JP4742422B2 - 硝酸セリウム(iv)アンモニウムの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
硝酸セリウム(IV)アンモニウムは、式(I)
で示される化合物であって、酸化剤として有用な化合物である。
【0003】
かかる硝酸セリウム(IV)アンモニウムの製造方法としては、酸化セリウム(IV)水和物〔Ce(IV)O2・2H2O〕または水酸化セリウム(IV)〔Ce(IV)(OH)4〕を硝酸水溶液に溶解させた後、硝酸アンモニウム〔NH4NO3〕と混合する方法が知られており、混合後の混合物をそのまま冷却することで、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶を得ることができる(特開平3−153520号公報)。
【0004】
しかし、かかる従来の製造方法で得られる硝酸セリウム(IV)アンモニウムは、粒子径の小さい結晶を多く含むものであった。硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶に含まれる粒子径の小さい結晶の割合が多くなると、含水率が高くなり易くなるなど、その取り扱いが不便となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者は、粒子径の小さい結晶の割合が少ない硝酸セリウム(IV)アンモニウムの製造方法を開発するべく鋭意検討した結果、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液に種晶を加える際の温度を該水溶液の飽和温度(T1)よりも10℃低い温度(T1−10℃)またはこれ以上の温度とし、該水溶液を所定の速度以下の冷却速度で冷却することによって得られる硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶は、粒子径の小さいものの割合が少ないことを見出し、本発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、過飽和状態にある硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液に、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの飽和温度(T1)以下(T1−10℃)以上の温度で種晶を加えた後、該水溶液を平均冷却速度25℃/時間以下で30℃以下まで冷却して、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶を析出させることを特徴とする硝酸セリウム(IV)アンモニウムの製造方法を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の製造方法に適用される硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液は、例えば酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)を硝酸水溶液に溶解させたのち硝酸アンモニウムと混合して得ることができる。
【0008】
酸化セリウム(IV)水和物、水酸化セリウム(IV)はそれぞれ単独で用いられてもよいし、酸化セリウム(IV)水和物と水酸化セリウム(IV)とを混合して用いられてもよい。酸化セリウム(IV)水和物、水酸化セリウム(IV)は通常、水を含んだ状態で取り扱われているが、酸化セリウム(IV)水和物、水酸化セリウム(IV)は水を含んだ状態であってもよい。酸化セリウム(IV)水和物、水酸化セリウム(IV)は、100gあたりの金属成分(セリウムを除く)が1g以下、さらには0.7g以下であることが、得られる硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶の純度を高くし得る点で、好ましい。
【0009】
硝酸水溶液としては、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの収率の点で、水溶液100gあたりの硝酸(HNO3)の含有量が55g以上、さらには60g以上であるものが好ましく用いられ、通常は85g以下である。硝酸水溶液として濃硝酸(100g中に硝酸を98g以上含有する水溶液)を水で希釈して用いる場合、希釈に用いる水は、不純物の少ない水であることが好ましく、例えばイオン交換水、超純水などが用いられる。
【0010】
硝酸水溶液は、硝酸水溶液1kgあたりの金属成分が1000mg以下、さらには100mg以下であることが好ましく、理想的には0である。
【0011】
硝酸水溶液は、亜硝酸、一酸化窒素などのようなセリウム(IV)イオンを還元し得る成分が少ないものが好ましく用いられる。具体的には、硝酸水溶液100gあたり亜硝酸および一酸化窒素の合計含有量が通常1g以下であるものが用いられ、0.5g以下、さらには0.1g以下であるものが好ましく用いられ、理想的には0である。硝酸水溶液に含まれる亜硝酸および一酸化窒素の合計量が1gを越える場合には、用いる酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)や、硝酸との反応によって生成する硝酸セリウム(IV)がこれら亜硝酸、一酸化窒素などによって還元されてしまい、得られる硝酸セリウム(IV)アンモニウムの純度が低くなる。硝酸水溶液に含まれる亜硝酸、一酸化窒素などは、例えば窒素ガスなどの不活性ガス、空気などをバブリングすることによって容易に除去することができる。
【0012】
硝酸水溶液は、酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)1モルあたり硝酸(HNO3)が通常4モル以上、好ましくは7モル以上、さらに好ましくは10モル以上、通常20モル以下、好ましくは15モル以下となるように使用される。硝酸が4モル以上であると硝酸セリウム(IV)アンモニウムに含まれる粒子径の小さい結晶の割合がより少なくなるが、20モルを越えると容積効率の点で不利である。
【0013】
酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)を硝酸水溶液に溶解させるには、例えば硝酸水溶液と酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)とを混合すればよく、具体的には硝酸水溶液に酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)を加えればよい。混合後、攪拌することにより、酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)を硝酸水溶液に溶解させることができる。速やかに溶解させるためには、例えば90℃以上で混合することが好ましい。
【0014】
酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)を硝酸水溶液に溶解させたのち、フィルターで濾過してもよい。フィルターで濾過することにより、不溶分を除去できて、得られる硝酸セリウム(IV)アンモニウムの純度を向上させることができる。フィルターとしては、例えば目開きが1μm以下であるフィルターが用いられる。
【0015】
酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)を硝酸水溶液に溶解したのち、硝酸アンモニウムと混合する。混合するには、例えば酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)を硝酸水溶液に溶解した後の水溶液に、硝酸アンモニウムを加えればよい。
【0016】
硝酸アンモニウムは、固形物であってもよいが、あらかじめ水、硝酸水溶液などに溶解した水溶液であることが、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶に含まれる粒子径の小さい結晶の割合がより少なくなる点で好ましい。また、硝酸アンモニウム100gあたりの金属成分が1g以下、さらには0.8g以下であることが、得られる硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶の純度を高め得る点で、好ましい。
【0017】
硝酸アンモニウムの水溶液を用いる場合、該水溶液はフィルターで濾過された後に用いられてもよい。フィルターで濾過することにより、硝酸アンモニウムに含まれる不純物を除去して、より純度の高い硝酸セリウム(IV)アンモニウムを得ることができる。フィルターとしては、例えば目開きが1μm以下であるフィルターが用いられる。
【0018】
硝酸アンモニウムの使用量は、先に使用した酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)1モルあたり通常2モル倍以上であるが、混合した後の硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液における硝酸と水との合計量100gに含まれる硝酸(HNO3)が40g以上70g以下となるように調整されることが好ましい。硝酸アンモニウムとしてその水溶液を用いる場合、混合した後の硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液に含まれる硝酸を上記範囲とするためには、通常は、硝酸アンモニウム水溶液における硝酸アンモニウムの使用量、水の使用量を適宜選択すればよい。また、硝酸アンモニウムを固形物のまま用いる場合には、酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)を硝酸水溶液に溶解した後の硝酸の濃度を、硝酸アンモニウムと混合した後の硝酸の濃度が上記範囲となるように、適宜調整すればよい。
【0019】
硝酸アンモニウムと混合する際の温度は、混合時やその後に硝酸セリウム(IV)アンモニウムが析出しない温度とすることが好ましく、例えば90℃以上で混合することが好ましい。また、混合時やその後に硝酸セリウム(IV)アンモニウムが析出した場合には、加熱して、析出した硝酸セリウム(IV)アンモニウムを完全に溶解させてもよい。
【0020】
本発明の製造方法では、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液に種晶を加える。種晶を加える際の水溶液の温度は、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの飽和温度(T1)以下である。T1を越える温度では、加えた種晶が溶解してしまう場合がある。また、種晶を加える際の水溶液の温度は(T1−10℃)以上の温度である。(T1−10℃)未満の温度では、粒子径の小さい結晶の割合が多くなる傾向にある。種晶を加える際の温度として具体的には、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの濃度、硝酸の濃度、硝酸アンモニウムの濃度などによって異なるが、例えば80℃以上100℃以下程度である。
【0021】
飽和温度は、水溶液の硝酸セリウム(IV)アンモニウム濃度が飽和となる温度であって、例えば該水溶液に加えた少量の硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶が溶解しない温度の上限として求めることができる。
【0022】
硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液をT1以下(T1−10℃)以上とするには、例えば硝酸セリウム(IV)アンモニウムを完全に溶解させた状態から、徐々に冷却すればよい。T1以下(T1−10℃)以上とすることによって、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶が析出してもよく、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液は飽和状態または過飽和状態となる。
【0023】
種晶は、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶を用いることが好ましく、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液中100gあたり通常0.005g以上、好ましくは0.01g以上程度、通常0.5g以下、好ましくは0.1g以下程度である。
【0024】
硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液は、飽和状態または過飽和状態であるので、種晶は該水溶液には溶解することなく、固体のまま水溶液中に存在する。また、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液に種晶を加えた後、冷却を開始する前に、結晶が析出してもよい。
【0025】
種晶を加えた後、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を30℃以下に冷却して、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶を析出させる。冷却は、平均冷却速度25℃/時間以下、好ましくは15℃/時間以下で30℃以下まで行なう。平均冷却速度が25℃/時間を越えると、粒子径の小さい硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶が多く生成する傾向にある。また平均冷却速度の下限は特に限定されないが、あまりにも小さいと冷却に長時間を要するので、通常は5℃/時間以上である。
【0026】
種晶を加えた後の冷却は、平均冷却速度が上記範囲となるように冷却すればよく、例えば種晶を加えた後、一定の冷却速度で30℃以下まで冷却してもよい。また、種晶を加えた後、50℃以上90℃以下で±5℃の温度範囲に30分以上保持し、次いで30℃以下に冷却することが好ましい。ここで、種晶を加えた後、±5℃の温度範囲に維持する時間は30分程度であり、その温度は50℃以上90℃以下の範囲から適宜選択される。
【0027】
かくして30℃以下に冷却することによって得られる硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶はその粒子径が大きいものが多く、粒子径の小さい結晶は少ない。
【0028】
析出した硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶は、例えば冷却後の混合物を濾過する方法によって、容易に取り出すことができる。濾過は、30℃以下に冷却した後、直ちに行なってもよいが、30℃以下で±5℃の温度範囲に0.5時間以上保温したのちに行なうことが好ましい。濾過は、例えばフィルターによる濾過であってもよいし、遠心分離による濾過であってもよい。
【0029】
濾過後、得られた結晶を、例えば硝酸水溶液などで洗浄してもよい。洗浄に用いる硝酸水溶液としては通常、該水溶液100gあたり硝酸を30g以上含有するものが用いられる。洗浄後、乾燥してもよい。乾燥するには、例えば通風乾燥、減圧乾燥などの通常の方法で乾燥すればよく、乾燥温度は、通常0℃以上150℃以下の温度範囲から適宜選択される。
【0030】
濾過後、得られた濾液は、硝酸、硝酸アンモニウム、硝酸セリウム(IV)アンモニウムを含んでいるが、かかる濾液は、硝酸水溶液の濃度の調整に用いることができ、硝酸アンモニウムとして硝酸アンモニウム水溶液を用いる場合には、該硝酸アンモニウム水溶液の濃度の調整に用いることもできる。
【0031】
【発明の効果】
本発明の製造方法により得られる硝酸セリウム(IV)アンモニウムは、粒子径の小さい結晶が少なく、ほとんどが粒子径の大きな結晶であるので、取り扱いが比較的容易である。
【0032】
【実施例】
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例によって限定されるものではない。
【0033】
なお、各実施例、参考例および比較例で得た硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液の飽和温度(T1)、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶の粒子径分布は、以下の方法で求めた。
(1)硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液の飽和温度(T1)
各実施例、参考例および比較例と同様に操作して得た水溶液(透明で懸濁は認められなかった)を一定温度(T0)に維持し、これに該水溶液100gあたり硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶(粒子径は100μm〜1000μm)0.025gを加えたときに、該結晶が溶解しなかった温度(T0)の最大値を飽和温度(T1)とした。
(2)硝酸セリウム〔IV〕アンモニウムの結晶の粒子径分布
目開き75μm、106μm、150μm、212μm、300μm、500μm、710μmの篩を用いて、結晶の全量に占める粒子径75μm以下の粒子の質量分率(%)、粒子径106μm以下の粒子の質量分率(%)、粒子径150μm以下の粒子の質量分率(%)、粒子径212μm以下の粒子の質量分率(%)、粒子径300μm以下の粒子の質量分率(%)、粒子径500μm以下の粒子の質量分率(%)、粒子径710μm以下の粒子の質量分率(%)をそれぞれ求めた。
【0034】
実施例1
98%硝酸(100g中に硝酸を98g含有する)およびイオン交換水を混合した後、窒素ガスをバブリングさせて75%硝酸水溶液〔100g中に硝酸(HNO3)を75g含有し、亜硝酸を0.07g含有する〕を調整し、この75%硝酸238.8gにイオン交換水13.9gを加えたのち、酸化セリウム(IV)水和物(結晶水以外に質量分率で22.9%の水を含み、不純物は0.5%以下)55.2gを加え、攪拌しながら100℃まで昇温して、攪拌しながら同温度で1時間保温して酸化セリウム(IV)水和物を完全に溶解させた。その後、室温まで冷却し、目開き0.2μmのメンブランフィルターで濾過して濾液を得た。この濾液を98℃に昇温し、95℃〜98℃の温度範囲を維持しながら硝酸アンモニウム水溶液〔硝酸アンモニウム(純度99.8%)59.5gをイオン交換水43.6gに溶解した水溶液〕を滴下して加えて硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を得た。この水溶液の飽和温度(T1)は95℃であった。
【0035】
その後、上記で得た水溶液を90℃に冷却したところ、この水溶液は透明であり、懸濁していなかった。冷却後の硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を90℃に維持したまま、種晶(硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶、粒子径は100μm〜1000μm)0.1gを加えたところ、析出物は観察できなかった。その後、直ちに1時間かけて80℃まで冷却し、同温度を1時間保った後、6時間かけて20℃まで冷却した。ここで90℃から20℃までの冷却に要した時間は合計8時間であり、平均冷却速度は8.75℃/時間である。
【0036】
その後、20℃で1時間保温し、フィルターを用いて濾過して、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶(131.6g)を得た。
この硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶2gを110℃で加熱し、30秒間の質量の減少量が3mgとなるまで乾燥して乾燥減量を求めたところ、3.3%であり、乾燥後の純度は99.1%であった。この結晶の粒子径分布の評価結果を表1に示す。
【0037】
実施例2
実施例1と同様に操作して調整した75%硝酸水溶液〔100g中に硝酸を75g含有し、亜硝酸は含まない。〕182.3gにイオン交換水70.7gを加えたのち、酸化セリウム(IV)水和物(結晶水以外に質量分率で23.1%の水を含み、不純物は0.5%以下)55.3gを加え、攪拌しながら100℃まで昇温して、攪拌しながら同温度で1時間保温して酸化セリウム(IV)水和物を完全に溶解させた。その後、室温まで冷却し、目開き0.2μmのメンブランフィルターで濾過して濾液を得た。この濾液を98℃に昇温し、95℃〜98℃の温度範囲を維持しながら硝酸アンモニウム水溶液〔硝酸アンモニウム(純度99.8%)49.6gをイオン交換水33.0gに溶解した水溶液〕を滴下して加えて硝酸セリウムアンモニウムの水溶液を得た。この水溶液の飽和温度(T1)は95℃であった。
【0038】
その後、上記で得た硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を90℃に冷却したところ、透明で懸濁していなかった。冷却後の硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を90℃に維持したまま、種晶(硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶、粒子径は100μm〜1000μm)0.1gを加えところ、析出物は観察できなかった。その後、直ちに1時間かけて80℃まで冷却し、同温度を1時間保った後、6時間かけて20℃まで冷却した。ここで90℃から20℃までの冷却に要した時間は合計8時間であり、平均冷却速度は8.75℃/時間である。
【0039】
その後、20℃で1時間保温し、フィルターを用いて濾過して、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶(129.5g)を得た。実施例1と同様にして求めた硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶の乾燥減量は2.8%であり、乾燥後の純度は99.0%であった。この結晶の粒子径分布の評価結果を表1に示す。
【0040】
実施例3
実施例1と同様に操作して調整した75%硝酸水溶液〔100g中に硝酸を75g含有し、亜硝酸を含まない。〕238.8gにイオン交換水13.0gを加えたのち、酸化セリウム(IV)水和物(結晶水以外に質量分率で24.1%の水を含み、不純物は0.5%以下)56.1gを加え、攪拌しながら100℃まで昇温して、攪拌しながら同温度で1時間保温して酸化セリウム(IV)水和物を完全に溶解させた。その後、室温まで冷却し、目開き0.2μmのメンブランフィルターで濾過して濾液を得た。この濾液を98℃に昇温し、95℃〜98℃の温度範囲を維持しながら硝酸アンモニウム水溶液〔硝酸アンモニウム(純度99.8%)43.6gをイオン交換水43.6gに溶解した水溶液〕を滴下して加えて硝酸セリウムアンモニウムの水溶液を得た。この水溶液の飽和温度(T1)は95℃であった。
【0041】
その後、上記で得た硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を90℃に冷却したところ、透明で懸濁していなかった。冷却後の硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を90℃に維持したまま、種晶(硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶、粒子径は100μm〜1000μm)0.1gを加えところ、析出物は観察できなかった。その後、直ちに3時間かけて60℃まで冷却し、同温度を1時間保った後、4時間かけて20℃まで冷却した。ここで90℃から20℃までの冷却に要した時間は合計8時間であり、平均冷却速度は8.75℃/時間である。
【0042】
その後、20℃で1時間保温し、フィルターを用いて濾過して、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶(117.0g)を得た。実施例1と同様にして求めた硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶の乾燥減量は1.8%であり、乾燥後の純度は99.2%であった。この結晶の粒子径分布の評価結果を表1に示す。
【0043】
参考例1
実施例1と同様に操作して調整した75%硝酸水溶液〔100g中に硝酸を75g含有し、亜硝酸を0.19g含有する。〕238.1gにイオン交換水13.7gを加えたのち、酸化セリウム(IV)水和物(結晶水以外に質量分率で23.2%の水を含み、不純物は0.5%以下)54.8gを加え、攪拌しながら100℃まで昇温して、攪拌しながら同温度で1時間保温して酸化セリウム(IV)水和物を完全に溶解させた。その後、室温まで冷却し、目開き0.2μmのメンブランフィルターで濾過して濾液を得た。この濾液を98℃に昇温し、95℃〜98℃の温度範囲を維持しながら硝酸アンモニウム水溶液〔硝酸アンモニウム(純度99.8%)43.1gをイオン交換水33.0gに溶解した水溶液〕を滴下して加えて硝酸セリウムアンモニウムの水溶液を得た。この水溶液の飽和温度(T1)は95℃であった。
【0044】
その後、上記で得た硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を90℃に冷却したところ、透明で懸濁していなかった。冷却後の硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を90℃に維持したまま、種晶(硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶、粒子径は100μm〜1000μm)0.1gを加えたところ、析出物は観察できなかった。その後、直ちに7時間かけて同じ冷却速度で20℃まで冷却した。ここで90℃から20℃までの冷却に要した時間は7時間であり、平均冷却速度は10℃/時間である。
【0045】
その後、直ちにフィルターを用いて濾過して、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶(114.0g)を得た。実施例1と同様にして求めた硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶の乾燥減量は2.3%であり、乾燥後の純度は99.5%であった。この結晶の粒子径分布の評価結果を表1に示す。
【0046】
実施例5
実施例1と同様に操作して調整した75%硝酸水溶液〔100g中に硝酸を75g含有し、亜硝酸を0.62g含有する〕238.8gにイオン交換水13.9gを加えて硝酸水溶液を得た。この硝酸水溶液に含まれる亜硝酸は0.9gであった。この硝酸水溶液に酸化セリウム(IV)水和物(結晶水以外に質量分率で22.9%の水を含み、不純物は0.5%以下)55.2gを加え、攪拌しながら100℃まで昇温して、攪拌しながら同温度で1時間保温して酸化セリウム(IV)水和物を完全に溶解させた。その後、室温まで冷却し、目開き0.2μmのメンブランフィルターで濾過して濾液を得た。この濾液を98℃に昇温し、95℃〜98℃の温度範囲を維持しながら硝酸アンモニウム水溶液〔硝酸アンモニウム(純度99.8%)43.6gをイオン交換水43.6gに溶解した水溶液〕を滴下して加えて硝酸セリウムアンモニウムの水溶液を得た。この水溶液の飽和温度(T1)は、95℃であった。
【0047】
その後、上記で得た硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を90℃に冷却したところ、透明で懸濁していなかった。冷却後の硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を90℃に維持したまま、種晶(硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶、粒子径は100μm〜1000μm)0.1gを加えたところ、析出物は観察できなかった。その後、直ちに1時間かけて80℃まで冷却し、同温度を1時間保った後、6時間かけて20℃まで冷却した。ここで90℃から20℃までの冷却に要した時間は合計8時間であり、平均冷却速度は8.75℃/時間である。
【0048】
その後、20℃で1時間保温し、フィルターを用いて濾過して、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶(106.5g)を得た。実施例1と同様にして求めた硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶の乾燥減量は2.4%であり、乾燥後の純度は99.7%であった。この結晶の粒子径分布の評価結果を表1に示す。
【0049】
参考例2
実施例1と同様に操作して調整した75%硝酸水溶液〔100g中硝酸を75g含有し、亜硝酸を0.23g含有する。〕238.8gにイオン交換水14.9gを加えたのち、酸化セリウム(IV)水和物(結晶水以外に質量分率で21.5%の水を含み、不純物は0.5%以下)54.2gを加え、攪拌しながら100℃まで昇温して、攪拌しながら同温度で1時間保温して酸化セリウム(IV)水和物を完全に溶解させた。その後、室温まで冷却し、目開き0.2μmのメンブランフィルターで濾過して濾液を得た。この濾液を98℃に昇温し、95℃〜98℃の温度範囲を維持しながら硝酸アンモニウム水溶液〔硝酸アンモニウム(純度99.8%)49.1gをイオン交換水32.6gに溶解した水溶液〕を滴下して加えて硝酸セリウムアンモニウムの水溶液を得た。この水溶液の飽和温度(T1)は、95℃であった。
【0050】
その後、上記で得た硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を90℃に冷却したところ、透明で懸濁していなかった。冷却後の硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を90℃に維持したまま、種晶(硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶、粒子径は100μm〜1000μm)0.1gを加えところ、析出物は観察できなかった。その後、直ちに3.5時間かけて20℃まで冷却した。ここで90℃から20℃までの冷却に要した時間は3.5時間であり、平均冷却速度は20℃/時間である。
【0051】
その後、20℃で1時間保温し、フィルターを用いて濾過して、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶(120.6g)を得た。実施例1と同様にして求めた硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶の乾燥減量は3.2%であり、乾燥後の純度は99.5%であった。この結晶の粒子径分布の評価結果を表1に示す。
【0052】
実施例7
実施例1と同様に操作して調整した75%硝酸水溶液〔100g中硝酸を75g含有し、亜硝酸を0.28g含有する。〕238.8gにイオン交換水14.9gを加えたのち、酸化セリウム(IV)水和物(結晶水以外に質量分率で21.5%の水を含み、不純物は0.5%以下)54.2gを加え、攪拌しながら100℃まで昇温して、攪拌しながら同温度で1時間保温して酸化セリウム(IV)水和物を完全に溶解させた。その後、室温まで冷却し、目開き0.2μmのメンブランフィルターで濾過して濾液を得た。この濾液を98℃に昇温し、95℃〜98℃の温度範囲を維持しながら硝酸アンモニウム水溶液〔硝酸アンモニウム(純度99.8%)48.9gをイオン交換水32.6gに溶解した水溶液〕を滴下して加えて硝酸セリウムアンモニウムの水溶液を得た。この水溶液の飽和温度(T1)は95℃であった。
【0053】
その後、上記で得た硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を90℃に冷却したところ、透明で懸濁していなかった。冷却後の硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を90℃に維持したまま、種晶(硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶、粒子径は100μm〜1000μm)0.1gを加えところ、析出物は観察できなかった。その後、直ちに0.5時間かけて80℃まで冷却し、同温度を1時間保った後、3時間かけて20℃まで冷却した。ここで90℃から20℃までの冷却に要した時間は合計3.5時間であり、平均冷却速度は20℃/時間である。
【0054】
その後、20℃で1時間保温し、フィルターを用いて濾過して、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶(120.6g)を得た。実施例1と同様にして求めた硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶の乾燥減量は3.9%であり、乾燥後の純度は98.9%であった。この結晶の粒子径分布の評価結果を表1に示す。
【0055】
比較例1
実施例1と同様に操作して調整した98%硝酸水溶液〔100g中硝酸を98g含有し、亜硝酸を0.25g含有する。〕160.3gにイオン交換水54.1gを加えたのち、酸化セリウム(IV)水和物(結晶水以外に質量分率で23.4%の水を含み、不純物は0.5%以下)65.8gを加え、攪拌しながら100℃まで昇温して、攪拌しながら同温度で1時間保温して酸化セリウム(IV)水和物を完全に溶解させた。その後、室温まで冷却し、目開き0.2μmのメンブランフィルターで濾過して濾液を得た。この濾液を75℃に昇温し、同温度を維持しながら硝酸アンモニウム(純度99.8%)62.8gの粉末を1時間かけて加えて、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を得た。この水溶液は、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶が析出し、懸濁していた。この硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液の飽和温度(T1)は95℃であった。
【0056】
上記で得た硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を75℃に維持したまま、種晶(硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶、粒子径は100μm〜1000μm)0.1gを加え、直ちに5.5時間かけて同じ冷却速度で20℃まで冷却した。ここで75℃から20℃までの冷却に要した時間は5.5時間であり、平均冷却速度は10℃/時間である。
【0057】
その後、直ちにフィルターを用いて濾過して、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶(169.2g)を得た。実施例1と同様にして求めた硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶の乾燥減量は6.7%であり、乾燥後の純度は95.6%であった。この結晶の粒子径分布の評価結果を表1に示す。
【0058】
比較例2
実施例1と同様に操作して調整した75%硝酸水溶液〔100g中硝酸を75g含有し、亜硝酸を0.20g含有する。〕238.8gにイオン交換水14.9gを加えたのち、酸化セリウム(IV)水和物(結晶水以外に質量分率で21.5の水を含み、不純物は0.5%以下)54.2gを加え、攪拌しながら100℃まで昇温して、攪拌しながら同温度で1時間保温して酸化セリウム(IV)水和物を完全に溶解させた。その後、室温まで冷却し、目開き0.2μmのメンブランフィルターで濾過して濾液を得た。この濾液を80℃に昇温し、同温度を維持しながら硝酸アンモニウム水溶液〔硝酸アンモニウム(純度99.8%)49.6gをイオン交換水33.0gに溶解した水溶液〕を30分かけて滴下して加えて、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を得た。この水溶液は、懸濁していなかった。この硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液の飽和温度(T1)を実施例1と同様にして評価したところ、95℃であった。
【0059】
上記で得た硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を80℃に維持したまま、種晶(硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶、粒子径は100μm〜1000μm)0.1gを加えたところ、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶が析出して、懸濁した。その後、直ちに6時間かけて同じ冷却速度で20℃まで冷却した。ここで80℃から20℃までの冷却に要した時間は8時間であり、平均冷却速度は10℃/時間である。
【0060】
その後、直ちにフィルターを用いて濾過して、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶(124.9g)を得た。実施例1と同様にして硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶の乾燥減量は5.2%であり、乾燥後の純度は99.2%であった。この結晶の粒子径分布の評価結果を表1に示す。
【0061】
比較例3
種晶を加えたのち、直ちに冷却を開始して、20℃まで2時間をかけて一定の速度で冷却する以外は、実施例1と同様に操作して得られる硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶は、粒子径の小さい結晶の割合が小さい。
【0062】
【表1】
単位は(%)
Claims (4)
- 硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液に、95℃以下85℃以上の温度で種晶として粒子径100μm〜1000μmの硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶を加えた後、該水溶液を平均冷却速度25℃/時間以下で30℃以下まで冷却して、硝酸セリウム(IV)アンモニウムの結晶を析出させる硝酸セリウム(IV)アンモニウムの製造方法であって、種晶を加えた後、50℃以上90℃以下で±5℃の温度範囲に30分以上保持し、次いで30℃以下に冷却することを特徴とする硝酸セリウム(IV)アンモニウムの製造方法。
- 硝酸セリウム(IV)アンモニウムの水溶液を、酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)を硝酸水溶液に溶解させたのち硝酸アンモニウムと混合して得る請求項1に記載の製造方法。
- 硝酸アンモニウムとして硝酸アンモニウム水溶液を用いる請求項2に記載の製造方法。
- 硝酸水溶液を、硝酸が酸化セリウム(IV)水和物または水酸化セリウム(IV)1モルあたり4モル以上20モル以下となるように使用する請求項2または請求項3に記載の製造方法。
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