JP4740720B2 - 構造物用弾性支承体 - Google Patents
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(1)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠の一方にはねじ孔が形成され、他方には前記ねじ孔と連通する貫通口が形成されると共に、該貫通口における前記ねじ孔と反対側の先端部には貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されており、
前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記拡幅穴の底面に係止されるフランジ部とからなる連結具を備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
(2)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれねじ孔が形成され、前記上枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記下枠に、さらに、前記下枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記上枠に形成されると共に、それぞれの該貫通口における前記ねじ孔と反対側の先端部には貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されており、
前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記拡幅穴の底面に係止されるフランジ部とからなる連結具をそれぞれの前記貫通口で備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
(3)前記フランジ部およびねじ棒と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成される(1)または(2)に記載の構造物用弾性支承体。
(4)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠の一方にはねじ孔が形成され、他方には前記ねじ孔と連通する貫通口が形成されており、
前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記貫通口が形成された上枠または下枠の外面上に係止するフランジ部とからなる連結具を備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
(5)前記ねじ棒と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記上枠または下枠の外面との間にも隙間が形成される(4)に記載の構造物用弾性支承体。
(6)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれねじ孔が形成され、前記上枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記下枠に、さらに、前記下枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記上枠に形成されており、
前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記貫通口が形成された上枠および下枠の外面上に係止するフランジ部とからなる連結具をそれぞれの前記貫通口で備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
(7)前記ねじ棒と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記上枠および下枠の外面との間にも隙間が形成される(6)に記載の構造物用弾性支承体。
(8)前記ねじ孔および貫通口が、上枠および下枠の中央部に形成されている(1)〜(7)のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
(9)前記ねじ孔および貫通口が、上枠および下枠に複数配設されている(1)〜(8)のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
(10)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠の一方には他方に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
前記上枠および下枠の他方には、前記突起が挿通する貫通口が形成されており、該貫通口が設けられた前記上枠または下枠の外面側には前記フランジ部を収容し底面が該フランジ部と係止する、前記貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されていることを特徴とする構造物用弾性支承体。
(11)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれ前記下枠および上枠に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
前記上枠には前記下枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が、さらに、前記下枠には前記上枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が形成されており、該貫通口が設けられた前記上枠および下枠の外面側には前記フランジ部を収容し底面が該フランジ部と係止する、前記貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されていることを特徴とする構造物用弾性支承体。
(12)前記フランジ部および突起と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成される(10)または(11)に記載の構造物用弾性支承体。
(13)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠の一方には他方に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
前記上枠および下枠の他方には、前記突起が挿通する貫通口が形成されており、前記フランジ部が、前記貫通口が形成された上枠または下枠の外面上に係止していることを特徴とする構造物用弾性支承体。
(14)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれ前記下枠および上枠に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
前記上枠には前記下枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が、さらに、前記下枠には前記上枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が形成されており、
前記フランジ部が、前記貫通口が形成された上枠および下枠の外面上に係止していることを特徴とする構造物用弾性支承体。
(15)前記突起と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記上枠および下枠の外面との間にも隙間が形成される(13)または(14)に記載の構造物用弾性支承体。
(16)前記突起の先端外周面にねじ溝が形成されており、前記フランジ部には前記突起のねじ溝と螺合するねじ孔が形成されている(10)〜(15)のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
(17)前記突起および貫通口が、上枠および下枠の中央部に形成されている(10)〜(16)のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
(18)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口が形成されており、
この貫通口を挿通するねじ棒と、このねじ棒の後端に取り付けられ前記上枠および下枠の一方の外面上に係止する第1のフランジ部と、前記ねじ棒先端のねじ溝と螺合するねじ孔を有し前記上枠および下枠の他方の外面上に係止する第2のフランジ部とからなる連結具を備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。
(19)前記ねじ棒と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記第1のフランジ部および第2のフランジ部の一方と前記上枠または下枠の外面との間に隙間が形成される(18)に記載の構造物用弾性支承体。
(20)上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口が形成されており、
前記上枠および/または下枠の外面には、前記貫通口の一端が連通する、前記貫通口より径の大きな拡幅穴が凹設されており、
さらに、前記貫通口を挿通するねじ棒と、このねじ棒の後端に取り付けられた第1のフランジ部と、前記ねじ棒先端のねじ溝と螺合するねじ孔を有する第2のフランジ部とからなる連結具を備え、
前記第1のフランジ部および/または第2のフランジ部が、前記上枠および/または下枠の外面に凹設された拡幅穴内に収容され、該拡幅穴の底面に係止することを特徴とする構造物用弾性支承体。
(21)前記フランジ部およびねじ棒と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成される(20)に記載の構造物用弾性支承体。
(22)前記第1のフランジ部は、前記ねじ棒と一体に形成されている(18)〜(21)のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
(23)前記上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口が複数形成されており、各貫通口で連結具によって前記上枠および下枠に連結する(18)〜(22)のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
また、前記(1),(2)に記載の構造物用弾性支承体によれば、上枠および下枠の少なくとも一方に形成したねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の後端に設けられ前記上枠および下枠の他方に係止するフランジ部とを備えた連結具によって、前記上枠および下枠が離反変位するのを制限することができる。その結果、支承体に生じる鉛直方向上向きの力に対する抵抗力にも優れており、該上向きの力に対して弾性層が破断、剥離するのを阻止することができる。
また、前記(4),(6)に記載のように、上枠および下枠の少なくとも一方に形成したねじ孔に螺合するねじ棒の後端に設けられ前記上枠および下枠の他方の外面に係止するフランジ部とを備えた連結具を用いても、前記(1)と同様の効果を得ることができる。
前記(1)におけるねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられたフランジ部とからなる前記連結具に代えて、前記(10)、(11)、(13)、(14)に記載のように、上枠および/または下枠には他方に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にフランジ部を設けるようにしても前記(1)と同様の効果を得ることができる。
前記(18)に記載のように、ねじ棒の両端に第1のフランジ部および第2のフランジ部を設けて、これらのフランジ部が上枠および下枠の各外面にそれぞれ係止するようにしても、前記(1)と同様の効果を得ることができる。
前記(20)に記載のように、上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口を挿通したねじ棒と、このねじ棒の後端に取り付けられた第1のフランジ部と、前記ねじ棒先端のねじ溝と螺合するねじ孔を有する第2のフランジ部とからなる連結具を備え、第1のフランジ部および/または第2のフランジ部が、前記上枠および/または下枠の外面に凹設された拡幅穴内に収容され、該拡幅穴の底面に係止するようにしても、前記(1)と同様の効果を得ることができる。
さらに、前記(3)、(12)、(21)に記載のように、前記フランジ部および突起またはねじ棒と、前記拡幅穴および貫通口の内周面との間にそれぞれ隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成されている場合には、橋桁等の上部構造物の回転を拘束せず、橋梁支承等に求められる回転機能を阻害するのを防止することができる。前記(5)、(7)、(15)、(19)の場合も前記(3)、(12)、(21)と同様の効果がある。
本発明の構造物用弾性支承体は、特に橋梁用弾性支承体に適用するのが好ましい。
拡幅穴161は、図4(a)、(b)に示すように、連結具15の取り付け時はもとより、矢印Wで示す鉛直荷重がかかった状態でもフランジ部15bの上面と上沓12の上面(ソールプレート103の下面)とに隙間δbができるように設定されている。
また、前記フランジ部15bの外周面と前記拡幅穴161の内周面との間、およびねじ棒15aの外周面と貫通口16の内周面との間に隙間が形成されている。これらの隙間は、活荷重による橋桁の回転を拘束しない最小値とするのがよい。
また、貫通口16とねじ棒15aとの間にも隙間が形成されているので、ゴム層14の一部を貫通口16内に膨出させて、支承体のばね定数を所望の値に調節することができる。なお、フランジ部15bはねじ棒15aと一体に形成されている他に、ねじ棒15aに螺合させるなどして取り付けたものであってもよい。
図5(a)は本発明の他の実施形態にかかるゴム支承体11’の平面図、図5(b)はそのII-II線断面図である。
また、図9(b)では、図9(a)に示す周方向に配設したねじ棒153aおよびフランジ部153bからなる連結具に加えて、中央部に、図1〜4に示すのと同様な連結具15が設けられている点が図9(a)と異なっている。
このように、突起27が上端で第2のフランジ部28と螺合されることにより、第1のフランジ部26は下沓134′の下面に強く接触し、前記上沓124および下沓134の離反変位を制限する。そして、第2のフランジ部28および突起27と前記貫通口52および拡幅穴152の内周面との間には隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記第1のフランジ部26と下沓134′の外面との間にも隙間δcが形成されるのは、前記と同じである。この実施形態でも、下沓134′の厚みが薄くなり、一層小型化が可能になる。その他は前述の実施形態と同じであるので、同一符号を付し、説明を省略する。
12 上沓(上枠)
13 下沓(下枠)
14 ゴム層(弾性層)
15 連結具
15a ねじ棒
15b フランジ部
16 貫通口
17 ねじ孔
Claims (22)
- 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠の一方の凸部および凹部のうち少なくとも1つにはねじ孔が形成され、他方には前記ねじ孔と連通する貫通口が形成されると共に、該貫通口における前記ねじ孔と反対側の先端部には貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されており、
前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記拡幅穴の底面に係止されるフランジ部とからなる連結具を備え、
前記フランジ部およびねじ棒と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成され、前記フランジ部の高さは前記拡幅穴の深さより低く形成されており、前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成されることを特徴とする構造物用弾性支承体。 - 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれねじ孔が形成され、前記上枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記下枠に、さらに、前記下枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記上枠に形成されると共に、それぞれの該貫通口における前記ねじ孔と反対側の先端部には貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されており、
前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記拡幅穴の底面に係止されるフランジ部とからなる連結具をそれぞれの前記貫通口で備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。 - 前記フランジ部およびねじ棒と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成される請求項2に記載の構造物用弾性支承体。
- 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠の一方にはねじ孔が形成され、他方には前記ねじ孔と連通する貫通口が形成されており、
前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記貫通口が形成された上枠または下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面上に係止するフランジ部とからなる連結具を備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。 - 前記ねじ棒と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記上枠または下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面との間にも隙間が形成される請求項4に記載の構造物用弾性支承体。
- 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれねじ孔が形成され、前記上枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記下枠に、さらに、前記下枠に形成された前記ねじ孔と連通する貫通口が前記上枠に形成されており、
前記貫通口を経て前記ねじ孔に螺合するねじ棒と、該ねじ棒の一端に設けられ前記貫通口が形成された上枠および下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面上に係止するフランジ部とからなる連結具をそれぞれの前記貫通口で備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。 - 前記ねじ棒と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記上枠および下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面との間にも隙間が形成される請求項6に記載の構造物用弾性支承体。
- 前記ねじ孔および貫通口が、上枠および下枠の中央部に形成されている請求項1〜7のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
- 前記ねじ孔および貫通口が、上枠および下枠に複数配設されている請求項1〜8のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
- 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠の一方には、他方に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
前記上枠および下枠の他方には、前記突起が挿通する貫通口が形成されており、該貫通口における前記上枠または下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面側には前記フランジ部を収容し底面が該フランジ部と係止する、前記貫通口より径の大きな拡幅穴が形成され、
前記フランジ部および突起と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成され、前記フランジ部の高さは前記拡幅穴の深さより低く形成されており、前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成されることを特徴とする構造物用弾性支承体。 - 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれ前記下枠および上枠に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
前記上枠には前記下枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が、さらに、前記下枠には前記上枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が形成されており、該貫通口が設けられた前記上枠および下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面側には前記フランジ部を収容し底面が該フランジ部と係止する、前記貫通口より径の大きな拡幅穴が形成されていることを特徴とする構造物用弾性支承体。 - 前記フランジ部および突起と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成される請求項11に記載の構造物用弾性支承体。
- 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれ前記下枠および上枠に向かって鉛直方向に突起が突設され、該突起の先端にはフランジ部が取付けられており、
前記上枠には前記下枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が、さらに、前記下枠には前記上枠より突設した前記突起が挿通する貫通口が形成されており、
前記フランジ部が、前記貫通口が形成された上枠および下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面上に係止していることを特徴とする構造物用弾性支承体。 - 前記突起と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、且つ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記上枠および下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面との間にも隙間が形成される請求項13に記載の構造物用弾性支承体。
- 前記突起の先端外周面にねじ溝が形成されており、前記フランジ部には前記突起のねじ溝と螺合するねじ孔が形成されている請求項10〜14のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
- 前記突起および貫通口が、上枠および下枠の中央部に形成されている請求項10に記載の構造物用弾性支承体。
- 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口が形成されており、
この貫通口を挿通するねじ棒と、このねじ棒の後端に取り付けられ前記上枠および下枠の一方の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面上に係止する第1のフランジ部と、前記ねじ棒先端のねじ溝と螺合するねじ孔を有し前記上枠および下枠の他方の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面上に係止する第2のフランジ部とからなる連結具を備えたことを特徴とする構造物用弾性支承体。 - 前記ねじ棒と前記貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記第1のフランジ部および第2のフランジ部の一方と前記上枠または下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面との間に隙間が形成される請求項17に記載の構造物用弾性支承体。
- 上部構造物に固定される上枠と、下部構造物に固定される下枠と、これらの間に接着された弾性層とを備え、
前記上枠には、前記下枠と相対する面に凹部および/または凸部が形成され、
前記下枠には、前記上枠と相対する面で、かつ、前記上枠の凹部および/または凸部に対応する位置に、これらと嵌合する凸部および/または凹部が形成され、
これらの上枠と下枠が前記弾性層を介して嵌合し、複数の嵌合部が形成されている構造物用弾性支承体であって、
前記上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口が形成されており、前記上枠および/または下枠の下枠および上枠が嵌合する内面に対して反対側の外面には、前記貫通口の一端が連通する、前記貫通口より径の大きな拡幅穴が凹設されており、
さらに、前記貫通口を挿通するねじ棒と、このねじ棒の後端に取り付けられた第1のフランジ部と、前記ねじ棒先端のねじ溝と螺合するねじ孔を有する第2のフランジ部とからなる連結具を備え、
前記第1のフランジ部および/または第2のフランジ部が、前記上枠および/または下枠の外面に凹設された拡幅穴内に収容され、該拡幅穴の底面に係止することを特徴とする構造物用弾性支承体。 - 前記フランジ部およびねじ棒と前記拡幅穴および貫通口の内周面との間に隙間が形成されており、かつ前記弾性支承体に鉛直荷重が加わった状態で、前記フランジ部と前記拡幅穴の底面との間にも隙間が形成される請求項19に記載の構造物用弾性支承体。
- 前記第1のフランジ部は、前記ねじ棒と一体に形成されている請求項17〜20のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
- 前記上枠および下枠にはそれぞれ鉛直方向に連通する貫通口が複数形成されており、各貫通口で連結具によって前記上枠および下枠に連結する請求項17〜21のいずれかに記載の構造物用弾性支承体。
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