JP2008157466A - 管継手、冷凍装置及びヒートポンプ式温水装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】配管4を接続する被接続側機器に取り付けられる継手本体1と、継手本体1に接続する配管4に外装される結合部材2とを具備する管継手において、結合部材2に、一対又は複数対の対向する2平面からなる把持面を外周表面に形成した把持部22を設ける。そして、配管接続工程において、把持部22の少なくとも把持面を含む部分を分断し、配管接続後は汎用の締結工具を使用できないようにする。
【選択図】図1
Description
(実施の形態1)
実施の形態1に係る管継手について、図1〜図8に基づき説明する。実施の形態1に係る管継手は、冷凍装置、ヒートポンプ式温水装置などの冷媒回路などに使用される食い込み式管継手であって、その構成を図1に示す。図1はこの食い込み式管継手の締結前の状態における部分断面図である。本食い込み式管継手は、図1に示されるように被接続側機器に取り付けられる継手本体1と、継手本体1に接続する配管4、配管4に外装される結合部材2とから形成されている。なお、以下の説明において前後の方向を言うときは、継手本体側、すなわち図1における左側を後側とし、結合部材2側、すなわち図1における右側を前側とする。なお、この点については、後述する各実施の形態においても同様とする。
継手本体1に対し配管4を接続するに際し、継手本体1は配管、容器類、閉鎖弁等の装置側の所定の機器に取り付けられているものとする。本食い込み式管継手による配管接続は、まず結合部材2の配管貫通孔23に配管を挿入して貫通させて、結合部材2を配管4に外装する。次に、配管4の先端部をフェルール3の貫通孔32を通じて配管接続口15に挿入し、その先端面を段部15aに当接させる。この状態が図1である。次に、結合部材2を継手本体1に螺合する。これにより、図3及び図7の拡大図に示すように、フェルール3がカム面24に当接するようになる。この段階までは結合部材2を軽く回転させることができるので、結合部材2を指先の力で螺合させることができる。フェルール3がカム面24に当接すると大きな回転力を必要とするため、この段階から後の工程では締結工具を使って結合部材2を継手本体1に締め付ける。この締め付けにより、カム面24の小径部24aからフェルール3の先端部3aを介しドーナツ状の薄肉部34に軸方向の力が作用して、図4に示すように薄肉部34が切断される、また、切断された後もさらに後方へ押圧される。なお、径方向の薄肉部34は、前述のように、小径に形成された後端部3cと基部13とを一体に連結するように形成されているので、薄肉部34の直径が小さくなり径方向の連結面が小さくなる。このため、薄肉部34に作用する軸方向の応力が大きくなり薄肉部34が切断されやすく構成されている。
継手本体1と結合部材2とを締結する場合に、締結するための回転トルクが所定値に到達することにより結合部材2の締結工程が完了するとともに、締結工具で把持する把持部22の把持面を含む外周部分22aが切断される。したがって、一旦配管4が接続された後は、汎用の締結工具を用いることができなくなり、誰でもが簡単に管継手の螺合部を緩めたり、螺合部を緩めて配管を取り外したりすることができないことになる。この結果、不用意な冷媒ガス漏れや、大気への放出が回避される。また、配管4を取り外す必要が生じた場合は、専門業者に依頼しなければならないことになるので、フロンガス規制が遵守されることになる。この結果、フロンガスの大気への放出量の削減に寄与することができる。
次に、実施の形態2について図9及び図10に基づき説明する。実施の形態2は、実施の形態1において、継手本体と結合部材との締結完了の状態において、継手本体1から前方に突出している把持部22全体を切断させるようにしたものである。このために、実施の形態2においては、雌ねじ筒部14の端面位置と略一致する軸方向位置に、把持部22と他の部分との間に径方向に切れ目を有する円盤状スリット51を形成している。なお、より詳細には、円盤状スリット51の継手本体1側の面を雌ねじ筒部14の端面位置に略合わせている。そして、円盤状スリット51の軸心側端部と配管貫通孔23との間に薄肉の管状連結部52を形成している。このように、実施の形態2は、実施の形態1における環状スリット25を形成する代わりに円盤状スリット51を形成したものであって、結合部材2を締め付ける回転トルクが所定値(結合部材2の締結を完了するときの回転トルク値)に到達したときに切断されるように構成している。なお、他の構成は、実施の形態1と同一である。
次に、実施の形態3について図11〜図13に基づき説明する。実施の形態3は、実施の形態2において、継手本体及び結合部材の螺合部としての雌ねじと雄ねじとを反対に構成すようにしたものである。このために、実施の形態3においては、継手本体1は、図11に示すように、基部13の前方に、外周面に螺合部としての雄ねじ55aを切った雄ねじ部55が連続的に形成されている。また、フェルール3が、雄ねじ部55の結合部材側端部からさらに前方に突出するように、薄肉部34を介して雄ねじ部55と一体的に形成されている。このフェルール3は、実施の形態1及び2におけるフェルール3と同一であって、接続する場所が基部13から雄ねじ部55に変わったものである。また、結合部材2は、把持部22の継手本体1側に、内周に螺合部としての雌ねじ56aを切った雌ねじ筒部56が形成されている。雌ねじ筒部56の外周は円形である。そして、雌ねじ筒部56と把持部22との間に、実施の形態2の場合と同様の円盤状スリット51が形成されている。また、カム面24は、先の実施の形態1及び2と同一の構成であり、把持部22から雌ねじ筒部56の側壁部56bにかけての軸心部に形成された配管貫通孔23の継手本体1側の端部に形成されている。なお、他の構成は、実施の形態2と同一である。
次に、実施の形態4について図14及び図15に基づき説明する。実施の形態4は、実施の形態3の食い込み式管継手において、フェルール3の保護カバーを設けたものである。すなわち、前述の実施の形態3においては、フェルール3が雄ねじ部55の先端から前方に突出している。このため、シール機能に大きな影響を与えるフェルール3が外部に晒されており、部品取り扱いの段階においてフェルール3の外表面に傷が付きやすいという問題があった。これを防止するために、図14に示すように、ナット部12の前側にフェルール3の外周を覆う円筒状の保護カバー35を設けている。また、この保護カバー35の端部が継手本体1の端部を成すように、保護カバー35の長さが形成されている。そして、図15に示すように、継手本体1と結合部材2とが締結された状態において、この保護カバー35内に結合部材2の雌ねじ筒部56及びカム面24等の管接続構成要素が配置されるように構成されている。
次に、実施の形態5について図16〜図18に基づき説明する。実施の形態5は、実施の形態1の締結過程においてフェルール3が切断されないように、基部13に対しフェルール3を一体化したものである。すなわち、実施の形態5においては、図16に示すように、フェルール3の後端部3cが直接基部13に接続されている。そして、フェルール3は、図17に示すように結合部材2の締結完了直前の段階においても一体のままであり、また、把持面を含む外周部分22aが切断された締結完了後(図18参照)においても基部13に一体に結合した状態となるように形成されている。
次に、実施の形態6について、図19〜図23に基づき説明する。実施の形態6は、実施の形態1におけるカム面とフェルールの取付位置を変更したものである。すなわち、実施の形態6において、継手本体1は、図19に示すように、基部13の前部に雌ねじ筒部14を有し、基部13から雌ねじ筒部14の側壁部にかけての軸心部に配管接続口15が形成されている点で、実施の形態1と同様である。しかし、この実施の形態における継手本体1では、配管接続口15の結合部材2側の端部(入口部)にカム面71が形成されている。
本食い込み式管継手による配管接続は、まず結合部材2の配管貫通孔23及びフェルール6の貫通孔61に配管4を挿入して貫通させて、結合部材2を配管4に外装する。次に、配管4の先端部を配管接続口15に挿入し、その先端面を段部15aに当接させる。この状態が図19である。そして、結合部材2を継手本体1に螺合して、フェルール6をカム面71に当接させる(図示せず)。この段階までは結合部材2を軽く回転させることができるので、結合部材2を指先の力で螺合させることができる。フェルール6がカム面71に当接すると大きな回転力を必要とするため、この段階から後の工程では締結工具を使って結合部材2を継手本体1に締め付ける。この締め付けにより、薄肉部63が切断された後、図20のように、フェルール6の後端面が押圧面64により押圧されるとともに、フェルール6の先端部6aがカム面71に圧接される。これにより、フェルール6の先端部6aが配管4の表面部に食い込むように変形する。このようにして、フェルール6のテーパ面62とカム面71との間及びフェルール6の先端部6aと配管4との間がシールされる。また、フェルール6の先端部6aが配管4の表面に食い込むことにより配管4が把持される。フェルール6の先端部6aの食い込みが所定量まで進行すると、結合部材2を締め付けるための所要の回転トルクが所定値に到達することになり、結合部材2の締結作業が完了する。また、この段階では、結合部材2の、螺合部としての雄ねじ21a、フェルール6等の管接続構成要素が継手本体1の内部に配置されるとともに、把持部22のみが継手本体1から突出するようになる。そして、回転トルクが所定値に到達することにより、環状連結部26に作用する応力が切断限界応力に達し、図21のように把持面を含む外周部分22aが切断される。そして、配管接続工程は、このような把持面を含む外周部分22aの分断を経て終了される。したがって、配管接続作業が終了した段階後は、締結工具を使用することができなくなる。
継手本体1と結合部材2とを締結する場合に、締結するための回転トルクが所定値に到達することにより配管4の結合部材2の締結作業が完了するとともに、締結工具で把持する把持部22の把持面を含む外周部分22aが切断される。このようにして配管4が接続されると、その後は、汎用の締結工具を用いることができなくなり、誰でもが簡単に管継手の螺合部を緩めたり、螺合部を緩めて配管4を取り外したりすることができないことになる。この結果、不用意な冷媒ガス漏れや、大気への放出が回避される。また、配管4を取り外す必要が生じた場合は、フロンガス規制を遵守する専門業者に依頼されることになる。この結果、フロンガスの大気への放出量の削減に寄与することができる。
次に、実施の形態7について、図22及び図23に基づき説明する。実施の形態7は、実施の形態6において、継手本体1と結合部材2との締結が完了した状態において、継手本体1から前方に突出している把持部22全体を切断させるようにしたものである。これは、実施の形態1に対する実施の形態2の関係と同様である。すなわち、実施の形態7においては、図22に示すように、雌ねじ筒部14の前端位置と略一致する軸方向位置に、把持部22と他の部分との間に径方向の切れ目からなる円盤状スリット51を形成している。そして、円盤状スリット51の軸心側端部と配管貫通孔23との間に薄肉の管状連結部52を形成している。このように、実施の形態7は、実施の形態6における環状スリット25を形成する代わりに円盤状スリット51を形成したものであって、図23に示すように、結合部材2を締め付ける回転トルクが所定値(結合部材2の締結が完了するときの回転トルク値)に到達したときに切断されるように構成されている。なお、他の構成は、実施の形態6と同一である。
次に、実施の形態8について図24〜図26に基づき説明する。実施の形態8は、実施の形態6において、フェルールを雄ねじ部の凹部内に設けたものである。すなわち、前述の実施の形態6においては、フェルール6が雄ねじ部55の先端から継手本体1側へ突出していた。このため、シール機能に大きな影響を与えるフェルール6が外部に晒されており、部品取り扱いの段階においてフェルール6の外表面に傷が付きやすいという問題があった。これを防止するために、図24に示すように、雄ねじ部21を継手本体1側に延ばすとともに、雄ねじ部21の継手本体側内部に空洞部75を形成し、この空洞部75に対し雄ねじ部21の側壁部21bからフェルール6を空洞部75内に突出するように形成したものである。なお、フェルール6の軸心部に形成される貫通孔61は、把持部22から側壁部21bにかけて形成される配管貫通孔23に連続するように形成されている。
次に、実施の形態9について、図27及び図28に基づき説明する。実施の形態9は、実施の形態8において、継手本体1と結合部材2との締結が完了した状態において、継手本体1から前方に突出している把持部22全体を切断させるようにしたものである。これは、前述の実施の形態6に対する実施の形態7の関係と同様である。すなわち、実施の形態9においては、図27に示すように、雌ねじ筒部14の前端位置と略一致する軸方向位置に、把持部22と他の部分との間に径方向の切れ目からなる円盤状スリット51を形成している。そして、円盤状スリット51の軸心側端部と配管貫通孔23との間に薄肉の管状連結部52を形成している。このように、実施の形態9は、実施の形態8における環状スリット25を形成する代わりに円盤状スリット51を形成したものであって、結合部材2を締め付ける回転トルクが所定値(結合部材2の締結が完了するときの回転トルク値)に到達したときに、図28に示すように切断されるように構成している。なお、他の構成は、実施の形態8と同一である。
次に、実施の形態10について図29〜図31に基づき説明する。実施の形態10は、実施の形態9において、継手本体及び結合部材の螺合部としての雌ねじと雄ねじとを反対に構成すようにしたものである。このために、実施の形態10においては、継手本体1は、図29に示すように、基部13の前方に、外周面に螺合部としての雄ねじ81aを切った雄ねじ部81が連続的に形成されるとともに、この雄ねじ部81の結合部材側端部にカム面71が形成されている。カム面71は、実施の形態9におけるカム面71と同一である。また、結合部材2は、把持部22の継手本体1側に、内周に螺合部としての雌ねじ82aを切った雌ねじ筒部82が形成されている。雌ねじ筒部82の外周は円形である。また、フェルール6が雌ねじ筒部82の側壁部82bの継手本体1側に対し薄肉部63を介し一体に形成されるとともに、側壁部82bの端面に押圧面64が形成されている。また、配管貫通孔23は把持部22から側壁部82bの軸心部に形成されている。そして、雌ねじ筒部82と把持部22との間に、実施の形態2の場合と同様の円盤状スリット51が形成されている。なお、他の構成は、実施の形態9と同一である。
次に、実施の形態11について、図32及び図33に基づき説明する。実施の形態11は、実施の形態10において、外周カバーを設けたものである。実施の形態10においては、継手本体1と結合部材2とが締結された状態において結合部材2の把持部22が切断されていたが、結合部材2の雌ねじ筒部82が露出されていた。雌ねじ筒部82は外周が円形に形成されているので、このような状態でも汎用工具の使用が困難な状態ではあるが、さらに完全に使用できないようにするためのものが外周カバー85である。本実施の形態に示す食い込み式管継手は、継手本体1の雄ねじ部81の外周側に雌ねじ筒部82が侵入し得る間隔を設け円筒状の外周カバー85を設けている。この外周カバー85の端部は、継手本体1の端部を成す。したがって、図32に示すように、継手本体1と結合部材2とが締結された状態において、この外周カバー85内に結合部材2の雌ねじ筒部82及びフェルール6等の管接続構成要素が配置されるように構成されている。また、結合部材2に設ける円盤状スリット51の軸方向の位置は、継手本体1と結合部材2との締結が完了したときに継手本体1の結合部材2側端面、すなわち、外周カバー85の端面と略一致する位置に配置されている。
次に、実施の形態12について図34及び図35に基づき説明する。実施の形態12は、実施の形態10においてフェルールを分離しないようにしたものである。すなわち、実施の形態12においては、図34に示すように、フェルール6の後端部(反継手本体1側端部)を直接的に(薄肉部63を形成せずに)側壁部82bに接続している。したがって、フェルール6は、図35に示すように把持部22が切断された配管接続完了後においても、側壁部82bに一体に結合した状態となるように形成されている。
次に、実施の形態13について図36〜図39に基づき説明する。実施の形態13は、実施の形態10における把持部の構成を変更したものである。すなわち、実施の形態13においては、図36及び図37に示すように、円筒状の把持部91が雌ねじ筒部82の外周側に形成されている。製作手順から見ると、結合部材2は、雌ねじ筒部82と把持部91とは、当初は一体物として形成され、その外形を六角ナット状の把持面を有する形状に形成される。そして、雌ねじ筒部82の外周側となる位置に、両側面から管状の切込からなる環状スリット92,93が設けられ、軸心方向中央部に径方向に薄肉となる環状連結部94が形成されたものである。
次に、実施の形態14について図40及び図41に基づき説明する。実施の形態14は、実施の形態11における把持部の構成を変更したものである。
次に、実施の形態15について図42に基づき説明する。実施の形態15は、実施の形態8において、把持部の構成を実施の形態14のようにしたものである。すなわち、実施の形態15は、把持部95の構成が実施の形態14と同一であり、その他の構成が実施の形態8と同一になっている。したがって、この場合も実施の形態14におけると同様の効果を奏することができる。
次に、実施の形態16について図43及び図44に基づき説明する。実施の形態16は、実施の形態10において、フェルールを2分割の独立フェルールに置き換えたものである。すなわち、実施の形態16は、図43及び図45に示すように、フェルールとして軸心部に貫通孔111を有するフロントフェルール110と軸心部に貫通孔121を有するバックフェルール120とを使用しており、結合部材2の雌ねじ筒部82の側壁部82bの継手本体1側端面にはフェルールを押圧する押圧面100が形成されている。この押圧面100は、バックフェルール120の後端部を下向きの軸方向の力で押圧するように継手本体1側に拡径する傾斜面に形成されている。
次に、実施の形態17について、図46に基づき説明する。実施の形態17は、実施の形態16において、外周カバーを設けたものである。これは、実施の形態10に対し外周カバー85を設けた実施の形態11と同様の関係になる。すなわち実施の形態17の食い込み式管継手は、継手本体1の雄ねじ部81の外周側に雌ねじ筒部82が侵入し得る間隔を設け円筒状の外周カバー85を設けている。この外周カバー85の端部は、継手本体1の端部を成す。したがって、図46に示すように、継手本体1と結合部材2とが締結された状態において、この外周カバー85内に結合部材2の雌ねじ筒部82及びフロントフェルール110、バックフェルール120等の管接続構成要素が配置されるように構成されている。また、結合部材2に設ける円盤状スリット51の軸方向の位置は、継手本体1と結合部材2との締結が完了したときに継手本体1の結合部材2側端面、すなわち、外周カバー85の端面と略一致する位置に配置されている。
次に、実施の形態18について、図47に基づいて説明する。実施の形態18に係る管継手は、実施の形態10において接続機構をフレア式に変更したものであって、所謂フレア式管継手として形成されている。すなわち、実施の形態18に係る管継手は、図47に示すように、被接続側機器に取り付けられる継手本体1と、継手本体1に接続する配管4、配管4に外装される結合部材2とから形成されている。継手本体1は、閉鎖弁、容器、配管などの被接続側機器への取付部11及び結合部材締結時の締結工具が把持されるナット部12が形成された基部13と、外周面に雄ねじ81aが切られた雄ねじ部81とから構成されている。そして、雄ねじ部81の前端には、配管4のフレア部41を密接させるフレア受面131が形成されている。また、継手本体1の軸心には、大径、小径の流体通路としての連通孔16,17が形成されている。
以上のように構成すれば、結合部材2の把持部22を構成する把持面を含む部分を少なくとも切断することができるようにしたフレア式管継手を提供することができる。
次に、実施の形態19について図48に基づき説明する。実施の形態19は、実施の形態18において外周カバーを設けたものである。これは実施の形態11が実施の形態10において外周カバーを設けたことと同様の関係になる。すなわち、実施の形態18においては、継手本体1と結合部材2とが締結された状態において結合部材2の把持部22が切断されていたが、結合部材2の雌ねじ筒部82が露出されていた。雌ねじ筒部82は外周が円形に形成されているので、このような状態では汎用工具の使用が困難な状態ではあるが、さらに完全に使用できないようにするためのものが外周カバー85である。本実施の形態に示すフレア式管継手は、継手本体1の雄ねじ部81の外周側に雌ねじ筒部82が侵入し得る間隔を設け円筒状の外周カバー85を設けている。この外周カバー85の端部は、継手本体1の端部を成す。したがって、図48に示すように、継手本体1と結合部材2とが締結された状態において、この外周カバー85内に結合部材2の雌ねじ筒部82及びフェルール6等の管接続構成要素が配置されるように構成されている。また、結合部材2に設ける円盤状スリット51の軸方向の位置は、継手本体1と結合部材2との締結が完了したときに継手本体1の結合部材2側端面、すなわち、外周カバー85の端面と略一致するように配置されている。
次に、実施の形態20について図49〜図52に基づき説明する。
これまでの実施の形態1〜19においては、結合部材2の把持部22の把持面を含む部分を切断した後は、残存部分(他の部分を含む)と継手本体1との螺合を緩めることについて触れていない。実施の形態20は、残存部分と継手本体1との螺合を緩めることを可能とする方策について述べるものである。なお、実施の形態1〜19においては、把持部22の把持面を含む部分を切断する2種の構成が開示されている。その一つは、実施の形態9のように把持部22と他の部分との間に径方向の切れ目からなる円盤状スリット51を形成して把持部全体を切断するものである。他の一つは、実施の形態1のように、把持部22に環状スリット25を設け、把持面を含む外周部分22aを切断するようにしたものである。この実施の形態20は、前者の場合における残存部分(この場合は他の部分と同一)と継手本体1との螺合を緩める方策を述べるものであって、その一例として実施の形態9を採り上げる。より具体的には、以下に説明する実施の形態20は、実施の形態9において、把持部22が分断(切断)された後の残存部分に専用工具の係合部に係合する係合部を設けることにより、残存部分と継手本体1との螺合を緩めることができるようにしたものである。以下これをさらに詳細に説明する。
次に、実施の形態21について図53及び図54に基づき説明する。なお、実施の形態21は、実施の形態20における専用工具に代わる他の専用工具を示したものである。
継手本体1に螺合された残存部分の螺合を緩め、配管4を取り外すことができる。したがって、配管接続をやり直すようにする場合には、継手本体1を残した状態で配管4を取り外し、この継手本体1に対し新たな結合部材2を用いて配管4を再度接続することができる。
次に、実施の形態23について図57〜図59に基づき説明する。
実施の形態23は、把持部22の把持面を含む部分を切断する構成として、実施の形態1のように、把持部22に環状スリット25を設け外周部分22aを切断するようにした場合における残存部分と継手本体1との螺合を緩める方策を述べるものであって、その一例として実施の形態1を採り上げる。より具体的には、以下に説明する実施の形態23は、実施の形態1において、結合部材2の把持部22の外周部分22aが分断(切断)された後の残存部分に係合穴部135を設けたものである。以下これをさらに詳細に説明する。
次に、実施の形態24について図60〜図64に基づき説明する。
この実施の形態24は、基本的には実施の形態9において取付部11及びフェルール6を変更したものであるが、他の構成についても少しずつ変更されている個所がある。以下変更点について詳細に説明する。
図60は、結合部材2を締め付けるに際し、結合部材2を手締めしてフェルール6の先端部6aをカム面71に当接させた状態図である。また、この状態からさらに結合部材2を手締めして、図62(a)のように、フェルール6の先端部6aを配管4と配管接続口15との間に楔状に押し込む。これにより配管4が仮保持される。この段階からは、結合部材2を締め付けるための回転トルクが大きくなるので、一般工具を使用して締め付ける。このとき配管4が仮保持されているので、配管4を保持する必要がない。結合部材2がさらに締め付けられると、図62(b)に示すように、フェルール6と雄ねじ部21とを接続する薄肉部63が切断される。そして、結合部材2の締付がさらに続けられることにより、フェルール6の反継手本体側端部が押圧面64により押し付けられ、第2ノッチ66を中心にしてフェルール6の前後が軸心側に傾斜するように変形しながら前エッジ部6b及び後エッジ部6cが配管に食い込む。図62(c)は、結合部材2を締結する回転トルクが所定値に達し、結合部材2の締結を終了するとき状態図である。図63は結合部材2の終了直前の全体状態図である。図64は、結合部材2を締め付けるときの回転トルクが所定値に達することにより、管状連結部52が切断されて把持部22が分断された状態図であり、配管接続完了の状態図である。これら状態図に示すように、円盤状スリット51が略雌ねじ筒部14の端面に略一致する位置で、管状連結部52が切断されるので、把持部22以外の他の部分は継手本体1の雌ねじ筒部14内に収納された状態で配管接続が完了する。したがって、配管接続後は、誰でもが一般的な工具を使って結合部材2の把持部以外の部分(すなわち、他の部分)と継手本体1との螺合を緩めることができない状態となる。
(1)上記各実施の形態においては、少なくとも把持面を含む部分が結合部材2と一体に加工されており、回転トルクが所定値に到達することにより、この部分が切断される例を挙げてきたが、他の分断方法により構成してもよいことは勿論である。先ず、分断作用に関して、例えば、把持部22,91,95全体又は把持面を含む部分を、結合部材2として一体に加工するのではなくその部分を別体に加工する。そして、別体に加工されたものを、結合部、具体的には環状連結部26、94、管状連結部52、周面連結部98において他の部分と接着等により接合するようにし、回転トルクが所定値になったときにこの接合部で切断されて分離されるように形成してもよい。また、分断作業については、上記各実施の形態においては、結合部材2を締結するときの回転トルクを分断する部分に伝達して分断するもののみを説明しているが次のようしてもよい。すなわち、結合部材2を締結するための回転トルクが所定値に到達すると、配管4のシール性能及び保持力が満たされたことになるので、継手本体1に対する結合部材2の締付を終了する。なお、この場合の回転トルクの管理は、従来のものと同様に結合部材2の回転角又は結合部材2の位置により行う。次いで、把持面を含む部分又は把持部に、軸方向の力を加えて分断する。力の加え方としては、締結工具により把持面を含む部分又は把持部を軸方向に打撃する、あるいは、把持面を含む部分又は把持部をペンチ等の工具で挟んで軸方向の前後方向に引張ったり、曲げたりすることを繰り返すなどの方法とすることもできる。
6b…前エッジ部、6c…後エッジ部、11…取付部、12…ナット部、13…基部、14,56,82…雌ねじ筒部、14a,56a,82a…雌ねじ、15…配管接続口、16,17…連通孔、21,55,81…雄ねじ部、21a,55a,81a…雄ねじ、21b,56b,82b…側壁部、21c,35…保護カバー、22,91,95…把持部、22a,95a…外周部分、22b,95b…内周部分、23…配管貫通孔、24,71…カム面、25,92,93…環状スリット、26,94…環状連結部、41…フレア部、51…円盤状スリット、52…管状連結部、61…貫通孔、63…薄肉部、65…第1ノッチ、66…第2ノッチ、68…空間、85…外周カバー、131…フレア受面、132…フレア圧接面、135…係合穴部、136…捨て孔、140,145…専用工具、144,147…係合突部。
Claims (35)
- 配管を接続する被接続側機器に取り付けられる継手本体と、継手本体に接続する配管に外装される結合部材とを具備し、
継手本体は結合部材を螺合する螺合部を有し、
結合部材は、継手本体と螺合する螺合部と、締結工具で把持可能とするように一対又は複数対の対向する2平面からなる把持面を外周表面に形成した把持部とを有し、
この把持部は、前記把持面を含む部分が配管接続工程において分断されるように構成されている
ことを特徴とする管継手。 - 前記把持面を含む部分は、継手本体に対し結合部材を締結するための回転トルクが所定値に到達したときに、回転トルクにより分断されるように構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の管継手。 - 前記継手本体及び結合部材は、両者が締結された段階において、結合部材の管接続構成要素が継手本体の内部に配置されるとともに、前記把持部が継手本体から突出するように構成され、
この把持部は、継手本体から突出する部分が前記把持面を含む部分として分断されるように構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の管継手。 - 前記継手本体及び結合部材は、両者が締結された段階において、結合部材の管接続構成要素が継手本体の内部に配置されるように構成されるとともに、前記把持部が継手本体から突出するように構成され、
この把持部は、前記把持面が外表面に形成された外周部分が前記把持面を含む部分として環状に分断され、分断された環状の外周部分が締結工具の使用を不可能とするように残存する把持部の内周部分の外周を覆うように構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の管継手。 - 前記把持部は、把持面が外表面に形成された外周部分の内周側に環状スリットが形成されるとともに、外周部分の内周側に薄肉の環状連結部が形成され、さらに、把持面が外表面に形成された外周部分が前記把持面を含む部分として環状連結部において分断されるように形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の管継手。 - 前記結合部材は、軸心部に配管貫通孔を有するとともに、反継手本体側の端部に把持部が形成され、さらに、把持部と他の部分との間に径方向に切れ目を有する円盤状スリットが形成され、これによりこの円盤状スリットの軸心側端部と配管貫通孔との間に薄肉の管状連結部が形成され、
この把持部は、前記把持面を含む部分として管状連結部において分断されるように形成されている
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の管継手。 - 前記円盤状スリットは、軸方向の位置における継手本体の結合部材側端面と略一致する位置に形成されている
ことを特徴とする請求項6記載の管継手。 - 前記継手本体は、螺合部としての雄ねじを外周面に形成した雄ねじ部を有し、
前記結合部材は、螺合部としての雌ねじを内周面に形成した外周が円形の雌ねじ筒部を有し、
前記把持部は、この雌ねじ筒部の外周側に軸方向に薄肉に形成された環状連結部を介し一体的に形成されるとともに、前記把持面を含む部分として環状連結部において分断されるように形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の管継手。 - 前記継手本体は、被接続側機器への取付部及び結合部材締結時の締結工具が把持されるナット部が形成された基部と、結合部材を螺合する螺合部としての雌ねじが内周面に形成された雌ねじ筒部と、基部に一体的に形成されたフェルールとを有し、
前記結合部材は、前記把持部と、継手本体を螺合する前記螺合部としての雄ねじが外周面に形成された雄ねじ部と、前記把持部から雄ねじ部にかけての軸心部に形成された配管貫通孔と、配管貫通孔の継手本体側端部に形成されたカム面とを有し、
継手本体に対し結合部材が締結されることにより、前記フェルールの端部がカム面に案内されて接続する配管の表面に食い込むように形成された
ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の管継手。 - 前記継手本体は、被接続側機器への取付部及び結合部材締結時の締結工具が把持されるナット部が形成された基部と、結合部材を螺合する螺合部としての雄ねじが外周面に形成された雄ねじ部と、雄ねじ部の結合部材側端部に形成されたフェルールとを有し、
前記結合部材は、前記把持部と、継手本体を螺合する前記螺合部としての雌ねじが内周面に形成された雌ねじ筒部と、前記把持部から前記雌ねじ筒部にかけての軸心部に形成された配管貫通孔と、配管貫通孔の継手本体側端部に形成されたカム面とを有し、
継手本体に対し結合部材が締結されることにより、前記フェルールの端部がカム面に案内されて接続する配管の表面に食い込むように形成された
ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の管継手。 - 前記継手本体は、被接続側機器への取付部及び結合部材締結時の締結工具が把持されるナット部が形成された基部と、結合部材を螺合する螺合部としての雌ねじが内周面に形成された雌ねじ筒部と、前記基部から雌ねじ筒部の側壁部にかけて形成された配管の先端部を挿入する配管接続口と、配管接続口の結合部材側端部に形成されたカム面とを有し、
前記結合部材は、前記把持部と、継手本体を螺合する前記螺合部としての雄ねじが外周面に形成された雄ねじ部と、前記把持部から雄ねじ部にかけての軸心部に形成された配管貫通孔と、前記雄ねじ部の継手本体側に一体的に形成されたフェルールとを有し
継手本体に対し結合部材が締結されることにより、前記フェルールの端部がカム面に案内されて接続する配管の表面に食い込むように形成された
ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の管継手。 - 前記継手本体は、被接続側機器への取付部及び結合部材締結時の締結工具が把持されるナット部が形成された基部と、結合部材を螺合する螺合部としての雄ねじが外周面に形成された雄ねじ部と、雄ねじ部の軸心部に形成された配管の先端部を挿入する配管接続口と、配管接続口の結合部材側の端部に形成されたカム面とを有し、
前記結合部材は、前記把持部と、継手本体を螺合する前記螺合部としての雌ねじが内周面に形成された雌ねじ筒部と、前記把持部から前記雌ねじ筒部の側壁部にかけての軸心部に形成された配管貫通孔と、該雌ねじ筒部の側壁部から継手本体側に向けて突出するように形成されたフェルールとを有し、
継手本体に対し結合部材が締結されることにより、前記フェルールの端部がカム面に案内されて接続する配管の表面に食い込むように形成された
ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の管継手。 - 前記継手本体は、被接続側機器への取付部及び結合部材締結時の締結工具が把持されるナット部が形成された基部と、結合部材を螺合する螺合部としての雄ねじが外周面に形成された雄ねじ部と、雄ねじ部の軸心部に形成された配管の先端部を挿入する配管接続口と、配管接続口の結合部材側の端部に形成されたカム面とを有し、
前記結合部材は、前記把持部と、継手本体を螺合する前記螺合部としての雌ねじが内周面に形成された雌ねじ筒部と、前記把持部から前記雌ねじ筒部にかけての軸心部に形成された配管貫通孔とを有し、
さらに、継手本体と結合部材との間には、結合部材の雌ねじ筒部の側壁部により前記カム面に押し付けられる独立のフェルールが配設され、
継手本体に対し結合部材が締結されることにより、前記フェルールの端部がカム面に案内されて接続する配管の表面に食い込むように形成された
ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の管継手。 - 前記継手本体は、被接続側機器への取付部及び結合部材締結時の締結工具が把持されるナット部が形成された基部と、結合部材を螺合する螺合部として雄ねじが外周面に形成された雄ねじ部と、雄ねじ部から基部にかけての軸心部に形成された流体通路としての連通孔と、雄ねじ部の結合部材側の端部に形成された配管のフレア部を密接させるフレア受面とを有し、
前記結合部材は、前記把持部と、継手本体を螺合する前記螺合部としての雌ねじが内周面に形成された雌ねじ筒部と、前記把持部から前記雌ねじ筒部の側壁部にかけての軸心部に形成された配管貫通孔と、雌ねじ筒部の側壁部における継手本体側端部に形成された配管のフレア部を圧接するフレア圧接面とを有し、
継手本体に対し結合部材が締結されることにより、前記フレア受面とフレア圧接面との間に配管の先端部に形成されるフレア部を挟着させるように形成された
ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の管継手。 - 前記継手本体は、雌ねじ筒部の端部により継手本体の端部が形成され、継手本体と結合部材とが締結された状態において、この雌ねじ筒部内に結合部材の管接続構成要素が配置されることを特徴とする請求項9又は11記載の管継手。
- 前記継手本体は、フェルールの外周を覆う円筒状の保護カバーを有することを特徴とする特徴とする請求項10記載の管継手。
- 前記継手本体は、前記保護カバーの端部により継手本体の端部が形成され、継手本体と結合部材とが締結された状態において、この保護カバー内に結合部材の雌ねじ筒部及び管接続構成要素が配置されることを特徴とする請求項16記載の管継手。
- 前記継手本体は、継手本体と結合部材とが締結された状態において、前記結合部材の雌ねじ筒部を覆う円筒状の外周カバーを有しこの外周カバーの端部により継手本体の端部が形成され、この外周カバー内に結合部材の管接続構成要素が配置されることを特徴とする請求項12〜14の何れか1項記載の管継手。
- 前記フェルールは、継手本体の基部に対し一体に形成された状態で締結されることを特徴とする請求項9記載の管継手。
- 前記フェルールは、継手本体の基部に対し一体に形成され、締結過程において基部から分離されて、独立のフェルールとして機能して配管に食い込んでいることを特徴とする請求項9記載の管継手。
- 前記フェルールは、継手本体の中心軸を含む面で切断された断面において、外周面及び内周面が略山形状に形成され、略山形状の両端部において配管表面に食い込むように形成されていることを特徴とする請求項19又は20記載の管継手。
- 前記フェルールは、継手本体の雄ねじ部に対し一体に形成された状態で締結されることを特徴とする請求項10記載の管継手。
- 前記フェルールは、継手本体の雄ねじ部に対し一体に形成され、締結過程において基部から分離されて、独立のフェルールとして機能して配管に食い込んでいることを特徴とする請求項10記載の管継手。
- 前記フェルールは、継手本体の中心軸を含む面で切断された断面において、外周面及び内周面が略山形状に形成され、略山形状の両端部において配管表面に食い込むように形成されていることを特徴とする請求項22又は23記載の管継手。
- 前記フェルールは、結合部材の雄ねじ部に対し一体に形成された状態で締結されることを特徴とする請求項11記載の管継手。
- 前記フェルールは、結合部材の雄ねじ部に対し一体に形成され、締結過程において雄ねじ部から分離されて、独立のフェルールとして機能して配管に食い込んでいることを特徴とする請求項11記載の管継手。
- 前記フェルールは、結合部材の雌ねじ筒部の側壁部に対し一体に形成された状態で締結されることを特徴とする請求項12記載の管継手。
- 前記フェルールは、結合部材の雌ねじ筒部の側壁部に対し一体に形成され、締結過程において雌ねじ筒部の側壁部から分離されて、独立のフェルールとして機能して配管に食い込んでいることを特徴とする請求項12記載の管継手。
- 前記結合部材は、前記把持面を含む部分が分断された後の残存部分に専用工具を係合させる係合部が形成され、この係合部に専用工具が係合されることにより、結合部材の残存部分と継手本体との螺合を緩めることが可能に形成されていることを特徴とする請求項1〜28の何れか1項に記載の管継手。
- 前記係合部は、専用工具に形成された係合突部を係合させる係合穴部であることを特徴とする請求項29記載の管継手。
- 前記他の部分には、専用工具の係合突部を係合させる係合穴部が形成され、この係合穴部に専用工具の係合突部が係合されることにより、他の部分と継手本体との螺合を緩めることが可能に形成された管継手であって、
前記係合穴部は、把持部の反継手本体側から把持部を貫通する捨て孔を切削し、この捨て孔を介して切削されて形成されている
ことを特徴とする請求項6又は7記載の管継手。 - 前記係合穴部は、前記把持部の残存部分又は他の部分において、反継手本体側から継手本体側に貫通するように形成されていることを特徴とする請求項30又は31に記載の管継手。
- 前記継手本体は、結合部材を螺合する螺合部としての雌ねじが内周面に形成された雌ねじ筒部と、雌ねじ筒部内に形成されたカム面とを有し、
結合部材は、円盤状スリットの継手本体側が継手本体の内部に収納されるように組み合わされるものであって、円盤状スリットの継手本体側に、継手本体を螺合する前記螺合部としての雄ねじが外周面に形成された雄ねじ部と、雄ねじ部の継手本体側に対し所定の空間を空けて径方向に形成された薄肉部を介して一体的に形成されたフェルールと、フェルールの外周を覆うように雄ねじ部から継手本体側に延びる保護カバーとを有し、
前記フェルールは、中心部に配管を貫通させる貫通孔を有するとともに、貫通孔における軸方向の略中心位置の内周面から径方向外周側へ切り込まれる第1ノッチと、貫通孔における軸方向の先端付近の内周面から径方向外周側へ切り込まれる第2ノッチとを有し、さらに、第2ノッチの後面位置に配管に食い込ませる前エッジ部を有し、フェルールの後端面位置に配管に食い込ませる後エッジ部を有し、
第2ノッチ先端側の先端部は、継手本体に対し結合部材を締結する初期の手締めにより楔状に配管と継手本体との間に食い込むように形成され、前エッジ部及び後エッジ部は、フェルールが第1ノッチを中心に軸方向側に折り曲げられることにより配管に食い込むように形成されていることを特徴とする請求項7記載の管継手。 - 請求項1〜33の何れか1項に記載の管継手を冷媒回路に使用した冷凍装置。
- 請求項1〜34の何れか1項に記載の管継手を冷媒回路に使用したヒートポンプ式温水装置。
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