JP4729798B2 - ユーザ認証システム及びユーザ認証装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルコール飲料自動販売機やタバコ自動販売機において、ユーザの認証を行って未成年者への販売を防止する場合等に利用可能なユーザ認証システム及びユーザ認証装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、缶ビールや日本酒等を販売するアルコール飲料自動販売機やタバコを販売するタバコ自動販売機があるが、未成年者がそのような自動販売機からアルコール飲料やタバコを購入できないようにすることが求められている。
【0003】
アルコール飲料自動販売機等において、未成年者への販売を禁止できるようにする従来の手段としては、購入に先立って、自動販売機に運転免許証を挿入し、その生年月日を光学的に読み取ることにより、購入者が成人であるか否かを判定し、成人であると判定した場合のみ、販売可のランプを点灯するようにしたものがある。
【0004】
また、成人にのみ暗証番号付の成人カードを発行し、自動販売機からアルコール飲料を購入する場合は、その成人カードを自動販売機に挿入すると共に、自動販売機に設けられているテンキーにより暗証番号を入力し、カードの暗証番号と入力した番号とが一致した場合のみ、販売可のランプを点灯するようにしたものも検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のものの内、運転免許証を用いるものでは、運転免許証を持っている人の割合が、成人全体の50%強に過ぎず、成人でありながらその自動販売機を利用できない人が多くなってしまうという問題点があった。また、運転免許証を使ってアルコール飲料を購入するのは、イメージ的に飲酒運転と結びついて印象がよくないという問題点もあった。さらに、暗証番号を使用しないため、他人の免許証でも使えてしまうという問題点もあった。
【0006】
一方、成人カードを用いるものでは、新たに成人カードを発行しなければならず、カードの発行体制を整えたり、カードを1枚ずつ発行するのにかかる負担が大きくなるという問題点があった。また、利用者にとっても、持ち歩くカードが1枚増えてしまうという問題点もあった。さらに、暗証番号の照合を行うため、カードのデータ中に暗証番号を書き込んでおいて、それと入力されたものとを照合するか、センターで暗証番号を管理し、入力された番号とオンラインで照合するかのいずれかを行う必要があるが、カードに暗証番号を直接書き込むと、他人に読み取られてしまうおそれがあり、また、オンラインで照合する場合は、通信コストが高くなるという問題点があった。
【0007】
本発明は、そのような問題点を解決し、運転免許証やカード等、何も用いることなく全ての成人が利用でき、飲酒運転を連想させることもなく、しかも、暗証番号により高い識別性能を確保しながら、その暗証番号を他人に読み取られるおそれもなく、暗証番号の照合のためオンラインで通信を行う必要もなくすることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に記載のユーザ認証システムは、所定の条件を満たす者の所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに一定の処理を施こすことにより、固有の識別信号を暗証データとして出力する識別信号確認手段と、ユーザの前記所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに前記処理と同じ処理を施こして得られた識別信号と、該ユーザが、キー又はボタンの操作により入力した暗証データとが一致したとき一致信号を出力するユーザ認証手段とを具えたことを特徴とする。このようにすると、運転免許証やその他のカード等を必要とせず、何もなくても所定の条件を満たすユーザの識別ができる。また、飲酒運転を連想させることもなく、しかも、暗証番号により高い識別性能を確保しながら、その暗証番号を他人に読み取られるおそれもなく、暗証番号の照合のためオンラインで通信を行う必要もなくなる。
【0009】
また、請求項2に記載のユーザ認証システムは、所定の条件を満たす者の所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに一定の処理を施こすことにより、固有の識別信号を暗証データとして出力する識別信号確認手段と、ユーザの前記所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに前記処理と同じ処理を施こして得られた識別信号と、該ユーザが、身体の動作をカメラ介して入力した暗証データとが一致したとき一致信号を出力するユーザ認証手段とを具えたことを特徴とする。このようにしても、カード等、何もなくても所定の条件を満たすユーザの識別ができる。また、飲酒運転を連想させることもなく、しかも、暗証番号により高い識別性能を確保しながら、その暗証番号を他人に読み取られるおそれもなく、暗証番号の照合のためオンラインで通信を行う必要もなくなる。
【0010】
また、請求項3に記載のユーザ認証システムは、所定の条件を満たす者の所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに一定の処理を施こすことにより、固有の識別信号を暗証データとして出力する識別信号確認手段と、ユーザの前記所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに前記処理と同じ処理を施こして得られた識別信号と、該ユーザが発した音声をマイクを介して入力した暗証データとが一致したとき一致信号を出力するユーザ認証手段とを具えたことを特徴とする。このようにしても、カード等、何もなくても所定の条件を満たすユーザの識別ができる。また、飲酒運転を連想させることもなく、しかも、暗証番号により高い識別性能を確保しながら、その暗証番号を他人に読み取られるおそれもなく、暗証番号の照合のためオンラインで通信を行う必要もなくなる。
【0011】
また、請求項に記載のユーザ認証装置は、ユーザの所定の身体的特徴点を読み取る読取手段と、該読取手段で得られたデータに所定の演算処理を施して識別信号を出力する演算手段と、ユーザが、予め、自己の所定の身体的特徴点を読み取ったデータに、前記演算処理と同じ処理を施して得られたデータを、暗証データとして、キー又はボタンの操作により入力する入力手段と、該入力手段から入力された暗証データと前記演算手段から出力された識別信号とを比較して両者が一致したとき一致信号を出力する一致検出手段とを具えたことを特徴とする。このようにすると、運転免許証やその他のカード等を必要とせず、何もなくても所定の条件を満たすユーザの識別ができる。
【0012】
また、請求項5に記載のユーザ認証装置は、ユーザの所定の身体的特徴点を読み取る読取手段と、該読取手段で得られたデータに所定の演算処理を施して識別信号を出力する演算手段と、ユーザが、予め、自己の所定の身体的特徴点を読み取ったデータに、前記演算処理と同じ処理を施して得られたデータを、暗証データとして、身体の動作をカメラ介して入力する入力手段と、該入力手段から入力された暗証データと前記演算手段から出力された識別信号とを比較して両者が一致したとき一致信号を出力する一致検出手段とを具えたことを特徴とする。このようにしても、運転免許証やその他のカード等を必要とせず、何もなくても所定の条件を満たすユーザの識別ができる。
【0013】
また、請求項6に記載のユーザ認証装置は、ユーザの所定の身体的特徴点を読み取る読取手段と、該読取手段で得られたデータに所定の演算処理を施して識別信号を出力する演算手段と、ユーザが、予め、自己の所定の身体的特徴点を読み取ったデータに、前記演算処理と同じ処理を施して得られたデータを、暗証データとして、発した音声をマイクを介して入力する入力手段と、該入力手段から入力された暗証データと前記演算手段から出力された識別信号とを比較して両者が一致したとき一致信号を出力する一致検出手段とを具えたことを特徴とする。このようにしても、運転免許証やその他のカード等を必要とせず、何もなくても所定の条件を満たすユーザの識別ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のユーザ認証システムを適用した自動販売機の前面を示す図である。図1において、1は硬貨投入口、2は金額表示器、3は返却レバー、4は硬貨返却口、5はユーザ認証装置、6は指紋センサ、7はテンキー、8は番号表示器、9は商品選択ボタン、10は商品取出口、11は商品サンプルである。
【0015】
缶ビール等を販売するアルコール飲料自動販売機に、ユーザ認証装置5を設けている。ユーザ認証装置5は、指紋センサ6,テンキー7及び番号表示器8を具えている。指紋センサ6は、その上に指の腹面を当てると、指紋の形状に応じた信号を出力する。
【0016】
図2は、ユーザ認証装置の制御ブロック図である。指紋センサ6,テンキー7,番号表示器8は、CPU12に接続されており、CPU12は、ROM13に書き込まれている制御プログラムに従って、それらの制御を行う。RAM14は、CPU12の作業用メモリとして機能する。
【0017】
モード切換装置15は、スイッチを操作することにより、このユーザ認証装置を番号確認モードと認証モードのいずれにするかを切り換える。また、通信装置16は、外部の管理装置と通信を行うためのものであり、それを使って、長期間使ってきた演算処理を安全のため変更する際等に、演算処理用プログラムを外部から通信により書き換えたりする。
【0018】
本発明のユーザ認証システムでは、指紋センサ6の出力に、予め定められた一定の演算処理を施すことにより、識別番号を作成する。その演算処理を行うためのプログラムもROM13に書き込まれている。そして、対象とする全ての自動販売機において、識別番号を作成する演算処理を一定のものに共通化しておけば、同じ指紋であれば、どの自動販売機においても同じ識別番号が出力される。
【0019】
図3は、指紋センサの説明図である。図3(イ)に示すように、指紋センサ6の上に指の腹面を載せる。その結果、指紋センサ6の面には、図3(ロ)に点線で示す範囲に指が当接する。指紋センサ6は、指の指紋を識別できる大きさの微小な画素を持つCCDセンサよりなり、それら多数の画素の内から特定の画素をいくつか取り出して演算処理を実行する。例えば、図3(ロ)にP〜P12で示すような測定点のセンサ出力を「0」と「1」の2値で、あるいは、多段階値やアナログ値として取り出す。いずれにしても、センサ出力は指紋の凹凸に応じた光の反射率で決まるため、それらの出力はそれぞれの指の指紋に応じて異なることになる。
【0020】
そのようにして各測定点P〜P12のセンサ出力を取り出す際に、指紋センサ6の上に載せる指の位置は一定せず、同じ指でもそのたび毎に各測定点P〜P12のセンサ出力が変化してしまう。そこで、指の周縁等を基準にして、各測定点P〜P12の位置を補正する必要がある。そのようにすれば、それぞれの指について常に一定の出力が得られる。
【0021】
演算処理は、例えば、図4に示すような方法で行う。すなわち、各測定点P〜P12の計測データに、それぞれ異なる重み付け値を掛け、それらを合計して演算値とする。その結果、それぞれの指紋毎に異なる演算値が得られる。本発明では、そのようにして得られた演算値を、識別番号として、それぞれの自動販売機ユーザに知らせておき、それを暗証番号として利用することにより、その指紋を持っている人が、未成年者でなくその自動販売機の利用が許された人であることを認証する。
【0022】
そして、アルコール飲料用の自動販売機等、購入者を特定の層の人間に限定する必要がある自動販売機にそれを適用することにより、その自動販売機から購入しようとしている人が、購入を許可された人であるか否かを識別する。
【0023】
以下に、アルコール飲料自動販売機において、未成年者への販売を禁止できるように、ユーザの識別を行う場合を例にして説明する。図5は、ユーザ認証装置における識別番号確認の手順を示す図である。
【0024】
このようなユーザ認証装置5(図1)が設けられた自動販売機を利用したいユーザは、まず、(1)アルコール飲料自動販売機を置いてある酒店に行き、その自動販売機を使用したい旨を申し込む。(2)その申し込みを受けた酒店では、申し込んだユーザ本人が20歳以上であるか否かを目で見て確認する。必要があれば、免許証,身分証明書等の提示を求めてもよい。
【0025】
(3)いずれにしても、そのユーザが20歳以上であることが確認できたら、自動販売機の前まで行って、識別番号確認処理を開始させるため、自動販売機の内部に設けられているモード切換装置を番号確認モードに切り換える。(4)そのユーザの特定の指、例えば、右の人差し指を指紋センサ6に載せてもらい、指紋を検出する。(5)前記測定点P〜P12の計測データを用いて所定の演算処理を行う。(6)演算結果を、暗証番号として番号表示器8に出力する。ユーザは、番号表示器8に表示された番号をメモする等して暗証番号として憶えておく。そして、所定時間経過後、表示を消して処理を終了する。また、モード切換装置を認証モード側に切り換えておく。
【0026】
なお、上記実施形態では、モード切換装置によりモード切換することにより、同じユーザ認証装置を暗証番号の確認と認証の両方に用いるようにしたが、専用機で暗証番号の確認を行うようにしてもよい。その場合は、暗証番号の確認専用機を店内に置くことができ、モード切換は不要になる。
【0027】
次に、上記識別番号を暗証番号として使って、自動販売機からアルコール飲料を購入する場合を説明する。まず、ユーザ認証装置5の指紋センサ6に所定の指を乗せる。その後、テンキー7を操作して上記暗証番号を入力する。その際の、ユーザ認証装置5における処理は、次のようになる。
【0028】
図6は、ユーザ認証装置における処理を示すフローチャートである。
ステップ1…指紋センサ6で測定点P〜P12の計測データが得られたか否かを判別する。
ステップ2…得られたら、得られた計測データを使って全自動販売機共通の一定の演算処理を行い、所定桁数の識別番号を求める。
ステップ3…テンキー7から暗証番号の入力があったか否かを判別する。その際に、入力された番号を番号表示器8に表示させるようにしてもよい。また、番号を表示せずに、「*」等で各桁が入力されたことだけを表示するようにしてもよい。
ステップ4…入力があったら、ステップ2で求めた識別番号と、ステップ3で入力された暗証番号とが一致したか否かを判別する。
ステップ5…両者が一致したら、自動販売機本体の制御部(図示せず)に対して、販売許可信号を出力する。
ステップ6…ステップ4で一致しなかったら、不一致回数をカウントする。
ステップ7…不一致回数が所定値、例えば3を超えたか否かを判別し、超えたら処理を終了させる。
【0029】
自動販売機本体の制御部は、ユーザ認証装置5から販売許可信号を受けたら、販売可ランプを点灯し、硬貨投入口1から投入された硬貨を受け入れて通常の販売動作を開始する。
【0030】
以上、一連のユーザ認証の操作と硬貨若しくは紙幣の投入の順序であるが、アルコール飲料のように未成年者に対して販売が規制されている商品のみを販売する場合には、まずユーザ認証の操作を行い、その後、硬貨を投入し、商品選択ボタンを押すのが一般的である。しかし、非規制の一般飲料もアルコール飲料も同一の自動販売機で販売する場合には、まず硬貨を投入し、その後、アルコール飲料を購入する場合のみユーザ認証の操作をしてから商品選択ボタンを押すようにすることが好ましい。
【0031】
なお、上記実施形態では、身体の特徴点として指紋を読み取る場合で説明したが、その他に、手の甲の血管の紋様,虹彩の紋様,ほくろの分布,声紋等の個人毎に単一性の高い特徴点、身長,体重,顔面各部の配置,肌の色,体脂肪率等の単一性が低い特徴点を読み取って利用することもできる。その場合、それらを読み取るためのカメラ,マイク,体重計等が必要になる。
【0032】
図7は、自動販売機にカメラを設けた例を示す図である。符号は図1のものに対応しており、17がカメラである。このカメラ17は、CCDカメラよりなり、それにより必要な身体部分を写してデータを採取する。
【0033】
図8は、身体的特徴を検知する場合を示す図である。図8は、自動販売機の側面方向から見た状態で示しており、自動販売機前面に設けられたカメラ17により、自動販売機ユーザ18の身長,肩幅、頭部の長さと幅、あるいは顔面各部の配置等の身体的特徴を読み取っている。
【0034】
図9は、演算処理に用いる顔面の特徴点の一例を示す図である。カメラ17で上半身を写し、その画像から両目の間隔A、左右の目の長さB,C、眉の間隔D、口の幅E、鼻の幅F等を読み取る。そして、演算は、例えば、それらの値に重み付けした上で足し合わせ、その結果を識別番号として出力する。
【0035】
その際に、ユーザが立つ位置によってカメラ17からの距離が変わってしまい、上記A〜Fの値が変動してしまう。その結果、同じ人でも演算結果が一定しなくなる。それを防止するためには、測定値を、カメラ17からの距離に応じて補正したり、顔の幅等を基準とする部位として決め、その測定値を基準にして他の部位の測定値を補正したりする必要がある。
【0036】
また、特徴点として、ユーザの動作や、ユーザが発声した音声の特徴を読み取るようにしてもよい。例えば、カメラ17の前で、じゃんけんの「グー」,「チョキ」,「パー」を任意の順で出し、その映像の時間的な変化を適宜の方法で抽出し、それに所定の演算処理を施して数値化する。また、ユーザに短い言葉をマイクに向かって言ってもらい、その声紋や、音の時間的な変化を適宜の方法で抽出し、それに所定の演算処理を施して数値化する。
【0037】
また、特徴点として、身長と手の大きさとか、音声と動作とかというように、ユーザの複数箇所の身体的特徴点を読み取り、それらを総合して演算処理を行うようにしてもよい。
【0038】
また、演算処理した結果は、数字の代わりに他の文字又は絵文字として出力するようにしてもよい。その場合は、他の文字又は絵文字を入力できる装置を設けて、自動販売機使用時に暗証番号の代わりに他の文字又は絵文字の文字列を入力することになる。
【0039】
また、演算結果の出力として、番号の代わりに商品選択ボタンの押し順を指定する信号を出力するようにしてもよい。その場合は、自動販売機使用時に暗証番号の代わりに、登録時に指定された順に商品選択ボタンを押すことになる。そのようにすれば、暗証番号入力用の装置を別途設ける必要がなくなる。
【0040】
また、図7に示す自動販売機のようにカメラ17を設ける場合は、演算結果の出力として、身体の動作を指定する信号を出力するようにしてもよい。その場合は、自動販売機使用時に暗証番号の代わりに、カメラ17の前で、登録時に指定された動作を行うことになる。
【0041】
また、自動販売機にマイクを設け、ユーザが発声した音声を身体的特徴点として用いる場合は、演算結果の出力として、発声の仕方を指定する信号を出力するようにしてもよい。その場合は、自動販売機使用時に暗証番号の代わりに、マイクの前で、登録時に指定された音声を出すことになる。
【0042】
指紋等に基づいて識別信号を生成する場合に、検出誤差により登録時と認証時とで演算結果が一致しないことが起こりうる。そのような場合、何度か繰り返し行えば一致はするが、そのようなことが度々起こると使い勝手が悪くなる。そこで、許容範囲を決めて、多少の検出誤差を許容して判定するようにしてもよい。
【0043】
例えば、温度や湿度等の環境条件を検知し、環境条件が所定の範囲を超えたとき、検出結果が一致しなくても、読み取られた特徴点データに一定の範囲内で補正を加えて判定し、その結果一致すれば正当なユーザであると認証する。
【0044】
また、本発明は、アルコール飲料自動販売機やタバコ自動販売機における未成年識別だけでなく、ユーザの認証を行う必要があるその他の用途、例えば、処方箋に従って調合された薬剤の販売時における患者の認証、特定の人のみが開閉できるようにしたドア、ロッカーの開閉許可等にも適用できる。
【0045】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、次に記載するような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載のユーザ認証システムは、所定の条件を満たす者の所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに一定の処理を施こすことにより、固有の識別信号を出力する識別信号確認手段と、ユーザの前記所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに前記処理と同じ処理を施こして得られた識別信号と、該ユーザが、キー又はボタンの操作により入力したデータとが一致したとき一致信号を出力するユーザ認証手段とを具えることとした。その結果、飲酒運転を連想させる運転免許証やその他のいずれのカード等がなくても全ての成人が利用でき、しかも、暗証番号により高い識別性能を確保しながら、その暗証番号を他人に盗用されるおそれもなく、暗証番号の照合のためオンラインで通信を行う必要もなく、正当なユーザであることの認証ができる。
【0046】
また、請求項2に記載のユーザ認証システムは、所定の条件を満たす者の所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに一定の処理を施こすことにより、固有の識別信号を暗証データとして出力する識別信号確認手段と、ユーザの前記所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに前記処理と同じ処理を施こして得られた識別信号と、該ユーザが、身体の動作をカメラ介して入力した暗証データとが一致したとき一致信号を出力するユーザ認証手段とを具えることとした。その結果、飲酒運転を連想させる運転免許証やその他のいずれのカード等がなくても全ての成人が利用でき、しかも、暗証番号により高い識別性能を確保しながら、その暗証番号を他人に盗用されるおそれもなく、暗証番号の照合のためオンラインで通信を行う必要もなく、正当なユーザであることの認証ができる。
【0047】
また、請求項3に記載のユーザ認証システムは、所定の条件を満たす者の所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに一定の処理を施こすことにより、固有の識別信号を暗証データとして出力する識別信号確認手段と、ユーザの前記所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに前記処理と同じ処理を施こして得られた識別信号と、該ユーザが発した音声をマイクを介して入力した暗証データとが一致したとき一致信号を出力するユーザ認証手段とを具えることとした。その結果、飲酒運転を連想させる運転免許証やその他のいずれのカード等がなくても全ての成人が利用でき、しかも、暗証番号により高い識別性能を確保しながら、その暗証番号を他人に盗用されるおそれもなく、暗証番号の照合のためオンラインで通信を行う必要もなく、正当なユーザであることの認証ができる。
【0048】
また、請求項に記載のユーザ認証装置は、ユーザの所定の身体的特徴点を読み取る読取手段と、該読取手段で得られたデータに所定の演算処理を施して識別信号を出力する演算手段と、ユーザが、予め、自己の所定の身体的特徴点を読み取ったデータに、前記演算処理と同じ処理を施して得られたデータを、暗証データとして、キー又はボタンの操作により入力する入力手段と、該入力手段から入力された暗証データと前記演算手段から出力された識別信号とを比較して両者が一致したとき一致信号を出力する一致検出手段とを具えるようにした。その結果、運転免許証やその他のカード等を必要とせず、何もなくても所定の条件を満たすユーザの識別ができる。
【0049】
また、請求項5に記載のユーザ認証装置は、ユーザの所定の身体的特徴点を読み取る読取手段と、該読取手段で得られたデータに所定の演算処理を施して識別信号を出力する演算手段と、ユーザが、予め、自己の所定の身体的特徴点を読み取ったデータに、前記演算処理と同じ処理を施して得られたデータを、暗証データとして、身体の動作をカメラ介して入力する入力手段と、該入力手段から入力された暗証データと前記演算手段から出力された識別信号とを比較して両者が一致したとき一致信号を出力する一致検出手段とを具えるようにした。その結果、運転免許証やその他のカード等を必要とせず、何もなくても所定の条件を満たすユーザの識別ができる。
【0050】
また、請求項6に記載のユーザ認証装置は、ユーザの所定の身体的特徴点を読み取る読取手段と、該読取手段で得られたデータに所定の演算処理を施して識別信号を出力する演算手段と、ユーザが、予め、自己の所定の身体的特徴点を読み取ったデータに、前記演算処理と同じ処理を施して得られたデータを、暗証データとして、発した音声をマイクを介して入力する入力手段と、該入力手段から入力された暗証データと前記演算手段から出力された識別信号とを比較して両者が一致したとき一致信号を出力する一致検出手段とを具えるようにした。その結果、運転免許証やその他のカード等を必要とせず、何もなくても所定の条件を満たすユーザの識別ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のユーザ認証システムを適用した自動販売機の前面を示す図である。
【図2】ユーザ認証装置の制御ブロック図である。
【図3】指紋センサの説明図である。
【図4】演算処理の一例を示す図である。
【図5】ユーザ認証装置における識別番号確認の手順を示す図である。
【図6】ユーザ認証装置における処理を示すフローチャートである。
【図7】自動販売機にカメラを設けた例を示す図である。
【図8】身体的特徴を検知する場合を示す図である。
【図9】演算処理に用いる顔面の特徴点の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…硬貨投入口
2…金額表示器
3…返却レバー
4…硬貨返却口
5…ユーザ認証装置
6…指紋センサ
7…テンキー
8…番号表示器
9…商品選択ボタン
10…商品取出口
11…商品サンプル

Claims (6)

  1. 所定の条件を満たす者の所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに一定の処理を施こすことにより、固有の識別信号を暗証データとして出力する識別信号確認手段と、
    ユーザの前記所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに前記処理と同じ処理を施こして得られた識別信号と、該ユーザが、キー又はボタンの操作により入力した暗証データとが一致したとき一致信号を出力するユーザ認証手段とを具えたことを特徴とするユーザ認証システム。
  2. 所定の条件を満たす者の所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに一定の処理を施こすことにより、固有の識別信号を暗証データとして出力する識別信号確認手段と、
    ユーザの前記所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに前記処理と同じ処理を施こして得られた識別信号と、該ユーザが、身体の動作をカメラ介して入力した暗証データとが一致したとき一致信号を出力するユーザ認証手段とを具えたことを特徴とするユーザ認証システム。
  3. 所定の条件を満たす者の所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに一定の処理を施こすことにより、固有の識別信号を暗証データとして出力する識別信号確認手段と、
    ユーザの前記所定の身体的特徴点を読み取って得られたデータに前記処理と同じ処理を施こして得られた識別信号と、該ユーザが発した音声をマイクを介して入力した暗証データとが一致したとき一致信号を出力するユーザ認証手段とを具えたことを特徴とするユーザ認証システム。
  4. ユーザの所定の身体的特徴点を読み取る読取手段と、該読取手段で得られたデータに所定の演算処理を施して識別信号を出力する演算手段と、ユーザが、予め、自己の所定の身体的特徴点を読み取ったデータに、前記演算処理と同じ処理を施して得られたデータを、暗証データとして、キー又はボタンの操作により入力する入力手段と、該入力手段から入力された暗証データと前記演算手段から出力された識別信号とを比較して両者が一致したとき一致信号を出力する一致検出手段とを具えたことを特徴とするユーザ認証装置。
  5. ユーザの所定の身体的特徴点を読み取る読取手段と、該読取手段で得られたデータに所定の演算処理を施して識別信号を出力する演算手段と、ユーザが、予め、自己の所定の身体的特徴点を読み取ったデータに、前記演算処理と同じ処理を施して得られたデータを、暗証データとして、身体の動作をカメラ介して入力する入力手段と、該入力手段から入力された暗証データと前記演算手段から出力された識別信号とを比較して両者が一致したとき一致信号を出力する一致検出手段とを具えたことを特徴とするユーザ認証装置。
  6. ユーザの所定の身体的特徴点を読み取る読取手段と、該読取手段で得られたデータに所定の演算処理を施して識別信号を出力する演算手段と、ユーザが、予め、自己の所定の身体的特徴点を読み取ったデータに、前記演算処理と同じ処理を施して得られたデータを、暗証データとして、発した音声をマイクを介して入力する入力手段と、該入力手段から入力された暗証データと前記演算手段から出力された識別信号とを比較して両者が一致したとき一致信号を出力する一致検出手段とを具えたことを特徴とするユーザ認証装置。
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