JP4743022B2 - コイル装置 - Google Patents

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本発明は、コイル装置に関するものである。
特許文献1には、コイル装置が開示されている。
このコイル装置は、外周側に収容溝が形成されているボビンと、電線をリング状に巻き上げた形態であって収容溝内に収容されたコイルと、コイルを露出させないようにするために収容溝の開口部分を埋めるようにモールド成形された外装体とを備えて構成されている。
特開2004−342761公報
上記のコイル装置では、ボビンの全体を外装体で覆うのではなく、ボビンの外面のうち収容溝を埋める為に必要最低限の領域だけを外装体で覆っているため、ボビンを構成する側壁の外面における内周側の部分が露出した状態となっている。そのため、液体が、毛細管現象によって側壁との外装体との隙間に浸入し、コイルに到達してしまうことが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コイルへの浸水を防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、円形をなす本体部の両縁部から一対の支持部を略直角に立ち上げることで全周に亘って連続して開口する収容溝が形成された形態のボビンと、電線をリング状に複数回巻いた形態であって前記収容溝内に収容されたコイルと、前記収容溝の開口部から前記支持部の外面に亘って覆うようにモールド成形された外装体とを備えているコイル装置であって、前記支持部の外面のうち前記外装体で覆われたリング状の領域には、周方向に亘って連続するシール溝が形成され、前記シール溝には、前記支持部の外面から盛り上がる程度の量のシール剤が塗布され、前記外装体がモールド成形された状態では、前記シール剤の一部が前記外装体側に食い込んでいるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
支持部の外面のうち外装体で覆われたリング状の領域には、周方向に亘って連続するようにシール剤が塗布されているので、液体が毛細管現象によって支持部との外装体との隙間に浸入しても、その浸入はシール剤において遮断されるため、液体がコイルに到達することはない。
また、シール剤をシール溝内に塗布するようにしたので、シール剤を正確に所定の位置に塗布することができる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1及び図2を参照して説明する。本実施形態のコイル装置は、ボビン10とコイル20と外装体30とシール剤40とを備えて構成されている。
ボビン10は、合成樹脂製(例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂)であって、円筒状をなす本体部11と、本体部11の軸線方向における両端の縁部から径方向外側へ略直角に立ち上がる一対の支持部12とからなり、「コ」字形(略U字形)断面となるように成形されている。本体部11は、軸線方向の寸法が径方向の寸法よりも大きい円形に湾曲した板状をなす。支持部12は、本体部11と同心の円環形をなしていて、板面がボビン10の軸線方向と直角な平板状をなす。ボビン10には、本体部11と一対の支持部12とによって囲まれた収容溝13が形成されている。収容溝13は、ボビン10の外周面において全周に亘って連続して開口しており、この収容溝13内には、コイル20が収容されている。コイル20は、1本の電線を本体部11の外周面に複数回巻き付けることによって、リング状に形成されている。後述する外装体30が成形される前の状態では、収容溝13の開口部においてコイル20が露出した状態となっている。
外装体30は、合成樹脂製(例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂)であって、収容溝13にコイル20を収容した後に、ボビン10と一体をなすようにモールド成形される。外装体30は、収容溝13の開口部を埋めることで、コイル20が露出しないようにするためのものであって、収容溝13の開口部から一対の支持部12の外面に亘って覆うように「コ」字形(略U字形)断面となるように成形されている。収容溝13の開口部はその全体に亘って外装体30で覆い隠されている。一方、支持部12の外面(収容溝13の内側面とは反対側の側面)については、その内周縁側、即ち収容溝13とは反対側であって本体部11に連なる側の周縁部を除いた円環形の領域が覆われている。つまり、支持部12の外面のうち内周縁側(即ち、収容溝13とは反対側であって本体部11に連なる側の周縁部)は外装体30で覆われずに露出した状態となっている。また、本体部11の内周面(外面)も外装体30で覆われずに露出している。
また、一対の支持部12の外面には、シール溝14が形成されている。シール溝14は、ボビン10と同心であって全周に亘って連続した円形をなしている。このシール溝14は、支持部12の外面のうち外装体30で覆われる領域の範囲内に形成されている。このシール溝14には、シール剤40が塗布されている。シール剤40は、合成樹脂製(例えば、シリコーンゴム)であって、外装体30をモールド成形するより前に、予めシール溝14に塗布されている。シール剤40の塗布量は、支持部12の外面からシール剤40が盛り上がる程度の量に設定されている。したがって、外装体30がモールド成形された状態では、シール剤40の一部が外装体30側に食い込む形態となっている。また、シール剤40は、シール溝14の全領域に亘って塗布されており、換言すると、シール剤40は全周に亘って連続したリング状をなすように塗布されている。
本実施形態においては、支持部12の外面のうち外装体30で覆われたリング状の領域に、周方向に亘って連続するようにシール剤40が塗布されているので、液体が毛細管現象によって支持部12との外装体30との隙間に浸入しても、その浸入はシール剤40において遮断されるため、液体がコイル20に到達することはない。
また、シール剤40を、支持部12の外面に形成したシール溝14内に塗布するようにしているので、シール剤40を正確に所定の位置に塗布することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではシール溝(シール剤の塗布領域)をボビンと同心の円形としたが、本発明によれば、シール溝(シール剤の塗布領域)はボビンに対して偏心した円形としてもよい。
(2)上記実施形態ではシール溝(シール剤の塗布領域)を円形としたが、本発明によれば、シール溝(シール剤の塗布領域)は非円形であってもよい。
)上記実施形態では収容溝を外周側に開口する形態としたが、本発明は、収容溝が内周側やボビンの軸線方向に開口する形態にも適用できる。
)上記実施形態では本体部を板状としたが、本発明によれば、本体部はブロック状であってもよい。
)上記実施形態では支持部部を板状としたが、本発明によれば、支持部ブロック状であってもよい。
実施形態1のコイル装置の断面図 部分拡大断面図
符号の説明
10…ボビン
11…本体部
12…支持部
13…収容溝
14…シール溝
20…コイル
30…外装体
40…シール剤

Claims (1)

  1. 円形をなす本体部の両縁部から一対の支持部を略直角に立ち上げることで全周に亘って連続して開口する収容溝が形成された形態のボビンと、
    電線をリング状に複数回巻いた形態であって前記収容溝内に収容されたコイルと、
    前記収容溝の開口部から前記支持部の外面に亘って覆うようにモールド成形された外装体とを備えているコイル装置であって、
    前記支持部の外面のうち前記外装体で覆われたリング状の領域には、周方向に亘って連続するシール溝が形成され、前記シール溝には、前記支持部の外面から盛り上がる程度の量のシール剤が塗布され、前記外装体がモールド成形された状態では、前記シール剤の一部が前記外装体側に食い込んでいることを特徴とするコイル装置。
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