JP2011150895A - コネクタ接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタと、このコネクタの接続対象であるケースとを有するコネクタの接続構造において、簡易な構造で、ケースとコネクタの間に侵入した水の排水性能を向上させ、シール性能の劣化を抑制することができるようにする。
【解決手段】コネクタ接続構造10は、ケース22とコネクタ14の間に侵入した水が開口側に流れるように、ケース22の内面24には傾斜面26が形成され、この傾斜面26には、開口側に向かって溝28が形成されるように構成される。この溝28に起因する毛細管現象により、排水性能が向上し、シール性能の劣化を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブルの末端に設けられるコネクタと、コネクタの接続対象との接続構造の改良に関する。
ケーブルなどの末端に設けられ、このケーブルを別のケーブルまたは電気機器などの接続対象に電気的に接続するコネクタが知られている。
下記特許文献1には、導線が内蔵されたケーブルを収容した円筒部と、円筒部の外周に環状に設けられたOリングとを有するコネクタが開示されている。また、下記特許文献1には、コネクタの接続対象であり、コネクタを内部に保持して、コネクタと電気的に接続する筐体が開示されている。このコネクタ接続構造においては、筐体の内面とコネクタのOリングとが隙間なく嵌合することで、その封止領域より内側への水の侵入が防止され、シール性能が確保される。
下記特許文献2には、雌側コネクタと、このコネクタの接続対象であるフード部とを有するコネクタの接続構造が開示されている。また、下記特許文献2には、フード部の内面に、開口側に向かってテーパ状に広がる斜面が形成されていることが開示されている。斜面は、開口側に向かって下り勾配になっているので、フード部の内面に侵入した水を排水することができる。
特開2001−110513号公報 特開平11−162553号公報
水に濡れる可能性がある環境下においては、上記特許文献1に記載されるようなシール機能を有するコネクタが使用される。しかしながら、水が海水などの塩水である場合、塩水の乾燥で析出された塩により、Oリングなどの封止部が劣化してしまい、シール性能が劣化してしまうという問題がある。
本発明の目的は、簡易な構造で、ケースとコネクタの間に侵入した水の排水性能を向上させて、シール性能の劣化を抑制することができるコネクタ接続構造を提供することにある。
本発明は、導体を収容したハウジングと、ハウジングの外周に環状に設けられた封止部とを含むコネクタと、コネクタの接続対象であり、内面と封止部とが隙間なく嵌合してコネクタを保持するケースと、を有するコネクタ接続構造において、ケースとコネクタの間に侵入した水が開口側に流れるように、ケースの内面には傾斜面が形成され、この傾斜面には、開口側に向かって溝が形成されることを特徴とする。
本発明のコネクタ接続構造によれば、簡易な構造で、ケースとコネクタの間に侵入した水の排水性能を向上させて、シール性能の劣化を抑制することができる。
本実施形態に係るコネクタ接続構造の構成を示す図である。 図1のX部を示す斜視図である。
以下、本発明に係るコネクタ接続構造の実施形態について、図を用いて説明する。本実施形態においては、電気機器を接続対象とするコネクタを挙げ、このコネクタの接続構造について説明する。なお、電気機器を接続対象とするコネクタに限らず、ケーブル同士を接続するコネクタにも適用することができる。
図1は、本実施形態に係るコネクタ接続構造10の構成を示す図であり、図2は、図1のX部を示す斜視図である。図1においては、ケーブル12の一方の末端に設けられたコネクタ14の構成が示されているが、他方の末端の構成も同様とすることができる。
コネクタ14は、導体(図示せず)を収容したハウジング16と、ハウジング16の外周に環状に設けられた封止部18とを有する。一方、コネクタ14の接続対象である電気機器20は、この電気機器20の内部側(図1の符号A側)に挿入されたコネクタ14を保持するケース22を有する。コネクタ14とケース22とが接続されるとき、ケース22の内面24と封止部18とが隙間なく嵌合するので、コネクタ接続構造10のシール性能が確保される。
本発明におけるコネクタ接続構造10においては、コネクタ14とケース22の間に侵入した水がケース22の開口側(図1の符号B側)に流れるように、ケース22の内面24に傾斜面26が形成され、この傾斜面26には開口側に向かって溝28が形成されることを特徴とする。傾斜面26と溝28は、開口側に向かって下り勾配になるように形成される。溝28に起因する毛細管現象により、排水性能が向上する。すなわち、開口側から封止部18まで水が浸入してきたとしても、その水は溝28を伝って積極的に開口側に流され外部に排水される。よって、塩水に濡れる可能性がある環境下においてコネクタ構造10が使用される場合であっても、封止部18付近で塩が析出されにくくなるので、封止部18の劣化が抑制され、結果としてシール性能の劣化が抑制される。
コネクタ接続構造10の具体的な構成について説明する。コネクタ14は、導体(図示せず)を被覆するケーブル12の末端に設けられる。コネクタ14は、導体の端部と接合する端子30を有する。端子30は、ハウジング16より内部側に突出して設けられる。端子30と電気機器20の端子(図示せず)とを、例えばボルトで固定することにより、コネクタ14を介してケーブル12と電気機器20との電気的な接続が達成される。
また、コネクタ14は、ハウジング16に接続する首部32と、首部32に接続する基部34とを有する。ケーブル12に、これの末端から、ハウジング16、首部32、そして基部34の順に設けられる。これらの部材16,32,34は、絶縁性を有する材質であり、例えば樹脂製である。これらの部材16,32,34は、金型に絶縁性の樹脂を加圧して射出、充填する加圧法、いわゆる射出成形により成形される。
ハウジング16は、図1に示されるように、コネクタ接続時において、ケース22の端部22aより内部側に収まるように形成される。端部22aから侵入する水がハウジング16の外面に伝わるのを防止するためである。
また、ハウジング16の外面には、コネクタ14とケース22の間に侵入した水が開口側に流れるように、傾斜面36が形成され、この傾斜面36には開口側に向かって溝38が形成される。具体的には、傾斜面36と溝38は、開口側に向かって下り勾配になるように形成される。
傾斜面36と溝38について、図2を用いて説明する。傾斜面36は封止部18からハウジング16の端部、すなわち首部32側に向けて徐々に下るように形成されている。また、傾斜面36には、所定の間隔をあけて溝38が形成されており、この溝も、傾斜面36と同様、傾斜面36は封止部18から首部32に向けて徐々に下るように形成されている。この構成により、ハウジング16とケース22との間に浸入した水を、上述のように毛細管現象を利用して溝38から積極的に排水することができる。なお、ケース22の内面24に形成される傾斜面26と溝28の具体的な構成も同様である。
首部32は、図1に示されるように、断面形状においてハウジング16より窪んで形成される。この構成により、端部22aから侵入する水がハウジング16の外面に伝わることを防止する。また、首部32の上面は、ハウジング16側から基部34側に向けて徐々に下がるように形成される。この構成により、ハウジング16の溝38から流れてきた水を外部へ積極的に排水することができる。
基部34は、外周に突出するフランジ部40を有する。さらに、基部34は、これの下部から突出するガイド部42を有する。ガイド部42は、これと端部22aとにより流路を形成し、この流路から、コネクタ14とケース22の間に侵入した水を外部にガイドする。
本実施形態におけるコネクタ接続構造10によれば、簡易な構造により、この構造10内に浸入した水が傾斜面26,36や溝28,38を伝って効果的に排水される。よって、コネクタ接続構造10が塩水に濡れた場合であっても、その排水性能の向上により、構造10内における塩水の残留が防止されるので、塩水の乾燥で塩が析出されにくくなる。その結果、封止部の劣化、すなわちシール性能の劣化を抑制することができる。
10 コネクタ接続構造、12 ケーブル、14 コネクタ、16 ハウジング、18 封止部、22 ケース、24 内面、26,36 傾斜面、28,38 溝。

Claims (1)

  1. 導体を収容したハウジングと、ハウジングの外周に環状に設けられた封止部とを含むコネクタと、
    コネクタの接続対象であり、内面と封止部とが隙間なく嵌合してコネクタを保持するケースと、
    を有するコネクタ接続構造において、
    ケースとコネクタの間に侵入した水が開口側に流れるように、ケースの内面には傾斜面が形成され、
    この傾斜面には、開口側に向かって溝が形成される、
    ことを特徴とするコネクタ接続構造。
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