正確な位置に表示できないことがあった。そのため、運転手がディスプレイ上のどこに障害物があるのかを確認しにくかった。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、障害物を表示手段にわかりやすく表示して、運転手に視認しやすくすることができる周辺監視装置を提供することを目的とする。
本発明に係る周辺監視装置は、上記課題を解決するために以下の構成を有している。
(1)第1撮像手段と第2撮像手段で撮像した画像に基づいて立体物を抽出し、抽出した立体物の中から車両にぶつかりそうな立体物を障害物として検出する周辺監視装置において、障害物に施す強調表示を作成する強調表示処理手段と、表示手段に表示される画像上に、前記強調表示手段が作成した強調表示を描画する描画処理手段と、を有することを特徴とする。
(2)(1)に記載の発明において、第1撮像手段と第2撮像手段が車両側面に設置されており、第1撮像手段が撮像した画像の使用範囲と、第2撮像手段が撮像した画像の使用範囲の境界線の位置を第1撮像手段と第2撮像手段とが配置される位置を結ぶ直線上に設定し、第1撮像手段が撮像した画像と第2撮像手段が撮像した画像とを合成して表示手段に表示する合成画像を作成する合成画像作成手段を有することを特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載の発明において、車速を検出する車速検出手段と、車両の移動方向を検出する移動方向検出手段とから車速と車両の移動方向を入力し、車両が移動する軌跡を推定する推定軌跡作成処理手段と、推定軌跡生成処理手段が推定した推定軌跡上に立体物があるか否かを判断し、推定軌跡上に立体物があると判断した場合に、当該立体物を障害物と判定し、強調表示処理手段に該障害物に施す強調表示を作成させる第1衝突判定処理手段と、を有することを特徴とする。
(4)(3)に記載の発明において、障害物の位置変化を検出して障害物の移動方向と移動速度を演算し、所定時間経過後における障害物の位置を推定する障害物移動方向及び速度演算処理手段と、障害物移動方向及び速度演算処理手段が推定した障害物の位置が、推定軌跡上にある場合に、強調表示処理手段に該障害物に施す強調表示を作成させる第2衝突判定処理手段と、を有することを特徴とする。
(5)(1)乃至(4)の何れか一つに記載の発明において、第1撮像手段が撮像する画像、又は、第2撮像手段が撮像する画像の中から、障害物の形状と相似な画像を検出する相似画像検出手段を有し、強調表示処理手段が、相似画像検出手段が検出した画像に施す強調表示を作成するものであることを特徴とする。
(6)(1)乃至(5)の何れか一つに記載の発明において、描画手段が、強調表示処理手段が作成した強調表示を合成画像に描画したものを表示手段に表示させるときに、警報音を発生する警報音出力手段を有することを特徴とする。
(7)(1)乃至(6)の何れか一つに記載の発明において、表示手段が表示する画像に自車両を示すアイコンを描画するものであることを特徴とする。
次に、上記構成を有する周辺監視装置の作用効果について説明する。
本発明の周辺監視装置は、第1撮像手段と第2撮像手段が撮像した画像の中から検出した障害物に施す強調表示を作成し、表示手段に表示される画像に強調表示を描画するので、障害物の位置や範囲などを表示手段にわかりやすく表示して、運転手に視認しやすくすることができる。
特に、第1撮像手段と第2撮像手段が車両側面に設置されている場合には、第1撮像手段が撮像する画像と第2撮像手段が撮像する画像とが重複する部分があり、そのまま合成しても、障害物の形状が欠けたり、位置ずれするおそれがある。そこで、第1撮像手段が撮像した画像の使用範囲と、第2撮像手段が撮像した画像の使用範囲との境界線を、第1撮像手段と第2撮像手段が配置される位置を結ぶ直線上に設定することにより、重複範囲において何れか一方の画像を使用するので、重複範囲に存在する障害物をシームレスに明確に表示できる。また、障害物の数や位置関係が合成画像上に正しく表示され、運転手が車両と障害物との位置関係を把握しやすい。
本発明の周辺監視装置は、車速検出手段から車速を入力するとともに、移動方向検出手段から車両の移動方向を入力して車両が移動する軌跡を推定しており、この推定軌跡上に立体物があるときには、車両がその立体物に接近してぶつかる可能性がある。そこで、その立体物を障害物と判定して強調表示し、表示手段に合成画像とともに表示するようにする。これにより、運転手に障害物の存在を早くから知らせることができる。
また、障害物が移動する場合には、障害物の位置変化を検出して障害物の移動方向と移動速度を演算すると、所定時間経過後の障害物の位置を推定することが可能である。推定した障害物が推定軌跡上にある場合には、例えば車両が直進している場合であっても、障害物が車両に近寄ってきてぶつかる可能性がある。そこで、その障害物に施す強調表示を作成し、合成画像とともに表示手段に表示する。これにより、運転手に障害物が近寄って来て衝突するおそれがあることを早くから知らせることができる。
ところで、立体物は、第1撮像手段と第2撮像手段が撮像した画像を差分処理することにより検出される。そのため、第1撮像手段と第2撮像手段の画像が重複していない範囲では、立体物を検出できず、さらには障害物を検出できない。一方、障害物は、厳密には見る位置によって形状が異なるが、瞬時に形状が識別できないほど変化するものは殆どないと考えられる。そこで、障害物と相似な画像を第1撮像手段と第2撮像手段が撮像した画像の中から相似な物体を検出し、その画像を強調表示して表示手段に合成画像とともに表示するようにすれば、第1撮像手段と第2撮像手段の画像が重複しない範囲内であっても、実質的に障害物を検出して強調表示することができる。よって、第1,第2撮像手段が撮像する画像の全範囲で障害物を検出して強調表示することができ、運転手の視認性を良好にすることができる。
なお、強調表示処理手段が作成した強調表示を合成画像に描画したものを表示手段に表示するときに、警報音を発生するので、警報音によってディスプレイに障害物が表示されていることを運転手に知らせ、表示手段を見ることを促すことができる。この場合、警報音は、自車両の推定軌跡上に障害物がある場合に発せられるものとし、自車両の推定軌跡上に障害物がない場合には、警報音を鳴らさずに強調表示のみ表示してもよい。
また、表示手段に自車両のアイコンを表示するので、運転手は強調表示した障害物と自車両との位置関係を一目で認識できる。
次に、本発明に係る周辺監視装置の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、周辺監視システム1の概略構成図である。
周辺監視システム1は、車両2、第1カメラ3、第2カメラ4、ディスプレイ5、スピーカ6、周辺監視ECU7、ヨーレートセンサ8、右後輪車輪速センサ9、左後輪車輪速センサ10などで構成されている。本実施形態では、周辺監視ECU7が「周辺監視装置」を構成する。
周辺監視システム1は、第1カメラ3と第2カメラ4を用いて助手席側前方周辺の画像を取得するステレオカメラ方式を採用する。第1カメラ3は、前側フェンダーの助手席側前方端部付近に取り付けられ、光軸が前方斜め下向きになるように設置される。また、第2カメラ4は、助手席側ドアミラー11の下面に取り付けられ、光軸が前方斜め下向きになるように設置される。第1,第2カメラ3,4自体は、図中一点鎖線で示すように、広角レンズにより左右140度の視野を確保し、前方30m程度まで撮像できるようになっている。なお、本実施形態では、第1カメラ3を前側フェンダーに取り付けたが、前側バンパーに取り付けても良い。
ディスプレイ5は、車両2の室内のセンターコンソール又はパネル面に備え付けられている。ディスプレイ5は、例えば、第1,第2カメラ3,4が撮像した画像や、その画像に重ね合わせて強調表示枠Wを表示する。
スピーカ6は、車両2のステレオ等にも共用される。スピーカ6は、警報や警告アナウンス等を聴覚的に出力する。
周辺監視ECU7は、第1,第2カメラ3,4で撮像した画像から障害物を検出し、その障害物を強調表示枠Wで囲ってディスプレイ5に表示するものである。周辺監視ECU7の詳細な構成については後述する。
ヨーレートセンサ8は、インパネの内側に取り付けられ、ヨーレートを検出して周辺監視ECU7に出力している。
右後輪車輪速センサ9及び左後輪車輪速センサ10は、車両2の車輪に取り付けられたアクティブ車輪速センサからなり、車輪の回転速度を検出して周辺監視ECU7に速度信号を出力している。
次に、周辺監視ECU7の構成について説明する。図2は、周辺監視ECU7のブロック図である。図2の矢印は、処理の流れを示している。
図2に示すように、周辺監視ECU7は、切替手段21、画像入力手段22、座標変換処理手段25、描画手段28により第1,第2カメラ3,4が撮像した画像を合成し、その合成画像をディスプレイ5に表示する。
周辺監視ECU7は、第1,第2カメラ3,4で撮像した画像を切替手段21によって所定時間毎に交互に切り替えて、映像入力手段22に入力する。映像入力手段22は、第1カメラ3が撮像した画像を第1キャプチャバッファ23に格納する一方、第2カメラ4が撮像した画像を第2キャプチャバッファ24に格納している。つまり、第1,第2カメラ3,4が撮像した画像を区別して認識できるように、別々に格納している。座標変換処理手段25は、第1キャプチャバッファ23と第2キャプチャバッファ24から画像データを読み出し、予め作成しておいた座標変換テーブル26の情報に従って合成画像を作成する。なお、座標テーブル26には、合成画像において境界線を規定するために、第1カメラ3における撮像画像の使用範囲と、第2カメラ4における撮像画像の使用範囲の情報が作成されている。作成した合成画像は、表示バッファ27に入力される。描画処理手段28は、描画処理(車両の軌跡や、後述する強調表示枠を合成画像上に加える処理など)を行った後にディスプレイ5に出力される。
また、周辺監視ECU7は、差分処理手段30、障害物検出処理手段31、障害物移動方向及び速度演算処理手段32、推定軌跡作成処理手段33、衝突判定処理手段34、強調表示処理手段35、表示バッファ27を介し、描画処理手段28により、障害物を囲む枠を作成して合成画像に表示する。
差分処理手段30は、第1,第2キャプチャバッファ23,24から第1,第2カメラ3,4が撮像した画像を取り込んでマッチングをとり、視差をもとに路面からの立体物を検出する。差分処理手段30は、障害物検出の基本となる立体物を検出するものであるから、立体物をできる限り正確な位置や形状で検出し、ディスプレイ5上に表示できるようにすることが望ましい。しかし、第1,第2カメラ3,4の撮像範囲の重複範囲V3が狭いため、立体物を検出するための工夫が必要となる。
図3は、第1カメラ3と第2カメラ4の撮像範囲を示す図である。
第1,第2カメラ3,4は、前方を140度の広角で撮像するが、第2カメラ4は、撮像画像に車両2が映るため、実際に周辺を映すことができるのは領域V2となる。そのため、第1カメラ3の撮像範囲V1と第2カメラ4の撮像範囲V2とは、重複範囲V3において重複し、差分処理手段30は、重複範囲V3内で立体物を検出することが可能である。
図4は、第1カメラ3と第2カメラ4の撮像範囲の使用範囲A1,A2とその境界線Bを示す図である。
一方、第1カメラ3と第2カメラ4の撮像画像は、境界線Bを基準に合成される。すなわち、上述した座標変換処理手段25は、境界線Bを第1カメラ3と第2カメラ4とが配置される位置を結ぶ直線上とするように画像の変換処理を行う。つまり、第1カメラ3と第2カメラ4の光軸の中心とカメラ先端部を結んだ直線を境界線Bとし、図中境界線Bの右側を第1カメラ3の撮像画像の使用範囲A1とし、図中境界線Bの左側を第2カメラ4の撮像画像の使用範囲A2とする。従って、第1カメラ3と第2カメラ4が撮像する画像が同じパターンであれば、境界線Bを境に使用範囲A1と画像と使用範囲A2の画像をつないで合成しても、立体物がほぼ正確な形状で画像表示されると考えられる。
図5は、立体物Xと撮像範囲との位置関係を示す図である。
ところが、境界線Bで使用範囲A1,A2を区切ると、第2カメラ4の撮像画像の使用範囲A2に車両2のフェンダー部が映り、そのまま使用範囲A2の画像を使用して合成画像を作成すると、ディスプレイ5の画像中央部に車両2が縦に映り、画像がみにくくなることがある。そのため、この場合には、周辺監視ECU7がフェンダー部を含まないように使用範囲A2を使用範囲A2’に修正する。このように、使用範囲A2を使用範囲A2’に修正すると、境界線A3と使用範囲A2’との間に第2カメラ4の撮像画像を使用しない空白の領域A3が生じるため、領域A3については第1カメラ3の撮像画像を使用することになる。これに対し、第1カメラ3と第2カメラ4は、設置位置が異なり、視点が車両前後方向や車両幅方向、さらには車高方向に異なるため、同一立体物Xを撮像する場合でも、立体物Xの見え方が異なり、立体物Xを正確な位置や形状で表示できないことがある。
図6は、図5に示す場合における第1カメラ3と第2カメラ4によって取得される画像を示す図であって、(a)は第1カメラ3が取得した画像を示し、(b)は第2カメラ4が取得した画像を示し、(c)は合成画像を示す。
第1カメラ3は、第2カメラ4と比べて立体物Xに対する視点が車両後方及び車両右側(運転席側)にずれているため、図6(a)に示すように、立体物Xが左側に傾いて映る。一方、第2カメラ4は、視点が立体物Xに対してぼぼ正面にあるため、図6(b)に示すように、立体物Xが路面から垂直に立った状態で映る。第2カメラ4の撮像画像を使用範囲A3で使用する場合、第1カメラ3の使用範囲A1の画像と第2カメラ4の使用範囲A3の画像をそのまま繋げて合成すると、図6(c)に示すように、合成画像上で立体物Xが欠け、正確な形状を認識できなくなることがある。また、マッチングをとっても、立体物の形状や位置を正確に認識できないおそれがある。よって、第1カメラ3を車両2のフェンダー側に近づけて領域A3をできる限り狭め、立体物Xの映る角度に違和感を生じにくくすることが望ましい。本実施形態では、車両2が四駆自動車であり、補助ミラー12(図1参照。)の直下に第1カメラ3を設置している。
図7は、図5に示す場合における第1,第2カメラ3,4と立体物Xの距離差を説明する図である。
また、第1,第2カメラ3,4は、設置位置が車両前後方向及び高さ方向に異なっており、立体物Xの頂部までの距離l1,L1と、立体物Xが接地する路面までの距離l2,L2がそれぞれ異なる。この場合、第1カメラ3の合成縮尺l2/l1と、第2カメラ4の合成縮尺L2,L1とが一致しない。かかる場合に、差分処理手段30が、路面からの立体物を検出するために、路面に合わせて縮尺を設定すると、図8に示すように、第1カメラ3と第2カメラ4とで同一立体物Xの映り方が変わってしまう。
図8は、図5に示す場合におけるカメラ距離差による立体物Xの見え方を示す図であって、(a)は第1カメラ3が撮像した画像のイメージ図であり、(b)は第2カメラ4が撮像した画像のイメージ図である。
すなわち、第1カメラ3は、立体物Xを近距離から斜め下方に向かって撮像するため、図8(a)に示すように、立体物Xの頂部に向かって拡大する画像となる。一方、第2カメラ4は、立体物Xを第1カメラ3より後方に離れた位置で正面から撮像するため、図8(b)に示すように、立体物Xをほぼ正しい形状で撮像できる。この場合に、単に使用範囲A1の画像と使用範囲A2(もしくは使用範囲A2’)の画像をつなぎ合わせても、立体物の形状や位置を正しく認識できない。また、マッチングをとっても立体物の形状や位置を正しく認識できないおそれがある。そのため、座標変換処理手段25や差分処理手段30は、立体物のある高さを基準にした縮尺と、路面を基準にした縮尺との差が許容範囲を超えている場合には、路面ではなく、立体物X(高さ方向)に縮尺を変えて画像を補正し、立体物Xを検出するようにしている。
図9は、補正後の立体物の見え方を示す図であって、(a)は第1カメラ3が撮像した画像の補正後のイメージ図であり、(b)は第2カメラ4が撮像した画像の補正後のイメージ図である。
立体物の高さ方向に縮尺を合わせた場合、第1カメラ3が撮像した画像は、図9(a)に示すように、立体物Xの高さ方向に圧縮され、第1カメラ3が撮像した立体物Xの画像パターンが図9(b)に示す第2カメラ4が撮像した立体物Xの画像パターンに近づけられる。よって、差分処理手段30は、縮尺を変えた後に差分処理を行えば、ミスマッチングを低減させ、立体物の検出精度を向上させることが可能である。
図2に戻って、差分処理手段30の処理結果は、障害物検出処理手段31に出力され、検出された立体物の中から障害物となりうる障害物候補を検出する。ここで、「障害物」とは、車両2の走行に邪魔になる立体物をいい、車種毎に定められる。車種によって、車高や車幅、内輪差などが異なり、障害物となる基準が異なるからである。本実施形態では、車両2が四駆自動車であり、障害物検出処理手段31は20cm以上の高さを有する立体物を障害物候補として検出するものとする。障害物検出処理手段31の検出結果は、障害物移動方向及び速度演算処理手段32に出力される。
また、障害物検出手段31は、図3に示す第1,第2カメラ3,4の撮像画像の重複範囲V3から外に障害物が移動すると、差分処理手段30が当該障害物を立体物として認識できなくなり、強調表示枠Wで囲って表示できなくなるおそれがあるため、重複範囲V3を出た障害物についても障害物候補として検出している。すなわち、障害物の外形は大きく変化するものではなく、第1,第2カメラ3,4に同じような画像パターンで映ると考えられる。そのため、障害物検出手段31は、過去に障害物として検出した立体物の画像パターンに基づいて相似形を作成し、その相似形に類似する画像パターンが第1,第2カメラ3,4の撮像画像内にあるか否かを判断する。そして、相似形に似た画像パターンを発見した場合には、その画像パターンも障害物候補として検出し、検出結果を障害物移動方向及び速度演算処理手段32に出力する。
障害物移動方向及び速度演算処理手段32は、障害物検出処理手段31の検出結果を所定数蓄積し、蓄積した検出結果をもとに、障害物候補がどれくらいの速さでどちら方向に移動しているかを検出する。つまり、障害物移動方向及び速度演算処理手段32は、障害物候補の推定移動軌跡を予測する。障害物移動方向及び速度演算処理手段32は、障害物候補の推定移動軌跡を衝突判定処理手段34に出力する。
一方、推定軌跡作成処理手段33は、ヨーレートセンサ8、右後輪車輪速センサ9及び左後輪車輪速センサ10からヨーレートと車速をそれぞれ入力し、車両2が走行するであろう推定軌跡を推定する。推定軌跡作成処理手段33は、推定軌跡を推定衝突判定処理手段34に出力する。
衝突判定処理手段34は、推定軌跡上にある障害物候補を障害物として認定する。障害物候補として検出されたものであっても、車両2の推定軌跡上にない障害物候補は、車両2にぶつかる可能性が低い。このような障害物候補を障害物と判定して強調表示や警報等を出力すると、かえって運転手を惑わすおそれがある。そのため、衝突判定処理手段34は、障害物移動方向及び速度演算処理手段32から入力した障害物候補の推定移動軌跡と、推定軌跡作成手段28から入力した推定軌跡を比較して、所定時間経過後(本実施形態では1秒後)に障害物候補が推定軌跡上にあるかどうかを判定する。推定軌跡上に障害物候補がないと判定した場合には、他の処理手段に信号を出力することなく、次に衝突判定を行うまで待機する。一方、推定軌跡上に障害物候補があると判定した場合には、その障害物候補の形状や位置を含む障害物データを強調表示処理手段35に出力する。
図10は、車両2が障害物に寄っていく様子をイメージ的に示す図である。
すなわち、衝突判定処理手段34は、障害物候補Xが停止している場合、推定軌跡Mが障害物候補X上を通過していれば、車両2が当該障害物候補Xに衝突する可能性が高いので、当該障害物候補を障害物と判定し、障害物Xの障害物データを強調表示処理手段35に出力する。
図11は、障害物が車両2に寄っていく様子をイメージ的に示す図である。
また、衝突判定処理手段34は、障害物候補XがX’からX”まで移動したため、数秒後にはX1まで移動し推定移動軌跡Mに侵入すると判定した場合には、当該障害物候補Xを障害物と判定し、障害物データを強調表示処理手段35に出力する。
図2に戻って、強調表示処理手段35は、衝突判定処理手段34から障害物データを入力すると、障害物データが示す障害物全体を囲むように強調表示枠Wを作成し、強調表示枠Wの枠データを表示バッファ27に出力する。強調表示枠Wは、障害物の存在位置をわかりやすくするために、できる限り障害物の外縁に沿って形成することが望ましい。描画処理手段28は、表示バッファ27に格納されている合成画像と強調表示枠Wを読み出し、合成画像上に強調表示枠Wを加えて、ディスプレイ5に出力する。
なお、ディスプレイ5に障害物を強調表示枠Wで囲って表示するだけでなく、障害物と自車両との位置関係が分かれば、運転手に便利である。第1,第2カメラ3,4の撮像画像に車両2が映っている場合、その画像から合成画像上における車両2の位置を特定することが可能である。この場合に、第1,第2カメラ3,4の撮像画像を合成して車両2の画像を作成すると、車両旋回時にタイヤがバンパより前方に飛び出すことがある。そのため、周辺監視ECU7は、座標変換テーブル26に予め車両2を斜め後方から見た形のアイコンを記憶させておき、座標変換処理手段25において第1,第2カメラ3,4の撮像画像から検出した車両2の位置に座標変換テーブル26に記憶されている車両のアイコンJを合成画像上に表示するようにしている。
また、単に、ディスプレイに強調表示枠Wを表示するだけでは、運転手がディスプレイに5に障害物が表示されていることに気づかず、見落とすおそれがある。そのため、衝突判定処理手段34は、車両2にぶつかりそうな障害物があると判定したときには、障害物検出信号を警報音出力手段36に出力し、描画処理手段28が強調表示枠Wを合成画像に描画するのに同期して、障害物の存在を運転手に知らせる警報や警告アナウンスをスピーカ6から出力させる。
次に、本実施形態の周辺監視システム1の動作について具体的事例を用いて説明する。まず、乗り物に乗った子供Kを検出する動作(障害物が車両2に近寄ってくる事例)について説明する。図12は、子供Kを障害物として検出する場合に表示される画像のイメージ図である。
子供Kが横断歩道をわたっている交差点を車両2が左折する場合、子供Kは、差分処理手段30において立体物として検出され、高さが20cm以上あるので障害物検出処理手段31で障害物候補として認識される。子供Kは、車両2が左折する際の推定軌跡上にいるため、衝突判定処理手段34で障害物として認定される。そこで、子供Kを囲う強調表示枠Wが作成され、描画処理手段28において合成画像に描画され、ディスプレイ5に表示される。このとき、スピーカ6から「ピーピー!」といった警報音と、「危険です!」という警告アナウンスが流れ、運転手の注意を喚起する。ディスプレイ5には、合成画像上に斜め後方から見た車両2のアイコンJが表示されており、運転手は、強調表示枠Wで表示された子供Kと車両2の相対位置関係をディスプレイ5上で確認できる。
その後、子供Kが横断歩道上を移動して第1,第2カメラ3,4の撮像画像の重複範囲V3から外に出ても、障害物検出処理手段31が重複範囲V3で検出した子供Kの画像をもとに子供Kの相似形を作成し、その相似形に類似する画像を第1,第2カメラ3,4の撮像画像から探し出して障害物候補として認識するので、子供Kを強調表示枠Wで囲い続けることが可能である。
次に、車両2を縦列駐車する場合について説明する。図13は、縦列駐車する際に前方駐車車両Pを障害物として検出する場合の画像イメージ図である。
縦列駐車する場合には、運転手は、運転席から車両2の前方コーナ部分と前方駐車車両Pとの車間距離が分からず、車両2が前方駐車車両Pに衝突するか否かの判断が困難である。これに対して、周辺監視システム1では、第2カメラ4の撮像画像によれば、車両2のコーナ部分と前方駐車車両Pのコーナ部分との車間距離が分かり、また、第1カメラ3の撮像画像によれば、車両2と前方駐車車両Pとの前後方向の車間距離が分かる。
この場合に、図13に示すように、第1,第2カメラ3,4の撮像画像を合成して前方駐車車両Pを強調表示枠Wで囲み、ディスプレイ5に車両2のアイコンJとともに表示してもよい。
また、運転手は、第1,第2カメラ3,4の撮像画像を個別に表示させ、好みの視点から前方駐車車両Pと車両2の車間距離を確認するようにしてもよい。この場合には、前方駐車車両Pがディスプレイ5に大きく表示されるが、合成画像上の前方駐車車両Pの位置に対応する画像を第1,第2カメラ3,4の撮像画像から抽出し、その撮像画像を囲む強調表示枠Wを作成してディスプレイ5に表示するようにすれば、夜間などで周辺画像をディスプレイ5で見にくくても、障害物となる前方駐車車両Pをディスプレイ5上で確認しやすい。
従って、本実施形態の周辺監視ECU7によれば、第1カメラ3と第2カメラ4が撮像した画像の中から検出した障害物に施す強調表示枠Wを作成し、ディスプレイ5に表示される障害物を強調表示枠Wで囲って強調表示するので(図12参照)、障害物の位置や範囲などをディスプレイ5にわかりやすく表示して、運転手に視認しやすくすることができる。
特に、第1カメラ3と第2カメラ4が車両2の側面に設置され、第1カメラ3が撮像する画像と第2カメラ4が撮像する画像とが重複する部分があり、そのまま合成しても、障害物の形状が欠けたり、位置ずれするおそれがある。そこで、第1カメラ3が撮像した画像の使用範囲と、第2カメラ4が撮像した画像の使用範囲との境界線を、第1カメラ3と第2カメラ4が配置される位置を結ぶ直線上に設定することにより、重複範囲において何れか一方の画像を使用するので(図4参照)、重複範囲に存在する障害物をシームレスに明確に表示できる。また、障害物の数や位置関係が合成画像上に正しく表示され、運転手が車両2と障害物との位置関係を把握しやすい。
本実施形態の周辺監視ECU7は、右後輪車輪速センサ9及び左後輪車輪速センサ10から車速を入力するとともに、ヨーレートセンサ8から車両2のヨーレートを入力して車両2の移動方向を検出し、車両2が移動する軌跡を推定している。推定軌跡上に立体物があるときには、車両2がその立体物に接近してぶつかる可能性がある。そこで、その立体物を障害物と判定して強調表示枠Wを作成し、ディスプレイ5に合成画像とともに表示するようにする(図10参照)。これにより、運転手に障害物の存在を早くから知らせることができる。
また、障害物が移動する場合には、障害物の位置変化を検出して障害物の移動方向と移動速度を演算すると、所定時間経過後の障害物の位置を推定することが可能である。推定した障害物が推定軌跡上にある場合には、例えば車両2が直進している場合であっても、障害物が車両に近寄ってきてぶつかる可能性がある。そこで、その障害物に施す強調表示枠Wを作成し、合成画像とともにディスプレイ5に表示する(図11参照)。これにより、運転手に障害物が近寄って来て衝突するおそれがあることを早くから知らせることができる。
また、本実施形態の周辺監視ECU7は、障害物と相似な画像を第1カメラ3と第2カメラ4が撮像した画像の中から検出し、その画像を強調表示枠Wで囲って強調表示してディスプレイ5に合成画像とともに表示するので、第1カメラ3と第2カメラ4の画像が重複しない範囲内であっても、実質的に障害物を検出して強調表示することができる。よって、第1,第2カメラ3,4が撮像する画像の全範囲で障害物を検出して強調表示することができ、運転手の視認性を良好にすることができる。
なお、強調表示処理手段35が作成した強調表示枠Wを合成画像に描画したものをディスプレイ5に表示するときに、警報音(警告アナウンスを含む。)を発生するので、警報音等によってディスプレイ5に障害物が表示されていることを運転手に聴覚的に知らせ、ディスプレイ5を見ることを促すことができる。この場合、警報音は、自車両2の推定軌跡上に障害物がある場合に発せられるものとし、自車両2の推定軌跡上に障害物がない場合には、警報音を鳴らさずにディスプレイ5に強調表示枠Wのみ表示してもよい。
また、ディスプレイ5に自車両2のアイコンJを表示するので(図12参照)、運転手は強調表示枠Wで囲った障害物と自車両2との位置関係を一目で認識できる。
尚、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施形態では、第1,第2カメラ3,4で車両2の助手席側前方コーナ付近の画像を取得するようにしたが、立体物を検出するものであれば、第1,第2カメラの取付位置や、画像の撮像範囲はこれに限定されない。すなわち、例えば、車両2の助手席側後方コーナ付近の画像を取得するように第1,第2カメラ3,4を設置してもよいし、運転席側のコーナ付近の画像を取得するように第1,第2カメラ3,4を設置してもよい。
(2)例えば、上記実施形態では、車両2の片側の画像を取得するように、第1,第2カメラ3,4を車両3の側面に設置した。これに対して、第1,第2カメラ3,4で車両前方又は後方の画像を広角的に取得するものであってもよい。この場合にも、障害物を強調表示すれば、例えば、ディスプレイ5の画面が暗くて障害物を認識しにくい場合でも、障害物の位置や表示領域を運転手が知ることができる。
(3)例えば、上記実施形態では、車両2の移動方向を検出するためにヨーレートセンサ8を使用したが、ヨーレートセンサに変えてステアリングセンサ等を用いてもよい。また、ヨーレートセンサ8の取付位置は、インパネの内側に限らず、車両2の下面等であってもよい。
(4)例えば、上記実施形態では、障害物を強調表示枠Wで囲って強調表示したが、障害物を塗りつぶして強調表示したり、障害物の最も車両2に近い位置に直線等の印をつけて強調表示してもよい。
本発明の実施形態に係り、周辺監視システムの概略構成図である。 同じく、周辺監視ECUの概略構成図である。 同じく、第1カメラと第2カメラの撮像範囲を示す図である。 同じく、第1カメラと第2カメラの撮像範囲の使用範囲とその境界線を示す図である。 同じく、立体物と撮像範囲との位置関係を示す図である。 同じく、図5に示す場合における第1カメラと第2カメラによって取得される画像を示す図であって、(a)は第1カメラが取得した画像を示し、(b)は第2カメラが取得した画像を示し、(c)は合成画像を示す。 同じく、図5に示す場合におけるカメラと立体物の距離差を説明する図である。 同じく、図5に示す場合におけるカメラ距離差による立体物の見え方を示す図であって、(a)は第1カメラが撮像した画像のイメージ図であり、(b)は第2カメラが撮像した画像のイメージ図である。 同じく、補正後の立体物の見え方を示す図であって、(a)は第1カメラが撮像した画像の補正後のイメージ図であり、(b)は第2カメラが撮像した画像の補正後のイメージ図である。 同じく、車両が障害物に寄っていく様子をイメージ的に示す図である。 同じく、障害物が車両に寄ってくる様子をイメージ的に示す図である。 同じく、子供を障害物として検出する場合に表示される画像のイメージ図である。 同じく、縦列駐車する際に前方駐車車両を障害物として検出する場合の画像イメージ図である。 従来の障害物検出装置の概略構成図である。 従来の障害物検出装置に設置された第1,第2撮像手段が撮像した画像の合成について説明する図であって、(a)は各撮像手段が撮像した画像のイメージ図であり、(b)は第1,第2撮像手段が撮像した画像を合成した画像のイメージ図を示す。 従来の障害物検出装置が、視界を複数の領域に区切り、最も危険な領域に存在する立体物を障害物として検出する例を示す図である。
符号の説明
2 車両
3 第1カメラ
4 第2カメラ
5 ディスプレイ
7 周辺監視ECU
8 ヨーレートセンサ
9 右後輪車輪速センサ
10 左後輪車輪速センサ
23 第1キャプチャバッファ
24 第2キャプチャバッファ
27 表示バッファ
28 描画処理手段
30 差分処理手段
32 障害物移動方向及び速度演算処理手段
33 推定軌跡作成処理手段
34 衝突判定処理手段
35 強調表示処理手段

Claims (6)

  1. 第1撮像手段と第2撮像手段で撮像した画像に基づいて立体物を抽出し、抽出した立体物が車両に衝突するか否か判定し、前記車両に衝突すると判定された立体物を障害物として検出する周辺監視装置において、
    前記障害物に施す強調表示を作成する強調表示処理手段と、
    表示手段に表示される画像上に、前記強調表示処理手段が作成した強調表示を描画する描画処理手段と、
    前記第1撮影手段の撮影範囲と、前記第2撮影手段の撮影範囲とは、重複している重複範囲があり、前記重複範囲で前記立体物を検出すると共に、前記第1撮像手段の撮影範囲、又は、第2撮像手段の撮影範囲の中から、前記障害物の形状と相似な画像を検出する相似画像検出手段とを有すること、
    前記強調表示処理手段が、前記相似画像検出手段が検出した画像に施す強調表示を作成するものであることを特徴とする周辺監視装置。
  2. 請求項1に記載する周辺監視装置において、
    前記第1撮像手段と前記第2撮像手段が車両側面に設置されており、前記第1撮像手段が、前記第1撮像手段の撮影範囲で撮像した画像の使用範囲と、前記第2撮像手段が、第2撮像手段の撮影範囲で撮像した画像の使用範囲の境界線の位置を前記第1撮像手段と前記第2撮像手段とが配置される位置を結ぶ直線上に設定し、前記第1撮像手段が撮像した画像と前記第2撮像手段が撮像した画像とが、前記境界線を基準に合成して前記表示手段に表示する合成画像を作成する合成画像作成手段を有することを特徴とする周辺監視装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する周辺監視装置において、
    車速を検出する車速検出手段と、車両の移動方向を検出する移動方向検出手段とから車速と車両の移動方向を入力し、車両が移動する軌跡を推定する推定軌跡作成処理手段と、
    前記推定軌跡作成処理手段が推定した前記推定軌跡上に前記立体物があるか否かを判断し、前記推定軌跡上に前記立体物があると判断した場合に、当該立体物を障害物と判定し、前記強調表示処理手段に該障害物に施す強調表示を作成させる第1衝突判定処理手段と、を有することを特徴とする周辺監視装置。
  4. 請求項3に記載する周辺監視装置において、
    前記障害物の位置変化を検出して前記障害物の移動方向と移動速度を演算し、所定時間経過後における前記障害物の位置を推定する障害物移動方向及び速度演算処理手段と、
    前記障害物移動方向及び速度演算処理手段が推定した障害物の位置が、前記推定軌跡上にある場合に、前記強調表示処理手段に該障害物に施す強調表示を作成させる第2衝突判定処理手段と、を有することを特徴とする周辺監視装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載する周辺監視装置において、
    前記描画処理手段が、前記強調表示処理手段が作成した強調表示を合成画像に描画したものを前記表示手段に表示させるときに、警報音を発生する警報音出力手段を有することを特徴とする周辺監視装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載する周辺監視装置において、
    前記表示手段が表示する画像に自車両を示すアイコンを描画するものであることを特徴とする周辺監視装置。
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