JP4740720B2 - 構造物用弾性支承体 - Google Patents

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本発明は、橋梁、建物、機械等を支承するのに好適な構造物用弾性支承体、特に橋梁用弾性支承体に関する。
従来から、図11に示すように、橋梁などの上部構造物95と、橋脚などの下部構造物96との間には、ゴム支承体91が配置され、上部構造物95から作用する力を下部構造物96に伝達し、上部構造の荷重の載荷によるたわみやねじれ変形の吸収をしている。このゴム支承体91は、上部構造物95にソールプレート94を介して固定される上沓99と、下部構造物96にアンカーボルト97により固定されるベースプレート93を介して固定される下沓100と、これらの間に配設されたゴム層98とから構成される。このゴム支承体91により下向きの鉛直荷重が支持される。
一方、水平荷重および鉛直方向上向きの力に対しては、例えばゴム支承体91の側端部にサイドブロック(移動制限装置)92を配置して固定することで上部構造物95と下部構造物96の水平方向および鉛直方向上向きの動きを制限している(例えば非特許文献1など)。また、特許文献1には、上部構造物の水平移動を制限する移動制限装置が提案されている。
しかしながら、ゴム支承体により鉛直荷重を支持し、非特許文献1に記載の移動制限装置や特許文献1に記載の移動制限装置により水平荷重を支持するという構成にすると、ゴム支承体を含めた装置全体が大型化、重量化するとともに、施工が煩雑となり、コストアップが生じるという問題がある。また、装置全体が大型化すると、桁下空間が狭い場合には施工できないことがある。
そこで、本出願人は、先に、図12に示すような新しいゴム支承体を開発した(非特許文献2)。このゴム支承体200は、橋梁などの上部構造物201にソールプレート203を介して固定される上沓212と、橋脚などの下部構造物202にベースプレート204を介して固定される下沓213と、これらの間に配設されたゴム層214とを備えている。上部構造物201と上沓212とは、ソールプレート203を貫通する桁セットボルト205により固定されている。また、下部構造物202と下沓213とは、ベースプレート204を貫通するアンカーボルト206により固定されている。
下沓213には、上沓212と相対する面に、略円柱形状の第1の凸部213aと、該第1の凸部213aから離隔しかつ第1の凸部213aを囲む略円筒形状の第2の凸部213bとが形成されている。一方、上沓212には、下沓213と相対する面で、かつ、第1の凸部213aおよび第2の凸部213bに対応する位置に、これらと嵌合する第1の凹部212aおよび第2の凹部212bが形成されている。そして、これらの上沓212と下沓213がゴム層214を介して嵌合・接着されることで、2つの嵌合部A,Bが形成されている。
嵌合部A,Bにおける凹部212a,212bの内側面と、該側面と対向する凸部213a,23bの外側面と、これらの側面間に配設されたゴム層214とにより水平荷重支持部Hが構成されている。また、上沓212の水平面と、該水平面と対向する下沓213の水平面と、これらの水平面間に配設されたゴム層214とにより鉛直荷重支持部Vが構成されている。さらに、凹部212aの水平面(凹部の底面)と、該水平面と対向する凸部213aの水平面(凸部の端面)と、これらの水平面間に配設されたゴム層214とにより鉛直荷重支持部Vが構成され、凹部212bの水平面(凹部の底面)と、該水平面と対向する凸部213bの水平面(凸部の端面)と、これらの水平面間に配設されたゴム層214とにより鉛直荷重支持部Vが構成されている。
このようにゴム支承体200は、複数の嵌合部A,Bが設けられると共に、水平荷重支持部Hおよび鉛直荷重支持部Vを有しているので、鉛直荷重および水平荷重の支持性能に優れており、小型化、軽量化、構造の簡略化が可能となる。
このゴム支承体200では、上沓212と下沓213との連結がゴム層214を介する接着力のみに依存している。従って、地震時などに発生する鉛直方向上向きの力に対して高い抵抗力を付与するには、ある程度広い接着面積を必要とする。従って、平面の面積を小さくする小型化を行なうと、接着面積が小さくなって、鉛直方向上向きの力に対する抵抗力が低下してしまうおそれがあるので、ゴム支承体200の小型化には限界がある。
特開2000−96518号公報、図1 社団法人日本道路協会編集「道路橋支承便覧(初版)」、p.179−180(図3.89) ニッタ株式会社、製品情報、「機能内蔵型ゴム支承」、[on line]、2005年6月3日検索、インターネット<URL: http://www.nitta.co.jp/product/architecture/gum/sngum.html>
本発明の課題は、小型化、軽量化が可能で、しかも鉛直方向下向きの荷重や水平荷重の支持性能はもとより、鉛直方向上向きの力に対する抵抗力にも優れた構造物用弾性支承体、特に橋梁用弾性支承体を提供することである。
上記課題を解決するための本発明の構造物用弾性支承体は、以下の構成からなる。
(1)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠の一方にはねじ孔が形成され、他方には前記ねじ孔と連通する貫通口が形成されると共に、該貫通口における前記ねじ孔と反対側の先端部には貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されており、
前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記拡幅穴の底面に係止されるフランジ部とからなる連結具を備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
(2)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれねじ孔が形成され、前記上枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記下枠に、さらに、前記下枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記上枠に形成されると共に、それぞれの該貫通口における前記ねじ孔と反対側の先端部には貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されており、
前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記拡幅穴の底面に係止されるフランジ部とからなる連結具をそれぞれの前記貫通口で備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
(3)前記フランジ部およびねじ棒と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成される(1)または(2)に記載の構造物用弾性支承体。
(4)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠の一方にはねじ孔が形成され、他方には前記ねじ孔と連通する貫通口が形成されており、
前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記貫通口が形成された上枠または下枠の外面上に係止するフランジ部とからなる連結具を備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
(5)前記ねじ棒と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記上枠または下枠の外面との間にも隙間が形成される(4)に記載の構造物用弾性支承体。
(6)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれねじ孔が形成され、前記上枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記下枠に、さらに、前記下枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記上枠に形成されており、
前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記貫通口が形成された上枠および下枠の外面上に係止するフランジ部とからなる連結具をそれぞれの前記貫通口で備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
(7)前記ねじ棒と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記上枠および下枠の外面との間にも隙間が形成される(6)に記載の構造物用弾性支承体。
(8)前記ねじ孔および貫通口が、上枠および下枠の中央部に形成されている(1)〜(7)のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
(9)前記ねじ孔および貫通口が、上枠および下枠に複数配設されている(1)〜(8)のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
(10)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠の一方には他方に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
前記上枠および下枠の他方には、前記突起が挿通する貫通口が形成されており、該貫通口が設けられた前記上枠または下枠の外面側には前記フランジ部を収容し底面が該フランジ部と係止する、前記貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されていることを特徴とする構造物用弾性支承体。
(11)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれ前記下枠および上枠に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
前記上枠には前記下枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が、さらに、前記下枠には前記上枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が形成されており、該貫通口が設けられた前記上枠および下枠の外面側には前記フランジ部を収容し底面が該フランジ部と係止する、前記貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されていることを特徴とする構造物用弾性支承体。
(12)前記フランジ部および突起と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成される(10)または(11)に記載の構造物用弾性支承体。
(13)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠の一方には他方に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
前記上枠および下枠の他方には、前記突起が挿通する貫通口が形成されており、前記フランジ部が、前記貫通口が形成された上枠または下枠の外面上に係止していることを特徴とする構造物用弾性支承体。
(14)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれ前記下枠および上枠に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
前記上枠には前記下枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が、さらに、前記下枠には前記上枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が形成されており、
前記フランジ部が、前記貫通口が形成された上枠および下枠の外面上に係止していることを特徴とする構造物用弾性支承体。
(15)前記突起と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記上枠および下枠の外面との間にも隙間が形成される(13)または(14)に記載の構造物用弾性支承体。
(16)前記突起の先端外周面にねじ溝が形成されており、前記フランジ部には前記突起のねじ溝と螺合するねじ孔が形成されている(10)〜(15)のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
(17)前記突起および貫通口が、上枠および下枠の中央部に形成されている(10)〜(16)のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
(18)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口が形成されており、
この貫通口を挿通するねじ棒と、このねじ棒の後端に取り付けられ前記上枠および下枠の一方の外面上に係止する第1のフランジ部と、前記ねじ棒先端のねじ溝と螺合するねじ孔を有し前記上枠および下枠の他方の外面上に係止する第2のフランジ部とからなる連結具を備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
(19)前記ねじ棒と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記第1のフランジ部および第2のフランジ部の一方と前記上枠または下枠の外面との間に隙間が形成される(18)に記載の構造物用弾性支承体。
(20)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口が形成されており、
前記上枠および/または下枠の外面には、前記貫通口の一端が連通する、前記貫通口より径の大きな拡幅穴が凹設されており、
さらに、前記貫通口を挿通するねじ棒と、このねじ棒の後端に取り付けられた第1のフランジ部と、前記ねじ棒先端のねじ溝と螺合するねじ孔を有する第2のフランジ部とからなる連結具を備え、
前記第1のフランジ部および/または第2のフランジ部が、前記上枠および/または下枠の外面に凹設された拡幅穴内に収容され、該拡幅穴の底面に係止することを特徴とする構造物用弾性支承体。
(21)前記フランジ部およびねじ棒と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成される(20)に記載の構造物用弾性支承体。
(22)前記第1のフランジ部は、前記ねじ棒と一体に形成されている(18)〜(21)のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
(23)前記上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口が複数形成されており、各貫通口で連結具によって前記上枠および下枠に連結する(18)〜(22)のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
本発明の構造物用弾性支承体によれば、凹部および/または凸部を有する上枠と下枠とが前記弾性層を介して嵌合した複数の嵌合部によって水平荷重支持部および鉛直荷重支持部が形成されているので、鉛直下向きの荷重および水平荷重の支持性能に優れており、かつサイドブロックなどの水平荷重を支持する部材を別途設ける必要がないので、弾性支承体を小型化、軽量化することができる。
また、前記(1),(2)に記載の構造物用弾性支承体によれば、上枠および下枠の少なくとも一方に形成したねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の後端に設けられ前記上枠および下枠の他方に係止するフランジ部とを備えた連結具によって、前記上枠および下枠が離反変位するのを制限することができる。その結果、支承体に生じる鉛直方向上向きの力に対する抵抗力にも優れており、該上向きの力に対して弾性層が破断、剥離するのを阻止することができる。
また、前記(4),(6)に記載のように、上枠および下枠の少なくとも一方に形成したねじ孔に螺合するねじ棒の後端に設けられ前記上枠および下枠の他方の外面に係止するフランジ部とを備えた連結具を用いても、前記(1)と同様の効果を得ることができる。
前記(1)におけるねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられたフランジ部とからなる前記連結具に代えて、前記(10)、(11)、(13)、(14)に記載のように、上枠および/または下枠には他方に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にフランジ部を設けるようにしても前記(1)と同様の効果を得ることができる。
前記(18)に記載のように、ねじ棒の両端に第1のフランジ部および第2のフランジ部を設けて、これらのフランジ部が上枠および下枠の各外面にそれぞれ係止するようにしても、前記(1)と同様の効果を得ることができる。
前記(20)に記載のように、上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口を挿通したねじ棒と、このねじ棒の後端に取り付けられた第1のフランジ部と、前記ねじ棒先端のねじ溝と螺合するねじ孔を有する第2のフランジ部とからなる連結具を備え、第1のフランジ部および/または第2のフランジ部が、前記上枠および/または下枠の外面に凹設された拡幅穴内に収容され、該拡幅穴の底面に係止するようにしても、前記(1)と同様の効果を得ることができる。
さらに、前記(3)、(12)、(21)に記載のように、前記フランジ部および突起またはねじ棒と、前記拡幅穴および貫通口の内周面との間にそれぞれ隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成されている場合には、橋桁等の上部構造物の回転を拘束せず、橋梁支承等に求められる回転機能を阻害するのを防止することができる。前記(5)、(7)、(15)、(19)の場合も前記(3)、(12)、(21)と同様の効果がある。
本発明の構造物用弾性支承体は、特に橋梁用弾性支承体に適用するのが好ましい。
以下、本発明の一実施形態にかかる橋梁用ゴム支承体について、図面を参照して詳細に説明する。図1(a)は、本実施形態にかかるゴム支承体11を示す平面図であり、図1(b)はそのI−I線断面図である。図2は図1に示すゴム支承体11に連結具15を装着する前の状態を示す断面図である。図3はこの実施形態にかかる橋梁用ゴム支承体の使用状態を示す断面図である。図4(a)はゴム支承体11に鉛直荷重がかかっていない状態を示し、図4(b)はゴム支承体11に鉛直荷重がかかった状態、つまり使用状態を示す部分拡大断面図である。
図1(a) ,(b)に示すゴム支承体11は、上沓12と、下沓13と、これらの間に配設されたゴム層14とを備えている。上沓12は、図3に示すように、橋桁101(上部構造物)にソールプレート103を介して固定される。下沓13は、橋脚102(下部構造物)にベースプレート104を介して固定される。具体的には、例えば、橋桁101と上沓12とは、ソールプレート103を貫通する桁セットボルト105により固定される。また、橋脚102と下沓13とは、アンカーボルト106により橋脚102に固定されたベースプレート104に下沓13を溶接することにより固定される。なお、図1(a)において、20は桁セットボルト105を取り付けるためのねじ孔である。
図1(b)に示すように、下沓13には、上沓12と相対する面に略円柱形状の第1の凸部13aと、該第1の凸部13aから離隔しかつ第1の凸部13aを囲む略円筒形状の第2の凸部13bとが形成されている。一方、上沓12には、下沓13と相対する面で、かつ第1の凸部13aおよび第2の凸部13bに対応する位置に、これらと嵌合する第1の凹部12aおよび第2の凹部12bが形成されている。そして、これらの上沓12と下沓13がゴム層14を介して嵌合することで、図1(b)に示すように2つの嵌合部A,Bが形成されている。
嵌合部A,Bにおける凹部12a,12bの内側面と、該側面と対向する凸部13a,13bの外側面と、これらの側面間に配設されたゴム層14とにより水平荷重支持部Hが構成されている。また、凹部12aの水平面(凹部の底面)と、該水平面と対向する凸部13aの水平面(凸部の端面)と、これらの水平面間に接着されたゴム層14とにより鉛直荷重支持部Vが構成され、凹部12bの水平面(凹部の底面)と、該水平面と対向する凸部13bの水平面(凸部の端面)と、これらの水平面間に接着されたゴム層14とにより鉛直荷重支持部Vが構成されている。
これらの水平荷重支持部Hおよび鉛直荷重支持部Vには、ゴム層14が密に充填されて接着されている。ここで、「ゴム層14が密に充填されている」とは、ゴム層14と、凹部12a,12bの内側面、凸部13a,13bの外側面およびこれらの水平面とが実質的に隙間なく密接していることをいう。これにより、水平荷重支持部Hと鉛直荷重支持部Vとが交互に連続して形成されている。このようにゴム層14が密閉状態になっているので、水平荷重支持部Hのゴム層14は、該ゴム層14に隣接する鉛直荷重支持部Vのゴム層14により動きが制限され、鉛直荷重支持部Vのゴム層14は、該ゴム層14に隣接する水平荷重支持部Hのゴム層14により動きが制限されている。すなわち、水平荷重支持部Hのゴム層14と鉛直荷重支持部Vのゴム層14は互いに動きを規制している。
ゴム層14は、凹部12a,12bの内側面、凸部13a,13bの外側面およびこれらの水平面と接着されている。ゴム層14は、主成分であるゴム成分に、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、老化防止剤、補強剤、遅延剤、可塑剤、必要に応じて着色剤などの配合剤を配合したものである。特に、ゴム層14の厚さは5〜50mm程度、好ましくは10〜30mm程度であるのがよい。
ゴム成分としては、例えばジエン系ゴムを使用することができる。ジエン系ゴムとしては、天然ゴムの他、クロロプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム等の合成ゴムが挙げられる。加硫剤としては、硫黄、有機過酸化物、亜鉛華、マグネシア等が挙げられる。加硫促進助剤としては、亜鉛華、ステアリン酸等が挙げられる。老化防止剤としては、例えばフェニル−α−ナフチルアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン等のアミン系化合物;2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)等のフェノール系化合物;等が挙げられる。可塑剤としては、例えば石油系プロセス油、タール、ピッチ、天然油脂、動植物油脂、合成可塑剤等が挙げられる。補強剤としては、カーボンブラック、シリカ、ホワイトカーボン等が挙げられる。
上沓12および下沓13としては、例えば鋼板等の金属板、セラミックス、硬質プラスチック板等の材料を用いることができる。上沓12の厚さは、10〜150mm程度、好ましくは20〜100mm程度であるのがよく、下沓13の厚さは、10〜150mm程度、好ましくは20〜100mm程度であるのがよい。また、凹部12a,12bの深さは、5〜100mm程度、好ましくは20〜50mm程度であるのがよく、凸部13a,13bの高さは、5〜100mm程度、好ましくは20〜50mm程度であるのがよい。
上沓12および上沓13は、例えば切削加工などの公知の手段を用いて鋼板等の材料に凹部および/または凸部を形成して作製することができる。また、凸部を形成する他の方法としては、例えば溶接等の手段を用いて鋼板等の材料に凸部となる材料を別途接合する方法が挙げられる。
上記のようなゴム支承体11は、例えば金型内に上沓12および下沓13を所定の間隔で配置し、この金型内に、ゴム成分に対して各種配合剤を配合したゴム組成物を射出等により注入して加硫成形と同時に一体に加硫接着することにより製造することができる。
ゴム支承体11を製造する他の方法としては、ゴム成分に対して各種配合剤を配合したゴム組成物を押出成形等により成形して所定厚みのゴム層を予め作製し、ついで、このゴム層と、上沓12および下沓13とを積層して接着剤等により接着する方法等が挙げられる。接着剤としては、例えば酢酸ビニル系、アクリル系、エチレン共重合体系、ドープセメント、モノマセメント、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン等の熱可塑性接着剤;クロロプレンゴム系、ニトリルゴム系、再生ゴム系、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)系、天然ゴム系等のゴム系接着剤等が挙げられる。
また、鉛直剛性調整のために上沓12の中央部には、図2に示すように、段付の貫通口16が鉛直方向に形成され、これにゴム層14の一端が露出している。貫通口16の外面側先端には、該貫通口16より径の大きな拡幅穴161が形成されている。また、下沓13の中央部にはねじ孔17が鉛直方向に形成されている。そして、図4(a)に示すように、外周面にねじ溝を有するねじ棒15aと、該ねじ棒15aと一体に形成されたフランジ部15bとからなる連結具15を貫通口16から挿入し、ねじ棒15aを下沓13のねじ孔17に螺合させ、フランジ部15bを拡幅穴161内に収容する。
図4(a)に示すように、ねじ棒15aは、フランジ部15b下面が貫通口161の底面161aに係止するまでねじ孔17内を螺進させる。そして、必要なら、連結具15をその位置で固定するために、ねじ棒15aの下端部とねじ孔17との接触部を溶接してもよい。フランジ部15bは、例えばボルト頭のようにねじ棒15aと一体に形成されたものでもよく、あるいはねじ棒15aの上部にリング材を嵌めて溶接などで一体化したものであってもよい。
拡幅穴161は、図4(a)、(b)に示すように、連結具15の取り付け時はもとより、矢印Wで示す鉛直荷重がかかった状態でもフランジ部15bの上面と上沓12の上面(ソールプレート103の下面)とに隙間δbができるように設定されている。
図3は連結具15を取り付けたゴム支承体11の使用状態を示している。以下、連結具15の作用を説明する。
ゴム支承体11に鉛直荷重がかかっていない状態では、図4(a)に示すように、連結具15のフランジ部15bは、拡幅穴161の底面161aに当接している。ついで、図4(b)に示すように、ゴム支承体11に矢印Wで示す鉛直荷重がかかった状態では、ゴム層14が圧縮され、開口端面から一部が膨出してゴム支承体11に鉛直変位が生じる。
このとき、連結具15のねじ棒15aはねじ孔17と螺合し、且つ必要なら溶接にてねじ孔17に固定されているので、フランジ部15bと拡幅穴161の底面161aとの間に隙間δcが形成されることになる。
また、前記フランジ部15bの外周面と前記拡幅穴161の内周面との間、およびねじ棒15aの外周面と貫通口16の内周面との間に隙間が形成されている。これらの隙間は、活荷重による橋桁の回転を拘束しない最小値とするのがよい。
これにより、連結具15は、橋梁用支承に必要な回転機能を阻害することがない。さらに、フランジ部15bは、鉛直荷重Wが加わった場合でも、上沓12の上面(ソールプレート103の下面)との間に間隙が形成されているので、上沓12から突出して、ソールプレート103に当たることがない。
地震などで上向きの力がゴム支承体11に加わった場合、上沓12と下沓13とは上下方向に離反することになり、フランジ部15bと拡幅穴161の底面161aとの間に形成されている隙間は減少していき、連結具15のフランジ部15bに拡幅穴161の底面161aが衝突することによって、上沓12が下沓13から離反変位するのが制限され、離反変位するのが止められる。このため、ゴム層14には、引張力がかかることがないか、あるいはかかったとしても僅かである。従って、本発明にかかるゴム支承体は、平面の面積が小さくても、ゴム層14の破断や剥離を防止することができ、鉛直方向上向きの力に対して高い抵抗力を有しているので、橋梁用ゴム支承体を小型化、軽量化でき、コストを削減できると共に、運搬や施工、さらに支承体の取替えも容易になる。
また、連結具15の取り付けは、連結具15のフランジ部15bが拡幅穴161の底面161aに係止するまでねじ棒15aを下沓13のねじ孔17に螺進させればよいので、ねじ孔17と螺合させて連結具15を位置決めする作業が容易である。また、ゴム支承体11の高さにバラツキがある場合にも、連結具15の位置決めに問題はない。
さらに、ゴム支承体11を製造するために、上沓12と下沓13とをそれらの間にゴム層14を充填し接着する際にも、上沓12に貫通口16が、下沓13にねじ孔17がそれぞれ設けられているので、貫通口16とねじ孔17とを一致させて上沓12と下沓13とを位置決めできるので、作業が容易である。
また、貫通口16とねじ棒15aとの間にも隙間が形成されているので、ゴム層14の一部を貫通口16内に膨出させて、支承体のばね定数を所望の値に調節することができる。なお、フランジ部15bはねじ棒15aと一体に形成されている他に、ねじ棒15aに螺合させるなどして取り付けたものであってもよい。
<他の実施形態>
図5(a)は本発明の他の実施形態にかかるゴム支承体11’の平面図、図5(b)はそのII-II線断面図である。
図5(a)、(b)に示すように、ゴム支承体11’の上沓12’には、桁セットボルト取り付け用のねじ孔20と共に、複数の貫通口16’が周方向に配設されている。この貫通口16’は、ゴム支承体11と同様に、先端に拡幅穴161’が形成されている。また、下沓13’には、各貫通口16’と連通する複数のねじ孔17’が設けられている。
そして、各貫通口16’に連結具15を挿入し、ねじ棒15aを下沓13’のねじ孔17’に螺合させ、ねじ棒15a上端のフランジ部15bが貫通口16’の拡幅穴161’に係止するまで螺進させ、その後、必要ならねじ棒15aの下端をねじ孔17’に溶接などにより固定する。
このようなゴム支承体11’であっても、前記したゴム支承体11と同様の作用がある。その他は、前記した実施形態と同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
以上の実施形態では、上沓に貫通口を設け、下沓にねじ孔を設けたが、これとは逆に、上沓にねじ孔を設け、下沓に貫通口を設けてもよい。例えば、図6(a)、(b)に示す実施形態では、上沓12″にねじ孔17″を設け、下沓13″に貫通口16″およびその下端に拡幅穴161″を設けて、下沓13″側からねじ棒15aを挿入し、ねじ棒15aをねじ孔17″と螺合させ、フランジ部15bを拡幅穴161″内に収容する。その他は前述の実施形態と同じである。
図7に示す本発明の他の実施形態は、上沓122の中央部に貫通口50を設け、この貫通口50の上端に貫通口50より径の大きな拡幅穴150を設けると共に、下沓133に前記貫通口50内に突設する突起133aを設けたものである。この突起133aの上部外周部にはねじ溝21を設けると共に、拡幅穴150内でこのねじ溝21に、フランジ部22を螺合させたものである。すなわち、フランジ部22には前記突起133aのねじ溝21と螺合するねじ孔が形成されている。また、前記と同様に、フランジ部22は下面が拡幅穴150内の底面50aに係止している。これにより上向きの力に対してゴム層14が引張られるのを抑制することができる。なお、フランジ部22はねじ溝21に螺合後、溶接して突起部133aと一体化してもよい。その他は前述の実施形態と同じである。
図8に示す本発明の実施形態では、上沓123は、下沓134と対向する下面の周囲に複数のねじ孔(図示せず)が配設され、中央部に貫通口51が形成されている。一方、下沓134は、上沓123に設けた複数のねじ孔と対向する部位にそれぞれ貫通口51が形成され、上沓123に設けた貫通口51に対向する中央部にはねじ孔(図示せず)が設けられている。各貫通口51の外面部には拡幅穴151が形成されている。そして、図1に示したのと同様の連結具15にて、図1と同様にして上沓123および下沓134を連結し、上沓123および下沓134が離反変位するのを制限している。その他は前述の実施形態と同様である。
図9(a),(b)は、それぞれ図8の変型例であって、図8のように下沓に拡幅穴151を有する貫通口51を設けるのではなく、図9(a)では、貫通口163を経てねじ棒153aを上沓123′に設けたねじ孔(図示せず)と螺合させると共に、ねじ棒153aの一端に設けたフランジ部153bを下沓133′の外面に係止させている。このとき、フランジ部153bは、ベースプレート104′の上面に設けた穴24に収容されている。
この実施形態においても、ねじ棒153aと貫通口163の内周面との間に隙間が形成されており、フランジ部153bと穴24との間にも隙間が形成されている。さらに、弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、フランジ部153bと下沓133の外面との間にも隙間が形成される。フランジ部153bの先端にも隙間が形成されている。
この実施形態によれば、下沓の厚みが薄くなり、一層小型化が可能になるという利点がある。その他は、前述の実施形態と同じである。なお、この実施形態と反対に、上沓123′に貫通口163を設け、この貫通口163を経て下沓133′に設けたたねじ孔と螺合させるようにしてもよい。この場合には、上沓123′の上部に配置される図示しないソールプレートにフランジ部153bを収容するための穴を設ければよい。
また、図9(b)では、図9(a)に示す周方向に配設したねじ棒153aおよびフランジ部153bからなる連結具に加えて、中央部に、図1〜4に示すのと同様な連結具15が設けられている点が図9(a)と異なっている。
図9(a),(b)では、あらかじめ、ねじ棒153aを上沓123′、123″に設けたねじ孔(図示せず)と螺合させ、フランジ部153bを下沓133の下面に係止させた後、穴24にフランジ部153bが収容されるように上沓123′、123″および下沓133′、133″をベースプレート104′上に載置し、下沓133′、133″をベースプレート104′に溶接等によって固定する。
図10に示す本発明の実施形態は、第1のフランジ部26を一端に有した突起27を下沓134′および上沓124に設けた貫通口52に挿入し、貫通口52の上部に設けた拡幅穴152で突起27の先端に設けたねじ溝に第2のフランジ部28を螺合させている。このとき、第2のフランジ部28は拡幅穴152の底面に係止しており、第1のフランジ部26は下沓134の外面に係止し、ベースプレート104の上面に設けた穴24に収容されている。
このように、突起27が上端で第2のフランジ部28と螺合されることにより、第1のフランジ部26は下沓134′の下面に強く接触し、前記上沓124および下沓134の離反変位を制限する。そして、第2のフランジ部28および突起27と前記貫通口52および拡幅穴152の内周面との間には隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記第1のフランジ部26と下沓134′の外面との間にも隙間δcが形成されるのは、前記と同じである。この実施形態でも、下沓134′の厚みが薄くなり、一層小型化が可能になる。その他は前述の実施形態と同じであるので、同一符号を付し、説明を省略する。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて各種の改良や変更が可能であることはいうまでもない。例えば、図10の実施形態では、第1のフランジ部26は下沓134の外面に係止し、ベースプレート104の上面に設けた穴24に収容されているが、下沓134に拡幅穴(図示せず)を凹設して、この拡幅穴内に第1のフランジ部26を収容するようにしてもよく、さらに上沓124に拡幅穴152を設けないで、第2のフランジ部28を上沓124の外面(上面)に係止させるようにしてもよい。図1〜図9に示す実施形態においても同様の変更が可能である。
(a)は、本発明の一実施形態にかかる弾性支承体を示す平面図であり、(b)は、そのI−I線断面図である。 図1の実施形態における連結具取付け前の弾性支承体を示す断面図である。 ゴム支承体の使用状態を示す断面図である。 (a)は荷重が加わる前の要部拡大断面図であり、(b)は荷重が加わった状態での要部拡大断面図である。 (a)は、本発明の他の実施形態にかかる弾性支承体を示す平面図であり、(b)は、そのII−II線断面図である。 (a)は、本発明のさらに他の実施形態にかかる弾性支承体を示す平面図であり、(b)は、そのIII−III線断面図である。 (a)は、本発明の他の実施形態にかかる弾性支承体を示す平面図であり、(b)は、そのIV−IV線断面図である。 本発明の他の実施形態にかかる弾性支承体を示す断面図である。 (a)および(b)は、それぞれ本発明の他の実施形態にかかるゴム支承体を示す断面図である。 本発明の他の実施形態にかかる弾性支承体を示す断面図である。 従来のゴム支承体およびこれを固定するサイドブロックを示す部分断面図である。 本出願人が先に開発したゴム支承体を示す部分断面図である。
符号の説明
11 橋梁用ゴム支承体
12 上沓(上枠)
13 下沓(下枠)
14 ゴム層(弾性層)
15 連結具
15a ねじ棒
15b フランジ部
16 貫通口
17 ねじ孔

Claims (22)

  1. 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
    前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
    前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
    これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
    前記上枠および下枠の一方の凸部および凹部のうち少なくとも1つにはねじ孔が形成され、他方には前記ねじ孔と連通する貫通口が形成されると共に、該貫通口における前記ねじ孔と反対側の先端部には貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されており、
    前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記拡幅穴の底面に係止されるフランジ部とからなる連結具を備え
    前記フランジ部およびねじ棒と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成され、前記フランジ部の高さは前記拡幅穴の深さより低く形成されており、前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成されることを特徴とする構造物用弾性支承体。
  2. 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
    前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
    前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
    これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
    前記上枠および下枠にはそれぞれねじ孔が形成され、前記上枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記下枠に、さらに、前記下枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記上枠に形成されると共に、それぞれの該貫通口における前記ねじ孔と反対側の先端部には貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されており、
    前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記拡幅穴の底面に係止されるフランジ部とからなる連結具をそれぞれの前記貫通口で備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
  3. 前記フランジ部およびねじ棒と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成される請求項2に記載の構造物用弾性支承体。
  4. 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
    前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
    前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
    これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
    前記上枠および下枠の一方にはねじ孔が形成され、他方には前記ねじ孔と連通する貫通口が形成されており、
    前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記貫通口が形成された上枠または下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面上に係止するフランジ部とからなる連結具を備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
  5. 前記ねじ棒と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記上枠または下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面との間にも隙間が形成される請求項4に記載の構造物用弾性支承体。
  6. 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
    前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
    前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
    これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
    前記上枠および下枠にはそれぞれねじ孔が形成され、前記上枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記下枠に、さらに、前記下枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記上枠に形成されており、
    前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記貫通口が形成された上枠および下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面上に係止するフランジ部とからなる連結具をそれぞれの前記貫通口で備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
  7. 前記ねじ棒と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記上枠および下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面との間にも隙間が形成される請求項6に記載の構造物用弾性支承体。
  8. 前記ねじ孔および貫通口が、上枠および下枠の中央部に形成されている請求項1〜7のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
  9. 前記ねじ孔および貫通口が、上枠および下枠に複数配設されている請求項1〜8のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
  10. 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
    前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
    前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
    これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
    前記上枠および下枠の一方には、他方に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
    前記上枠および下枠の他方には、前記突起が挿通する貫通口が形成されており、該貫通口における前記上枠または下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面側には前記フランジ部を収容し底面が該フランジ部と係止する、前記貫通口より径の大きな拡幅穴が形成され
    前記フランジ部および突起と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成され、前記フランジ部の高さは前記拡幅穴の深さより低く形成されており、前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成されることを特徴とする構造物用弾性支承体。
  11. 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
    前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
    前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
    これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
    前記上枠および下枠にはそれぞれ前記下枠および上枠に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
    前記上枠には前記下枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が、さらに、前記下枠には前記上枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が形成されており、該貫通口が設けられた前記上枠および下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面側には前記フランジ部を収容し底面が該フランジ部と係止する、前記貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されていることを特徴とする構造物用弾性支承体。
  12. 前記フランジ部および突起と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成される請求項11に記載の構造物用弾性支承体。
  13. 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
    前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
    前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
    これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
    前記上枠および下枠にはそれぞれ前記下枠および上枠に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
    前記上枠には前記下枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が、さらに、前記下枠には前記上枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が形成されており、
    前記フランジ部が、前記貫通口が形成された上枠および下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面上に係止していることを特徴とする構造物用弾性支承体。
  14. 前記突起と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記上枠および下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面との間にも隙間が形成される請求項13に記載の構造物用弾性支承体。
  15. 前記突起の先端外周面にねじ溝が形成されており、前記フランジ部には前記突起のねじ溝と螺合するねじ孔が形成されている請求項10〜1のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
  16. 前記突起および貫通口が、上枠および下枠の中央部に形成されている請求項10に記載の構造物用弾性支承体。
  17. 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
    前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
    前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
    これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
    前記上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口が形成されており、
    この貫通口を挿通するねじ棒と、このねじ棒の後端に取り付けられ前記上枠および下枠の一方の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面上に係止する第1のフランジ部と、前記ねじ棒先端のねじ溝と螺合するねじ孔を有し前記上枠および下枠の他方の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面上に係止する第2のフランジ部とからなる連結具を備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
  18. 前記ねじ棒と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記第1のフランジ部および第2のフランジ部の一方と前記上枠または下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面との間に隙間が形成される請求項1に記載の構造物用弾性支承体。
  19. 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
    前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
    前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
    これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
    前記上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口が形成されており、前記上枠および/または下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面には、前記貫通口の一端が連通する、前記貫通口より径の大きな拡幅穴が凹設されており、
    さらに、前記貫通口を挿通するねじ棒と、このねじ棒の後端に取り付けられた第1のフランジ部と、前記ねじ棒先端のねじ溝と螺合するねじ孔を有する第2のフランジ部とからなる連結具を備え、
    前記第1のフランジ部および/または第2のフランジ部が、前記上枠および/または下枠の外面に凹設された拡幅穴内に収容され、該拡幅穴の底面に係止することを特徴とする構造物用弾性支承体。
  20. 前記フランジ部およびねじ棒と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成される請求項19に記載の構造物用弾性支承体。
  21. 前記第1のフランジ部は、前記ねじ棒と一体に形成されている請求項1〜2のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
  22. 前記上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口が複数形成されており、各貫通口で連結具によって前記上枠および下枠に連結する請求項1〜2のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
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