JP4731058B2 - 樹脂封止装置及び樹脂封止方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リードフレーム等の基板に装着されたチップ状の電子部品(以下、チップという)を樹脂封止する樹脂封止装置及び樹脂封止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、基板に装着されたチップを金型のキャビティに収容し、プランジャにより溶融樹脂を押圧してそのキャビティに注入し、その後にこれを硬化させることによってパッケージを完成させる、いわゆるトランスファモールドが広く使用されている。この場合には、キャビティに溶融樹脂を注入する注入口、すなわちゲートは、通常キャビティの側面に設けられている。そして、完成したパッケージは、エジェクタピンによって金型から突き出された後に搬出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の樹脂封止によれば、近年パッケージに対する軽薄短小化の要請が強まってきたことに伴い、次のような問題がある。
第一の問題は、パッケージの小型化に起因するものである。パッケージを小型化するために、ワイヤボンディングにおけるワイヤの間隔が小さくなっている。このことから、キャビティに注入された溶融樹脂の流動により、ワイヤの流れ、変形や接触等が発生して、不良の原因になっている。
第二の問題は、パッケージの薄型化に起因するものである。パッケージを薄型化するために、基板及び封止樹脂自体の厚さが小さくなり、パッケージの剛性が低下している。このことから、エジェクタピンによって突き出される際に受けた応力により、パッケージにおいてワイヤにより確保されるはずの電気的接続が不安定になって、不良の原因になっている。
加えて、エジェクタピンによってパッケージを突き出す構成は、金型構造を複雑にするので、樹脂封止装置のコストダウンを図る際の障害になっている。
【0004】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、溶融樹脂を安定して流動させるとともに、パッケージが突き出される際に受ける応力を低減することができる、安価な樹脂封止装置及び樹脂封止方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の技術的課題を解決するために、本発明に係る樹脂封止装置は、一方の金型と、該一方の金型に対向する他方の金型と、一方及び他方の金型の間に設けられた中間型と、基板に装着されたチップ状部品を収容するように中間型における一方の金型側に設けられたキャビティとを有するとともに、キャビティに溶融樹脂を注入することによりチップ状部品を樹脂封止してパッケージを完成させる樹脂封止装置であって、中間型においてキャビティのほぼ中央部に連通するとともに基板に対してほぼ垂直に設けられた樹脂流路と、他方の金型と中間型との少なくとも一方に設けられ、他方の金型と中間型とが型締めされた際に他方の金型と中間型との間の金型間空間を密閉するシール部材と、他方の金型と中間型との少なくとも一方に設けられ、金型間空間に連通する管路と、管路と金型間空間と樹脂流路とを順次経由してキャビティに高圧流体を噴射する流体供給機構とを備えたことを特徴とする。
【0006】
これによれば、キャビティのほぼ中央部に注入された溶融樹脂が、キャビティの外周に向かって安定して流動する。また、エジェクタピンに代えて、高圧流体を噴射してパッケージのほぼ中央部が突き出されるので、パッケージが受ける応力が緩和される。
【0007】
また、本発明に係る樹脂封止装置は、上述の樹脂封止装置において、一方の金型と中間型とは他方の金型から所定の距離だけ一体的に離間することができるとともに、一方の金型と中間型とが他方の金型から所定の距離だけ一体的に離間した際に、シール部材が金型間空間を密閉状態に維持することを特徴とする。
【0008】
これによれば、密閉状態の金型間空間を経由して高圧流体を噴射するので、高圧流体の圧力をさほど高めることなく、パッケージが確実に突き出される。
【0009】
上述の技術的課題を解決するために、本発明に係る樹脂封止方法は、一方の金型と、該一方の金型に対向する他方の金型と、一方及び他方の金型の間に設けられた中間型と、基板に装着されたチップ状部品を収容するように中間型における一方の金型側に設けられたキャビティとを有する樹脂封止装置を使用することによってチップ状部品を樹脂封止してパッケージを完成させる樹脂封止方法であって、一方の金型と他方の金型と中間型とを型締めする工程と、中間型に設けられた樹脂流路を経由してキャビティのほぼ中央部に溶融樹脂を注入する工程と、溶融樹脂を硬化させて硬化樹脂を形成する工程と、他方の金型から中間型と一方の金型とを一体的に離間して、キャビティと樹脂流路との境界近傍で硬化樹脂を分離するとともに、他方の金型と中間型との間に密閉された金型間空間を形成する工程と、中間型から一方の金型を離間する工程と、金型間空間と樹脂流路とを順次経由してキャビティに高圧流体を噴射することによりパッケージを突き出す工程とを備えたことを特徴とする。
【0010】
これによれば、キャビティのほぼ中央部に注入した溶融樹脂が、キャビティの外周に向かって安定して流動する。また、エジェクタピンに代えて、高圧流体を噴射してパッケージのほぼ中央部を突き出すので、パッケージが受ける応力を緩和することができる。
【0011】
また、本発明に係る樹脂封止方法は、上述の樹脂封止方法において、離間する工程と突き出す工程とを同時に行うことにより、中間型から一方の金型を離間させながら高圧流体を噴射することを特徴とする。
【0012】
これによれば、中間型から一方の金型を離間させて型開きするとともに高圧流体を噴射するので、パッケージを、一方の金型の型面で支えた状態で突き出すことになる。したがって、パッケージが受ける応力を緩和することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る樹脂封止装置と樹脂封止方法とを、図1〜図4を参照して説明する。図1は、本発明に係る樹脂封止装置において、型締めして樹脂タブレットを溶融させる直前の状態を示す部分断面図である。
【0014】
図1において、下型1と上型2とは相対向して設けられた1対の金型であり、下型1と上型2との間には中間型3が設けられている。下型1には、円柱状の空間であるポット4が設けられ、ポット4には、プランジャ5が昇降自在に設けられている。プランジャ5上には、例えば熱硬化性樹脂からなる樹脂タブレット6が配置されている。ランナ7は、下型1に設けられポット4に連通する、溶融樹脂の流路である。また、下型1に設けられた凹部8には、例えば弾性を有するOリング等のシール部材9が嵌装されている。このシール部材9は、平面視した場合にポット4及びランナ7を完全に包囲している。P.Lは、各金型の型合わせ面である。
【0015】
カル10は、中間型3においてポット4に対向するように設けられた空間であって、下型1と中間型3とが型締めした場合にはポット4とランナ7とに連通する。キャビティ11は、中間型3において上型2に対向する側に設けられた凹部である。ゲート12は、中間型3において、キャビティ11のほぼ中央部に、かつキャビティ11の底面にほぼ垂直に連通して設けられた樹脂流路である。そして、ゲート12の断面積は、キャビティ11に近づくほど小さくなっている。段部13は、中間型3において、リードフレームやプリント基板等の基板14が載置される部分である。したがって、基板14に対して、キャビティ11はほぼ垂直に設けられていることになる。
チップ15は、基板14に装着されたチップ状の電子部品である。そして、基板14とチップ15との電極同士は、例えば、ワイヤボンディングの場合にはワイヤ(図示なし)によって、フリップチップボンディングの場合にはバンプ(図示なし)によって、電気的に接続されている。
【0016】
管路16は、下型1に設けられ、更に延びてバルブ17を経由して高圧エアの供給源であるエア源18に接続されている、高圧エアの流路である。バルブ17とエア源18とは、併せてエア供給機構19を構成している。
【0017】
図1の樹脂封止装置の動作を、図2〜図4も順次参照して説明する。図2は、本発明に係る樹脂封止装置において、溶融樹脂をキャビティに注入する状態を示す部分断面図である。図3は、本発明に係る樹脂封止装置において、硬化後の封止樹脂と不要樹脂とを分離する状態を示す部分断面図である。図4は、本発明に係る樹脂封止装置において、エアによりパッケージを突き出す状態を示す部分断面図である。
【0018】
まず、図1に示すように、予熱された下型1,上型2,中間型3を型締めし、樹脂タブレット6を加熱して溶融させながら、プランジャ5によって樹脂タブレット6を押圧する。
【0019】
次に、図2に示すように、プランジャ5により、図1の樹脂タブレット6が溶融して形成された溶融樹脂20を更に押圧する。これにより、溶融樹脂20をキャビティ11に注入する。その後に、溶融樹脂20を更に加熱してこれを硬化させる。
【0020】
次に、図3に示すように、溶融樹脂が硬化して硬化樹脂が形成された状態で、上型2と中間型3とが一体的に所定の距離だけ上昇して、上型2と中間型3とを下型3から離間させて型開きする。これにより、それぞれ硬化樹脂からなる不要樹脂21とキャビティ11における封止樹脂22とは、キャビティ11とゲート12との境界付近で分離する。ここまでの動作により、基板14と封止樹脂22とからなるパッケージ23が不要樹脂21から分離して、いわゆるゲートブレークが行われる。
また、上型2と中間型3とが上昇することにより、下型1と中間型3との間に空間24を形成する。この空間24は、弾性を有するシール部材9によって密閉されている。言い換えれば、上型2と中間型3とが上昇する距離は、シール部材9によって空間24が密閉状態に保たれる程度に、予め設定されている。
更に、ゲートブレークすることにより、不要樹脂21の周囲にも、空間24とキャビティ11とに連通する空間であるゲート12を形成する。
【0021】
次に、図4に示すように、上型2が上昇して上型2と中間型3とを型開きするとともに、エア供給機構19により、管路16,空間24,ゲート12を順次経由してキャビティ11に対して高圧のエア25を噴射する。これにより、中間型3に設けられたキャビティ11に付着していたパッケージ23は、上方に突き出される。ここで、硬化樹脂からなる封止樹脂22と型面であるキャビティ11の面との間の密着力を考慮して、エア25の圧力を、硬化樹脂を型面から離型するために必要かつ十分な値に、予め設定しておく。
更に、搬送機構(図示なし)を上型2と中間型3との間に挿入してパッケージ23を保持し、パッケージ23を例えばトレイまで搬送する。
【0022】
以上説明したように、本発明によれば、ゲート12がキャビティ11のほぼ中央部に連通して、基板14に垂直に設けられている。これにより、キャビティ11に注入された溶融樹脂20が、キャビティ11の外周に向かって均等に安定して広がるので、ワイヤの流れ、変形や接触等を抑制することができる。
また、エジェクタピンに代えて、エア25を最適な圧力で噴射することによって、パッケージ23のほぼ中央部を突き出す。加えて、上型2と中間型3とを型開きするとともにエア25を噴射するので、パッケージ23は上型2の型面で支えられた状態で突き出される。これらのことにより、パッケージ23が受ける応力を緩和するので、パッケージ23が薄型化された場合においても、パッケージ23をエジェクトすることに起因する不良を低減することができる。
更に、エジェクタピンを使用しないので、金型構造を簡素化することにより、樹脂封止装置のコストダウンを図ることができる。
【0023】
以下、本発明に係る樹脂封止装置の変形例を、図5を参照して説明する。図5は、本発明に係る樹脂封止装置の変形例において、エアによりパッケージを突き出す状態を示す部分断面図である。
図5に示されているように、本変形例では、ランナなしでゲート12がそのままポット4につながる構成をとっている。この場合においても、プランジャ5の上面と不要樹脂21とがある程度密着しているので、不要樹脂21と封止樹脂22との境界付近でゲートブレークが行われる。
【0024】
なお、別の変形例として、図1〜図5に示された管路16を吸引機構に接続して、吸引機構とエア供給機構19とをバルブで切り替え可能な構成をとってもよい。この場合には、下型1と中間型3とを完全に型締めする前に、吸引機構によって、密閉された空間24,ゲート12を経由してキャビティ11を減圧する。その後に、下型1と中間型3とを完全に型締めして、減圧されたキャビティ11に溶融樹脂20を注入する。このことにより、キャビティ11に溶融樹脂20を迅速にかつ安定して注入することができる。この構成は、チップ15がフリップチップボンディングにより実装されている場合において、基板14とチップ15との間の空間に溶融樹脂20を確実に充填してアンダーフィルできる点で、効果的である。
【0025】
また、エア25をキャビティ11の中央部に噴射してパッケージ23を突き出した。これに限らず、中間型3に、図4又は図5の状態でキャビティ11又は段部13と空間24とに連通するような管路を更に設け、その管路をも経由して封止樹脂22又は基板14に向かってエア25を噴射してもよい。この場合には、複数個所でパッケージ23が突き出されるので、パッケージ23が更に均等に突き出されるとともに、パッケージ23が1個所当たりに受ける圧力が減少する。したがって、パッケージ23をエジェクトすることに起因する不良を、更に低減することができる。
【0026】
また、下型1にポット4を設け、中間型3において上型2に対向する側にキャビティ11を設けた。これに限らず、上型2にポット4を設け、中間型3において下型1に対向する側にキャビティ11を設けてもよい。
【0027】
また、下型1と上型2との間に中間型3を設けることとした。これに限らず、水平方向に相対向する1対の金型を設け、その1対の金型の間に中間型を設ける構成をとってもよい。
【0028】
また、下型1に設けられた凹部8にシール部材9を嵌装した。これに限らず、中間型3に設けられた凹部8にシール部材9を嵌装してもよい。
【0029】
また、下型1に管路16を設けたが、これに限らず、中間型3に管路16を設けてもよい。
【0030】
また、上型2と中間型3とを型開きするとともに、エア25を噴射した。これに限らず、エア25を、上型2と中間型3とを型開きした後に噴射してもよく、型開きする前から噴射してもよい。
【0031】
また、高圧のエアを噴射したが、他の高圧の気体を使用してもよい。また、高圧の液体、例えば高圧の水を噴射することもできる。
【0032】
また、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて、任意にかつ適宜に変更・選択して採用できるものである。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、樹脂流路がキャビティのほぼ中央部に連通し、基板に対してほぼ垂直に設けられている。これにより、キャビティに注入された溶融樹脂が、キャビティの外周に向かって安定して流動する。
また、エジェクタピンに代えて高圧流体を噴射することにより、パッケージのほぼ中央部を突き出す。加えて、中間型から一方の金型を離間させて型開きするとともに高圧流体を噴射するので、パッケージは一方の金型の型面に支えられた状態で突き出される。これらにより、パッケージが受ける応力を緩和することができる。
更に、エジェクタピンを使用しないので、金型構造を簡素化することにより、樹脂封止装置のコストダウンを図ることができる。
このように、本発明は、溶融樹脂を安定して流動させるとともに、パッケージが突き出される際に受ける応力を低減することができる、安価な樹脂封止装置及び樹脂封止方法を提供するという、優れた実用的な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂封止装置において、型締めして樹脂タブレットを溶融させる直前の状態を示す部分断面図である。
【図2】本発明に係る樹脂封止装置において、溶融樹脂をキャビティに注入する状態を示す部分断面図である。
【図3】本発明に係る樹脂封止装置において、硬化後の封止樹脂と不要樹脂とを分離する状態を示す部分断面図である。
【図4】本発明に係る樹脂封止装置において、エアによりパッケージを突き出す状態を示す部分断面図である。
【図5】本発明に係る樹脂封止装置の変形例において、エアによりパッケージを突き出す状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 下型(他方の金型)
2 上型(一方の金型)
3 中間型
4 ポット
5 プランジャ
6 樹脂タブレット
7 ランナ
8 凹部
9 シール部材
10 カル
11 キャビティ
12 ゲート(樹脂流路)
13 段部
14 基板
15 チップ
16 管路
17 バルブ
18 エア源
19 エア供給機構(流体供給機構)
20 溶融樹脂
21 不要樹脂
22 封止樹脂
23 パッケージ
24 空間(金型間空間)
25 エア(高圧流体)
P.L 型合わせ面

Claims (4)

  1. 一方の金型と、該一方の金型に対向する他方の金型と、前記一方及び他方の金型の間に設けられた中間型と、基板に装着されたチップ状部品を収容するように前記中間型における前記一方の金型側に設けられたキャビティとを有するとともに、前記キャビティに溶融樹脂を注入することにより前記チップ状部品を樹脂封止してパッケージを完成させる樹脂封止装置であって、
    前記中間型において前記キャビティのほぼ中央部に連通するとともに前記基板に対してほぼ垂直に設けられた樹脂流路と、
    前記他方の金型と中間型との少なくとも一方に設けられ、前記他方の金型と中間型とが型締めされた際に前記他方の金型と中間型との間の金型間空間を密閉するシール部材と、
    前記他方の金型と中間型との少なくとも一方に設けられ、前記金型間空間に連通する管路と、
    前記管路と金型間空間と樹脂流路とを順次経由して前記キャビティに高圧流体を噴射する流体供給機構とを備えたことを特徴とする樹脂封止装置。
  2. 請求項1記載の樹脂封止装置において、
    前記一方の金型と中間型とは前記他方の金型から所定の距離だけ一体的に離間することができるとともに、
    前記一方の金型と中間型とが前記他方の金型から前記所定の距離だけ一体的に離間した際に、前記シール部材が前記金型間空間を密閉状態に維持することを特徴とする樹脂封止装置。
  3. 一方の金型と、該一方の金型に対向する他方の金型と、前記一方及び他方の金型の間に設けられた中間型と、基板に装着されたチップ状部品を収容するように前記中間型における前記一方の金型側に設けられたキャビティとを有する樹脂封止装置を使用することにより前記チップ状部品を樹脂封止してパッケージを完成させる樹脂封止方法であって、
    前記一方の金型と他方の金型と中間型とを型締めする工程と、
    前記中間型に設けられた樹脂流路を経由して前記キャビティのほぼ中央部に溶融樹脂を注入する工程と、
    前記溶融樹脂を硬化させて硬化樹脂を形成する工程と、
    前記他方の金型から前記中間型と一方の金型とを一体的に離間して、前記キャビティと樹脂流路との境界近傍で前記硬化樹脂を分離するとともに、前記他方の金型と中間型との間に密閉された金型間空間を形成する工程と、
    前記中間型から前記一方の金型を離間する工程と、
    前記金型間空間と樹脂流路とを順次経由して前記キャビティに高圧流体を噴射することにより前記パッケージを突き出す工程とを備えたことを特徴とする樹脂封止方法。
  4. 請求項3記載の樹脂封止方法において、
    前記離間する工程と突き出す工程とを同時に行うことにより、前記中間型から前記一方の金型を離間させながら前記高圧流体を噴射することを特徴とする樹脂封止方法。
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