JP4734422B2 - 周波数設定プログラムおよび電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、放送電波を受信する際の受信周波数の設定をおこなう周波数設定プログラムおよび電子機器に関し、特に、移動に伴って受信周波数の変更が必要となった場合に、短時間で自動的に受信周波数の設定を変更することができる周波数設定プログラムおよび電子機器に関するものである。
近年、小型のパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistance)など持ち運びが可能な情報端末装置には、テレビジョン放送(以下、「テレビ放送」と呼ぶ)を受信する機能を備えたものが登場している。このような情報端末装置は一般的に電池駆動が可能であり、情報端末装置の利用者は、外出先や移動中でもテレビジョン放送を視聴することができるようになった。
ところで、通常、テレビ放送の放送局には、キー局と中継局とがある。キー局は、放送番組を送り出す基点となる局であり、中継局は、キー局から電波が届かない地域にキー局の放送番組を送り出す局である。キー局と中継局とは、放送している番組やその時間帯はまったく同じであるが、発信する電波の周波数が異なる。
そのため、前述した携帯情報端末装置を利用して外出先や移動中にテレビ放送を視聴するためには、利用者は、場所に応じて、携帯情報端末装置が受信する周波数を変える必要がある。しかし、映像や音声が乱れるたびに、視聴を中断して、手動で受信設定を変えつつ受信可能な周波数を探すのは非常に不便である。
そこで、地域とその地域で受信できる周波数とを対応付けた情報と、GPS(Global Positioning System)や携帯電話を利用して取得した携帯情報端末装置の位置情報とに基づいて、受信周波数の設定を場所に応じて自動的に変更する技術が考案されている(例えば、特許文献1および2を参照。)。
しかし、テレビ放送などの電波は、気象状況や時間帯、環境などの外的要因によって、その強度が変化する。そのため、複数の周波数を受信可能な場所(例えば、キー局がカバーする地域と中継局がカバーする地域の境界など)では、時々刻々、受信に最適な周波数が異なる。
一般的に、テレビ放送の受信機器でチャンネルを設定する場合には、地域に基づいて周波数を設定する他に、オートスキャン機能を用いる方法がある。オートスキャン機能とは、連続して周波数を変えながら電波を受信することにより、その時点で受信できるチャンネルを自動的に検索する機能である。このオートスキャン機能を用いた場合には、その都度、最適な周波数が検索できるため、複数の周波数を受信可能な場所でも最適な周波数を設定することが可能である。
特開2005−175556号公報 特開平7−284030号公報
しかしながら、オートスキャン機能を用いた場合、幅広い範囲で周波数を変化させる必要があり、最適な周波数を検索するのに時間がかかるという問題がある。
テレビ放送の視聴中に受信周波数の設定を変更する場合、変更に時間がかかると、テレビ放送の視聴を中断する時間が長くなり、重要な場面を見逃してしまったり、大事な情報が得られなかったりして、利用者の不快感を招くことになる。
そのため、移動に伴って受信周波数の変更が必要となった場合に、いかにして短時間で自動的に受信周波数の設定を変更するかが、極めて重要な課題となっている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、移動に伴って受信周波数の変更が必要となった場合に、短時間で自動的に受信周波数の設定を変更することができる周波数設定プログラムおよび電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、放送電波を受信する際の受信周波数の設定をおこなう周波数設定プログラムであって、異なる周波数の放送電波が複数の放送電波送信装置から送信されている場合に、同じ内容の放送を伝搬し、かつ、周波数が異なる複数の放送電波のグループに係る情報を記憶するグループ情報記憶手順と、放送電波の受信中に当該放送電波の品質を監視する電波品質監視手順と、前記電波品質監視手順により監視された品質が所定の品質を満足していない場合に、前記グループ情報記憶手順により記憶された情報に基づいて、受信中の放送電波と同じグループに属する他の放送電波の周波数に前記受信周波数を設定する周波数設定手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明は、放送電波を受信し、該放送電波により伝播される放送に係る情報を出力する電子機器であって、異なる周波数の放送電波が複数の放送電波送信装置から送信されている場合に、同じ内容の放送を伝搬し、かつ、周波数が異なる複数の放送電波のグループに係る情報を記憶するグループ情報記憶手段と、放送電波の受信中に当該放送電波の品質を監視する電波品質監視手段と、前記電波品質監視手段により監視された品質が所定の品質を満足していない場合に、前記グループ情報記憶手段により記憶された情報に基づいて、受信中の放送電波と同じグループに属する他の放送電波の周波数に前記受信周波数を設定する周波数設定手段と、前記周波数設定手段により設定された周波数にて受信した放送電波に基づいて、前記放送に係る情報を出力する情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、一部の内容が同じ放送を伝搬し、かつ、周波数が異なる複数の放送電波のグループに係る情報を記憶する二次グループ情報記憶手段をさらに備え、前記周波数設定手段は、前記グループ情報記憶手段により情報が記憶されたグループに属する放送電波の中に所定の品質を満足する放送電波がない場合に、前記二次グループ情報記憶手段に記憶された情報に基づいて、受信中の放送電波と同じグループに属する他の放送電波の周波数に前記受信周波数を設定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記グループ情報記憶手段により情報が記憶されたグループに属する放送電波はそれぞれ地域の情報と対応付けて記憶され、前記周波数設定手段は、前記受信周波数を設定した場合に、他の内容の放送を伝搬する放送電波の受信周波数を、前記他の内容を伝搬し、かつ、設定された前記受信周波数に対応する放送電波の地域と同一の地域に対応する放送電波の周波数に設定すること特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記グループ情報記憶手段により情報が記憶されたグループは、移動先の地域に対応付けられた放送電波と、移動元の地域に対応付けられた放送電波とから構成され、前記電波品質監視手段は、前記移動元の地域に対応付けられた放送電波の受信中に当該放送電波の品質を監視し、前記周波数設定手段は、前記電波品質監視手段により監視された品質が所定の品質を満足していない場合に、前記グループ情報記憶手段により記憶された情報に基づいて、前記移動先の地域に対応付けられた放送電波の周波数に前記受信周波数を設定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記周波数設定手段による受信周波数の設定に係る処理を実行するか否かの選択を受け付ける処理選択受付手段をさらに備え、前記周波数設定手段は、前記処理選択受付手段により前記受信周波数の設定に係る処理を実行する選択を受け付けた場合にのみ、当該処理を実行することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記電波品質監視手段は、前記放送電波により伝搬される音声データがステレオ音声またはモノラル音声のいずれであるかを監視し、前記周波数設定手段は、前記電波品質監視手段による監視の結果に基づいて、前記放送電波の品質が所定の品質を満足するか否かを判定することを特徴とする。
本発明によれば、異なる周波数の放送電波が複数の放送電波送信装置から送信されている場合に、同じ内容の放送を伝搬し、かつ、周波数が異なる複数の放送電波のグループに係る情報をグループ情報として記憶し、放送電波の受信中に当該放送電波の品質を監視し、監視した品質が所定の品質を満足していない場合に、記憶したグループ情報に基づいて、受信中の放送電波と同じグループに属する他の放送電波の周波数に受信周波数を設定するよう構成したので、受信の可否を判定する周波数を、同じ内容の放送を伝播する放送電波の周波数のみに絞り込むことが可能になり、移動に伴って受信周波数の変更が必要となった場合に、短時間で自動的に受信周波数の設定を変更することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、一部の内容が同じ放送を伝搬し、かつ、周波数が異なる複数の放送電波のグループに係る情報を二次グループ情報として記憶し、グループ情報として記憶したグループに属する放送電波の中に所定の品質を満足する放送電波がない場合に、記憶した二次グループ情報に基づいて、受信中の放送電波と同じグループに属する他の放送電波の周波数に受信周波数を設定するよう構成したので、全く同じ内容の放送を伝播する周波数を受信周波数に設定できなかった場合でも、系列局の放送など、時間帯や曜日によっては同じ番組を放送している可能性がある放送局の周波数を受信周波数に設定することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、グループ情報として記憶したグループに属する放送電波はそれぞれ地域の情報と対応付けて記憶され、受信周波数を設定した場合に、他の内容の放送を伝搬する放送電波の受信周波数を、他の内容を伝搬し、かつ、設定された受信周波数に対応する放送電波の地域と同一の地域に対応する放送電波の周波数に設定するよう構成したので、受信周波数を設定した際に実際に利用者が視聴していた放送局以外の放送局についても、それぞれの受信周波数の設定を同時に変更することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、グループ情報として記憶したグループは、移動先の地域に対応付けられた放送電波と、移動元の地域に対応付けられた放送電波とから構成され、移動元の地域に対応付けられた放送電波の受信中に当該放送電波の品質を監視し、監視した品質が所定の品質を満足していない場合に、グループ情報として記憶した情報に基づいて、移動先の地域に対応付けられた放送電波の周波数に受信周波数を設定するよう構成したので、あらかじめ移動元の地域および移動先の地域を設定しておけば、受信の可否を判定する周波数を、移動元の地域の周波数、および、移動先の地域の周波数のみに絞り込むことが可能になり、より短時間で受信周波数の設定を変更することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、受信周波数の設定に係る処理を実行するか否かの選択を受け付け、受信周波数の設定に係る処理を実行する選択を受け付けた場合にのみ、当該処理を実行するよう構成したので、移動せずに放送を視聴する場合など、受信周波数を自動的に変更する必要がない場合には当該処理を停止し、装置の稼働による電力消費を抑えることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、放送電波により伝搬される音声データがステレオ音声またはモノラル音声のいずれであるかを監視し、その監視の結果に基づいて、放送電波の品質が所定の品質を満足するか否かを判定するよう構成したので、受信している放送電波が弱くなった場合に、ステレオ放送の音声データが劣化してモノラル音声になることを利用して、自動的に受信周波数の切り替えを行うことができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係る周波数設定プログラムおよび電子機器の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例では、アナログテレビ放送(以下、「アナログ放送」と呼ぶ)を受信する機能を備えた情報端末装置に本発明を適用した場合について説明するが、この実施例により本発明が限定されるものではない。
まず、本実施例に係る情報端末装置の概念について説明する。図1は、本実施例に係る情報端末装置の概念を説明するための図である。
同図に示すキー局Aは、アナログ放送の基点となるテレビ局であり、中継局A1およびA2は、キー局Aによるアナログ放送を中継する中継局である。これらの局からは、同じ内容の放送を伝播する、異なる周波数の放送電波を発信しており、それぞれ、同図に示す放送エリア10、20および30をカバーしている。
また、同図に示すキー局Bは、キー局Aと同系列のテレビ局である。キー局Bは、一部の番組がキー局と同じアナログ放送を伝播する、キー局A、中継局A1およびA2とは異なる周波数の放送電波を発信しており、同図に示す放送エリア40をカバーしている。なお、ここでいう系列とは、例えば首都圏のテレビ局と地方のテレビ局など、時間帯や曜日によっては同じ番組を放送している局(系列局)のグループのことである。
ここで、本実施例に係る情報端末装置100の利用者が、情報端末装置100を利用してキー局Aの放送を視聴したまま、キー局Aの放送エリア10から、中継局A2の放送エリア30、または、キー局Bの放送エリア40に移動した場合を考える。
情報端末装置100には、あらかじめ、同じ内容の放送を行う局の放送電波の周波数を同じキー局グループとしてまとめた情報(以下、「キー局グループ情報」と呼ぶ)がキー局ごとに記憶されており、さらに、同系列のキー局の放送電波の周波数を同じ系列局グループとしてまとめた情報(以下、「系列局グループ情報」と呼ぶ)が系列局ごとに記憶されている。ここでは、情報端末装置100には、キー局Aの放送電波の周波数と、中継局A1の放送電波の周波数と、中継局A2の放送電波の周波数とが、同じキー局グループとして記憶されており、キー局Aの放送電波の周波数と、キー局Bの放送電波の周波数とが、同じ系列局グループとして記憶されている。
最初に、利用者が、放送エリア10内から放送エリア30内に移動した場合を考える(同図の(1)参照)。情報端末装置100は、キー局Aの放送電波の音声データがステレオ音声またはモノラル音声のいずれであるかを常時監視しており、所定の時間継続してモノラル音声であることを確認すると、キー局Aの放送電波が弱まっていると判断し、キー局グループ情報を参照して、受信中の局の周波数と同じキー局グループに属する他の局の周波数を取得する。ここでは、情報端末装置100は、中継局A1および中継局A2の周波数を取得する。
そして、情報端末装置100は、取得した周波数を一つずつ順番に受信周波数に設定しながら、受信した放送電波の音声データがステレオ音声またはモノラル音声のいずれであるかを確認し、ステレオ音声であることを確認した場合に、その時点で設定していた周波数を受信周波数として固定する。ここでは、情報端末装置100は、中継局A2の放送エリア30内に移動されているため、中継局A2の周波数を設定した際に音声データがステレオ音声であることを確認し、当該周波数を受信周波数として固定する。
続いて、利用者が、放送エリア10内から放送エリア40内に移動した場合を考える(同図の(2)参照)。情報端末装置100は、放送エリア30に移動された場合と同様に、キー局Aの放送電波が弱まっていると判断すると、キー局グループ情報を参照して、受信中の局の周波数と同じキー局グループに属する他の局の周波数を取得する。ここでも、情報端末装置100は、中継局A1および中継局A2の周波数を取得する。
そして、情報端末装置100は、取得した周波数を一つずつ順番に受信周波数に設定しながら、受信した放送電波の音声データがステレオ音声またはモノラル音声のいずれであるかを確認する。ここでは、情報端末装置100は、放送エリア40内に移動されており、中継局A1の放送エリア10内にも、中継局A2の放送エリア20内にもいないため、音声データがステレオ音声であることを確認することはできない。
そこで、情報端末装置100は、同じ内容の放送を受信することは不可能であると判断し、系列局グループ情報を参照して、受信中の局の周波数と同じ系列局グループに属する他のキー局の周波数を取得する。ここでは、情報端末装置100は、キー局Bの周波数を取得する。
そして、情報端末装置100は、キー局Bの周波数を受信周波数に設定して、受信した放送電波の音声データがステレオ音声またはモノラル音声のいずれであるかを確認する。ここでは、情報端末装置100は、キー局Bの放送エリア40内に移動しているため、音声データがステレオ音声であることを確認し、当該周波数を受信周波数として固定する。
このように、本実施例に係る情報端末装置100は、異なる周波数の放送電波が複数の放送局から送信されている場合に、同じ内容の放送を伝搬し、かつ、周波数が異なる複数の放送電波のグループに係る情報をキー局グループ情報として記憶し、放送電波の受信中に当該放送電波の音声データがステレオ音声またはモノラル音声のいずれであるかを監視し、所定の時間継続してモノラル音声であることを確認した場合に、キー局グループ情報に基づいて、受信中の放送電波と同じグループに属する他の放送電波の周波数に受信周波数を設定することを主な特徴とする。
さらに、本実施例に係る情報端末装置100は、一部の内容が同じ放送を伝搬し、かつ、周波数が異なる複数の放送電波のグループに係る情報を系列局グループ情報として記憶し、キー局グループ情報として記憶したグループに属する放送電波の中に所定の品質を満足する放送電波がない場合に、記憶した系列局グループ情報に基づいて、受信中の放送電波と同じ系列局グループに属する他の放送電波の周波数に受信周波数を設定することを主な特徴とする。
すなわち、本実施例に係る情報端末装置100は、移動に伴って受信周波数の設定を変更する必要が生じた場合に、自動的に受信可能な受信周波数を設定するだけでなく、それらの設定にかかる時間を短縮することができる機能を提供するものである。
次に、本実施例に係る情報端末装置の構成について説明する。図2は、本実施例に係る情報端末装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この情報端末装置100は、TVチューナー110と、表示部120と、入力部130と、記憶部140と、制御部150とを有する。
TVチューナー110は、アナログテレビ放送の放送電波を受信する装置である。このTVチューナー110は、受信周波数として設定されている周波数の放送電波を受信するものであり、複数の受信周波数を設定することにより、周波数が異なる複数の局の放送電波を受信することができる。
表示部120は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなど、各種情報を表示する装置であり、入力部130は、マウスやキーボードなど、各種情報を入力する装置である。
記憶部140は、各種情報を記憶する記憶部であり、本発明に関連するものとしては、キー局グループテーブル141と、系列局グループテーブル142とを有する。
キー局グループテーブル141は、同じ内容の放送を行う局の放送電波の周波数をまとめたキー局グループ情報を、キー局ごとに記憶するテーブルである。図3は、キー局グループ情報の一例を示す図である。キー局グループ情報は、同図に示すように、キー局のチャンネルと、そのキー局の放送を中継する複数の中継局のチャンネルとが対応付けられて構成された情報である。ここでいうチャンネルとは、局を一意に識別する識別情報であり、各チャンネルには、それぞれ固有の周波数が割り当てられている。具体的には、チャンネルは、同図に示すように、「4ch」や「53ch」など、各チャンネル固有の番号で表される。
また、キー局グループ情報に属するチャンネルは、それぞれ放送エリアごとにさらに分類されている。ここでいう放送エリアとは、放送電波の到達距離に基づいて決められた、各局が放送をカバーする地域である。具体的には、放送エリアは、「Code42」や「Code033」など、各放送エリア固有の識別子で表される。なお、同図中、「Code040/037,Code042/046」としている箇所は、放送エリア「Code040」、「Code037」、「Code042」および「Code046」が、全く同じ局によってカバーされることを示している。
例えば、同図に示すキー局グループ50は、キー局「4ch」の放送と同じ内容の放送を行う局をまとめたグループであり、8種類のチャンネル(4ch,16ch,35ch,36ch,42ch,51ch,53ch,54ch)が、19地域の放送エリア(Code031〜049)に分類されて構成されている。
系列局グループテーブル142は、同系列のキー局の放送電波の周波数をまとめた系列局グループ情報を系列局ごとに記憶するテーブルである。図4は、系列局グループ情報の一例を示す図である。系列局グループ情報は、同図に示すように、同系列のキー局のチャンネルを同じ系列局グループにまとめた情報であり、系列局グループ情報に属するチャンネルは、それぞれ放送エリアごとにさらに分類されている。
例えば、同図に示すキー局グループ60は、キー局「4ch」の放送と同系列のキー局をまとめたグループであり、5種類のチャンネル(4ch,39ch,51ch,52ch,54ch)が、5地域の放送エリア(Code042,135,254,357,495)に分類されて構成されている。
制御部150は、情報端末装置100の全体制御を行う制御部であり、本発明に関連するものとしては、電波品質監視部151と、周波数設定部152と、処理選択受付部153とを有する。なお、ここでは図示を省略しているが、制御部150には、TVチューナー110が受信した放送電波を復調し、それにより得られるテレビ放送の映像を表示部120に出力する、一般的なテレビ機能部も備えられている。
電波品質監視部151は、放送電波の受信中に当該放送電波の音声データがステレオ音声またはモノラル音声のいずれであるかを監視する処理部である。具体的には、この電波品質監視部151は、常時、TVチューナー110から出力される音声データを入力し、その音声データがステレオ音声またはモノラル音声のいずれかであるかを確認して、確認した結果を、後述する周波数設定部152に通知する。
周波数設定部152は、受信周波数を自動的に設定する処理部である。具体的には、周波数設定部152は、電波品質監視部151から通知される音声データの確認結果が所定の時間継続してモノラル音声であった場合に、後述する処理選択受付部153により、利用者から受信周波数の移動対応を行う選択が受け付けられているか否かを確認する。そして、周波数設定部152は、受信周波数の移動対応を行う選択が受け付けられていた場合のみ、以下で説明する受信周波数の設定に係る処理を行う。
この場合、周波数設定部152は、受信中の放送電波が弱まっていると判断し、まず、受信周波数の設定を変更することを利用者に報知するための周波数変更通知ダイアログを表示部120に表示する。図6は、周波数変更通知ダイアログの一例を示す図である。
続いて、周波数設定部152は、キー局グループテーブル141を参照して、受信中の放送電波のチャンネルと同じキー局グループに属し、かつ、放送エリアが、後述する処理選択受付部153によって設定される移動先の地域と同じである周波数を取得する。
そして、周波数設定部152は、取得した周波数を受信周波数としてTVチューナー110に設定し、その後に、電波品質監視部151から通知される音声データの確認結果を確認し、音声データがステレオ音声であることを確認した場合には、その時点でTVチューナー110に設定されている受信周波数を固定する。
一方、受信周波数を設定した後に音声データがモノラル音声であることを確認した場合には、周波数設定部152は、移動先として設定されていた地域の周波数では、継続して同じ放送を受信することが不可能であると判断し、再度、キー局グループテーブル141を参照して、受信中の放送電波のチャンネルと同じキー局グループに属する他のチャンネルの周波数を取得する。
そして、周波数設定部152は、取得した周波数を一つずつ順番に受信周波数としてTVチューナー110に設定しながら、電波品質監視部151から通知される音声データの確認結果を確認し、音声データがステレオ音声であることを確認した場合には、その時点でTVチューナー110に設定されている受信周波数を固定する。
一方、音声データがステレオ音声であることが確認されなかった場合には、同じ内容の放送を受信することは不可能であると判断し、まず、放送局を変更することを利用者に報知するための放送局変更ダイアログを表示部120に表示する。図7は、放送局変更ダイアログの一例を示す図である。
続いて、周波数設定部152は、系列局グループテーブル142を参照して、受信中の放送電波のチャンネルと同じ系列局グループに属する他のキー局のチャンネルの周波数を取得する。
そして、周波数設定部152は、取得した周波数を一つずつ順番に受信周波数としてTVチューナー110に設定しながら、電波品質監視部151から通知される音声データの確認結果を確認し、音声データがステレオ音声であることを確認した場合には、その時点でTVチューナー110に設定されている受信周波数を固定する。
さらに、周波数設定部152は、上述したいずれかの手順で受信周波数を設定(変更)した場合には、キー局グループテーブル141において、ここで設定したチャンネルと同じ放送エリアに分類されている他のチャンネルについても、それぞれ、受信周波数として設定する。これにより、ひとつのチャンネルの受信周波数を設定した際で、その場所で受信可能な全てのチャンネルを受信可能にすることができる。
処理選択受付部153は、周波数設定部152による受信周波数の設定に係る処理を実行するか否かの選択を受け付ける処理部である。具体的には、この処理選択受付部153は、移動対応設定ダイアログを表示部120に表示し、利用者から、電波品質監視部151および周波数設定部152による受信周波数の移動対応を行うか否かの選択と、移動対応を行う場合の移動元の地域および移動先の地域の入力を受け付ける。ここで受け付ける移動元の地域および移動先の地域は、それぞれ、放送エリアに対応する。
図5は、移動対応設定のダイアログの一例を示す図である。同図は、利用者によって、移動対応を行う選択と、移動先の地域として「東京都内」が、移動先の地域として「八王子」が、それぞれ入力された場合を示している。
処理選択受付部153は、受信周波数の移動対応を行うか否かの選択と、移動対応を行う場合の移動元の地域および移動先の地域の入力を受け付けると、受け付けた内容を移動設定情報として、例えば記憶部140などに格納する。処理選択受付部153は、利用者によって入力されるたびに、移動設定情報を上書き更新する。
次に、本実施例に係る情報端末装置100の処理手順について説明する。図8および9は、本実施例に係る情報端末装置100の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この情報端末装置100は、利用者からテレビ放送を出力するように指示されると、まず、処理選択受付部153が移動対応設定ダイアログを表示部120に表示し(ステップS101)、移動対応のON/OFFや、移動元、移動先の入力を受け付ける(ステップS102)。
続いて、制御部150のテレビ機能部が、移動元に指定されている地域の周波数をチューナー110に受信周波数として設定し(ステップS103)、TVチューナー110によって受信されるテレビ放送の映像出力を開始する(ステップS104)。
その後、周波数設定部152が、テレビ放送がステレオ音声の番組であるか否かを確認する。ここで、テレビ放送がステレオ音声の番組でなかった場合には、周波数設定部152は、ステレオ音声のテレビ放送が始まるまで、同様の確認を続け(ステップS105,No)、テレビ放送がステレオ音声の番組であることを確認した場合には(ステップS105,Yes)、TVチューナー110から出力される音声データがステレオ音声であるか否かを確認する。
ここで、音声データがステレオ音声であることを確認している間は(ステップS106,Yes)、周波数設定部152は、同様の確認を続け、音声データがステレオ音声でない(モノラル音声である)ことを確認した場合には(ステップS106,No)、さらに、所定の時間、モノラル音声が継続したことを確認した後に(ステップS107,YesおよびNo)、移動元に指定された周波数は受信不能と判定する(ステップS108)。
そして、周波数設定部152は、移動対応のON/OFFを確認し、移動対応がOFFであった場合には(ステップS109,No)、以下の一連の処理を行わずに、受信周波数の設定に係る処理を終了する。一方、移動対応がONであった場合には(ステップS109,Yes)、周波数設定部152は、周波数変更通知ダイアログを表示部120に表示した後に(ステップS110)、移動先が設定されているか否かを確認する。
ここで、移動先が設定されていた場合には(ステップS111,Yes)、周波数設定部152は、移動先に指定されている地域の周波数を受信周波数として設定し(ステップS112)、さらに、ステップS105に戻って、処理を継続する。一方、移動先が設定されていなかった場合には(ステップS111,No)、キー局グループテーブル141を参照して、受信中の放送電波の周波数と同じキー局グループに属する他の放送電波の周波数を取得し(ステップS113)、その中で、音声データがステレオ音声で受信可能な放送電波の周波数を検出する。
ここで、音声データがステレオ音声で受信可能な放送電波の周波数を検出した場合には(ステップS114,Yes)、周波数設定部152は、その周波数を受信周波数としてTVチューナー110に設定し(ステップS115)、さらに、ステップS105に戻って、処理を継続する。一方、音声データがステレオ音声で受信可能な放送電波の周波数を検出しなかった場合には(ステップS114,No)、周波数設定部152は、現在いる場所が指定されている地域ではないことを表示部120に表示し(ステップS116)、系列局グループテーブル142を参照して、受信中の放送電波の周波数と同じ系列局グループに属する他の放送電波の周波数を取得し(ステップS117)、その中で、音声データがステレオ音声で受信可能な放送電波の周波数を検出する。
ここで、音声データがステレオ音声で受信可能な放送電波の周波数を検出できた場合には(ステップS118,Yes)、周波数設定部152は、放送局変更ダイアログを表示部120に表示し(ステップS119)、その周波数を受信周波数としてTVチューナー110に設定し(ステップS120)、さらに、ステップS105に戻って、処理を継続する。一方、音声データがステレオ音声で受信可能な放送電波の周波数を検出できなかった場合には(ステップS118,No)、周波数設定部152は、テレビ放送の映像出力を継続できないことを表示部120に表示し(ステップS121)、受信周波数の設定に係る一連の処理を終了する。
上述してきたように、本実施例では、異なる周波数の放送電波が複数の放送局から送信されている場合に、同じ内容の放送を伝搬し、かつ、周波数が異なる複数の放送電波のグループに係る情報をキー局グループ情報としてキー局グループテーブル141に記憶し、電波品質監視部151が、放送電波の受信中に当該放送電波の品質を監視し、監視した品質が所定の品質を満足していない場合に、周波数設定部152が、キー局グループテーブル141に記憶したキー局グループ情報に基づいて、受信中の放送電波と同じキー局グループに属する他の放送電波の周波数を、受信周波数として設定するので、受信の可否を判定する周波数を、同じ内容の放送を伝播する放送電波の周波数のみに絞り込むことが可能になり、移動に伴って受信周波数の変更が必要となった場合に、短時間で自動的に受信周波数の設定を変更することができる。
また、本実施例では、一部の内容が同じ放送を伝搬し、かつ、周波数が異なる複数の放送電波のグループに係る情報を系列局グループ情報として系列局グループテーブル142に記憶し、周波数設定部152が、キー局グループ情報として記憶したグループに属する放送電波の中に所定の品質を満足する放送電波がない場合に、系列局グループテーブル142に記憶した系列局グループ情報に基づいて、受信中の放送電波と同じ系列局グループに属する他の放送電波の周波数を、受信周波数として設定するので、全く同じ内容の放送を伝播する周波数を受信周波数に設定できなかった場合でも、系列局の放送など、時間帯や曜日によっては同じ番組を放送している可能性がある放送局の周波数を受信周波数に設定することができる。
また、本実施例では、キー局グループ情報としてキー局グループテーブル141に記憶したグループに属する放送電波はそれぞれ放送エリアと対応付けて記憶され、周波数設定部152が、受信周波数を設定した場合に、他の内容の放送を伝搬する放送電波の受信周波数を、他の内容を伝搬し、かつ、設定された受信周波数に対応する放送電波の放送エリアと同一の放送エリアに対応する放送電波の周波数に設定するので、受信周波数を設定した際に実際に利用者が視聴していた放送局以外の放送局についても、それぞれの受信周波数の設定を同時に変更することができる。
また、本実施例では、キー局グループ情報としてキー局グループテーブル141に記憶したグループは、移動先の地域に対応付けられた放送電波と、移動元の地域に対応付けられた放送電波とから構成され、電波品質監視部151が、移動元の地域に対応付けられた放送電波の受信中に当該放送電波の品質を監視し、監視した品質が所定の品質を満足していない場合に、周波数設定部152が、キー局グループ情報としてキー局グループテーブル141に記憶した情報に基づいて、移動先の地域に対応付けられた放送電波の周波数に受信周波数を設定するので、あらかじめ移動元の地域および移動先の地域を設定しておけば、受信の可否を判定する周波数を、移動元の地域の周波数、および、移動先の地域の周波数のみに絞り込むことが可能になり、より短時間で受信周波数の設定を変更することができる。
また、本実施例では、処理選択受付部153が、受信周波数の設定に係る処理を実行するか否かの選択を受け付け、受信周波数の設定に係る処理を実行する選択を受け付けた場合にのみ、周波数設定部152が、当該処理を実行するので、移動せずに放送を視聴する場合など、受信周波数を自動的に変更する必要がない場合には当該処理を停止し、装置の稼働による電力消費を抑えることができる。
また、本実施例では、電波品質監視部151が、放送電波により伝搬される音声データがステレオ音声またはモノラル音声のいずれであるかを監視し、その監視の結果に基づいて、周波数設定部152が、放送電波の品質が所定の品質を満足するか否かを判定するので、受信している放送電波が弱くなった場合に、ステレオ放送の音声データが劣化してモノラル音声になることを利用して、自動的に受信周波数の切り替えを行うことができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
例えば、デジタルテレビ放送を受信する機能を備えた情報端末装置に本発明を適用した場合には、TVチューナー110がデジタルテレビ放送の放送電波を受信し、電波品質監視部151が、TVチューナー110からデータ(映像データや音声データなど)が出力されているか否かを確認する。
そして、周波数設定部152が、所定の時間、データが出力されていないことが継続したことを確認した場合に、受信中の放送電波が弱まっていると判断し、これまでに説明した受信周波数の設定に係る処理を行う。
また、例えば、GPS機能を備えた情報端末装置に本発明を適用した場合には、GPS機能により取得した位置情報に基づいて、自装置の位置が特定できるので、処理選択受付部153による移動元の地域や移動先の地域の受け付けが不要になる。これにより、利用者が情報端末装置でテレビ放送を視聴する際に、事前に必要となる設定作業の手間を省くことが可能になる。
また、本実施例では、本発明が適用された情報端末装置100について説明したが、情報端末装置100が有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有する周波数設定プログラムを得ることができる。そこで、この周波数設定プログラムを実行するコンピュータについて説明する。
図10は、本実施例に係る周波数設定プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータ200は、RAM(Random Access Memory)210と、CPU(Central Processing Unit)220と、HDD(Hard Disk Drive)230と、LAN(Local Area Network)インタフェース240と、入出力インタフェース250と、DVDドライブ260とを有する。
RAM210は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリであり、CPU220は、RAM210からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。
HDD230は、プログラムやデータを格納するディスク装置であり、LANインタフェース240は、コンピュータ200をLAN経由で他のコンピュータに接続するためのインタフェースである。
入出力インタフェース250は、マウスやキーボードなどの入力装置および表示装置を接続するためのインタフェースであり、DVDドライブ260は、DVDの読み書きを行う装置である。
そして、このコンピュータ200において実行される周波数設定プログラム211は、DVDに記憶され、DVDドライブ260によってDVDから読み出されてコンピュータ200にインストールされる。
あるいは、この周波数設定プログラム211は、LANインタフェース240を介して接続された他のコンピュータシステムのデータベースなどに記憶され、これらのデータベースから読み出されてコンピュータ200にインストールされる。
そして、インストールされた周波数設定プログラム211は、HDD230に記憶され、RAM210に読み出されてCPU220によって周波数設定プロセス221として実行される。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明に係る周波数設定プログラムおよび電子機器は、テレビ放送を受信する機能を備えたパーソナルコンピュータやPDAに有用であり、特に、移動に伴って受信周波数の変更が必要となった場合に、短時間で自動的に受信周波数の設定を変更したい場合に適している。
図1は、本実施例に係る情報端末装置の概念を説明するための図である。 図2は、本実施例に係る情報端末装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、キー局グループ情報の一例を示す図である。 図4は、系列局グループ情報の一例を示す図である。 図5は、移動対応設定のダイアログの一例を示す図である。 図6は、周波数変更通知ダイアログの一例を示す図である。 図7は、放送局変更ダイアログの一例を示す図である。 図8は、本実施例に係る情報端末装置の処理手順を示すフローチャート(1)である。 図9は、本実施例に係る情報端末装置の処理手順を示すフローチャート(2)である。 図10は、本実施例に係る周波数設定プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。
10,20,30,40 放送エリア
50,60 キー局グループ
100 情報端末装置
110 TVチューナー
120 表示部
130 入力部
140 記憶部
141 キー局グループテーブル
142 系列局グループテーブル
150 制御部
151 電波品質監視部
152 周波数設定部
153 処理選択受付部
200 コンピュータ
210 RAM
211 周波数設定プログラム
220 CPU
221 周波数設定プロセス
230 HDD
240 LANインタフェース
250 入出力インタフェース
260 DVDドライブ

Claims (10)

  1. 放送電波を受信する際の受信周波数の設定をおこなう周波数設定プログラムであって、
    異なる周波数の放送電波が複数の放送電波送信装置から送信されている場合に、同じ内容の放送を伝搬し、かつ、周波数が異なる複数の放送電波のグループに係る情報を記憶するグループ情報記憶手順と、
    放送電波の受信中に当該放送電波の品質を監視する電波品質監視手順と、
    前記電波品質監視手順により監視された品質が所定の品質を満足していない場合に、前記グループ情報記憶手順により記憶された情報に基づいて、受信中の放送電波と同じグループに属する他の放送電波の周波数に前記受信周波数を設定する周波数設定手順と、
    一部の内容が同じ放送を伝搬し、かつ、周波数が異なる複数の放送電波のグループに係る情報を記憶する二次グループ情報記憶手順と、
    をコンピュータに実行させ
    前記周波数設定手順は、前記グループ情報記憶手順により情報が記憶されたグループに属する放送電波の中に所定の品質を満足する放送電波がない場合に、前記二次グループ情報記憶手順に記憶された情報に基づいて、受信中の放送電波と同じグループに属する他の放送電波の周波数に前記受信周波数を設定することを特徴とする
    周波数設定プログラム。
  2. 前記グループ情報記憶手順により情報が記憶されたグループに属する放送電波はそれぞ
    れ地域の情報と対応付けて記憶され、
    前記周波数設定手順は、前記受信周波数を設定した場合に、他の内容の放送を伝搬する放送電波の受信周波数を、前記他の内容を伝搬し、かつ、設定された前記受信周波数に対応する放送電波の地域と同一の地域に対応する放送電波の周波数に設定することを特徴とする請求項1に記載の周波数設定プログラム。
  3. 前記グループ情報記憶手順により情報が記憶されたグループは、移動先の地域に対応付
    けられた放送電波と、移動元の地域に対応付けられた放送電波とから構成され、
    前記電波品質監視手順は、前記移動元の地域に対応付けられた放送電波の受信中に当該放送電波の品質を監視し、
    前記周波数設定手順は、前記電波品質監視手順により監視された品質が所定の品質を満足していない場合に、前記グループ情報記憶手順により記憶された情報に基づいて、前記移動先の地域に対応付けられた放送電波の周波数に前記受信周波数を設定することを特徴とする請求項2に記載の周波数設定プログラム。
  4. 前記コンピュータに、
    前記周波数設定手順による受信周波数の設定に係る処理を実行するか否かの選択を受け付ける処理選択受付手順をさらに実行させ、
    前記周波数設定手順は、前記処理選択受付手順により前記受信周波数の設定に係る処理を実行する選択を受け付けた場合にのみ、当該処理を実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の周波数設定プログラム。
  5. 前記電波品質監視手順は、前記放送電波により伝搬される音声データがステレオ音声ま
    たはモノラル音声のいずれであるかを監視し、
    前記周波数設定手順は、前記電波品質監視手順による監視の結果に基づいて、前記放送電波の品質が所定の品質を満足するか否かを判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の周波数設定プログラム。
  6. 放送電波を受信し、該放送電波により伝播される放送に係る情報を出力する電子機器で
    あって、
    異なる周波数の放送電波が複数の放送電波送信装置から送信されている場合に、同じ内容の放送を伝搬し、かつ、周波数が異なる複数の放送電波のグループに係る情報を記憶するグループ情報記憶手段と、
    放送電波の受信中に当該放送電波の品質を監視する電波品質監視手段と、
    前記電波品質監視手段により監視された品質が所定の品質を満足していない場合に、前記グループ情報記憶手段により記憶された情報に基づいて、受信中の放送電波と同じグループに属する他の放送電波の周波数に前記受信周波数を設定する周波数設定手段と、
    前記周波数設定手段により設定された周波数にて受信した放送電波に基づいて、前記放送に係る情報を出力する情報出力手段と、
    一部の内容が同じ放送を伝搬し、かつ、周波数が異なる複数の放送電波のグループに係る情報を記憶する二次グループ情報記憶手段と、
    を備え、
    前記周波数設定手段は、前記グループ情報記憶手段により情報が記憶されたグループに属する放送電波の中に所定の品質を満足する放送電波がない場合に、前記二次グループ情報記憶手段に記憶された情報に基づいて、受信中の放送電波と同じグループに属する他の放送電波の周波数に前記受信周波数を設定することを特徴とする
    電子機器。
  7. 前記グループ情報記憶手段により情報が記憶されたグループに属する放送電波はそれぞ
    れ地域の情報と対応付けて記憶され、
    前記周波数設定手段は、前記受信周波数を設定した場合に、他の内容の放送を伝搬する放送電波の受信周波数を、前記他の内容を伝搬し、かつ、設定された前記受信周波数に対応する放送電波の地域と同一の地域に対応する放送電波の周波数に設定すること特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記グループ情報記憶手段により情報が記憶されたグループは、移動先の地域に対応付
    けられた放送電波と、移動元の地域に対応付けられた放送電波とから構成され、
    前記電波品質監視手段は、前記移動元の地域に対応付けられた放送電波の受信中に当該放送電波の品質を監視し、
    前記周波数設定手段は、前記電波品質監視手段により監視された品質が所定の品質を満足していない場合に、前記グループ情報記憶手段により記憶された情報に基づいて、前記移動先の地域に対応付けられた放送電波の周波数に前記受信周波数を設定することを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記周波数設定手段による受信周波数の設定に係る処理を実行するか否かの選択を受け
    付ける処理選択受付手段をさらに備え、
    前記周波数設定手段は、前記処理選択受付手段により前記受信周波数の設定に係る処理を実行する選択を受け付けた場合にのみ、当該処理を実行することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載の電子機器。
  10. 前記電波品質監視手段は、前記放送電波により伝搬される音声データがステレオ音声ま
    たはモノラル音声のいずれであるかを監視し、
    前記周波数設定手段は、前記電波品質監視手段による監視の結果に基づいて、前記放送電波の品質が所定の品質を満足するか否かを判定することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載の電子機器。
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