JP4743756B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、一部非舗装路面も走行する主にオンロード走行用の空気入りタイヤに関し、詳細には、トレッド中央部の耐摩耗性、ショルダー部の耐偏摩耗性及び発熱耐久性をバランス良く向上させた空気入りタイヤに関する。
従来、このような空気入りタイヤのトレッドパターンとしては、駆動力、制動力に優れたラグ型パターン、或いはラグ型パターンの特徴を有しつつ、操縦安定性に優れたリブ型パターンの特徴を兼ね備えたリブラグ型パターンが知られている。
図5は従来のリブラグ型パターンの一例をトレッド踏面側から見た図を示す。このトレッドパターン41は、トレッドの周方向にジグザグに延びる3本の主溝42,43,44と、それらの主溝によってトレッドの幅方向中央部に区画された2本のセンターリブ45,46と、主溝43,44とトレッド端とにより区画された2本のショルダーリブ47,48とを備えている。また、両側のショルダーリブ47,48は、トレッド端から主溝43,44の方向(トレッド中央部へ向かう方向)へ行き止まりに延びる幅方向のラグ溝49,50を有する(特許文献1参照)。
図6は従来のリブラグ型パターンの別の一例をタイヤ外周面側から見た図を示す。このトレッドパターン51は、トレッドの周方向にジグザグに延びる4本の主溝52,53,54,55と、トレッド幅方向中央側の2本の主溝52,53に挟まれてタイヤ赤道CL上に区画されたセンターリブ56と、トレッド幅方向中央側の2本の主溝52,53とそれぞれのトレッド端側の主溝54,55とに挟まれて区画された中間リブ57,58と、トレッド端側の主溝54,55とトレッド端とに挟まれて区画されたショルダーリブ59,60とを備えている。また、両側のショルダーリブ59,60は、トレッド端から主溝54,55の方向へ行き止まりに延びる幅方向のラグ溝61,62を有する(特許文献2参照)。
特開2003−127616号公報 特開平8−244413号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたような3本の主溝を備えたリブラグ型パターンにおいては、トレッドの幅方向中心(赤道CL)に主溝が配置されるため、トレッド中央部の剛性が低下する。このため、トレッド中央部の耐摩耗性が悪化するという問題がある。
一方、特許文献2に開示されているような4本の主溝を備えたリブラグ型パターンにおいては、トレッドの幅方向中心にセンターリブが形成されるため、トレッド中央部の剛性低下による耐摩耗性悪化の問題はない。ところが、トレッド幅が同じであれば、主溝を1本増やしたことによりショルダーリブの幅が狭くなるため、ショルダー部の剛性が低下し、ショルダー部の耐偏摩耗性が悪化するという問題がある。ラグ溝の幅を狭くすることでショルダー部の剛性の低下を抑えることは可能であるが、その場合、ショルダーリブのラグ溝の部分の表面積(放熱面積)が減少するために発熱耐久性が悪化し、高速・高荷重下においてベルト端にセパレーションを起こすことがある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、リブラグ型パターンを備えた空気入りタイヤにおいて、トレッド中央部の耐摩耗性、ショルダー部の耐偏摩耗性及び発熱耐久性をバランス良く向上させることである。
請求項1に係る発明は、タイヤ赤道の両側においてタイヤ周方向に連続して延びる2本ずつの主溝と、これらの主溝により区画され、トレッド中央部に形成されたセンターリブ、両端部に形成されたショルダーリブ、及び前記センターリブとショルダーリブとの間の中間部に形成された中間リブとを備えると共に、前記ショルダーリブが前記トレッド端からトレッド端側の主溝に向かって行き止まりに延びる多数のラグ溝により区分されたトレッドパターンを有する空気入りタイヤにおいて、前記ショルダーリブの最大幅に対する前記ショルダーリブの陸部の最小幅の比率が30乃至50%であり、前記ラグ溝の深さは前記主溝の深さの55乃至70%であり、前記ラグ溝の前記ショルダーリブ全体に対する体積比率は6乃至15%であり、前記ショルダーリブの陸部の最小幅が前記ラグ溝の配列ピッチの30乃至45%であり、前記センターリブ、中間リブ、ショルダーリブの各々の最大幅の比率が100:92乃至102:106乃至116であることを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、前記中間リブの両側の主溝を連結する湯溝を有することを特徴とする空気入りタイヤである
(作用)
請求項1に係る発明によれば、トレッド中央部にセンターリブを形成することで、トレッド中央部の耐摩耗性を向上させ、ショルダーリブの最大幅に対するショルダーリブの陸部の最小幅の比率を30乃至50%に設定し、ラグ溝の深さを前記主溝の深さの55乃至70%に設定し、ラグ溝のショルダーリブ全体に対する体積比率を6乃至15%に設定し、ショルダーリブの陸部の最小幅をラグ溝の配列ピッチの30乃至45%に設定し、センターリブ、中間リブ、ショルダーリブの各々の最大幅の比率を100:92乃至102:106乃至116に設定することで、センターリブ、中間リブ、及びショルダーリブの耐偏摩耗性及び発熱耐久性のバランスを取る。
請求項2に係る発明によれば、中間リブの両側の主溝を連結する湯溝により、ウェット路面におけるトラクション性能を向上させ
本発明によれば、トレッド中央部にセンターリブを形成することでトレッド中央部の耐摩耗性を向上させることができ、ショルダーリブ及びラグ溝の寸法を適切に設定することで、ショルダー部の耐偏摩耗性及び発熱耐久性をバランス良く向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す図である。
この空気入りタイヤのトレッドパターン1は、タイヤ赤道CLを挟んでタイヤ周方向にジグザグに延びる2本の中央主溝2,3及び2本の両端主溝4,5を備えている。また、トレッド中央側に配置された2本の中央主溝2,3に挟まれてタイヤ赤道CL上に区画されたセンターリブ6と、中央主溝2,3と、それぞれのトレッド端側に配置された両端主溝4,5に挟まれて区画された中間リブ7,8と、両端主溝4,5とトレッド端とに挟まれて区画されたショルダーリブ9,10とを備えている。
また、両側のショルダーリブ9,10は、トレッド端から両端主溝4,5の方向へ行き止まりに延びる、換言すれば両端主溝4,5に到達しない位置迄延びる幅方向のラグ溝11,12を有する。さらに、中間リブ7,8には、それぞれ中央主溝2と両端主溝4との間、中央主溝3と両端主溝5との間を接続する湯溝13,14が形成されている。
ここで、4本の主溝2,3,4,5の幅及び深さ、並びにジグザグの幅、ピッチ、及び位相は略同一である。また、ショルダーリブ9,10の形成されたラグ溝11,12はタイヤ赤道CLに対して回転対称であり、タイヤ幅方向において対向しない周方向位置、換言すれば互い違いに配列されている。また、ラグ溝11,12のタイヤ周方向の配列位置は、両端主溝4,5のジグザグがタイヤ赤道CLに最も接近した屈曲点に対向する位置となっている。一方、湯溝13のタイヤ周方向の配列位置は、タイヤ周方向に隣り合うラグ溝11の配列位置の間であり、湯溝14のタイヤ周方向の配列位置は、タイヤ周方向に隣り合うラグ溝12の配列位置の間である。
本実施形態に係る空気入りタイヤは、トレッド中央部にセンターリブ6を形成することで、トレッド中央部の耐摩耗性を向上させている。また、ショルダーリブ9,10、ラグ溝11,12の寸法を適切に設定することで、トレッドショルダー部の偏耐摩耗性及び発熱耐久性をバランス良く向上させている。以下、これらの寸法について図2及び図3を参照しながら説明する。ここで、図2は図1におけるタイヤ赤道CLの左側のトレッドパターンの一部を示し、図3はその部分の断面を示す。なお、ここではタイヤ赤道CLの左側の寸法について説明するが、右側の寸法も左側と同じである。
まずショルダーリブ9の幅について説明する。ショルダーリブ9は、両端主溝4とトレッド端とに挟まれており、両端主溝4がタイヤ周方向にジグザグに延びているため、そのジグザグに対応して幅が増減する。ショルダーリブ9の最大幅W1は図2に示すように、トレッド端からショルダーリブ9のタイヤ赤道CL方向に最も接近した位置までのトレッド幅方向の長さである。ラグ溝11はタイヤ周方向に一定のピッチをもって配列されており、その配列ピッチをL1とする。なお、この配列ピッチは両端主溝4のジグザグのピッチと同じである。ラグ溝11の最大幅W2は図2に示すように、トレッド端からラグ溝11の両端主溝4に最も接近した位置までのトレッド幅方向の長さである。ショルダーリブ9はラグ溝11を有するため、陸部(ラグ溝11以外の部分)の幅がタイヤ周方向位置の変化に対して変化する。本実施形態では、ラグ溝11が最大幅W2となるタイヤ周方向位置においてショルダーリブ9の陸部の幅が最小値W3となる。
両端主溝4の深さD1は図3に示すように、主溝4の底P0からトレッド踏面に立てた垂線がトレッド踏面と交差する位置を位置P1とすると、P0からP1迄の距離が両端主溝4の深さD1である。同様に、ラグ溝11の底P2からトレッド踏面に立てた垂線がトレッド踏面と交差する位置を位置P3とすると、P2からP3迄の距離がラグ溝11の深さD2である。
ショルダーリブ9の最大幅W1に対するショルダーリブ9の陸部の最小幅W3の比率の好ましい値は30乃至50%であり、より好ましい値は40乃至45%である。30%未満になると、ショルダーリブ9に剛性の低い部分が現れるため、偏摩耗が発生し易くなる(耐偏摩耗性の低下)。また、50%を越えると、ラグ溝11の容積が小さくなることでショルダーリブ9のラグ溝11の部分の表面積が小さくなるため、放熱性が低下する。この結果、発熱耐久性が低下する。
ラグ溝11の深さD2を主溝4の深さD1の55乃至70%に設定することが好ましい。55%未満になると、ラグ溝11の容積が小さくなるため発熱耐久性が低下する。また、70%を越えると、ショルダーリブ9の剛性が低下するため、耐偏摩耗性が低下する。
ラグ溝11のショルダーリブ9全体に対する体積比率の好ましい値は6乃至15%、より好ましい値は8乃至13%である。ここで、ショルダーリブ9全体の体積とは、ショルダーリブ9の陸部の体積にラグ溝9の容積を加えたものである。従って、ラグ溝11のショルダーリブ9全体に対する体積比率は、(ラグ溝11の容積)/(ラグ溝11の容積+ショルダーリブ9の陸部の体積)である。この比率が6%未満になると、ラグ溝11の容積が小さくなり過ぎるため、ショルダー部の剛性は高くなるが、発熱耐久性が低下する。逆に15%を越えると、ラグ溝11の表面積が大きくなり過ぎるため発熱耐久性は向上するものの、ショルダーリブ9の剛性の低下による耐偏摩耗性悪化のおそれがある。
ショルダーリブ9の陸部の最小幅W3をラグ溝11の配列ピッチL1の30乃至45%に設定するのが好ましい。30%未満になると、ピッチL1当たりのショルダーリブ9の体積に対するラグ溝11の容積の比率が大きくなるため、耐偏摩耗性が悪化し、45%を越えると、ラグ溝11の容積が小さくなるため、発熱耐久性が低下する。
センターリブ6、中間リブ7(中間リブ8も同じ)、ショルダーリブ9(ショルダーリブ10も同じ)の各々最大幅の比率を100:92乃至102:106乃至116に設定することが好ましい。中間リブ7の比率が92未満になったり、ショルダーリブ9の比率が106未満になったりすると、他のリブと比較して剛性が低下するため、耐偏摩耗性が悪化する。逆に、中間リブ7の比率が102を越えたり、ショルダーリブ9の比率が116を越えたりすると、他のリブの剛性が低下するため、他のリブの耐偏摩耗性が悪化する。また、ショルダーリブ9の体積が大きくなるため、その発熱耐久性が悪化し、ベルト端にセパレーションを起こすおそれがある。
中間リブ7、8に形成した湯溝13、14は、例えば幅が3mm、深さ2mmである。湯溝13、14により、ウェット路面におけるトラクション性能の向上が実現できる。センターリブ6及びショルダーリブ9、10には、各リブを幅方向に貫通する湯溝を設けていない。センターリブ6に湯溝を設けるとリブ剛性の低下により耐摩耗性が悪化してしまい、ショルダーリブ9、10に湯溝を設けるとリブ剛性の低下により耐偏摩耗性が悪化してしまうからである。なお、主溝4、5からショルダーリブ9、10内に延びている短い湯溝は幅も狭く、耐偏摩耗性に大きく影響を与えるものではない。
[実施例]
本発明の効果を確認するために、実施例1、及び比較例1乃至5を各50本作成し、各種試験を行った結果について以下に説明する。
このテストに使用したタイヤの詳細を下記の表1に示し、試験結果を表2に示す。なお、各タイヤのサイズは共に12.00 R20、リム幅は8.50インチ、内圧は850kPaである。また、実施例1、及び比較例3乃至5は図1に示すトレッドパターンを有し、比較例1及び2は図4に示すトレッドパターンを有する。
Figure 0004743756
Figure 0004743756
表1におけるセンターリブ最大幅比、中間リブ最大幅比、ショルダーリブ最大幅比は、実施例1のセンターリブの最大幅を基準とした比率である。従って、実施例1の中間リブ、ショルダーリブの最大幅は、それぞれ実施例1のセンターリブの最大幅の96%、111%であり、比較例1の中間リブ、ショルダーリブの最大幅は、それぞれ実施例1のセンターリブの最大幅の130%、123%である。なお、比較例1乃至5における上記の比の括弧内の数値は各パターン内のセンターリブ最大幅比(センターリブのないパターンである比較例1及び2については中間リブ最大幅比)を100%とした比率である。
また、表2の試験結果は、各50本のタイヤの試験結果の平均値を、従来例を100とした指数で表したものであり、何れも値が大きい程良好である。
表2におけるタイヤ赤道CLの摩耗抑制効果の試験は下記の条件で行った。
車両:2D4(操舵軸、駆動軸、遊動軸の3軸からなり、車両フロント部に操舵軸、リヤ部に前から駆動軸、遊動軸の順に配置された車両形式)
方式:装着位置固定
内容:駆動軸に装着したタイヤにて4万kmの実地走行を行い、タイヤ赤道CLの摩耗量(主溝の深さの減少量)を測定
表2によれば、主溝を4本にした実施例1、並びに比較例3乃至5は従来例(比較例1)よりも摩耗抑制効果が10%向上しており、主溝を4本にしてセンターリブを設けたことにより、トレッド中央部の剛性が高まり、その耐摩耗性が向上していることが確認できた。
表2における耐偏摩耗性(SEW:Shoulder Edge Wear、ショルダー部の外側の端から偏摩耗が発生し、周上でショルダー部外側が他の部位より摩耗し過ぎる現象)の摩耗抑制効果の試験は下記の条件で行った。
車両:2D4
方式:装着位置固定
内容:操舵軸(フロント)に装着したタイヤにて4万kmの実地走行を行い、ショルダー部の偏摩耗量を測定
前述したようにショルダーリブの剛性が低下すると耐偏摩耗性が悪化する。また、ショルダーリブの剛性を低下させる条件は、(1)ショルダーリブ9の最大幅W1に対するショルダーリブ9の陸部の最小幅W3の比率が30%未満、(2)ラグ溝11の深さD2の主溝4の深さD1に対する比率が70%を越える、(3)ラグ溝11のショルダーリブ9全体に対する体積比率が15%を越える、(4)ショルダーリブ9の陸部の最小幅W3がラグ溝11の配列ピッチL1の30%未満、(5)同一パターン内のセンターリブ6の最大幅に対するショルダーリブ9の最大幅の比率(センターリブのないパターンである比較例1及び2においては、中間リブの最大幅に対するショルダーリブの最大幅の比率)が106未満、の5つである。
表1より、従来例(比較例1)を除いて考えると、(1)に該当するのは比較例2(25%)及び3(27%)、(2)に該当するのは比較例2(85%)、4(93%)及び5(72%)、(3)に該当するのは比較例4(16.0%)、(4)に該当するのは比較例2(26%)及び3(28%)、(5)に該当するのは比較例4(104%)である。複数の条件が該当する比較例2、4は、表2より、それぞれ指数が90、85であり、従来例(比較例1)よりもそれぞれ10%、15%悪化していることが確認できた。
一方、ショルダーリブの剛性を過度に高める(発熱耐久性は悪化する)条件は、(6)ショルダーリブ9の最大幅W1に対するショルダーリブ9の陸部の最小幅W3の比率が50%を越える、(7)ラグ溝11の深さD2の主溝4の深さD1に対する比率が55%未満、(8)ラグ溝11のショルダーリブ9全体に対する体積比率が6%未満、(9)ショルダーリブ9の陸部の最小幅W3がラグ溝11の配列ピッチL1の45%を越える、(10)同一パターン内のセンターリブ6の最大幅に対するショルダーリブ9の最大幅の比率(センターリブのないパターンである比較例1及び2においては、中間リブの最大幅に対するショルダーリブの最大幅の比率)が116を越える、の5つである。
表1より、(6)に該当するのは比較例5(52%)、(7)に該当するのは比較例3(52%)、(8)に該当するのは比較例3(5.3%)及び5(5.5%)、(9)に該当するのは比較例5(47%)、(10)に該当するのは比較例2(比率125)及び3(比率146)である。複数の条件が該当する比較例3、5は、表2より、何れも指数が105であり、従来例よりも5%向上していることが確認できた。
表2における発熱耐久性の試験は下記の条件で行った。
試験空気圧:850kPa、荷重規格:3750kg、速度:57km/h(室内ドラム試験機にて、速度を一定にし、荷重を規格値から徐々に上げていき、故障したときの荷重、及び速度(一定値)から評価)
ショルダーリブ9の放熱性を低下させる条件は、前述したショルダーリブ9の剛性を過度に高める条件(6)乃至(10)と同じであり、複数の条件に該当する比較例3、5は、表2より、発熱耐久性指数がそれぞれ80、85であり、従来例よりも20%、15%悪化していることが確認できた。
一方、ショルダーリブ9の放熱性を過度に高める条件は、前述したショルダーリブの剛性を低下させる条件(1)乃至(5)と同じであり、複数の条件に該当する比較例2、4は、表2より、発熱耐久性の指数が105であり、従来例よりも5%向上していることが確認できた。
また、(11)ショルダーリブ9の最大幅W1に対するショルダーリブ9の陸部の最小幅W3の比率、(12)ラグ溝11の深さD2の主溝4の深さD1に対する比率、(13)ラグ溝11のショルダーリブ9全体に対する体積比率、(14)ショルダーリブ9の陸部の最小幅W3のラグ溝11の配列ピッチL1に対する比率、及び(15)同一パターン内のセンターリブ6の最大幅に対するショルダーリブ9の最大幅の比率(センターリブのないパターンである比較例1及び2においては、中間リブの最大幅に対するショルダーリブの最大幅の比率)、の各々が好ましい値に設定されているのは、(11)については実施例1(41%)及び比較例4(38%)、(12)については実施例1(67%)及び比較例3(52%)、(13)については実施例1(9.8%)及び比較例2(14.0%)、(14)については実施例1(36%)及び比較例4(35%)、(15)については実施例1(比率111)及び比較例5(比率114)である。表1及び2より、比較例2乃至5は、(11)乃至(15)に記載のパラメータの一部が好ましい値に設定されているだけであるため、ショルダー部の耐偏摩耗性、発熱耐久性の一方が良ければ他方が悪く、両立していない。これに対し、全てのパラメータが好ましい値に設定されている実施例1は、それらが両立しており、指数の合計も最高である。
本発明の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す図である。 図1におけるタイヤ赤道CLの左側のトレッドパターンの一部を示す図である。 図2に示す部分の断面図である。 比較例のトレッドパターンを示す図である。 従来のリブラグ型パターンの一例を示す図である。 従来のリブラグ型パターンの別の一例を示す図である。
符号の説明
1・・・トレッドパターン、2,3,4,5・・・主溝、6・・・センターリブ、7,8・・・中間リブ、9,10・・・ショルダーリブ、11,12・・・ラグ溝、13,14・・・湯溝。

Claims (2)

  1. タイヤ赤道の両側においてタイヤ周方向に連続して延びる2本ずつの主溝と、これらの主溝により区画され、トレッド中央部に形成されたセンターリブ、両端部に形成されたショルダーリブ、及び前記センターリブとショルダーリブとの間の中間部に形成された中間リブとを備えると共に、前記ショルダーリブが前記トレッド端からトレッド端側の主溝に向かって行き止まりに延びる多数のラグ溝により区分されたトレッドパターンを有する空気入りタイヤにおいて、
    前記ショルダーリブの最大幅に対する前記ショルダーリブの陸部の最小幅の比率が30乃至50%であり、
    前記ラグ溝の深さは前記主溝の深さの55乃至70%であり、
    前記ラグ溝の前記ショルダーリブ全体に対する体積比率は6乃至15%であり、
    前記ショルダーリブの陸部の最小幅が前記ラグ溝の配列ピッチの30乃至45%であり、
    前記センターリブ、中間リブ、ショルダーリブの各々の最大幅の比率が100:92乃至102:106乃至116である
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 請求項1記載の空気入りタイヤにおいて、
    前記中間リブの両側の主溝を連結する湯溝を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
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