JP2006022478A - 扉用ラッチ錠 - Google Patents

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Abstract


【課題】 閉扉時、ラッチの背(垂直な係合壁面)とストライクの係合縁部との間に発生する隙間(ガタ)を解消すること。
【解決手段】 扉の閉扉時、枠側に設けられたストライクの矩形状係合開口に係合するラッチを備えた扉用ラッチ錠に於いて、前記枠側に軸に回転自在に軸支された可動押圧体を有するラッチの引き込み装置を設け、前記可動押圧体は、扉の閉扉時、枠側の付勢手段の付勢力により、前記係合開口に入り込んだラッチの背を押圧することを特徴とする扉用ラッチ錠。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ラッチの引き込み装置を備えた扉用ラッチ錠に関する。
当業者間でラッチボルト、反転ラッチなど「ラッチ」と称されている係合部材は、閉扉時、例えば建具の戸枠側に固定的に設けられた「ストライク」と称される金属製の受け金具の所定の係合開口(ラッチ係入孔)に係入する。この係合開口の大きさは、普通一般に扉側の錠箱と枠側のストライクとの取り付け位置の誤差を理由にラッチの幅よりも大きく寸法を取る。
したがって、閉扉時、ラッチが所定の係合開口に係入しても、必ず、ラッチの背(垂直な係合壁面)とストライクの係合縁部との間に隙間(ガタ)が発生する。これが扉のガタつく原因になる。このような隙間(ガタ)は、ある意味では止むを得ないものかも知れないが、扉にがたつきがあると、がたつき音が発生し、中には「不快感」を感じる人もいる。
また、建具を長年使用していると、扉の反り、熱反り等により、扉が最後まで密着状態に閉まらない場合がある。扉が密着状態に閉まらないとは、所望のラッチングを得ることができないことを意味するが、これは空調中の部屋や大型冷蔵庫の扉などでは、冷気が外部に漏洩する原因となる。であるから、扉全般の扉用ラッチ錠に於いて、閉扉時、ラッチの背を押し付け、最後まで扉が閉まることが要望されている。
特許文献1には、扉の閉扉時、枠側に設けられたストライクの矩形状係合開口に係合するラッチを備えた扉用ラッチ錠に適用するものではなく、逆転の発想で、「枠側にストライクと、該ストライクに軸支された曲面形状の係止面を有する特殊形状のラッチとを設け、閉扉時、ラッチと扉側のストライクの矩形状係合開口との間隙を解消する構成」が開示されている。
上記構成の扉用ラッチ錠は、家具類には適用しても問題はないが、外観上、錠の機構などの理由から、扉の閉扉時、枠側に設けられたストライクの矩形状係合開口に係合するラッチを備えた扉用ラッチ錠に適用し難いものであった。そこで、後者の構成を前提とするラッチの引き込み装置を備えた扉用ラッチ錠の出現が要望されている。
特開平10−18661号公報
本発明の主たる目的は、閉扉時、ラッチの背(垂直な係合壁面)とストライクの係合縁部との間に発生する隙間(ガタ)を解消すること、いわゆるラッチング時のガタを防止することである。また、本発明の目的は、閉扉時におけるラッチングの確実化を図ることである。
本発明の扉用ラッチ錠は、扉の閉扉時、枠側に設けられたストライクの矩形状係合開口に係合するラッチを備えた扉用ラッチ錠に於いて、前記枠側に軸に回転自在に軸支された可動押圧体を有するラッチの引き込み装置を設け、前記可動押圧体は、扉の閉扉時、枠側の付勢手段の付勢力により、前記係合開口に入り込んだラッチの背を押圧することを特徴とする。
上記構成に於いて、可動押圧体は、所定量直線移動することができるように離間した上下の水平案内軸に支持されている。また、付勢手段は、上下の水平案内軸にそれぞれ巻装されたバネである。また、付勢手段は、枠側の収容箱内に設けられた磁性体の極性に対応して可動押圧体を常時付勢する単数又は複数の磁石である。
また、収容箱は長箱状に形成され、該収容箱には、少なくとも、駆動源と、この駆動源の駆動力に上下方向に移動するスライド板と、このスライド板の制御部分に制御される係合板を有する可動押圧体と、該可動押圧体を常時付勢する付勢手段とがそれぞれ組み込まれ、前記駆動源は、扉の開閉状態を検知する検知手段及び該検知手段の検出信号に基づいて電源出力を制御するコントローラを介して起動する。
さらに、可動押圧体は、上下の水平案内軸に外嵌合し、かつ、閉扉時にラッチの背と当接可能な押圧部とを有する側端面ハット型状の押圧板と、この押圧板に一体的に結合し、かつ、スライド板の上下部にそれぞれ形成した傾斜状の制御部分と摺接可能な複数個の係合突起を有する係合板とから成る。加えて、係合突起には、回転ローラが設けられていることを特徴とする。
また、本発明の扉用ラッチ錠は、扉の閉扉時、枠側に設けられたストライクの矩形状係合開口に係合するラッチを備えた扉用ラッチ錠に於いて、前記枠側に縦軸に回転自在に軸支された可動押圧体を有するラッチの引き込み装置を設け、前記可動押圧体は、枠側の収容箱に形成した切欠端面の間に位置するように配設され、扉の閉扉時、枠側の付勢手段の付勢力により、前記係合開口に入り込んだラッチの背を押圧することを特徴とする。
上記構成に於いて、スライド板は、一端部に指先状の細い部分を有し、この細い部分に可動押圧体の係合板に押圧係合可能な傾斜状の制御部分が連設し、さらに、この制御部分に連設してラックが形成されている。また、収容箱は長箱状に形成され、該収容箱には、少なくとも、駆動源と、この駆動源の駆動力に上下方向に移動するスライド板と、このスライド板の制御部分に制御される係合板を有する可動押圧体と、該可動押圧体を常時付勢する付勢手段とがそれぞれ組み込まれ、前記駆動源は、扉の開閉状態を検知する検知手段及び該検知手段の検出信号に基づいて電源出力を制御するコントローラを介して起動することを特徴とする。
(1)閉扉時、ラッチの背とストライクの係合縁部との間に発生する隙間(ガタ)を解消することができる。したがって、いわゆるラッチング時のガタを防止することができる。
(2)普通一般に普及している扉用ラッチ錠(枠側にストライクがあり、一方、扉側にラッチがあるラッチ錠)を前提とするので、建物の出入り口を主とする扉用ラッチ錠に幅広く利用することができる。
(3)請求項1の構成要件に、「収容箱に、少なくとも、駆動源と、この駆動源の駆動力に上下方向に移動するスライド板と、このスライド板の制御部分に制御される係合板を有する可動押圧体と、該可動押圧体を常時付勢する付勢手段とがそれぞれ組み込まれ、前記駆動源は、扉の開閉状態を検知する検知手段及び該検知手段の検出信号に基づいて電源出力を制御するコントローラを介して起動する構成要件」を限定した実施例の場合には、閉扉時におけるラッチングの確実化を図ることを目的とする電気錠型の扉用ラッチ錠に利用することができる。
(4)引き込み装置を構成する押圧可動体を収容箱に合理的に配設し、錠箱内の狭い空間を有効的に活用することができる。
以下、図1乃至図9に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。
(1)発明の実施の環境
図1及び図2は発明の実施の環境を示す各概略説明図である。図1及び図2に於いて、Xはラッチを含む扉用ラッチ錠(例えば建具、冷蔵庫などの扉用ラッチ錠)である。扉用ラッチ錠Xは開閉扉1の自由端部の切り込み口或いは開口部に内装されている。例えば錠Xを構成する錠箱の外側に位置する操作部材(ノブ、レバーハンドル、プル・プッシュ式ハンドルなど)の操作力により、錠箱内の単数又は複数の作動片が駆動し、これにより、ラッチ(例えば反転ラッチ)2が支軸を支点に回転可能となる。
(2)ラッチ2
ラッチ2は、「反転ラッチ」を採用している。反転ラッチ2の構成は、例えば特開平11−141207号に記載されている。したがって、反転ラッチ2は、開閉時、図示しないラッチバネのバネ力に抗して回転可能及び後退動可能である。ラッチ2は、閉扉時に引き込み装置Yの可動押圧体の押圧端面が当たる背(垂直な係合壁面、係止面のこと。)2aと、この背2aに鋭角方向に連設し、開扉時に前記可動押圧体の押圧端面又はストライク3に摺接する腹(垂直な摺接面、傾斜面のこと。)2bと有している。
(3)ストライク3
ストライク3は、ラッチ2と係脱することができるように枠側に固定的に設けられている。ストライク3は、金属板で板状に形成され、その中央部には、ラッチ2が係脱する所定の係合開口(ラッチ係入孔)4が形成されている。公知のように、前記係合開口4は正面視矩形状に形成されているのに対し、ラッチ2は、平面視直角三角形に形成されている。したがって、閉扉時、ラッチ2の背2aとストライク3の係合縁部3aとの間に発生する隙間(ガタ)5が発生する。そこで、本発明は、図2で示すように、閉扉時、可動押圧体6の押圧端面でラッチ2の背2aを押し付け、いわゆるラッチング時のガタを防止する。
(4)ラッチの引き込み装置Y
ここで、「ラッチの引き込み」とは、閉扉時、ラッチを扉1の閉まる方向へ押し込むことをいう。したがって、ラッチの引き込み装置Yは、閉扉時、ラッチ2の背2aを押し付ける可動押圧体6を備えている。
(5)可動押圧体6
図3乃至図5は、主に可動押圧体6の構成を示す各概略説明図である。これらの図面に於いて、7は側端面ハット型状の押圧板である。この押圧板7は、水平の嵌合筒8をそれぞれ有する上下の端板部9,9と、これらの端板部9,9に突起状(横向き凹所状)に連設する中央部10と、この中央部の開口側端面にストライク3の係合縁部3aまで延びるように突出形成され、かつ、閉扉時にラッチ2の背2aと当接可能な押圧部11とを有している。そして、前記押圧部11の端面中央部には、開扉時にストライクの係合縁部3aに当接する小突起状の折曲部12が形成されている。
一方、13は前記押圧板7と一体的に結合する上下端面L型状の係合板である。この係合板13は、縦長の垂直支持板部14に直交方向に連設し、かつ、外壁面の上下部に計2個の係合突起16を有する垂直係合板部15とから成る。前記係合突起16は、後述するスライド板の上下の制御部にそれぞれ係合可能な回転ローラ17が設けられている。
前述した嵌合筒8は、特に符号を付さないが、押圧板7の端板部9.9及び係合板13の垂直支持板部14にそれぞれ形成された貫通孔に取付け基端部がカシメ固定されている。
ここで、可動押圧体6用の複数個の軸案内手段18及び付勢手段19を説明する。符号18は、引き込み装置Yの収容箱21内の上下に離間して横設軸架された一対の水平案内軸で、これらの水平案内軸18,18に可動押圧体6が上下水平嵌合筒8,8を介して外嵌合する。また、前記付勢手段19の一例としては、コイルバネが採用され、前記水平案内軸18,18にそれぞれ巻装されている。上下一対の付勢手段19,19は、可動押圧体6をラッチ2の引き込み方向(図4の矢印A)へ常時付勢する。
(6)収容箱と各部材
ラッチの引き込み装置Yは、例えばサッシ型戸枠の縦枠内に縦長の収容箱21が内装されている。そして、収容箱21には、扉1の開閉状態をそれぞれ検知する検知手段(リードスイッチ)23.24、駆動源(駆動モータ)25、スライド板28、可動押圧体6、案内手段18及び付勢手段19が組み込まれている。
そこで、図1を参照にして収容箱21内に設けられた検知手段23.24、駆動源25等及び収容箱21の外に設けられたコントローラ22を説明する。なお、コントローラ22は、コンバクト化を実現することにより、収容箱21内に組み込むことも可能である。
まず、可動押圧体6の位置を基準にすると、23は収容箱21内の上方に配設された閉扉用第1検知手段、一方、24は収容箱21内の下方に配設された開扉用第2検知手段である。駆動源25は、その出力軸が上方を向くように収容箱21の下部側に縦長に内装されている。
駆動源25の駆動力は、出力軸に固定された小さな傘歯車を始めとする減速歯車機構(複数個の伝動歯車)26を介してラック27を有するスライド板28に伝達される。
縦長のスライド板28は、断面コ字型状に形成され、かつ、前記駆動源25の駆動力により、収容箱21の内壁面に案内されて上下動する。しかして、スライド板28の下端部に減速歯車機構26のピニオンと噛合する前記ラック27が形成され、また、該ラック27よりも上方の一側壁の上下部に、前述した係合突起16の回転ローラ17と摺接係合するピストル形状の制御部29.29が離間して設けられている。
各制御部29は、本実施例では傾斜状の制御部分29aを有する縦長の係合孔である。この係合孔は、図6で示すように、上方が幅広で、一方、下方に至るにしたがって次第に幅が狭くなっている。
(7)閉扉時の作動
閉扉時には、図6及び図7で示すように、可動押圧体6は、付勢手段によりラッチ2を引き込む方向へと移動する。
すなわち、閉扉時、第1検知手段23が閉扉信号を検知し、該閉扉信号aをコントローラ22が受け取ると、電源の出力を制御30する。これにより駆動源25が起動し、該駆動源25の駆動力は、減速歯車機構26を介してスライド板29に伝わる。本実施例では、スライド板29は収納箱21に案内されながら下方へと移動する。そうすると、スライド板29の制御部29の制御部分29aは可動押圧体6の係合突起16から離れるので、可動押圧体6は、いわばスライド板29から解放された状態(自由)となる。
したがって、可動押圧体6は、付勢手段19のバネ力により、案内手段18に案内されながらラッチ2を引き込む方向(押圧方向、閉扉方向)へと移動する。これにより、可動押圧体6の押圧部11がラッチ2の背2aに密着し、「ガタ(例えば2mm)」が全く無くなる。
(8)開扉時の作動
一方、開扉時には、図8及び図9で示すように、可動押圧体6は、ストライク3の係合縁部3aに当接する元の位置へと復帰する。
すなわち、開扉時、第2検知手段24が開扉信号を検知する。コントローラ22は、該開扉信号bを受け取ると、閉扉時と同様に電源の出力を制御30する。これにより駆動源25が起動し、該駆動源25の駆動力は、減速歯車機構26を介してスライド板29に伝わる。
したがって、スライド板29は、閉扉時とは逆で、収納箱21に案内されながら上方へと移動する。そうすると、スライド板29の制御部29の制御部分29aが上方へ移行するに連れて可動押圧体6の係合突起16(本実施例では回転ローラ17)を押し付ける格好となるから、可動押圧体6は、付勢手段19のバネ力に抗して、かつ、案内手段18に案内されながら開扉方向へとスムースに移動する。
その結果、本実施例では、可動押圧体6の押圧部11の折曲部12がストライク3の係合縁部3aに当接する。それ故に、扉1を開いても、ストライク3の係合縁部3aと可動押圧体6の押圧部11或いは折曲部12との間に何らの間隙が発生せず、閉扉時におけるラッチングの確実化を図ることができる。
本発明の第1実施例に於いて、可動押圧体6を、ラッチ2を引き込む方向(押圧方向、閉扉方向)へ常時付勢する付勢手段19は、バネである旨を説図したが、付勢手段19は、図10で示すように、磁性体の極性に対応して可動押圧体6を常時付勢する(この実施例では反発する)単数又は複数の磁石であっても良い。
磁性体の極性を利用する場合には、磁石同士、又は一方が磁石であるのに対して他方は磁性体の性質を有する材料で形成する場合がそれぞれ考えられるが、図10では、収容箱21の内壁面21aの適宜個所に単数又は複数個の第1磁石32を固定し、一方、可動押圧体6の中央部の外壁面10aに第1磁石32に対向するように第2磁石33を固定する。このように構成しても、閉扉時及び開扉時に於いて、第1実施例と同一の作用・効果を得ることができる。
次に、この欄では、本発明の第2実施例について説明する。なお、第2実施例の説明に当たって、前記第1実施例と同一の部分には、同一又は同様の符号を付して重複する説明を省略する。
図11乃至図14に示す第2実施例に於いて、前記第1実施例と主に異なる点は、第1実施例の可動押圧体6は、閉扉時、付勢手段19の付勢力(バネ力、磁気力)により、水平方向に所定量直線移動するが、第2実施例の可動押圧体6Aは、閉扉時、付勢手段19の付勢力(バネ力、磁気力)により、水平方向に所定量回転する点、付勢手段19がストライク3の係合開口4或いは扉1の自由端面と交差する方向に配設されている点、スライド板28Aの制御部の制御部分は細長い上端部に連続する中央部29Aの傾斜面29aである点などである。
そこで、主に図12を参照にして、異なる点を補足説明する。21Aは収容箱の一部分を示している。図12で明らかなよう、収容箱21Aの手前側の角部分は、断面L型状の可動押圧体6Aが所要量回転することができるように切欠35されている。この縦方向切欠部35の上下の切欠端面には、内部に折り曲げ形成された突片状の軸受け機能を有する支板36がそれぞれ形成されている(上方支板は省略)。断面L型状の可動押圧体6Aは、その折り曲げ中央部の上下端部に前記支板36と対向する一対の軸受け部37を有し、上下の支板36に支持された縦軸38に回転自在に軸支されている。
また付勢手段19は、第1実施例と同様にコイルバネを採用しているが、その一端部は、収容箱21Aの切欠端面が内部に入り込むように折り曲げ形成された一側壁の垂直支持部39に支持され、一方、他端部は可動押圧体6Aの垂直係合板部15Aの内壁面に支持されている。なお、付勢手段19は、落下しないように適宜に支持されている。
さらに、スライド板28Aは、図11で示すように、縦方向に連続する板状部材であり、上端部41は指状に細長く、また、中央部29Aの可動押圧体6A側の側壁は、開扉時、可動押圧体6Aの垂直係合板部15Aの外壁面を押圧することができるように上端部41の側壁から次第に傾斜面29aとなっている。そして、制御部としての中央部29Aに連続する下端部にラック27が形成されている。
上記構成に於いて、図13が閉扉時の状態を示し、一方、図14は開扉時の状態を示す。作用・効果については、第1実施例と同様なので、詳細な説明を割愛する。
本発明は、主に建具や錠前の業界で利用される。
図1乃至図9は本発明の最良の実施例(第1実施例)を示す各説明図。図10は付勢手段の他の例を示す説明図。図11乃至図14は本発明の最良の実施例(第2実施例)を示す各説明図。
第1実施例の実施の環境状態を示す概略説明図。 第1実施例の主要部を平面視から見た概略説明図。 可動押圧体を扉の開閉方向から見た正面図。 主たる部材(可動押圧体、軸、付勢手段)の斜視図。 可動押圧体等を、枠側を向かって見た概略説明図。 閉扉時におけるスライド板と可動押圧体の係止板(係合突起)との関係を示す説明図。 図6に於いて、平面視から見た概略説明図。 開扉時におけるスライド板と可動押圧体の係止板(係合突起)との関係を示す説明図。 図8に於いて、平面視から見た概略説明図。 付勢手段を磁性体に代えた図2と同様の概略説明図。 第2実施例の実施の環境状態を示す概略説明図。 主たる部材(収容箱の一部、可動押圧体、軸、付勢手段)の斜視図。 閉扉時に於いて、主要部を平面視から見た概略説明図。 開扉時に於いて、主要部を平面視から見た概略説明図。
符号の説明
X…扉用ラッチ錠、Y…ラッチの引き込み装置、1…扉、2…ラッチ、2a…背(垂直な係合壁面)、2b…腹(垂直な摺接面)、3…ストライク、3a…係合縁部、4…係合開口、5…隙間(ガタ)、6.6A…可動押圧体、7…押圧板、8…嵌合筒、9…端板部、10…中央部、11…押圧部、12…折曲部、13…係合板、14…垂直支持板部、15.15A…垂直係合板部、16…係合突起、17…回転ローラ、18…軸、19…付勢手段(バネ、磁石)、21.21A…収容箱、21a…内壁面、22…コントローラ、23.24…検知手段、25…駆動源、26…減速歯車機構、27…ラック、28.28A…スライド板、29.29A…制御部、29a…制御部分、30…電源出力制御、35…切欠部、36…支板、37…軸受け部、38…縦軸、…39…垂直支持部、a…閉扉信号、b…開扉信号。

Claims (10)

  1. 扉の閉扉時、枠側に設けられたストライクの矩形状係合開口に係合するラッチを備えた扉用ラッチ錠に於いて、前記枠側に軸に回転自在に軸支された可動押圧体を有するラッチの引き込み装置を設け、前記可動押圧体は、扉の閉扉時、枠側の付勢手段の付勢力により、前記係合開口に入り込んだラッチの背を押圧することを特徴とする扉用ラッチ錠。
  2. 請求項1に於いて、可動押圧体は、所定量直線移動することができるように離間した上下の水平案内軸に支持されていることを特徴とする扉用ラッチ錠。
  3. 請求項1に於いて、付勢手段は、上下の水平案内軸にそれぞれ巻装されたバネであることを特徴とする扉用ラッチ錠。
  4. 請求項1に於いて、付勢手段は、枠側の収容箱内に設けられた磁性体の極性に対応して可動押圧体を常時付勢する単数又は複数の磁石であることを特徴とする扉用ラッチ錠。
  5. 請求項1に於いて、収容箱は長箱状に形成され、該収容箱には、少なくとも、駆動源と、この駆動源の駆動力に上下方向に移動するスライド板と、このスライド板の制御部分に制御される係合板を有する可動押圧体と、該可動押圧体を常時付勢する付勢手段とがそれぞれ組み込まれ、前記駆動源は、扉の開閉状態を検知する検知手段及び該検知手段の検出信号に基づいて電源出力を制御するコントローラを介して起動することを特徴とする扉用ラッチ錠。
  6. 請求項1に於いて、可動押圧体は、上下の水平案内軸に外嵌合し、かつ、閉扉時にラッチの背と当接可能な押圧部とを有する側端面ハット型状の押圧板と、この押圧板に一体的に結合し、かつ、スライド板の上下部にそれぞれ形成した傾斜状の制御部分と摺接可能な複数個の係合突起を有する係合板とから成ることを特徴とする扉用ラッチ錠。
  7. 請求項6に於いて、係合突起には、回転ローラが設けられていることを特徴とする扉用ラッチ錠。
  8. 扉の閉扉時、枠側に設けられたストライクの矩形状係合開口に係合するラッチを備えた扉用ラッチ錠に於いて、前記枠側に縦軸に回転自在に軸支された可動押圧体を有するラッチの引き込み装置を設け、前記可動押圧体は、枠側の収容箱に形成した切欠端面の間に位置するように配設され、扉の閉扉時、枠側の付勢手段の付勢力により、前記係合開口に入り込んだラッチの背を押圧することを特徴とする扉用ラッチ錠。
  9. 請求項8に於いて、スライド板は、一端部に指先状の細い部分を有し、この細い部分に可動押圧体の係合板に押圧係合可能な傾斜状の制御部分が連設し、さらに、この制御部分に連設してラックが形成されていることを特徴とする扉用ラッチ錠。
  10. 請求項7に於いて、収容箱は長箱状に形成され、該収容箱には、少なくとも、駆動源と、この駆動源の駆動力に上下方向に移動するスライド板と、このスライド板の制御部分に制御される係合板を有する可動押圧体と、該可動押圧体を常時付勢する付勢手段とがそれぞれ組み込まれ、前記駆動源は、扉の開閉状態を検知する検知手段及び該検知手段の検出信号に基づいて電源出力を制御するコントローラを介して起動することを特徴とする扉用ラッチ錠。
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