JP4726727B2 - 車両のシートベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のシートベルト装置に関し、特に、シートベルトで拘束する対象物が乗員であるかチャイルドシートなどの構造物であるかを判別する機能を備えた車両のシートベルト装置に関する。
車両のシートベルト装置として、緊急時や走行状態の不安定時に、ベルトによる乗員の拘束を行うものが実用に供されている。
近年、幼児を車両に乗車させる場合にはチャイルドシートを使用することが義務付けられている。そこで、上記のような車両のシートベルト装置では、乗員を拘束する場合と、チャイルドシートを固定する場合との2通りに対応されていることが求められる。乗員の場合は通常の運転状態ではある程度の動きを許容し、緊急時や走行状態の不安定時に乗員の拘束を強めるように制御する必要がある。一方、チャイルドシートは構造物であるから車両の走行前にタイトに固定されていることが望まれる。
このような要求の車両のシートベルト装置に対応する技術として、チャイルドシートの有無を検出するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−76390公報(第20頁、図3)
特許文献1の技術を説明する。
図9は従来の基本構成を説明する図である。
車両のシートベルト装置210は、チャイルドシート211にチャイルドシート側送受信部212を設け、助手席シート213にチャイルドシート211の装着の有無を判別するために車両側送受信部214を設けたものであり、助手席シート213にチャイルドシート211を載置し、チャイルドシート211にベルト215を巻付け、ベルト巻取り装置216を駆動してベルト215でチャイルドシート211を固定し、イグニッションキーがACC(アクセサリ)位置を超えた位置まで回転したたときに、再びベルト巻取り装置216が駆動され、チャイルドシート211の固定をさらに強めるものである。
しかし、車両のシートベルト装置210では、チャイルドシート211の検出にチャイルドシート側送受信部212及び車両側送受信部214を設け、チャイルドシート211の有無を検出するものであり、チャイルドシート211が着用されているか否かを判別するために、別途、チャイルドシート211の装着を検知するセンサを設けるのでは、何らかの理由でチャイルドシート211の有無が正しく検知できない場合には、チャイルドシート211を十分に固定できないことがある。
当然ながら、車両のシートベルト装置は、乗員も拘束する装置であるから、ベルトでチャイルドシート若しくは乗員を拘束する動作自体で装着対象がチャイルドシートであるか、若しくは乗員であるのかを判別することができれば好都合である。
また、チャイルドシートを固定しているときに、何らかの理由で走行中に固定状態に弛みなどの変化が生じた場合には速やかに正しい固定状態へと復帰できるとともに、装着物がチャイルドシートであると判断されている場合には、緊急時に乗員に対して行うエアバッグ装置などの起動を中止指示することができるシートベルト装置が望まれる。
本発明は、センサを用いてチャイルドシートの有無のみを検出する点を解決し、ベルトで装着対象を固定するときに、装着対象がチャイルドシートであるか、若しくは乗員であるのかを精度よく判別することができる車両のシートベルト装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ベルトを巻取るベルトリールと、このベルトリールを駆動してベルトを引込むモータとから構成される電気式プリテンショナとを備え、ベルトで固定する装着対象がチャイルドシートであるか、若しくは乗員であるのかを判別する車両のシートベルト装置であって、ベルトリールの巻取り位置を検知する巻取り位置検出手段と、モータに所定方法で通電する制御部とを備え、制御部は、対象物がチャイルドシートである場合には、非通電状態におけるベルトリールの巻取り位置に対する通電時の巻取り位置の変化は小さく、対象物が乗員である場合には、非通電状態におけるベルトリールの巻取り位置に対する通電時の巻取り位置の変化は大きいことを利用して、非通電状態におけるベルトリールの巻取り位置及び通電時の巻取り位置から着用対象を判定することを特徴とする。
例えば、装着対象がチャイルドシートである場合には、チャイルドシートは構造物であるので、非通電状態におけるベルトリールの巻取り位置に対する通電時の巻取り位置の変化(ベルトリールの巻取り量)は小さいものと考えられる。また、対象物が乗員である場合には、柔軟性があるので、非通電状態におけるベルトリールの巻取り位置に対する通電時の巻取り位置の変化(ベルトリールの巻取り量)は大きいものと考えられる。
すなわち、対象物がチャイルドシートである場合には、非通電状態におけるベルトリールの巻取り位置に対する通電時の巻取り位置の変化は小さく、対象物が乗員である場合には、非通電状態におけるベルトリールの巻取り位置に対する通電時の巻取り位置の変化は大きいことを利用して、非通電状態におけるベルトリールの巻取り位置及び通電時の巻取り位置から着用対象を判定することで、チャイルドシートであるか乗員であるかを判別することができる。
請求項2に係る発明は、所定方法として所定の電流値で複数の回巻取り作動を行い、巻取り段階の各ステップにおける巻取り位置変化を比較するときに、各ステップごとの引込み量の差についてそれぞれにしきい値を設定し、各ステップごとの引込み量の差が各ステップごとに設定されたしきい値をそれぞれ全て下回る場合に、対象物がチャイルドシートと判定することを特徴とする。
所定の電流値で複数の回巻取り作動を行う場合には、装着対象がチャイルドシートである場合には、各巻取り段階における巻取り位置変化の減少が顕著に現われると考える。また、トータルの巻取り位置変化が予め見込んだ巻取り位置変化よりも大きい場合にはチャイルドシートの不完全な装着があったものと見なす。
また、装着対象が乗員である場合には、各巻取り段階における巻取り位置変化の減少が、チャイルドシートなどの構造物(硬いもの)よりも緩やかに起こるものと考えられる。
すなわち、所定方法として所定の電流値で複数の回巻取り作動を行い、巻取り段階の各ステップにおける巻取り位置変化を比較するときに、各ステップごとの引込み量の差についてそれぞれにしきい値を設定し、各ステップごとの引込み量の差が各ステップごとに設定されたしきい値をそれぞれ全て下回る場合に、対象物がチャイルドシートと判定することで、装着対象がチャイルドシートであるか乗員であるかを判別する。
請求項3に係る発明は、巻取り位置変化を比較するときに、ベルトの引込み変化量に所定のしきい値を設定するとともに、モータの通電量変化を比較するときに、モータの電流変化量に所定のしきい値を設定し、ベルトの引込み変化量が、ベルトの引込み変化量の所定のしきい値より小さく、モータの電流変化量が、モータの電流変化量の所定のしきい値よりも大きいときに、対象物がチャイルドシートと判定することを特徴とする。
例えば、通電量を増加させたにも関わらず、巻取り位置変化が現われない場合は、対象物が硬いもの(チャイルドシート)であることが推察され、通電量を増加させたときに巻取り変化が現われれば軟らかいもの(乗員)であることが推察される。
すなわち、巻取り位置変化を比較するときに、ベルトの引込み変化量に所定のしきい値を設定するとともに、モータの通電量変化を比較するときに、モータの電流変化量に所定のしきい値を設定し、ベルトの引込み変化量が、ベルトの引込み変化量の所定のしきい値より小さく、モータの電流変化量が、モータの電流変化量の所定のしきい値よりも大きいときに、対象物がチャイルドシートと判定する。
請求項4に係る発明は、巻取り位置変化及び通電量変化が所定の状態となるまでモータを巻取り駆動すること、若しくは巻取り位置変化又は通電量変化が所定の状態となるまでモータを巻取り駆動することを特徴とする。
例えば、装着対象がチャイルドシートであるときに、巻取り位置変化及び/又は通電量変化が所定の状態となるまでモータを巻取り駆動する。
請求項1に係る発明では、制御部は、対象物がチャイルドシートである場合には、非通電状態におけるベルトリールの巻取り位置に対する通電時の巻取り位置の変化は小さく、対象物が乗員である場合には、非通電状態におけるベルトリールの巻取り位置に対する通電時の巻取り位置の変化は大きいことを利用して、非通電状態におけるベルトリールの巻取り位置及び通電時の巻取り位置から着用対象を判定するので、例えば、チャイルドシートを検出するセンサなどを用いずに、チャイルドシートであるか乗員であるかを判別することができる。
請求項2に係る発明では、所定方法として所定の電流値で複数の回巻取り作動を行い、巻取り段階の各ステップにおける巻取り位置変化を比較するときに、各ステップごとの引込み量の差についてそれぞれにしきい値を設定し、各ステップごとの引込み量の差が各ステップごとに設定されたしきい値をそれぞれ全て下回る場合に、対象物がチャイルドシートと判定したので、装着対象がチャイルドシートであるか乗員であるかを、精度よく判別することができる。
請求項3に係る発明では、巻取り位置変化を比較するときに、ベルトの引込み変化量に所定のしきい値を設定するとともに、モータの通電量変化を比較するときに、モータの電流変化量に所定のしきい値を設定し、ベルトの引込み変化量が、ベルトの引込み変化量の所定のしきい値より小さく、モータの電流変化量が、モータの電流変化量の所定のしきい値よりも大きいときに、対象物がチャイルドシートと判定したので、装着対象がチャイルドシートであるか乗員であるかを、さらに精度よく判別することができる。この結果、初期段階でチャイルドシートであるか乗員であるかを判別することができる。これにより、過度のベルトの引込みやモータの過負荷を防止することができる。
請求項4に係る発明では、巻取り位置変化及び通電量変化が所定の状態となるまでモータを巻取り駆動すること、若しくは巻取り位置変化又は通電量変化が所定の状態となるまでモータを巻取り駆動したので、例えば、装着対象がチャイルドシートであるときに、チャイルドシートを適正張力で固定をすることができ、モータが過負荷状態に陥ることを回避することができる。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る車両のシートベルト装置の装着状態を示す側面図である。図2は図1に示したシートベルト装置のリトラクタの要部構成及び制御部を示す図である。
図1において、車両のシートベルト装置10は、乗員11の身体を座席(車両用シート)12に拘束するベルト(ウェビング)13を備える。ベルト13は、乗員11の上体を拘束するベルト部分13aと、乗員11の腰部を拘束するベルト部分13bとから成る。ベルト部分13bの一端はアンカープレート14により車室下部の車体部分に固定されている。ベルト部分13aは、乗員11の肩近傍の箇所に設けられたスルーアンカー15で折り返され、その端部はリトラクタ16のベルトリール22に連結されている。ベルト13の他方の共通端部にはタングプレート17が取り付けられている。このタングプレート17は、座席12の下側縁部に固定されたバックル18に着脱自在である。バックル18には、タングプレート17の連結を検出するバックルスイッチ19が設けられている。バックルスイッチ19がオン状態になると、タングプレート17がバックル18に連結して係止され、ベルト13が乗員11に装着されたと判定される。
また上記の座席12は、車室内にて前後方向(図1中左右方向)に移動自在にかつ、移動許容範囲内の任意の位置で固定することができる構造を有している。
図2に、シートベルト用のリトラクタ16の要部構成を示す。リトラクタ16は、ハウジング21内に回転自在に設けられたベルトリール(スピンドル)22と、ベルトリール22を回転駆動するモータ23とを備えている。ベルトリール22にはベルト13の上記ベルト部分13aの端部が結合され、ベルト部分13aはベルトリール22に巻回され、巻き取られる。ベルトリール22の軸22aは動力伝達機構(ギヤ機構)24を介してモータ23の駆動軸23aに接続される。ベルトリール22は、動力伝達機構24を経由してモータ23で回転駆動される。またリトラクタ16は、ベルトリール22の軸22aに接続された回転検知部25を備える。
回転検知部25は、ベルトリール22の巻取り位置を検知するための巻取り位置検出手段であり、好ましくは、回転角センサを利用して構成される。回転角センサには、例えば、磁気ディスクと2個のホールICとを組み合わせて成る磁気センサが利用される。この回転角センサの最小分解角度は例えば4°であり、ベルトの長さに換算すると1.3〜1.6mm程度である。
回転検知部25からは、磁気センサの構造・作用に基づいて位相的に所定量だけずれた2つの相のパルス信号(P1,P2)を出力する。2つのパルス信号は、そのパルスの生じる位相的関係に基づいてベルトリール22の軸22aの回転方向(巻取り方向または引出し方向)を検知することが可能となる。さらに2つのパルス信号のいずれかを用いて、発生したパルス数を計数することによりベルトリール22の軸22aの回転動作で生じた回転角(回転量)を検知することが可能となる。この回転角は、回転方向に応じて巻取り量または引出し量になる。
回転検知部25から出力される2つのパルス信号P1,P2は、図2に示されるごとく制御部(制御装置)26に入力される。制御部26では、2つのパルス信号P1,P2を利用してベルトリール22によるベルト巻取り位置、巻取り量、引出し量等を求めることが可能となる。
本実施形態に係るシートベルト装置10では、回転検知部25は特にベルト引出し量を求めるためのベルト引出し量検知手段の基礎要素として用いられる。
また制御部26には、前述したバックルスイッチ19からの検知信号が入力されている。
制御部26は、回転角検知手段や回転角変化検知手段等の機能手段を有する。回転角変化検知手段から得られる回転角変化に係る信号は、例えば、シートベルト装着時におけるベルト13の移動、あるいはベルトリール22によるベルト引出し量の変化を検知する情報として用いられる。また回転角変化検知手段から得られる回転角変化に係る信号に基づき、ベルトリール22によるベルト巻取り位置を求めることができる。通常、リトラクタ16のベルト巻取り動作は、ベルト巻取り位置の検知情報に基づいて、制御部26によって制御される。さらに、制御部26は、ベルト13の引込み時間をカウントするタイマ39を備える。
制御部26は、電源27からモータ23へ供給される駆動電流I1の通電量を通電量調整部28で制御することにより、リトラクタ16のベルト巻取り動作を制御する。制御部26により制御されるリトラクタ16は、乗員11の位置および姿勢を保持するための電気式プリテンショナとして構成されている。すなわち、ベルトリール22、モータ23、回転動力伝達機構24で電気式プリテンショナが構成される。
上記のシートベルト装置10およびこれに含まれるリトラクタ16等は、運転席側の装置であったが、助手席側にも同様なシートベルト装置およびリトラクタ等が装備されている。
図3(a),(b)は図1に示すシートベルト装置で対象物を拘束した場合のグラフである(符号は図1及び図2参照)。
ベルト13で固定する装着対象がチャイルドシートCSであるか、若しくは乗員11であるのかを精度よく判別できるとすれば、装着対象がチャイルドシートCSである場合はタイトに固定することができ、装着対象が乗員11である場合には不要な張力の付与を防止することができるので好ましいことである。
例えば、装着対象がチャイルドシートCSである場合には、チャイルドシートCSは構造物であるので、非通電状態におけるベルトリール22の巻取り位置に対する通電時の巻取り位置の変化(ベルトリール22の巻取り量)は小さいものと考えられる。また、対象物が乗員11である場合には、柔軟性があるので、非通電状態におけるベルトリール22の巻取り位置に対する通電時の巻取り位置の変化(ベルトリール22の巻取り量)は大きいものと考えられる。
(a)において、対象物(装着対象)は乗員11及びチャイルドシートCSとする。横軸は時間t、縦軸はベルト引込み量を表す。時間tが0を超えtaまでの範囲はベルト13のたるみ解消までの時間、時間tがtaを超えtbまでの範囲はベルト13の引込み中の時間、時間tbを超えた範囲は拘束保持時間である。
時間tが0を超えtaまでの範囲では、ベルト13のたるみ解消の時間であり、所定のパルス幅の電流をモータ23に加えるときに(以下「定デューティで」と記載する)、乗員11及びチャイルドシートCSも時間経過とともにベルト引込み量は直線的に増加する。
時間tがtaを超えtbまでの範囲では、ベルト13の引込み中の時間であり、対象物が乗員11の場合は、ベルト引込み量は時間経過とともに増加するのに対し、対象物がチャイルドシートCSの場合は、ベルト引込み量は時間経過とともに横ばいに移行する。これは、乗員11は柔軟性や動きがあるのでベルト引込み量が定状態に移行するまで時間がかかり、チャイルドシートCSは構造物(剛体)であるのでベルト引込み量が定状態に移行するまで時間が速いと考えられる。
時間tbを超えた範囲では、対象物が乗員11の場合はベルト引込み量は定状態に移行していく。対象物がチャイルドシートCSの場合は、ベルト引込み量は定状態のままである。
しかし、対象物が乗員11の場合は、対象物がチャイルドシートCSの場合に比べてはベルト引込み量は大きく現われる。これは、前述したように、乗員11は柔軟性や動きがあり、チャイルドシートCSは構造物(剛体)であるので、乗員11はチャイルドシートCSに比べ、ベルト引込み量は大きいと考える。
(b)において、対象物は乗員11及びチャイルドシートCSとする。横軸は時間t、縦軸はモータ電流を表す。時間tが0を超えtaまでの範囲はベルト13のたるみ解消までの時間、時間tがtaを超えtbまでの範囲はベルト13の引込み中の時間、時間tbを超えた範囲は拘束保持時間である。
時間tが0を超えtaまでの範囲では、定デューティでモータ23に通電すると、乗員11及びチャイルドシートCSは瞬時に一定の電流値を示し、以後横ばいとなる。時間tが0を超えtaまでの範囲は、ベルト13のたるみ解消の時間であり、ベルト13に大きな負荷はないことに基づく。
時間tがtaを超えtbまでの範囲では、対象物が乗員11の場合は、徐々に電流が増加するのに対し、対象物がチャイルドシートCSの場合は、急激な電流の増加を示す。これは、対象物が乗員11の場合は、ベルト13を引込んだときに、徐々に拘束が進行するのに対し、対象物がチャイルドシートCSの場合は、拘束が瞬時に行われることを示す。これも、乗員11は柔軟性や動きがあり、チャイルドシートCSは構造物(剛体)であることによる差異である。
時間tbを超えた範囲では、対象物が乗員11の場合及び対象物がチャイルドシートCSの場合ともに、定状態の電流となる。これは、乗員11及びチャイルドシートCSに所定のベルト張力がかかったことを示す。
すなわち、対象物が乗員11又はチャイルドシートCSでは、引込み量やモータ電流(電流変化量)に差があるので、これらの差異を利用して対象物が乗員11又はチャイルドシートCSであるかを判別する。以下、制御部26での制御方法を説明する。
図4は本発明に係る車両のシートベルト装置の第1の制御方法を示すフロー図である(符号は図1〜図3参照)。なお、ST××はステップ番号を示す。
第1の制御方法は、非通電状態におけるベルトリール22の巻取り位置及び通電時の巻取り位置から着用対象を判定するものである。
ST01:バックルスイッチ(バックルSW)19はONであるか判断する。YESならばST02へ進み、NOならば終了する。
ST02:ベルト13の引出し量Q1は所定のしきい値xthを超えたか判断する。ベルト13の引出し量Q1は回転検知部25の情報を基に制御部26で演算する。YESならばST03へ進み、NOならば終了する。
ST03:タイマ39をスタートする。
ST04:定デューティでベルト13の引込みを開始する。すなわち、所定のパルス幅の電流をモータ23に加える。
ST05:タイマ39は所定の時間を経過(t<t1)したか判断する。YESならばST06へ進む。NOならばST05を繰返す。
ST06:タイマ39をストップする。
ST07:引込み量R1は所定のしきい値xmaxよりも小さいか判断する。YESならば対象物はチャイルドシートCSであり、NOならば対象物は乗員11である。
すなわち、制御部26は、非通電状態におけるベルトリール22の巻取り位置及び通電時の巻取り位置から対象物(着用対象)を判定する。これにより、チャイルドシートCSを検出するセンサなどを用いずに、チャイルドシートCSであるか乗員11であるかを精度よく判別することができる。この結果、制御システムの簡素化を図ることができる。
図5は本発明に係る車両のシートベルト装置の第2の制御方法を示すフロー図である(符号は図1〜図3参照)。なお、ST××はステップ番号を示す。
第2の制御方法は、所定の電流値で複数の回巻取り作動を行い、各巻取り段階における巻取り位置変化から着用対象を判定するものである。
所定の電流値で複数の回巻取り作動を行う場合には、装着対象がチャイルドシートである場合には、各巻取り段階における巻取り位置変化の減少が顕著に現われると考える。また、トータルの巻取り位置変化が予め見込んだ巻取り位置変化よりも大きい場合にはチャイルドシートの不完全な装着があったものと見なすことができる。
さらに、装着対象が乗員である場合には、各巻取り段階における巻取り位置変化の減少が、チャイルドシートなどの構造物(硬いもの)よりも緩やかに起こるものと考えられる。
ST101:バックルスイッチ(バックルSW)19はONであるか判断する。YESならばST102へ進み、NOならば終了する。
ST102:ベルト13の引出し量Q1は所定のしきい値xthを超えたか判断する。ベルト13の引出し量Q1は回転検知部25の情報を基に制御部26で演算する。YESならばST103へ進み、NOならば終了する。
ST103:引込みの回数をfとするときにf=0とする。
ST104:タイマをスタートする。
ST105:定デューティでベルト13のf回目の引込みを開始する。すなわち、所定のパルス幅の電流をモータ23に加える。
ST106:タイマは所定の時間を経過(t<t1)したか判断する。YESならばST107へ進む。NOならばST106を繰返す。
ST107:タイマをストップする。
ST108:f回目の引込み量xfを算出する。
ST109:引込みの回数を1回増やす(f=f+1)。
ST110:fはN回に達したか判断する、YESならばST111に進み、NOならばST104に戻る。
ST111:(xN−x0)はしきい値xminより小さいか、{xNx−(N−1)}はしきい値xthaより小さいか、且つx(N−1)−x(Nー2)はしきい値xthbより小さいか判断する。
例えば、引込みを3回実行したとすれば、3回目の引込み量から初期値を引いた値(トータルの引込み量)は、しきい値xminより小さいかを判断する。小さい場合は対象物はチャイルドシートCSと判断し、しきい値xminを超えている場合は乗員11、若しくはチャイルドシートCSの固定にたるみがあった可能性があると判断して各ステップごとの引込み量の差をみる。
対象物がチャイルドシートCSである場合は構造物(剛体)であるので、各ステップごとの引込み量の差は小さいものと考えられる。従って、3回目の引込み量から2回目の引込み量を引いた値はしきい値xthaより小さいか判断する。さらに、2回目の引込み量から1回目の引込み量を引いた値はしきい値xthbより小さいか判断する。YESならば対象物はチャイルドシートCSであり、NOの場合は対象物は乗員11と判断する。
所定方法として所定の電流値で複数の回巻取り作動を行い、各巻取り段階における巻取り位置変化に差があることを利用し、各巻取り段階における巻取り位置変化から着用対象を判定したので、装着対象がチャイルドシートCSであるか乗員11であるかを、さらに、精度よく判別することができる。
図6は本発明に係る車両のシートベルト装置の第3の制御方法を示すフロー図である(符号は図1及び図2参照)。なお、ST××はステップ番号を示す。
第3の制御方法は、巻取り位置変化及び通電量変化から着用対象を判定するものである。
例えば、通電量を増加させたにも関わらず、巻取り位置変化が現われない場合は、対象物が硬いもの(チャイルドシート)であることが推察され、通電量を増加させたときに巻取り変化が現われれば軟らかいもの(乗員)であることが推察される。
ST201:バックルスイッチ(バックルSW)19はONであるか判断する。YESならばST202へ進み、NOならば終了する。
ST202:ベルト13の引出し量Q1は所定のしきい値xthを超えたか判断する。ベルト13の引出し量Q1は回転検知部25の情報を基に制御部26で演算する。YESならばST203へ進み、NOならば終了する。
ST203:定デューティでベルト13の引込みを開始する。すなわち、所定のパルス幅の電流をモータ23に加える。
ST204:ベルト13の引込み変化量Rcは所定のしきい値dx1より小さいか判断する。YESならばST205に進み、NOならばST206に進む。
ST205:モータ23の電流変化量Icは所定のしきい値di1を超えたか判断する。YESならば対象物をチャイルドシートCSであると判断する。NOならばST206へ進む。
ST206:引込み量R1は所定のしきい値xmaxより小さいか判断する。YESならばまだ引込みが不十分であると判断してST203に戻る。NOならば対象物は乗員11であると判断する。
着用対象で通電量変化にも差があることを利用し、巻取り位置変化及び通電量変化から着用対象を判定したので、装着対象がチャイルドシートCSであるか乗員11であるかを、さらに精度よく判別することができる。この結果、初期段階でチャイルドシートCSであるか乗員11であるかを判別することができる。これにより、過度のベルト13の引込みやモータ23の過負荷を防止することができる。
なお、対象物がチャイルドシートCSであると判定した場合に、巻取り位置変化(図2に示す回転検知部25の検出角度変化)及び/又は通電量変化(図3に示すモータ電流の変化)が所定の状態となるまでモータ23を巻取り駆動してもよい。この結果、チャイルドシートCSを適正張力で固定をすることができる。
図7は本発明に係る車両のシートベルト装置の別実施例リトラクタ及び制御部を示す図である。なお、シートベルト装置10(図1参照)及びリトラクタ16(図2参照)に使用した部品と同一部品は同一符号を用い詳細な説明は省略する。
リトラクタ66は、ハウジング71内に回転自在に設けられたベルトリール(スピンドル)72と、ベルトリール72を回転駆動するモータ73とを備えている。ベルトリール72にはベルト13のベルト部分13aの端部が結合され、ベルト部分13aはベルトリール72に巻回され、巻き取られる。ベルトリール72の軸72aは、火薬式巻取り機構81に接続されるとともに、動力伝達機構(ギヤ機構)74を介してモータ73の駆動軸73aに接続される。ベルトリール72は、火薬式巻取り機構81で回転駆動され、若しくは、動力伝達機構74を経由してモータ73で回転駆動される。またリトラクタ66は、ベルトリール72の軸72aに接続された回転検知部25を備える。
制御部76は、前述したバックルスイッチ19と、乗員センサ、重量センサ、シートポジショニングセンサ、リクライニングセンサなどからなる座席状態を検知する座席状態検知部32と、加速度センサ、車速センサ、ロールオーバセンサ(ローリングセンサ)、ヨーレートセンサ、ステアリングの操舵角を検知する操舵角センサ、アクセルペダルの踏込み量を検知するアクセル踏込み量センサ、ブレーキペダルの踏込み量を選出するブレーキ踏込み量センサなどからなる車両状態を検知する車両状態検知部33と、NAVI(ナビゲーションシステム)、レーダ、VICS(ビークル インフォメーション アンド コミュニケーション システム)、ナイトビジョンなどからなる走行路の情報を検知する走行路情報検知部34とが車内ネットワーク(CAN)37を介して接続され、信号の授受が行われる。
さらに、制御部76は、座席状態検知部32、車両状態検知部33、走行路情報検知部34の情報を取込み、装着対象がチャイルドシートCSであると判断したときには、火薬式巻取り装置81、前後左右のエアバッグを含むエアバッグ装置82、乗員11(図1参照)の膝を保護する膝保護装置83、車両用シートを前後スライドさせるシート可動装置84の作動を停止(カットオフ)するように制御する。また、制御部76は、装着対象が乗員11であると判断し、且つ車両の緊急時に火薬式巻取り装置81による制御を行い、乗員11を拘束するように制御する。
なお、制御部76は、ベルト13の引込み時間をカウントするタイマ39を備える。リトラクタ66は、ベルトリール72、火薬式巻取り装置81、モータ73、動力伝達機構74で火薬式・電気式プリテンショナが構成される。
ここで、VICSは、車内にいながらリアルタイムで渋滞情報や規制情報といった道路情報を知ることができるシステムである。
ナイトビジョンは、夜間走行において走行路を遠赤外線カメラなどで写し出し、走行路中の障害物などを検知し、乗員11に知らせるシステムである。
検出手段(検知手段)31は、バックルスイッチ19、座席状態検知部32、車両状態検知部33、走行路情報検知部34から構成される。
図8は図7に示したリトラクタ及び制御部の制御方法を示すフロー図である(符号は図3及び図7参照)。なお、ST××はステップ番号を示す。
ST301:走行状態に変化があったか調べる。YESの場合はST302に進み、NOの場合は終了する。
ST302:チャイルドシートCSの有無判断を行う。
ST303:チャイルドシートCSは有るか判断する。すなわち、装着対象は、乗員11であるかチャイルドシートCSであるかを判断する。この判断方法は図4〜図6に示したフロー図のいずれかの方法で判断する。YESの場合はST304に進み、NOの場合はST305に進む。
ST304:火薬式巻取り装置81、エアバッグ装置82、膝保護装置83、シート可動装置84などのシステムの作動を停止(カットオフ)する。
ST305:モータ73若しくは火薬式巻取り装置81による乗員11の拘束制御を実施する。
尚、本発明に係る車両のシートベルト装置は、図4及び図5に示すように、装着対象をチャイルドシートCSであるか、乗員11であるかを判別するのみに止めたが、これに限るものではなく、対象物がチャイルドシートCSであると判定した場合に、巻取り位置変化(図2に示す回転検知部25の検出角度変化)及び/又は通電量変化(図3に示すモータ電流の変化)が所定の状態となるまでモータ23を巻取り駆動してもよい。この結果、チャイルドシートCSを適正張力で固定をすることができる。
さらに、走行中に巻取り位置変化及び/又は通電量変化を検出した場合に、適宜、巻取り駆動を繰返すものであってもよい。
本発明に係る車両のシートベルト装置は、図8に示すように、ST302及びST303でチャイルドCSの有無判断を実施したが、チャイルドCSの有無判断はST305の乗員11拘束制御の一環として実施するようにしたものであってもよい。
本発明に係る車両のシートベルト装置は、図8に示すように、火薬式巻取り装置81、エアバッグ装置82、膝保護装置83、シート可動装置84の作動を停止(カットオフ)するようにしたが、これらのシステムは例示であり適宜カットオフする対象を増減することを妨げるものではない。
本発明に係る車両のシートベルト装置は、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
本発明に係る車両のシートベルト装置の装着状態を示す側面図である。 図1に示したシートベルト装置のリトラクタの要部構成及び制御部を示す図である。 図1に示すシートベルト装置で対象物を拘束した場合のグラフである。 本発明に係る車両のシートベルト装置の第1の制御方法を示すフロー図である。 本発明に係る車両のシートベルト装置の第2の制御方法を示すフロー図である。 本発明に係る車両のシートベルト装置の第3の制御方法を示すフロー図である。 本発明に係る車両のシートベルト装置の別実施例リトラクタ及び制御部を示す図である。 図7に示したリトラクタ及び制御部の制御方法を示すフロー図である。 従来の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…車両のシートベルト装置、11…乗員、13…ベルト、22…ベルトリール、23…モータ、25…位置検出手段(回転検知部)、26…制御部。

Claims (4)

  1. ベルトを巻取るベルトリールと、このベルトリールを駆動してベルトを引込むモータとから構成される電気式プリテンショナとを備え、前記ベルトで固定する装着対象がチャイルドシートであるか、若しくは乗員であるのかを判別する車両のシートベルト装置であって、
    前記ベルトリールの巻取り位置を検知する巻取り位置検出手段と、前記モータに所定方法で通電する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記対象物がチャイルドシートである場合には、非通電状態における前記ベルトリールの巻取り位置に対する通電時の巻取り位置の変化は小さく、前記対象物が乗員である場合には、非通電状態における前記ベルトリールの巻取り位置に対する通電時の巻取り位置の変化は大きいことを利用して、非通電状態における前記ベルトリールの巻取り位置及び通電時の巻取り位置から着用対象を判定することを特徴とする車両のシートベルト装置。
  2. 前記所定方法として所定の電流値で複数の回巻取り作動を行い、巻取り段階の各ステップにおける前記巻取り位置変化を比較するときに、各ステップごとの引込み量の差についてそれぞれにしきい値を設定し、各ステップごとの引込み量の差が前記各ステップごとに設定されたしきい値をそれぞれ全て下回る場合に、前記対象物がチャイルドシートと判定することを特徴とする請求項1記載の車両のシートベルト装置。
  3. 前記巻取り位置変化を比較するときに、前記ベルトの引込み変化量に所定のしきい値を設定するとともに、前記モータの通電量変化を比較するときに、前記モータの電流変化量に所定のしきい値を設定し、
    前記ベルトの引込み変化量が、該ベルトの引込み変化量の所定のしきい値より小さく、前記モータの電流変化量が、該モータの電流変化量の所定のしきい値よりも大きいときに、前記対象物がチャイルドシートと判定することを特徴とする請求項1記載の車両のシートベルト装置。
  4. 前記巻取り位置変化及び通電量変化が所定の状態となるまで前記モータを巻取り駆動すること、若しくは前記巻取り位置変化又は通電量変化が所定の状態となるまで前記モータを巻取り駆動することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の車両のシートベルト装置。
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