JP2010159613A - プッシュ・プル式の扉錠 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 少なくともラッチボルト11と該ラッチボルト11を出没させる作動機構とを有するラッチ錠10と、扉aの開く方向に対して押し操作または引き操作ができるように保持された室内側ハンドル20および室外側ハンドル30と、ハンドル20,30の押し又は引きの操作によりラッチ錠10のラッチボルト11を後退又は後退を許容させて開扉可能としてなるプッシュ・プル式の扉錠であり、ラッチ錠10は錠箱1内に収納し、少なくともラッチ錠のラッチボルトを錠箱から出没できるようにし、錠箱1は扉aの室内側の扉面に面付けする共に、錠箱1の表面側に取り付ける室内側ハンドル20と、扉aの室外側の扉面側に取り付ける室外側ハンドル30とを固定してあることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
使用できるので、新たに錠製作用の金型等の投資が不要で安価に提供できる。また、例えば既設のラッチ錠又は本締錠が破損等した場合に、同種の既存のラッチ錠又は本締錠の錠ケースを、錠箱のラッチ錠収納部又は本締錠収納部に簡単に素早く取り替えできるため、取替作業が簡単で迅速に行える利点がある。
この場合も、建築現場でも枠への受体用の加工ができるので、施工性が良く、建築物の工期短縮が可能となるし、枠の状況によって受体の取り付けが制約されることがない。
また、施工工事等を考慮して、請求項5に記載の如く受孔を形成した受体を枠に面付けして取り付ける構成とすれば、最善なものとなる。
そして、前記室内側ハンドル20および室外側ハンドル30の押し又は引きの操作によりラッチ錠10のラッチボルト11を後退又は後退を許容させて開扉できるようにしてある。
本締錠40が収納してある。また、前記錠箱1内には、ラッチボルト11を錠箱1から出没させる作動機構(図示せず)が収納されている。この作動機構とは、例えば特許文献1で示されているような、ロッキングピース、ラッチバネ、室内側ハンドル及び室外側ハンドルと連結された作動板、室内外ハンドルの押し又は引き操作により前記ロッキングピースを係合解除するためのスライダーなどからなっており、その具体的構成は限定しないものであり、適宜設計変更できる。さらに、前記錠箱1内には、デッドボルト41を出没させるためのデッドハブやバネ(図示せず)が収納されている。
なお、この実施例1のプッシュ・プル式の扉錠は、室外側から見て左吊元で右外開きの扉aに取り付けているが、右吊元で外開きの扉aにも取り付けできるのは勿論であり、また各々内開きの扉にも取り付けできる。
そして、扉aの室内側の扉面に座70を当てがって、座取付用ネジ71・・・71を扉aに形成したネジ穴a5・・・a5に螺合することによって、図2に示されている如く、座70が扉aの室内側の扉面に面付けされる。
図6に示す如く、枠bの受体60が面付けされる個所には、複数のネジ穴b1、b2、b3、b4だけを形成するとよい。そして、受体60は、縦長の箱状に形成し、前記枠bのネジ穴b1、b2、b3、b4に対応する位置には貫通穴64、65、66、67を形成するとともに、前記ラッチボルト11係合用の受孔61の上部と下部にはデッドボルト41、41係合用の受孔62、63を形成してある。
この実施例2の場合、前記ラッチ錠10の錠ケース10Aには、ラッチボルト11からなるラッチ錠10のほかに、デッドボルト41からなる本締錠40も収納されている。
なお、前記ラッチ錠10の錠ケース10Aと本締錠40の錠ケース40Aの内部機構は、公知のものであり、本件発明とは関係がないので説明を省略する。
そこで、図9の状態で、錠箱1と座70を組み付ける一例を以下に説明する。先ず、図9の状態で、前記の通り座70を扉aに取り付けた後、座70の上から錠箱1を覆い被せて錠箱1の収納室1Cに裏面側から前記座70を収納する。そして、錠箱1の穴9a、9bと座70の突片78に形成したネジ穴78aとを位置合わせして、右側壁の穴9bから,ネジ81を座70の突片78のネジ穴78aにねじ込み、錠箱1を座70に固定する。
次に、錠箱1のラッチ錠収納部1Aにラッチ錠の錠ケース10Aを嵌装するとともに、本締錠収納部1Bに本締錠の錠ケース40Aを嵌装する。そして、錠ケース10Aの取付穴12、12と錠ケース40Aの取付穴46、46とをそれぞれ、錠箱1の穴9a、9aと座70の突片78のネジ穴78a、78aに一致させ、ネジ80、82でねじ込み固定する。
即ち、ラッチ錠の錠ケース10Aおよび本締錠の錠ケース40Aは、座70を介して扉に取り付け固定された錠箱1に取り付け固定される。(図8参照)。
また、上部の錠ケース40Aにはデッドボルトを設けずラッチボルト11のみとするとともに、下部のデッドボルト41を有する錠ケース40Aを設けない構成も採用することができる。その他適宜に設計を変更できる。
すなわち、前記錠箱1内に収納されたラッチ錠10の上部に、デットボルト41よりなる本締錠40を錠箱1内に収納し、前記室内側ハンドル20の上部にサムターン21を設けると共に、前記室外側ハンドル30の上部にシリンダー42を設け、このサムターン21またはシリンダー42の操作によって、デットボルト41を錠箱1から出没するようにしてある。その他の構成は前記実施例1を参照するとよい。
前記実施例1、2、3では、ラッチボルト11やデッドボルト41が係合される受孔61は枠bに面付けされる受体60に設けてあるが、この実施例4では前記受体60を設けることなく、枠b自体に受孔91を形成したものである。その他の構成は実施例1と同様としているので、実施例1の説明を参照するとよい。
室内側ハンドル20と室外側ハンドル30の形状は、実施例1〜4においては同一構成
のものを採用している。但し、実施例3では、室内側ハンドル20の下部にサムターン22が設けられていないと共に、室外側ハンドル30の下部にシリンダー42が設けられていない点では少し異なる。
しかしながら、室内側ハンドル20と室外側ハンドル30は、実施例1〜4の形状に限定されるものではなく、適宜形状を採り得るものである。
10 ラッチ錠
10A ラッチ錠の錠ケース
11 ラッチボルト
20 室内側ハンドル
21 サムターン
30 室外側ハンドル
40 本締錠
40A 本締の錠ケース
41 デッドボルト
42 シリンダー
50 受体
61 受孔
62 受孔
63 受孔
70 座
78 突片
91 受孔
a 扉
b 枠
Claims (5)
- 少なくともラッチボルトと該ラッチボルトを出没させる作動機構とを有するラッチ錠と、扉の開く方向に対して押し操作または引き操作ができるように保持された室内側ハンドルおよび室外側ハンドルと、このハンドルの押し又は引きの操作によりラッチ錠のラッチボルトを後退又は後退を許容させて開扉可能としてなるプッシュ・プル式の扉錠であって、
前記ラッチ錠は錠箱内に収納して、少なくともラッチ錠のラッチボルトを錠箱から出没できるようにしてあり、
前記錠箱は扉の室内側の扉面に面付けするとともに、この錠箱の表面側に取り付ける室内側ハンドルと、扉の室外側の扉面側に取り付ける室外側ハンドルとを固定してあることを特徴とするプッシュ・プル式の扉錠。 - 前記錠箱内に収納されたラッチ錠の上部に、デットボルトよりなる本締錠を錠箱内に収納し、前記室内側ハンドルの上部にサムターンを設けると共に、前記室外側ハンドルの上部にシリンダーを設け、このサムターンまたはシリンダーの操作によって、デットボルトを錠箱から出没するようにしてある請求項1に記載のプッシュ・プル式の扉錠。
- 前記錠箱内に収納されたラッチ錠の上部と下部に、デットボルトよりなる本締錠を錠箱内に収納し、前記室内側ハンドルの上部と下部にサムターンを設けると共に、前記室外側ハンドルの上部と下部にシリンダーを設け、このサムターンまたはシリンダーの操作によって、デットボルトが錠箱から出没するようにしてある請求項1に記載のプッシュ・プル式の扉錠。
- 前記ラッチ錠及び/又は本締錠は既存のラッチ錠及び/または既存の本締錠を使用し、該ラッチ錠の錠ケース及び/又は本締錠の錠ケースを錠箱のラッチ錠収納部または本締錠収納部に収納してある請求項1〜3のいずれかに記載のプッシュ・プル式の扉錠。
- 少なくともラッチ錠のラッチボルト係合用の受孔を形成した受体を、枠に面付して取り付けてある請求項1〜4のいずれかに記載のプッシュ・プル式の扉錠。
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