JP4737174B2 - 管接続構造、弁、管継手及び冷凍装置 - Google Patents
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Description
実施の形態1に係る管接続構造を図面に基づき説明する。本実施の形態に係る管接続構造は、空気調和機などの冷凍装置の分野では、冷媒回路中の食い込み式管継手に適用される他、分離型空気調和機の室外機に室内外連絡配管を接続する閉鎖弁における管継手部などに適用される。図1はこのような管接続構造を食い込み式管継手の管継手部に採用した食い込み式管継手の締結開始時の状態における部分断面図である。
管接続部23は、基部25を有し、この基部25の継手本体側にフェルール3の外周を保護する保護筒部26が形成されている。基部25の外周には継手本体1と螺合する螺合部としての雄ねじ25aが形成されている。把持部24の外形は、締結工具で把持可能とするように六角ナット状に形成されている。円盤状スリット22と貫通孔21との間には、薄肉の管状部により管接続部23と把持部24とを連結する管状連結部27が形成されている。管状連結部27は、把持部24を締め付ける回転トルクが所定値(締結完了の回転トルク値)まで大きくなると切断される強度に設計されている。
継手本体1は、配管Pを接続するに先立ち、被接続側機器から導出される接続部としての配管Paに取り付けられている。配管Pの接続は、先ず結合部材2の貫通孔21に配管Pを差し込み、結合部材2を配管Pに外装する。そして、配管Pの先端部をフェルール3の挿通孔31を通して差込口16に挿入し、その先端を段部18に当接させた状態として結合部材2を継手本体1に螺合する。この状態が図1である。
専用工具45は、例えば図5に示されるようなものであって、半円盤状の基体部46に柄部47が取り付けられている。また、基体部46には半円状穴48が形成されるとともに、基体部46の側面には管接続部23の係合穴部41に係合させる係合部として3個の円柱状の係合突部49が形成されている。半円状穴48の内周半径は、管状連結部27よりやや大径に形成されている。また、基体部46の側面には3個の円柱状の係合突部49が形成されている。また、係合突部49は、管接続部23の4個の係合穴部41の内の任意の隣り合う3個に係合可能に形成されている。
(1)継手本体1と結合部材2とを締結する場合に、結合部材2を締め付ける回転トルクが所定値に到達することにより配管Pの接続が完了するとともに、一般の締結工具で把持する把持部24が分離される。したがって、接続完了後は一般の締結工具を用いることができなくなり、誰でもが簡単に管継手の螺合部を緩めたり、螺合部を緩めて配管Pを取り外したりすることができなくなる。この結果、不用意な冷媒ガス漏れや、大気への放出が回避される。
実施の形態2は、図7に示すように、実施の形態1におけるカバー52に代えて配管用断熱材51とは別に形成された専用のカバー53で把持部24を覆い隠したものである。専用のカバー53の材料は、シート状のものでも、配管用断熱材51と同様のものでもよい。また、専用のカバー53の材料としては、弾力性のあるものや熱収縮性のあるものを用いることができる。弾力性のあるものや熱収縮性のあるものを用いると把持部24の外形に馴染ませることが容易になる。なお、カバー53の端部は、粘着テープなどの適宜の手段で把持部24及び配管Pに固定される。実施の形態2の場合は、専用のカバー53により覆うように形成されているので、配管用断熱材51の施工工事とは別にカバーすることができることができる。なお、図7において、実施の形態1の構成と同一又は相当する構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態3は、図8に示すように、実施の形態1におけるカバー52と同様に、配管用断熱材51の端部を延長、かつ拡張し、これをカバー54としている。そして、把持部24は、このカバー54により、継手本体1の雌ねじ筒部13内に螺合されて収納されている管接続部23に後側から当接した状態で、管接続部23とともに覆い隠されている。この場合、カバー54は、端部を継手本体1の雌ねじ筒部13の外表面に固定することにより、全体がしっかり固定される。また、管接続部23の反継手本体側の面には専用工具45を係合させる係合部としての係合穴部41が形成されているが、この係合穴部41もカバー54により覆い隠されてしまうので、より確実に安易に管接続部23を緩めることを回避することができる。なお、図8において、実施の形態1の構成と同一又は相当する構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態4は、図9に示すように、実施の形態3におけるカバー54を実施の形態2の場合と同様に専用のカバー55としたものである。専用のカバー55の材料は、実施の形態2の場合と同様のものでよい。なお、カバー55は粘着テープなどの適宜の手段で一端を雌ねじ筒部13に固定し、他端を配管Pに固定する。実施の形態4の場合は、専用のカバー55により覆われているので、配管用断熱材51の施工工事とは別にカバーすることができる。なお、図9において、実施の形態1の構成と同一又は相当する構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態5は、図10に示すように、実施の形態2における専用のカバー53を、樹脂成形品である専用のカバー56としたものである。専用のカバー56は把持部24の外形に略沿った内面形状を備えるように成形された成形断熱材である。専用のカバー56の材料は、成形可能で断熱性があれば特に限定しないが、熱可塑性樹脂発泡材の成形品であれば成形性と断熱性と軽量性に優れるので好ましい。熱可塑性樹脂発泡材の成形品は、熱可塑性樹脂発泡シートを熱成形したものでも、熱可塑性樹脂発泡粒子を型内成形したものであってもよい。熱可塑性樹脂発泡材としては、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリフェニレンエーテル、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレンテレフタレート、発泡α−メチルスチレン、発泡パラメチルスチレン、発泡架橋ポリエチレン等を挙げることができる。このような成形断熱材からなる専用のカバー56を用いると、専用のカバー56を適切な位置に嵌め、粘着テープ等の適宜の手段で固定するだけで把持部を覆うことができるので作業性が向上する。なお、図10においては、実施の形態2の構成と同一又は相当する構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態6は、図11に示すように、実施の形態4における専用のカバー55を、樹脂成形品である専用のカバー57としたものである。専用のカバー57は把持部24から継手本体1の端部にかけての外形に略沿った内面形状を備えるように成形された成形断熱材である。専用のカバー57の材料は、実施の形態5に記載した材料と同一でよい。このような成形断熱材からなる専用のカバー57を用いると、専用のカバー57を適切な位置に嵌め、粘着テープ等の適宜の手段で固定するだけで把持部24と継手本体1の端部とを覆うことができるので、作業性が向上する。なお、図11においては、実施の形態4の構成と同一又は相当する構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
(1)本実施の形態は、空気調和機などの冷凍装置を例に記載しているが、本発明は、このような冷凍装置のみに限ったものではなく、水配管や油圧配管など他の用途にも適用することができる。
(4)また、フェルールは、結合部材に一体成形された単一性のものとされているが、結合部材とは別体で製作される独立型としてもよい。また、独立型フェルールは単一型でも複数の部材が組み合わされたものでもよい。
結合部材2を締結するための回転トルクが所定値に到達することにより配管Pのシール性能及び保持力が満たされたことになるので、継手本体1に対する結合部材2の締付を終了する。このとき管状連結部27はまだ分断されていないようにし、増し締め可能とする。この場合の回転トルクの管理は、従来のものと同様に結合部材2の回転角又は結合部材2の位置により行う。そして、増し締め工程完了後に把持部24軸方向の力を加えて分断するようにすることもできる。力の加え方としては、締結工具により把持部24を軸方向に打撃する、或いは、把持部24をペンチ等の工具で挟んで軸心の前後方向に引張ったり、曲げたりすることを繰り返すなどの方法とすることもできる。何れにしても、配管接続作業は、管状連結部27が分断される工程を経て完了するものとする。
Claims (10)
- 配管を接続する被接続側機器に取り付けられる継手本体と、継手本体に接続する配管に外装されて継手本体に締結される結合部材とを具備し、
継手本体は結合部材を螺合する螺合部を有し、
結合部材は、継手本体と螺合する螺合部と、軸心部を縦貫する配管を貫通させる貫通孔と、結合部材を二分するように径方向の切れ目を有する円盤状スリットと、円盤状スリットの継手本体側に位置して継手本体に螺合されるとともに、配管接続機構の構成部材を備えた管接続部と、円盤状スリットの反継手本体側に位置するとともに、一般の締結工具で把持可能とするように形成された把持部と、円盤状スリットと貫通孔との間に形成された薄肉の管状部により管接続部と把持部とを連結する管状連結部とを有し、
前記把持部は、配管接続の過程において前記管状連結部が分断されることにより管接続部から分離されるとともに、分離された後に配管に外装された状態でカバーにより覆われている
ことを特徴とする管接続構造。 - 前記把持部は、継手本体に螺合されている管接続部から離れた状態で、拡張された配管用断熱材の端部をカバーとし、このカバーにより覆われていることを特徴とする請求項1記載の管接続構造。
- 前記把持部は、管接続部に当接された状態で、拡張された配管用断熱材の端部をカバーとし、このカバーにより継手本体の結合部材側端部とともに覆われていることを特徴とする請求項1記載の管接続構造。
- 前記把持部は、継手本体に螺合されている管接続部から離れた状態で、他の部材とは別に形成された専用のカバーにより覆われていることを特徴とする請求項1記載の管接続構造。
- 前記把持部は、管接続部に当接された状態で、他の部材とは別に形成された専用のカバーにより継手本体の結合部材側端部とともに覆われていることを特徴とする請求項1記載の管接続構造。
- 前記専用のカバーは、カバーで覆われる部分の外形に略沿った樹脂成形品により形成されていることを特徴とする請求項4又は5記載の管接続構造。
- 請求項1〜6の何れか1項に記載の管接続構造を管接続部に用いた弁。
- 請求項1〜6の何れか1項に記載の管接続構造を管接続部に用いた管継手。
- 請求項7記載の弁を冷媒回路に用いたことを特徴とする冷凍装置。
- 請求項8記載の管継手を冷媒回路に用いたことを特徴とする冷凍装置。
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