JP2010159613A - プッシュ・プル式の扉錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】錠(錠箱)や受体を取り付けるための扉や枠への加工が極めて簡単で、しかも建築現場でも扉や枠への錠(錠箱)や受体取付用の加工ができ、さらに扉の構造や枠の状況によって、錠(錠箱)や受体の取り付けが制約されることがない。
【解決手段】 少なくともラッチボルト11と該ラッチボルト11を出没させる作動機構とを有するラッチ錠10と、扉aの開く方向に対して押し操作または引き操作ができるように保持された室内側ハンドル20および室外側ハンドル30と、ハンドル20,30の押し又は引きの操作によりラッチ錠10のラッチボルト11を後退又は後退を許容させて開扉可能としてなるプッシュ・プル式の扉錠であり、ラッチ錠10は錠箱1内に収納し、少なくともラッチ錠のラッチボルトを錠箱から出没できるようにし、錠箱1は扉aの室内側の扉面に面付けする共に、錠箱1の表面側に取り付ける室内側ハンドル20と、扉aの室外側の扉面側に取り付ける室外側ハンドル30とを固定してあることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、扉の開放方向にハンドルを押し又は引く操作によって、ラッチ錠を解錠すると共に扉を開けることができる、所謂プッシュ・プル錠であって、錠箱を扉の表面に取り付けてなる面付式の扉錠に関するものである。
近年、住宅の玄関扉の大型化に伴い、デザイン性に優れた大型のハンドルを使用したプッシュ・プル錠が玄関扉の錠として多く採用されているが、そのプッシュ・プル錠は、例えば特開平10−311173号公報(特許文献1)の図2及び図3に記載されているように、錠箱や受体は扉や枠に埋設して取り付けているものであった。
特開平10−311173号公報
しかしながら、上記特許文献1等の従来のプッシュ・プル錠では、錠箱や受体を扉や枠に埋設して取り付ける必要があり、そのための扉や枠への加工は非常に複雑なものであり、扉や枠の加工費用が嵩むものであった。そればかりでなく、建築現場で、錠や受体を取り付けるための扉や枠への加工ができないため、別途に、扉や枠の製造工場で扉や枠に錠や受体取付用の加工を行う必要があり、枠や扉が取り付けられる迄は開口部の壁工事などを行うことはできず、その分、建築物の工期が長くなるという欠点があった。また、既設の扉や枠に上記従来のプッシュ・プル錠を取り付けることは困難であった。さらに、扉の構造や枠の状況によっては錠箱や受体を埋設するスペースが不足するために、取り付け不可能な場合もあり、プッシュ・プル錠を使用することができないという問題もあった。
そこで、本発明は、上記問題点を解消するために、錠(錠箱)や受体を取り付けるための扉や枠への加工が極めて簡単で、しかも建築現場でも扉や枠への錠(錠箱)や受体取付用の加工ができ、さらに扉の構造や枠の状況によって、錠(錠箱)や受体の取り付けが制約されることのないプッシュ・プル式の扉錠を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1のプッシュ・プル式の扉錠は、少なくともラッチボルトと該ラッチボルトを出没させる作動機構とを有するラッチ錠と、扉の開く方向に対して押し操作または引き操作ができるように保持された室内側ハンドルおよび室外側ハンドルと、このハンドルの押し又は引きの操作によりラッチ錠のラッチボルトを後退又は後退を許容させて開扉可能としてなるプッシュ・プル式の扉錠であって、前記ラッチ錠は錠箱内に収納して、少なくともラッチ錠のラッチボルトを錠箱から出没できるようにしてあり、前記錠箱は扉の室内側の扉面に面付けするとともに、この錠箱の表面側に取り付ける室内側ハンドルと、扉の室外側の扉面側に取り付ける室外側ハンドルとを固定してあることを特徴とする。
ここで、「ラッチ錠」とは、ラッチボルトと該ラッチボルトを出没させる作動機構とを有する公知の構造のものである。そして、「ラッチボルトを出没させる作動機構」とは、例えば特許文献1で言うと、ロッキングピース、ラッチバネ、室内側ハンドル及び室外側ハンドルと連結された作動板、室内外ハンドルの押し又は引き操作により前記ロッキングピースを係合解除するためのスライダーなどからなっており、その具体的構成は限定しないものである。また、「ラッチボルト」は特許文献1にも示されているように反転式ラッチの方が好ましいが、反転式でないラッチボルトでも構わない。
前記錠箱は、少なくともラッチ錠が収納されるとともに、扉の室内側の扉面に直接又は関接に面付けでき、表面側には室内側のハンドルが取り付けできるものであればよく、その具体的構成は、適宜設計変更できる。
請求項2のプッシュ・プル式の扉錠は、前記錠箱内に収納されたラッチ錠の上部に、デットボルトよりなる本締錠を錠箱内に収納し、前記室内側ハンドルの上部にサムターンを設けると共に、前記室外側ハンドルの上部にシリンダーを設け、このサムターンまたはシリンダーの操作によって、デットボルトを錠箱から出没するようにしてある。これによれば、ラッチボルトによる仮施錠だけでなく、1個のデッドボルトによる本締錠の機能をもつ。
請求項3のプッシュ・プル式の扉錠は、前記錠箱内に収納されたラッチ錠の上部と下部に、デットボルトよりなる本締錠を錠箱内に収納し、前記室内側ハンドルの上部と下部にサムターンを設けると共に、前記室外側ハンドルの上部と下部にシリンダーを設け、このサムターンまたはシリンダーの操作によって、デットボルトが錠箱から出没するようにしてある。これによれば、2個のデットボルトにより、2個所を本締できる、いわゆるツーロックができる。
請求項4のプッシュ・プル式の扉錠は、前記ラッチ錠及び/又は本締錠は既存のラッチ錠及び/又は既存の本締錠を使用し、該ラッチ錠の錠ケース又は本締錠の錠ケースを錠箱のラッチ錠収納部又は本締錠収納部に収納してある。これによれば、既存の錠をそのまま
使用できるので、新たに錠製作用の金型等の投資が不要で安価に提供できる。また、例えば既設のラッチ錠又は本締錠が破損等した場合に、同種の既存のラッチ錠又は本締錠の錠ケースを、錠箱のラッチ錠収納部又は本締錠収納部に簡単に素早く取り替えできるため、取替作業が簡単で迅速に行える利点がある。
請求項5のプッシュ・プル式の扉錠は、少なくともラッチ錠のラッチボルト係合用の受孔を形成した受体を、枠に面付して取り付けてある。これによれば、受体の取り付けが簡単であるばかりでなく、受体が破損などした場合に、既存の枠に、新品の受体を簡単に素早く取り付けできると共に、受体の取付作業の低コストが実現できる利点がある。
なお、本発明においては、前記受体を枠に面付けする構成は必須ではなく、実施例で示す如く、枠自体に少なくともラッチ錠のラッチボルトが出没される受孔を形成したものでもよい。また、本発明は、ラッチ錠だけでデットボルトよりなる本締錠を設けていない扉錠にも適用できる。
請求項1のプッシュ・プル式の扉錠によれば、前記ラッチ錠は錠箱内に収納して、少なくともラッチ錠のラッチボルトを錠箱から出没できるようにしてあり、前記錠箱は扉の室内側の扉面に面付けするとともに、この錠箱の表面側に取り付ける室内側ハンドルと、扉の室外側の扉面側に取り付ける室外側ハンドルとを固定してあるから、従来のように錠箱を扉に埋設して取り付けるための非常に複雑な加工が不要で、錠(錠箱)を取り付けるための扉には穴やネジ穴のみを加工すればよいため、加工が極めて簡単で、扉への錠(錠箱)の取り付けが簡単で迅速に行える。しかも、建築現場でも扉への錠(錠箱)取り付け用の加工ができるので、施工性が良く、建築物の工期短縮が可能となる。すなわち、建築物の開口部の壁工事は、扉や枠を取り付けてから進められるものであり、従来の埋設型扉錠の場合では、扉や枠に錠取付用の加工が済むのを待つ必要があり、その分建築物の工期が長くなるという大きな問題点があったが、本願発明では、錠や受体取付用の加工を建築現場でもできるので、先に扉や枠を取り付けできるため、建築物の工期が短縮できる。さらに、扉の構造や枠の状況によって、錠(錠箱)や受体の取り付けが制約されることがない。
請求項2のプッシュ・プル式の扉錠によれば、前記錠箱内に収納されたラッチ錠の上部に、デットボルトよりなる本締錠を錠箱内に収納し、前記室内側ハンドルの上部にサムターンを設けると共に、前記室外側ハンドルの上部にシリンダーを設け、このサムターンまたはシリンダーの操作によって、デットボルトが錠箱から出没できるようにしてあるから、請求項1の効果に加え、ラッチボルトによる仮施錠だけでなく、1個のデットボルトによる本施錠ができる。
請求項3のプッシュ・プル式の扉錠によれば、前記錠箱内に収納されたラッチ錠の上部に、デットボルトよりなる本締錠を錠箱内に収納し、前記室内側ハンドルの上部と下部にサムターンを設けると共に、前記室外側ハンドルの上部と下部にシリンダーを設け、このサムターンまたはシリンダーの操作によって、デットボルトが錠箱から出没するようにしてあるから、請求項1の効果に加え、2個のデットボルトにより、2個所を本締できる、いわゆるツーロックができる。
請求項4のプッシュ・プル式の扉錠によれば、前記ラッチ錠及び/又は本締錠は既存のラッチ錠及び/又は既存の本締錠を使用し、該ラッチ錠の錠ケース又は本締錠の錠ケースを錠箱のラッチ錠収納部又は本締錠収納部に収納してあるから、既存の錠をそのまま使用できるので、新たに錠製作用の金型等の投資が不要で安価に提供できる。また、例えば既設のラッチ錠又は本締錠が破損等した場合に、同種の既存のラッチ錠又は本締錠の錠ケースを、錠箱のラッチ錠収納部又は本締錠収納部に簡単に素早く取り替えできるため、取替作業が簡単で迅速に行える利点がある。
請求項5のプッシュ・プル式の扉錠によれば、少なくともラッチ錠のラッチボルト係合用の受孔を形成した受体は、枠に面付して取り付けてあるから、受体の取り付けが簡単であるばかりでなく、受体が破損などした場合に、既存の枠に、新品の受体を簡単に素早く取付けできると共に、受体の取付作業の低コストが実現できる利点がある。
この場合も、建築現場でも枠への受体用の加工ができるので、施工性が良く、建築物の工期短縮が可能となるし、枠の状況によって受体の取り付けが制約されることがない。
扉の開放端側から見た本発明の実施例1のプッシュ・プル式の扉錠の側面図である。 図1の一部を断面で示した拡大平面図である。 室内側ハンドルの押し操作によりラッチ錠のラッチボルトを後退させて少し開扉した状態を示した実施例1の斜視図である。 実施例1におけるプッシュ・プル式の扉錠の構成部品を扉に取り付ける場合の分解斜視図である。 錠箱の裏面側に座をネジで固定する状態を示した部分断面図である。 枠に受体を組付ける一例を示した分解斜視図である。 図6において、枠のネジ穴にネジを螺合して受体を枠に固定した状態を示した部分断面図である。 既存のラッチ錠及び本締錠を錠箱に収納した本発明の実施例2の要部を断面した平面図である。 実施例2におけるプッシュ・プル式の扉錠の構成部分を扉に取り付ける場合の分解斜視図である。 一個のデッドボルトと一個のサムターンとを備え、扉の開放端側から見た本発明の実施例3のプッシュ・プル式の扉錠の側面図である。 図10の室内側ハンドルと室外側ハンドルとの分解斜視図である。 枠に受孔を形成して受体を設けないようにした、図2に相当する本発明の実施例4の平面図である。 室内側ハンドルと室外側ハンドルの変形例を示す斜視図である。
本発明は、一言すれば、プッシュ・プル式の扉錠において、少なくともラッチ錠を収納した錠箱を扉の室内側の扉面に面付けすることに特徴を有し、そのラッチ錠が、請求項1では独自のラッチ錠を錠箱に収納してあり、請求項4では既存のラッチ錠の錠ケース及び/または既存の本締錠の錠ケースを錠箱のラッチ錠収納部または本締錠収納部に収納してあるものである。
また、施工工事等を考慮して、請求項5に記載の如く受孔を形成した受体を枠に面付けして取り付ける構成とすれば、最善なものとなる。
本発明の実施例1を図1〜図7に基づいて以下に説明する。これは請求項3、5に基づいたものである。
このプッシュ・プル式の扉錠は、少なくともラッチボルト11と該ラッチボルト11を出没させる作動機構(図示せず)とを有するラッチ錠10を収納した錠箱1と、扉aの開く方向に対して押し操作または引き操作ができるように保持された室内側ハンドル20および室外側ハンドル30と、枠bに面付けして取り付けられる、少なくともラッチ錠10のラッチボルト11係合用の受孔61を形成した受体60とを備えている。
そして、前記室内側ハンドル20および室外側ハンドル30の押し又は引きの操作によりラッチ錠10のラッチボルト11を後退又は後退を許容させて開扉できるようにしてある。
前記錠箱1は、裏面側を開口した箱状であって、その箱状の側部(図2、図4では左側部)の上部にはラッチ錠10となるラッチボルト11が出没する出入口2と、該ラッチ錠10(ラッチボルト11)の上部と下部には本締錠40となるデッドボルト41、41が出没する出入口3、3とを形成してある。
この錠箱1内には、前記出入口2にラッチボルト11が出没できるようにラッチ錠10が収納してあると共に、前記出入口3、3にデッドボルト41、41が出没できるように
本締錠40が収納してある。また、前記錠箱1内には、ラッチボルト11を錠箱1から出没させる作動機構(図示せず)が収納されている。この作動機構とは、例えば特許文献1で示されているような、ロッキングピース、ラッチバネ、室内側ハンドル及び室外側ハンドルと連結された作動板、室内外ハンドルの押し又は引き操作により前記ロッキングピースを係合解除するためのスライダーなどからなっており、その具体的構成は限定しないものであり、適宜設計変更できる。さらに、前記錠箱1内には、デッドボルト41を出没させるためのデッドハブやバネ(図示せず)が収納されている。
前記錠箱1は、扉aの室内側の扉面に直接又は間接に面付けするとともに、この錠箱1の表面側に取り付ける室内側ハンドル20と、扉aの室外側の扉面側に取り付ける室外側ハンドル30とを固定してある。
前記室内側ハンドル20は、上部と下部にサムターン21、22を設けてあり、このサムターン21、22の操作によってデットボルト41が錠箱1から出没するようにしてある。
室外側ハンドル30は、上部と下部に本締錠40としてのシリンダー42を設けており、このシリンダー42に設けた鍵穴(図示せず)に合鍵を差し込み回動することにより、デットボルト41が錠箱1から出没するようにしてある。
そこで、実施例1におけるプッシュ・プル式の扉錠の取付方法の一例を、図4に基づいて以下に説明する。
なお、この実施例1のプッシュ・プル式の扉錠は、室外側から見て左吊元で右外開きの扉aに取り付けているが、右吊元で外開きの扉aにも取り付けできるのは勿論であり、また各々内開きの扉にも取り付けできる。
先ず、扉aに、適数の穴a1、a2、a3、a4とネジ穴a5・・・a5を形成する。
そして、扉aの室内側の扉面に座70を当てがって、座取付用ネジ71・・・71を扉aに形成したネジ穴a5・・・a5に螺合することによって、図2に示されている如く、座70が扉aの室内側の扉面に面付けされる。
次に、前記座70の上部と下部には、図5に示す如くバーリング加工した錠箱取付用ネジ穴72、72、72、72が形成されている。この座70に錠箱1の裏面を当接して、該錠箱1の表面側から錠箱取付用ネジ4、4、4、4を前記錠箱取付用ネジ穴72、72、72、72に螺合することによって、図2に示されている如く、錠箱1が扉aの室内側の扉面に面付けされる。
最後に、扉aの室外側の扉面側から室外側ハンドル30を、前記錠箱1の表面側に室内側ハンドル20を取り付ける。室外側ハンドル30の上部と下部に設けたハンドル取付用の取付柱31、31、32、32とシリンダー軸43、44とを、扉aの穴a1、a4に嵌挿し、前記取付柱31、31、32、32は、座70の上部と下部に形成した貫通穴73、73、74、74、錠箱1の上部と下部に形成した貫通穴7、7、8、8、室内側ハンドル20の上部と下部に形成した貫通穴26、26、27、27に嵌挿して、該取付柱31、31、32、32の先端に形成された雌ねじ部に室内側ハンドル20の表面からハンドル取付用ネジ28、28、29、29を螺合して、室内側ハンドル30とを扉aに固定する。
なお、図4で、室内側ハンドル20の上部と下部にはサムターン軸23、24が設けられており、このサムターン軸23、24は、錠箱1の上部と下部に設けられたハブ穴5,5に嵌挿される。また、同図4で25はラッチボルト操作用の作動片で、錠箱1の作動片嵌挿穴6に嵌挿される。
また、図4で、シリンダー軸43、44は、座70の上部と下部に形成された貫通穴75、76を介して錠箱1に内装されたデッドハブ(図示せず)のハブ穴に係合されている。同図4で、45はラッチボルト操作用の作動片であって、この作動片45は扉aの穴a2と座70の穴77を介して錠箱1内に臨ませてある。
この実施例1では、受体60は枠bに面付けしてあるので、これについて図2、図3、図6及び図7に基づいて以下に詳説する。
図6に示す如く、枠bの受体60が面付けされる個所には、複数のネジ穴b1、b2、b3、b4だけを形成するとよい。そして、受体60は、縦長の箱状に形成し、前記枠bのネジ穴b1、b2、b3、b4に対応する位置には貫通穴64、65、66、67を形成するとともに、前記ラッチボルト11係合用の受孔61の上部と下部にはデッドボルト41、41係合用の受孔62、63を形成してある。
そこで、枠bに受体60を取り付ける場合には、枠bの各ネジ穴b1〜b4に受体60の各貫通穴64〜67を位置合わせして、各貫通穴64〜67にそれぞれパイプ68を嵌挿し、このパイプ68にそれぞれネジ69を嵌挿して、該ネジ69を各ネジ穴b1〜b4に螺合し、図7に示す如く受体60を枠bに固定している。
本発明の実施例2を図8と図9に基づいて以下に説明する。これは請求項4、5に基づいたものである。
このプッシュ・プル式の扉錠は、前記ラッチ錠及び本締錠として、既存のラッチ錠10及び既存の本締錠40を使用し、該ラッチ錠10の錠ケース10Aと本締錠40の錠ケース40Aを、それぞれ錠箱1の側部に形成したラッチ錠収納部1Aまたは本締錠収納部1Bに出し入れ自在に収納するようにしたことに顕著な特徴を有する。
この実施例2の場合、前記ラッチ錠10の錠ケース10Aには、ラッチボルト11からなるラッチ錠10のほかに、デッドボルト41からなる本締錠40も収納されている。
なお、前記ラッチ錠10の錠ケース10Aと本締錠40の錠ケース40Aの内部機構は、公知のものであり、本件発明とは関係がないので説明を省略する。
また、この実施例2の座70は、実施例1と同様に構成した縦長の一枚の板を採用し、その板の上部と下部の左右に,4対の突片78,78を突設するとともに、各突片78,78にはネジ穴78a,78aが形成されている。この座70の扉aの取り付けは、前記実施例1と同様、ネジ71、71で扉aに加工したネジ穴a5、a5に螺合して取り付ける。
一方、錠箱1のラッチ錠収納部1A及び本締錠収納部1Bの上部と下部の左右側壁には、穴9a、9bを形成している。
そこで、図9の状態で、錠箱1と座70を組み付ける一例を以下に説明する。先ず、図9の状態で、前記の通り座70を扉aに取り付けた後、座70の上から錠箱1を覆い被せて錠箱1の収納室1Cに裏面側から前記座70を収納する。そして、錠箱1の穴9a、9bと座70の突片78に形成したネジ穴78aとを位置合わせして、右側壁の穴9bから,ネジ81を座70の突片78のネジ穴78aにねじ込み、錠箱1を座70に固定する。
次に、錠箱1のラッチ錠収納部1Aにラッチ錠の錠ケース10Aを嵌装するとともに、本締錠収納部1Bに本締錠の錠ケース40Aを嵌装する。そして、錠ケース10Aの取付穴12、12と錠ケース40Aの取付穴46、46とをそれぞれ、錠箱1の穴9a、9aと座70の突片78のネジ穴78a、78aに一致させ、ネジ80、82でねじ込み固定する。
即ち、ラッチ錠の錠ケース10Aおよび本締錠の錠ケース40Aは、座70を介して扉に取り付け固定された錠箱1に取り付け固定される。(図8参照)。
図8の如く扉aの室内側の扉面に面付けした状態において、錠箱1内の錠ケース10Aと40Aを取り替えたい場合には、扉aを開放した状態で、前記ネジ80,81,82,83を取り外してから、座70を螺着している座取付用ネジ71を取り外すと該座70が扉aから取り外せる。そこで、錠箱1の収納室1Cに収納されている錠ケース10A、40Aを取り出し、新規な別の錠ケース10A、40Aを錠箱1のラッチ錠収納室1A又は本締錠収納室1Bに収納して、前述した順序で座70に取り付けるとよい。
室内側ハンドル20と室外側ハンドル30とは、前記実施例1のものと同一構成であり、取り付け方法も同じである。また座70の取付用ネジ71や貫通穴73〜76や穴77等も実施例1のものと同一構成であり、プッシュ・プル式の扉錠の取付方法は前記実施例1のものを参照するとよい。
なお、本発明は、実施例2の構成において、ラッチボルト11とデッドボルト41とを有する上部に設けた錠ケース10Aのみの構成とし、下部のデッドボルト41を有する錠ケース40Aを設けない構成のものを採用することができる。
また、上部の錠ケース40Aにはデッドボルトを設けずラッチボルト11のみとするとともに、下部のデッドボルト41を有する錠ケース40Aを設けない構成も採用することができる。その他適宜に設計を変更できる。
本発明の実施例3を図10と図11に基づいて以下に説明する。これは請求項2に基づいたものである。
この実施例3のプッシュ・プル式の錠箱1は、前記実施例1の変形例であって、ワンロック・ワンサムターン式のものである。
すなわち、前記錠箱1内に収納されたラッチ錠10の上部に、デットボルト41よりなる本締錠40を錠箱1内に収納し、前記室内側ハンドル20の上部にサムターン21を設けると共に、前記室外側ハンドル30の上部にシリンダー42を設け、このサムターン21またはシリンダー42の操作によって、デットボルト41を錠箱1から出没するようにしてある。その他の構成は前記実施例1を参照するとよい。
本発明の実施例4を図12に基づいて以下に説明する。
前記実施例1、2、3では、ラッチボルト11やデッドボルト41が係合される受孔61は枠bに面付けされる受体60に設けてあるが、この実施例4では前記受体60を設けることなく、枠b自体に受孔91を形成したものである。その他の構成は実施例1と同様としているので、実施例1の説明を参照するとよい。
この実施例4のものは、前記実施例2、3に適用することもできる。
(その他の変形例)
室内側ハンドル20と室外側ハンドル30の形状は、実施例1〜4においては同一構成
のものを採用している。但し、実施例3では、室内側ハンドル20の下部にサムターン22が設けられていないと共に、室外側ハンドル30の下部にシリンダー42が設けられていない点では少し異なる。
しかしながら、室内側ハンドル20と室外側ハンドル30は、実施例1〜4の形状に限定されるものではなく、適宜形状を採り得るものである。
例えば、図13に示す如く、円筒状の室内側ハンドル20の上部と下部にアーム92、93を延設し、このアーム92、93にそれぞれサムターンケース94、95を連結し、両サムターンケース94、95にサムターン21、22を設ける。一方、円筒状の室外側ハンドル30の上部と下部にもアーム96、97を延設し、このアーム96、97にそれぞれシリンダー42、42を設けており、図4のハンドル20、30と同様なものは同一符号を付している。
また、各実施例で示した錠箱1は、扉aの室内側の扉面に対して、該扉aの上下両端近くまで延設することもできる。
1 錠箱
10 ラッチ錠
10A ラッチ錠の錠ケース
11 ラッチボルト
20 室内側ハンドル
21 サムターン
30 室外側ハンドル
40 本締錠
40A 本締の錠ケース
41 デッドボルト
42 シリンダー
50 受体
61 受孔
62 受孔
63 受孔
70 座
78 突片
91 受孔
a 扉
b 枠

Claims (5)

  1. 少なくともラッチボルトと該ラッチボルトを出没させる作動機構とを有するラッチ錠と、扉の開く方向に対して押し操作または引き操作ができるように保持された室内側ハンドルおよび室外側ハンドルと、このハンドルの押し又は引きの操作によりラッチ錠のラッチボルトを後退又は後退を許容させて開扉可能としてなるプッシュ・プル式の扉錠であって、
    前記ラッチ錠は錠箱内に収納して、少なくともラッチ錠のラッチボルトを錠箱から出没できるようにしてあり、
    前記錠箱は扉の室内側の扉面に面付けするとともに、この錠箱の表面側に取り付ける室内側ハンドルと、扉の室外側の扉面側に取り付ける室外側ハンドルとを固定してあることを特徴とするプッシュ・プル式の扉錠。
  2. 前記錠箱内に収納されたラッチ錠の上部に、デットボルトよりなる本締錠を錠箱内に収納し、前記室内側ハンドルの上部にサムターンを設けると共に、前記室外側ハンドルの上部にシリンダーを設け、このサムターンまたはシリンダーの操作によって、デットボルトを錠箱から出没するようにしてある請求項1に記載のプッシュ・プル式の扉錠。
  3. 前記錠箱内に収納されたラッチ錠の上部と下部に、デットボルトよりなる本締錠を錠箱内に収納し、前記室内側ハンドルの上部と下部にサムターンを設けると共に、前記室外側ハンドルの上部と下部にシリンダーを設け、このサムターンまたはシリンダーの操作によって、デットボルトが錠箱から出没するようにしてある請求項1に記載のプッシュ・プル式の扉錠。
  4. 前記ラッチ錠及び/又は本締錠は既存のラッチ錠及び/または既存の本締錠を使用し、該ラッチ錠の錠ケース及び/又は本締錠の錠ケースを錠箱のラッチ錠収納部または本締錠収納部に収納してある請求項1〜3のいずれかに記載のプッシュ・プル式の扉錠。
  5. 少なくともラッチ錠のラッチボルト係合用の受孔を形成した受体を、枠に面付して取り付けてある請求項1〜4のいずれかに記載のプッシュ・プル式の扉錠。
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