JPH0828390A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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Publication number
JPH0828390A
JPH0828390A JP16653294A JP16653294A JPH0828390A JP H0828390 A JPH0828390 A JP H0828390A JP 16653294 A JP16653294 A JP 16653294A JP 16653294 A JP16653294 A JP 16653294A JP H0828390 A JPH0828390 A JP H0828390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
injection valve
bobbin
fuel
fuel injection
Prior art date
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Pending
Application number
JP16653294A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Ishikawa
石川  亨
Toru Onose
亨 小野瀬
Tokuo Kosuge
徳男 小菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】コイル組立体内部のボビン11,コイル2及び
外装モールド60の接合部63にシール材61を塗布し
た。 【効果】様々な添加剤が含まれた燃料を使用しても、コ
イル部に燃料が侵入せず、コイルが断線することがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料噴射弁に係り、特
に、内燃機関用燃料噴射弁に好適な電磁式燃料噴射弁用
コイル組立に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料噴射弁では、コイル部の冷却
や耐熱再始動性改善のために燃料噴射弁の内部に発生し
たべーパを排出しやすくするためコイル部外周から燃料
を供給するサイドフィードタイプが増えているが、この
タイプでコイルを巻いたボビンの外周に外装モールドを
施しているが、ボビンと外装モールドの境界は完全には
融合しておらず、燃料中に曝され、冷熱が繰り返された
場合には、その境界部よりコイル部へ燃料が侵入してい
く構造になっている。近年、燃料は、市場によってエチ
ルやメチルアルコールやその他添加剤を添加することが
法律で認可されたり、さらにFFVといった代替燃料で
メチルアルコールを0から85%まで添加するようにな
ってきており、このような水分等の導電体を含有する燃
料がコイル部に入った場合、コイル自体の腐食による断
線や、コイルの接合部の腐食が発生して噴射弁が作動し
ないような不具合が発生するおそれがある。
【0003】また、特開平4−136474 号公報に示すよう
な外装モールドでコイル部を全面に被覆するような例が
見られるが、モールディングする場合、ボビンの一部を
外装モールド型で受け、固定しなければならず、その部
分に必ずボビンと外装の接合境界が出てくる。そうした
場合、その部分から燃料が浸透して来る。さらに、ボビ
ンを受けないで外装のモールディングをした場合、モー
ルディング時にボビンの位置が不安定になり、ボビンの
一部が外装の外側に現れることもあり、そこから燃料が
浸透してきて断線等の不具合の原因となるおそれがあり
完全なものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の噴射弁は、エン
ジンの高出力化や、エンジンルームの小型化により噴射
弁にかかる温度が高くなることで、冷却のためにコイル
の外周を燃料で冷まし、さらに走行後に発生するベーパ
を噴射弁外部に排出しやすくするサイドフィードタイプ
の噴射弁が要求される。そこで、燃料がコイル外周に流
れるためコイルには外装モールドが施されコイルが燃料
に直接触れないようにするが、ボビンと外装モールドの
接合境界面は通常の成形方法では完全に融合することが
ないため、燃料中に侵され、使用状態で冷熱が繰り返さ
れたりすると接合部に隙間ができ燃料かコイル部に侵入
していくおそれがある。又、近年の燃料には数%のエチ
ルやメチルアルコールや、その他の添加剤を含むことを
法律上ゆるさせていたり、さらには、FFVのように0
から85%程度までのメチルアルコールを混ぜて代替燃
料として利用しようとする検討が始まっている。このよ
うな水分等を含有した燃料がコイル部に入った場合、コ
イルの被覆にきずがある部分や、コイルとコネクタとの
接合部が腐食し、断線に至り噴射弁が作動しない不具合
になるおそれがある。
【0005】更に、排気ガス浄化や代替燃料に対応し
て、ダイレクトインジェクションシステム(シリンダ内
に直接燃料を噴射するシステム)やCNGを使用したシ
ステム(圧縮天然ガスを噴射するシステム)が開発中で
あり、これに対しては高圧液体燃料や、高圧ガスが使用
されるため、これに使用される噴射弁には高圧にしても
外装モールドとボビンの接合部からコイル部に燃料が入
り込まないことが要求される。これによる不具合は、コ
イル部に入り込んだ燃料が噴射弁の外部に流出してしま
うことである。
【0006】本発明の目的は、様々な燃料が高圧で使用
されても、コイル部に燃料が侵入せず,コイルが断線せ
ず,噴射弁外部への燃料流出のない信頼性の高い噴射弁
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、本発明は、ボビン,外装モールド接合部又は、ボビ
ン,コイル及び外装モールド接合部に外装モールドを射
出成形した後も、弾性力を維持し、その弾性力でシール
機能を有するシール材料を具備したものである。
【0008】
【作用】上記手段により、燃料はコイル部に侵入するこ
とはなく、コイルの断線や、コイルとコネクタとの接合
部の腐食による断線,噴射弁外への燃料流出などの不具
合は発生しない。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図1,図2,図3により説明
する。磁気回路は、固定鉄芯(以下コア)3,ケース
4,プランジャ5からなり、コア3の内部には、プラン
ジャ5とボール弁6からなる弁体をノズル7のシート面
8に押圧するスプリング9が設けられる。またコア3と
ケース4の間には、磁気回路を励磁するボビン11に巻
かれるコイル2,コイルを保護する外装モールド60,
外部からの信号をコイルに伝えるターミナル22で構成
されるコイル組立体が設けられる。ボビン11,コイル
2及び外装モールド60の接合分には、弾性力を有する
シール材61を具備する。ケース4にはOリング14,
燃料通路15,その外周にフィルタ16、さらにストッ
パ17と,シート面8を持つノズル7が取り付けられ
る。弁体は、プランジャロッド5,ボール弁6が一体に
結合され、ノズル7のガイド部材18でガイドされる。
ノズル7の外周にはOリング19を設けている。この構
成のもとに、噴射弁の動作を説明する。コイル2に電気
信号が印加されると、コア3,ケース4,プランジャ5
で磁気回路が構成され、プランジャ5がボール弁6の外
周をガイド部材18でガイドされ、コア3側に吸引され
る。プランジャ5はボール弁6と一体に結合されてお
り、プランジャ5が移動することでボール弁6も移動し
て、ノズル7のシート面8から離れて開く。燃料は、燃
料ポンプ,燃圧レギュレータにより加圧調整され、噴射
弁の内部にケース4の燃料通路15を通り、ケース4と
外装モールド60の間、プランジャ5,ケース4の間を
通って流れ、シート部8上部に供給される。シート部8
上部に供給された燃料は、オリフィス20を通って噴射
弁の外へ噴射される。
【0010】次にコイル部について説明する。コイル部
分は上述の様に燃料中に浸漬されている。図2に示す様
に噴射弁1に用いているコイル,組立体を構成するボビ
ン11,コイル2及び外装モールド材61を具備するこ
とで、コイル組立体内部に燃料が侵入することを防止
し、燃料中に含まれるアルコール,添加剤または、水分
によるコイル2やコイル2とコネクタ21の結合部等の
断線の不具合は、発生しない。また、シール材61の線
膨脹係数は、コイル2及びボビン11,外装モールド6
0の線膨脹係数の間にある。そのため、図3の様にシー
ル材61を塗布した噴射弁1は、その使用される温度範
囲でボビン11・外装モールド60の熱膨脹・圧縮によ
るコイル2へ加わる応力の緩衝剤(ダンパ)の働きもあ
わせて具備するため、熱応力によるコイル2の断線の防
止にも効果がある。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、様々な添加剤及び水分
が含まれた燃料や、高圧の液体燃料,気体燃料を使用し
ても、コイル部に燃料が侵入しなく、コイル断線や外部
への燃料漏れのない噴射弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の噴射弁の断面図。
【図2】本発明の一実施例のシール材塗布状態を示す断
面図。
【図3】本発明の他の実施例のシール材塗布状態を示す
説明図。
【符号の説明】
1…噴射弁、2…コイル、4…ケース、11…ボビン、
21…コネクタ、60…外装モールド、61…シール
材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】噴射弁本体の内部に固定された励磁コイ
    ル,前記励磁コイルを保持するボビン,前記励磁コイル
    を保護する外装モールド,固定鉄芯、及びケースを含む
    コイル組立体を有し、前記固定鉄芯と対向して運動する
    可動鉄芯が、コイル組立体を励磁することで前記固定鉄
    芯側に吸引され、前記可動鉄心の前記固定鉄心とは反対
    側に設けられた弁を弁座から離脱させることで、前記コ
    イル組立体の外周部より供給された燃料を噴射する構造
    を有する内燃機関用の電磁式燃料噴射弁において、前記
    ボビンと前記外装モールドの接合部又前記ボビン,前記
    外装モールド及び前記励磁コイルの接合部に硬化後にお
    いても弾性力を維持するゲル状の高分子化合物を具備
    し、シール機能を有することを特徴とする電磁式燃料噴
    射弁。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記接合部に具備する
    高分子化合物は、シリコン系接着剤である電磁式燃料噴
    射弁。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記接合部に具備する
    高分子化合物は、フロロシリコンを主成分とする物質で
    ある電磁式燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記接合部に具備する
    シール材は、ゴム材である電磁式燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記シール材の線膨脹
    係数は、ボビン・外装モールド材料とコイル材の線膨脹
    係数の間にある電磁式燃料噴射弁。
JP16653294A 1994-07-19 1994-07-19 電磁式燃料噴射弁 Pending JPH0828390A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008010644A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd コイル装置
JP2015510987A (ja) * 2012-03-19 2015-04-13 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 耐密オーバーモールド成形コンポーネント及びこのようなコンポーネントを製造する方法
WO2022034567A1 (ja) * 2020-08-11 2022-02-17 いすゞ自動車株式会社 電磁弁

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