JP4726073B2 - プロテクタの取り付け構造 - Google Patents

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この発明は、プロテクタの取り付け構造に関し、特に、二輪車の前輪側に架装されて前輪を懸架する油圧緩衝器たるフロントフォークを飛石などから護るプロテクタの取り付け構造の改良に関する。
二輪車の前輪側に架装されて前輪を懸架する油圧緩衝器たるフロントフォークを飛石などから護るプロテクタの取り付け構造としては、従来から種々の提案があるが、その中で、たとえば、特許文献1には、プロテクタが正立型のフロントフォークを構成する車輪側チューブたるアウターチューブの外周に取り付けられるのにあって、取り付け手段としてビスを利用するとしている。
また、特許文献2には、同じく正立型のフロントフォークにあって、アウターチューブのヘッド部とこのヘッド部から外部に突出する車体側チューブたるインナーチューブの突出部分とを外部から保護するプロテクタが開示されているが、このプロテクタも下端部がアウターチューブのヘッド部の外周に取り付け手段としてのビスを利用するとしている。
それゆえ、上記した特許文献1および特許文献2に開示の提案によれば、取り付け手段たるビスの螺入操作やビスの抜き取り操作でプロテクタをフロントフォークに対して着脱することが可能になり、たとえば、飛石の衝突などで変形したプロテクタを新品に交換することや趣味感で意匠を異にするプロテクタに交換することなどを可能にし得ることになる。
実開昭53‐42348号公報(実用新案登録請求の範囲,第1図,第2図) 実開昭62‐173297号公報(実用新案登録請求の範囲,第5図,第6図)
しかしながら、上記の特許文献1および特許文献2に開示の提案にあっては、その本来的な機能に問題がある訳ではないが、些かの不具合があって、その汎用性の向上を期待できないと指摘される可能性がある。
すなわち、上記の特許文献1および特許文献2に開示の提案にあって、プロテクタは、取り付け手段たるビスを利用してフロントフォークに取り付けられるとしているが、このとき、ビスは、それぞれのネジ部がプロテクタの外方からプロテクタの肉厚を貫通するとしている。
それゆえ、上記の特許文献1および特許文献2に開示の提案にあっては、アウターチューブの外周にプロテクタを取り付けるとき、ビスの操作部たるビス頭がプロテクタの外周に露呈することになり、いわゆる趣味性を問われることが多いこの種のプロテクタの取り付けにあっては、好ましい外観を呈するとは言い難くなる不具合がある。
そして、ビスにおけるビス頭がプロテクタの外周に露呈するから、このビス頭に飛石が直接衝突することを絶対的には避けられず、仮に、飛石の衝突でビス頭が変形する場合には、工具たるドライバの尖端部の連繋を不能にし、ビスを抜き取ってプロテクタを新品に交換したり、意匠を異にするものに交換したりすることを困難にすることが危惧されることになる。
この発明は、このような現状を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、フロントフォークにプロテクタを着脱可能に取り付ける取り付け手段において飛石の衝突による障害の発生の機会を減らして、プロテクタのフロントフォークに対する着脱を恒久的に保障し得るようにし、プロテクタを取り付けたフロントフォークの汎用性の向上を期待するのに最適となるプロテクタの取り付け構造を提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明によるプロテクタの取り付け構造の構成を、基本的には、フロントフォークにおけるアウターチューブにプロテクタを取り付けるプロテクタの取り付け構造であって、アウターチューブがヘッド部の外周面に水平方向あるいはほぼ水平方向に配設されるブラケットを有すると共に、プロテクタがアウターチューブの外周に沿うように湾曲形成されてなり、アウターチューブのヘッド部の外周に対向する内周面に上記のブラケットに着座する連結片と、ヘッド部から見て上方に位置する上方部と、ベッド部から見て下方に位置する下方部とを有し、上記連結片をブラケットに連結する取り付け手段がフロントフォークの正面視界および側面視界にあってプロテクタ隠蔽されてなるとする。
それゆえ、この発明にあっては、フロントフォークにおけるアウターチューブにプロテクタを取り付けるにあって、プロテクタがアウターチューブのヘッド部の外周に対向する内周面に設けられる連結片をアウターチューブにおけるヘッド部の外周面に水平方向あるいはほぼ水平方向に配設されるブラケットに着座させると共に、この連結片のブラケットに対する着座状態を取り付け手段によって維持するとするから、取り付け手段がプロテクタとアウターチューブとの間に位置決められることになる。
このとき、プロテクタがアウターチューブの外周に沿うように湾曲形成されてなるから、取り付け手段がフロントフォークの正面視界および側面視界にあってプロテクタに隠蔽されることになり、すなわち、プロテクタの外周に露呈しなくなり、いわゆる趣味性を問われることが多いこの種のプロテクタの取り付けにあっては、好ましい外観を呈することが可能になる。
そして、取り付け手段がプロテクタの内側に隠蔽されるから、飛石などがプロテクタに衝突することがあっても、その飛石などが取り付け手段に直接衝突する機会を大幅に減少させることが可能になり、取り付け手段が飛石などの衝突で変形などする不具合の招来を大幅に減ぜられ、取り付け手段を外してプロテクタを新品に交換したり、意匠を異にするものに交換したりすることを可能にすることになる。
また、プロテクタを取り付けるためにアウターチューブの外周にビスを捩じ込むなどしないから、プロテクタを撤去する場合にも、アウターチューブの外周などにいわゆる傷跡を残すことがなく、フロントフォークにおける外観をいたずらに悪くすることもない。
また、プロテクタがこの上方部を有することで、インナーチューブにおけるヘッド部からの突出部分が飛石の衝突などで傷付くことで、ヘッド部に装備されているシール部材に傷付き現象が発現されることを効果的に阻止し得ることになる。
また、プロテクタが下方部を有することで、たとえば、アウターチューブの外周に飛石が衝突することで凹みができたり、あるいは、アウターチューブの外周に泥が付着したりすることを避けることが可能となる。
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明によるプロテクタの取り付け構造は、二輪車の前輪側に架装されて前輪を懸架する油圧緩衝器たるフロントフォークに具現化されるとしている。
このとき、二輪車は、自動二輪車あるいは自転車であるとしても、たとえば、モトクロス用やマウンテンバイクなどのオフロードタイプとされるであろうが、この発明が意図するところからすれば、オンロードタイプとされていても良いことはもちろんである。
また、フロントフォークは、図1に示すように、車輪側チューブたるアウターチューブ1に対して車体側チューブたるインナーチューブ2が出没可能に挿通されて正立型に設定されるフォーク本体を有してなるとしている。
そして、このフォーク本体は、図示しないが、多くの場合に、軸芯部に流体圧を利用して減衰作用をするダンパあるいはダンパ部を有していて、アウターチューブ1に対してインナーチューブ2が出没するフォーク本体の伸縮作動時に所定の減衰作用をするように構成されている。
また、プロテクタ3は、図1に示すところでは、フォーク本体におけるアウターチューブ1のヘッド部1a近傍を飛石などから護るようにいわゆる短尺に形成されてなるとしているが、これに代えて、図1中に仮想線図で示すように、アウターチューブ1をほぼ全長に亙って飛石などから護るようにいわゆる長尺に形成されてなるとしても良い。
そして、このプロテクタ3は、基本的には任意の材料で形成されて良いが、たとえば、金属材からなるとする場合には、アウターチューブ1の構成材と同材からなるとしても良く、この場合には、たとえば、プロテクタ3の外表面の処理態様をアウターチューブ1の外表面の処理態様に合わせるようにするなどで、いわゆる目立つことを回避し得て、目立つことを避けたいライダーの要望に応え得ることになる。
そして、プロテクタ3が樹脂材からなるとする場合には、金属材からなるとする場合に比較して軽量にし、特に、合成樹脂材からなるとする場合には、安価にして供給性に優れる点で有利となり、また、硬質合成樹脂材からなるとする場合には、多くの場合に、金属材に次ぐ耐久性を具有できる点で有利となるであろう。
また、プロテクタ3がゴム材や軟質合成樹脂材からなるとする場合には、飛石の衝突などの衝撃に対する高い耐久性を期待でき、さらには、耐水性にも優れることが多いから、泥水などの付着による錆びなどを危惧しなくて済む利点がある。
そしてまた、プロテクタ3が如何なる材料からなるとしても、プロテクタ3自体が材料に基づく色彩を有したり人為的に着色された色彩を有したりするとし、また、材料に基づく光沢を有したり人為的な光沢を有したりするとし、あるいは、材料に基づく模様を有したり人為的な模様が施されたりするとして、種々の要素を具現化することが可能になり、したがって、これら種々の要素の単独利用もしくは組み合わせ利用を実践することで意匠的な優位性を増すことが可能になり、特に、趣味性を重んじるライダーの要望の応え得ることになる。
一方、このプロテクタ3は、アウターチューブ1の外周に取り付けられて飛石などからアウターチューブ1を護るものであるから、この機能の点からすれば、いわゆる遮蔽する物であれば良く、意匠的な配慮を要しないとも言い得る。
しかしながら、プロテクタ3が遮蔽する物としていわゆる平板からなるとするのは、現実的でなく、特に、プロテクタ3を有するフロントフォークが二輪車に架装されて利用される場合を考慮すれば、いたずらに風圧を受けないようにするなどが常態であり、したがって、多くの場合に、図示するように、アウターチューブ1における外周の曲率に沿う曲率の円周を有するように湾曲形成されるなどするであろう。
以上のようにプロテクタ3が湾曲形成されることで、この発明にあっては、後述するように、プロテクタ3による取り付け手段の隠蔽が可能になり、取り付け手段をプロテクタ3の外周に露呈させないことが可能になる。
また、このプロテクタ3は、図2にも示すように、アウターチューブ1の上端部、すなわち、インナーチューブ2を出没させるヘッド部1aから見て上方に位置する上方部3aと、同じくヘッド部1aから見て下方に位置する下方部3bとを有してなるとしている。
このとき、このプロテクタ3における上方部3aは、アウターチューブ1のヘッド部1aから外部に突出することになるインナーチューブ2における突出部分を飛石などから護ることになる。
その結果、プロテクタ3がこの上方部3aを有することで、インナーチューブ2におけるヘッド部1aからの突出部分が飛石の衝突などで傷付くことで、図示しないが、ヘッド部1aに装備されているシール部材に傷付き現象が発現されることを効果的に阻止し得ることになる。
一方、プロテクタ3における下方部3bは、たとえば、アウターチューブ1の外周に飛石が衝突することで凹みができたり、あるいは、アウターチューブ1の外周に泥が付着したりすることを避けるために設けられるのが常態である。
そして、アウターチューブ1の外周に凹みができることは、場合によっては、フォーク本体の伸縮作動を妨げることになる危惧もあるが、そうでなければ、上記したプロテクタ3における上方部3aがあることの重要さに比較すると、このプロテクタ3における下方部3bについては、これが省略されても良い。
その一方で、このプロテクタ3にあって、図1中に仮想線図で示すように、下方部3bがアウターチューブ1のほぼ全長を覆う程に長く形成されるとしても良いことはもちろんであって、このとき、下方部3bの下端部は、図示しないが両面接着テープなどでアウターチューブ1の外周に連結されるとするのが好ましい。
ところで、この発明にあって、上記のプロテクタ3は、取り付け手段によってフォーク本体におけるアウターチューブ1の外周に取り付けられるとしており、このとき、取り付け手段がアウターチューブ1にいわゆる傷跡を発現させずしてプロテクタ3をアウターチューブ1の外周に取り付けさせるとしている。
このことは、この発明にあって重要なことで、前記した特許文献1および特許文献2に開示されている各提案では、プロテクタがビスの利用下にフロントフォークに取り付けられるとしているが、このとき、ビスの利用による不具合があることは前述した通りであるが、特に、ビスをフォーク本体におけるアウターチューブ1の側面などに捩じ込むことを鑑みると、アウターチューブ1にいわゆる傷跡を残すことになるのは明らかであり、プロテクタ3を撤去する場合には、アウターチューブ1の側面などに傷が付いていることが露見されて、フォーク本体における外観を著しく悪くする不具合に繋がる可能性がある。
それに対して、この発明では、取り付け手段を利用してプロテクタ3をフロントフォークにおけるアウターチューブ1に取り付けるとしても、取り付け手段がアウターチューブ1にいわゆる傷跡を残さない、すなわち、フォーク本体における外観を著しく悪くする傷を付けないところに特徴がある。
のみならず、それ以前のこととして、この発明では、プロテクタ3をアウターチューブ1に取り付けている取り付け手段が外観上で露見させず、したがって、取り付け手段が外観上で露見することによる見た目を損なわない利点がある。
そして、この発明によるプロテクタの取り付け構造を具現化する取り付け手段としては、図2に示す実施形態では、図3にも示すように、ビス4からなるとし、図4に示す実施形態では、ボルトナット5からなるとし、図5に示す実施形態では、ピン6からなるとしている。
ところで、この発明によるプロテクタの取り付け構造を具現化するにあっては、上記した取り付け手段を連繋させる部位として、図2、図4および図5に示すように、アウターチューブ1におけるヘッド部1aの外周面に水平方向あるいはほぼ水平方向に突設されるブラケット1bを有すると共に、このブラケット1bに着座する連結片3cをプロテクタ3の内側面に、すなわち、アウターチューブ1のヘッド部1aの外周面に対向するプロテクタ3の内側面に有するとしている。
上記のブラケット1bは、連結片3cの着座を許容し、後述するように、ビス4の螺入やボルト5aの保持、さらには、ピン6の貫通を許容する孔などを開穿させる限りには、アウターチューブ1のヘッド部1aの外周に一体に連設されていなくても良く、これに代えて、図示しないが、たとえば、バンド構造に形成されたブラケットがアウターチューブ1のヘッド部1aの外周に分離可能に保持されてなるとしても良い。
上記した前提の下に、取り付け手段について説明するが、まず、図2および図3に示す取り付け手段たるビス4は、ビス4が連結片3cに開穿の孔を貫通しながらブラケット1bに開穿の孔、すなわち、ネジ孔に螺入されてなるとしている。
このとき、ビス4は、図3に示すように、アウターチューブ1におけるヘッド部1aの周方向に複数配置、すなわち、二本配置とされていて、一本のビス4で連結片3cをブラケット1bに連結する場合には、連結片3cがブラケット1bに対して回転すること、すなわち、プロテクタ3がアウターチューブ1に対して揺動することになるのを未然に阻止するとしている。
そして、このビス4は、ブラケット1bに螺入されるについて、プロテクタ3の上方部3a側から、すなわち、インナーチューブ2側からのドライバなどの工具の利用によるとしている。
ちなみに、図示するプロテクタ3にあっては、アウターチューブ1のヘッド部1aの外周に沿うように湾曲形成されることもあって、アウターチューブ1のヘッド部1aに照準される部位が、図1および図2に示すように、周方向に延長されてヘッド部1aをほぼ半周に渡って覆う延長部3dを有してなるとしている。
そして、この延長部3dは、これが振動してヘッド部1aに触れて騒音を発生させたり、両者に傷付き現象を発現させたりすることを回避するために、この延長部3dの内周とヘッド部1aの外周との間に両面接着テープ7を配置して、両者を連結するとしている。
それゆえ、この実施形態による場合には、前記したように、プロテクタ3をアウターチューブ1に取り付けている取り付け手段たるビス4が外観上で露見されず、また、プロテクタ3を撤去したとき、アウターチューブ1を正面や側面から観察する限りには、アウターチューブ1における外観を著しく悪くする傷跡などが露見しないことになる。
つぎに、図4に示す取り付け手段たるボルトナット5は、ボルト5aがブラケット1bをいわゆる下方から貫通して、すなわち、下方からブラケット1bに回転を阻止された状態で保持されてなるとし、ブラケット1bの上方に突出するネジ部にナット5bが螺着されるとしている。
そして、連結片3cは、ブラケット1bの上方に突出するネジ部を貫通させた状態下にブラケット1bに載置される、すなわち、着座するとし、この態勢下にネジ部に螺着されるナット5bで固定されるとしている。
それゆえ、この実施形態にあっても、プロテクタ3をアウターチューブ1に取り付けている取り付け手段が外観上で露見されず、また、プロテクタ3を撤去したとき、アウターチューブ1を正面や側面から観察する限りには、アウターチューブ1における外観を著しく悪くする傷跡などが露見しないことになる。
一方、図5に示す実施形態では、プロテクタ5に形成の連結片3cがピン6を一体に有してなるとするもので、特にこのピン6がいわゆる嵌め殺し構造に形成されてなるとしている。
そして、このピン6は、前記したビス4と同様に、ブラケット1bの上方から下方に向けて押し込むようにすることで、ブラケット1bに開穿の孔を貫通するとしている。
ちなみに、図示するところでは、ピン6が連結片3cに一体に形成されてなるとするから、連結片3cをブラケット1bに着座させるようにしながらピン6を押し込めば両者の連結が具現化されることになる。
以上からすれば、このピン6は、連結片3cとは別体に形成されていて、前記したビス4のように、ブラケット1bの上方から下方に向けて挿し込むようにすることで、連結片の孔を貫通しながらブラケット1bに開穿の孔を貫通するとしても良い。
そして、ピン6が連結片3cと別体に形成される場合には、このピン6を破壊するようにしてプロテクタ3を取り外すことが可能になり、プロテクタ3の交換を実践し得ることになる。
もっとも、ピン6が連結片3cに一体に形成されてなるとする場合でも、プロテクタ3が軟質のゴム材や軟質合成樹脂材で形成されている場合には、ピン6をブラケット1bから強制的に引き抜くようにしてもピン6が破壊する可能性が低くなり、その意味からすれば、プロテクタ3の交換を実践し得ることになる。
以上のように、この発明にあっては、フロントフォークにおけるアウターチューブ1にプロテクタ3を取り付けるにあって、取り付け手段がプロテクタ3の内側に位置決められる、すなわち、プロテクタ3の内側に隠されるから、プロテクタ3の外周などに露呈しなくなり、いわゆる趣味性を問われることが多いこの種のプロテクタ3の取り付けにあっては、好ましい外観を呈することが可能になる。
そして、取り付け手段がプロテクタ3の内側に隠されるから、飛石などがプロテクタ3に衝突することがあっても、その飛石などが取り付け手段に直接衝突する機会を大幅に減少させることが可能になり、取り付け手段が飛石などの衝突で変形などする不具合の招来を大幅に減ぜられ、取り付け手段を外してプロテクタ3を新品に交換したり、意匠を異にするものに交換したりすることを可能にすることになる。
また、プロテクタ3を取り付けるためにアウターチューブ1の外周にビスを捩じ込むなどしないから、プロテクタ3を撤去する場合にも、アウターチューブ1の外周などにいわゆる傷跡を残すことがなく、フロントフォークにおける外観をいたずらに悪くすることもない。
前記したところでは、プロテクタの取り付け構造が油圧緩衝器たるフロントフォークに具現化される、すなわち、ダンパやダンパ部を内蔵するフロントフォークに具現化される場合を例にして説明したが、この発明が意図するところからすれば、フロントフォークが油圧緩衝器構造に形成されていなくても、この発明を具現化できることはもちろんである。
この発明の一実施形態によるフロントフォークを一部破断して示す側面図である。 図1のフロントフォークにおけるプロテクタの取り付け構造を拡大して示す部分半截縦断面図である。 図2中のX‐X線位置からプロテクタの取り付け構造を見た部分半截横断面図である。 他の実施形態によるプロテクタの取り付け構造をさらに拡大して示す部分断面図である。 さらに他の実施形態によるプロテクタの取り付け構造を図4と同様に示す図である。
符号の説明
1 アウターチューブ
1a ヘッド部
1b ブラケット
3 プロテクタ
3c 連結片
4 取り付け手段たるビス
5 取り付け手段たるボルトナット
6 取り付け手段たるピン

Claims (4)

  1. フロントフォークにおけるアウターチューブにプロテクタを取り付けるプロテクタの取り付け構造であって、アウターチューブがヘッド部の外周面に水平方向あるいはほぼ水平方向に配設されるブラケットを有すると共に、プロテクタがアウターチューブの外周に沿うように湾曲形成されてなり、アウターチューブのヘッド部の外周に対向する内周面に上記のブラケットに着座する連結片と、ヘッド部から見て上方に位置する上方部と、ベッド部から見て下方に位置する下方部とを有し、上記連結片をブラケットに連結する取り付け手段がフロントフォークの正面視界および側面視界にあってプロテクタ隠蔽されてなることを特徴とするプロテクタの取り付け構造。
  2. 取り付け手段がブラケットに螺入されるビス、ブラケットに保持されるボルトおよびこのボルトに螺着されるナットまたはブラケットを貫通するピンからなる請求項1に記載のプロテクタの取り付け構造。
  3. プロテクタは、ヘッド部をほぼ半周に渡って覆う延長部を有してなる請求項1または請求項2に記載のプロテクタの取り付け構造。
  4. 延長部内周とヘッド部外周との間に両面接着テープを配置した請求項3に記載のプロテクタの取り付け構造。
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