JP2005120769A - 扉用プッシュプル錠 - Google Patents

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Abstract


【課題】 コストダウンを図るために、把手用復帰機構を構成する部品点数を削減すること。
【解決手段】 扉の壁面に固定された錠箱と、この錠箱にプッシュ又はプルすることができるように軸支された把手と、この把手の内壁面の支持部に固定された把手係合突片と、この把手係合突片と連動するように錠箱内に設けられた作動部材と、この作動部材のバネ受け腕部に把手復帰用のバネ力が作用するように前記錠箱のバネ収納部に組み込まれた1又は2のバネ部材を備えた扉用プッシュプル錠。
【選択図】 図4

Description

本発明は、扉用プッシュプル錠に関する。
プッシュプル錠は、その施錠片の係止状態を解除する場合に、扉を基準にして扉側に把手をプッシュ(押す)、又は把手を扉から離れるようにプルする(引く)。
したがって、プッシュプル錠の内外の把手は、その形態如何を問わず、普通一般に扉の壁面と平行状態になるように錠ケース、把手用取付け座等に枢着される。プッシュプル錠の把手は、プッシュした場合又はプルした場合に於いて、普通一般に把手復帰機構を構成する内外のバネ部材によりそれぞれ初期位置へと自動的に戻る(特許文献1並びに特許文献2は、錠箱ではなく、把手用取付け座の中にそれぞれ内外の把手を復帰させるためのバネ部材が組み込まれている) 。
従来、プッシュプル錠の把手の復帰機構は、特許文献1や特許文献2で示すように、例えば錠ケース或いは扉の壁面に固定された取付け座に縦軸を設け、該縦軸に1個の付勢バネの中央部を巻着し、その一端部を取付け座の壁面に圧接し、一方、他端部を作動カムに設けた受けピンに圧接していた。
上記のように、例えば内側把手が1個の付勢バネのバネ力よって初期位置へと復帰する実施例の場合には、プッシュ又はプルする時に付勢バネのバネ力がそれぞれ復帰方向に作用するように、各関連部材を合理的に構成する必要があるから、把手に駆動カムを設け、一方、取付け座に駆動カムと摺接する従動カムを軸支し、前記駆動カム等のカム面に所要の押圧面を幾つか形成する必要がある。
また、プッシュプル錠の内外の把手は、扉の内外の壁面にそれぞれ固定された錠ケースにそれぞれ軸支する実施形態もあるが、内外の把手を自動的に復帰させる復帰機構の構成部材として、当然、内側把手用のバネ部材と外側把手用のバネ部材とがそれぞれ必要になるので、勢い部品点数が多くなる。したがって、現在、コストダウンを図るための構成が要望されている。
特許公開2003−176646号公報 特許公開2002−70386号公報
本発明の第1の目的は、コストダウンを図るために、把手用復帰機構を構成する部品点数を削減し、錠箱内に合理的に組み込むこと。第2の目的は、各部品の製作や組み合わせが容易であること。第3の目的は、把手をプッシュ又はプルした場合、均しい操作感を得ることができると共に、把手が確実に復帰位置へと戻ること。第4の目的は、主要な構成部材を自由に組み合わせることができることである。
本発明の扉用プッシュプル錠は、扉の壁面に固定された錠箱と、この錠箱にプッシュ又はプルすることができるように軸支された把手と、この把手の内壁面の支持部に固定された把手係合突片と、この把手係合突片と連動するように錠箱内に設けられた作動部材と、この作動部材のバネ受け腕部に把手復帰用のバネ力が作用するように前記錠箱のバネ収納部に組み込まれた1又は2のバネ部材を備えたことを特徴とする。
また、本発明の扉用プッシュプル錠は、前記の技術的思想を前提として、扉の内壁面に固定された第1錠箱と、この第1錠箱にプッシュ又はプルすることができるように軸支された内側把手と、この内側把手の内壁面の支持部に固定された内側の把手係合突片と、この把手係合突片と連動するように第1錠箱内に設けられた作動部材と、作動部材に一体的に連結され、かつ、前記第1錠箱5側と扉の外壁面に固定された第2錠箱側に横架されると共に、内側把手又は第2錠箱側に軸支された外側把手の操作力によって回転する水平連動軸44と、前記作動部材のバネ受け腕部に内外の把手復帰用のバネ力が作用するように前記第1錠箱のバネ収納部に組み込まれた1又は2のバネ部材を備えたことを特徴とする。
上記構成に於いて、バネ部材は、作動部材のバネ受け腕部を挟むように上下に対設されていることを特徴とする。
(1)把手用復帰機構を構成する部品点数を削減することができる。また、錠箱内に把手復帰用のバネ部材を合理的に組み込むことができる。したがって、錠箱の内部空間を有効的に活用することができる。
(2)多数の部品を組み合わせる必要がないので、主たる部品の製作や組み合わせが容易である。
(3)把手をプッシュ又はプルした場合、均しい操作感を得ることができると共に、把手が確実に復帰位置へと戻る。
(4)その他、主要な構成部材(例えば把手係合突片)を内外の把手のいずれにも使用することが出来る、把手をコンパクト化することができる等の付随的効果がある。
以下、図1乃至図9に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。
(1)発明の実施の環境
図1は発明の実施の環境を示す概略説明図である。図1に於いて、1は水平方向に開閉する扉である。扉1は、例えば門扉であり、該門扉1の取付け端部は塀間に設けた柱等に枢着されている。もちろん、門扉は観音扉型であっても良く、また、門扉1は躯体(建物)の玄関口に設けたものであっても良い。
2は、本実施例では門扉1の自由端部1aに装着したプッシュプル錠である。プッシュプル錠2は、普通一般に扉1の内外に一体的に取付けられる。3は門扉1の自由端部1aと対向する他方の扉、柱等の対向部材である。この対向部材3には、受け具4(例えばトロヨケ,ストライク)が固定的に設けられている。5はサムターン側の第1錠箱で、この第1錠箱5には、反転式のラッチ6が設けられている。7は図示しないシリンダー側の第2錠箱である。
したがって、8は前記第1錠箱5に設けられた内側把手、一方、9は前記第2錠箱7に設けられた外側把手である。10は内側把手の遊嵌合孔を介して第1錠箱5に設けられたサムターンである。以下、本発明の特定要件並びに加味的要件について順次説明するが、細部的な事項は図面及びその説明を割愛する。
(2)内側把手と外側把手
内側把手8と外側把手9は、基本的には同一構成(大きさ、形状、厚さ、内面側の突起状支持部や横向き凹所など)なので、ここでは図2を参照にして内側把手8の構成を説明し、外側把手9のそれには同一の符号を付して重複する説明を省略する。
さて、内側把手8の外観形状は、矩形状に形成されている。内側把手8は、やや厚みがある円形又は角形の板体であるが、その内壁面には横向き凹所11が形成されている。この横向き凹所11から門扉1或いは第1錠箱5に向かって支持部12が突出している。換言すれば、支持部12は、内側把手8の中央部で一端部寄りの部位に内側周端面13から突出するように凹所11の内壁面に連結形成されている。もちろん、支持部12を内側把手8とは別体に形成し、固着手段を介して内側把手8の内壁面11に固定することもできる。
このように内側把手8の内壁面には凹所11の有無に関わらず、サムターン用遊嵌合孔14を基準にして支軸用の支持部12が突出形成されている。なお、内側把手8には、その他中央部寄りの部位に片手を差し入れることができる縦長孔等が形成されているが、発明の特定要件に関係がないので割愛する。
(3)内側把手の支持部
図2で示すように、支持部12は直方体或いは立方体状のブロック形状に形成されている。支持部12の上面には合計3個の位置決め用突起16が所要間隔を有して形成されている。図2を基準にすると、2個の突起16,16は、手前側の左右縁部に突設され、他の一つ12は内側把手8の内壁面側の中央縁部に突設されている。
したがって、後述の把手係合突片21は、内側把手8或いは扉1に対して直交状態になるようにその幅広基部が前記三箇所の突起16に位置決めされる。また支持部12の上面の中央部には、下面に至る貫通状態の長い軸孔17が形成されている。この長軸孔17の左右には1対のネジ穴18,18が形成されている。支持部12は第1錠箱5に形成された貫通嵌合部30に直接又は間接的に嵌入する。
(4)把手係合突片
21は支持部12の上面に固定されるキープレート形状の把手係合突片である。図2、図3で示すように、把手係合突片21は、幅広基部22と、この幅広基部22の先端縁中央部から水平方向にバー状に延びた係合腕部23とから成り、前記幅広基部22の中央部には短い中心孔24が形成され、この中心孔24の左右に固着具25用の取付け孔26.26が形成されている。
また前記幅広基部22は、前述した支持部12の上面に位置決め嵌合あるいは係合されることから、3個の位置決め用突起16との係合関係を考慮し、その縁部には小突起や小切欠が設けられている。この把手係合突片21の幅広基部22が支持部12の上面に面接触状態に嵌合すると、その中心孔24や取付け孔26.26は、支持部12の軸孔13やネジ穴18.18と符合する。本実施例では、把手係合突片21は2個の固着具25を介して支持部12に固着される。
把手係合突片21は支持部12に固着されると、支持部12を介して内側把手8と一体となる。したがって、設計如何によっては、把手係合突片21並びに支持部12を内側把手8そのものに形成しても良い。
(5)軸受け補助板
軸受け補助板28は、図5で示すように断面コ字型状(図3では端面コ字型状)に形成されている。この補助板28は、第1錠箱5の突起部に形成された横向き嵌合凹所に嵌合する。内側把手8は、図1、図5で示すように、第1錠箱5にコ字型状軸受け補助板28並びに縦軸29を介して水平方向に所定量回動することができるように枢着されている。本実施例の軸受け補助板28は、補強的な部材であるから、発明の必須要件ではない。
受け補助板28は、図5で示すように支持部12に外嵌合するが、例えば予め第1錠箱5の横向き貫通嵌合部30の大径部内に該受け補助板28を嵌め込み、かつ、補助板用固着具31を介して第1錠箱5に固定した後に、該貫通嵌合部30内に内側把手8の支持部12が嵌挿される。
そこで、図3で示すように、軸受け補助板28は、垂直板部28aと、この垂直板部28aの上下端部を対向状態に折り曲げ形成した軸受端板部28b,28bとを有する。
ところで、前記垂直板部28aの上部には、把手係合突片21の係合腕部23用の水平案内長孔32が形成され、この水平案内長孔32の下方には合計2個の固着具用の貫通孔33.33が形成されている。また前記軸受け端板部28b,28bの中央部には支軸(縦軸)29用の軸孔34,34がそれぞれ形成されている。
(6)第1錠箱
サムターン用の第1錠箱5は、図1で示すように門扉1の内壁面に固定的に添設される。第1錠箱5は、例えば図4で示すように、錠前を構成するラッチ用の係止機構を構成する各部材を組み込むための大きな内部空間35を有する。ここでは、図4を基準にして、符号5aは前壁、5bを後壁、5cを上壁とするが、第1錠箱5の後壁5bの内壁面には、縦長状のバネ収納部36が突出状態で設けられている。このバネ収納部36には適宜切欠部或いは開口部36aが形成されている。
一方、第1錠箱5の前壁5a側には、反転ラッチ6用の支持枠37が設けられ、該支持枠37内にはラッチバネ等が内設されている。また、第1錠箱5には、図1で示すように内外1対の薄型支持板38.38が適宜ら嵌め込まれる。これらの薄型支持板38.38には、後述する作動部材を構成する作動カムの端部が嵌合する支持孔39(図3参照)が形成されている。その他第1錠箱5の細部については説明を割愛する。
(7)作動部材
本実施例の作動部材41は、第1錠箱5に内外の薄型支持板38.38を介して回動自在に支承された作動カム42と、この作動カム42の一端部に一体的に設けられた円形の係合板43とから成る。
発明の本質部分に着目すると、作動部材41は、後述するバネ部材のバネ力により初期位置に復帰する作動カム42のみであっても良いが、本実施例では、本発明の技術的思想を利用した一例として、外側把手9の操作力によっても該作動カム42が作動するように、外側把手9側の円形係合板43Aと協働回転する水平連動軸44も加味されている。したがって、円形係合板43Aと水平連動軸44は、外側把手用の作動部材と言える。
まず、内側把手の係合板43について説明する。第1錠箱5の貫通嵌合部30と連通する内部空間35には、特に符号を付さないが、図1で示すように係合板43を装着することが可能な凹所が形成されている。この凹所に係合板43が回転自在に嵌め込まれる。
係合板43は、周端部の適宜部位に軸受け補助板28の水平案内長孔32を貫通した把手係合突片21の係合腕部23が係合する被係合部(切欠)43aを有すると共に、中央部に嵌合突起軸43bを有する。係合板43は前述した薄型の支持板38の一つに抑えられている。
次に、図3を参照にし、作動カム42について説明する。作動カム42は、本実施例では後述するバネ部材のバネ力を利用することにより、二つの機能を発揮している。
その一つは、反転ラッチ6用の施錠片45を自動的に施・解錠させる施錠片用施・解錠機能である。そこで、作動カム42の中心部に相当する軸用嵌合部42aには、半径方向に山形状に突出し、かつ、第1錠箱5内に軸支した反転ラッチ6用施錠片45の湾曲状係合面46と係合するカム部42bが形成されている。
もう一つは、少なくとも内側把手8を元の状態に戻す把手用復帰機能である。そこで、前記軸用嵌合部42aには、山形状カム部に対して所要の角度(例えば鈍角)を有して半径方向に延伸し、かつ、バネ収納部36内に開口部36aを介して入り込むバネ受け腕部42cが形成されている。バネ受け腕部42cの先端部は端面円形状に形成されている。この後者の把手用復帰機能が、次のバネ部材と共に本発明の本質的部分をなす。
(8)バネ部材
第1錠箱5のバネ収納部36には、対向する端部が作動カム42のバネ受け腕部42cの上下の外壁面にそれぞれ圧接する上下一対のバネ部材51,51が縦状態に組み込まれている。
しかして、各バネ部材51,51は、本実施例では圧縮コイルバネ52,52と、これらの圧縮コイルバネの各一端部にそれぞれ固定され、かつ、バネ力が作動カム42にそれぞれ均等に圧接する当て板53,53とから成る。したがって、バネ部材51は作動カム42のバネ受け腕部42cを挟むように上下に1対設けられている。
(9)加味的要件
本発明の付加的要件は、内側把手8の作動部材(係合板43、作動カム42)41に対して一体的に連動する部材である。すなわち、本実施例では、図9で示すように、作動部材41を構成する作動カム42の他端部の角軸孔に嵌入する角軸部44aを有する水平連動軸44がサムターン側の第1錠箱5側とシリンダー48側の第2錠箱7側に両方に横架され、かつ、内側把手8又は外側把手9の操作力によって回転すると共に、前述した上下一対のバネ部材51,51のバネ力が直接又は間接的に作用する水平連動軸44が設けられている。
外側把手9側の円形係合板43A、把手係合突片21A、外側把手9等は、内側把手8側の円形係合板43、把手係合突片21、内側把手9等とそれぞれ同一構成(但し、外側把手9の支持部の位置、シリンダー用の孔等細部的事項は変わる。)なので重複する説明を省略するが、前記円形係合板43Aと外側把手9は、設計上一体に成形しても良い。
(10)施錠片
施錠片45は、図4で示すように、第1錠箱5の上壁5cの付近に後端部が枢支横軸49に軸支されている。施錠片45の先端部には、反転ラッチ用支持枠37に形成した切欠部を介して反転ラッチ6の後端部に係脱可能な係合突起45aが形成されている。
本実施例の施錠片45は、前述したように下向き湾曲状の係合面46を有するので、内側把手8又は外側把手9の操作力によって作動カム42が左右いずれかの方向に回転すると、施錠片45は枢支横軸49を支点に作動カム42の山形カム部42bに押し上げられ(摺接し)、そのロック状態が解消する。
一方、内側把手8又は外側把手9から手を放すと、前述したように上下一対のバネ部材51,51のバネ力が作動部材42に作用するから、作動部材42の復帰機能により、そのカム部42bが施錠片45の湾曲状係合面46の中心部に戻ると、施錠片45の先端部45aは、自重で支持枠37内へと落ち込み、反転ラッチ6の後端部にロック状態に係合する。したがって、この実施例の場合には、施錠片45用のバネ部材を省くことが可能となる。
(11)内外の把手8、9の復帰
前述したように、内外の把手8、9の復帰は、共に上下一対のバネ部材51,51のバネ力を共用することにより元の位置へと自動的に戻るので、ここでは図7及び図8を参照にして「内側把手8の復帰」について説明する。外側把手9の復帰については前項(10)に記述したとおりである。
図7は内側把手8を扉1側にプッシュした(押した)場合を示す。この場合内側把手8と一体の把手係合突片21は縦軸29を中心に水平回転(図7では時計方向A)に回転する。図7で示す内側把手8仮想線は、内側把手8が初期位置(復帰位置)に位置している場合を示しているが、初期位置の場合には、左右のバネ部材51、51のバネ力は、作動カム42のバネ受け腕部42cに対してそれぞれ均等に作用している。したがって、内側把手8は扉1の内壁面に対して平行状態であると共に、プッシュプル錠2の反転ラッチ6は施錠片45に係止されている。
さて、把手係合突片21が図7の時計方向Aに回転すると、作動部材41の係合板43は図7の反時計方向Bに上方のバネ部材51のバネ力に抗して回転する。その結果、反転ラッチ6の係止状態が解除される。
そこで、内側把手8をプッシュしたまま扉1を開ける訳であるが、その後に該扉1を閉めて内側把手8から手を放すと、作動カム42等は上方のバネ部材51のバネ力により元の位置へと戻されることになるから、内側把手8は自動的に初期位置に戻る。したがって、反転ラッチ6は施錠片45に自動的に係止される。
一方、図8は内側把手8を扉1の内壁面から離れるようにプルした(引いた)場合を示す。この場合前述と同様に把手係合突片21は、上方の縦軸29を中心に、一方、把手係合突片21も前述したようにこれに連動して回転するから、今度は、作動部材41の係合板43は下方のバネ部材51のバネ力に抗して回転する。
その結果、プッシュした(押した)場合と同様に反転ラッチ6の係止状態が解除される。以下、各部材の作動態様は、前述のプッシュした(押した)場合と同様なので説明を割愛する。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、バネ収納部36には、作動カム42のバネ受け腕部42cを挟んで一端部がそれぞれ接する左右一対のバネ部材51,51を組み込んでいるが、もちろん、本発明の技術的範囲から逃げる便法としてバネ部材51を一つにする場合も考えられる。
しかしながら、バネ部材51が1つであっても、その中間部付近の巻線の間に前記バネ受け腕部42cを適宜に設計変更して差込み、該バネ受け腕部42cが上下何れに移動しても1つのバネ部材のバネ力が復帰方向に作用するから、本発明と同一の作用・効果を得ることができる。
したがって、図面に記載した発明の実施の形態は、本発明の技術的思想を解説するためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また把手4の形状は、平面視長板状であるが、例えば平面視波状に形成し、或いはL型状(レバーハンドル型)に形成しても良い。
本発明は、主に錠前、扉、窓枠を主とする建具等の業界で利用される。
図1乃至図9は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
実施環境を平面視から示した概略断面説明図。 内側把手を斜視の状態で内壁面側から示す概略説明図(把手係合突片等も含む)。 主要部材の分解斜視図。 図1を基準にした場合に於いて、扉側から見た第1錠箱の内部構造の概略説明図。 縦断面で全体の内部構造を示した概略説明図。 図5に於いて、主要部の説明図。 内側把手を扉側にプッシュした(押した)場合の説明図。 把手を扉から離れるようにプルした(引いた)場合の説明図。 主たる部材と加味的部材の分解斜視図。
符号の説明
1…扉、1a…自由端部、2…プッシュプル錠、3…対向部材、4…受け具、5…第1錠箱、6…ラッチ、7…第2錠箱、8…内側把手、9…外側把手、10…サムターン、11…横向き凹所、12…支持部、13…内側周端面、14…サムターン用遊嵌合孔、16…位置決め用突起、21.21A…把手係合突片、22…幅広基部、23…係合腕部、24…中心孔、28…軸受け補助板、29…支軸(縦軸)、30…貫通嵌合部、35…内部空間、36…バネ収納部、37…支持枠、38…薄型支持板、41…作動部材、42…作動カム、42a…軸用嵌合部、42b…カム部、42c…バネ受け腕部、43.43A…係合板、44…水平連動軸、45…施錠片、46…係合面。

Claims (8)

  1. 扉の壁面に固定された錠箱と、この錠箱にプッシュ又はプルすることができるように軸支された把手と、この把手の内壁面の支持部に固定された把手係合突片と、この把手係合突片と連動するように錠箱内に設けられた作動部材と、この作動部材のバネ受け腕部に把手復帰用のバネ力が作用するように前記錠箱のバネ収納部に組み込まれた1又は2のバネ部材を備えた扉用プッシュプル錠。
  2. 請求項1に於いて、バネ部材は、作動部材41のバネ受け腕部を挟むように上下に対設されていることを特徴とする扉用プッシュプル錠。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、作動部材は錠箱内に横設された作動カム42を備え、該作動カム42は、軸用嵌合部42aから半径方向に突出し、かつ、錠箱内に軸支された施錠片45を自動的に施・解錠させるカム部42bと、前記軸用嵌合部42aにカム部に対して所要の角度を有して半径方向に延伸し、かつ、バネ収納部36内の上下のバネ部材51,51の間に入り込むバネ受け腕部42cとから成ることを特徴とする扉用プッシュプル錠。
  4. 請求項3に於いて、施錠片45は、作動カム42のカム部42bが摺接する湾曲状の係合面を有することを特徴とする扉用プッシュプル錠。
  5. 扉の内壁面に固定された第1錠箱と、この第1錠箱にプッシュ又はプルすることができるように軸支された内側把手と、この内側把手の内壁面の支持部に固定された内側の把手係合突片と、この把手係合突片と連動するように第1錠箱内に設けられた作動部材と、作動部材に一体的に連結され、かつ、前記第1錠箱5側と扉の外壁面に固定された第2錠箱側に横架されると共に、内側把手又は第2錠箱側に軸支された外側把手の操作力によって回転する水平連動軸44と、前記作動部材のバネ受け腕部に内外の把手復帰用のバネ力が作用するように前記第1錠箱のバネ収納部に組み込まれた1又は2のバネ部材を備えた扉用プッシュプル錠。
  6. 請求項5に於いて、外側把手の内壁面の支持部にも、水平連動軸44と直接又は間接的に係合する把手係合突片21Aが固定されていること特徴とする扉用プッシュプル錠。
  7. 請求項5に於いて、把手係合突片は、扉1に対して直交状態になるように支持部の複数個の位置決め用突起16間に固着されていることを特徴とする扉用プッシュプル錠。
  8. 請求項5に於いて、内外の把手係合突片は、同一構成であることを特徴とする扉用プッシュプル錠。
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