JP4738250B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高消費電力商品などに対する放熱性に優れたリードフレームおよびこれを使用した半導体装置に関するものである。
近年、半導体装置などの半導体部品の高密度、高機能化、システム化が要求されており、それに伴って、半導体部品の消費電力が増大している。これに対応するために、従来の半導体装置は、半導体素子より発生する熱を、放熱板を内蔵したリードフレームを使用して放熱性を向上させている。
図11(a)は(特許文献1)のリードフレームを示し、図11(b)はこのリードフレームを使用した半導体装置を示す。
リードフレーム13は、厚さ0.100mm〜0.200mmの銅などを主成分とする銅合金板に、中央に形成された開口の周囲に略放射状に前記複数のスリット15を形成してインナーリード16が形成されている。
このリードフレーム13の裏面の中央には、ポリイミドなどの絶縁板19を介して、放熱板17が貼り付けられている。放熱板17は、前記開口よりも大きな平板で、厚さ0.100mm〜0.200mmの銅など熱伝導率の高い材料から形成されている。
リードフレーム13に取り付けられた放熱板17の上には、半導体素子30が貼り付けられている。半導体素子30に形成された電極パッドとインナーリード16との間は、金などから成る金属細線31で電気的に接続されている。
このようにしてアイランドに半導体素子30が実装されたリードフレーム13をモールド金型にセットして、インナーリード16、放熱板17、半導体素子30、金属細線31を樹脂封止33で封止して、図11(b)の半導体装置が形成されている。さらにこの(特許文献1)には、インナーリード16を形成するプレス打ち抜き加工の際にインナーリード16に発生したバリが絶縁板19を通してインナーリード16と放熱板17とのリークを解消することを目的として、放熱板17にスリット18を形成しておく技術が開示されている。
(特許文献2)の図1には、モールド金型23にリードフレーム11をセットしたときに、モールド金型23の上下キャビティに均等に樹脂を流すことを目的として、放熱プレート14と絶縁シート13に小さな切り欠き16,17を、封止金型の樹脂注入部に対応して形成しておく技術が開示されている。
(特許文献3)の図2には、インナーリードのピッチが小さくなった場合でも、封止金型の上下キャビティの一方の側からモールディング樹脂を注入するだけで良好なモールディングを行えるようにすることを目的として、放熱板1に貫通孔6を形成しておく技術が開示されている。
特開平8−204100号公報 実開平6−79158号公報 特許第2861725号公報
図12の(a)〜(d)は、一般的なモールディングの工程を示している。
まず、アイランドに半導体素子30が実装されたリードフレーム13を、図12(a)に示すようにモールド金型の下キャビティ32aにセットする。
次に、図9(b)に示すように下キャビティ32aと上キャビティ32bとでリードフレーム本体13をクランプする。その結果、局所的な加熱により、インナーリード16は内側に、放熱板17は外側に熱膨張する。
しかしながら、インナーリード16と放熱板17が接着されているため、図12(c)に示すように放熱板17は外側にほとんど膨張せず、内側に膨張してしまう。さらには、放熱板17は放熱板の外周辺より熱膨張が始まり、放熱板17の熱膨張による熱応力が放熱板17の中心部に集中し、集中した応力を逃がすため放熱板17は下側に撓んでしまう。その結果、放熱板17が中心部に向かって撓んだ状態のままで樹脂封止されてしまう。
この場合、リードフレーム17を基点に半導体装置の上下の樹脂厚が異なり、封止後の半導体装置の上下樹脂厚の収縮差のため、図12(d)に示すように半導体装置全体の反りが発生し、実装不良が多発する。図13は従来の放熱板17の熱応力を示し、矢印の長さは熱膨張による熱応力の大きさを、矢印の方向は熱応力の方向を示している。
このように、放熱板17のコーナー部34に熱膨張による応力が集中している。放熱板17の周辺部はインナーリード16と接着されており膨張しにくいため、中心部へと膨張する。その結果、中心部に集中した熱応力により放熱板17が撓んでしまう。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するものであり、放熱板を内蔵した半導体装置において、放熱板の中心部への熱膨張による熱応力を緩和させ、実装信頼性を向上させることができるリードフレームおよびこれを使用した半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の半導体装置は、インナーリードの端部に放熱板を取り付け、前記放熱板の上に半導体素子をマウントし、半導体素子と前記インナーリードとを電気接続した半導体装置であって、前記放熱板のコーナー部から前記半導体素子の下方位置にわたる切り欠きを形成し、前記放熱板の前記半導体素子よりも外側の位置に、前記半導体素子を取り囲むようにスリットを形成するとともに、前記スリットの端部を前記切り欠きに接続し、前記スリットは、間欠に長方形の孔が穿設された列状のスリット群を、前記放熱板の内周から外周にわたって複数列配列して構成され、前記半導体素子の一方の辺に対応するスリット列は3列であり、かつ、隣接する前記スリット群の相互間では前記孔の位置をずらせたことを特徴とする。
本発明の請求項2記載の半導体装置は、インナーリードの端部に放熱板を取り付け、前記放熱板の上に半導体素子をマウントし、半導体素子と前記インナーリードとを電気接続した半導体装置であって、前記放熱板のコーナー部から前記半導体素子の下方位置にわたる切り欠きを形成し、前記放熱板の前記半導体素子よりも外側の位置に、前記半導体素子を取り囲むようにスリットを形成するとともに、前記スリットの端部を前記切り欠きに接続し、前記スリットは、間欠にT型または十字型の孔が穿設された列状のスリット群を、前記放熱板の内周から外周にわたって複数列配列して構成され、前記半導体素子の一方の辺に対応するスリット列は2列であり、かつ、隣接する前記スリット群の相互間では前記孔の位置をずらせたことを特徴とする。
本発明の請求項3記載の半導体装置は、請求項1または請求項2において、前記放熱板のコーナー部に近接して孔部を形成して前記コーナー部に薄肉接続部を構成し、前記切り欠きの端部を前記孔部に連結したことを特徴とする。
この構成によると、放熱板のコーナー部から半導体素子の下方位置にわたる切り欠きを形成、または放熱板のコーナー部から半導体素子の近傍位置にわたる切り欠きを形成し半導体素子よりも外側の位置に前記半導体素子を取り囲むようにスリットを形成したため、樹脂封止時のクランプ加熱による放熱板の中心部への熱膨張が分散できるので、放熱板が撓むことなく樹脂封止されるので、実装不良となる半導体装置全体の反りを低減でき、実装信頼性を向上させることができる。
以下、本発明のリードフレームおよびこれを使用した半導体装置を、各実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1〜図3は本発明の(実施の形態1)を示す。
図1は本発明の半導体装置に使用する放熱板40Aを示しており、図2は半導体装置を示している。図1では半導体素子30のマウント位置を仮想線で示している。
厚さ0.100mm〜1.0mmの無酸素銅,銅合金,アルミニウム,銀,セラミックなどの熱伝導率の高い材料からなる放熱板40Aには、放熱板40Aのコーナー部41から、半導体装置とした場合に半導体素子30が実装されるマウント位置の下方位置にわたる切り欠き42が対角線に沿って形成されている。
詳しくは、切り欠き42によって放熱板40Aには略三角形状部43a,43b,43c,43dが形成されている。44はスリットで、半導体素子30が実装される前記マウント位置よりも外側の位置に、このマウント位置を取り囲むように間欠に孔44a,44b,44cを穿設した列状のスリット群で構成されている。スリット44の端部の孔44a,44cは切り欠き42に接続されている。
このように構成された放熱板40Aは、従来と同じリードフレームのインナーリード16に、図2に示すように絶縁層45を介して取り付けられてリードフレームを構成している。リードフレーム13Aのアイランドである放熱板40Aの中央に、半導体素子30が、熱硬化性のエポキシ樹脂に銀粉を混合させた銀ペースト46により接着されている。さらに、半導体素子30に形成された電極パッドとインナーリード16の間が、金などから成る金属細線31で電気的に接続されている。
このようにしてアイランドに半導体素子30が実装されたリードフレーム13Aを、図3(b)に示すように封止金型32にセットして、放熱板40A、インナーリード16、半導体素子30、金属細線31を樹脂封止33で封止して、図2(b)の半導体装置が形成されている。
この実施の形態では、放熱板40Aに切り欠き2とスリット44を形成したことによって、樹脂封止時の封止金型クランプ加熱による放熱板40Aの中心部への熱膨張が分散できるので、放熱板40Aが撓むことなく樹脂封止される。
したがって、実装不良となる半導体装置全体の反りを低減でき、実装信頼性を向上させることができる。
(実施の形態2)
図4(a)(b)と図5(a)(b)(c)はそれぞれ放熱板40Aの別の例を示している。
(実施例1)
図1に示した放熱板40Aでは切り欠き42とスリット44とが形成されていたが、この実施例では図4(a)に示すように、前記スリット44を設けずに、コーナー部41から半導体素子30のマウント位置の下方位置にわたる切り欠き42だけを形成した放熱板40Bを作製し、これをリードフレーム本体のインナーリードに取り付けたリードフレームを使用して半導体装置を作製した場合にも、放熱板40Bのコーナー部41の応力集中を従来に比べて低減することができ、放熱板40B中心部の撓みおよび半導体素子30に作用する応力を、従来の放熱板17を使用した半導体装置に比べて低減できる。
(実施例2)
図1に示した放熱板40Aでは切り欠き42とこの切り欠き42に端部が接続されたスリット44とが形成されていたが、図4(b)に示すように、前記スリット44の端部が切り欠き42に接続されていない放熱板40Cを作製し、これをリードフレーム本体のインナーリードに取り付けたリードフレームを使用して半導体装置を作製した場合にも、放熱板40C中心部の撓みおよび半導体素子30に作用する応力を、従来の放熱板17を使用した半導体装置に比べて低減できる。
(実施例3)
図1に示した放熱板40Aでは切り欠き42が半導体素子30のマウント位置の下方位置にまで達して形成され、さらに、この切り欠き42に端部が接続されたスリット44とが形成されていたが、図5(a)に示すように、コーナー部41から半導体素子30のマウント位置の近傍位置にわたる切り欠き46を形成し、半導体素子30の前記マウント位置よりも外側の位置に、前記マウント位置を取り囲むようにスリット47を形成した放熱板40Dを作製し、これをリードフレーム本体のインナーリードに取り付けたリードフレームを使用して半導体装置を作製した場合にも、放熱板40D中心部の撓みおよび半導体素子30に作用する応力を、従来の放熱板17を使用した半導体装置に比べて低減できる。
(実施例4)
図5(a)に示した放熱板40Dでは、スリット47が切り欠き46に連結されていなかったが、図5(b)に示すように、スリット47の端部を切り欠き46に連結した放熱板40Eを作製し、これをリードフレーム本体のインナーリードに取り付けたリードフレームを使用して半導体装置を作製した場合にも、放熱板40Eの中心部の撓みおよび半導体素子30に作用する応力を、従来の放熱板17を使用した半導体装置に比べて低減できる。
また、図5(c)に示すように、図5(b)のスリット47の孔47a,47bの間に孔47cを追加した放熱板40Fを作製し、これをリードフレーム本体のインナーリードに取り付けたリードフレームを使用して半導体装置を作製した場合にも、放熱板40Fの中心部の撓みおよび半導体素子30に作用する応力を、従来の放熱板40を使用した半導体装置に比べて低減できる。
(実施の形態3)
図6(a)(b)(c)(d)は(実施の形態1)の放熱板40Aの別の例を示している。図1と図2に示した放熱板40Aでは、スリット44は、半導体素子30の辺に沿って孔44a,44b,44cが形成された一列のスリット群で構成されていたが、この半導体装置で使用している放熱板40Gでは、放熱板40Gの内周から外周にわたって複数列、ここでは3列のスリット群48a,48b,48cで構成されており、隣接するスリット群の相互間では前記孔の位置をずらせて千鳥足状に配置され、2列目、3列目のスリット群48b、48cの端部が切り欠き42に接続されている。
このように構成することによって、図6(b)(c)に示すように、この千鳥足状に配列した孔により、放熱板1の熱膨張による応力を更に分散し、放熱板40Gの撓みを緩和することが可能である。例えば、放熱板40Gのサイズが20mm□である場合、千鳥足状の配列は、放熱板の強度と放熱に関する熱抵抗を考えるとスリット幅0.1mm〜0.5mm、長さ1.0mm〜2.0mm、スリット48a、48bの隙間は0.3mm〜0.5mmが適切だと考えられる。
(実施の形態4)
図7(a)(b)と図8(a)(b)はそれぞれ放熱板40Gの別の例を示している。
(実施例5)
図7(a)は(実施例5)の放熱板40Hを示し、図7(a)に示すように千鳥足状に配列されたスリット44の孔44dの各形状が十字型形状である。
(実施例6)
図7(b)は(実施例6)の放熱板40Iを示し、図7(b)に示すように千鳥足状に配列されたスリット44の孔44eの各形状がT字型形状である。
(実施例7)
図8(a)(b)は(実施例7)の放熱板40J,40Kを示す。
図6に示した(実施の形態3)の放熱板40Gでは、スリット44が半導体素子8の前記マウント位置の辺と平行な4辺に配置されていたが、この図8(a)(b)の放熱板40J,40Kでは、半導体素子8の前記マウント位置の中心部を中心とし、スリット44が同心円状に配列されている点だけが異なっている。
このような放熱板40J,40Kを備えたリードフレームを使用して半導体装置を作製することによって、樹脂封止時の封止金型による加熱は、インナーリード16の外周辺から同心状に伝わり、放熱板40J,40Kが膨張するため、熱膨張による応力を緩和でき、実装不良となる半導体装置全体の反りを低減でき、実装信頼性を向上させることができる。
また、(実施例6)(実施例7)を示す図7(a)(b)におけるスリット44の配置を図8と同様に、半導体素子8の前記マウント位置の中心部を中心とし同心円状に配列しても同様である。
(実施の形態5)
図9(a)(b)(c)(d)は(実施の形態5)の半導体装置を示す平面図および断面図である。
これは、図2における半導体装置の構成に加え、半導体素子30と放熱板40の間にPSD(Point Support Diepad)などの小型のダイパッド49を設置したものである。図9(a)に示すように、半導体素子30が放熱板40Aの上に直接に接着されるのではなく、放熱板40Aの上に設置されたダイパッド49の上に接着されている。このようなダイパッド49を半導体素子30と放熱板40Aの間に介することにより、樹脂封止金型によるクランプの際の熱膨張による熱応力を分散させ、放熱板40Aの撓みを緩和させるとともに、半導体素子30の裏面に封止樹脂33を回り込ますことができ、封止樹脂33との密着性が向上するという効果を奏する。
また、図9(c)または図9(d)に示すように放熱板1に形成した切り欠き42およびスリット44を利用して、アップセットおよびダウンセットした状態に樹脂封止した半導体装置を容易に作製できる。
このようにアップセット及びダウンセットを実施することにより、放熱板40Aの熱応力を逃がすことができ、撓みを緩和することが可能である。さらには、アップセットにより半導体装置全体を樹脂封止後の樹脂厚の差を均等にすることが可能であり、逆にダウンセットを行うことにより放熱板40Aの裏面を封止樹脂33より露出させ、放熱性を向上させることが可能である。
ここではダイパッド49を設置した半導体装置を(実施の形態1)の場合を例に挙げて説明したが、他の実施の形態においても同様に実施できる。
(実施の形態6)
図10は本発明の(実施の形態6)を示す。
上記の各実施の形態の放熱板に形成された切り欠き42,46は、コーナー部41の端で完全に切り離されていたが、この実施の形態では図10に示すように、放熱板のコーナー部41に近接して孔部50を形成してコーナー部41に薄肉接続部51を構成し、切り欠き42,46の端部を孔部50に連結して構成されている点だけが異なっている。
このように薄肉接続部51によって連結されているので、放熱板が熱膨張しても、コーナー部41の端で完全に切り離されていた場合とほぼ同様に、切り欠き42,46の端部が変形移動することができ、放熱板のコーナー部41への応力集中を緩和することができる。また、放熱板の材質が厚さ0.100mm〜1.0mmの薄板材料であるため、コーナー部41の端で完全に切り離した切り欠き42,46を放熱板に形成した場合には、放熱板をリードフレーム本体に絶縁層45を介して貼り付けるまでの工程において、放熱板の平面度が低下するおそれがあるが、図10に示したように薄肉接続部51によって連結された状態で切り欠き42,46を形成することによって、放熱板の平面度を高くできる。
本発明は半導体装置の中でも、発熱を伴う高消費電力商品などに使用される半導体装置の信頼性の向上に寄与できる。
本発明の(実施の形態1)の半導体装置に使用する放熱板の平面図 同実施の形態にかかる半導体装置の平面図および断面図 同実施の形態にかかる半導体装置の金型クランプ時の放熱板に働く熱膨張による応力図及び断面図 本発明の(実施の形態2)の半導体装置に使用する(実施例1)(実施例2)の放熱板の平面図 同実施の形態の半導体装置に使用する(実施例3)(実施例4)の放熱板の平面図 本発明の(実施の形態3)の半導体装置の平面図と金型クランプ時の放熱板に働く熱膨張による応力図及び断面図ならびに半導体装置の断面図 本発明の(実施の形態4)の半導体装置に使用する放熱板の(実施例5)(実施例6)の平面図 同実施の形態の半導体装置に使用する放熱板の(実施例7)(実施例8)の平面図 本発明の(実施の形態5)の半導体装置の平面図と断面図 本発明の(実施の形態6)の半導体装置に使用する放熱板の要部の斜視図 従来の放熱板付きリードフレームの拡大平面図とこれを使用した半導体装置の断面図 従来の放熱板半導体装置の樹脂封止工程の断面図 従来の半導体装置の金型クランプ時の放熱板に働く熱膨張による応力図
符号の説明
13A リードフレーム
16 インナーリード
30 半導体素子
32 封止金型
33 封止樹脂
40A〜40K 放熱板
41 放熱板40Aのコーナー部
42 半導体素子30が実装されるマウント位置の下方位置にわたる切り欠き
44 スリット
44a,44b,44c スリット44を形成する孔
45 絶縁層
46 コーナー部41から半導体素子30のマウント位置の近傍位置にわたる切り欠き
47 半導体素子30のマウント位置を取り囲むスリット
47a,47b,47c スリット47を構成する孔
48a,48b,48c 3列のスリット群
44d スリット44の孔
44e スリット44の孔
49 ダイパッド
50 孔部
51 薄肉接続部

Claims (3)

  1. インナーリードの端部に放熱板を取り付け、
    前記放熱板の上に半導体素子をマウントし、半導体素子と前記インナーリードとを電気接続した半導体装置であって、
    前記放熱板のコーナー部から前記半導体素子の下方位置にわたる切り欠きを形成し
    前記放熱板の前記半導体素子よりも外側の位置に、前記半導体素子を取り囲むようにスリットを形成するとともに、前記スリットの端部を前記切り欠きに接続し、
    前記スリットは、間欠に長方形の孔が穿設された列状のスリット群を、前記放熱板の内周から外周にわたって複数列配列して構成され、前記半導体素子の一方の辺に対応するスリット列は3列であり、かつ、隣接する前記スリット群の相互間では前記孔の位置をずらせた
    半導体装置。
  2. インナーリードの端部に放熱板を取り付け、
    前記放熱板の上に半導体素子をマウントし、半導体素子と前記インナーリードとを電気接続した半導体装置であって、
    前記放熱板のコーナー部から前記半導体素子の下方位置にわたる切り欠きを形成し、
    前記放熱板の前記半導体素子よりも外側の位置に、前記半導体素子を取り囲むようにスリットを形成するとともに、前記スリットの端部を前記切り欠きに接続し、
    前記スリットは、間欠にT型または十字型の孔が穿設された列状のスリット群を、前記放熱板の内周から外周にわたって複数列配列して構成され、前記半導体素子の一方の辺に対応するスリット列は2列であり、かつ、隣接する前記スリット群の相互間では前記孔の位置をずらせた
    半導体装置。
  3. 前記放熱板のコーナー部に近接して孔部を形成して前記コーナー部に薄肉接続部を構成し、前記切り欠きの端部を前記孔部に連結した
    請求項1または請求項2記載の半導体装置。
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