JPS5897201A - 絶縁物 - Google Patents

絶縁物

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JPS5897201A
JPS5897201A JP19544881A JP19544881A JPS5897201A JP S5897201 A JPS5897201 A JP S5897201A JP 19544881 A JP19544881 A JP 19544881A JP 19544881 A JP19544881 A JP 19544881A JP S5897201 A JPS5897201 A JP S5897201A
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JP
Japan
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mica
insulator
inorganic adhesive
glass
binder
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JP19544881A
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JPS6312323B2 (ja
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門谷 建蔵
曽根 勇
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は絶縁物に係り、特に核融合装置や粒子加速器な
どの高磁界発生用コイルに使用するのに好適な絶縁物に
関するものである。
従来、核融合装置や粒子加速器などの高磁界発生用コイ
ルに使用する絶縁物は、無機質の基材に合成明脂を組み
合わせて構成していた。しかし合成制脂では耐放射線性
が不足するため、無機質の基材に無機接着剤を組み合わ
せた構成が開発されている。
発明者等もとのようなオール無機質からなる絶縁物を棟
々試作し、主として機械的応力による疲労を与えた後の
耐電圧特性を評価してきたが、満足すべきものを見出せ
なかった。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり。
その目的とするところは、耐機械応力性にすぐれた絶縁
物を提供するにある。
すなわち本発明は、ンリコーン樹脂をバインダーとする
ガラス裏打集成マイカと、無機接着剤とで構成し、かつ
バインダー量を6から13重量%としたことを特徴とす
るものである。
本発明者等は最初高磁界発生用コイルに使用する絶縁物
にガラス裏打の集成マイカと無機接着剤とを組み合わせ
ることを試みた。ガラス裏打の集成マイカは、微細なマ
イカ片を抄造したンートをガラス裏打したもので、その
貫通耐電圧が非常にすぐれていることから回転機の絶縁
に広く使用されている。このようなガラス裏打集成マイ
カと無機接着剤とを組み合わせて構成した絶縁物は第1
図に示されているように、マイカ絶稼層1と裏打ガラス
42とから構成されており、マイカ絶縁層lは集成マイ
カからなジ、第2図に示されているようにマイカ片3の
間に無機接着剤4が介在している。この無機接着剤4は
一般に、主成分のナトリウムンリケート、カリウム/リ
ケード、リン酸アルミニウム、リン酸力ルンウムなどに
、溶媒として水、充填剤としてアルミナ、ノリ力、タル
ク。
カオリン、ジルコニアなどが加えられている。これを室
温において依体の状態で集成マイカ3aに含浸し、加熱
して水分を揮散させると共に硬化を進めて一体の絶縁物
とする。この時水分が揮散するにつれて加圧し絶縁物内
のボイド5を少なくするが、水分が揮散するにつれて無
機接着剤4は固化し、加圧し難くなるため、絶豫物内に
ボイド5が残るのは避は難い。
このような微細なマイカ片3からなるガラス裏打の集成
マイカ3aと無機接着剤4とで構成された絶縁物に、絶
縁物の面に垂直方向の圧縮応力を繰り返し加えたところ
、絶縁物が粉々になり、耐五 電力が著しく低下することが判った。その理由は次のよ
うに推定された。すなわち第2図に示されているように
ボイド5の周辺には局所6のように。
マイカ片3の面に無機接着剤4の尖った先端が接してい
る部分がある。マイカ片3の硬度(モース硬度)は2〜
3であるが、無機接着剤4の硬化物のモース硬度はこれ
より大きい4〜6であり、充填材のなかにはアルミナ(
モース硬度9)、ジルコニア(モースN[7〜8)、ノ
リ力(モース硬度6.5〜7)などの更に硬いものが含
まれているので、絶縁物の面に垂直方向に圧縮応力が加
わると1局所6のような部分では無機接着剤4が軟かい
マイカ片3を傷つけて切断する。繰り返し応力が加わる
と次々とマイカ片が砕かれ、無機接着剤4も粉々になる
そこでマイカ片が無機接着剤によって砕かれないように
、ガラス裏打の集成マイカのバインダーにノリコーン樹
脂を使用することを試みた。その結果ノリコーン樹脂が
多すぎると耐放射性が低下するばかりでなく、耐機械応
力性も低下することが判った。すなわち第3図に示され
ているように集成マイカ3bのマイカ片3の間にノリコ
ーン樹脂7が充填され、無機接着剤4が内部まで入り込
めない。そして繰り返し圧縮応力によってンリコーン舅
哨7の比較的厚い層内で剥離が生じる。
このため/す3−ン樹脂のバインダー量によってどのよ
うに特性が変化するが全検討した。供試した集成マイカ
は61PJjの焼成マイカ片を抄造してつくった厚さ0
.13mm、−見かけ密a 1.4 g /cm3のノ
ートで、裏打ガラスは厚さ0.03+I!Pの平織ガラ
スクロスで、バインダーに使用したンリコー/側脂は縮
合形/リコー/樹脂であり、バインダー量は0〜18重
量%の範囲に変化させた。無機接着剤は、ナトリウムシ
リケート100部、ケイフッ化亜鉛0.5部、水30−
!A、アルミナ粉30部がらなっている。そして上述の
ようなガラス裏打集成マイカ/−トに無機接着剤を塗布
し乍ら1部枚積層し、室1晶で30分間放置した後、1
30cで30分間熱圧プレスし、厚さが2.2〜24m
mの積層板を作成した。
このようにして作成した積層板の中央の上下に20哩角
の金属片を当て、2トンの荷重を1112でI X I
 O’回繰り返し加えて、圧縮応力疲労試験を行なった
。圧縮応力疲労試験後の積層板は1対の20聰φの球成
極の間にはさみ、1kV/武の電圧上昇速度で50H2
の電圧を加えて絶縁破壊電圧を測定した。第5図には疲
労前、疲労後をパラメータとして縦軸に絶縁破壊電圧を
とり、横軸にガラス裏打集成マイカのバインダーである
ノリコーン樹脂の樹脂量をとって、積層板の/リコーン
樹脂量と絶縁破壊電圧との関係が示されてい゛る。同図
に示されているように疲労前は疲労後に比べ絶縁破壊電
圧が高く、かつシリコーン樹脂量が増加するにつれて絶
縁破壊電圧が高くなっているが、疲労後ではシリコーン
樹脂量が6〜13重量%の範囲では絶縁破壊電圧が高く
、疲労前のそれに比べて低下が小さいが、これよりもシ
リコーン樹脂量が少なくても、多くても絶縁破壊電圧は
小さく、疲労前のそれに比べると疲労による低下が著し
い。
そしてシリコーン樹脂量が6重量%未満の場合には、各
マイカ片の表面がノリコーン樹脂で完゛全に保護されず
、直接無機接着剤と接する部分ができるため、圧縮応力
が繰り返し加わるとマイカ片は硬度の高い無機接着剤に
より砕かれて著しく損傷する。これに対しノリコーン樹
脂量が13重量%を越えると、各マイカ片の間に7リコ
ーン樹脂が充填され、無機接着剤が介入できないため、
圧縮応力が繰り返し加わると7リコーン樹脂の比較的厚
い層内で剥離が生じ、著しい疲労が起ることが推定され
た。そこで本発明では、シリコーン樹脂をバインダーと
するガラス裏打集成マイカと、無機接着剤とで構成し、
かつバインダー量を6から13重量%とじた。このよう
にすることにより、耐機械応力性のすぐれた絶縁物を得
ることを可能としたものである。
以下、実施例について説明する。第4図には一実施例が
示されている。なお従来と同じ部品には同じ符号を付し
たので説明は省略する。本実施例ではシリコーン樹脂を
バインダーとするガラス裏打集成マイカ3Cと無機接着
剤4とで構成し、かつバインダー量を6〜13重量%と
した。このようにすることによりシリコーン樹脂7aで
集成マイカ3Cのマイカ片が保護され、しかもこのシリ
コーン樹脂7aで覆われたマイカ片3の間に無機接着剤
4が介在できるので、圧縮応力疲労に極めて強い絶縁物
とすることができる。すなわち集成マイカ3Cの各マイ
カ片3の表面がシリコーン樹脂7aで覆われ1局所6に
おける無機接着剤4が直接マイカ片3と接することがな
くなり、かつシリコーン樹脂7aで覆われたマイカ片3
間が無機接着剤4で堅固に結合されるからである。
なお裏打ガラスに使用するガラス基材はガラスクロスに
限るものではなく、ガラス不織布、ガラスマントなどで
もよい。なおまた本実施例では絶縁すが積層板の場合を
示したが、例えばシリコーン樹脂をバインダーとするガ
ラス良打果成マイカテープに無機接着剤を塗込み乍ら導
体に巻回して形成したコイル絶縁層でもよい。
上述のように本発明は、絶縁物をノリ、コーン樹脂にバ
インダーとするガラス裏打集成マイカド。
無機接着剤とで構成し、かつバインダー量を6から13
重量%とじたので、マイカ片がシリコーン樹脂で覆われ
、かつこのシリコーン樹脂で覆われたマイカ片間に無慎
接着剤が介在するようになって、マイカ片間が強固に結
合され、かつマイカ片が直接無機接着剤と接しないよう
になってマイカ片の機械応力による損傷が防止されるよ
うになり。
耐機械応力性のすぐれた絶縁物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は絶縁物の構成を示す断面図、第2図は従来の絶
縁物のマイカ絶縁層の断面図、第3図は従来の絶縁物の
他の例のマイカ絶縁層の断面図。 第4図は本発明の絶縁物の一実施例のマイカ絶縁層の断
面図、第5図は絶縁物のシリコーン樹脂量と絶縁破壊電
圧との関係を示す特性図である。 2・・・裏打ガラス層、3・・・マイカ片、3c・・・
集成マ(は力弓名) め 1 目 i 2 固 妬 3 の 易 4 r 85I2]

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ンリコーン樹脂をバインダーとするガラス裏打集成
    マイカと、無機接着剤とで構成し、かつ前記バインダー
    量を6から13重量%としたことを特徴とする絶縁物。
JP19544881A 1981-12-03 1981-12-03 絶縁物 Granted JPS5897201A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19544881A JPS5897201A (ja) 1981-12-03 1981-12-03 絶縁物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19544881A JPS5897201A (ja) 1981-12-03 1981-12-03 絶縁物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5897201A true JPS5897201A (ja) 1983-06-09
JPS6312323B2 JPS6312323B2 (ja) 1988-03-18

Family

ID=16341230

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JP19544881A Granted JPS5897201A (ja) 1981-12-03 1981-12-03 絶縁物

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002327404A (ja) * 2001-05-01 2002-11-15 Sakai Heavy Ind Ltd 突固め機
JP2007132044A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Nitta Ind Corp 構造物用弾性支承体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49100599A (ja) * 1973-01-26 1974-09-24

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JP2007132044A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Nitta Ind Corp 構造物用弾性支承体

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