JPH0650235A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents
電磁式燃料噴射弁Info
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- JPH0650235A JPH0650235A JP20381592A JP20381592A JPH0650235A JP H0650235 A JPH0650235 A JP H0650235A JP 20381592 A JP20381592 A JP 20381592A JP 20381592 A JP20381592 A JP 20381592A JP H0650235 A JPH0650235 A JP H0650235A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection valve
- fuel
- electromagnetic
- fuel injection
- bobbin
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M51/00—Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
- F02M51/06—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
- F02M51/061—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
- F02M51/0625—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures
- F02M51/0664—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding
- F02M51/0671—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding the armature having an elongated valve body attached thereto
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M51/00—Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
- F02M51/005—Arrangement of electrical wires and connections, e.g. wire harness, sockets, plugs; Arrangement of electronic control circuits in or on fuel injection apparatus
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- F02M51/06—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
- F02M51/061—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
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- Electromagnetism (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 メタノールを含む導電性燃料を使用しても電
磁コイルの結合部での腐食がなく、電磁式燃料噴射弁の
腐食による性能劣化や破壊を防ぎ、信頼性を向上する。 【構成】 電磁コイル１３の起磁力によりプランジャ４
を上下に移動し、プランジャ先端のボール弁５を開閉し
てノズル部２５のオリフィス２０より導電性燃料をエン
ジンの吸気通路内に噴射供給する電磁式燃料噴射弁１に
おいて、電磁コイルはボビン１０に巻かれてコア２とヨ
ーク３との間に配置され、導通線の端部はボビン上部で
皮膜を剥し、入力端子１６に巻き付けて結合される。こ
の結合部は、ボビンとコアあるいはヨークとの間の隙間
に挿入されたＯリング１１、１２により封止され、樹脂
または気密性のある接着剤で被われ、導電性燃料の付着
による導通線の腐食を防止する。
磁コイルの結合部での腐食がなく、電磁式燃料噴射弁の
腐食による性能劣化や破壊を防ぎ、信頼性を向上する。 【構成】 電磁コイル１３の起磁力によりプランジャ４
を上下に移動し、プランジャ先端のボール弁５を開閉し
てノズル部２５のオリフィス２０より導電性燃料をエン
ジンの吸気通路内に噴射供給する電磁式燃料噴射弁１に
おいて、電磁コイルはボビン１０に巻かれてコア２とヨ
ーク３との間に配置され、導通線の端部はボビン上部で
皮膜を剥し、入力端子１６に巻き付けて結合される。こ
の結合部は、ボビンとコアあるいはヨークとの間の隙間
に挿入されたＯリング１１、１２により封止され、樹脂
または気密性のある接着剤で被われ、導電性燃料の付着
による導通線の腐食を防止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の気筒に燃料
を噴射して供給する電磁式燃料噴射弁に関し、特に、メ
タノール等の導電性燃料を混入した燃料を使用するに好
適な電磁式燃料噴射弁の構造に関する。
を噴射して供給する電磁式燃料噴射弁に関し、特に、メ
タノール等の導電性燃料を混入した燃料を使用するに好
適な電磁式燃料噴射弁の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の電磁式燃料噴射弁におい
ては、燃料の外部への漏れを防止するための封止構造は
種々採用されていたものの、導電性のないガソリン燃料
のみを使用することから、例えば、その電磁コイルの端
子と入力端子との結合部に燃料が付着しても、腐食の発
生の心配はなく、そのため、燃料の端子部への付着を防
止するような対応は取られていなかった。
ては、燃料の外部への漏れを防止するための封止構造は
種々採用されていたものの、導電性のないガソリン燃料
のみを使用することから、例えば、その電磁コイルの端
子と入力端子との結合部に燃料が付着しても、腐食の発
生の心配はなく、そのため、燃料の端子部への付着を防
止するような対応は取られていなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】近年、大気汚染，地球
温暖化の問題から、代替燃料、改質ガソリンへの対応
や、エミッション規制への対応の為に、メタノールを燃
料に０％から８５％混ぜて使用する対策が取られようと
している。この種のメタノールを含む燃料を使用した場
合、電磁式燃料噴射弁の構造においては、メタノールの
導電性を原因として腐食が発生する。その場合、特に、
噴射弁の駆動力源となる電磁コイルに駆動電流を入力す
るための入力端子部分と電磁コイルの導通線の結合部、
すなわち、導通線の被覆をはがした部分に腐食が発生し
易く、そのため、導通線の抵抗値などが増大して燃料噴
射弁の所期の動作が得られなくなり、あるいは、導通線
が断線する等の問題を生じる。
温暖化の問題から、代替燃料、改質ガソリンへの対応
や、エミッション規制への対応の為に、メタノールを燃
料に０％から８５％混ぜて使用する対策が取られようと
している。この種のメタノールを含む燃料を使用した場
合、電磁式燃料噴射弁の構造においては、メタノールの
導電性を原因として腐食が発生する。その場合、特に、
噴射弁の駆動力源となる電磁コイルに駆動電流を入力す
るための入力端子部分と電磁コイルの導通線の結合部、
すなわち、導通線の被覆をはがした部分に腐食が発生し
易く、そのため、導通線の抵抗値などが増大して燃料噴
射弁の所期の動作が得られなくなり、あるいは、導通線
が断線する等の問題を生じる。
【０００４】そこで、本発明の目的は、上記の従来技術
の問題点に鑑み、メタノールなどの導電性燃料を含む燃
料を使用しても、その電磁コイルの結合部での腐食を防
止し、腐食による性能の劣化や破壊を防止し、もって、
信頼性の高い電磁式燃料噴射弁を提供することにある。
の問題点に鑑み、メタノールなどの導電性燃料を含む燃
料を使用しても、その電磁コイルの結合部での腐食を防
止し、腐食による性能の劣化や破壊を防止し、もって、
信頼性の高い電磁式燃料噴射弁を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、先ず、エンジンの吸気通路上に取
り付けられ、導電性の燃料を噴射してエンジンに供給す
る電磁式燃料噴射弁であって、前記電磁式燃料噴射弁の
駆動源となる電磁コイルの導通線と外部からの駆動電流
を入力するための入力端子との結合部を樹脂にて被う
（請求項１）。更に本発明では上記結合部を気密性のあ
る接着剤にて被う（請求項２）。
め、本発明によれば、先ず、エンジンの吸気通路上に取
り付けられ、導電性の燃料を噴射してエンジンに供給す
る電磁式燃料噴射弁であって、前記電磁式燃料噴射弁の
駆動源となる電磁コイルの導通線と外部からの駆動電流
を入力するための入力端子との結合部を樹脂にて被う
（請求項１）。更に本発明では上記結合部を気密性のあ
る接着剤にて被う（請求項２）。
【０００６】
【作用】すなわち、上記に提案される本発明になる電磁
式燃料噴射弁の構造によれば、電磁式燃料噴射弁の駆動
源となる電磁コイルの導通線と入力端子との結合部は、
樹脂により被われているため、電磁式燃料噴射弁の構造
において、導線性燃料は組立部品の間の隙間を通って導
通線と入力端子の結合部付近へ侵入することが出来ず、
あるいは、侵入して来ても上記結合部に接触することは
ない。そのため、結合部での導電性燃料による導通線の
腐食を確実に防止することが出来る。
式燃料噴射弁の構造によれば、電磁式燃料噴射弁の駆動
源となる電磁コイルの導通線と入力端子との結合部は、
樹脂により被われているため、電磁式燃料噴射弁の構造
において、導線性燃料は組立部品の間の隙間を通って導
通線と入力端子の結合部付近へ侵入することが出来ず、
あるいは、侵入して来ても上記結合部に接触することは
ない。そのため、結合部での導電性燃料による導通線の
腐食を確実に防止することが出来る。
【０００７】さらに、前記電磁コイルの導通線と駆動電
流の入力端子との結合部を気密性のある接着剤にて被う
ことにより、導電性の燃料が、直接、導通線の皮膜がな
い部分に接触することを防いでいる。
流の入力端子との結合部を気密性のある接着剤にて被う
ことにより、導電性の燃料が、直接、導通線の皮膜がな
い部分に接触することを防いでいる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図を参照しな
がら説明する。図１には、本発明の一実施例になる電磁
式燃料噴射弁１（以下、単に噴射弁）の一部断面構造が
示されており、この噴射弁１は、エンジンの吸気通路上
に配置され、もって、吸入空気に微粒化した燃料を供給
するものである。図において、噴射弁１の磁気回路が、
鉄などの磁性材料から形成され、鍔部を有する固定鉄芯
（以下コア）２、円筒形状のヨーク３、そして、プラン
ジャ４とから構成されている。このプランジャ４の下端
部には、例えばボール弁５等の弁体が取り付けられてお
り、もって、可動部を形成している。
がら説明する。図１には、本発明の一実施例になる電磁
式燃料噴射弁１（以下、単に噴射弁）の一部断面構造が
示されており、この噴射弁１は、エンジンの吸気通路上
に配置され、もって、吸入空気に微粒化した燃料を供給
するものである。図において、噴射弁１の磁気回路が、
鉄などの磁性材料から形成され、鍔部を有する固定鉄芯
（以下コア）２、円筒形状のヨーク３、そして、プラン
ジャ４とから構成されている。このプランジャ４の下端
部には、例えばボール弁５等の弁体が取り付けられてお
り、もって、可動部を形成している。
【０００９】この可動部のボール弁５は、前記ヨーク３
の下端部に取り付けられたノズル部２５の内部に形成さ
れたシート面６に対向して配置されており、一方、前記
ノズル部２５には、このシート面６に続いて、いわゆ
る、オリフィス２０が形成されている。そのため、前記
ボール弁５がノズル部２５のシート面６に押圧されてい
る時には、このオリフィス２０は閉じられ、他方、この
ボール弁５が上記のシート面６から離れた時には、オリ
フィス２０が開口するように構成されている。すなわ
ち、前記コア２の内部には、前記プランジャ４とボール
弁５からなる可動部を前記ノズル部２５のシート面６に
押圧するための、いわゆる押圧スプリング７が、さら
に、その上方には、この押圧スプリング７の荷重を調整
するためのスプリングアジャスタ８が配置されている。
そして、これらコア２とスプリングアジャスタ８との間
の隙間には、この隙間を介して外部に燃料が漏出するの
を防ぐため、ゴム等の弾性体から形成されたオーリング
（以下、Ｏ−リング）９が設けられている。又、コア２
とヨーク３の間には、ボビン１０とヨーク３との隙間、
ボビン１０とコア２との隙間から外部に燃料が漏出する
のを防ぐため、他のＯ−リング１１，１２が設けられて
いる。
の下端部に取り付けられたノズル部２５の内部に形成さ
れたシート面６に対向して配置されており、一方、前記
ノズル部２５には、このシート面６に続いて、いわゆ
る、オリフィス２０が形成されている。そのため、前記
ボール弁５がノズル部２５のシート面６に押圧されてい
る時には、このオリフィス２０は閉じられ、他方、この
ボール弁５が上記のシート面６から離れた時には、オリ
フィス２０が開口するように構成されている。すなわ
ち、前記コア２の内部には、前記プランジャ４とボール
弁５からなる可動部を前記ノズル部２５のシート面６に
押圧するための、いわゆる押圧スプリング７が、さら
に、その上方には、この押圧スプリング７の荷重を調整
するためのスプリングアジャスタ８が配置されている。
そして、これらコア２とスプリングアジャスタ８との間
の隙間には、この隙間を介して外部に燃料が漏出するの
を防ぐため、ゴム等の弾性体から形成されたオーリング
（以下、Ｏ−リング）９が設けられている。又、コア２
とヨーク３の間には、ボビン１０とヨーク３との隙間、
ボビン１０とコア２との隙間から外部に燃料が漏出する
のを防ぐため、他のＯ−リング１１，１２が設けられて
いる。
【００１０】ところで、上記磁気回路を励磁して可動部
のプランジャ４を上下に駆動するところの電磁コイル１
３は、上記ボビン１０の外周に導通線を巻き回して構成
されている。この電磁コイル１３の導通線の両端は、入
力端子１６と結合され、この結合部は、樹脂３３のモー
ルド内に植め込まれている。コネクタ２７を介して、電
気的に外部に接続され、駆動（励磁）電流が供給される
ように構成されている。このコイル組み立て体１４は、
その入力端子１６がコア２の鍔部の穴１５を貫通するよ
うにコア２の下側から挿入され、かつ、その入力端子１
６とコア２との間には、Ｏ−リング１７、そして噴射弁
１の外装モールド（以下、ヨークモールド）１８の成形
時に樹脂が噴射弁１の内部に入らないようにするための
カラー１９が設けられる。
のプランジャ４を上下に駆動するところの電磁コイル１
３は、上記ボビン１０の外周に導通線を巻き回して構成
されている。この電磁コイル１３の導通線の両端は、入
力端子１６と結合され、この結合部は、樹脂３３のモー
ルド内に植め込まれている。コネクタ２７を介して、電
気的に外部に接続され、駆動（励磁）電流が供給される
ように構成されている。このコイル組み立て体１４は、
その入力端子１６がコア２の鍔部の穴１５を貫通するよ
うにコア２の下側から挿入され、かつ、その入力端子１
６とコア２との間には、Ｏ−リング１７、そして噴射弁
１の外装モールド（以下、ヨークモールド）１８の成形
時に樹脂が噴射弁１の内部に入らないようにするための
カラー１９が設けられる。
【００１１】次に、ヨーク３には、噴射弁１を図には示
されない燃料供給配管に取り付けた際、その隙間から燃
料が外部に漏れ出さないようにシールするためのＯ−リ
ング２１と、前記燃料供給配管から供給される燃料を噴
射弁１の内部に導くための燃料通路２２と、その外周に
設けられたメッシュ状のフィルタ２３とが取り付けられ
ている。このヨーク３の下方の先端部には、その内部に
ボール弁５をガイドするガイド穴と共に噴射燃料に旋回
力を与えるためのスワラ溝が形成されたスワラ２６を備
えたノズル部２５が取り付けられている。そして、この
ノズル部２５とヨーク３との間には、前記可動部を当接
して上方への移動量を規制する働きを持つストッパ２４
が挟持されている。又、ヨーク３の上部外周には、駆動
電流を外部より入力するコネクタ２７（入力端子１６に
接続されている）と、このコネクタ２７を取り囲んでコ
ネクタ部を形成するためのヨークモールド１８が設けら
れている。なお、前記の可動部は、プランジャ４、ボー
ル弁５、さらには、ガイドリング２９が一体に形成され
ており、このガイドリング２９はコア２の内径でガイド
される。又、ノズル部２５の先端部外周には、ノズル部
２５と燃料供給配管との間の隙間をシールするためのＯ
−リング３０が設けられている。燃料通路は、燃料を噴
射弁１の内部に導くための燃料通路２２、ボビン１０と
ヨーク３との隙間で構成される。冷却通路４０及び４
１、プランジャ４とヨーク３との隙間で構成される通路
４２、ストッパ２４の切欠部４３、ノズル２５内部の通
路４４、スワラ２６に設けられた溝４５で構成され、シ
ート面６へ燃料が供給される。
されない燃料供給配管に取り付けた際、その隙間から燃
料が外部に漏れ出さないようにシールするためのＯ−リ
ング２１と、前記燃料供給配管から供給される燃料を噴
射弁１の内部に導くための燃料通路２２と、その外周に
設けられたメッシュ状のフィルタ２３とが取り付けられ
ている。このヨーク３の下方の先端部には、その内部に
ボール弁５をガイドするガイド穴と共に噴射燃料に旋回
力を与えるためのスワラ溝が形成されたスワラ２６を備
えたノズル部２５が取り付けられている。そして、この
ノズル部２５とヨーク３との間には、前記可動部を当接
して上方への移動量を規制する働きを持つストッパ２４
が挟持されている。又、ヨーク３の上部外周には、駆動
電流を外部より入力するコネクタ２７（入力端子１６に
接続されている）と、このコネクタ２７を取り囲んでコ
ネクタ部を形成するためのヨークモールド１８が設けら
れている。なお、前記の可動部は、プランジャ４、ボー
ル弁５、さらには、ガイドリング２９が一体に形成され
ており、このガイドリング２９はコア２の内径でガイド
される。又、ノズル部２５の先端部外周には、ノズル部
２５と燃料供給配管との間の隙間をシールするためのＯ
−リング３０が設けられている。燃料通路は、燃料を噴
射弁１の内部に導くための燃料通路２２、ボビン１０と
ヨーク３との隙間で構成される。冷却通路４０及び４
１、プランジャ４とヨーク３との隙間で構成される通路
４２、ストッパ２４の切欠部４３、ノズル２５内部の通
路４４、スワラ２６に設けられた溝４５で構成され、シ
ート面６へ燃料が供給される。
【００１２】上記の電磁式燃料噴射弁１の構成のもと
に、その動作を以下に説明する。先ず、噴射弁１の内部
には、図には示されていない燃料ポンプ、燃圧レギュレ
ータにより加圧調整された燃料が燃料通路２２を通って
その内部に流入し、ノズル部に供給されている。そし
て、図には示されていない駆動回路からコネクタ２７を
介して電磁コイル１３に電気信号が印加されると起磁力
が発生し、コア２、ヨーク３、プランジャ４により磁気
回路が構成され、電磁力によってプランジャ４がコア２
側に吸引される。プランジャ４はボール弁５と一体に結
合されており、プランジャ４が上方に移動することでボ
ール弁５も移動して、ノズル部２５のシート面６から離
れて開弁する。これにより、加圧調整された燃料は、ノ
ズル部２５のスワラ２６によって旋回力が与えられ、オ
リフィス２０を通って噴射され、微粒化されて、図示し
ないエンジンの吸気通路内に供給され、もって、吸入空
気と共にエンジンの気筒内に供給されることとなる。
に、その動作を以下に説明する。先ず、噴射弁１の内部
には、図には示されていない燃料ポンプ、燃圧レギュレ
ータにより加圧調整された燃料が燃料通路２２を通って
その内部に流入し、ノズル部に供給されている。そし
て、図には示されていない駆動回路からコネクタ２７を
介して電磁コイル１３に電気信号が印加されると起磁力
が発生し、コア２、ヨーク３、プランジャ４により磁気
回路が構成され、電磁力によってプランジャ４がコア２
側に吸引される。プランジャ４はボール弁５と一体に結
合されており、プランジャ４が上方に移動することでボ
ール弁５も移動して、ノズル部２５のシート面６から離
れて開弁する。これにより、加圧調整された燃料は、ノ
ズル部２５のスワラ２６によって旋回力が与えられ、オ
リフィス２０を通って噴射され、微粒化されて、図示し
ないエンジンの吸気通路内に供給され、もって、吸入空
気と共にエンジンの気筒内に供給されることとなる。
【００１３】ところで、上記の燃料通路２２を通って噴
射弁１の内部に供給された燃料は、ボビン１０とヨーク
３の隙間及びコア２とボビン１０の隙間より侵入し、上
記ボビン１０の上部に配置された入力端子１６、すなわ
ち、導通線の皮膜が剥がされて入力端子１６の下方端部
に侵入する。従来のガソリン等の燃料では、導電性が低
いことから、例え侵入しても腐食などの問題は生じない
が、一方、メタノールを燃料に０％から８５％混ぜて使
用する導電性の燃料を使用する場合には、その導電性に
より皮膜が剥がれた導通線において腐食が発生し、その
ため、導通線の接続部分の抵抗値が上昇し、場合によっ
ては切断に至ることとなる。
射弁１の内部に供給された燃料は、ボビン１０とヨーク
３の隙間及びコア２とボビン１０の隙間より侵入し、上
記ボビン１０の上部に配置された入力端子１６、すなわ
ち、導通線の皮膜が剥がされて入力端子１６の下方端部
に侵入する。従来のガソリン等の燃料では、導電性が低
いことから、例え侵入しても腐食などの問題は生じない
が、一方、メタノールを燃料に０％から８５％混ぜて使
用する導電性の燃料を使用する場合には、その導電性に
より皮膜が剥がれた導通線において腐食が発生し、その
ため、導通線の接続部分の抵抗値が上昇し、場合によっ
ては切断に至ることとなる。
【００１４】そこで、本発明の電磁式燃料噴射弁１の構
成においては、上記ボビン１０とヨーク３の隙間及びコ
ア２とボビン１０の隙間からの燃料の侵入を防ぐため、
これれらの隙間にＯーリング１１、１２を挿入し、導線
性燃料の侵入を防いでおり、これによって、メタノール
燃料の使用による腐食の発生を防止している。
成においては、上記ボビン１０とヨーク３の隙間及びコ
ア２とボビン１０の隙間からの燃料の侵入を防ぐため、
これれらの隙間にＯーリング１１、１２を挿入し、導線
性燃料の侵入を防いでおり、これによって、メタノール
燃料の使用による腐食の発生を防止している。
【００１５】又、ボビン１０と樹脂３３との結合部には
ラビリンス３２を設け、その部分には気密性のある接着
剤を塗布することによっても上記と同様の効果が得られ
る。
ラビリンス３２を設け、その部分には気密性のある接着
剤を塗布することによっても上記と同様の効果が得られ
る。
【００１６】さらに、電磁コイル１３の導通線と入力端
子１６との結合部（例えば、入力端子１６の下端の巻き
付け部）を気密性のある接着剤３４にてコーティングす
ることにより同様の効果を得るものでもよい。
子１６との結合部（例えば、入力端子１６の下端の巻き
付け部）を気密性のある接着剤３４にてコーティングす
ることにより同様の効果を得るものでもよい。
【００１７】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、メタ
ノール等の導電性燃料を含む燃料によっても、電磁コイ
ルの導通線の被覆の剥離部分での腐食を防止し、導電性
燃料の使用を可能にし、かつ、信頼性の高い電磁式燃料
噴射弁を提供することが可能になるという技術的にも優
れた効果を発揮する。
ノール等の導電性燃料を含む燃料によっても、電磁コイ
ルの導通線の被覆の剥離部分での腐食を防止し、導電性
燃料の使用を可能にし、かつ、信頼性の高い電磁式燃料
噴射弁を提供することが可能になるという技術的にも優
れた効果を発揮する。
【図１】本発明の一実施例である電磁式燃料噴射弁の構
成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
１ 噴射弁 ２ コア ３ ヨーク ４ プランジャ ５ ボール弁 １０ ボビン １１、１２ Ｏリング １３ 電磁コイル １６ 入力端子 ２５ ノズル部 ２７ コネクタ ２８ 巻きつけ部 ３２ ラビンス ３３ 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 篤 茨城県勝田市大字高場字鹿島谷津2477番地 ３ 日立オートモティブエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 小菅 徳男 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 太田 忠樹 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日産 自動車株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 エンジンの吸気通路上に取り付けられ、
導電性の燃料を噴射してエンジンに供給する電磁式燃料
噴射弁において、前記電磁式燃料噴射弁の駆動源となる
電磁コイルの導通線と外部からの駆動電流を入力するた
めの入力端子との結合部を樹脂にて被うことを特徴とす
る電磁式燃料噴射弁。 - 【請求項２】 エンジンの吸気通路上に取り付けられ、
導電性の燃料を噴射してエンジンに供給する電磁式燃料
噴射弁において、前記電磁式燃料噴射弁の駆動源となる
電磁コイルの導通線と外部からの駆動電流を入力するた
めの入力端子との結合部を気密性のある接着剤にて被う
ことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20381592A JPH0650235A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 電磁式燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20381592A JPH0650235A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 電磁式燃料噴射弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0650235A true JPH0650235A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16480186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20381592A Pending JPH0650235A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 電磁式燃料噴射弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0650235A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004521270A (ja) * | 2001-07-09 | 2004-07-15 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 燃料噴射弁 |
| JP2008506058A (ja) * | 2004-07-09 | 2008-02-28 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 燃料噴射用の噴射弁 |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP20381592A patent/JPH0650235A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004521270A (ja) * | 2001-07-09 | 2004-07-15 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 燃料噴射弁 |
| JP2008506058A (ja) * | 2004-07-09 | 2008-02-28 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 燃料噴射用の噴射弁 |
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