JP4741927B2 - 扉用錠前 - Google Patents

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Description

本発明は、錠箱に、反転ラッチと、該反転ラッチとは別個の部材であるラッチ作動杆(反転ラッチの作動を許容するリリース部材)とを備えた扉用錠前に関する。
反転ラッチの構成に関しては、特許文献1〜6に開示されている。これらの特許文献から明らかなように、反転ラッチは、開扉の際に、操作部材(例えば操作レバー)を操作(押し下げ)により、錠箱内へとそのままストレートに後退動するのではなく、(1)まず、操作部材を操作すると、錠箱内に軸支したラッチ施錠片が、例えばサムターン側のカム部材により直接的に、又は例えばプッシュ・プル方式の操作部材側の単数又は複数個の連動片或いは押圧片を介して反転ラッチのロック状態が解消され、(2)次に、扉を開き始めると、ストライクの連続的な縁部に摺接しながら、かつ、ラッチバネのバネ力に抗して、しかも、リリース部材に対して別個・独立に反転しながら後退する。
ところで、開扉の際、反転ラッチは、金属製ストライクの連続的な縁部(戸枠の垂直端面までの連設部分も含む)に摺接しながら勢い良く復帰するので、反転ラッチの摺接時ないし復帰時に「ストライク側で、ストライクの連続的な縁部、特に連設部分の端面に擦れ合い、瞬間的に強い擦り合い音(弾くようなバシャ或いはガシャというような音)」が発生する。
ここで、開扉時における従来技術の問題点を示すフローチャート式概略説明図を参照にして、従来技術の問題点を付言する。図16に於いて、戸枠1、受け金具2、ストライクの連続的な縁部3、扉4、反転ラッチ30等の用語の符号は、本発明の実施例の説明に用いたものを便宜上用いている。
さて、開扉時における反転ラッチ30とストライクの縁部3とで発生する擦り合い音は、トロヨケが箱型形状であること、ストライクが開口を有する蓋体であること、そして、反転ラッチの衝止面が金属製ストライクの縁部3に常に摺接しながらストライクの縁部3から離れることから、受け金具2の凹所内で反響して増幅するという問題点があった。
すなわち、図16の符号Aは、施錠時の状態である。この時、反転ラッチ30は、受け金具2の凹所内に突出している。また、反転ラッチ30は、錠前に内装されたラッチ施錠片にロックされている。
符号Bは開扉aの状態である。この開扉aでは、操作部材(例えばプッシュ・プル錠のハンドル)を操作して扉4を開扉し始めた初期段階である。この時、反転ラッチ30は、その衝止面30aがストライクの縁部3の内側縁(開口縁)に当たるので、反転しつつ引っ込む。この時、反転ラッチ30は、図示しないラッチバネのバネ力に抗して、かつ、反転しながら錠箱内へと後退動する。
符号Cは開扉bの状態である。この開扉bでは、反転・後退した反転ラッチ30の突出先端がストライクの連続的な縁部3の外壁面を摺接している状態を示している。
符号Dは開扉cの状態である。この開扉cでは、反転ラッチ30の突出先端が、相変わらずストライクの連続的な縁部3の外壁面を摺接している状態を示している。したがって、開扉a〜開扉cでは、反転ラッチ30とストライクは離れずに接していることが判る。また、反転ラッチ30は、図示しないラッチバネのバネ力によって、反転状態でストライクを押し続けていることが判る。
符号Eは扉4をさらに開いた開扉dの状態である。この開扉dでは、反転ラッチ30がストライクの連続的な縁部3の外側縁から離れ、その離れた瞬間に、反転ラッチ30は、ラッチバネのバネ力によって、符号Aの状態に戻る。その際、反転ラッチ30は前板の開口窓の縁にも当たると共に、ストライクの外側縁と反転ラッチ30が強く擦れ合い、或いは弾くように擦れ合い、前述した擦り合い音(弾くようなバシャ或いはガシャというような音)が発生する。
そこで、現在、錠箱に、反転ラッチと、該反転ラッチを突出方向に付勢するラッチバネと、前記反転ラッチとは別個の部材であり、かつ、ラッチバネのバネ力に抗して反転ラッチと共に後退動するラッチ作動杆とを備え、扉の壁面側の操作部材を操作して該扉を開き始めると、反転ラッチは戸枠側の受け金具の縁部に当たって、しかも、前記ラッチバネのバネ力に抗して後退動する扉用プッシュ・プル錠に於いて、上述した「擦り合い音」を極力減退(静音)或いは解消することができる新規な扉用プッシュ・プル錠の出現が要望されている。
ところで、特許文献7には、開扉の際、操作部材から手を離したときに、ラッチボルトがラッチバネのバネ力により勢い良く突出しないように、錠箱内にラッチボルト用のダンパー装置を設ける事項が開示されている。
このダンパー装置は、例えばラッチとラッチ軸が一体型のラッチボルトの一辺に形成したラック歯列と、該ラッチボルトに直接噛合するピニオンと、該ピニオンのトルク軸(回転軸)を、高粘性物質の抵抗を介して支持する錠箱側の筒状軸受けで構成されている。したがって、前記ラッチボルトは「一つの部材」であるから、例えばレバーハンドルの操作力によってそのまま後退動する。それ故に、錠前にラッチ用のダンパー装置を設けることは公知事項である。
しかしながら、錠前のラッチにも色々な種類あり、また錠前には、「プシュ・プル錠」と称されるものも存在する。特に錠前がプシュ・プル錠であり、かつ、該プシュ・プル錠の錠箱内にラッチ作動杆(リリース部材)とは別個の部材であって、しかも、ストライクの連続的な縁部に摺接しながら、かつ、ラッチバネのバネ力に抗して独自に反転しながら後退する「反転ラッチ」に対してダンパー装置を設ける場合には、錠前を構成する各部材を合理的に配設する必要がある。
けだし、錠前の錠箱は、普通一般にケース身とケース蓋から構成され、その限定された内部空間にプシュ・プル錠に必要な各構成部材を反転ラッチと共に組み込む必要があるからである。
現在、特許文献7と同様に「反転ラッチ」を備えた扉用プッシュ・プル錠(特にプシュ・プル錠)においても、図16で指摘した問題点の観点から、反転ラッチが独自に作動するように、該反転ラッチ用のラッチ枠部、ラッチバネ、ダンパー装置等合理的に配設することが望まれている。
特公平2−55591号 特開平11−141407号公報 特許公開2003−74245号公報 特許公開2004−162311号公報 特許公開2004−211529号公報 特許公開2005−120769号公報 特開平9−151653号公報
そこで、本発明の第1の目的は、リリース部材に対して別個・独立に反転する反転ラッチを備えた扉用錠前に於いて、開扉時に発生するバシャ或いはガシャというような「強い擦り合い音」を極力減退(静音)或いは解消(消音)することである。第2の目的は、錠箱に反転ラッチ用のダンパー装置を合理的に設け、錠箱内の限られたスペースを有効的に活用することができることである。第3の目的は、ダンパー装置を構成するピニオン歯車が、その回転の際に粘性物質に対して抵抗を与えることができると共に、粘性物質が、極力外部に漏れないようにすることである。
本発明の扉用錠前は、反転ラッチと、反転ラッチを突出方向に付勢するラッチバネと、ラッチバネのバネ力に抗して反転ラッチと共に後退動しかつ反転ラッチとは別部材のラッチ作動杆とを備え、該扉を開き始めると、前記反転ラッチは戸枠側の受け金具の縁部に当たって、しかも、ラッチバネのバネ力に抗して後退動する扉用錠前に於いて、錠箱内に操作ハンドルの操作力によりスライドする少なくとも一つの摺動体と、該摺動体と係合するように軸支された作動レバーと、該作動レバーと連係するように軸支されたラッチ施錠片がそれぞれ配設されまた前記一つの摺動体と前記ラッチ作動杆との間の空間部分に反転ラッチ用のダンパー装置を設け、このダンパー装置は、前記ラッチ作動杆の後端部側に形成されたラック歯列と、錠箱に設けられた固定横軸と、この固定横軸に回動自在に設けられ、かつ、ラック歯列に噛合する筒状回転部材と、この筒状回転部材の回転に内部抵抗を与える粘性物質とから成ることを特徴とする。
(1)例えば図16のEの場合に於いて、反転ラッチ30がストライクの前面から離れる瞬間(完全突出する際)、ダンパー装置Zのダンパー効果により、筒状回転部材21が固定横軸19或いは錠箱側の筒状軸受けに対してゆっくり回転する。したがって、ラッチ作動杆は粘性物質の粘性抵抗が作用する分だけ減速してフロント側に前進する。その結果、ラッチバネ32の付勢力が減衰した状態で反転ラッチが完全突出するので、従来技術で指摘したように、擦り合い音(弾くようなバシャ或いはガシャというような音)を極力減退或いは解消することができる。
(2)請求項2に記載の発明は、錠箱内の限られたスペースを有効的に活用することができる。
(3)請求項3に記載の発明は、ダンパー装置を構成する粘性物質が、極力外部に漏れないようにすることができる。
図1乃至図12を参照にして本発明の第1実施例を説明する。まず、環境部材について簡単に説明する。1は寝室、トイレ、各部屋等の出入口の戸枠、2はトロヨケ及びストライクを有する金属製の受け金具、3は戸枠に固着具を介して固定された前記ストライクの縁部、4は水平方向に回動して出入口を開閉する扉(例えば室内扉)、5は室内の扉4の戸先に設けられた錠前、本実施例ではプッシュ・プル錠5である。
錠前5の錠箱6の上部側には、前板7に対して回動可能に設けられた回動ボタンを回動操作すると、プッシュ・プル錠におけるラッチ施錠片(ロッキングピース)の解除態様が、プッシュ・プル仕様又はプル仕様のいずれかに切り替わるラッチの係止解除機構Xが組み込まれている。
一方、錠箱6の下部側には、開扉の時に不注意により反転ラッチを施錠した状態で扉を閉めた時に反転ラッチの施錠状態が自動的に解錠状態となるサムターン錠の締め出し防止装置Yとが設けられている。締め出し防止装置Yの具体的構成は、本発明に関係がないので、割愛する。
次に図2を参照にして錠箱6の構成と主な部材を説明する。錠箱6は、ケース身6aと、このケース身6aの一側開口を閉鎖する矩形状のケース蓋6bとから成り、前記ケース身6aは前板7を有する。ここで、「前板7」とは、長板状の取付け前板7a又は/及びフロント7bを意味する。取付け前板7aとフロント7bとが別体の場合には、両者は図示しない固着具を介して合体する。
8は前板7の中央部に形成した開口窓9を基準としてケース身6aに形成された、或いは設けられた隔壁状のラッチ枠部で、このラッチ枠部8は、図3で示すように、例えば端面コ字型状に形成されている。ここで図3を参照にしてラッチ枠部8を簡単に説明する。8aは上壁、8bは下壁、8cは上下壁に交差する後壁である。
しかして、前記上壁8aには反転ラッチの係止解除機構Xを構成する第1施錠片用の第1受入れ孔10が形成され、一方、この第1受入れ孔10に対向するように前記下壁8bには、サムターン錠の締め出し防止装置Yを構成する図示しない第2施錠片用の第2受入れ孔11が形成されている。
前記第1・第2受入れ孔10,11は、本実施例では開口窓9側から前記後壁8cに向かって形成された水平長孔である。またラッチ枠部8の後壁8cの一側壁(ケース身の幅広側壁側の側壁)には、上下方向の一部(例えば中央部)にラッチ作動杆用の切欠部12が形成されている。図2に戻って、14は前板7の上部側に形成された回動ボタン用の支持部(嵌合孔)である。
また、錠箱6の上部の中央部分には、錠箱内にラッチ施錠片60と係合するように組み込まれる単数又は複数個の摺動部材を水平方向に案内するために、上下一対の水平案内部(例えば水平長孔、水平溝など)16が形成されている。本実施例では、複数個の水平案内部16が形成されている。
また、本発明の錠前5は、プッシュ・プル錠に適用しているので、錠箱6の上方隅角部には、操作ハンドルに連動する連動片(例えば押圧片)用の矩形状窓孔17が形成されている。さらに、錠箱6には、ラッチ施錠片60及び作動レバー55を揺動(回動)させるための固定横軸18,19が水平方向に併設されている。ここで、説明の便宜上、符号18をラッチ施錠片用の第1固定横軸、符号19を作動レバー用の第2固定横軸(或いはトルク軸)とする。加えて、錠箱6には前板7付近にバネ受け20、取付け孔等が設けられている。
したがって、錠箱5には、開口窓7,回動ボタン用嵌合孔14,摺動体を案内する水平案内部16,内外の操作ハンドル側の押圧片用窓17,各揺動部材用の複数個の固定横軸18,19などが形成されていると共に、前記開口窓7に対して反転ラッチを案内するラッチ枠部8が設けられ、或いは形成されている。なお、本発明の構成に関係のない部分は省略してある。
次に錠箱に組み込まれる主な部材について説明する。30はラッチ枠部8に設けられ、かつ、前板7のフロント板7bを基準に進退動する反転ラッチである。反転ラッチ30は、公知のように金属製の受け金具2のストライクと係合する。特に、反転ラッチ30は、扉4の開閉時、前述した金属製ストライクの縁部3に摺接しながら勢い良く復帰するので、反転ラッチの摺接時ないし復帰時に、例えば「ストライク側で強い擦り合い音」が発生する。
したがって、ここでの「(反転)ラッチ」は、発明の目的との関係で「反転ラッチ」と称されるものを意味し、該反転ラッチの一例は、図3に概略的に示してある。前述したように、反転ラッチ30は、ラッチ作動杆(リリース部材)33とは別個の部材である。扉の開閉の際に独自に作動(反転)する。
ここで、図3を参照にして反転ラッチ30の構成について説明する。30aはストライクの縁部(開口縁、戸枠の縁など)3と摺接する垂直状態の衝止面である。30b,30bは、反転ラッチ6の上下面からそれぞれ凸片状に突出する突起部で、これらの突起部30b,30bは反転ラッチの回転軸としての機能、後述するラッチ施錠片と係合する機能を有する。30c,30cは反転ラッチの後端部で、この後端部30c,30cにはラッチバネ32の一端部32aを支持するバネ端収納部31が形成されている。
32はラッチ軸に相当するラッチ作動杆33の端面L型状先端部34に一端部32aが圧接し、一方、その他端部32bがラッチ枠部8の後壁8c内面に圧接するラッチバネである。本実施例では、図1で示すように、このラッチバネ32の一端部32aが、ラッチ作動杆33の先端部34aの内面に圧接する。したがって、ラッチバネ32は、ラッチ作動杆33の先端部34aを介して反転ラッチ30のバネ端収納部31に組み込まれ、反転ラッチ30を常時突出方向に付勢する。
次に、図3及び図4を参照にしてラッチ作動杆(単に「作動杆」という)33について説明する。34は作動杆のL型状先端部で、この先端部34は、反転ラッチ30のバネ端収納部31の内壁面に直接又は間接的に組み込まれ、かつ、ラッチバネ32のバネ力により該内壁面に圧接する。
ところで、作動杆33の形態に関しては、棒状、板片状等任意に設計変更可能であるが、本実施例では、ラッチバネ32の一端部32aを受けるバネ端支持壁34aと、該バネ端支持壁34aに交差状に連設しかつ前述したラッチ枠部8の切欠部12に案内される摺動壁34bとを有する先端部34と、この先端部34に板状に連設する後端部35とから成り、前記後端部35の一辺(上辺)には、ラック歯列36が形成されている。
しかして、前記バネ端支持壁34aのバネ端用支持突起37を有する内壁面に対向する中間突起壁38との間には、ラッチバネ32を組み込むことができる所要のバネ収納空間39が設けられている。
ここで、図5乃至図7を参照にして、錠箱6内に設けた反転ラッチ30用のダンパー装置Zについて説明する。図面に示したダンパー装置Zは、ラッチ作動杆33の後端部35側の一辺に形成されたラック歯列36と、錠箱6側に固定的に設けられた固定横軸(支軸)19と、この固定横軸19に回動自在に設けられ、かつ、前記ラック歯列36に噛合する係合歯23aを有する筒状回転部材21と、前記固定横軸19の外周に対する筒状回転部材21の筒内部に入れた(注入、塗布等)粘性物質22とから成る。粘性物質22は、望ましくはシリコンオイル或いはシリコングリスと称されている高粘性物質である。
しかして、筒状回転部材21は、筒内が断面段差状のピニオン歯車23と、該ピニオン歯車内に形成され、かつ、粘性物質22に抵抗を与える単数又は複数個の小突起25を有すると共に、ピニオン歯車23に形成された粘性物質用収納孔の一方側を閉鎖する蓋板24とから成る。前記小突起25は、本実施例では、ピニオン歯車23の内周に対向状態に「2個」形成され、ピニオン歯車23の回転時、粘性物質22に対して邪魔する(抵抗を与える)機能を発揮する。
ところで、ピニオン歯車23の筒内部は、図7で示すように断面段差状であり、小径の軸孔27と、この軸孔27に連通すると共に該軸孔27よりも大径の粘性物質用収納孔28と、この収納孔28に連通すると共に該収納孔28よりも大径の嵌合孔29をそれぞれ有している。
なお、ダンパー装置Zの他の構成に関して、図面に示したダンパー装置Zと構成が実質的に同一なので、特に図示しないが、筒状回転部材23側に固定横軸(トルク軸)が一体的に設けられ、一方、錠箱6側には前記固定横軸を、粘性物質22を介して支持する筒状軸受けが固定されていても良い(特許文献7の公知の構成)。
さらに、本発明の最適の錠前について説明する。本発明の錠前5は、ラッチの係止解除機構Xを備えるプシュ・プル錠である。このプシュ・プル錠5は、錠箱6内に、操作ハンドルの操作力によりスライドする少なくとも一つの摺動体46(47)と、該摺動体と係合するように軸支された作動レバー55と、該作動レバーと連係するように軸支されたラッチ施錠片60がそれぞれ配設され、前記作動レバー55は、固定横軸19に筒状回転部材21と共用するように軸支されている。
そこで、ラッチの係止解除機構Xを構成する部材について説明する。40は前板7に対して回動可能に設けられた回動ボタンで、この回動ボタン40を略90度回すと、本実施例ではプッシュ・プル錠におけるラッチ施錠片の解除態様が、プッシュ・プル仕様又はプル仕様のいずれかに切り替わる。図1及び図6を参照にして回動ボタン40を説明する。
41は周胴部で、この周胴部41は錠箱6の取付け前板7aの内壁面側に位置する。42は周胴部41の外周壁面に半径方向に突設された1又は2以上のストッパー部で、このストッパー部42は、回動ボタン40の回転位置如何によって後述する第2摺動体の前進を規制する機能を果す。
43は周胴部41の前面に突設された嵌合突起で、この嵌合突起43は前板7の嵌合孔14に嵌合する。嵌合突起43の前面は、フロント7bの前面と面一であり、図示しない小ドライバー用の溝43aを有する。
44は嵌合突起43と周胴部41との間に連設形成された角型或いは矩形板状のバネ支持部である。45は回動ボタン40に対して設けられたクリックバネで、このクリックバネ45の左右の棒状当接部45a,45aは、前記バネ支持部44の外周面にそれぞれ圧接する。
次に、図1、図10に於いて、46.47は錠箱5の上方の収納空間に水平状態に配設されたプッシュ・プル用摺動体である。ここでは外枠の摺動体を第1摺動体46、一方、外枠の摺動体内に組み込まれた枠状の摺動体を第2摺動体47とする。また、外側の操作ハンドルに連動する部材を上方の押圧片48とし、一方、内側の操作ハンドルに連動する部材を下方の押圧片49とする。
そこで、図10を参照にして外枠の第1摺動体46と内側の第2摺動体47とを説明する。まず外枠の第1摺動体46は、複数個の係合突起を介して錠箱6の水平案内部16に水平動自在に設けられている。
しかして、46aは上壁部、46bは下壁部、46cは上下壁部と直交する後壁部、46dは後壁部に対して所要の空間を有して対向する前壁部である。
前記後壁部46cの内壁面は、図示しない操作部材に連動する上下の押圧片48,49を受ける受け板の機能を有する。また前記下壁部46bの一部には作動レバー用の切欠部51が形成されている。
次に、内側の第2摺動体47は、横長のコ時型形状に形成され、回動ボタン40及び上下の押圧片48,49にそれぞれ関連付けられて外枠第1摺動体46内に水平動自在に設けられている。
しかして、47aは内側の上壁部、47bは内側の下壁部、47cは上下壁部47a,47bと直交する内側の後壁部、47dは後壁部と対抗するバネ受け用隔壁、47eは回動ボタン40のストッパー42と関係する先端部である。
前記内側の上下壁47a,47bの先端部寄りの部位には、前述した前壁部46dに対する逃し用切欠部が形成され、また前記内側の下壁47bの一部には、作動レバー用の切欠部51と同様の内側切欠部54が形成されている。
さらに、前記バネ受け用隔壁47dは前述した摺動体用付勢バネ52の他端(後端)部を受ける。したがって、摺動体用付勢バネ52は、第1及び第2摺動体46,47内に組み込まれている。なお、第1摺動体46の前壁部46dには、符号を付さない逃し用切欠部が形成されている。
次に、作動レバー55と、該作動レバー55と連係するラッチ施錠片60について説明する。作動レバー55は第2固定横軸19に軸支されている。一方、ラッチ施錠片60は、第1固定横軸18に軸支されている。両部材55,60は、図8で示すように、例えばラッチ施錠片60の後端部60aに突設した係合部(例えば可動突起)61と、作動レバー55の先端部55aに形成した被係合部(例えば係合長孔)56を介して互いに連係されている。
さて、作動レバー55は、図8で示すように、例えば一枚の板材をチャンネル形状に形成し、その対向壁に第2固定横軸19用の軸孔57を形成している。したがって、作動レバー55と筒状回転部材21は一つの固定横軸(或いはトルク軸)19を共用している。
また作動レバー55は、その対向壁の一方側を長板状に延設し、その先端部55aに被係合部(例えば係合長孔)56を形成している。さらに、長板状の対向壁の上辺に立ち上がり状の第2係合アーム部58を形成し、該第2係合アーム部58は、図1で示すように、第1摺動体46の切欠部51を介して第2摺動体47の切欠部54内へと入り込んでいる。
一方、ラッチ施錠片60の後端部60aには、前述した係合部(例えば可動突起)61の他に、第1固定横軸18用の軸孔62が形成されている。そして、この軸孔62を基準にすると、該軸孔62よりも下方部位には、作動片33に軸支した係止カム38と係合可能な突起状摺接部63が設けられている。また、後端部60aには、作動レバー55の第2係合アーム部58と同様に、第1摺動体46の切欠部51内へと入り込む第1係合アーム部65が設けられている。
さらに、当然のことながら、ラッチ施錠片60の先端部60bは、反転ラッチ30の突起30bと係脱するロック部分64を有する。加えて、ラッチ施錠片60は、第1固定横軸18に巻装されているバネ66により、ラッチに係合する方向に常時付勢されている。
次に、図11及び図12を参照にして作用を説明する。まず、図11は図示しない操作部材を引く(又は押す)という操作しながら、若干扉を開き始めた所の作動態様を示す。この時、操作部材の操作力により、(a)例えば内側の第2摺動体47は該押圧片49を介して前板7側に移動し、(b)また同時に、作動レバー55が第2固定横軸19を支点に反時計方向に回転し、(c)また同時に、可動突起61が下方へ移動し、(d)また同時に、ラッチ施錠片60は、第1固定横軸18を支点に時計方向に回転して反転ラッチ30の突起30bから離れる。
このように、(a)〜(d)は、操作ハンドルを引く(又は押す)という操作に起因して各部材が同時に連動し、その結果、反転ラッチ30に対するラッチ施錠片60のロック状態が解消される。
それ故に、若干扉を開き始めると、(e)反転ラッチ30は、金属製のストライクの縁部3に押されることになるから、開扉量に対応してかつラッチバネ32のバネ力に抗して反転しながら後退動する。(f)反転ラッチ30が後退すると、当然、作動片33もバネ32のバネ力に抗して後退する。この時、反転ラッチ30の作動に連動する作動片33は矢印A方向へ後退動することになるから、筒状回転部材21も作動レバー55と同じ方向(反時計方向)へ回転する。この時、筒状回転部材21は筒内部の高粘性物質22の粘性抵抗(内部抵抗)に抗して固定横軸19に対して回転することになるが、普通一般に、人は扉を勢い良く開けないものである。
一方、図12は、図16のEの開扉dに相当する場合である。前述したように、普通一般に反転ラッチ30がストライクの縁部3から解放される瞬間、ラッチバネ33の付勢力により勢い良く、矢印B方向へと完全突出しようとするが、本実施例では、反転ラッチ30の前進時にもダンパー装置Zのダンパー効果により、筒状回転部材21が固定横軸19或いは錠箱側の筒状軸受けに対してゆっくり回転する。
したがって、作動杆33は粘性物質22の粘性抵抗が作用する分だけ減速してフロント側に前進する。その結果、ラッチバネ32の付勢力が減衰した状態で反転ラッチが完全突出するので、従来技術で指摘したように、「擦り合い音」が減退或いは解消する。
なお、操作部材から手を離すと、各部材が前述した(a)〜(d)の反対の作動態様(第2摺動体47は右側に移動、作動レバー55は時計方向に回転、可動突起61は上方へ移動、ラッチ施錠片60は反時計方向に回転等)になる。
次に、この欄では、図13乃至図15に示すプッシュ・プル錠5の要部(作動レバー55Aとラッチ施錠片60との連係構成)を変更した第2実施例を説明する。なお、この第2実施例の説明に当たって、前記第1実施例と同一又は同様(機能が同一)の部分には、同一又は同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
この第2実施例が前記第1実施例と異なる点は、内枠状の第2摺動体47と係合するように第2固定横軸19軸支された作動レバー55Aと、該作動レバー55Aと連係するように第1固定横軸18に軸支されたラッチ施錠片60Aとの組合せ関係である。
この相違点は、例えば図8と図13を対比すると明らである。すなわち、第1実施例では、ラッチ施錠片60の後端部60aに突設した係合部(例えば可動突起)61と、作動レバー55の先端部55aに形成した被係合部(例えば係合長孔)56とは、互いに一体的に連結されているのに対して、第2実施例では、ラッチ施錠片60Aの後端部60aに作動レバー55Aの先端部55aが乗っかっている。
上記のようにプッシュ・プル錠5の要部を設計変更しても、第1実施例と同一の目的を達成することができ、また、同一の作用・効果がある。
なお、付言すると、本実施例のプッシュ・プル錠5は、前板7の手前から図示しないドライバーの先を回動ボタン40の溝43aに差し込み、回動ボタン40を回動操作すると、プッシュ・プル錠におけるラッチ施錠片60の解除態様が、プッシュ・プル仕様又はプル仕様(又はプッシュ仕様)のいずれかに切り替わる。
図1乃至図12は、本発明の第1実施例を示す各説明図。図13乃至図15は、プッシュ・プル錠の要部を設計変更した第2実施例を示す各説明図。図16は従来技術の問題点を示すフローチャート式概略説明図。
扉の閉戸時における錠前の内部構造を示す概略説明図。 ケース身を主とした錠箱の説明図。 ラッチ、ラッチ枠部、ラッチバネ及び作動杆の説明図。 主要部(作動杆及び筒状回転部材)の概略説明図。 錠箱の後壁側から見た主要部(作動杆、筒状回転部材及び固定横軸)の概略説明図。 図6(a)は、固定横軸を含む筒状回転部材の正面図、図6(b)は図6(a)のA−A線断面説明図。 固定横軸を含む筒状回転部材の分解説明図。 プッシュ・プル錠を構成する第1・第2摺動体、作動レバー、ラッチ施錠片等の斜視図。 プッシュ・プル錠を構成する回動ボタン、クリックバネ等の説明図。 プッシュ・プル錠を構成する第1摺動体と第2摺動体との組合せ関係を示す説明図。 作用の説明図(操作部材を操作しながら、若干扉を開き始めた所の作動態様)。 扉の開扉の瞬間における錠前の内部構造を示す概略説明図。 第2実施例の概略説明図(図8と同様の概略説明図)。 図11と同様の説明図。 図12と同様の説明図。 従来技術の問題点を示すフローチャート式概略説明図。
X…ラッチの係止解除機構、Y…サムターン錠の締め出し防止機構、Z…ダンパー装置、1…戸枠、2…受け金具、3…縁部、4…扉、5…錠前、6…錠箱、7…前板、8…ラッチ枠部、9…開口窓、14…支持部、17…窓孔、19…固定横軸(又はトルク軸)、21…筒状回転部材、22…粘性物質、23…ピニオン歯車、23a…係合歯、24…蓋板、25…小突起、27…軸孔、28…粘性物質用収納孔、29…嵌合孔、30…反転ラッチ、32…ラッチバネ、33…ラッチ作動杆、34…ラッチ作動杆の先端部、35…ラッチ作動杆の後端部、36…ラック歯列、38…中間突起壁、39…バネ収納空間、40…回動ボタン、46…第1摺動体、47…第2摺動体、55.55A…作動レバー、60,60A…ラッチ施錠片。

Claims (3)

  1. 反転ラッチと、反転ラッチを突出方向に付勢するラッチバネと、ラッチバネのバネ力に抗して反転ラッチと共に後退動しかつ反転ラッチとは別部材のラッチ作動杆とを備え、該扉を開き始めると、前記反転ラッチは戸枠側の受け金具の縁部に当たって、しかも、ラッチバネのバネ力に抗して後退動する扉用錠前に於いて、錠箱内に操作ハンドルの操作力によりスライドする少なくとも一つの摺動体と、該摺動体と係合するように軸支された作動レバーと、該作動レバーと連係するように軸支されたラッチ施錠片がそれぞれ配設されまた前記一つの摺動体と前記ラッチ作動杆との間の空間部分に反転ラッチ用のダンパー装置を設け、このダンパー装置は、前記ラッチ作動杆の後端部側に形成されたラック歯列と、錠箱に設けられた固定横軸と、この固定横軸に回動自在に設けられ、かつ、ラック歯列に噛合する筒状回転部材と、この筒状回転部材の回転に内部抵抗を与える粘性物質とから成る扉用錠前。
  2. 請求項1に於いて、前記作動レバーは、固定横軸に筒状回転部材と共用するように軸支されていることを特徴とする扉用錠前。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、筒状回転部材は、筒内が断面段差状のピニオン歯車と、該ピニオン歯車内に形成され、かつ、粘性物質に抵抗を与える突起を有すると共に、ピニオン歯車に形成された粘性物質用収納孔の一方側を閉鎖する蓋板とから成ることを特徴とする扉用錠前。
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